779: 本当にあった怖い名無し:2012/03/17(土) 17:48:41.20 ID:hSZCFAoK0
かまくら
日本有数の豪雪地帯として有名な秋田県横手市に伝わる、

全くもって得体の知れない不気味な話

ある年の冬、子供たちが雪を積んで、かまくらを十ばかり作った
そこへ川井昌助という男がやってきて、何の気なしにかまくらのひとつを覗いてみた

中では、あろうことか子供たちが男の死体を斧で切り刻んで遊んでいた
かまくらの中は鮮血でいっぱいになっていたという

仰天した川井は、もうひとつのかまくらを覗いてみた
中では、やはり子供たちが笑いながら女の死体を弄んでいた

茫然とその光景を見ていると、やがて子供たちがゾロゾロとかまくらの中から這い出してきた
十ばかりあるかまくらから出てきた子供たちは、皆一様に大人の生首を持っていたという

真偽も、この猟奇事件の顛末も、子供たちの正体も一切伝わっていない
ただ天保の末頃の話だという
洒落

959 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 13:56
終電
僕の家から会社までは、小さな私鉄の電車で約30分です。
都会では考えられないでしょうが、行きも帰りもほとんど座って通勤しています。
その電車で帰宅途中、無気味な出来事を体験しました。

その日、僕は部長の誘いで飲みに行き、12時前の終電にようやく間に合いました。
タクシーで帰ると1万円弱かかりますから、
とりあえず電車にのれた事でほっとしながら、座席に腰をおろしました。

田舎の事なので、終電といっても静かなものです。
どうやらこの車両には、僕ひとりのようでした。
僕は足を前の座席にのばすと、酔いのせいもあって、すぐに居眠り始めました。

何分くらいたったでしょうか。僕は、小さな声で目をさましまた。
くすくすと笑う声は、どうやら小さな子供と、若い母親のようです。
子供「ねえ、この電車もよくのったよね」
母親「そうね。けんちゃん、電車すきだったものね」
子供「うん。○○駅に行った時はとっても楽しかったね」
母親「そうね、できたら東京駅とか、国鉄の大きな駅にも連れていってあげたかったわ」
子供「うん、夜行列車とか、いちど乗ってみたかったな」


960 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 14:05
僕は夢うつつに、親子の会話を聞いていました。
車両は4人がけの座席になっているので、姿は見えませんでしたが、
けっこうはっきり聞こえてくるということは、すぐ近くのシートにいるのでしょうか。
どこか途中の駅で乗ってきたのかな、と思いました。

母親「けんちゃん。国鉄にはあんまりのせてあげられなかったものねえ」
コクテツ、という響きが奇妙に感じました。
JRになってから、もう15年以上たつのではないか。
そんな事を考えているうちに、目が覚めてきました。
僕はそっとシートから体を乗り出して、周りを見回しましたが、親子の姿などこにも見えないのです。
僕からは死角になっているところに座っているのだろうか。

思い巡らしているうちに次の駅につき、乗降のないまま発車しました。


961 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 14:17
またうとうとしはじめると、それを待っていたかのように、親子のひそひそ声が聞こえてきました。
母親「けんちゃん、あの時はこわかった?」
子供「ううん、お母さんが一緒だったもん。ぜんぜん平気だったよ」
母親「でも、痛かったでしょう」
子供「んー、わかんない。でも、大好きな電車だったからよかった」
母親「そう、そうよね。けんちゃんの好きな、この青い電車をえらんだんだもの」
子供「あ、もうすぐあの踏切だよ」
子供がはしゃいだ声をだしました。僕はぼんやりと窓の外をみました。

カーブの先田畑の中に、ぼんやりと浮かぶ踏切の赤いシグナル。
その踏切に親子らしい人影がたっていました。
親子は、下りた遮断機を、くぐり抜けようとしているようにみえました。
キキキキーーーーーー
と電車が急ブレーキをかけると同時に、鈍い衝撃が伝わってきました。

そして、僕の座っているシートの窓ガラスに、ピシャっと赤い飛沫がかかりました。
全身の血の気が引く思いで、僕は思わずドアの方へと走ろうとしました。
しかし…座席から立ち上がってふと気付くと、電車は元通り走っています。
僕の心臓だけが、激しく鼓動をうっていました。
夢か…と、立ち上がったついでに車内をみまわしましたが、やはり誰もいません。


962 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 14:29
さっきから聞こえてきた親子の会話も、夢だったのかもしれない。
そう思って気を落ち着かせると、
一人で車両に乗っているというだけでおびえている自分が、情けなくさえ思えてきました。

終点です。と、車内アナウンスが聞こえ、ようやく電車が本当に減速しはじめました。
僕はコートと鞄を抱えて、出口にむかいました。
ホームの明かりが見え始めました時、はっきりと後ろに人の気配を感じました。
なにか、ぼたぼたと水滴の落ちるような音もきこえてきました。

視線を上げ、僕の背後に映った人影を見た瞬間、
僕は思わず持っていた物を取り落とし、そのうえ腰をぬかしてしまったのです。
ガラスに映っていたのは、五歳くらいの子供を抱いた若い母親でした。

母親の左腕は肘から先がなく、胸もずたずたで、その傷口から血をぼたぼたとたらしていました。
そして右腕で抱き締められている子供は、左半身が潰されて、ほとんど赤い肉塊にしかみえませんでした。
子供は残っている右目で、僕をジッと見つめていました。

その後はあんまり覚えていません。
へたり込んでいる僕を駅員が引っぱりだし、そのまま事務所で冷たい水をだしてくれました。
車内の出来事を、その駅員に聞くことはできませんでした。
実際に飛び込み自殺があったといわれたら、おかしくなりそうでしたから。



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/05(月) 01:52:42.16 ID:4WZ1Ceti0
かくれんぼの鬼
小学校の時公園でかくれんぼが俺と友達の間でのブームだったんだけど、
ある日から赤い服着た女が鬼役になった人の後ろをずっとついてまわるようになったんだ


いつのまにか近くにいるし、いつのまにかいなくなる
俺は隠れるのうまい方であんまり鬼にならなかったんだけど鬼になった時は超怖かった

振り返ったら一生帰ってこられない気がして
結局正体は分からなかったし遊びがかくれんぼからポケモンとかに移行したから
それ以降は赤い服着た女には会ってないんだけどね




72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/05(月) 01:56:04.44 ID:o6/vQE0wO
>>71
最後に鬼だったやつの後ろに今もいるよ、その女



76:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/05(月) 01:57:41.38 ID:4WZ1Ceti0
>>72
俺引越して関西に来たから確認とれないわ
だれも不幸になってないように願うわ



498 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/02 01:29
老婆の施し
小学校で教員やってたとき、そこの先輩が話してくれた話なのですが、
その先輩は50くらいですが、たくましい体のおじさんでした。

その先輩の若いころ。
先輩はサイクリングが趣味で、一人で自転車にのり、いろいろなところに行ったそうです。

大学受験が終わり、暇をもてあましたころ、ふと思い立って、泊りがけでG県に行きました。
詳しい経過はよく覚えてませんが、なんやかんやあり、G県のとある駅に野宿することになり、
先輩はそういう野宿はよくやってたそうで、戸惑うこともなく寝支度をしていました。

