229:本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 00:02:24 ID:zQPj5jWK0
信じようと、信じまいと─

フィジーで奇形の二枚貝が発見された。
二枚の貝殻が完全に癒着し、殻の内部が密閉状態になっていたのである。
驚くべきは、その密閉状況下でも貝は生存しており、
さらには、数百年の齢を重ねたとしか思えないほどの巨大な殻を持っていたことである。

信じようと、信じまいと─
トリック

230: 本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 00:03:31 ID:zQPj5jWK0
信じようと、信じまいと─

1970年代、某県のホテルで壁の中から声が聞こえるという怪談が流れた。
そのホテルの支配人は、問題の部屋を隈なく調べ、声の出所を突き止めた。
彼は業者を呼び、壁を崩させると、そこに埋め込まれていたテープレコーダーを発見した。
「これで怪談もお終いだ」、支配人は得意げに語っていた。

信じようと、信じまいと─



233:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 00:06:44 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

膨大な数が指定されいている「放送禁止用語」。
その中には幾つか理由不明の、何の変哲もない言葉も含まれている。
それらは、単体ではただの言葉に過ぎないが、他の単語と組み合わせることで、
恐るべき効果をもたらす「言霊」なのである。

信じようと、信じまいと─



235:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 00:08:34 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

明治末から大正時代にかけて、資産家の間に死を招く「呪われた石」が行き交っていた。
その石の鑑定依頼を受けた東京帝国大学教授西田篤は、
石が放射線を発していることを示唆し、鉛で封印することで「呪いを封じた」と宣言した。
しかし、西田は大正12年、関東大震災によって命を落とし、石の行方も何処と知れない。

信じようと、信じまいと─



236:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 00:09:33 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

アケメネス朝ペルシアの精鋭として知られた「不死隊(イモータル)」。
彼らはアケメネス朝の滅亡とともに姿を消したが、
末期の編成は名前だけの幽霊部隊となっていたといわれる。
なぜか現在のイラン軍においても、「不死隊」を冠する幽霊部隊が存在しているという。

信じようと、信じまいと─



237:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 00:10:58 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

1973年、ソロモン海を航行中だったパプアニューギニアの漁船が、
海面付近を漂う、巨大なサメの腐乱死骸を引き揚げた。
それは、発見された部位だけでも18mを優に超えるであろう巨躯であったが、
その頭部は何者かによって一口で喰い千切られたかのように失われていた。

信じようと、信じまいと─



238:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 00:11:51 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

中国湖北省の崔文賛は光合成が出来る人間だった。
彼は存命中、ほとんど食物を口にすることなく、水と日光のみで生活していた。
1976年に崔は病死し、荼毘にふされたのだが、
遺骨は残らず、周囲には生木が焼けるような臭いだけが漂っていた。

信じようと、信じまいと─



239:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 01:12:06 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

1975年の冬、グレン・アーキングは1992年3月4日に飛行機事故で死ぬ夢を見た。
彼はその夢を見てから飛行機に近づくことすら怖れるようになった。
だが、1992年3月4日、彼は街の真ん中で何かに頭を砕かれて死んだ。
アーキングの頭を砕いたのは、高高度を飛ぶ飛行機の翼から剥落した、氷の塊であった。

信じようと、信じまいと─



240:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 01:13:08 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

某作家はある日かかってきた無言電話を境に、
作品の構想が噴出するかのように浮かぶようになった。
彼はその後、ベストセラー作家の仲間入りをするのだが、
その後、常に自分の作品の登場人物に見張られている気がするという。

信じようと、信じまいと─



241:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 01:13:54 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

駆逐艦の消失実験であったといわれる「フィラデルフィア実験」。
この実験は死者・行方不明者16人、発狂6人という大惨事に終わったといわれるが、
米海軍の見解では、この出来事は都市伝説であるというのが通説である。
だが実験後、乗組員が「増えていた」という噂が、港で囁かれていた。

信じようと、信じまいと─



242:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 01:14:55 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

アンドリュー・ランシング氏は、常日頃から誰かに頭の中を覗かれていると感じていた。
彼が思いついたアイディアのほとんどが、タッチの差で誰かに先取りされていたのだ。
数年後、彼は変死体で発見され、司法解剖がなされたのだが、担当医師は卒倒した。
彼の脳髄の中には一対の眼球がめり込んでいたのだ。

信じようと、信じまいと─



243:
本当にあった怖い名無し:2009/08/30(日) 01:15:53 ID:JtQubdey0
信じようと、信じまいと─

ネパール東部には、皆既日食は世界を飲み込む獣が起こすという伝承がある。
その伝承は岩壁に刻み込まれていたのだが、
現在、伝承を記した村落は存在しない。
その地域には、皆既日食とともに姿を消した村の伝承のみが残されている。

信じようと、信じまいと─



257:
本当にあった怖い名無し:2009/09/05(土) 20:58:30 ID:R/AU2PGS0
信じようと、信じまいと――

明治42年、木材を集めて回る男がいた。なんでも仁王像を彫るのだという。
しかし、男は突然木材を集めることを辞めてしまった。
その理由を聞くと男は、明治の木に仁王はいないとわかったからだと答えた。
仏像とは仏を作るのではなく、木の中にいる仏を掘り出すことだというが。

信じようと、信じまいと――



258:
本当にあった怖い名無し:2009/09/06(日) 01:05:37 ID:XsmZz78E0
夏目漱石の短編じゃねえか



261:
本当にあった怖い名無し:2009/09/06(日) 15:26:49 ID:qpFnuZWK0
まてまて、漱石の夢の中の存在であるはずの仏師が、実は実在した。
っつーロアなんじゃね?



