2011年06月08日

ありがとう。

今日、愛犬リキが、天国へと旅立った。


享年11歳。


小型犬としては、早くして旅立ってしまった。


本当にいい犬だった。


ここ数年は目が見えなくて、でもオシッコはきちんと決められた場所でしたし、それがまた健気だった。


寂しがり屋の甘えん坊だったけれど、本当に、リキの存在がどれだけ僕ら家族を癒してくれたことか。


人間の言葉がよく分かる犬で、だから、例えば僕が実家から埼玉へ戻る時なんか、「行く」とか「帰る」とかそういう言葉を発することができなかった。


とても悲しい声で鳴きながら、大騒ぎするからだ。


こないだ実家に帰った時も、黙って出発しようとしたのに、何故か僕が埼玉へ戻るのに勘付いて、大騒ぎした。


そして、いつも僕が出発した後、玄関で何時間も僕の帰りを待っていてくれるのだ。



riki


最近は腎臓病で、入院したりもしていた。


医者にも5月初旬時点で、「この血液検査の数字だと、余命1ヶ月くらい」と宣告されていた。


それでも、皆で頑張って看病したら数値も好転し、持ち直したかに見えた。


だから、「次帰る時までは、大丈夫だろう」


そう思って、実家を出た。


あれが、最後になるなんて、思ってもみなかった。






もっと撫でてあげればよかった。





もっと抱っこしてあげればよかった。 





もっと、一緒にいてあげられればよかった。







自分が愛する存在との別れというのは、なかなか受け入れがたい。


今でも、実家に帰ったら、玄関までヒョコヒョコと「お帰り」って迎えに来てくれる気がする。


寝返りをうったら、そこにリキが寝そべっている気がする。




自分の母親が旅立った時ですら、僕の前ではちょっとしか涙を見せなかった父が、電話口で大泣きしていた。 


それくらい、僕ら家族にとってリキは愛しい存在だった。 


リキは父親に撫でられながら、最後に尻尾を2回だけ振って、旅立って行った。




「天国にいるリキへ」

本当に、本当にありがとう。

あなたのおかげで、僕ら家族がどれだけ幸せだったか分かりません。

世界最高の家族だったよ。

心からありがとう。

直接触れ合えることはもうないけれど、

でも、絶対にあなたのことは忘れません。

安らかに、そして幸せに天国で過ごしてね。










number213 at 12:26│Comments(1)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by みさき   2011年09月20日 21:59
久々にのぞいたら。

なんと悲しい。うちにも犬がいるので涙がでます。

ご冥福をお祈りします。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
記事検索
最新コメント