『nutahachi』でございます。

本作品は、『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督が2019年に発表したオリジナル長編小説を、自身の脚本・監督で映画化した作品になります。

山田は、北陸の名もなき町にあるイカの塩辛工場で働き始め、社長から紹介された『ハイツムコリッタ』という安アパートで暮らし始めた。

山田は、初給与で念願の米を買い、ホカホカ炊き立てご飯を茶碗によそい、イカの塩辛をご飯に乗せた瞬間、部屋のドアがノックされる。

ドアを開けると、そこには隣の部屋の住人・島田が「風呂を貸してほしい」と立っていた…。

『川っぺりムコリッタ』です。



監督:荻上直子
出演:松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり 他
公式HPは、こちら。





あらすじ
山田は、北陸の名もなき町にある、イカの塩辛工場で働き始め社長から紹介された『ハイツムコリッタ』という安アパートで暮らし始めた。できるだけ人と関わらず生きていこうと決めていた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの冷えた牛乳と、炊き立ての白いごはん。山田は、念願の米を買い、ホカホカ炊き立てご飯を茶碗によそい、イカの塩辛をご飯に乗せた瞬間、部屋のドアがノックされる。ドアを開けると、そこには隣の部屋の住人・島田が風呂を貸してほしいと立っている。ぼさぼさ頭で汗だくの男は、庭で野菜を育てているという。以来、毎日のように山田の家にやってくるようになったことから、山田の静かな日々は一変する…。


感想(ネタバレしてる…どうだろう?)

本作品は、『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督が2019年に発表したオリジナル長編小説を、自身の脚本・監督で映画化した作品になります。

最初は、チョイチョイ笑えるんですよ。

お風呂→ごはん→風呂上りのビールと、だんだんと厚かましくなる島田。
親子でお墓の訪問販売をしている溝口親子のたたずまい。
「妊婦を見ると、蹴りたくなる」という南。
すき焼きの匂いに誘われて、『ハイツ ムコリッタ』の住人全員が、ご相伴にあずかる。

だけど、そのチョイチョイの間に「深イイ」が入ってきます。

白米と漬物の、シンプルな食事。
「いのちの電話」のやりとり。
タクシー運転手の、弔いに対する姿勢。

などなど。

そんな「深イイ」が、押し付ける感じではなくて、さりげなく出ている監督の作風(というのかな?)が良かったです。

萩上監督の代表作のように紹介される『かもめ食堂』は、『nutahachi』にとっては「???」でしたけど、本作品は充分に楽しめました。そういえば『彼らが本気で編むときは』は、良かったかな。


あとがき

本作品で、主人公が勤務先で作っていたのは、『イカの黒作り』というものだそうです。

イカの胴体にイカの肝臓とスミを合わせ、熟成醗酵させたイカの塩辛で、富山県でしか作られていない珍味ということです。

作品中に出てきたとき「イカの塩辛にしては、黒くない?」と思ったのですけど…そういうことだったんですね。

撮影場所になった、創業百年の製造加工メーカーの『えびよね』のホームページを見ると、お取り寄せできるようですし、アレンジレシピなども載っていました。

ご興味がある方は、取り寄せてみては、いかがでしょうか。

『nutahachi』は、取り寄せ手配しました。届くのが楽しみ。

今日のところは、ここまで。



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