42: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:22:41.13 ID:G75lp4rB0
この話は3年前にあった出来事です。

約3年前の7月30日・・・
次の日は僕の誕生日でした。
その日学校の友達と、明日僕の家で9時から誕生日パーティーを行う事になりました。
次の日、8時30分に友達のKから携帯に電話がかかってきました。
「hydeか~・・・今○号線わたった所だから、もう少しで着くよ」
「おうっ! 楽しみにしてっぞ!」
と行ったその時です。8時33分頃です。
「・・・・・」

「おいっ!!! K-・・・K-どーした!!!」

「キィィィーーーィーーィィィィーーーーーーエゲェ・」

Kは交通事故で死んでいたのです。しかも手が無く顔の原形が無い、ひどい状態で・・。
その日のパーティーは中止になりました。

そんな事も忘れた1年後の誕生日の8時33分、僕の携帯から電話がかかってきました。
「もしもしー」

「キィィィーーーィーーィィィィーーーーーーエゲェ・・・・・」

いたずらにしては生々しすぎました。
雨の音、キュウブレーキ、回りの車の走る音・・・。
この事は、親にも言っていません。

そして今年も5日前に・・・。
(7月30日 午後8時33分 着信アリ)
そのメッセージは、いまだに聞いていません。
通路


15:毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 02:38:36.09 ID:G75lp4rB0
私は今年の夏はずっとバイトをしようと決めてました。
夜は警備員のバイトをしてそのまま朝、新聞配達をして寝るという生活が続きました。

ある日、社員の人が
「10分ほど行った所にあるビルなんだけどちょっと異常があったから見回ってくれない?
バイト代に色付けるから」
と言ってきたので、一緒にまわる友人――まぁ、仮に友人をAとしましょう――と二つ返事で承諾しました。
その時はさほど変には思わなかったのですが、
普通、時給のバイトに+?でバイト代を出すなんて今考えればやっぱり変ですよね。

異常があったのは5階建ての雑居ビルで、見た目からしてなんか出そうな所でした。
表の鍵は掛かっていました。もちろん裏もカギは掛かっていました。
鍵を開けて私とAは中に入りました。異常があったとされる1階は何もなし。

一応各フロアも回るように、と言われていたので、私と友人は各階ごとに一人が見まわり、
もう一人が非常口が見えるエレベーターホールに待っていることに決めました。
そして5階は友人が見まわり4階は私が……ということになりました。

5階は普通のオフィスで、Aが見回っている間、私は非常口のドアは?
とノブを回したのですが、カギが掛かっているのか開きませんでした。
Aが「異常ないよ。こりゃもうけたな」っと笑ってホールに戻ってきました。

次は4階、私が見回る番でした。
階段が使えなかったのでエレベーターで4階へ。
そこは倉庫として使っているのか、ホールにも段ボールが積んでありました。


16: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 02:39:37.86 ID:G75lp4rB0
 さて、行くかっと思ったその時、私の携帯に会社から電話が入りました。
アンテナが1本しか立ってなく、やばいかなーと思いながら出るとすぐに切れてしまいました。表示は圏外。

Aはここで待って、私は外に出て電話をかけ直すと言うことになり、
何の気なしに非常口のノブをひねると開きました。

5階で非常階段を見回ってなかったので、私は階段で行くことにしました。
5階は異常なし。4階に戻るとAが「慎重すぎる」と笑いました。
3階、ここも非常口のドアは鍵が掛かっているらしく開きませんでした。
2階も同様に鍵が掛かっていて開きませんでした。
1階に着いたとき携帯がまた鳴り、表示を見ると会社から。
アンテナは3本立っていました。

「あれ?」っと思い出ると、社員の人がAの事をしきりに聞くので、
「普通ですよ。どうしたんですか?」
と聞くと、さっきから何度もAの携帯番号で会社に何回も電話がかかって来ているらしく、
しかも出ると必ずザーっと言うノイズ音しか聞こえないので、何かあったのか? と言うのです。
「いや、何もないです。Aの携帯の故障じゃないんですか?」
っと笑いながら言うと、「なにも無いならいいんだ」と言って切れました。

階段で4階まで行くのは疲れるのでエレベーターで行こうと上ボタンを押したのですが、
一向にエレベーターは4階から動きませんでした。
私はAが悪戯してるのだと思い、仕方なく階段で4階まで戻りました。

Aはエレベーターホールにはいませんでした。エレベーターを見ると1階に。
Aが私を驚かそうとしてどこかに隠れているのかな?
と思い、一応4階を見回ったのですが、何処にもいませんでした。
先に3階を見に行ったのかな? っとエレベーターを呼び、
乗り込むとAの携帯がエレベーターの中に落ちていました。
Aの奴帰ったのか? と思い、私一人で 残り3フロアを見回りました。


17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 02:40:26.31 ID:G75lp4rB0
終わったー疲れたーもう帰ろう―― このとき重要な事を思いだし脱力しました。

この場所には会社の車で来たのですが、
運転はAが、私に至ってはバイクなら運転できるのですが車は運転出来ない。
これじゃあ帰れないじゃないかーっと思い外に出ると、案の定会社の車はそこにありませんでした。
仕方なく私は歩いて会社へ戻りました。

その日、Aは私を置いて会社へ帰り、そのまま仕事を辞めてしまったそうです。
会社の人は私にもう帰っていいよと言いました。
何か釈然としないものを感じましたが、臨時収入をその場で渡されたので
「まぁいいか」と結局そんなふうに思ってしまいました。

制服を仕舞うときポケットの中にAの携帯が……返すの忘れてたのを思い出しました。
忘れてたというのか会えなかったってのがホントの所なんですが……。
Aは自宅に電話を引いてないので、携帯がなきゃ大変かな?
なんて思い、文句ついでに 届けてやろうと新聞配達後Aの自宅へ行きました。

Aの家はかなりボロいアパートの二階の階段前。
寝てるけどいいよねっとチャイムを押しましたが出てくる気配なし。
何回も押すと近所迷惑だろうなぁーと思ったので、夕方にでも来てみようと私は家に帰って寝ました。

――私は電子音で叩き起こされました。

時計を見ると7:30。鳴っているのはAの携帯でした。
仕方なく私が出ると、電話相手はAの母親でした。
Aが家にいないそうなので、まだ眠かったのですがAの母親に携帯を渡せばいいかと思い、
またAのアパート に行きました。

チャイムを押すとすぐにAの母親が出てきました。
ドアの隙間からAの部屋の中がチラッと見えたのですが、変な柄の壁紙が張ってありました。
私は携帯を渡してそのまま帰るつもりだったのですが、誰かが階段を登ってくる音が聞こえると、
Aの母親は「ここじゃなんだから」っと私を部屋に入れドアを閉めたのです。


18: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 02:41:23.49 ID:G75lp4rB0
中に入った時、私の顔は真っ青だったと思います。

それは、その変な柄の壁紙……は、壁紙だったのではなく、
指から血が出ても壁紙をかきむしり続けた……そんな痕だったからです。
それが、壁一面にあったのです。

Aの母親は「ペンキでも塗らないとダメね」 と雑巾でこすりながら苦笑しました。
Aの母親の話では、Aはあの仕事中人を殺してしまった とAの母親に電話を入れたそうですが、
途中で叫び声と共に電話が切れてしまったそうです。

その後何度電話しても話し中で、父親と話し合い、彼の母親が始発電車でAの所へ来たそうです。
そして管理人さんに電話を借りてAの携帯へ電話したそうなのです。
それを、僕がとったというわけです。
あいにくAの部屋の両隣は留守で、中で何があったかは分からないのだと言っていました。

そして先日。

Aから電話があり、会うことになりました。
Aはまるで別人の様な顔つきになっていて、
はっきり言って喋るまで本当にAなのか? とさえ疑うほどでした。


実はAから電話があった後、彼の母親から電話があり、
「Aがあなたに何を言っても、すべて 『Aが疲れていたせいだ。只の幻覚』だと言ってくれ」と
言われていました。

その言葉に、Aは普通では考えられないような事を言うのだろうと、覚悟は決めていました。


19: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 02:42:12.66 ID:G75lp4rB0
彼が語った話とは……