寝袋の中に入っても、なんだか寝付けなかった。
真っ暗の無人駅なので、暗い、暗い、暗い。
ぼんやり暗闇を眺めていると、明かりが近づいてきました。

何だ・・・?
目をこらすと、蝋燭。蝋燭を持った老婆。
「何をしてる?」
老婆は比較的明るい声で聞いてきました。
その声に先輩は比較的安心し、野宿することになったと事情を話しました。

すると老婆は気の毒そうな顔をして、
「コレをたべんさい」
と言って、持っていたカバンから、茶碗に盛られたご飯を出しました。

先輩は驚き、なんですか?と尋ねると、
「ああ・・ご飯だけじゃ食べにくいなぁ」
と答え、まだ暖かいご飯に「腕時計」を乗せました
蝋燭の乏しい灯りでみると、やけに赤い、なんだか皮膚らしきものも付着している。
先輩はパニックにおちいり、寝袋をひっつかんで逃げました。

話はこれだけです。
殆ど意味不明だったのですが、とても怖かったので・・・



134: あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/02/02 10:44
サヨちゃん
俺は小学校に入るまでは、広島の田舎の方に住んでいた。
その時に知り合い(仲良しではない)だった、「サヨちゃん」の話をしよう。

俺の母方の実家は、見渡す限り畑ばかりのド田舎で、幼稚園も保育園も無い。
俺は母親と祖母とともに家で遊んでは、父親の帰りを待っている毎日で、退屈しきっていた。
近くの町に出かける時だけが楽しみで、よくお決まりの公園に行っては、
買い物をしている母親を待ちながら、遊んでいたものだ。

ある日、公園に同じ歳くらいのかわいい女の子がいて、一緒に遊ぶようになった。
その子は「サヨちゃん」といって、この町に住んでるらしく、一人で遊びに来てるらしい。
黒いスカートと白いシャツを着た、オカッパのかわいい子で、俺はすぐに打ち解けて砂遊びを始めた。


135: あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/02/02 10:45
乾いた砂場をスコップで掘り返し、大きな砂山を作って、二人で両方の側面から穴を掘っていく。
手で砂をかき分けながら掘り進み、ちょうど山の内部でお互いの手が触れ合えばトンネル開通だ。
俺はそろそろサヨちゃんの手に触れるかな?と、
真ん中あたりまで掘り進んだ時、何かが俺の手を掴んだ。

そのまま俺はすごい力で引っ張られて、頭から砂山に突っ込んだ。
しっかり押し固められた砂山は崩れず、俺は砂山に押し付けられる形で窒息しそうになり、
「やめてよ!サヨちゃん!」と叫んだ。
すると「え?な~に~?」と、サヨちゃんが砂山の向こう側からこちらを見ていた。

サヨちゃんは中腰姿勢で手を砂山に突っ込んだまま、俺を見ながらニヤニヤしていた。
それはどう見ても5、6歳の少女の手の長さとは考えられず、
俺はわけのわからないまま、「やめて!やめて!」と連呼した。

そこにタイミングよく母親が帰ってきて、俺はサヨちゃんの手から解放された。
しゃっくりをあげ始めていた俺の横をすり抜けて母親に礼をすると、サヨちゃんは走って去った。
子供ながら、母親に話しても信じてもらえないと考えた俺は、結局何も言えずに家に帰った。

それ以来どうも俺は、彼女に目をつけられたらしい。
母親は町に出かけるたびに俺を公園にほっぽり出し、俺はその度にサヨちゃんと遊ばなくてはいけなかった。
彼女はいつも黒いスカートと白いシャツの一張羅で、親が付き添って来た事は一度も無かった。

丁度母親が公園から出て行くのを見計らうように、入れ違いに現れるのだ。
公園には他の子供が先に遊んでいる時も多々あったが、サヨちゃんが公園に入ってくるだけで、
俺と同じくらいの年の子はおろか、小学校の高学年らしき子さえもコソコソ逃げ出していく。
俺は何よりサヨちゃんに逆らう事ができず、サヨちゃんのいいなりだった。

公園の片隅に落ちていたライターを、サヨちゃんがちょん、と触るだけで、いきなり火がついた事があったし、
塀の上を歩いている猫に向かって、サヨちゃんが枯葉を丸めて投げつけると、
猫が受身もとらずに背中から落ちた事もあった。
サヨちゃんに会うごとに信じられない事が度々起こり、俺は彼女に会うのに恐怖を感じるようになった。

色々あったが、書ききれねーや


168: 134 :04/02/02 17:40
ゴメン。細部まで全部思い出すと鬱になるんで、最後だけ書かせてくれ。

俺は>>134の前述通り、公園で毎回怖い目に会ってたんだ。
その内、自然と家に篭もりがちになり、母親の買い物にもついて行かなくなった。
子供ながら、サヨちゃんから逃げようとしたわけだ。

公園に行かなくなって一ヵ月くらい後、久々に父母ともに親子揃って買い物行こう、という事になった。
親父が車を出すというので、ならサヨちゃんに会わなくても済む、と思って俺は快諾した。

デパートをまわって楽しい一時を過ごした後、俺の乗った車は帰り道で公園の前に差し掛かった。
公園の入り口はこちらの車線の歩道にあって、
タイミングの悪い事に、車は丁度その入り口近くで信号機に止められた。
俺は内心サヨちゃんに見つからないようにドキドキしながら窓からこっそり公園の中を窺った。
すると彼女は居た。一人で。何か指差しながらゲラゲラ笑っていた。

よほど可笑しいのか、まるでのたうち回るように、地面に這いつくばって笑い転げていた。
俺は唖然となったが、その時信号が青に変わって車が発車した。サヨちゃんの姿が流れて行った。

しかし、サヨちゃんの指先は俺の車の動く方向へスライドしていった。
彼女は俺の乗った車を指差して笑っていたのだ。
俺は、なぜ俺が乗っていたのがわかったのか、と考えるより先に怯えた。

次の日、親父は車の激しい追突事故でカマを掘られ、頚椎に損傷。
ほぼ一生入院生活が決まり、九州の病院へ。
母親と俺は共に九州に行き、父方の実家の世話になり、そこで小学校に入学した。
サヨちゃんと会う事はもう無かった。

俺は、親父の事故は彼女のせいだとは思っていない、というか思いたくない。
俺まで連帯責任を感じてしまうし、何よりあの女の仕業かも、と考えるだけで恐ろしく、忌々しく感じて、
今でも腹が立つからだ。

嘘というにはちとショボイ、本当の話。



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:46:06.72 ID:XMh0A6ToO
遊ぼおじさん
不安の種って漫画見てて、自分の子供時代のそっくりな体験思い出した。
というのも、『遊ぼおじさん』の話。

公園で遊んでいると、遊ぼおじさんはしょっちゅう現れた。
足をびっこひきながら近づいてくるその様子と、「あ~ぞ~ぼ~」と言う低音ボイス、
常によだれを垂れている口元が、子供心に恐怖を覚えた。
というのも、重度の知的&身体障害者だった。
みんなは怖がったが、自分は興味本位で一緒に遊んでしまった。

数日後、小学校のグラウンドで体育の授業をしていると、どこで嗅ぎ付けたのかおじさんがやってきた。
学校でも有名だったからか、そのときはみんなパニックになった。
泣く子、逃げ出す子。その様子はまさに阿鼻叫喚だった。

