2013年05月29日

塗り壁隊活動記録 088 長野市善光寺東之門 藤田九衛門商店

塗り壁隊活動記録        088
MAR 30,31 2013

長野市善光寺東之門 藤田九衛門商店 

参加者数 23人
内部  土しっくい塗り

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9時30分集合、作業開始時の参加者は11人と、
有名な観光スポットである場所にしては少ない。
作業説明の前に現場の片づけと養生をする、
ふるい空家だった2階建ての小さなお店の
リフォームで、直前まで大工工事、ロケットストーブ工事、
塗り壁の下地塗りなどの作業が狭い室内で行われていて、
そこにつち壁の材料が搬入され、現場は雑然としている。
やや片付いたところで集まってもらい作業説明をする。
ベテラン5人、初心者6人、そのうち1人は小学3年の女の子、
ひなちゃん。このメンバーに、予定では午後にベテランが3、4人が
到着することになっている。
昼前につちしっくいを1舟練る。
古い土壁がくずれて下地の
萱がほんのわずかと貫板が1枚あるのみになっているところがある。
ここに稲ワラと割竹で土が食い付くように下地をつくって、
最初につちしっくいを投入しておかないといけない。
1舟のつちしっくいで、この穴埋めと試し塗りを済ませ、
そのあとで現場の2階で昼休み、昼食はこいこくなべと、
おにぎり、つけものだ。
外は曇り空、いくぶん寒いので温かいこいこくには助かる。
今回のつちかべオーナーの藤田さんは一流の和菓子づくり職人だそうだが、
かつまた、こだわりの料理人でもあるので腕前発揮である。
午後、下塗りをどんどん塗っていく、
3舟半を練って塗るとお店の壁はほぼ塗り終わる。
駅の近くにある温泉に入ったあと、オーナーの友人で、すず食器をつくっている
角井さんのアトリエ兼ギャラリーになった建物の
3階工房で大きなテーブルを囲んで夕食を頂く。

2日目、小雨、昨晩はとても寒かった。
女性達は夕食を食べた建物で寝たが、
男共は現場の2階で寝袋にはいって寝た。
善光寺は雨にたたられて参拝客は少なめだ。
作業参加者が16人に増えたので午前中に4舟練ることができた。

昨日塗った壁に追っかけで上塗りをしていく、
その後、水引きを見計らいながら仕上前の押さえをする。
ようやく昼頃になって、和菓子屋さん風のつちかべが現れてくる。
昼食後は最後の追い込み、残った小さな壁を仕上げていく。
店の奥にあるトイレは現場沸化させた生石灰クリームに
土を混ぜたものを軍手で手をまわすようにしながら塗っていく。
こうすると、砂しっくい荒らし仕上げのような壁になる。
片付けが終わったのは4時半過ぎ、やや楽観していたのだが
やはり手間のかかる作業でたっぷり2日間かかった。
古いくずれかけた土壁の補修に余分の手間がかかるが、
これは土壁の再生には必ず伴うことだ。左官の正攻法的な作業とは
違うがケースバイケースで、くずれかけた土壁はこうした方法で
てっとりばやく甦らせることができる。
作業に参加した隊員はつかれた体、汚れた服と靴のまま現場で解散、
それぞれ遠い家路へと消えていく。おつかれさまでした。

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