しんぼっちの徒然日記

お寺での日常を気ままに記すしんぼっち(新発意)の日記です。文学・御詠歌・お花を中心に綴るブログです。※しんぼっち→新米僧侶  東日本大震災のために被災したふるさといわきで育児をしながら活動中です。

image

3月11日が近づくと、震災で亡くなった方々の回向と復興を祈るために、全国のお坊さんが東北に来て下さっています。

「挨拶しようか悩んだのですが…」

そんな枕詞をつけて、広島県福山市のお坊さん、Kさんからお電話をいただいたのが、数日前。せっかく宮城県まで来たので、いわきまでいらしてくれることになりました。

「仙台空港からJRで行きます」

とおっしゃるKさんに、

「常磐線の途中区間はバスが代行運転していますので、時間がかかりますよ…。仙台空港までお迎えに上がります。ただ、私の行きたい場所にご同行下さいね〜♪」

と、無理やり付き合わせる暴挙に出たしんぼっちに、Kさんは絶句。震災から2週間後、作務衣に素足にビーチサンダルという出で立ちに加えて、背中に味噌樽を担いで来られたKさんは、その後も何くれとなく、ご支援下さっています。なので、どうしても会わせたい方がいました。

image


双葉郡の方たちが主体となって頑張っている、手芸サークル「ほのぼの会」さんが、学び館(旧楢葉南中学校)で作品展をしており、代表のTさんと会うお約束を取り付けていたのです。避難生活の中、手芸を通してお年寄りを励まして来たTさんに、全国から頂いたたくさんの生地や毛糸をお渡ししておりましたが、その中にはKさんからの物も勿論ありました。TさんとKさんの繋がりにより、作品の一部が福山市のお寺さんを巡回したこともありました。

今、Tさんは藍染めに夢中で、サークルのメンバーも藍の生育から精魂込めて作品作りに没頭していると言います。この藍の種も、Kさんが取りもった福山市の小学校からのプレゼント。

短い時間でしたが、素晴らしい作品を見て興奮気味のKさんと、その反応が嬉しくてたまらないTさんが、大盛り上がりで楽しそうに話していらっしゃいました。

学び館を出ていわきに向かう車中で、Kさんが一言。

「わし、Tさんと初めて会うたんです」

「えっ(°∇°;)」

今度は、しんぼっちが絶句。2人の息もピッタリのやり取りに、すっかり失念致しておりました。馬が合うとはこういうことなのかもしれません。

image



仙台空港にお迎えに行く途中、常磐自動車道の楢葉パーキングエリアで小休止したら、「念ずれば花ひらく」の碑が建てられていました。詩の作者は、熊本県出身の仏教詩人の坂村真民。玉名中学校を卒業した真民は、朝鮮半島から帰還した後、愛媛で教鞭を取りつつ詩作を続けたと言います。

震災後、熊本県玉名市のボランティア団体「れんげ国際ボランティア会」さんや「高野山真言宗愛媛青年教師会」さんから、楢葉町からの避難者の方に、枕や夏掛け布団の支援物資が届いたことを思い出し、感慨深いものがありました。

原発事故から一変した生活から、如何に生き甲斐を見いだすか? 精力的に活動するTさんは、悩みながらもたくさんの花を咲かせています。

image
岩間の火力発電所の河津桜が見頃とFMいわきseaウェーブで聞いて、子連れで見に来ました。

ピンク色が大好きな長女は自前の双眼鏡?で観察。ここの開花がいわきの春の始まりのような気がします。

津波を被った河津桜が、今年も咲いたことが有り難くも嬉しいことです。


久しぶりに小浜から岩間に抜けたら、被災した道路が整備され、以前の面影はなくなっておりました。少しずつ復興が進んでいる、その実感を持てたことも嬉しかったです。

image
子どもたちの通う幼稚園のマラソン大会が、アクアマリンパークで行われました。

ららミュウの横から美食ホテルの先まで折り返しのコースを、満3歳児クラスは片道、年少は一周、年中は二周、年長は三周という結構本気なコース。父兄は真ん中のコースのコーン代わりになって応援です。役員のしんぼっちは、ゴール付近でお手伝い…の筈が、長男に見つかると厄介なので、折り返し地点近くでビデオカメラで撮影。

満3歳児クラスの長男は、ぶっちぎりのビリ( ̄∇ ̄) 途中からしんぼっちも手をつないでゴールを目指しました。

年少の長女はブービー( ̄∇ ̄) やる気なくほぼ歩き。先生に手をつながれて走るクラスメートにくっついて、同じペースでノロノロ走っていました。

法事で応援に来られなかった夫に撮影したものを見せると、

ショックだ! 何だ!このフォームは!