そのときは先生が丸くおさめて帰らせたからことなきを得たが、
何も知らない俺は何が怖いの?って感じだった。

そのことを母親に話した。「今度あったら一応挨拶しておく」と言った。


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:46:32.75 ID:XMh0A6ToO
それからしばらく、遊ぼおじさんは見かけなくなった。

あるとき、一人で留守番をしながらスーファミしてた。
おじさんが家の前を歩いているのを窓から見てしまった。目が合い、自宅を気付かれてしまったようだ。
俺の家は一階建ての平屋。なんとなくヤバイ感じがして、俺は全部の窓とドアの鍵を閉めに行った。

すると遊ぼおじさんは、本当に身体障害者かよというぐらいの速さで全速力で走ってきた。
「あぞぼ!!あぞぼ!!」
ドンドン!とドアを無茶苦茶に叩き始めた。

しばらくしたらおさまった。ヤレヤレだぜと思い、ゲームを再開した。
目の前の窓に遊ぼおじさんが張り付いていた。
俺は、星のカービィスーパーデラックスのデータが消えていたことに泣いた。



54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:52:30.21 ID:6WtOWFdF0
亡くなった兄
448 :可愛い奥様:2007/10/15(月) 17:53:23 ID:51noEEcU0
7年前に病気で亡くなった兄(4歳上)が、実家へ帰省すると現われます。
それが不思議な事に、初めて目撃した時は表情が穏やかで怖いなんて思わなかったのに、
去年の夏過ぎから凶暴な感じになってしまいました。

私達が夕食をとっていると、テーブルの下に現れて睨んでくる兄。
手を伸ばして触れようとすると、移動して旦那の足元へ逃げるんです。
旦那の足は臭いらしく、苦しそうな表情をする兄が可哀想で心苦しいです。

見守ってくれる兄には感謝を忘れた事はないけれど、
子供が出来てからは忙しくて帰省の回数も減ってしまい、原因はこれかな?
旦那や子供にヤキモチを焼いているのかもと、最近は考えています。


451 :可愛い奥様:2007/10/15(月) 18:00:26 ID:LgPgfytD0
>>448
ネタじゃないんだよね。
だったら、はやく上にあがってもらった方がよくないかい?お兄さん。
なんかマズイ状態になってる気がする。


454 :可愛い奥様:2007/10/15(月) 18:22:25 ID:51noEEcU0
ネタじゃありません。
兄なんで何だか可哀想で(徐霊とか)。
母に話したんですが、見えないので信じないし、「兄なら良いじゃない」と言うだけです。
浮かばれていないのかだけ今は心配です。



107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:53:56.10 ID:XMh0A6ToO
耳の奥で変な
ニュージーランド・ヘラルド紙によると、バルバートさんは2年ほど前から耳の奥で変な
音がし、何かがごそごそと動くような感じで、強いかゆみを覚えるようになった。
我慢できずに、指を突っ込んだり綿棒を使ったりしてみたが奥まで届かなかった。
医者に診てもらい、2回ほど水で耳を洗浄したが症状は治まらず、原因も分からなかった。


そこで専門医に相談して調べてもらったところ、バルバートさんの耳には鼓膜の辺りなど
に約100匹のダニが住みつき、卵を産んでいるのが分かった。
湿気のある耳の中が
ダニの絶好の繁殖場所となっていたようだ。

早速、すべてのダニや卵を吸い出したが、
わずかに残った卵がかえったりしてなかなか
絶滅させることができなかった。
結局、カイセンやシラミを退治する溶液を使って、やっと治療が完了し、
バルバートさんは
今では安らかな眠りを楽しんでいるという。



112:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 06:03:10.42 ID:XMh0A6ToO
河童
840 :本当にあった怖い名無し:2009/08/22(土) 11:15:39 ID:JHpsKCxWO
父親の従兄弟がM町に一族を構えていて、父が子供の頃、M町で遊んでた出来事をよく語ってくれた。
M町の真ん中にM町と同じ名前のM川が流れていて、そこによく河童が現れていたらしい。

もう他界したが、父親の語る河童の話は妙にリアリティがあって面白かった。
例えば、河童は亀の様な甲羅があるわけではなく、背中がワニの鱗の様に硬いだけとか、
頭の皿は犬の鼻の様に粘膜質で、皿の周りの毛から水分補給してて、別に渇いても死なない。
ただ、渇くと全身が干からびて、皮がつっぱって動きが悪くなる。
頭の皿はそのバロメータになってるとか。
(河童にも親がいて、頭の皿が渇く前に水に戻れときつく言われてるらしい)

河童は特有の平泳ぎのような泳ぎ方で、人間がクロールするより速い。
しかし、父達がクロールを河童に教えると更に速くなった。
など、河童の身体の仕組みや生態が事細かく伝わった。
それはもう、本当に河童と一緒に泳いだり、相撲を取った人間でないと語れないようなリアリティ。


113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 06:03:35.10 ID:XMh0A6ToO
で、俺も小6になって、父の作り話だと理解した頃の正月、
親戚の家で呑んだ父が、酔い覚ましに散歩しようと誘ってきた。
貰うモン貰って、オバサン達の相手にも飽きた俺は父親の誘いに乗った。

散歩中、M川の橋の上で何かに気付いた父親が、
突然、川の上流に向かって「おーい!おおーい!」と叫んで、手を振り始めた。
橋の歩道には数名の人がいて、父の突然の奇行に立ち止まり、父の見つめる川へ視線を落とした。
俺も川を凝視する。

すると、胸上くらいを水面から出した人型の・・・河童が手を振り返してきたのだ。
手には水掻き、頭は円形禿。絵でみる河童の姿。
橋の上の人達も、若い人は「えー!何だアレ」、老婦人は「あら珍しい」みたいな反応。
本当にM川に河童がいたのだ。これは30年前の話。

ちなみに俺は今、縁があって結婚してM町に住んでる。
M町は夏に、『がわっぱ(河童のこと)祭』というのがある。



336:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/05 01:06
完全犯罪
大学の友人S子が体験した不思議な話です。

ある日、S子が一人暮らしのアパートに帰ると、部屋の中が荒らされていました。
S子は泥棒にはいられたと、すぐに警察に通報しました。

やがて警察が来て、事情聴取や現場検証が行われました。

しばらくすると、警察の人が首をひねるようにS子に言いました。
「奇妙なことに、指紋が全くついてないんですよね」
泥棒が手袋をしていただけ、何が奇妙なんだろうと思ったS子でしたが、
続けて警察の人は、「あなたの指紋も一切ついていないんです」と言いました。

警察の説明によると、S子が帰ってきてから通報するまでにさわった箇所、
ドアノブや一部の壁、電話などにはS子の指紋がついていたが、
それ以外の箇所には、犯人はおろか、S子の指紋すら一切ついていなかったそうです。
警察もあまりに奇妙なので、CD一枚一枚、雑誌の内側、化粧品一個一個調べてみましたが、
やはり指紋は全く検出されなかったそうです。

警察は、犯人がすべてふき取っていったんでしょう、と話したようですが、
S子はどうも納得がいかず、とても怖がっていました。
その日、S子がアパートを空けていたのは、ほんの2時間くらいだったそうです。
その間に、そこまで綺麗に指紋をふき取れるものでしょうか。

