梅雨明け間近ですね。いなばです。

さぁ、参院選挙の結果、ねじれましたねぇ。民主党は改選第二党になるのでは?とは思っていましたが、44議席まで負けるとは思っていませんでした。04年の自民と民主が入れ替わったくらいで収まると…

さて、民主が負けようが、自民が勝とうが、みんなの党が躍進しようが、議員定数削減を主張する政党の議席は伸び、反対する政党は退潮しました。誠に残念至極です。

以前、このような記事をここに書きました。

日本の国会議員は多すぎるのか。

ここでは、他国と比べ、日本の議員数が決して多くはないことを書きました。
また、議員定数の削減をすることで、一票の格差を是正することが難しくなるのではないかとも書きました。

ここで、議員定数の削減をし、かつ、一票の格差を是正する方法はないのか…検討してみたいと思います。


議員定数の削減幅にもよりますが、中選挙区制の復活がまず挙げられるのではないでしょうか。
衆議院の小選挙区を再編し、参議院は特に一人区をなくし、一票の格差を小さくできるような選挙区を作り、複数人の定数をそれぞれに当てます。参議院の一票の格差が大きいのは一人区と複数人区(現在でも中選挙区制)が混在していることに起因するところ大ですから、かなりの緩和が見込まれます。

また、この選挙区を各地域のブロック単位に置き換え、例えば、近畿ブロック(二府四県)定数20、四国ブロック(四県)定数5などとすると、よりいっぴょうの格差は是正しやすくなるでしょう。(定数の比率は適当です。)

さらに、特に一票の格差の激しい参議院は全部全国区にしてしまうという手もあります。比例でもそうでなくてもかまいません。

僕が考えた(正確には、ぼくが某巨大掲示板で尋ねた)議員定数削減と一票の格差の是正を一挙にやる方法はこれくらいです。

しかし、これらにもやはり問題はあります。
中選挙区・大選挙区の問題については、

選挙制度を考えてみよう(選挙区編)

であげたとおりです。非常にあいまいな選挙とならざるをえません。

また、全部比例とすると、政党での立候補が義務付けられ、被選挙権を侵害する可能性があり、憲法問題となりえます。(一人だけででも政党と名乗れるようにすれば…?)

参議院は地域代表にして、一票の格差を無視してはいいのではないか?との意見もあります。例えば、アメリカの上院は各州の人口にかかわらず、定数は2と決まっています。数千万人のカリフォルニア州も五十万人のワイオミング州も定数は2です。これは、上院が各州の代表によりなるという意義を有しているためです。

しかし、我が国では現行憲法上、参議院にそのような役割を与えたとみられる条文はありません。私は、参議院においても、憲法を改正しない限り、一票の格差はできるだけなくすことを希求しなければならないと考えます。

私が議員定数を削減する政党に尋ねたいのは、一票の格差を是正する方法を考えていますか?と言うことです。新党改革とたちあがれ日本が多少の選挙制度改革を主張しているくらいです。一票の格差を是正する気がないのか、単にトレンドが議員定数削減だから主張しているだけなのか、私には少々理解しかねます。もし、現行制度のままあるいは一票の格差を是正しないような制度改革を伴うならば、一層、議員定数の削減には賛成できません。
今秋にも議員定数削減法案を提出すると民主党の議員が言っていましたが、このあたりのことを説明いただきたいものです。

いなば