と落ち込んでしまいました。元陸上部には、ショッキングな映像だったもよう。

いやいや…一生懸命最後尾を走るクラスメート思いのよい子ではありませんか?ねぇ(๑'ᴗ'๑)

image
東日本大震災直後の被災家屋の掃除のお手伝いに来て下さったご縁で、毎年いわき市にご来訪下さる高野山真言宗愛媛青年教師会さんが、今年も来て下さいました。

集落の9割以上の家屋が津波被害を受けた、いわき市平薄磯地区にある災害公営住宅の集会所にて、七回忌法要を営んで下さり、法要の後には、食事や数珠作りを通して交流されました。

震災から6年。被災された方もご遺族の方も高齢化が進み、歩いて行ける場所での法要は、たいへんありがたいと申しておりました。毎月11日には街頭に立ち、托鉢をしてくださっているそうで、重ねてありがたいことです。

たまたま取材に来ていたNHKのクルーの方が四国からの応援だったため、福島だけではなく四国でもニュースが放映されたのも、ありがたかったです。

本当に、お大師さまはいろんなご縁をつないで下さいます。


さて、愛媛青年教師会さんに好評のいわき市のお菓子に「メヒカリチョコ」があります。市内でも限られた場所でしか販売していないため、なかなか見つけられなかったとのこと。夫が本店で買ってお土産にとお渡ししたら、とても喜んで下さいました。絶妙な塩加減だそうです。

いわき市にお越しの際には、ぜひともメヒカリチョコをご賞味くださいませ(๑'ᴗ'๑)

image
28日は、お不動さまのご縁日。昨年、高野山にお供えされていた命の塔の木材をいただき、それを檀家さんに細かくして貰い、毎月28日にご祈祷をするようになりました。震災前は行っていた毎月の護摩祈祷が、思わぬきっかけで復活です。

夫がずっと厳修してきましたが、高野山東京別院の東日本大震災七回忌法要に出席のため、今月はしんぼっちが護摩師です。

ご祈祷に欠かせないのが、樒(しきみ)。ところが、境内整備時に切られてしまい、近くのお寺さんに頂かなければならなくなりました。護摩の準備は、樒を摘むところから始まります。古刹のお寺さんには、立派な樒があって、花を咲かせていました。

この樒を炉にくべると芳香がたち上り、堂内がたちまち良い香りで満ち満ちます。

本当に良い香り。

久しぶりの護摩祈祷でしたが、参集下さった檀信徒の皆さまのおかげで、何とか無事に厳修出来ました。

ありがとうございました_(._.)_

image
御詠歌仲間で青年教師養成講習29期同期のお坊さんの結婚披露宴に招待していただき、高崎にやってまいりました。

…と言っても、前日の晩に夫の実家(熊谷市)に行って、1人で1泊してお昼過ぎから高崎に向けて出発という、なんとものんびり贅沢な旅です。

しかも、あろう事か、寝坊しましたよ、夫の実家で( ̄∇ ̄)

普段ゆっくり寝られない上、雨戸でずっと暗いままだったのが幸い?しての凶行です(>_<)ヽ
恥ずかしすぎて顔から火が出ました。

さて、お姑さんに誘われて、境内に出始めた蕗のとうを摘みました。福島では、出ていても手が出ない蕗のとう。

孫やそのお友だちに見せてあげて…

というお祖母ちゃんの厚意、ありがたく頂戴しました。他にも野菜がたっぷり(๑'ᴗ'๑) 檀家さん方からのプレゼントですって。

ありがたや(*^^*)



御詠歌仲間のお坊さんの披露宴は、広ーい会場に、沢山の方々が集まり、久しぶりに会う顔もあり、とても楽しいひとときでした。それにしても、29期同期のメンバーの酒豪ぶりが、10年前と変わらず健在なのには驚きます。いやはや天晴れ!

それにしても、御詠歌四部合唱の紹介で、男性四部合唱と紹介された中に入っていた私も、とうとう男性と扱って貰えて天晴れ!

「あんた女だったか?」

と言われる存在に、やっとなれました(∩´∀`∩)

image
長女が年少、長男が満3歳児クラスに通う幼稚園の保育発表会が、小名浜市民会館で開催されました。

本部役員の夫は、檀家さんで役員のパパと大道具のお手伝い。しんぼっちは子どもたちのお着替えのお手伝い…ですが、長男に見られると大変厄介なので、担任の先生に、

見つからないようにご協力下さい

と笑われる始末(;^_^A 甘えん坊で困ります。

そんなわけで、主に長女のクラスのお着替えをサポートしていたのですが、その衣装の出来には驚きました。お姫さま役のドレスや髪飾りは女子の心をくすぐり、忍者の衣装は男子の魂に火を点けそう。先生方がご用意下さったご苦労に頭が下がる思いです。