275:
本当にあった怖い名無し:2009/09/07(月) 08:46:49 ID:y6xP407A0
信じようと、信じまいと――

2005年、仙人は霞を食べる、という伝説について、栄養学者W・カーン博士が論文を発表した。
我々の食物にはすべて何かしらの有害成分があるが、仙人は食事をとることなく、
大気中、すなわち霞から直接元素を取り込むことで、健康な肉体を維持しているそうだ。
笑い者にされ、大勢の目の前で実演する、と田舎から上京したが、間もなく息を引き取った。

信じようと、信じまいと――



294:
本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 01:52:34 ID:ASedbugj0
>>275
って、都会の汚れた空気の有毒物質を
取り込んでしまった為に死んでしまったって事でおk?



297:
本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 09:56:18 ID:JXWXHe6TO
>>294の説が正解。
自分でネタ解説しなきゃとか、あたしゃまだまだだな……
もっと面白いロアを届けてもらえるよう、ロアに祈るわ。



297:
本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 09:56:18 ID:JXWXHe6TO
信じようと信じまいと――

臨死体験で死者と話したと言う者は数多いが、文学少年のKもその1人だった。
Kが会った死者は見覚えのない人物ばかりだったが、生前の話を聞いて驚いた。
彼らは皆殺人の被害者で、複雑なトリックや猟奇的な手法で殺されていたそうだ。
ある推理作家曰く、彼らは想像の中で何千人もの人間を殺して作品を書くと言う。

信じようと信じまいと――



277:
本当にあった怖い名無し:2009/09/07(月) 21:19:23 ID:5zVKj9WI0
信じようと、信じまいと――

誰もが夢をみるが、その内容は非常に荒唐無稽である。
それは、目が覚める瞬間の脳が過去の出来事や体の状態を瞬間的に処理するためといわれる。
ところが稀に、物事のつじつまが合い、奇妙に現実味を帯びた夢を見ることがある。
それこそが、何者かが眠る人の耳元である短い物語を吹き込んでいる瞬間である。

信じようと、信じまいと――



281:
本当にあった怖い名無し:2009/09/07(月) 22:09:14 ID:h0k7C0Cf0
>>277が何気に怖いな



302:
本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 08:08:42 ID:8Hom9oFa0
信じようと、信じまいと――

教育改革の中、児童の数学離れを止めるため、数楽(すうがく)という科目案があった。
日本古来の算術や算木なども用いた、今までにない楽しいカリキュラムが組まれていた。
だが、企画途中で「児童への悪影響」を考慮し、数楽は幻の科目となった。
平安時代、算木を使って、そのあまりの面白さに女官を笑い殺した学者の話が実在している。

信じようと、信じまいと――



307:
本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 03:37:17 ID:BwvjrtG20
信じようと、信じまいと─

2002年、ある会社が販売した絵が回収された。
その絵は百鬼夜行を題材にしたもので、縦60cm横200cm程の大きさの絵だった。
絵を購入した者は数日後、潰された状態で発見された。
購入者の持っていた絵には、赤い鉛筆で妖怪達の足元に数本の線が描かれていたという。

信じようと、信じまいと─



308:
本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 09:14:52 ID:Axnr679O0
信じようと、信じまいと―

近年、記憶喪失になった人が各国で保護されている。
見つかる国も、人種のばらばらの彼らにはある共通点がある。
それぞれが、おおよそ出身国ではないであろう国の言語を操ること。
そして、何を意味するのかわからないアルファベットと共に、バーコードが体に刻まれていることである。

信じようと、信じまいと―



311:
本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 12:09:01 ID:q8WRZHGhO
移動中で暇なんでもうひとつ投下。
信じようと、信じまいと―

天下を統一し、江戸に幕府を開いた人物と言えば、徳川家康である。
実は彼について、奇妙な記録が残されている。
大阪夏の陣で彼が乗っていた駕籠の屋根に、砲弾で貫かれた跡が残っているのだ。
幕府を開いたのは、本当に彼だったのだろうか?

信じようと、信じまいと―



316:
本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 02:22:33 ID:QFaK0df70
信じようと、信じまいと―

リチャード氏が45歳の誕生日を迎えた朝、差出人不明の手紙が届いた。
封筒も便箋も見たことの無い無地の紙で出来ており、便箋にはただ一文が書かれているのみであった。
「ご注文通り、幾つかの過去を改変いたしました。ご満足頂けましたでしょうか? 指定日、請求に伺います」
彼は、彼の過去が何をどう改変されたのかを聞くために差出人を待ち続けているという。

信じようと、信じまいと―



336:
本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 21:40:22 ID:2xynxBL80
信じようと、信じまいと―

