2019年04月11日

「気がるに推理パズル3」に掲載

ニコリが最近、毎年4月に発行している「気がるに推理パズル」シリーズに今年も掲載いただきました。



ここでは掲載いただいた問題の話でも。

●第15問

カレーを食べに行った話ですが、何となく伝わるかも知れないですけど、これは実録を基にしていますね。名前はもじり、ちょいちょい設定も変更されてますけど。
地名も、三宮→宮三雲、元町→有元町、と神戸の地名をリネームしています。「どうだ、神戸はすごいだろう」と言う自慢にしたくなかったので、すぐに神戸とわかるような名前にはしなかったのでした。

それでは、ネタバレになってしまいますが元の店を紹介。ただ、1軒だけネット上にほぼ情報もなく、1ヶ月に1日か2日しか営業しない隠れ家的な店なのでその店のことはないです。すみません。

解いてから読んでくださいね。最後の店については、「写真」→「外観」を見ると、ヒントの文章に書いてあることが、ああそう言うことか、と納得いただけると思います。





●第46問

何かいいテーマはないかとネットを探していたら、現代の独創的なテーマで作る「ネオ和菓子」と言うジャンルがあることを知り、これをテーマにしようと作ってみました。そう言うコンテストも実際にあるみたいで。




ただ、この独創性を限られた文字数の文章で表現するのは至難ですし、実在の独創さをパクるのはいかがなものか、なので結局は「後味」とか「爽やかさ」と言う抽象的な概念になってしまいました。
それでも、こんなイメージの和菓子はどうだろう、と自分の頭の中で作り上げまして、作品の名前などで皆様にイメージを伝えることができれば、と思います。

●第52問

締め切り迫る頃に作ったパンクバンドの問題。このテーマを思いついたのも、所用でJR神戸駅にいて、まさにその駅のことを歌ったパンクバンドのガガガSPによる「神戸駅」と言う歌を思い出したのがきっかけですw

これも、曲のタイトルはすべてオリジナルです。字がちょっとつぶれて読みにくいのは「水玉鱏(エイ)の物語」ですね。すみません。
最近自分が好きなバンドで「ポルカドットスティングレイ」と言うのがあり、日本語に訳すと「水玉のエイ」なのでそこから名前を付けました。その他、自分の本棚にあった小説の中のエピソードなど、結構多方面からいろいろ引っ張ってます。

ただ、それだけ苦労してつけたタイトルを、実際のパンク好きの人に見てもらったら上々の評価で大満足。
そして、私が作った推理パズルにしてはかなり難しめに仕上がっております。お楽しみください。

number45 at 12:36|この記事のURL

2019年03月10日

ニコリ166号に推理パズル掲載

そんなわけで本日発売のニコリ166号に掲載いただきました。ありがとうございます。

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先にこのパズルで表現したかったことを書きます。管楽器パートのあるロックバンドの女性メンバーの人物像を描きたくて、外見およびマイブームと言う特徴にこだわったことですね。

特にマイブームの欄はカメラ、ヨガと言う若い女性によくあるものから、ドライブ、ボウリングとアクティブなもの、そば打ち、ロシア文学と言うちょっと意外性のあるものまで揃えて、多角性を表現し、明るく華やかな印象を狙ってみました。


それで実は、このバンド、いちおうモデルがいるんですね。このジャンルはスカと言われるものでして。

管楽器を含む女性8人編成は同じですが、編成はちょっと変えてます。


ただ、制作にあまり時間がなく、女性8人の名前を考案しようとしていたところ、女性8人の名前を連呼している中島みゆきの「あの娘」と言う歌を思い出し、よし引用しようと使ってみました。

先のスカと呼ばれるジャンルとはほぼ対極なんですけどね。

そしてバンド名も、中島みゆきに因むものにしようと調べたら、本名が「中島美雪」だそうで、「美しい雪」を何か外国語にしようと考えた結果、イタリア語で「ベッラネーヴェ」となりました。
検索したら広島に同じ名前のイタリア料理店があるそうですが、多分同じように由来は「美しい雪、美雪」からだと思います。


あと制作秘話(?)としては、何か地方の方言をしゃべるキャラクターがいたら楽しいと思い、考案の結果宮崎と設定しまして。
そこから、Youtubeで宮崎の方言を検索し、実際に調べ上げてセリフを作ったのですが、編集部の編集により、かなりカットされております。
こればかりは意味が通じないといけないのでしょうがない。方言設定も、よく考えないといけませんね。

パズルとしては、血液型の要素が効いてその辺りから楽しく解けると思います。楽しんでください。

number45 at 01:07|この記事のURL

2019年01月15日

[ワークショップ]迷路年賀状のできるまで・その1

それでは、今年の年賀状を作るにあたってのお話を書いていきたいと思いますが、恐らく長くなるので適当に分けて書きます。
改めてその盤面を。解けてない方は解いてからお読みください。どうしても解けなかった方は答えをお読みください。

nenga2019










































まずは、アイディアとしてこの手の、文字が入っていて袋小路まで文章になっている迷路と、SCRAPでよく出題されている暗号みたいなものをフュージョンしたパズルを作りたい、と言うのがありまして。

ただ、それを作りたいと思った上で、最初にやることは何か?
年賀状として葉書に印刷するので、あまりサイズを大きくし過ぎると、細かすぎて読めない、なんて事態が起きるわけです。そこで、デモンストレーションとして、想定していたサイズで印刷したらどうなるか、を試しました。