あの日、私がAと4階で話し、階段で下に向かっているときエレベーターが1階に降りていったそうです。
Aは、私がダッシュで階段を下り、自分を驚かせる為にエレベーターで
上に上がって来るのだと思い、
逆に驚かせてやるつもりになったそうです。
そして、エレベーターの前で扉を背にして立っていました。

エレベーターが開く音、誰かがゆっくりAに近づく感じ……
しかしそのとき非常口のドアが開く音がしたんだそうです。
Aはあれ? っと思い振り返りましたが、その目には非常口が閉まったところしか見えなかったそうです。
まさか泥棒!? と思ったAは、急いで非常口のドアを開けたそうです。
すると、扉が何かに当たったそうです。


懐中電灯で見ると、そこには髪の長い女が倒れていて、
しかもその女の体はうつぶせであるにもかかわらず、頭はほぼ上を向いていたそうです。

Aは怖くなってエレベーターに駆け込むと、その中から、母親に電話をしたそうです。「人を殺した」と。
その時スーっとエレベーターのドアが開いたそうです。

そこには頭がいやな方向に曲がった女が、はいつくばりながらいたそうです。

エレベーターのドアは閉まる……が、女の腕に邪魔をされてまた戻る。
そんなことが何回か続いたそうです。

そして女は立ち上がり、曲がった頭をAの方へ向け、

憶えたからね

と言ったそうです。
Aは女を突き飛ばしたそうです。
そして(私が1階でボタンを押していたので)エレベーターは1階に。
Aは無我夢中で会社へ逃げたそうです。
いきなり会社を辞め、バイクで急いで家に帰ったそうですが、部屋にいても女がやってくるのでは?
と言う考えが頭を離れず、部屋から逃げ出したそうです……鍵もかけずに。


20: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 02:43:10.96 ID:G75lp4rB0
Aが後になって下の住人から「朝までガタガタ何やってたの?」
と言われたときは、あの女が来たのだと思ったそうです。
その話を聞いて私は嫌な汗が出ました。

下の住人の話からすれば、私がAの部屋に行っ たときもAの部屋にはソレがいたってことですよ?
玄関には鍵が掛かっていなかったんです。これがサスペンスドラマなら、私は必ずドア開けてますよ!
もしも、本当にそうしていたら、私はソレを見てしまったのかもしれないんです!!
……Aは今はそのアパートを出て違う所に引っ越したそうです。

臨時収入をつけてくれると言った会社が、このことを知っていたかどうか……それはわかりません。

私の結論――

・エレベーターは必ず前を向いて待ちましょう。
・ドアはゆっくり開けましょう。
・人の家のドアはどんな時でも開けようとしない。

けれど……ソレが人間でなかったとすれば(そうとしか考えられませんが)、
結局は何をしても無駄なのかもしれません。
そこの扉を開けたとき、ソレに当たらない保証が、あなたにはありますか?



29:
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:03:00.68 ID:G75lp4rB0
これは友人T君が体験したお話です

あれは、友人Aの自宅に遊びに行った時の事です
いつも土曜になると 競馬友達のAの家に行き競馬の予想などをしていました
Aの家は10階建て市営団地の9階にあり エレベーターを使ってAの家まで行ってました
いつもなら 仕事が終わり10時30分くらいにはAの家に着いていたのですが
その日は 仕事の以来が多く 一時間ぐらい残業したと思います

仕事が終わりそのままAの家に向かいました
Aの団地についたのが午後11時30くらいだったと思います

この、Aの団地のエレベーター
夜11時になると二台あるエレベーターの左側一台が
事故や事件防止などで各階に止まるようになっているのです
前にもこの団地で変質者が出て 女の子が襲われたそうです
その事を知っていた私は 左側ではなく右側のエレベーターに乗りこみました

ウィーーン・・・・ガチャン!

エレベーターの中に入り Aが住んでいる9階のボタンを押しました


カチ

いつものようにエレベーターは動きだしました
僕はエレベーター内の各階表示灯を見ながら9階に着くのを待っていました


30: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:03:47.97 ID:G75lp4rB0
ウィーーン・・


















ん?




ドッ!!

何故かエレベーターは5階と6階の間で止まってしまいました


32: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:05:07.54 ID:G75lp4rB0
T「おいおい・・どないなってるんや・・」
とりあえず 私はそのうち動くだろうと思いジっと待っていました

数分経った頃でしょうか
T「あ、Aに電話すりゃいいんだ」
と思い、携帯でAの所に電話しようと思いました
T「あちゃ・・電波来てないやんけ・・」
しかし、そのエレベーター内では電波が届かず 電話ができなかったのです
T「しょうがないな、非常ボタンを押して誰かに助けてもらうか」

そう思った私はさっそく 非常ボタンを押しインターホン越しに話かけました
この非常ボタン この団地の管理人室と繋がってるみたいです
T「すいませぇん、すいませぇん 誰かいないですかぁ」
何回呼びかけても誰もでてきません
T「おいおい・・このまま朝まで待てって言うんかいな・」

インターホン越しに呼びかけて3分くらい経った頃でしょうか
インターホンの先から何か音がしてきました

「ガチャ ガチャ はい もしもし」

T「はぁ。。助かった・・もしもし、すいませんエレベーター止まったみたいなんですけど」


「     そうですか  そのままお待ちください  」


T「お願いします」
T「はぁ・やっと出れるは・どうなることかと思った・」


33: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:06:26.24 ID:G75lp4rB0
私は、インターホンの先から聞こえた言葉に感謝しそのまま待っていたのです
エレベーター内からは6階のエレベーターホールの部分が50cmほど見える程度でした
私は その50cmの部分を見ながら「早く来てくれ 早く来てくれ」と思っていました

数分後 誰かが6階のエレベーターホールに来たような足音がしました


コツ


コツ


コツ


「やっと来てくれたんやな、 すいませーーん!ここでーす!」
私は エレベーターホールに向かって来る人に向かって声をだしました
しかし6階にいてるだろうと思われる人は一向に姿を現しません
「すいませーーん! すいませーーん!」
何回か私は声をかけましたが 返事が返ってきません

しかし、しばらくして エレベーター内から見える6階部分の所に人影らしい姿が映ったのです
私はエレベーターの後方にさがり その隙間を見ていました
すると

!!

顔だったのです・・


35: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:07:56.37 ID:G75lp4rB0
その隙間の右方向から 髪の毛らしき物が最初に見えだんだん顔全体が見えてきたのです
その時 私は直感で思ったのです
「この人・・この世の人ではない」と

顔に温度が感じられず 表情は無表情
そして目は私の方を見ず 私の右肩の方向を瞬き一つせず見ているのです

この時とてつもない恐怖を感じました
エレベーターと言う密室で逃げられない恐怖
そして目の前2mのガラスの向こうにある この世にいないはずの人がこちらを見ている恐怖
私は恐怖で動く事すらできずその場にたちつくすしかありませんでした


どれくらい時間が経ったんだろうか
その後その顔はスー・・っと静かに消えてしまいました
と、同時にエレベーターは動きだし9階についたのです
いそいで Aの家に駆け込み さっき起きた事をAに言おうとしましたが
しかし、言うのを止めました

Aの部屋で すこし落ち着き 冷静に考えました
「インターホン越しに話した人 来てくれなかったな・・」
ここで私はAに いつも管理人室には誰かいるのかを聞きました
するとAは
A「管理人なんか 昼までしかおれへんで 夜になったら自宅に戻ってるわ」
と言うのです

じゃ・・あの インターホン越しにしゃべった人って・・


みなさんも 夜一人で乗るエレベーターは気をつけてくださいね・・



37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 03:12:06.78 ID:9qATlOhfO
夜の人気のない建物とか、そこのエレベーターなんかは不気味だね



40:
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:18:03.16 ID:G75lp4rB0
>>37
|A-) だねえ…
    何かが待ち構えてそう…



50:
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:40:04.33 ID:G75lp4rB0
学生時代の友達から聞いた話です

実家に住んでいた私は就職が決まり会社に勤めるのを
キッカケに念願だった独り暮らしをする事になった

府内にある会社までなるべく近い所に住もうと思っていた私は、会社の近くの不動産屋に行き
自分で希望していた条件に合う賃貸マンションを見つけた。
さっそくそのマンションの3階の1部屋を借りて念願だった独り暮らしをスタートさせる事にした。