ちなみに、盗まれている物は何もありませんでしたが、
S子が見たこともないマグカップが一個、散乱する家財道具の中にまぎれこんでいたそうです。



537:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 20:55:09.44 ID:4kmT4hINO
2chにタレコム謎の人物『じゃあのさん』
永田町 「震災以降、2ちゃんねるには政権批判や原発批判があふれている。
こうした書き込みにピリピリしている閣僚がいる」
90 : 名無しさん@12周年 : 2012/03/11(日) 10:37:23.43 ID:ZGtGsROZ0
まぁ、こんな事書き込まれたらそりゃピリピリするわ

「じゃあのwww」さんのヤバイ書き込みネタ集

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17105536

これ本当ならすごくねw
じゃあの



777:
本当にあった怖い名無し:2012/03/17(土) 16:36:13.68 ID:QcQyUdFG0
くさづめ てんじん
怖いっていうか気持ち悪い体験をした。
文章下手だから手短に書く。先月中旬の話。

鬱陶しい子供が来た(港近くの金融機関で働いてる)。
「くさづめ てんじん」という名前だそう。7歳。
近所の小学校にそんな名前の子供はいない。
少子化で全校生徒30人程度しかいないので、全員の苗字は把握してる。

他のお客さんにやたら絡む。が、スルーされ子供撃沈。
業務中に話しかけられ、鬱陶しさ最高潮。
「さっさと帰れ」と飴をひとつやり、帰らせる。30分以上いたと思う。

そして昨日。そういえばアイツどんな顔だったっけ?今度来たらさっさと帰らせよう、と思って、
タイミングよく交換アラームが鳴ったDVDを巻き戻す。

お客さんが座っている椅子の列の間を駆け抜ける。物理的に無理。
なんか折り紙細工いじろうとしてるけど、うまく触れていない。

なんだコイツ・・・と思って、気づいた。
DVDの映像の子供が、ずっとニコニコしながらこっちを見てる。
顔をこっちに向けて、頭を軸にして体だけが動いてる。

気づいた瞬間、即停止ボタンを押した。
早くフォーマットしたいけど、月1で交換してるから、まだまだ先。



783:
本当にあった怖い名無し:2012/03/17(土) 18:08:10.84 ID:kKRieQS2O
>>777は確かに状況が分かりづらいと思うが
いきなりDVDの交換アラームとか言われても意味分からん
監視カメラってことでいーの?



976:
本当にあった怖い名無し:2012/03/22(木) 16:42:05.23 ID:QtJyl1OQO
原爆ドームお調子者
厨房の時、修学旅行で広島へ行った。

原爆ドームへ向う道中、川に架かった橋を渡っていると、ガイドさんが
「原爆で大火傷を負った人々が水を求めてこの川に殺到し、大勢がこの場所で生き絶えた」と教えてくれた。


お調子者のKは同じ班の俺やその他の連中に「おい!川に無数の手が見える!」
「人々の呻き声が聞こえる!」などと不謹慎な冗談を言いまくっていた。


勿論Kに霊感など無い。ただの構ってちゃんである。
一々反応するのは疲れるので、皆でスルーしていた。


977: 本当にあった怖い名無し:2012/03/22(木) 16:44:09.44 ID:QtJyl1OQO
旅館で俺はKとその他三名と同室であった。
夜になってもKはずっと「ドームから焼けただれた顔がコッチを見てた」等々、嬉々として語っていた。

俺はウンザリしていた。

消灯して寝る段になっても「おい窓に人影が!」などとほざいていた。
しかし皆疲れていたので早々に寝息が聞こえてきた。
K以外は前日明け方まで馬鹿話で盛上っていたので寝不足だった。
たっぷり眠っていたKのみ元気であった。


俺は何故か眠たいのに眠れなかった。
Kは眠っている連中にお構い無く10分置きくらいに「天井に顔が」「赤ちゃんの泣き声が」などと宣っていた。


978: 本当にあった怖い名無し:2012/03/22(木) 16:50:05.66 ID:QtJyl1OQO
俺は寝たふりをしていたが、何度も寝返りをうっていたのでKに狸寝入りを見抜かれていたのかも知れない。

その内「ブスゥゥゥゥ…ブスゥゥゥゥ…」という変な息の吐き方をし始めたのでマジで腹がたってきた。
本気のクレームを入れてやろう、Kの反応次第では怒鳴り付けてやる、そう思ってKの方を見た。


俺はドキリとした。

何者かがKの枕元で正座をしていた。


979: 本当にあった怖い名無し:2012/03/22(木) 16:51:38.79 ID:QtJyl1OQO
別室の友達が遊びに来たのだろう。
そう思った、思おうとした。

しかしKの枕元に座りKの顔を除き込んでいる
何者かは真っ黒な影の様にしか見えず、男か女かすら解らなかった。

友人なら構ってちゃんのKが黙っているハズなどない。しかしKからは緊張しか伝わって来ない。

「ブスゥゥゥゥ…」という変な呼吸音はKが出しているのか、
それとも影の様な奴からなのか解らないが、異常事態が起きている事を告げていた。



980: 本当にあった怖い名無し:2012/03/22(木) 16:55:42.32 ID:QtJyl1OQO
俺はすっかりビビって硬直していた。
影と目が(奴に“目”が有ればの話だが)合ってしまわない様に目をきつく閉じ息を殺した。

怖くて寝返りもうてない。
目を開けると今度は自分の顔が覗き込まれているんじゃないか?と思えて様子を窺う事も出来なかった。


気が付くと「ブスゥゥゥゥ…」という変な呼吸音は消えていた。奴が消えたのかな?と思ったが、
結局目を開ける勇気は出なかった。

そして、いつの間にか眠りに落ち、朝が来た。多分夢だったのだろうと思った。

Kがばつが悪そうに「寝小便漏らした。頼むから誰にも言わないで」と同室の面々に懇願してきた。

K曰く「深夜に恐ろしい夢を見てチビってしまった」
「恐怖の余韻が消えず、濡れた布団から出ることも出来ず朝を迎えた」との事だった。


悪夢の内容は、皮膚が炭化する程焼け焦げた人間に顔をジッと睨まれた、という物だった。

Kを笑う気には、到底なれなかった。



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 02:42:32.41 ID:j3mHsRFE0
スガワラさん
俺が小学生の時、遠足などの学校の行事に、
何故かいつも付き添っていたスガワラさんという

おじさんがいたのだが、何故毎回いるのかわからなかった。

後年、同窓会にてスガワラさんの真相を究明しようと、スガワラさんが写った集合写真を持っていき、
同級生と先生にスガワラさんのことを聞いてみることにした。

すると誰もが「スガワラさんなんて知らない」という。
そう言うみんなにスガワラさんが写った集合写真を見せて「ほら、これがスガワラさんだよ」と言った。
すると同級生と先生が「なんだ、お前の父ちゃんじゃん」と言い出したのである。

俺は衝撃を受けた。俺の両親は健在だが、
父とスガワラさんは確実に別人なのである。
それ以降、俺は何か怖くなってしまい、この話をするのは控えた



105:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 04:19:57.28 ID:PdzCujWPO
金縛りに関する話
知り合いの金縛りに関する話。
知り合いはしょっちゅう金縛りに悩まされているらしいのだが、
いつもその金縛りのパターンが決まってるそうだ。


まず最初にふと目が覚める。すると誰かがひそひそと話す独り言がきこえてくる。
この話し声が始まってからは全く動けなくなり、また視界の隅に人影を確認できるようになる。

