113: 名無しさん 2012/11/11 23:57:06 ID:+zR1tkIy
肉まんの話 

あるところに肉まんくんがいました。
 
彼の特徴は皮が驚くほど分厚いことでした。
しかし、肉の部分はほかのどの肉まんよりうまみがあり、
濃厚で、なんともいえないおいしさがあるのが彼の自慢でした。 

ある日肉まんくんは人間に食べてもらうことになりました。 

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人間が肉まんを一口食べると、その部分は皮でした。もちろん皮なので味はありません。 

まあ初めはこんなものだろうと二口目を食べました。しかしまた皮しかありません。 
人間は諦めず肉まんを食べ続けました。しかしたべてもたべても肉にたどり着きません。 

肉まんくんは申し訳ないと思いながらももう少し、もう少しだからと自分の極上の肉を人間が食べてくれることに嬉々として希望を抱いていました。 

たべてもたべても皮ばかり口に入ってくることにだんだんと人間は腹を立ててしまい、ついには 
「こんなまずい肉まんいらねえよ!」 
と肉まんくんを捨ててしまいました。 

肉まんくんは悲しさと申し訳なさでいっぱいの気持ちになり、涙があふれました。 
僕に後もう少し肉が多く入っていたら。 

僕の皮がもう少し薄かったら。 
こんなにおいしい肉が詰まっているのにな。 

誰の口にも入らないなんて。 
極上の肉が詰まっている肉まんくんは、誰にもそのおいしさを分かってもらえず、まずい肉まんだ、と人々からののしられ続けるのでした。

115: 名無しさん 2012/11/26 20:43:32 ID:7flb+tDu
この肉まんくんの話なんか好き
 
引用元: 感動する泣ける話を聞かせて