私が借りた3階には窓側に小さな踊り場があり簡単に言うとちょっと広いベランダって感じでしょうか。
隣近所はそのスペースをガーデニング等に使っているようだった。
他の階には3階のような広いスペースはなかった。
昔から独り暮しに憧れていた私は毎日毎日充実した日を送っていた
あの事が起こる前までは・・

会社にも慣れてきた私は仕事も順調にこなし毎日が楽しくてしょうがなかった。
ある日の夜、次の日が日曜で会社が休みだったので遅くまでビデオを見ていた
ふと時計を見ると午前3時を回っていた、ちょっと小腹が空いた私は
カップラーメンを作ろうとキッチンに向かいお湯を沸かしはじめた


51: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:41:20.83 ID:G75lp4rB0
と、その時

「ドサッ!」

窓の外で鈍い音が聞こえた
慌てて私は窓の外を見てみると踊り場の所に黒い影が見えた
「なんやろ?上の階のベランダから物でも落ちたんかな?」
と、思いその黒い影をよく見てみました
ん!?
その影をよく見てみると人の形をしているのです・

女性でした、ピンクのセーターを着た女性が踊り場に倒れていました

その現場を見た私は瞬時に女性は上から落ちたんだと思いました
驚いた私は窓を空け踊り場の方に歩んで行きました。
その時です、

「ウ・ウ・ウゥ・・」

女性は生きていました
かすかに体を痙攣させ顔がこちらの方に向いているのが見えました
しかし首が変な方向に曲がっており不自然な方向に顔がありました


52: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:42:03.69 ID:G75lp4rB0
「大丈夫ですか!」と声を掛けてみると
女性はこちらの方を見、なんとも言えない苦痛の目で私を見ていました

ズ・・ズ・・ズ・・・・

女性はこちらの方に向かって這って来たのです。
しかし、数十センチ進んだ所で息絶えたようで動かなくなりました。

その後、警察等が現場検証し自殺と言う事がわかりました。
その女性はこのマンションの10階に住むOLで、彼氏と失恋したのを苦に飛び降り自殺を図ったそうです、
部屋から遺書が見つかり動機がわかったようです。

それから数ヶ月後
その頃は会社も忙しくなり残業が多くなっていました。
会社から帰宅するのも深夜になることが多くなったある日
いつものように会社で残業をし自宅に帰ってきたのが深夜1時くらいだったと思います。
さすがに連日の残業で疲れていた私は、自宅に帰るや否や
着替えもせずにベッドに倒れるように横になりました。



54: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:43:25.56 ID:G75lp4rB0
そのうち眠気が襲ってきてウトウトとしだしたその時

ドサッ!

私は一瞬にして目が覚めました
窓の外で何かが落ちてきた音を聞いたのです。
私は「もしや・・」と思い恐る恐るカーテンを少し空け外を見てみました。
しかし見てみると外には何もなかったのです。
しかし、次の瞬間、目の前に上から落ちてくる人影が見えたのです。

ドサッ!

明らかに人間でした。
そして次の瞬間

ズ・・ズ・・ズ・・

その落下してきた人影がこちらの方に向かって這ってきたのです。
私は何故か金縛り状態になり窓の外の人影から目が離せなくなっていました。
そして、その人影はだんだんこちらに少しづつ少しづつ近寄ってきたのです・・
よく見るとその人影はピンクの服を来ておりこちらの方に視線を投げ掛けているのです。

あ!
私はその人影に見覚えがありました。
そうです、数ヶ月前に失恋のショックで飛び降り自殺したあの女性だったのです。
「な・なんで・・死んだんじゃないのか!」
と私は心の中で思っていました。


55: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:44:52.62 ID:G75lp4rB0
その女性は私の部屋の前まで這ってくると不意に立ちあがり窓にヘバリついてきたのです。

ベタッ

私はあまりの恐怖にそのまま意識を失いました・

気がつくとカーテンの隙間から日が差しており朝になっていました。
私は「あれ・は・夢だったのかな・うん、きっとそうだ」
と夢を見たものだと思い、いつも通り会社に出勤しました。

しかし、次の夜も

ドサッ!

ズ・・ズ・・ズ・・

どうやら夢ではなかったようです。

それから日がたち、久しぶりに学生時代の友人と会う事になりました。
友人に家の場所を教え尋ねるようにと伝えその日の夕方友人が家に尋ねてきました。

友人「おー久しぶり! あれ?お前痩せたなぁ、仕事でも忙しいのか?」
私「うんうん、まぁな、残業も多いし、それと・・ま、上がりぃや、散らかってるけど」
友人「おう、んじゃ、お邪魔します」

それから夜まで今までの学生時代の思い出話や仕事の話など酒を飲みながら話してました。


56: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:45:04.29 ID:G75lp4rB0
そのうち私も友人も睡魔に襲われウトウトし始めた時

ドサッ!

友人「ん?なんか窓の外で音したな」
私「ぁ・ああ・・そうやね・・ま、気にしないで寝ようや・」
友人「気にするなって言われても、あんな大きな音聞いたら気になるやんけ」

と言い、友人は窓の方に向かいカーテンを空けようとしました。

私「おい!止めとけ! 空けるな!」
友人「は?なんでやねん・ あの音は絶対なんか上から落ちてきた音やで、見てみようや」

と言いカーテンをガバッっと空けてしまったのです。

友人「・・・・・・」

ズ・・ズ・・ズ・・・・

その日を境に友人は私の家に遊びに来ないようになりました・



63:
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:01:36.15 ID:G75lp4rB0
あれは、私が某有名アミューズメントパークに勤務していた頃の話です。
当時、私はその中の飲食部門で主任をしておりました。
夏にもなれば一日一万人を超える人々が訪れ、毎日せわしなく過ごしていたある夜のことです。

その日私は残業があり、気がつくと時計は二十三時を回っていました。
閉園時間はとっくに過ぎており、客はおろか清掃関係の人間もいない時間です。
園内には、私と警備の人間が二名ほど残っている状態でした。
私は机を片づけ、自宅に帰ろうと事務所を出ましたが、
出口までは長い地下のトンネルを通らなければなりません。


いつもは電気がついているのですが、その時間にもなれば、非常口を示す小さな明かりのみです。
怖さもありましたが、通らなければここからは出られないので、足早にそのトンネルに足を踏み入れました。
左右にはいくつもの鉄製のドアがずらりと並んでいます。
辺りは静かで、園内を流れる水の音だけが響いていました。

ちょうど中間の地点へ来た頃です。
突然、左右のドアのノブが「ガチャ!ガチャガチャ!!」と動き始めました。
片方ならともかく、左右同時です。
私は恐怖に駆られて走りだしてしまいました。
しかし、私が通り過ぎるドアのノブはすべて音をたてて回り始めます。

走ってトンネルを抜け、宿直のいる警備室までたどり着きました。
そこには友人が勤務しており、当日は運よく彼がいました。
私は先ほどの話を彼に聞かせ、園内に残っている人間の有無を確認したところ、
「われわれ以外はいない」という答えが返ってきました。


64: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:02:24.72 ID:G75lp4rB0
友人に話したせいか、怖さは薄れ、逆に興味がわいてきていました。
友人に頼み、その日は一緒に園内を監視させてもらうことにしました。

警備室はセンサーと各所に配置されたカメラを通して
園内の様子を知ることができ、監視にはうってつけでした。

さっそくモニターに見入り、何かないかと待ちかまえていましたが、何事もなく時間だけが過ぎていきます。

夜中の一時半を過ぎた頃です。
突然センサーが鳴り、二人であわててその場所のカメラを見ると、
何も映っていない、ただがらんとしたホールが映し出されていました。
友人は仕事上、センサーが鳴ればその場に行かなければなりません。
しぶしぶ彼は現場に向かいましたが、何もなく帰ってきました。

その直後、また同じセンサーが反応しました。
二人でカメラを見ると、奥に女性が見えました。
まわりが暗くはっきりとは見えません。
しかし、女性です。

そこは販売店などなく、何かと間違えようがないところです。
二人して顔を見合わせ黙ってしまいました。
友人がその場を動かないので、私は無線機とライトを借り、
無線で友人に連絡を取りながらその場に行くことにしました。