するとそこに別の方向から別の独り言がきこえ、そしてそのうちにぼそぼそと声が会話をし始めるそうだ。

またしばらくすると新しい声が会話に混じる。
さらに一人、もう一人、と、話し声がどんどん大きくなるにつれて、その間に人影も増えていく。

最終的には自分の寝室を影で埋め尽くされるほどの規模になるらしい。
しかし声は依然として限度なく大きなり、それは人が眠る場所に適さない喧騒みたいな音量だそうだ。

しかも活気溢れる町並みのようなそれでは決してなく、延々に陰鬱とした大量の話し声が耳にまとわりつく。
その知り合いが耐えかねて、いい加減にしてくれと心の中で呟いた瞬間、会話がぴたっと止まるのだと。

そして部屋に何十人といる人影からいっせいにじいっとにらまれるらしい。
さっきのうるるさが嘘のように、無言で数分間も。




109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 04:31:50.67 ID:i4l9oUdw0
>>105
それまじやばいだろ…
その場所霊が行き来する通り道なんじゃないのか?
なんか前テレビそういうの見たことあるわ



111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 04:35:09.12 ID:ifQODm600
>>105
パターンが決まってる場合って霊的な金縛りじゃなくて
脳だけ起きてて体が寝てる状態の金縛りっぽい



914:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:22
鏡の中の友達
私は幼い頃、一人でいる事の多い子供でした。
実家は田舎の古い家で、周りには歳の近い子供は誰もいませんでした。

弟が一人いたのですが、まだ小さくかったので、一緒に遊ぶという感じではありませんでした。
父も母も祖父も、弟が生まれてから、以前ほど私をかまってくれなくなって、少し寂しかったのだと思います。
とにかくその頃の私は、一人遊びで日々を送っていました。

私の家は古い田舎造りの家で、小さな部屋がたくさんありました。
南西の隅には納戸があり、古い道具や小物が納められていました。
その納戸に入り込んでは、仕舞ってある品々をオモチャ代わりにして遊ぶのが、当時の私の楽しみでした。

その鏡を見つけたのが、何時のことだったのかはハッキリしません。
もともと手鏡だったようなのですが、私が見つけたときは、枠も柄も無いむき出しの丸い鏡でした。
かなり古そうなものでしたが、サビや曇りが殆ど無く、奇麗に映りました。

そして、これもいつ頃だったのか良く憶えていないのですが、
ある時、その鏡を覗くと、私の背後に見知らぬ女の子が映っていました。
驚いて振り返りましたが、もちろん、私の後ろに女の子など居ません。
どうやらその子は、鏡の中だけにいるようです。

不思議に思いましたが、怖くはありませんでした。
色白で髪の長い女の子でした。
その子は鏡に写る私の肩ごしにこっちを見て、ニッコリと笑いました。
「こんにちは」


916:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:23
やがて私たちは、話を交わすようになりました。
私は彼女の事をナナちゃんと呼んでいました。
両親は、納戸に籠り、鏡に向かって何ごとか喋っている私を見て
気味悪く思ったようですが、鏡を取り上げるような事はしませんでした。
それに、大人達にはナナちゃんは見えないようでした。

ある日、私はナナちゃんに、「一緒に遊ぶ友達がいなくて寂しい」というようなことを話しました。
すると、ナナちゃんは、「こっちへ来て私と遊べばいい」と言ってくれました。
しかし私が、「どうやってそっちに行ったらいいの?」と聞くと、
ナナちゃんは困ったような顔になって、「わからない」と答えました。

そのうちナナちゃんが、「・・・聞いてみる」と、小声で言い足しました。
私は誰に聞くのか知りたかったのですが、何となく聞いてはいけないような気がして黙っていました。


917:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:23
それから何日か経ったある日。ナナちゃんが嬉しそうに言いました。
「こっちへ来れる方法がわかったの。私と一緒にこっちで遊ぼう」
私は嬉しくなりましたが、いつも両親に、
「出かける時は祖父か母へ相談しなさい」と言い聞かされていたので、
「お母さんに聞いてくる」と答えました。

するとナナちゃんは、また少し困った顔になって、
「このことは誰にも話してはいけない。話したら大変なことになる。もう会えなくなるかもしれない」
というような事を言いました。

私は、「それはイヤだ」と思いましたが、言いつけを破るのも怖かったので、黙り込んでしまいました。
するとナナちゃんは、「じゃあ明日はこっちで遊ぼうね?」と聞いてきました。
私は、「うん」と返事をしました。

「約束だよ」

ナナちゃんは微笑んで、小指をこっちに突きだしてきました。
私はその指に合わせるように、小指の先で鏡を触りました。
ほんの少しだけ暖かいような気がしました。


918:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:24
その夜はなかなか眠れませんでした。
両親にはナナちゃんのことは話しませんでした。
しかし、寝床に入って暗闇の中でじっとしていると、いろんな疑問が湧いてきました。

鏡の中にどうやって入るのだろう?
そこはどんな所なんだろう?
ナナちゃんはどうしてこっちに来ないんだろう?
こっちへ帰ってこれるのだろうか?

そんな事を考えるうちに、だんだん不安になってきました。
そして、ナナちゃんのことが少し怖くなってきました。

次の日、私はナナちゃんに会いに行きませんでした。
次の日も、その次の日も、私は納戸には近寄りませんでした。
結局、それ以来、私は納戸へ出入りすることを止めたのです。

月日が経ち、私は町の高校へ行くために家を出ました。
卒業しても家に戻ることもなく、近くの町で働き始め、やがて私は結婚して所帯を持ちました。
その頃になると、ナナちゃんのことはすっかり忘れていました。


920:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:27
結婚後しばらくして、妻が妊娠し、しばらく親元に戻ることになりました。
すると、家事をするのも面倒だし、誰もいない家に一人で居るのも寂しかったので、
私は何かと用事を作って、頻繁に実家に帰る事が多くなりました。

その日も、実家で夕食を食べ、そのまま泊まることにしました。
夜中に目が覚めて、トイレに立ちました。

洗面所で手を洗いながら、何気なく鏡を覗きました。
廊下の途中の仕切が開いていて、その向こうの暗闇に、あの納戸がうっすらと見えていました。
その時、おやっと思いました。

トイレに来る時には、その仕切を閉めた覚えがあったのです。
振り返ってみると、やっぱり仕切は閉じています。
しかし、もう一度鏡を見ると仕切は開いていて、納戸の白い扉が闇に浮かび上がるように見えています。

全身が総毛立ちました。
と、その扉が少し動いたような気がしました。
その瞬間、私はナナちゃんの事を思い出しました。
とっさに「ヤバイッ」と思いましたが、鏡から目を離すことは出来ませんでした。
やっぱり扉は動いています。

もう一度振り返っても、廊下の仕切は閉じたままです。
鏡の中では、納戸の扉がもう半分以上開いていました。
開いた扉の向こう、納戸の奥の闇に白いモノが浮かんでいました。
これまでにない恐怖を感じながらも、わたしはその白いモノを凝視しました。
それは、懐かしい少女の笑顔でした。


921:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:28
そこで私の記憶は途切れています。
気がつくと、私は布団の中で朝を迎えていました。