船の故障により海で10日間の漂流を経験したサミュエルという漁師がいる。
彼は釣った魚を食べて飢えを凌いでいたそうだが、漂流4日目に奇妙な魚を釣った。
その魚はまるで人の腕のようなヒレを持ち、頭部からは髪のようなものがはえていたという。
生還後から彼が112歳のとき交通事故で亡くなるまでの期間、彼が通院した記録は一切ない。

信じようと、信じまいと―



339:
本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 01:51:07 ID:JFIFxp2r0
信じようと、信じまいと―

地球の歴史をシミュレートした、とは数多くのロアの語るところだ。
某大学のK教授も、数台のパソコンを使ってその研究を行っていた。
一台ごとに、温度や大気成分などの全条件を極端に変化させ、結果を演算させた。
だが全ての演算は、現在までの歴史と寸分違わぬ歴史をはじき出したという。



347:
本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 07:30:13 ID:JFIFxp2r0
信じようと、信じまいと―

「切り捨て御免」とは江戸時代の武士特権を表す一つである。
無礼を働いた者を切り捨ててもよいというこれは、実際に適用されるような事件は少なかった。
だが当時、逆に町人や農民による武士の殺害が多かったことは、意外と知られていない。
下位身分の者に殺されることは恥として、そのほとんどが抹消、無罪放免とされたためである。

信じようと、信じまいと―



352:
本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 16:12:17 ID:v1ZVYsQO0
信じようと、信じまいと―

ヨーロッパのとあるカフェに、座ると死ぬ椅子があった。
噂を聞きつけた者たちが大勢挑戦したが、例外なく死亡した。
柵をして座らせないようにしたが、隠れて座る命知らずが後を絶たなかった。そこで店主は一計を案じ、
天井に椅子を逆さに貼り付けたところ、座れる者もなく、椅子の見物客で店は大いに繁盛した。


信じようと、信じまいと―



356:
本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 17:39:46 ID:3eeN+B4k0
>>352
バズビーズチェアか…



354:
本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 16:53:53 ID:v1ZVYsQO0
信じようと、信じまいと―

トルコの大学で学生がバタフライナイフで刺殺される事件があった。
目撃者はいなかったが、防犯カメラが設置されていたため、犯人逮捕は容易だと思われた。
しかしカメラに映っていたのは、隠れる場所のないホールの入口を普通に歩き、
突然倒れる彼の姿のみだった。
犯人はいったい……

信じようと、信じまいと―



365:
本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 22:16:51 ID:20L5flN9O
信じようと、信じまいと―

世界最後の魔術師を自称する男が、かつてヨーロッパを放浪していた。
彼は魔術を行使する際、トランス状態になるために麻薬を使用していた。
その麻薬とは、我々にもとても身近で、中毒症状を生むものである。
それは、今の世の中では文字通り『煙たがられて』いる物なのだが。

信じようと、信じまいと―



379:
本当にあった怖い名無し:2009/09/16(水) 16:18:12 ID:/BN9XOtX0
信じようと、信じまいと―

昭和の時代、大分県某所湖近くで「車に乗せて」と頼む小学生の少女が目撃された。
事故が相次ぐ同地域で、ドライバーに事情を聞くと、皆口を揃えて「女の子を乗せた」と証言したという。
多数の被害を鑑みた行政は、異例の立て看板を設置した。
「小学生の女の子を見ても、車には乗せないでください」

信じようと、信じまいと―



398:
本当にあった怖い名無し:2009/09/18(金) 05:36:43 ID:AFCAIl790
信じようと、信じまいと―

山陰の山間部に位置するとある集落には、「首吊りの木」と呼ばれる古い松の木がある。
分かる範囲だけでも、過去その木で4人もの人間が首を吊っているそうだ。
集落を訪れた郷土史家が、そんな物騒な木をどうして切ってしまわないのか、と村の古老に尋ねたところ、
古老は事もなげに「今の『首吊りの木』は3本目なんだよ」と返したという。



400:
本当にあった怖い名無し:2009/09/18(金) 05:38:57 ID:AFCAIl790
信じようと、信じまいと―

戦前に、山梨のとある寺で、境内の隅にある地蔵が経を唱えるという奇怪な噂が立った。
寺の和尚は地蔵の周囲を丹念に調べ、台座と地面の隙間に小さな巣を作っていたアナバチの羽音が
読経のように聞こえるだけだと、その謎を解き明かした。ただ、羽音の「読経」は、
止むを得ない外出などで、和尚が朝晩の勤行を果たせない日にしか聞こえなかったという。


信じようと、信じまいと―



408:
本当にあった怖い名無し:2009/09/19(土) 02:46:45 ID:he4swOaF0
信じようと、信じまいと―

無数にある地下鉄の線路の中には、路線の変更や老朽化などを理由に、現在使われていない物も多くある。
もちろん一切電車は走っていないが、何故かそうした路線にも時刻表が存在している。
そのダイヤは緻密に計算されており、一般の地下鉄との乗り換えもスムーズにできるようになっている。
一体誰がどの電車に乗り換えるというのだろうか。



415:
本当にあった怖い名無し:2009/09/19(土) 22:24:39 ID:6Eq65UKz0
信じようと、信じまいと―

1912年3月仏海軍のパレー中佐は地中海で哨戒任務に就いていた。そして誤って自分の
ナイフを海中に落としてしまった。中佐が任務を終えて休暇で家に帰ってみると彼の妻は彼に
次のような話をした。ある日彼女が居間にいると彼のナイフが天窓から落ちてきてテーブルに
突き刺さった。驚いたことにナイフを失くした日時と落ちてきた日時は同じであった。