曲がり角から恐る恐る覗き込むと、誰もいません。
私は辺りをライトで照らし、慎重に進みました。
カメラに映っていた女性が立っていたところにライトを向けましたが、
がらんとしたホールだけが広がっています。



65: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:03:32.38 ID:G75lp4rB0
私が無線で女性の存在を確認しようとした時です。
無線から友人の声が先に聞こえました。
「いるぞ! ……まだいるぞ! お前の前だ!」
血が凍るような衝撃を受けて、その場に固まってしまいました。

しかし私にはなにも見えません。
私は唯一動く口で、どのくらいの距離だとききました。
返事がありません。
もう一度呼びかけましたが、返事がありません。
聞こえるのは、「ザァー……ザァー……」という音だけです。

混乱した私は、前に歩き始めていました。
だいたい女性が立っていた場所まで五メートルというところまで来た時、無線から彼の声が聞こえました。

「行くな! 女だ! お前のほうに歩いてきてる!! 戻れ!」
彼の叫び声がホール中に響いていました。

私は「ヤバイ!」というきなくさい感覚に襲われ、金縛りのように動けずにいました。
正面の暗いホールの広がりから、私の前だけ何か違うものがいて、
こちらに向かってきているのがわかりました。


無線からの友人の声が絶叫に変わった時、私の横をたしかに。人が通りました
温度をもった人の気配が……。
その直後、私は動ける感じがしたので、一目散に警備室に逃げこみました。

私が戻ると彼は頭を抱えていました。
私も動揺していましたが、彼の様子は尋常ではありません。
何があったのかききました。
女は私の横を通り過ぎ、カメラに向かいまっすぐ歩いてきたそうです。

カメラが見えないところに消えたと思ったらしいのですが、
次の瞬間、画面いっぱいに顔が映し出されたそうです。


私はその後二年ほどで退社しましたが、同僚やほかの業者の方も多数似たような体験をしているようです。
現在この施設は閉園され、別のものになっております。


70:
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:11:17.59 ID:G75lp4rB0
これは私の友人Kが、実際に体験した話に基づく。

Kは当時23歳、大学卒業後、地元静岡に戻って就職、両親と同居し、実家から会社に通勤していた。
Kのその実家は愛鷹山をだいぶ上ったところにあるのだが、森林が晴れたところにあるため、
家の明かりがついていれば、十分麓からでも確認できる位置にあった。
なので、Kは仕事から帰る途中の麓のバイパス道から、
いつも自分の家を何気に見つつ車を走らせていたそうだ。


ところがその日、仕事からの帰路、車を運転しながらいつものように家を目で探していたが、
家の明かりを確認できないまま、家まであと3キロのところまで来ていた。
Kはそのとき、その日は雨が降っていたため、家の明かりが見えなかったのは
雨で視界がぼやけていたせいだろうと思ったそうだ。

ところが家まであと1キロという所まで来たとき、
ここまでくれば雨や何やらに関係なく家を確認できるのだが、

家の明かりがついていないことにきがついた。

新社会人であるKはこの時期まだ、勤務時間後は直で家に帰り、両親と共に食事をとる事が多かった。
そのため、家に誰もいない事を不審に思いつつも次の瞬間、
母親がその日の朝言っていたことを思い出し、納得した。


というのは、両親は、町内の集まりで、姉妹都市である某R市へ泊まりに行くことになっていたからだ。
そのことを家まであと500mというところで気づき、
幾分ほっとしたその瞬間、走行中の彼の車のエンジンが急に停止した。


いままでこんなことは一度たりとてなく、かなり焦り、
(というのは彼の車が停止した場所は、私も学生時代深夜友達と通った事があるのだが、
この年齢になっても一人で通る事は決して避けたい、林の中の一本道である。)
しかしこのままでいることもできないため、エンジンを見ようと外に出ようとしたが、ドアが開かない。
このとき彼は 霊 を直感したそうだ。


71: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:12:06.78 ID:G75lp4rB0
少し前までは雨の音と思っていたザーザーという音も、
そのときはっきり、何かを引きずる音だと確信した。


そしてその音は後ろから徐々に彼の車に近づいてくると、
彼は半狂乱で何かを叫び、破壊せんとばかりに窓を叩いた。

が、さらにその音は近づいて来たため、もう彼には何かを叫びながら、
耳をふさぎ、うずくまる事しかできなかった。


そして数十秒後、顔を上げようとした彼の足元から、
その半分を失い、焼けただれた、頭だけの物体が、徐々に徐々に這い上がってきた。

が、そのとき突然エンジンが動き出し、と同時にその頭も消えた。

彼が家に着くとすぐ、けたたましく電話のベルがなったが、無視して、電気という電気は全てつけ、
テレビのボリュームの音を大きくして、少しでも部屋を賑やかにしようとしていた。服は全く汚れていなかった。
家に着いたときから10分とあけず、電話が鳴っていたため出ると、警察からだった。

「OOさんのお宅ですか、++署のものですが、Kさんですか?
あなたのご両親と思われる人が交通事故にあいまして・・・」

彼は20分後、警察署で警察官に説明をうけていた。

「即死と思われます。遺体の回収は一応終わったのですが、ただ・・・」

「ただ・・・?」

「女性のほうの頭部が見当たらないのです・・・」



79:
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:28:02.34 ID:G75lp4rB0
後輩は、某ソンの深夜バイトをしていた。
そのコンビニは、深夜になるとかなり暇になるらしい。
後輩はいっしょにバイトしている先輩と、いつもバックルームでのんびり漫画など読んで過ごしていた。

ある日のこと。
いつもと同じようにバックルームでお菓子を食べながら、後輩は先輩と駄弁っていた。
仕事と言えばたまにモニターをチェックするくらいである。
モニターは画面が4分割されていて、レジ2箇所、食料品棚、本棚を映しているのだが、
ふと見ると、本棚のところに女の人が立っているのを後輩は見つけた。

腰まである異様に長い髪をした女の人だ。
「おかしいな、チャイム鳴らなかったぞ」と先輩はいぶかしむが、
たまに鳴らない事もあるので、さして深く考えず二人はまたしゃべり始めた。

しかし、である。
いつまで経っても女の人は動く気配を見せない。
本を読んでいるのかと思えば、何も手にしていない。
ひたすらじっと本棚を見つめているだけである。

「おい、こいつ万引きするつもりなんじゃないか」
先輩が言った。
どことなくおかしな雰囲気のする女の人である。

後輩もその考えが浮かんだところだったので、頷いた。
二人で挟み撃ちすることにして、バックルームを出る。
先輩はレジ側から、後輩はバックルームへの出入り口から本棚へ向かう。


80: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:28:58.43 ID:G75lp4rB0
いざ本棚へ到着してみて、二人は首をかしげた。
そこには誰もいなかったのだ。
おかしい。絶対挟み撃ちにしたのに…。

すると、トイレのほうから水を流す音が聞こえてきた。
何だ、トイレに入っていたのか。
おかしな人だな、と思いつつ、二人はすぐバックルームへと戻った。

しかしモニターを見て、二人は初めてぞっとした。
さっきと全く変わらない立ち位置で、女の人が本棚を見つめていたのだ。
早い。早すぎる。
トイレからそこへ向かうのと、バックルームへ戻るのとでは、
明らかにこっちの方が早いはずなのだ。
しかも、なんで同じ格好で本棚に向かってるんだ?
もしかして、モニターの故障では。
顔を見合わせ、頷きあって二人はもう一度、バックルームから挟み撃ちの隊形で本棚へと向かった。
すると、また女の人はいない。

冷や汗がにじむのを感じながら、今度は何も言わずに二人はバックルームへと戻った。


82: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:30:09.17 ID:G75lp4rB0
無言で、しかし真っ先にモニターを確認する。
「あ、いなくなってるぞ…」
先輩が呟いた通り、モニターからは女の人の姿は消えていた。
後輩の心中にほっとしたものが広がる。
よく確認しようと、先輩の横に顔を乗り出した。その時。

「待て、動くな」

先輩が突如、押し殺した声を出した。
は?と思ったが反射的に従う。
二人、モニターを覗き込んだ格好のまま固まっている。

「いいか、絶対に今振り向くなよ」

やはり先輩が押し殺した声で言った。
何でだろう、と思った後輩だが、モニターをじっと見てそれを理解した。
画面の反射で、自分の顔と先輩の顔が映っている。
しかし、その真ん中。

もう一つ、女の人の顔が覗き込んでいたのだ。

悲鳴をこらえ、後輩はまさしく硬直した。


83: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 04:31:00.22 ID:G75lp4rB0
じっと耐えること数分、その女は

「…………」

と何事か呟くと、すっと離れた。

そしてさらに1分。
もういいぞ、と言われて後輩はやっと息をついた。
恐る恐る振り向いても、誰もいない。

どくどく脈打つ心臓を押さえ、後輩はモニターから離れた。
「ここって、なんかでるんやなぁ~」
先輩は感慨深げに呟き、後輩のほうに同意を求めた。
「そうですね」

と、先輩を振り向いて、後輩は再び硬直した。
その視線をたどったか、先輩もモニターのほうへ向き直る。

そこには、さっきの女の人が。
しかも今度は、カメラの方を向いて大口を開けて笑っている!!