気味の悪い夢を見た・・
そう思った私は、実家にいるのが何となく嫌になり、
その日は休みだったのですが、すぐに自宅に帰る事にしました。

私の自宅のマンションには、住民用に半地下になった駐車場があります。
日中でも薄暗いそこに車を乗り入れ、自分のスペースに停めた後、最後にバックミラーを見ました。
すると、私のすぐ後ろにナナちゃんの顔がありました。

驚いて後ろを振り返りましたが、後部座席には誰もいません。
バックミラーに目を戻すと、ナナちゃんはまだそこに居ました。
鏡の中からじっとこっちを見ています。

色白で長い髪を両側で結んだナナちゃんは、昔と全く変わっていないように見えました。
恐怖のあまり視線を外すことも出来ず、震えながらその顔を見返していると、
やがて、ナナちゃんはニッコリと笑いました。
「こんにちは」


924:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:38
「どうしてあの時、来てくれなかったの?私ずっと待っていたのに」
ナナちゃんは相変わらす微笑んだまま、そう言いました。

私が何と言って良いのかわからずに黙っていると、ナナちゃんは言葉を継ぎました。
「ねえ、私と今からこっちで遊ぼう」
そして、ミラーに映った私の肩越しにこっちに向かって手を伸ばしてきました。
「こっちで遊ぼう・・・」
「ダメだ!」
私は思わず大声で叫びました。

「ごめん。ナナちゃん。僕は、もうそっちへは行かない。行けないんだ!」
ナナちゃんは手を差し伸べたまま黙っています。
私は、ハンドルを力一杯掴んで震えながら、さっきよりも小さな声で言いました。
「僕には妻もいる。子供だって、もうすぐ生まれる。だから・・・」
そこで私は、俯いて絶句してしまいました。

しばらくそのままの姿勢で震えていましたが、やがて、私は恐る恐るミラーの方を見ました。
ナナちゃんは、まだそこに居ました。
「そう・・わかった。○○ちゃんは大人になっちゃったんだね。もう私とは遊べないんだ」
ナナちゃんは少し寂しそうにそう言いました。
「しょうがないよね・・」
ナナちゃんは、そこでニッコリと笑いました。

本当に無邪気な笑顔でした。
私はその時、ナナちゃんが許してくれたと思いました。
「ナナちゃん・・」
「だったら私はその子と遊ぶ」
私がその言葉を理解出来ぬうちに、ナナちゃんは居なくなってしまいました。
それっきりナナちゃんは、二度と私の前に現れることはありませんでした。

2日後、妻が流産しました。
以来、今に至るまで、私達は子供をつくっていません。

現在。私はナナちゃんの事を弟に話すべきなのか、本当に迷っています。



888 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 18:07:09 ID:kX2ckThaO
田舎の普通の一軒家
俺が体験してきた、本当に本当の話を書かせてもらいます。

前に住んでた家の話なんだけど、そこはどこにでもある田舎の普通の一軒家。
周りが親戚だらけって言う、田舎にはよくある光景な訳さ。

俺が小学生の頃に爺さんが亡くなった。
小学生だからあまり覚えてはいないんだが、まぁ大往生だったらしい。
んでね、その3年後に婆さんが亡くなった。
この時も小学生だったから、病名や死因は覚えてない。
ただ、母さんとかが、自宅の布団で泣きまくってたの覚えてる


889 :888:2006/04/22(土) 18:16:24 ID:kX2ckThaO
んで、その3年後に、生まれたばかりの妹が死んだ。
妹はもう1人いて、そいつは元気。次に生まれた妹が亡くなったのね。
何回も見舞いに行ったのと、たまに自宅に帰れる日に一緒に寝た事、
あと、火葬場で燃やす所にガガーっと妹の棺が入ってく時に、母が気絶したの覚えてる。
この頃から、ちと母の元気がなくなったよ。

んでね……また3年後。
父が亡くなった。これはハッキリ覚えてる。
熱でぶっ倒れそうでもガンガン二日酔いだろうと、
絶対仕事休まなかった父が、「腹痛い」って理由で休んだんだ。

次の日は仕事に出かけたんだが、早退してきたらしい。
病院行きたがらない父を、母が涙ながらに説得して病院連れてった。


897 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 18:27:05 ID:kX2ckThaO
台所で母に、「父さんが、○子(死んだ妹の名前)と一緒の病気になっちゃった…」って言われた。
俺も妹もキョトンとしてたと思う。
病名は癌。

そこから父の入院生活が始まり、みるみる痩せていった。
父の面影がなくなった頃、息をひきとった。
死ぬ直前、本当に直前、家族に心配かけまいと満面の笑みを見せた父は、今でも俺の自慢だし、誇りだ。
その日は家族3人で、涙枯れるまで泣いた。


901 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 18:40:20 ID:kX2ckThaO
父の葬儀が終わり、大分バタバタが落ち着いた。
母は父のいる仏壇の前から全く動かなくなった。
仕事→仏壇の前→睡眠の繰り返し。
これは後で聞いた話だが、ずっとどうやって死のうか考えてたらしい。

文章に起こすとすぐ気付くんだけど、これ、実際体験すると分からないんだ。
そう…3年ごとに死んでるんだよね、俺の家族。
月日まで全く一緒って訳じゃない。でも綺麗に3年ごと。

俺はそれに気付いて母に言った。
母は狂った様に、霊媒士(?)みたいな人を何人も呼んでた。
「前世が酷い事をしてた」とか、「霊の通り道だから」とか、ありもしない事ウダウダ言ってたよ。
結局ね、原因なんてわかんなかった。
でも、次は順番的に母か俺が…みたいな怖さがあって、引っ越す事にした。


905 :901:2006/04/22(土) 18:52:39 ID:kX2ckThaO
んで、その家を空き家として人に貸す事にしたの。
もちろん、そう言った事がありましたって話はしてある。
そこに人が付いてから3年後に、そこに住み始めた家族のお父さんが亡くなった。

さすがに気持ち悪いって事で出ていかれた。
後で聞いた話で、お払いに来た霊媒士の方が、
どこかの葬儀の最中に大口開けて、そのまま亡くなったらしいです。

結局原因はわからない。
今でも家族3人は元気で暮らしてるし、その家は今でも空き家で存在してるって事。
怖いから2度と近付かないけどね。



17:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:30
蜘蛛を嫌いになった理由
私は蜘蛛が大嫌いです。それこそ、洒落にならない程の恐怖を感じます。何故でしょうか。

これは、小学校に上がる前の話です。

兵庫県のSというところにある、マンションに住んでいました。
マンションは、敷地内に3棟あったと思います。
私のうちは、そのうちの1棟の、8階の一番奥にある部屋です。

8階には、私と同い年の男の子が私を含め3人いて、
皆仲が良く、いつもマンション内の公園や、敷地内の色々な場所で遊んでいました。
場所によってはガガンボや蜘蛛が沢山いて、気味が悪い。
マンションの背後には大きな山がそびえているせいか、虫がやたらと多いマンションでした。

さて、仲良し3人組みとは別に、たまに一緒に遊ぶT君という男の子がいました。
T君はマンションの1階に住んでいて、少し内気な感じの子です。
外に出て遊び回るより、家の中でおもちゃで遊ぶのが好きだったようで、
外遊びが好きな私達とは、1ヶ月に数度遊ぶ程度の仲だったと思います。


18:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:30
ある時、私一人でT君のうちに遊びに行きました。
マンションの一階は少し薄暗いのです。
さらにその日は曇りだったので、廊下が夜のように暗く、
T君のうちに入るまで、かなり心細かったのを憶えています。

T君のうちに着くと、T君とT君のお母さんが出迎えてくれ、ホッとしました。
T君は救急車やパトカーのミニカーを取り出してきたので、
子供なりにストーリーを仕立てて、2人で遊んでいました。

しばらく遊んでいて、ふと視線を上げると、
T君の部屋の箪笥の上に、見慣れないおもちゃが置いてあることに気が付きました。
下から見上げる限りでは、レールが立体的に交差した
造形しか判別出来ませんが、いかにも面白そうなおもちゃです。

「あのおもちゃで遊ぼうよ」と、T君に頼みました。
するとT君は素っ気無く、
「壊れてるから遊べないよ、○○君が壊したんじゃないか」と言います。(○○君とは私のこと)
吃驚して、「嘘だあ。あんなおもちゃ見たことないよ」と言い返すと、
「この前遊びに来た時壊したじゃないか」と言い張るのです。
全く記憶にない事です。


19:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:31
ちょうどその時、T君のお母さんが部屋に入ってきて、箪笥に洗濯した服を仕舞い始めました。
「T君が、僕があのおもちゃを壊したっていうんだよ」と、T君のお母さんに訴えました。
「だって○○君、この前遊びに来た時壊したでしょう」と、T君のお母さん。
当時4歳か5歳だったと思いますが、私は3歳位からの記憶がわりとハッキリと残っています。

既に物心ついていましたので、友達のおもちゃを壊したかどうかくらいは判断出来ます。
断じてそんな記憶はありませんし、そもそも、そのおもちゃを見るのは初めてなわけです。
「どうしてそんな事言うの?ぼくは壊してないよ!」
「この前遊んでて壊したじゃないか」
「そうよねえ、○○君が壊したから遊べなくなったのよね」
その時は勿論この言葉を知りませんでしたが、生まれて初めて「不条理」を感じた瞬間だったと思います。


20:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:31
しばらく必死に記憶を辿って、以前にT君のうちに遊びに来た時の事を
思い出そうとしてみましたが、やはり何も憶えていませんでした。
その場にいたたまれなくなり、自分のうちに帰りました。

私にとってはかなりショックな出来事で、帰宅しても親に話せません。
その後間もなく、私達一家は東京へと引越ししてしまったので、
T君のおもちゃのことは、不可解なままになってしまいました。

その後、私は叔母から誕生日の贈り物に、幼年向けの「ファーブル昆虫記」をもらい、
大変に気に入って何度も何度も読み返していたので、虫がとても好きになりました。
引っ越した先は東京にしては自然が多い地区でしたので、外に出ては色んな虫を捕まえて遊んでいました。

ただ、どうしても蜘蛛だけは好きになれません。
好きになれないどころではない、蜘蛛の事を考えるだけで身の毛がよだつ思いがします。
ファーブル昆虫記にも蜘蛛の話は載っていて、お話としては非常に面白いのですが。
小学校、中学校、高校と、いつまでたっても私の蜘蛛嫌いは直りませんでした。


23:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:33
ある日、幼い頃育ったマンションでの日々について、母親と思い出話を語ることがありました。
色々懐かしく思い出しながら話しているうちに、
「お前は今でも蜘蛛が大嫌いだけど、子供の頃は本当に酷かった。
夜中にいきなり、『蜘蛛は嫌だーっ!』って叫び始めるんだよ」
先に書いた通り、私は自分ではわりと、小さい頃の記憶がある方だと思っている。

でも、夜中に泣き出したという記憶は全然ないわけです。
母親が語るには、私の泣き叫ぶ様があまりにも真に迫っていて、
まるでそこに本当に蜘蛛がいるかのように、怯えていたそうです。
寝ぼけたという様な生易しいものではなく、錯乱状態といってもよいぐらいで、気でも違った様に見えた。
そんなことが何度も続くので、病院に連れて行った方が良いのではと、悩んだほどだそうなのです。


24:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:34
そこで少し、自分の記憶があやふやになってきました。
いくらなんでも、そんなことがあったら憶えているんじゃないか?でも全く憶えていない。

ハッとしました。こういうことは前にもあったなあ。
そうだ、T君のおもちゃのことだ。
そこで何か思い出しそうになり、T君の薄暗い部屋のイメージが、頭の中にフラッシュバックしてきました。
でも、はっきりと思い出す前に、記憶の糸がフッと途切れてしまい、それ以上は思い出せません。
 
その時母親が、
「あのマンションは裏手が山だったから、大きな蜘蛛がたまに出たんだよねえ。大人の手くらいあるやつ。
あんな大きな蜘蛛、子供が見たら、すごい大きさに見えるだろうねえ」
と言いました。


25:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:35
その瞬間、私の頭の中に幾つかのイメージが同時に駆け巡り、
気が付くと私は頭を抱えてウゥと唸っていました。
すんでのところで叫び声を抑えていました。

T君の部屋で走り回っている時に転んで、あのレールのおもちゃの上に倒れこむ瞬間
床を叩きながら泣いて私を非難するT君
T君に、どうすれば○○君を許す?と聞くT君のおかあさん
T君のおかあさんが、彼女の手より大きな蜘蛛をつかんで

僕の口に

感触が!


26:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:36
私の母親は驚いたことでしょう。
私は逃げるように自分の部屋まで走り、そのまま布団をかぶって、
頭の中に蘇ってくるイメージを消そうともがきました。

その日は朝まで眠れずに記憶と葛藤し、
その後数週間は、日常生活の合間に蘇ってくる記憶に苛まれ続けました。
なにしろ人と会っていても、いきなり頭を抱えてうめき始めるわけです。
頭がおかしくなったと思った人もいたでしょう。

「蜘蛛を食べれば、許す」
「じゃあ、蜘蛛とってくるね」

冗談かと思いきや、数分も経たぬうち戻ってくるT君のおかあさん
「廊下に巣を張ってる蜘蛛を取ろうと思ってたんだけど、
すごい大きな蜘蛛がいたからそっちの方を取って来た」
「うわっ、でっかー!」
「ほーら○○君、食べなさい」

今では分かる。
T君の母親は、本気で蜘蛛を食べさせようとしたわけじゃない。
でも、彼女の目は、加虐の喜びに満ちていた。
彼女はひとしきり大きな蜘蛛を私の口のまわりになすりつけると、ひょいと窓から蜘蛛を捨て、
「おかあさんにいっちゃだめよ!」と、恐ろしい顔をして言った。
そしてT君にも、「これで○○君を許して上げなさい!」と叱りつけた。

これが私の、蜘蛛を嫌いになった理由です。



334:踏み入るべきではない場所 1/7:2005/09/30(金) 11:21:32 ID:ItZOrWPy0
踏み入るべきではない場所
私がまだ小学校低学年の幼い子供だったころに、
趣味で怖い話を作っては、家族や友達に聞かせていました。

「僕が考えた怖い話なんだけど、聞いてよ」と、きちんと前置きをしてからです。
特にじぃちゃんが、私の話を喜んで聞いてくれました。
私はそれがとても嬉しかったんです。熱心に聞いてくれるのと同時に、こわがってくれたから。