そして盤面の中でも、画数の多い文字を使うことを想定してその文字を並べて印刷してみよう、と思ったわけですが、では画数の多い文字とは何か、ととっさに考えて出てきたのが「鰹」と「鯖」でした(苦笑)
この図の通り、鰹と鯖と言う字を、20×20のマスに並べて印字してみました。結果はOKでしたが、やはりサイズが大きすぎても面食らう、と言うわけでできるだけ小さくしようとは考えておりました。


saba























次にやはり、どんな答えにするか、どんな仕掛けを施すか、ですね。最後の答え「いい事ありますよ」は割とすんなり決まりましたが、構想では例えば、袋小路の文字を上から順に読むと次の指示が出てくる、なんてものも考えておりましたけど、結局現行の形に落ち着いております。
そして、指示となる文章も考えて書き出しました。その流れで、「流れ星の先」と称して斜めに配置された「流れ星」と言う文字の先に指示があると面白いのではないか、さらに盤面に「☆」を置くとカモフラージュになるのではないか、とも考えています。

そしてその次に考えたことは、せっかく仕掛けを施してもそれが目立ってばれてしまっては元も子もないので、いかに目立たないように隠すかです。

saba







「いい事ありますよ」と言う文言を☆の周りに配置するとして、そのままの文脈で迷路を作るとやはりばれてしまう。
そこで考えたのが上記の図の通り、「〜の始まり☆いよいよ〜」と言う文章の流れです。ちなみに最初の構想では、「いよいよ新元号へ」と、元号の話に触れるつもりでしたが、構成上の都合でできず。

長くなりましたので続きはまた後日。

number45 at 21:25|この記事のURL2019年年賀状 

2019年01月13日

2019年年賀状・答え

おかげさまで2019年年賀状の図案、ツイートで公開したところ大反響をいただきまして嬉しく思います。
それでは、そんなパズル年賀状の答えを公開しようと思います。
その前にもう一度、問題の方を

nenga2019











































まず、迷路をゴールまで抜けて、その上にある文章を読んでみます。

answer-01






































明るく楽しめるパズルです★
解くとあなたに送る言葉が現れます★
答えは8文字です
まずは数字のすぐ右にある文字を拾い★
上から順に読んでください

と出ました。
その指示に従い、数字のすぐ右にある文字を
探していきましょう。
ここで大事なのは、漢数字も数字に含むと言うことです。
算用数字だけでは「ながれぼいけて」と意味不明な言葉になりますからね。

answer-02





































「ながれぼしの先おいかけて」
と出ました。
どうも、「ながれぼしの先」とか「流れ星の先」が答えと
解釈して、でも8文字じゃない、と困惑された方もいらしたようです。
これも答えの言葉につながる指示なんですね。

ここで、「流れ星」とは何だろう、と悩まれた方が多かったようですね。
盤面に白赤青緑の星があるので、これが流れていくのか、と
思った方もいらっしゃったり。
あと、迷路の通路内に「流星群」とあったので
これのことかと考える方もいらしたり。
一番悩んでしまうところで、ヒントも用意したのですが
皆様には、「流れ星」、見えましたでしょうか。

難しいところでしたが、盤面に「流れ星」、確かにありました。
こちらになります。


answer-03







































そして流れ星の先を見ると


answer-04







































「白い星の周り8もじ見て」と出ます。
盤面の白い星、もうおわかりですね。
その白い星の周りを見ると

answer-05






































この周りの8文字なので、答えは
「いい事ありますよ」
(もしくは、「ありますよいい事」)
が最終の答えです。
熟考された皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
楽しんでいただけたなら何よりです。

時間があれば、この迷路をどうやって作ったのか、
その辺をワークショップとしてお送りしたいと思います。

number45 at 05:13|この記事のURL2019年年賀状 

2019年01月08日

今年の年賀状公開と留意した点について

1か月ぶりぐらいになりましたが、年賀状をパズルの意匠で考案しておりましたので、こちらでも公開してしまいます。

nenga2019





















































特に謎解き好きな皆様には楽しんでいただけるのではないか、と思うのですが、ここでは制作において、特に留意したことを記していきたいと思います。
別にプロだから、と言うつもりはないですし、アマチュアでもそれくらい気を付けているぞ、と言う方もいらっしゃるとは思いますが、自分なりに語りたいと思います。


・盤面に小さい文字、「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」などは使用しない
迷路の特性上、下から上、右から左に読むこともあるので小さい文字はすごく読みづらくなるんですよね。

・盤面に伸ばし棒「ー」は使用しない
これも上記と同じ理由ですが、加えて盤面には他に漢数字の「一」もあるのでさらに読みづらい、と言うのも理由です。

・迷路のルートは、なるべく上から下、左から右に読ませることを目指す
そりゃそっちの方が読みやすいですしね。答えとなるルートの文章の分量が多く、後半はほぼ下から上になっちゃってはいますが。

・道が分かれるところでは、分かれた先の文字・展開は違うものにする
これも、やはり分かれたところでは違う展開の方が当然面白い、と言うことによります。解くとわかりますが数々の仕掛けを作っているので、自然とそういう展開を用意するようになりました。

・文章の内容も明るいほうがいい
普段からパズルの内容でも気を付けていますが、特に年賀状ですしね。「まずは寝ます」なんてのはありましたが。

・途中の指示は、きつい命令口調はやめる
SCRAPをリスペクトしてはいますが、個人的になじめないのはSCRAPの謎解きは、途中の指示がきつい命令口調であることが多いのですよね。
それはSCRAPの伝統かも知れませんが、今回年賀状で目上の人にも送っておりますしそんなことはできないのもありまして、きつい口調にはしておりません。

こう言ったところですね。他の作家さんに於いても、これくらいは当然だ、と思われるかも知れませんが徹底するのはやはり難しい。
でもそれを越えるとやはり完成度も上がるので、今回頑張りました。

number45 at 01:23|この記事のURL2019年年賀状 
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