もう二人は何も言わなかった。
何も言わず、某ソンを裏口から飛び出したと言う…。



54
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/05/07(土) 02:16:00.63 ID:HzdF696o0
10年前の話、当時中学生だった俺は仲良しと二人で下校。
ちなみに俺の住んでるところは海の近く。

二人でしゃべりながら帰宅してる途中全身黒の
服装の細くて長身のおばさん(40代?帽子も黒)が話しかけてきた。

喪服とかなじゃないんだけど、ちょっと異様だと感じた。

「海はどこですか?」
と聞いてきたので海は近いけど道は複雑で丁寧に教えてあげた。
おばさんはありがとうと言い残して去っていった。
海行っても何もないしなにしにいくんだか…。

普段は明るい友達がそのおばさんとあった後、急に黙り込みこういった。
「あの人すごく怖かった」
といいだした。
たしかに異様だったしなんか気になったけど帰宅。


55毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/05/07(土) 02:16:23.12 ID:HzdF696o0
その日の夜その友達から電話がかかってきた。
仲がよくても電話をするのは初めてだ。
「今日あったあの怖いおばさんが海で死んでるよ!!」
うそだろ?おれもパニックを起こした。

第一発見者はなんと友達の兄貴。
兄貴に呼ばれて友達もしっかり確認したらしい。
俺も現場に向かって野次馬がいっぱい来て現場検証とかしてたな。
その後新聞に原因は自殺とでてた。

しかももっと怖かったのはそのおばさん、旦那を殺して自殺した模様。
殺してまもなく俺と友達は話しかけられたみたいだ。
あの日のことが忘れられない……。
ニュースでも取り上げた。
この事件結構トラウマになってる。



63: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/05/07(土) 02:52:52.34 ID:HzdF696o0
小学生の頃、田舎に住んでいたいた時の話。

その村には鎌爺という、有名な爺さんがいた。
その爺さんは身内の人が面倒を見ているらしいが痴呆症らしく、
いつも同じ道端に座っていてボーとしている人だった。

そしていつも手には何故か草刈り用の鎌を持っていた。
そのせいでみんなから鎌爺と呼ばれていた。
僕は近くにある百貨店や友人の家に行くときにこの鎌爺の前を通るのがものすごく怖かった。
なにせボケてるし、その手にはいつも草刈り鎌、いつ襲ってきてもおかしくない。

ある日僕が、友達の家の近くで遊んでいた時のこと、激しく車のクラクションを鳴らす音が聞こえてきた。
なんだろう?と思い、音の鳴る方を見てみると、軽トラックが道路に止まっていた。
そして道路の真ん中には鎌爺が座っていた。

鎌爺を道路からどかそうとしてクラクションを鳴らしているらしいけど鎌爺のほうは、
いくらクラクションを鳴らされても動ぜずただボーとあらぬほうを見ていた。

僕はしばらく、その様子を遠くから見ていた。
やがて二人の夫婦が車から降りた。
夫婦はこの辺りに住んでいる人らしく今から畑に行く途中らしかった。
その夫婦は車から降りると鎌爺を二人で抱えた。
僕は鎌爺を車の通行の邪魔にならない、端のほうに連れていくのだろうと思っていたが、違った。

その夫婦は、鎌爺を抱えるとまっすぐ僕のほうへとやってきた。
僕はなんだか少し怖くなり、その夫婦に見つからないように、他人の家の物陰に隠れてその夫婦を見ていた。
その夫婦はトラックの停めているところから少し離れた所にある井戸の所までその鎌爺を抱えていった。

井戸の所まできて鎌爺を降ろすと夫婦は一息ついた。
僕は何をするつもりだろうとそれを見ていたが、
しばらくしてまた鎌爺を持ち上げた、そしてそのまま井戸の中に…。


64毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 02:53:36.89 ID:HzdF696o0
はっきりとはその瞬間を見ることはできなかった。
あまりの恐ろしさに目をそらしてしまったからだ。
僕は怖くなりその場を逃げ出したかったが、
あの夫婦に見つかると自分も井戸の中に放り込まれるのではないかと思い、
とにかくその場を動かずにその夫婦がその場を去るのを待っていた。

やがて、その夫婦は何事もなかったように軽トラックに乗り込むとそのままその場所を去った。

それを確認して僕は、走って家に帰り母親にそのことを説明した。
しかし、母親は信じてくれなかった。考えてみれば、
昼間のそれも近くに割と民家の密集しているところである。
そんなことが、白昼堂々行われるとは、信じられない。

あまりに唐突な出来事で僕自身もなんだかいまいち実感がなかったくらいだったし、
投げ込まれる瞬間をはっきりと見たわけでもなかった。
結局、僕の言ったことは誰にも信じてもらえなかった。
僕もあれはもしかしたら僕の勘違いだったもかも知れないと思うようになった。
井戸に投げ込んだように見えたけど、鎌爺を井戸の脇、僕から見えない位置に置き直しただけじゃないかと。

だけどその日から鎌爺の姿を見ることがなくなった。
何日かして、父親になにげなく鎌爺はどうしたの?と聞いてみた。
父親の話だと病気になっていて、今はずっと家で寝たきりらしいそうだ。
僕は鎌爺のことが気になっていて、本当に鎌爺が生きているのか確認したくなって、家に行ってみようと思った。

鎌爺の家は僕の家から歩いて10分ぐらいの距離にあるんだけど、
鬱蒼とした森みたいなとこにあって夜には絶対来たくない場所だった。
友達にちょっと見に行かないかと誘ってみたけど用事があるとか何とかで結局誰も誘えなかった。

ここで止めとけば良かったのに当時の僕は好奇心が旺盛で、
昼間だし大丈夫かなと思い一人で行くことにした。
普段は大人しくても呆けた老人の行動は読めないので
工作に使っていた小刀を一応護衛代わりに持って行くことにした。


65毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 02:54:57.10 ID:HzdF696o0
父親から鎌爺の家もある場所を聞き、その場所に一人で向かった。
家は、いつも鎌爺が座っていた道端からそう遠くない所にあった。
僕は鎌爺の家の前を通り過ぎるふりをしながら中を見てみた。

家は結構大きかった、人の気配がなくてがらんとした感じだった。
僕は通り過ぎてしばらく少し離れた所から家の様子を眺めていたが、鎌爺の姿を見ることはできなかった。
しばらくそうして見ていると、見覚えのある軽トラックが、鎌爺の家のほうに向かってやってきた。
あの時の軽トラックだった。軽トラックはそのまま鎌爺の家の中に入っていった。

僕はまた引き返して、鎌爺の家の前をまた通りすぎた。
家の中に軽トラックが停めてあった。
そしてあの時、鎌爺を抱えていた、夫婦が軽トラックから荷物を降ろしていた。
どうやらその夫婦が鎌爺の身内の人らしかった。
一瞬嫌なことが頭をよぎった。
もう関わるのはやめようと思いその日はそのまま家に帰った。