信じようと、信じまいと―



418:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 08:15:05 ID:AGWMDrVL0
信じようと、信じまいと―

1352年8月、イタリア北部の小さな農村の住民が、伝染病によって全滅した。
後日、怖々と様子を見に来た隣村の青年達は、既に全住民の遺体が丁寧に埋葬されていることを見て取った。
さては生存者がいるものかと、彼らは役場の名簿と墓標の名前をひとつひとつ検めたが、全員分の墓があった。
先立った者から順に埋葬されていったとしても、最後の一人を埋葬したのは誰なのだろうか。



421:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 08:19:41 ID:AGWMDrVL0
信じようと、信じまいと―

世界中に数える程しかいないが、「不眠者」と呼ばれる特殊な人間が存在する。
彼らは睡眠欲に駆られることもなく、健康なまま何年も不眠生活を続けているのだ。不眠者の多くが、病気や事故などで
脳に重大なダメージを負って以来、体質が変化したと語っているため、脳障害の一種とも考えられている。
ただし、「あくびをした時にアゴが外れて、それから眠らなくなった」と語っている男性も、いるにはいる。



422:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 08:22:44 ID:AGWMDrVL0
信じようと、信じまいと―

イギリスのジェシカ・ゲラーも不眠者の一人だが、彼女の話は少し変わっている。
「夢の中で、不気味な男に首を絞められたの。だけど私、必死で抵抗して、ヤツの指に思い切り噛み付いてやったのよ。
そしたらアイツ、血塗れの指を押さえながら『お前みたいな奴には二度と会いたくない』って言ったの。
そこで目が覚めたんだけど、それから私、一度も眠ってないの。」



423:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 08:24:48 ID:AGWMDrVL0
信じようと、信じまいと―

縛られて、何人もの知らない人間と一緒に、一列に並ばされる。そして、端の者から順番に首を切り落とされていく。
いよいよ自分の番、という時、『今日は数が多いから、お前は明日だ』と言われ、目が覚める―
中国の不眠者ヤン・ホンロゥが、不眠生活に入ったきっかけとなった悪夢だ。
「人間、本気で死ぬ気になれば、寝ないでもいられる。」と、ヤンは断言している。



424:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 08:27:55 ID:AGWMDrVL0
信じようと、信じまいと―

インドのアイシュ・タラード・シンという女性は、夢の中で不思議な男に出会い、求婚されたという。
アイシュが言下に断ると、男は「君にふさわしい男になって、もう一度会いにくるよ」と言った。
以来、まったく眠ることが無くなったというアイシュだが、およそ50年後、76歳の時に突然眠りに落ち、そのまま息を引き取った。
アイシュは、とうとうあの男のプロポーズを受けたのだろう、と彼女の周囲ではもっぱらの噂である。

信じようと、信じまいと―



425:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 13:04:23 ID:sowkbsrb0
流石に四つはしつこいかな



426:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 14:08:37 ID:TS1L1fyi0
いや面白かった



427:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 16:07:40 ID:BEVdpS6O0
同じ夢ネタでもレベルが高くて面白かった。
次回も期待しております。



435:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 21:54:35 ID:4kFMlZlzO
信じようと、信じまいと―

某社の人事部長Kは、長年の経験上、人を見る目は確かだと自負している。
ある日の面接、優秀な若者に同僚は即決という雰囲気だが、Kは言い放った。
「この人でなしめ!」思わず口にした言葉に自身も驚いた。
若者は消え去り、エントリーシートも履歴書も消えた。人を見る目は確かだ。

信じようと、信じまいと―



436:
本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 22:23:44 ID:4kFMlZlzO
信じようと、信じまいと―

以来、K部長に宣告された親父狩り、嫌みな専務、出世のライバル、皆消えた。
ある日Kの隣人が、夫婦ゲンカの物音と、「人でなし!」という怒号を聞いた。
直後に、「パパなんか人間じゃない!」という、娘の泣き声と絶叫と静寂。
Kとその家族の行方を知る者はいない。

信じようと、信じまいと―



447:
K ◆RiS8H5te7g :2009/09/21(月) 09:32:05 ID:r9rgGLT70
信じようと、信じまいと―

トランプのK――キングは13。これは常識だろう。
かつて王は、人々から権力の象徴として忌み嫌われていた。
表向きは強い札、しかし裏では呪いを込めて、王に13をあてがったのである。
思い出してほしい。天使だったサタン、ユダの席順、ジェイソンの金曜日を。

信じようと、信じまいと―



449:
K ◆RiS8H5te7g :2009/09/21(月) 09:35:29 ID:r9rgGLT70
信じようと、信じまいと―

間違い電話をかけてしまった、かけられたことがある人は多いだろう。
1994年、統計学上、もっとも間違われやすい電話番号が発見された。
ルーレットの配置と同じく、複雑な計算の末たどりついたナンバーだ。
だが、現在まで使われているにも関わらず、15年間着信は只の1件もない。

