2017年11月08日

長かった…

IMG_760811/04 ルヴァンカップ決勝 vs 川崎フロンターレ
ついにたどり着いた決勝の舞台は埼玉スタジアム2002、目の前で優勝のチャンスを逃すこと四度の俺の記録が更新されるのか、それともついにセレッソがクラブの歴史を塗り替えるのか。
泣いても笑ってもすべてはこの試合で決まる…
始発の飛行機でスタジアム入り、関東の仲間が前日から待ち列を確保しベストポジションに幕を設置、90分マルを煽ろうとコーナーフラッグ付近に場所を確保してくれたことに感謝しながらキックオフを待つ。

IMG_762125周年の記念大会ということでセレモニーも盛り上がる中で始まった試合は開始直後の相手のミスを見逃さなかった健勇がしっかり決めて先制。
こういう形でリードを奪うと得てして試合運びが難しくなるのだがその予想通りに川崎の猛攻を耐え続ける形で試合は進む。
前半15分までに追い付かれるたらそのまま殴り合い必至と思われたが高い集中力を見せるセレッソはしっかり中央にブロックを作る守備的な戦いで危険な時間帯をしのぎ切りリードを保ったまま後半へ折り返す。

IMG_7630後半に入っても展開は変わらなかったが次第に川崎に焦りの色が見え始め決定的なシーンもシュートが枠を捉えらないまま時間だけが経過し迎えたロスタイム、自陣ゴール前から一気に仕掛けたカウンターで最後にソウザが流し込んだ瞬間俺と嫁以外のぬるぽ一同が勝利を確信し号泣、最後はスタンドを煽る健勇と泣き崩れるオッサンというカオスな構図のままタイムアップ、ついに悲願のタイトルを獲得するとともにクラブの歴史に残る一日となった。
そしてせっかくコーナーの目の前に陣取ったのにマルは一度もそこでCK蹴らずかよ…

DSC03225周囲の人々が歓喜の涙を流し抱き合う中で俺はまったく泣かなかった、そしてここまでの長かった道のりを静かに噛みしめていた。
毎年優勝を目標に掲げながらビジョンなく繰り返される監督交代、スタンドからは応援の声よりも「気持ちくらい見せろ!」「金返せ!」と罵声が飛び交い不甲斐ない戦いを繰り返すチームや選手とサポーターの距離は遠いままシーズン終了後にはほとんど選手は残らない、当然ダービーでは気持ちだけが上滑りし無様な敗戦を繰り返す…このままでは10年経っても同じ景色のままだろうと思うと俺自身がこのセレッソというチームを嫌いになってしまう予感さえ感じていた。

DSC03226そんな時に仲間に誘われて気分転換にでもと見に行ったユースの試合、ゴールを決めて俺たちの元に駆け寄りエンブレムを握りしめながらスライディングする中山昇の姿に心を奪われた。
彼らユース所属の選手たちは確かに技術的には劣るかもしれない、しかし今まで見たトップの選手と比べ物にならないくらい全身からセレッソというチームに対する愛を感じさせてくれた。
チームが本当に強くなりブレない軸を作るにはこのクラブを心から愛しこのチームでプレーしたいと思ってくれる選手を増やさないとダメだ…
だから俺は彼ら若い選手とその未来に賭けた。
何年かかるかわからない、ひょっとすると俺が生きている間にはムリかも知れない、でも下部組織を応援し続けていればチームに対する深い愛着を持った選手がきっと生まれてくる、そして彼らがトップ昇格しいつかチームの中心となった時にこそガンバに追い付きタイトルも見えてくるはずと信じて…

DSC03236それ以降トップよりもユースの試合を優先し続けて12年、ユースを卒業する蛍が「俺がセレッソを優勝させます!」と宣言して9年、ついに三大タイトル全てにおいてガンバを上回りここまでたどり着いた。
しかし試合後に選手たちが口を揃えていたようにこのタイトルは通過点であり新たなスタートに過ぎない。
これで翌年以降低迷するようではまた同じことの繰り返しになってしまう。
ここから本当の強豪になって行けるかという意味で大事なのは来期以降、それには蛍が有言実行してタイトルをもたらしてくれたように今U-23やユースで戦っている選手がもっともっと成長して後に続いて行かないとダメなんだ。

だからこそ俺はこれからもセレッソの未来のためにユースを応援し続けるよ。
蛍は約束を守ってくれたけどマルの「俺がミスターセレッソになりますから(号泣)」はまだ果たされてないからな!