それから何週間か過ぎ、近くに住む同じ学校に通っている2つ上の親せきの子の家に泊まることになった。
夜、眠るときに僕はその親せきの子になにげなく鎌爺って最近見ないね。と言った。
親せきの子は鎌爺のことについて知っていた。
今は病気で寝たきりになっているらしい、だけれども鎌爺は最近、
夜になると家を抜け出してあちこちうろつくようになっているらしい。

そして、その親せきの子の友人は最近その鎌爺を見たらしい。
その友人は夜中に畑のあぜ道で、屈んで何かを食べている鎌爺を見たんだそうだ。
何だろうと思いよくみると、犬を鎌でさばいて食べていたんだという。
その友人はそれを見て恐ろしくなって逃げ帰ったそうだ。


66毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 02:55:42.20 ID:HzdF696o0
その後も、学校中で鎌爺のいろいろな話は何度か聞いた。
元々、怖がられ、気味悪がられていたけれど、夜にうろつくようになり、
奇っ怪な行動をするようになり更にいろいろな噂を聞くようになった。

学校側や子供達の親は、最初の内はよくある学校の怪談話のようなものだと思っていて
あまり真剣にこの話を聞いてはいなかったが、確かにボケて鎌を持ち歩いているような老人が、
夜な夜なうろついているのは危険だと思ったらしく、
鎌爺の身内の人あの夫婦に夜中に出歩かせないよう言いに行ったらしい。

そういうことがしばらく続いたあと、その夫婦は引っ越していった。
友達の話だと、鎌爺は病気が悪化して大きい病院に入院することになったらしい。
それで、夫婦は病院の近くに住むことになったそうだ。

だけどその後も、鎌爺を夜に見たと言う話はたびたび聞いた。
みんなは、鎌爺がまだ生きていると思っていたが、僕はもう鎌爺が死んでいると思っていた。
何度か井戸のなかをのぞきこんで、死体があるのかないのか確認しようかとも思ったが、
僕はあの一件以来、どうしても井戸に近づく気にはなれなかった。
もし本当に死体があったらと怖かった。

それから2年ぐらいして、僕はその村を引っ越すことになった。
それから鎌爺がどうなったのかは解らない。



69毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/05/07(土) 03:06:23.00 ID:HzdF696o0
もう10年以上前の話の実話。
夏休み、僕は母親に頼まれて知り合いの八百屋でアルバイトをすることになった。
近々そこの奥さんに子供が生まれるということで手伝いに行けということだったと思う。

8月31日、バイトの最終日だったからよく覚えている。
朝10時頃、八百屋の旦那と僕がトラックで巣鴨の青果市場から戻ってくると、
お店の前に人だかりができている。
遠目に見ても深刻そうな顔をしている。
何よりも妊娠中の奥さんがその中央で泣きじゃくっていた…

青くなった旦那さんが
「なんだ、何があったんだ?」
と慌ててトラックを降り奥さんの所に駆け寄った。
僕もすぐ人ごみを別けながら後に続いた。

「いったいどうしたっていうんだ。」
と旦那さんは奥さんの肩に手を置いて優しく語りかけると、奥さんはウワーと旦那さんに抱きついて
「あのマンション、イヤ、怖い、何かいる!!!」
(そのときの顔は一生忘れられないが…)全くブラシを入れていないボサボサの髪を振り乱し
周囲が真っ赤になった目を剥いてそれこそ狂ったように喚きはじめたのだった…

実は八百屋さん夫婦はもともと僕の両親が経営するアパートに長らく住んでいた。
この度子供が生まれるというので、お店の近くにある中古マンションを一月ほど前に購入したのだった。


71毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 03:07:30.85 ID:HzdF696o0
奥さんはまさに錯乱状態で旦那さんに抱きついて大声で泣きじゃくっている。
旦那さんはちょっとビックリした顔をしていたが、直に笑って周りを見回した。
すいませんっていうような表情をしていた気がする。

しばらくそのままの状態が続いていたが、奥さんの鳴き声が少し落ち着きはじめた頃を見計らって
旦那さんは奥さんにたずねた。
「なに言っているんだ。何がいるっていうんだ?」
すると奥さんは(夫が帰ってきたので少々おちついたか)涙をボロボロこぼしながら少しづつしゃべりはじめた。
「男がいるの…。でも人じゃない。」
「え…」

奥さんがいうにはこうだった。
朝4時ごろ旦那さんが市場に行くのを見送ってまた寝たらしいのだが、7時ごろ違和感を感じて
布団の中で目をさましたら、中年の男の顔が鼻と鼻をこするような距離で浮いていたそうだ。
アッと思ったら空に溶け込むように消えていったそうだ。

旦那さんは困惑の極みというような表情をして聞いていた。
奥さんは
「あのマンション変よ、なにかあったのよ。」
と旦那さんに泣き叫んでいる。
2人ともこれをどう解決していいか全くわからず途方にくれていたようだった。
もちろん僕もこんな事態になんて生まれて初めてのことなんでただただ固まっていた。

するとそれを聞いて、どこかに電話をしていた隣の果物屋のおばあさんが
商品のスイカとメロンを手にもってこちらにやってきて2人にしゃべりはじめた。
「今、地元の不動産屋さんに聞いてみたんだけど、そのマンションに前住んでいた人が近くにいるそうだ。
そこにこれもっていって供養してもらいなさい。」
そのおばあさんは他にも何か聞いたようだったがそれ以上なにも言わなかった。

旦那さんは
「そうします。」
と言って供物を受け取り、その場はそれでおしまいとなった。


72毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 03:08:35.61 ID:HzdF696o0
その昼、僕はバイト代をもらいにそのマンションにいくことになった。
バイトは午前中だけで、その後は予備校の夏季講習にいくのがその頃の生活だった。
旦那さんも昼は自宅に戻り、食事と仮眠をするのがいつものスケジュールだった。

僕と旦那さんは歩いてそのマンションに向かった。
「おい、ゆうちゃん(僕です)、どう思う?」
旦那さん聞いてきた。
「僕にはよくわからないですが、こんなこともあるんですね。」
と答えると
「あの部屋、異常に安かったんだよなぁ(バブル期です)。まぁ前の主が亡くなったとは聞いてはいたけど…。
なにか部屋の壁紙の模様でもそうみえたんじゃないかな?」
そこで僕はちょっと冗談半分に
「写真でも撮ってみたらどうです?それっぽいのとって正体はこれでしたと見せて安心させてあげたらどうでしょう?」
と言ったら
「そうだなぁ~そうするかそれもひとつの方法だよな」
とちょっと考え込みながら言った。

5分ほどでマンションに着きその麗の部屋の前でちょっと待つように言われた。
「ちょっと待ってて、部屋まだ片付いてないしさw。バイト代持ってくるよ。」
「わかりました。」
15分ほど待っていると、旦那さんが出てきた、
「別に変なことはないけどな。はいこれ、ご苦労様でした。」
とバイト代の入った封筒を渡された。それと一緒にフィルムも1本渡された。
「これも現像頼むわ。それっぽいところ撮ってみたよ。俺これから不動産屋に連絡して
お供え物もってその前の住人のとこ挨拶してくるよ。」
「わかりました。」
「おう、明日から学校だろ、勉強頑張れよ」
お礼を言って僕は旦那さんと別れた。
実はこれが彼との永遠の別れになるとは露とも思わなかった…


74毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 03:10:33.02 ID:HzdF696o0
次の日から学校が始まり、また忙しくなった。フィルムのことも気にはしていたが
あれから八百屋の旦那さんからの連絡もなく、まぁ1週間ぐらいはいいだろうとそのままにしておいた。

ところが直に事態は急変した。
近所に住む同級生が電話して来たのだ。
彼は家計を助けるために新聞配達のバイトをここ1年ず~っとやってきた真面目なやつだ。
「この間、お前がいっていたそのマンションどこ?」
とちょっと声が上ずっている。
「あぁ、Tストアの上、N町会のところの。」
「そっか、あそこか…。やっぱりなぁ。こんなことってあるのかなぁ。」
「どういうことよ?」
すると彼は興奮して話し始めた
「あそこなぁ、俺ともう一人の先輩の担当なんだけど、料金回収のときにさ。俺たちが発見したんだよ。」

