<やや長い記録文になります>
 JR東海飯田線には、天竜川の峡谷と険しい崖の間に、1日に1人〜数人しか乗降客がない不思議な駅が数多く、数キロおきに存在します。
   
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 駅周辺には人家も集落もなく、そんなところになぜ駅が??という謎の解明のために、イザ!出発。
 飯田駅を出て最初の停車駅、千代駅です。



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 ↑こんな駅ばかりです。
 

 田本駅から集落へ通じる道。








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 為栗(してぐり)駅。駅に来るには吊り橋を歩いてくるしかありません。





 
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 駅から見上げると廃屋が。

 植木に花が咲いて、暮らしの跡が残ってます。駅まで15秒位?の好立地でしたでしょう。






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 峡谷の景色が突然開け、お街が現れたのは平岡駅です。

 おお、初めて村人発見!




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 大歓迎してもらいました。売店が出てます。
 長野県の最南端天龍村、柚子とお茶が特産です。





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 食べかけで失礼します。
 タラの芽天ぷら、五平餅、お茶クッキー、、、、おいしい♪ うれしい休憩でした。







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 中井侍(なかいさむらい)駅。







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 見下ろすと、急斜面が茶畑になっています。
 
 幻の銘茶「中井侍茶」、出荷用は上の集落(徒歩10分〜1時間以上)で栽培されているそう。



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 この列車旅のクライマックス秘境中の秘境だそう、小和田(こわだ)駅です。

 集落まで歩いて1時間以上、車では来れません。







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 小和田は、山奥ですが浜松市です。
 
 静岡県、長野県、川向うは愛知県3県の県境になります。










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 ここにはかつて小和田集落があり、佐久間ダム(1956年竣工)により川近くは水没し移転。
 残った最後の住人は2014、5年ごろまで居住、転出されたそうです。

  ドウダンツツジの小道を下ると、



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 製茶工場の廃屋がありました。
 
 鉄道でアクセスする以外ない場所ですね。
 




秘境駅号は、飯田〜豊橋間を春と秋に各5日ほど運転されるだけの臨時列車です。客は40〜50人ほどで、(コロナのせいか)ガラガラでした。それでも宿の女将には、そんなに大勢乗ったの!!と驚かれましたけど。
 
 私、結局この秘境駅の謎、わかりませんでした。ロマンはありますが、赤字路線で大丈夫かと思っちゃいます。
 今度は車で、駅から遠い山里の集落を辿ってみたり、佐久間ダムの建設で沈んだ鉄道遺構など訪ねてみたいですね。

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 私は浦川で途中下車し、下り列車にて天竜峡まで戻りました。

 



 
 これは天竜峡近くの八重桜の並木道にて。