そんな折、私の作った話が、クラスの中で流行りだしました。
放課後の男子トイレで、個室を叩くとノックが返ってくる。といったありがちな話です。
クラスの女子の間であっという間に流行り、噂は学年中、学校中へと広まりました。

「男子トイレの前で、手招きする男の子を見た」とか言い出す女子も出てきていて、
私がやっとその噂を知って、「僕の作り話だってば」と言ってもきかず、
その後もまことしやかに囁かれ続けました。
ついには、そこで肝試しを始めるグループまで現れてしまいました。


335:踏み入るべきではない場所 2/7:2005/09/30(金) 11:22:49 ID:ItZOrWPy0
その肝試しでしたが、なにも起きるわけがないのに、
グループの子供が皆、「ノックの音が返ってきた」と言うんです。大変な騒ぎでした。
そんなワケないだろ!?と思って、作り話だということをアピールしようとしたのですが、
当時の私は、皆に冷たくされるのが怖くて言い出せませんでした。

そのうち私は、自分の話が本当になってしまったのではないか、と思うようになり、
すごく恐くなって、自作の怖い話をすることをやめました。
その騒動があってからしばらくして、じぃちゃんが怖い話をしなくなった私に、
「もう怖い話しないのかい」と聞いてきました。

私はもう泣きじゃくりながら、その話をじぃちゃんにしたんです。
「ほうかほうか」とやさしく聞きながら、こんなことを話してくれました。


336:踏み入るべきではない場所 3/7:2005/09/30(金) 11:24:08 ID:ItZOrWPy0
「それはな、みんなが坊の話を本当に怖いと思ったんだ。
坊の話をきっかけにして、みんなが勝手に怖いものを創っちゃったんだよ。
怖い話を作って楽しむのはいいけど、それが広まって、よりおそろしく加工されたり、
より危険なお話を創られてしまうようになると、 いつの日か『それ』を知った、
ワシらの目には見えない存在が、『それ』の姿に化けて、本当に現れてしまうようになるのかもな。
 
目に見えるものではなく、心のなかにね。『おそれ』はヒトも獣も変わらず持つもの。
『おそれ』は見えないものも見えるようにしてしまう。本能だからね。
だから恥ずかしくないから、怖いものは強がらずにちゃんと怖がりなさい。
そして、決して近寄らないようにしなさい。そうすれば、本当に酷い目にあうことはないよ」

私は、じぃちゃんも何かそんな体験をしたのかと思って、「じぃちゃんも怖い思いをしたの?」と聞きました。
すると、予期しなかったじぃちゃんの怖い話が始まったのです。


337:踏み入るべきではない場所 4/7:2005/09/30(金) 11:25:26 ID:ItZOrWPy0
「昔じぃちゃんは、坊の知らない、すごく遠くのお山の中の村に住んでいたんだよ。
そこで、じぃちゃんの友達と一緒に、お山に肝試しに行ったことがあるんだ。
そうだね、じぃちゃんが今でいう、高校生ぐらいのころかな。

お地蔵さんがいっぱい並んでいたけど、友達もいるし全然怖くなかった。
でも、帰り道にじぃちゃんの友達が、お地蔵さんを端から全部倒し始めたんだ。
『全然怖くない、つまらない』って言ってね。

じぃちゃんはそこで始めて、その場所に居るのが怖くなったよ。
なんだか、お地蔵さんに睨まれた気がしてね。
友達を置いて、さっさと逃げてきちゃったんだよ。
そうしたら、その友達はどうしたと思う?」

「死んじゃったの?」
「ううん、それが、何も起こらないで普通に帰ってきたんだよ。
でもじぃちゃんは、もうそれからオバケが怖くなって、友達と肝試しに行くのを一切やめたんだ。
その友達は、その後も何度も何度も肝試しといっては、
ありがたい神社に忍び込んだり、お墓をうろうろしたり、
お地蔵さんにイタズラしたり、色々するようになってね。

周りの人からは呆れられて、相手にされなくなっていったよ。 
人の気をひくために、『天狗を見た』なんていうようになってしまった。
じぃちゃんに、『見てろ、噂を広めてやる』なんて言って笑っていたよ」


338:踏み入るべきではない場所 5/7:2005/09/30(金) 11:26:17 ID:ItZOrWPy0
「そしてある日、ふっと居なくなったんだ。
じぃちゃんもみんなと色々と探したんだよ。
そしたら…山の中の高い木のふもとで、友達は死んでた。
木の幹には、足掛けに削った跡がてんてんと付いていてね。
友達は自分で木に上って、足を滑らせて落ちたんだ。ばかなやつだよ。

坊、世の中には、人が入ってはいけない場所っていうのがあるんだ。
それは怖い場所だ。坊だったら、タンスの上もその場所だよ。
落ちるのは怖いだろ。そういうことだよ。
じぃちゃんの友達には、怖い場所が見分けられなかったんだ」

「怖いね。ばちがあたったのかな」
「いいや、怖いのはここからさ。
友達が死んでから、村の中のひとたちが次々に、『天狗を見た』って言い出したんだ。
じぃちゃんは、『あれは友達のでまかせだ』と言ったんだけどね。

『友達が天狗の怒りに触れた』『祟りだ』『呪いだ』と、皆は自分達でどんどん不安をあおっていった。
夜通しで見張りの火まで焚いたんだ。
皆が顔をあわせるたびに天狗の話をするので、村の中がじめじめしていた」


339:踏み入るべきではない場所 6/7:2005/09/30(金) 11:27:12 ID:ItZOrWPy0
「そんな時に限って具合が悪くてね、村の中でケガをするのが4件続いたんだよ。
どうってこともない、ねんざまで数に数えられてね。どう見てもあれは、皆おかしくなってた。
さらに噂に尾ひれがついて、『天狗に生贄を出さなくては皆殺される』とまで酷い話になっていた。

そしてついに、本当に生贄を出そうという話をするようになったんだ。
友達が死んだのは、木から足を滑らせて落ちたからなのに、完全に天狗のせいになってた。
村の中の皆も、人が入ってはいけないところに踏み入ろうとしていた。

それはね、人の命だよ。誰にもそれを奪う権利なんてないだろうに。
じぃちゃんはね、天狗よりも、村の中の皆がすごく怖かったんだよ。
だからね、じぃちゃんは、その村から逃げてきたんだ…」


340:踏み入るべきではない場所 7/7:2005/09/30(金) 11:28:00 ID:ItZOrWPy0
じぃちゃんのこの話は、その後もねだって2度程聞かせてもらいましたが、
「絶対に内緒だぞ」と言われ、両親の居るところでは決して話しませんでした。
でも、今でも私の家には父方の実家はありません。

「農家の次男のじぃちゃんが、庄屋の娘のばぁちゃんと駆け落ちしてきたからだよ」
と、私の両親からはそう聞いています。

じぃちゃんが私に、自作の怖い話を聞かせてくれたのかとも思いましたが、多分違います。
その長い話が終わった時、じぃちゃんは大粒の涙をぼとぼと、私の小さな手の甲に落としたのですから。

今も思い出して涙腺が緩みました。
長文を読んでくれてありがとうございました。

怖い話まとめ保管庫
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4111308.html

【議論】日本ってかなりやばくね?

典型的なハロプロ顔とAKB顔を教えて下さい

【画像あり】日本の甲冑は世界一美しい。