さて、しんぼっちもこの幼稚園の卒園生。年少の時は、ボケッと突っ立っているだけだったとは、しんぼっち母の談。当時の恩師もまだまだ現役で今も幼稚園にいらっしゃいますが、しんぼっちも「発達は遅めだった」とおっしゃいます。

正直、子どもたちにも、あまり期待はしていませんでしたが、長女なりに頑張る姿、長男が泣かずに舞台に立っていただけで感動です。舞台で跳びはねる猿役の長男は猿そのものでしたし、お姫さまの衣装ではにかむ長女も可愛らしくて抱きしめたいくらい。

…と思っていたら、長男が衣装の下に着るためネットで取り寄せた白トレーナーを囓ってビリっと破きました。

唖然。

ほんまに猿そのものや…( ̄∇ ̄)

image
東日本連合本部の奉詠舞大会2日目が解散された後、高野山金剛講上毛地方本部さんと、栃木地方本部さんが、小名浜までランチ&お買い物に来て下さり、上毛地方本部さんは、冷泉寺の本堂にお詣りに来て下さいました。

周辺道路が狭いため、大型バスが境内に入られないため、三本程海よりの道路から歩いて来て下さったため、リアル避難体験にもなってしまいました。冷泉寺の急坂はキツいもので、お年寄りには、心臓破りの坂。震災時、必死で上ったご近所さんの逸話もお話しさせていただきました。震災後に、沢山のご縁が出来て助けられたこと、そのご縁の1つが曾祖父が作っていたものだったことを偶然知った経緯など…短時間ではございましたが、お大師さまを身近に感じるようになったことが伝わっていただけたらありがたいです。

お詣り下さいまして、ありがとうございました。

さて、今回、上毛地方本部のお坊さんがコーディネートして下さったのですが、しんぼっちの御詠歌仲間であるとともに、夫の修業時代の同期でもある彼、夫の日常着にビックリしたようです。ユニクロのボアフリースのジャケットにユニクロの暖パン。食堂に迎えに来た夫を見て、「漁師さんが来た!」と思ったそう。

いやいや…漁師さんはもっと精悍ですよ(^^;)

image
お釈迦様の涅槃の日に、母畑温泉八幡屋さんで、東日本大震災七回忌法要と高野山金剛講東日本連合本部奉詠舞大会が行われました。東日本大震災から6年が経った今も、圧倒的に復興が遅れている福島で開催して下さったことに心より感謝申し上げます。

東日本大震災七回忌法要ということで、沿岸部で行われないことに異議も出ましたが、私たち福島の人間からすれば、地震・津波の被害だけでなく、原発事故による避難、放射能汚染の恐怖も含めての大震災。八幡屋さんでは、最大300人程の原発避難の方を受け入れており、こちらで開催されることに、救われる思いがしました。

母畑温泉は、いわき市からも車で約1時間。泊まってみたいお宿ナンバー1になったこともあり、いつものように冷泉寺と真福寺さんの講員さんと、賑やかに会場入りしました。法要と奉詠舞大会に厳粛に参加し、無礼講の宴会を満喫し、温泉を堪能して、盛りだくさん。

震災後、那須の師匠が被災地からの希望に応えて、指導している名取の女性陣も駆けつけ、華を添えていたのが印象的でした。御詠歌を心から楽しんでいるのが伝わり、聴いて見て、元気が沸くお唱えってこんなだなぁとつくづく思った次第です。

image
今年もやって参りましたいわきサンシャインマラソン!

市民にもすっかり浸透した毎年恒例の行事で、お檀家さんもこの日の法事は避けるようになりました。なので、今日は珍しく法事0。

学生時代に陸上部だった夫が、朝からそわそわしていたので、思い切って家族で沿道に応援に出て参りました。思い思いのコスチュームで走るランナーに、市民も一所懸命声援を送っていて、スゴい熱気です。浜風吹く中走るランナーの方々、お疲れさまでした。

image
さて、応援の後には腹ごしらえ。せっかくなので栄町のチーナン食堂にて熱々のラーメンをいただきました。私が不在のお昼時には、夫はちょくちょく通っているようですが、私は専ら出前です。出前専門の地元民には、のびたチーナンのラーメンが美味しいと言う人が多いのですが、お店で食べる、のびていないラーメンも絶品。二度味わえるラーメンです。

残念なのは、行列も出来るお店なので、のびるまで長居出来ないこと。のびたラーメンの美味しさは地元民だけが味わえるグルメなのかも。

それでも、ランナーの方やボランティアさんが、チーナンのラーメンで冷えた体を温めているのを見ると、本来のラーメンこそが美味なのかも。

うーん…どちらにも軍配を上げられないです(;^_^A

このページのトップヘ