信じようと、信じまいと―



474:
本当にあった怖い名無し:2009/09/23(水) 18:59:12 ID:I5Dk9O6y0
信じようと、信じまいと―

脳科学の成果によって人の犯罪的な傾向を判定する装置が完成した。
高い精度で普通人、衝動的な殺人者、そして連続殺人者を見分けることができた。
しかし少数だが深刻な誤判定が存在したために発表は見送られた。
開発に携わった科学者、技術者たちが揃って連続殺人者タイプと判定されたのだ。

信じようと、信じまいと―



491:
本当にあった怖い名無し:2009/09/25(金) 06:56:03 ID:nRvtWXdQ0
信じようと、信じまいと―

紀元前2000年前のエジプト人神官の記録
「最近妙な伝染病が流行っている。発病した者の髪は徐々に白くなり、皮膚はたるみ、
力がどんどん無くなっていき、終にはぴくりとも動けなくなり、体が怪しげな色になっていく。
未だ治療法は見つからない。我々はこの現象を、一人目の患者の名前にちなんで「オイ」と呼ぶことにした。」

信じようと、信じまいと―



516:
本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 21:16:23 ID:MLyxPxxV0
信じようと、信じまいと―

1945年。奇しくも冷戦の幕開けと同時に奇妙な死体が見つかった
近代的な武装を身につけた兵士の死体だ。
しかし、奇妙なのは約二千年前に作られた遺跡から発見され、
その死体の全てが氷付けになっていた事だ、その遺跡は南米の熱帯地方にあった。

信じようと、信じまいと―



517:
1/3:2009/09/26(土) 23:14:35 ID:zaAMvmER0
信じようと、信じまいと―

1763年、ロシア人猟師セルゲイは小島の浜辺にテントを置き、ステラーカイギュウの狩猟に明け暮れていた。
体長8m以上にもなるカイギュウを日々撃ち殺しながら、彼は「10m越えの野郎を撃ちたいね」と息巻いていた。
ある日、島を訪れた獣肉・獣皮の商人らが、テントごと全身ぐしゃぐしゃに潰されたセルゲイの屍を発見する。
死体の周囲は巨大な何かが叩いたように大きく窪み、そこから海まで幅9m・深さ2mの溝が続いていたという。

信じようと、信じまいと―



519:
3/3:2009/09/26(土) 23:16:23 ID:zaAMvmER0
信じようと、信じまいと―

『ネッシー』の写真捏造が発覚した後の1994年4月、英BBC局の深夜番組で討論特集が生放送されていた。
司会者ベイカー・ロスが「白亜紀に絶滅した首長竜の生存証拠かと思ってたのに、残念ですね」とおどけると
コメント席のジョン教授が「まったくだ、私はあれが捏造と見抜いてたぞ。本物はこれだ」と懐に手を入れた。
写真が晒される直前でカメラに暗幕がかかり、番組は中断した。ジョン教授は2日後に行方不明となった。

信じようと、信じまいと―



586:
本当にあった怖い名無し:2009/10/06(火) 01:44:08 ID:roiUfkFRO
信じようと、信じまいと―

2000年のこと。南米の遺跡の部屋から大量の恐竜の骨と骨と同じ組成の岩の塊、その岩を削る道具が発見された。
いくつかの岩は恐竜の骨格に似たような形をしており、まるで恐竜の骨の造りかけのようだという。
その後、世界各地で次々と同じような部屋が発見されている。
恐竜なる生き物は本当に存在したのだろうか?

信じようと、信じまいと―



589:
本当にあった怖い名無し:2009/10/06(火) 13:15:49 ID:vdMQU2750
信じようと、信じまいと―

ユーカリの葉を主食とするコアラは、盲腸で葉を発酵させることで、その毒素を分解している。
1985年10月、タスマニア野生動物研究所で、人工保育中のコアラが死亡した。
コアラを検死したところ、胃の中から、夥しい数の見た事もない寄生虫が見つかった。
以来、オーストラリアでは、コアラをユーカリの葉以外の餌で飼育することは忌避されている。



591:
本当にあった怖い名無し:2009/10/06(火) 13:18:02 ID:vdMQU2750
信じようと、信じまいと―

トゥスク氏は少年の頃、祖父が息を引き取った瞬間に、祖父の口から1匹の蜂が飛び立つのを見た。
蜂は部屋中を飛び回ったが、祖父と不仲だった母がヒステリーを起こして、それを叩き落した。
叩き落された蜂の口元から、さらに小さな羽虫が這い出し、今度は一直線に
窓から外へ出て行ったのを、トゥスク氏だけは見逃さなかった。

信じようと、信じまいと―



604:
本当にあった怖い名無し:2009/10/07(水) 21:32:56 ID:YEON9F/S0
信じようと、信じまいと―

さっき拭いたのにまたメガネのレンズが汚れている。こんな経験はないだろうか?
ずっと掛けていて、何かに当てたり自分で触った記憶もないのにつく汚れ。
ある人に言わせるとこれらの汚れも、すべて何かが触ったことによるものだそうだ。
何が触っているかは知らないほうがいいけどね。ある日を境にメガネをやめた彼はそうつぶやいた。