僕も薄々は察してはいたが
「何を?」
と聞くと
「死体だよ。そこのご主人の…。自殺した死体。」
「(やっぱり…)それでどうしたんよ?」
「すぐ警察呼んで事情聴衆。まぁ明らかに自殺だったんだけどね。首吊りの。」
「げ、すごいの見たね。」
「あぁ、後で聞いたんだけどそこのご主人は脳に腫瘍ができていたらしく、それが原因で神経が失調していたそうだよ。
まぁ狂っていたんだって。奥さんと子供が逃げ出して近くに住んでいるみたいだけどね…」

…それを聞いてなにか不味いという気がした僕は前にもらったフィルムをすぐに現像に出すことにした。
休日の朝のことだったので、夕方には現像が終わるということだった。
写真を受け取りに行くときに僕はちょっと怖くなったので
その友人(他にも4~5人いた)にも一緒に来てもらった。

現像された写真を僕たちはみて驚いた、というか信じられなかった。
写っていた。
男の人となにか小さい人影がいっぱい。


75毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 03:12:24.73 ID:HzdF696o0
男の人は人間のデザインではあったが底辺と上辺がずれた(平行四辺形)ような感じにずれて写っていた。
パジャマのようなものを着ていた。
腕は下にダランとたらして、足はまるで波に流れたような状態で曲がっていた。

顔は普通のおじさんだが、目は黒い穴、口はだらしなく垂れ下がり微妙にゆがんでいた。
その足元には…ちょっと信じられないが20センチぐらいの…
小さな武士?とういか着物をきた男?たちが
手に刀のようなものを持ってその男の周りに12~3人ほど立っている。
「これ本物…?」
と友人たちはちょっと恐怖が見える表情で話している。

「どうしようか…?これ持っていっていいものだろうか?」
とそのとき内心そう思った。
正直、あまりにもあまりな写真なんで、からかっているのか、
冗談にもほどがあると思われてしまうのではないかと考えたからだ。
あの奥さんの顔を思い出したらちょっとこれは面白半分でも持ってはいけない。
そのときはそう思った。

でも…それがあんな町内が大騒ぎになってしまうような幽霊話になってしまうなんて…
そして、人が一人死んでしまうなんて…
思わなかった…

後述するようなことが起きたあと写真は学校の先生に渡した。
友人たちと話あって決めたことだった。
今から思えばなんでっと思うのだが、当時こんな
異常事態を相談できる身近な大人は先生ぐらいしかいなかった。

持ってちゃまずいような気がしていた。
先生は笑いながら受け取った、一応理由は説明したがおそらく信用はしていなかったと思う。
写真はそのあとどうなったかは知らない。ネガもない。


77毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 03:13:35.75 ID:HzdF696o0
一ヶ月ほどして、いろいろなことがおき始めた。
八百屋の旦那の様子がおかしくなっていったらしい。
なにかブツブツつぶやいているそうで気味悪がってお客が来なくなってしまいだした。
例の部屋にはその男が相変わらず現れ続けているらしく、台所で奥さんが調理をしていると
冷蔵庫と壁の隙間から1mぐらいの妙に歪んだ首をだしてじ~っと彼女をみていたり、
また家に帰ると3回に1回は部屋のどこかに立っていてすぅっと掻き消えていくそうだ。

また親戚が泊まりにいたときは、そこの子が夜中泣きながら大人のいる部屋にやってきて
「布団のある部屋で変なおじさんが暴れている」
と言い出し、そのときやっていた能だか歌舞伎のテレビ放送をみては
「こんな人さっき廊下でいっぱい歩いていたよ。」
と怖がっていたそうだ。
(これらの話は奥さんが店でお客さんにケラケラ笑いながら話していたそうだ。壊れ始めていたのだろうか?)

それから3ヶ月、その八百屋は閉店した。旦那さんが死んだからだ。
その幽霊と思われる前の主人と同じく脳腫瘍をわずらい、気がふれ店で暴れ
最期にはその部屋で首吊り自殺をしたのだ。
残された奥さんは生まれたばかりの子供をつれて近所にあった実家に戻っていったそうだ。
町内はその話で持ちきりになった。
10年たった今でも時々その話が出たりする。

そのマンションはまだあるが、誰もすんでいない。
近所の人がなにか教えてくれたりしてくれたのだろうか?
その後一度誰か越してきたが、直に出て行ったそうだ。
そしてはやりそのときも男の幽霊がでたらしい。

ただその男の特徴はどうみても八百屋の旦那だったそうだ。



87毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 03:39:02.19 ID:HzdF696o0
私が警備員のバイトをしていた時の話です。
転属先はとあるホテルで、夜間の勤務シフトは二人でやってました。
そこで警備会社のNさんと知り合ったんですが、そのNさんが体験した話です。

数年前、ある家電メーカーで働いていたNさんは、リストラされそうでした。
そして出向先の子会社から、体よく研修所に追われたそうです。
関東の某所にある、寮付の研修センターでは、
メーカーのリストラ対象者が集められ、PCのスキルアップを強いられました。


講習と技術検定、資格取得のハードスケジュールで、
それをクリアした者だけが、新たな勤務先に送られたそうです。

Nさんはついてゆけず、かといって退職する勇気もなく、精神的に追い込まれた状態でした。
それでも土日研修所に残って、資格試験の勉強に励んでいたと言います。

管理人は別棟で生活していて、寮にはNさんただ一人。
夜も更け、もうそろそろ寝ようかと思い、建物の端にあるトイレへ。
日々のプレッシャーのせいで、腹下し気味だったNさんは、溜息をつきながら便座に腰掛けました。

しーんと静まり返った清潔なトイレ。
ウォッシュレットのボタンを押して、ささやかな気休めに浸っていると、

トン、トン、トン。

誰かがドアをノックしたそうです。
Nさんは咄嗟に管理人のおじさんかと思い、
「入ってます」
と声をかけました。
すると、ドアの向こうから、明らかに管理人ではない誰かが話しかけてきたそうです。

「山○○雄さんですか?」


88毒男 ◆B.DOLL/gBI 2011/05/07(土) 03:40:05.45 ID:HzdF696o0
抑揚のない、少し甲高い感じの声がしました。
「い、いや、違います」
Nさんは動転しながらも、そう答えました。
すると矢継ぎ早に
「田○○郎さんですか?」

Nさんは思わずドアノブを固く握り締めていたそうです。
なぜなら、扉の向こうに人の気配がなかったからです。

「○村○明さんですか?」
(この名前はすべて仮名です。Nさんはパニック状態で、
ある一人の名前以外、全然覚えていないとのことです)


「M・Tさんですか?」
ドア越しに、初めて聞き覚えのある名前が告げられました。
「あんた、いったい誰なんだっ!」
Nさんは恐怖に呑まれまいと、怒鳴り声をあげたそうです。

「死神です」

そののっぺりした声を掻き消すように、Nさんはうなり声をあげながら、ドアを蹴って外に出ました。

「そしたらさ、トイレには、誰もいなかったんだよ」
「それって質の悪い肩たたきみたいなもんですかねえ」
私は一人でトイレに行くことを想像して、皮肉めいた口調で聞きました。
「どうだろうね」
Nさんは感慨深げに遠い目をして言いました。

「M・Tは本社勤めしてた時の上司でね、あの一年前、自殺したんだよ」

私は朝までトイレを我慢しました。



28 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2007/09/04(火) 05:49:45.35 ID:yuilJkSZ0
※自己責任注意
おれ(A)がBCと呑んでいたとき、

D先輩がいきなりBのアパートを訪ねてきた。
顔面真っ青で、突然「おまえ等、裏返しの話を知ってるか」と話し出した。
そのときおれは、酒を買い足しにいこうとしたときだった。

Dさんが止める様子もないので、缶酎ハイを買いに出て十五分ばかり中座した。
部屋に戻るとDさんは大分くつろいだ様子で、
おれが買ってきた酎ハイを喉を鳴らして一気に呑んだ。

「なんの話だったんですか?」
「だから裏返しだよ」
「裏返 し?」
「裏返しになって死んだ死体見たことあるか?」
「・・・いいえ。なんですか、それ?」
「靴下みたいに、一瞬にして裏返しになって死ぬんだよ」
「まさか。なんで、そんなことになるんですか?」

