キッチンに展示されているのは刺繍日記。 

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書き込まれた数字は日付。
刺繍されている台紙は
日記に関連する紙類。





例えば
その日届いた
手紙の封筒だったり。



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買い物のレシート。
お菓子の箱。
エトセトラエトセトラ。 





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その台紙にイラストと刺繍で
絵日記で言うところの
絵の部分があらわされていて







一緒に貼られたキャプションには
絵日記の文章部分が書かれています。 







モンデンエミコさんが
毎日ひとつ制作されて
インスタグラムに文章とともに
投稿している作品です。 






ひとつひとつは小さい作品です。
へんてつのない個人的な日常。 






日常は泣いて、笑って、怒って、
ウキウキしたり、モヤモヤしたり、
落ち込んだり、感動したり、
こどもの成長を感じたり、





心がブランコのように
前へ後ろへ揺れ動きます。 






そして、かきとめておかないと、
あっというまに流れて忘れていくような些細な粒。






モンデンさんは、
女性であり、作家であり、
妻でもあり、母親という役目もあり、
社会人として働きにも出ています。
(誰もが色んな役割を持っていますネ)   







そして、役割ごとの感情もあります。
作家としての苦しみ、喜び、達成感・・・
母親としてのあせり、成長を目の当たりにしての喜びと寂しさ。





みんながもってる
たくさん、たくさんの







役割と感情が組み合わさり
何乗にもかけあわさって
実は複雑に織り成される日常。 






灰色の日もあれば、明るい色の日もある。
目の前の出来事に心を奪われる毎日。






でも振り返ると





このささやかな粒の
この変哲のない一日の
積み重ねが





いかに複雑でカラフルで、
輝かしく愛しいものなのかと、
眼前の作品群で気づかされます。




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わたしは今日もまた
目の前の出来事に心奪われて




この日々が愛しいものだと
忘れることもあるだろうけど
それでもいいかなとも思う。


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よくわかんないけど
一度気が付いたから
また、すぐ思い出せる気がしてる。






この粒が積み重なって
今日の自分へ、今日の家族へ、
今日の周辺社会へ繋がっていく。


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