信じようと、信じまいと―



607:
本当にあった怖い名無し:2009/10/08(木) 01:31:03 ID:NF01GiwF0
信じようと、信じまいと―

山口県のとある山中に、ほとんど朽ちかけたような廃病院がある。
そこに放置されているカルテの中には、訪れた者の未来の病状が記載された物が混ざっている。
このカルテを見つけられれば、病を未然に防ぐことができるが、代わりに、後で必ず、
何らかの形で「診察代」を請求されるという噂だ。



609:
本当にあった怖い名無し:2009/10/08(木) 01:33:04 ID:NF01GiwF0
信じようと、信じまいと―

三十年間毎晩欠かさず、飴を買いにくる女がいる。飴屋からこの話を聞いた治助という男が、
興味本位で、飴を買った女の後を尾けてみた。果たして、女は墓地へ入っていき、ひとつの墓石の前で、
煙のように掻き消えた。翌日、治助が町の者を呼んで墓を暴いてみたところ、棺桶の中には
女の白骨とは別に、まだ新しい、臍の緒が付いた大人の男の死体が折り重なって入っていた。



614:
本当にあった怖い名無し:2009/10/09(金) 05:06:53 ID:/qswWXsy0
信じようと、信じまいと―

「合わせ鏡」をやると普通は、二つの鏡がお互いを映し合い、無限に連なった虚像を作り出す。
しかし、イングランド南東部の古城の一角に、並んで掛けられた二枚の鏡の場合は、少し変わっている。
それぞれを覗き込んでみても何の変哲もない鏡なのだが、二枚の鏡で合わせ鏡をやると、見知らぬ男と女の顔が
それぞれ映り込んで、互いの瞳の中にのみ、互いの虚像を無限に映し合うのだという。



642:
本当にあった怖い名無し:2009/10/12(月) 22:21:17 ID:WGma+SqZ0
信じようと、信じまいとー

夕方、黄昏の時刻を逢魔ヶ時という。
日が沈みかけ影が薄く判りづらくなっているが、実際の魔物には全く影が無い。
もしそれに気づいたなら、そっと後ろから近づき「影はどうしたの」とつぶやくといい。
気づかれた魔物は気づいた人間の言いなりにならなければならない。

信じようと、信じまいとー



645:
本当にあった怖い名無し:2009/10/12(月) 22:37:05 ID:FsAAN8r00
信じようと、信じまいと-

「発明王」として名高いトーマス・エジソンを知らぬ者はいないが、彼の最後の発明を知る者は少ない。
彼は晩年、霊界との交信の研究に明け暮れ、最後の発明は霊界交信機だという。
ただ、この霊界交信機は現存しない。遺族が不名誉だと破棄してしまったからだ。
時代を変えた天才の最後の発明。それが霊界と通信ができたか確かめる術はもうない。

信じようと、信じまいと-



655:
本当にあった怖い名無し:2009/10/13(火) 15:09:03 ID:cwHymU/r0
信じようと、信じまいと―

日本の有名な怪談『番町皿屋敷』に酷似した話が、イギリス北西部の旧家に伝わっている。
カップを割った咎で井戸に投げ込まれたメイドが幽霊となり、夜毎カップを数えては、数が足りないことを嘆く。
筋書きは日本の物と大差ないが、このメイドが「足りない」と嘆くカップの個数は、年月と共に、少しずつ増えているらしい。
ドジなメイドは、死んでからも時々カップを割っている。と、結んで、地元では笑い話として語られている。

信じようと、信じまいと―



657:
本当にあった怖い名無し:2009/10/13(火) 16:02:01 ID:6g4Eenfi0
>>655
いいなこれwwww
なんかイギリスらしいというかwwww



658:
本当にあった怖い名無し:2009/10/13(火) 16:50:54 ID:fxgdBidEO
>>655
メイド可愛いなw



670:
本当にあった怖い名無し:2009/10/13(火) 22:52:26 ID:6dhr1BXG0
信じようと、信じまいと―

1978年。宇宙人に攫われたと証言する一人の女性がテレビ局に現れた。
彼女は血の気の無い顔で職員に一気に捲くし立てた。
「私たちは、監視されてる、いますぐどうに」
そこまで言った瞬間。女性は霞のように消え去った。

信じようと、信じまいと―



674:
本当にあった怖い名無し:2009/10/13(火) 23:47:07 ID:6dhr1BXG0
信じようと、信じまいと―

1926年。とある県境の山中にて、14歳ほどの少女が発見された。
その少女は、誰も触れることが出来ず、自ら動くことも無かった。
少女の救出を諦めたその二週間後。救助にあたった救急隊員が全員怪死を遂げた。
山中の近くの部落に、とある伝承がある。「境界線に触れてはならない」と

信じようと、信じまいと―



706:
本当にあった怖い名無し:2009/10/15(木) 03:55:33 ID:GCWRYfyY0
信じようと、信じまいと―

飛騨地方のとある山村に古くから「天狗のわらじ」と呼ばれる宝物が祀られている。
軟鉄で出来たそれは鼻緒こそ失われているものの、今で言うサンダルの様な形状をしており
大きさは畳一帖ほどもあって大の大人四人掛かりでも持ち上げる事が出来ないと言う。
まるで何者かが履いていたとしか思えない磨耗の跡を、村人は不思議に思いつつも大切に守り続けている。



719:
本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 01:02:16 ID:5jyfSzwq0
信じようとー、信じまいとー