先輩は、くっくと喉を鳴らして笑った。


30毒男 ◆B.DOLL/gBI 2007/09/04(火) 05:50:26.04 ID:yuilJkSZ0
「この話を聞いて2時間以内に他の人間にこの話をしないとそういう目にあうんだ」
「不幸の手紙ですか?」
おれは本気にしたわけではないが、聞き返した。
今なら「リング」ですか?
と言うところか。

「なんとでも言え。とにかく、おれはもう大丈夫だ。
もさもさ してないで、おまえ等も話しにいった方がいいぞ」
なにか白けた感じになったが
買い足してきた分の酎ハイを呑み干して、宴会はお開きになった。
先輩はバイクで去り、BCはBのサニーに乗った。

スタートし た直後、サニーは電柱に衝突した。

呑み過ぎたのかと思い、
すぐに駆け寄ってみるとBCは血まみれになっていた。
そんな大事故には見えなかったので、おれは少なからず驚いた。
いや、もっと驚いたのは二人がマッパだったってことだ。
カーセックスなんて言葉も浮かんだが、そうでないことはすぐに分った。

二人は、完全に裏返しになっていたのだ。

おれは大声で叫んだ。
「裏返しだ!裏返しで死んでる!」
すぐに人が集まってきて、現場を覗き込んで、
おれと同じ言葉を繰り返した。
だから、皆助かったのだろう。
Aは逃げるように帰っていった。

肝心な部分を読んでいないとカウントできません。
読んで下さ った方々、一応後何時間あるか時計でご確認を・・・



33 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2007/09/04(火) 05:53:03.93 ID:yuilJkSZ0
中学のころ秋の遠足で、昔よく遊んだ山に行きました。
自由時間になり、好きに山の中を散策していると木立の中に一本だけ坂道がありました。
そこには字が雨で かすれて読めなくなった白い標識が立っていました。

そしてそのそばには階段がありました。
「あれ~こんなところあったっけ?」
誰かが言うとみんなは好奇心が強かったのか
行ったことのないその階段の下へおりていくことになりました。

下までいくとそこは紅葉した木が生い茂っていました。
木はまるでその場所を囲むかのように
ドームのような天井を形成していました。
その幻想的な光景を味わえたのも一瞬、そこは・・・

墓地だったのです。

「うわ~なんでこんなとこにあるんだろ」
ただの墓地だと思ったのですが、そばにある石碑を見て驚きました。
「●●大学病院墓地」
最初はなんのことかわかりませんでした。


34毒男 ◆B.DOLL/gBI 2007/09/04(火) 05:53:47.14 ID:yuilJkSZ0
しかし、ちょっと前にだれかがこの墓地にまつわる怖い話を聞かせて思い出しました。

「A山には昔の大学病院で実験に使われた人たちのお墓があるんだって
しかも その病院赤ちゃんの研究をしてて
普通に生まれた子供を 『死んでる』って親に伝えて
そのまま実験材料にして体の臓器をすべてぬきとってその墓地に埋めたんだって」

「まさかね・・・。」
といったものの気味が悪くなり慌ててその墓地を後にしようとした時

「ガサガサガサガサガサ」

となにかがとてつもないスピードで動く音がしました。
恐る恐る振り返ると落ち葉の下を
なにか猫くらいの大きさのものが動き回っているのです。
「きゃー」
みんなは死にもの狂いで階段を駆け上がりました。

私は必死で逃げていたのでそのあとのことを見ていませんでしたが
友達の一人が目のないどす黒い肌の赤ちゃんが

『お母さんどこ?』

と言って墓地の奥のほうへと消えていくのを確かに見たそうです。



40毒男 ◆B.DOLL/gBI 2007/09/04(火) 06:01:40.19 ID:yuilJkSZ0
これは十年程前に、私の母から聞いた話です。
その頃、母は腸閉塞で入院をしました。
手術は無事に済み、2週間程の入院期間中も同室の患者さん達と仲良くなったりで
本人はいたって元気に退院してきました。

それから1ヵ月後、母は奇妙な夢を見たそうです。
夢の中で、母は何故か階段の拭き掃除をしていたそうです。
その階段は、かつて母がママさんバレー部に入っていた頃よく使用していた
近くの中学校にある体育館ものだと思う、と言っていました。

ただ、その階段は体育館のそれよりずっと長く
掃除はとても面倒に思えたそうです。

どれくらい拭き続けてきたか、長い階段もようやく残り数段になったころです。
「ああ、やっと終わりが見えた」と母が階段の上を見やると
誰かが上で労うように、母の名を呼んだそうです。

---お疲れ様---

一瞬とまどった母でしたが、直ぐに気が付きました。
「ああ、Sさん。久しぶり」
それは、入院時に母の一番の話友達だったSさんでした。
年も近かったせいか気が合って、本の貸し借りもしていたと聞いたことがあります。
Sさんは、階段の上から嬉しそうに手を振っていたそうです。
母も一時手を休めて手を振り返し
「ごめんねぇ、もう直ぐ終わるから」
と言い、作業に戻りました。

しばらく無言で母は階段を拭いていました。


41毒男 ◆B.DOLL/gBI 2007/09/04(火) 06:03:12.82 ID:yuilJkSZ0
すると、それまでずっと母を見ていたSさんが声を掛けてきたそうです。

---ねえ。疲れたでしょう?---
---少し、こっちで休んだら?---

そこで初めて、母はしゃがんでいた体を伸ばし、立ち上がりました。
母は、残り後3・4段だった階段の上を見てそこにストンと切り落とされたような溝があるのに気づいたそうです。
その溝の幅は30センチ程で、跨げる位のものでしたがその底はとても深くとても暗かったと言います。
Sさんは、その向こうにいました。

---掃除、面倒くさいでしょう?---
---向こうで、お茶でもしましょうよ---

Sさんは微笑みながら、母を呼んでいたそうです。
(それもいいかな・・・)と母も考えたそうです。
けれど、なんとなく掃除を止めてはいけないような気がして、
「うん。でも後ちょっとだから」 と声を掛け、再びしゃがみ込んだところで、

---そう?じゃあ、先にいってるね---

と、Sさんの声が聞こえたそうです。
母が顔を上げると、すでにSさんの姿はなく、あの深くて暗い溝もなく。
ただ、2階のギャラリーのタイルが並んでいただけだったそうです。
目を覚まし、奇妙に記憶に残る夢を思いながら、母はとても自然に感じられたそうです。
(Sさん、今、逝ったんだね・・・)

数日後、母がSさんに貸してあった本と一緒に“Sさんが先日亡くなった”という手紙が届きました。
Sさんはきっと悪意などなくただ、最後の話し友達だった母に会いに来てくれたのでしょう。
それでも、もし夢の中で、母があの溝を越えていたら・・・
何気ない生活の中の、ほんのちょっとした隙間にも何かの境界線があるのかもしれませんね。



48 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2007/09/04(火) 06:23:11.26 ID:yuilJkSZ0
あれはもう私が小学校高学年の時でした。
うちの学校はだいぶ古く旧校舎がありました。
旧校舎というとよく霊がいるなどと噂 がたちます。
そのため私は友人のSとその旧校舎で心霊写真を撮ろうと
遊び半分で夏休みにその 旧校舎に行ったんです。
その旧校舎は三階で私達は二階まで順調に写真を撮っていました。

しかし・・・・
三階に上がった時です。
今まで嗅いだことも無い匂いが漂ったんです。
そうまるで何 かが腐敗したような・・・するとSが・・・
S>「ねぇ、なんか変な声がしない?」
「え?声?」
そう言った時でした。

「ぃ・・・い・・無い・・・無い・・・」

それは女子高生位かの女性の声でした。
S>「ねぇなんか声が大きくなってきてない?」
「・・・本当だ・・・」
私達は恐くなってそこで一枚写真を撮って急いで帰りました。

・・・数日後・・・
Sがいそいで私の所へ来て、例の写真を見せてくれました。
S>「ねぇ・・・これってあの声の持ち主かな・・?」
見るとその写真には 首から上の無い女性が写っていました。

後にその旧校舎は壊されましたが
あの「無い」と言ってたのは自分の頭の事を言っていたんでしょうか・・・?


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