polar bear club

 カリスマ的人気を誇るパンクロックバンドPolar Bear Clubのボーカリスト、Jimmy Stadtが、本日リリースされたアルバム"Death Chrous"における自身の声の変化についてコメントを発表しました。コチラの記事でも述べたように、今作におけるJimmyの声の変化は、ファンの間で様々な憶測を呼んでおり、それらをクリアにするために出されたコメントであると考えられます。

 原文はコチラから読めます。以下には全文和訳を載せてみました。Pola Bear Clubが好きすぎるので、できるだけ多くの人にこのことを知ってもらいたいと思ったからです。


-以下、コメント-
 きっとほとんどの人が新しいPBCの曲での自分の声の変化に気づいたと思う。しかも、多くの人がそのことを話題にしているようだから、"Death Chrous"のリリース日が近づくにつれて、きちんと物事を説明していろんな憶測を終わりにしようと思うようになったんだ。普通なら、"しょーもねー、それぞれが好きなように思ったらいいんじゃね"って言ってるだけだと思うけど、PBCのファンはずっと自分たちに素晴らしい振る舞いをしてきてくれたから、向き直ってすべてをさらけ出しても構わないと思ったんだ。

 "Death Chrous"をレコーディングする数ヶ月前、自分の声が変わり始めてることに気づいたんだ。いままでに経験したことがなかったからステージ上でかなりの衝撃を受けた。自分の音域の高い部分が消え始めたんだ。中音域を歌ってるときでさえ、違和感というか、制御できなくて気持ち悪い感情を覚えたんだ。ツアーが進み、レコーディングが近づくにつれて、声の状態は悪化し、バンドを始めた2005年からずっと歌ってきたようには歌えなくなっていた。昔のように歌おうとしても、出てくる声はゴミのよう、それもションベンが染み込んだような、ひどいゲロみたいなゴミみたいなね。ツアー中は入念に自身をいたわったよ。たくさん休息をとったし、たくさん水を飲んだし、ライブ前にはしっかりウォーミングアップしたし。でも、自分でも訳が分からなくなってた。 喉のスぺシャリストにも診てもらったけど、納得のいく検診はされず結果も分からずじまいだった。どうするべきか分からなかったけどツアーは続く。自分の声が変になっても、ライブに真剣に取り組み、エネルギーを集中させようと決めた。ツアーを終えたあとは、スタジオ入りまでに数週間残されていて、問題を解決するには十分だと思っていた。

 そしていよいよスタジオに入って、曲がすべて完成、ボーカルのレコーディングになった。今までのように歌ってみる…ションベンくさい、生ごみのような声だ。ツアー中に比べると少しはマシになっていたものの、完全に変わってしまっていた。音域は少し低くなってしまい、自分の声もよりクリーンなものになって、かつてのように歌うことはもうできなくなってしまっていた。だから、その中で一番ベストに聞こえるものをレコーディングし、それがもうすぐみんなに届く"Death Chrous"というわけ。勘違いして欲しくないのは、このコメントは言い訳でもなければ、謝っているわけでもない。ボーカルも含めて、自分たちは100パーセントのPBCをこのレコードに詰め込んだ。もし気に入らなければそれはそれで構わないし、昔の音源の方が好きだっていうのならそれもそれで構わない。でも、「大きなバンドになろうとした」とか「売れ線を狙った」とか、「Rise RecordsがPBCを変えてしまった」とかいうように考えるのは絶対にやめてほしい。こういうPBCに対する安易な批判に対してコメントをしなければならないということに馬鹿馬鹿しさすら感じてしまう。もし「売れ線」を狙ったり「ビッグ」になろうをするならば、ダブステップを取り入れたクリスチャンメタルコアのアルバムに“Ta$te the Bear”っていうようなタイトルをつけてリリースするさ。

 シンガーである自分から言うのもおかしな話かもしれないけど、このようにみんなにコメントできてとてもすがすがしい気分なんだ。なぜなら、自分にとってPBCは、「どんなボーカルの声か」ということじゃ決してないからね。曲や考え方、そして自分の時間を費やしてやると選んだことに対する誠実さや熱意、それらが自分にとってのPBCなんだ。もちろんライブもPBCの大事な部分だし、決して質を低下させることはないと約束するよ。自分はそんな素晴らしい伝説のシンガーなんかじゃない。歌詞とメロディーが書けて、興奮してめっちゃくちゃに動くことでそれらをまとめてライブで届けることができる、ただの一人の男だ。みんなに約束する、自分は今まで通りだ。ちょっと違って聞こえたら、それはたぶんそうなんだ、自分にはどうすることもできない。でも安心して欲しい、今まで通りのバンドだし、今まで通りのライブさ。時間を取ってくれてありがとう、ツアーで会おう。 

-Jimmy 


 
 なんかねー、もう最後の方とか、マジで泣いちゃいそうになった。だって、声変わっちゃったんやで。たぶん、ものすごくつらい思いをしたんやと思う。でも、それを乗り越えてレコーディングを終えて、アルバムをリリース。すごいとしか言いようがない。

 ちなみに、新しいアルバム"Death Chrous"はコチラのページから全曲ストリーミング再生可能なページへとリンクしています。自分はレコードが届くまで聞かないようにしてます。楽しみだなぁ。

 上のコメントを読んだら、ファンなら絶対に思い浮かべてしまう歌詞があると思う。そう、ライブの最後にやる定番曲、"Most Miserable Life"。Jimmyの人生は決してMiserableなんかじゃないよ。かっこよすぎるよ。輝いてるよ。


 "We fucked our ears, we fucked our throats. Screaming for the sake of what we love most"

 


B00FKVP0MCDeath Chorus
Polar Bear Club
Rise Records 2013-11-18

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