昔からの言い伝えで、なめくじは月夜の晩に空を渡る、とされる。
塩をかけると水分が外に出て小さくなるが、実はあの水分の方が本体である。
さらに気化して自由に移動し、また固体のなめくじとなる。
梅雨明けの月夜には、沢山のなめくじが光る糸の様に飛んで行く。

信じようとー、信じまいとー



735:
本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 13:06:08 ID:OGOcxuZI0
信じようと、信じまいと―

1984年10月20日から23日にかけて、トレントン市内の各所で、切断された人間の左腕ばかりが12本見つかった。
凶悪事件の可能性に、トレントン市警は息巻いて捜査を進めたが、他の部位は発見できず、被害者すら特定できずにいた。
発見された12本の腕を鑑定した結果、持ち主の年齢も性別も血液型もばらばらだったが、指紋に限ってはすべて一致していた。
トレントン市警の刑事たちは、犯人よりもむしろ、被害者たちの正体に関心を寄せている。



739:
本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 16:00:15 ID:2NDE5LUU0
信じようと、信じまいとー

火葬される時に「もし生き返ったら?」という不安を持つ人達がいる。
その要望に応えて、ある葬儀社が内側にインターホンをつけた棺を発売した
但し火を感知すると装置は自動停止する、それからは何をしても間に合わないからだ。
これは「生者」への配慮である。

信じようと、信じまいとー



756:
本当にあった怖い名無し:2009/10/19(月) 08:17:11 ID:+wvDmGaT0
信じようと、信じまいと―

母胎に着床した受精卵は、単なる細胞胚の状態から、わずか10ヶ月でヒトに「進化」する。
名前は伏せるが、アメリカに、IQ220を誇る妊婦がいる。知能指数こそ常人離れしているが、お腹をさすりながら
「大抵のことは、この子が教えてくれるのよ」と、幸せそうに語る様子は普通の妊婦と変わらず、実に微笑ましい。
しかし、隣家に住む老婆に限っては、「あの女は、何年も前から大きなお腹をしている。」と妊婦を気味悪がっている。

信じようと、信じまいと―



760:
本当にあった怖い名無し:2009/10/19(月) 21:44:15 ID:/v16cVEP0
信じようと、信じまいとー

最近の公共トイレの男子小用では、人が近づいたり離れると水が流れ自動的に洗浄する
ただセンサーが高性能なので困った事が起きる。
「人がいなくても水が流れることがあります」と注意書きが提示されているが
あるが、その真の意味を知る者は少ない。

信じようと、信じまいとー



812:
本当にあった怖い名無し:2009/10/24(土) 00:28:30 ID:7EvSo3FT0
信じようと、信じまいとー

醸造中のワインやウィスキーが蒸発して
少し量が減ることを「天使の分け前」という。
人の臨終の瞬間に体重が軽くなる現象を、生理学者は
「死神の取り分」と呼んでいる。

信じようと、信じまいとー



813:
本当にあった怖い名無し:2009/10/24(土) 00:44:03 ID:7EvSo3FT0
信じようと、信じまいとー

文筆の才能とインスピレーションに恵まれた男がいた。
彼は自分の才能を信じて創作し、あらゆる機会にそれを発表した。
作品はいつも最大の評価を受けたが、彼の才能自体が評価されるまでには至らなかった。
何故ならいつも、同じインスピレーションを受けた人間が「もう一人」居たからである。

信じようと、信じまいとー



815:
本当にあった怖い名無し:2009/10/24(土) 08:17:47 ID:PAgi3c/f0
信じようと、信じまいとー

ワインやウィスキーが醸造中に少量減少する事は「天使の分け前」としてよく知られている。
樽によって多少の差はあるものの、その量は大凡一定。
ただし高級なものや会心の出来となった樽に限っては通常の4倍近くになると言う。
旨い酒だと天使もついつい飲み過ぎるらしい。

信じようと、信じまいとー



831:
本当にあった怖い名無し:2009/10/26(月) 21:34:36 ID:VptoY2ZW0
信じようと、信じまいとー

時々、部屋のドアが自然に開くことがある。
無風であるにも関わらずそっと開くのだ。
勝手に開いてもすぐに閉めてはならない。
そう、“客人”が帰るまでは。

信じようと、信じまいとー      



845:
本当にあった怖い名無し:2009/10/28(水) 08:47:44 ID:LQNawSJ20
信じようと、信じまいと―

大阪梅田の地下街の一角に、変わった喫茶店がある。
そこのコーヒーは格別だが、値段は、1杯で寿命3日、とある。
客がどれだけコーヒーを飲もうが、店主はまったく金を取ろうとしない。
「コーヒー代」が本当に徴収されているのかどうか、客に知る術は無い。

信じようと、信じまいと―



875:
本当にあった怖い名無し:2009/11/07(土) 03:20:11 ID:L3otuRyR0
信じようと、信じまいと―

人の無意識は根元でつながり一つになっているという。
そこに行く方法のひとつとして夢の境界を越える、というものがある。
境界線を越えた時、もし景色が色を失くしたり赤くなった場合は気をつけたほうがいい。
夢見るものは人や生者だけとは限らないからだ。

