18: おさかなくわえた名無しさん 2012/12/24(月) 10:34:16.58 ID:bw7DDSSY
師走で道路が混んでいる。 

道路って昔は人が歩くためにあったもの。 
文明が発達した車社会、 
道いっぱいに車があふれている。 

横断歩道を渡ろうとしたら、 
俺の前をちょっとだが、バッグが当たる。 

後ろからにらみを利かせると 
10m先でその車が止まる。 

怖い兄ちゃんが乗ってたらいいんだけどと、 
ツカツカ歩む。 

窓を開けて、 
その男がドアを半開きにしている。

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19: おさかなくわえた名無しさん 2012/12/24(月) 10:35:06.97 ID:bw7DDSSY
だまってにらむ。 

「急いでいたもんで」 

言い訳はいらねえ。 

「お怪我はありませんでしょうか」 

「無いよ」 

相手も謝っているし、 
いきがってねぇんで、 
少し残念な気持ちが走る。 

「弱い立場の人も歩かれているんだから、 
 気をつけろよ」 

で終わり。 

何かがあった訳じゃないが、 
今日は俺の気が立っていたのかも知れない。 
多分そうなんです(笑)

20: おさかなくわえた名無しさん 2012/12/24(月) 10:36:06.01 ID:bw7DDSSY
その後、道場前の狭い道を歩いていたら、 
小型のトラックが結構なスピードで向かって来る。 
彼も忙しいんだろう。 

走って来る車の前方で右手を上げて、 
ストップをかけちまう。 

トラックはスピードを落として止まる。 
その横を俺はスタスタ歩くだけ。 

多分あの運転手も今のは何んだったんだろうと 
とまどっていたかも知んない。 

正義のためでも道徳やマナーの問題でもない。 
久し振りに理由も無く気が高まった俺がいただけ。 

もう治まっています。 


         雀鬼
引用元: 胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(110)