信じようと、信じまいと―



884:
本当にあった怖い名無し:2009/11/07(土) 20:01:16 ID:CqnAoD2+0
信じようと、信じまいと―

英国のある学者グループが、文化研究のためジャッカルと呼ばれる小部族を訪ねた。
無事にジャッカルの集落にたどり着いた彼らは客人としてもてなされ、宴が開かれた。
宴の席で饗された肉料理が大変に美味しかったため何の肉かと聞くと、ヒヒの肉だという。
彼らが、ヒヒとは敵対している隣の部族の呼称であると気づいたのは、帰途の車の中であった。

信じようと、信じまいと―



899:
本当にあった怖い名無し:2009/11/13(金) 07:54:27 ID:Gy2oJv9E0
信じようと、信じまいと―

病の痛みに苦しむローガンのベッドの傍らに、真っ黒いローブを着た男が、いつの間にか立っていた。
男は手に持った懐中時計をじっと眺めていたが、ローガンの視線に気づくと、驚いて時計を取り落としてしまった。
時計は壊れたようで、男はひどく慌てた。男の正体に勘付いたローガンは、咄嗟に自分の時計を男に差し出した。
男は、貰った時計の時間をわざわざ合わせ直してから、病室を去っていった。以来、ローガンの病は快方に向かった。



900:
本当にあった怖い名無し:2009/11/13(金) 07:55:31 ID:Gy2oJv9E0
信じようと、信じまいと―

オランダ南部のごく狭い地域には、近い時期に若い男女の死人が出た場合、死者同士を「結婚」させる風習があった。
広めに作られた棺に、花婿と花嫁の衣装を着けた男女を収め、たくさんの花と一緒に埋葬する。
異性を知らぬまま死んだ若者に対する、深い哀れみから生まれた風習だといわれているが、
過去に三度ほど、花嫁が実家に帰ってきたことがあったとか。



919:
本当にあった怖い名無し:2009/11/16(月) 00:17:56 ID:qulJ13OTO
信じようと、信じまいと―

今日の地震に関する科学は発達を続けている。
今までは出来なかったような予知などの技術もどんどん精密になっているらしい。
しかし、技術に頼らなくとも地震を予知できると豪語するのはなんと経済学者。
何故なら、地震の前日には災害関連の株が突然上がり始めるからだと言う。



943:
本当にあった怖い名無し:2009/11/21(土) 07:20:15 ID:KeAxtHvS0
信じようと、信じまいと―

夏の水辺などで見られる、羽虫が一ヶ所に集まって、柱のような形を成す「蚊柱」。
これは、ユスリカのメスの周囲に、交尾を目的としたオスが、大量に集まってできる代物だ。
田舎育ちの波多野氏は、子供の頃、天まで届かんばかりの巨大な蚊柱を見たことがあるという。
その中央には、いったいどれ程の「いい女」がいたのか。今になって、波多野氏は気になっているそうだ。



944:
本当にあった怖い名無し:2009/11/21(土) 07:21:17 ID:KeAxtHvS0
信じようと、信じまいと―

19世紀の末、ジュネーヴの教会の下男に、たいそう口が悪い男がいた。人を誉めたりする事など
絶対に無かった男だが、一度だけ、巡礼者の女性を見て、「なんて美しいんだ」と呟いた事がある。
礼拝を終えた女性は、教会を出ようとしたその時、間が悪く開かれた扉に勢いよく顔面をぶつけ、醜い傷を負った。
理由は解らないが、死んだ両親が男に付けた名前は、「嘘つき」である。



949:
本当にあった怖い名無し:2009/11/21(土) 07:30:42 ID:KeAxtHvS0
信じようと、信じまいと―

『舟幽霊』という妖怪がいる。彼らは、通りがかりの舟に、海中から柄杓を求める。
そして、言う通りに舟から柄杓が投げ込まれると、水を汲み入れて、舟を沈めてしまうのだという。
彼らは決して、舟を沈めようとして、中に水を汲み入れてくる訳ではない。
溺れたくない一心で、外へ水を汲み出そうとしているだけなのだ。

信じようと、信じまいと―



977:
本当にあった怖い名無し:2009/11/28(土) 07:52:45 ID:oMh5GpB80
信じようと、信じまいと―

「俺は命を売り買いしているんだが、丁度いま、格安で譲れる20年分の命を持っている。」
医師から余命3ヶ月を宣告されていたカーターは、怪しい男の言葉を信じ、20ドルでそれを購入した。
その後カーターは、家族にも会社にも見放され、20年間、乞食同然の生活を送ることになる。
21年目の春、カーターは「確かに、20ドル分くらいの人生だった」と思いながら、静かに天に召された。

信じようと、信じまいと―



982:
本当にあった怖い名無し:2009/11/29(日) 00:12:07 ID:rkhHYySB0
信じようと、信じまいと―

イギリスのとある作家の日記にこんな文章が記されている。
「1965年2月16日 今日は不思議な日だった。椅子に座っているだけでインスピレーションがぞくぞくと沸いた。
まあ、これで当分は短編小説のアイデアに困ることはないから、よしとするかな」
不思議なことに、その頃発表されたその作家の短編作品の殆どは世界各地の民話に類似した話がある。

信じようと、信じまいと―

信じようと、信じまいと 過去ログまとめサイト
http://ende.s53.xrea.com/netlore/


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