841: 本当にあった怖い名無し:2012/07/23(月) 00:19:03.77 ID:BdvSTXMj0
飛び降り
大学時代の経験を一つ
神奈川の、敷地だけは広い某大学でのこと。

講義を受けてる時に、遠方の校舎の屋上から飛び降りる男を見た。
俺は窓からその光景を見ていたんで、驚いて立ち上がったんだけど、声を上げようとしておかしなことに気づいた。

男が落ちた場所に死体が無い。
おかしいな、と思ってもう一度屋上を見ると、また同じ男が屋上からダイブしていた。
そして地面に墜落する寸前に消えた。んで、また屋上から飛び降りる。
あとはもうエンドレスだった。

飛び降りては消え、飛び降りては消え、動画をループ再生してるみたいに延々それの繰り返し。
俺は、よく死者は死んだ時の状況を繰り返す、って話を思い出して、
その男がこの世のものじゃないんだってわかった。


毎日毎日、朝も昼も夕方も、延々その自殺風景はループしていた。
さすがに何度も見てると慣れてしまうもので、俺はだんだん気にしなくなっていった。
もはやその自殺風景が、日常になってしまったんだ。
でも、ある日俺が食堂に向かうために友人と外を歩いてると、ふと真上から震えたような声がした。

「誰か止めて」

びっくりして上を見上げると、頭上数メートルくらいのところに、飛び降りてきた男の顔があったんだ。
一瞬で思い出したよ。俺が立ってる場所が、男が墜落した場所だってこと。
気づいた時には遅かった。左肩に凄まじい衝撃を感じて、俺は気を失った。

起きた時には病院のベットで寝てた。幸い肩の脱臼と肘を骨折した程度で済んだ。
友人に聞いたところ、何もないのにいきなり俺が肩を沈ませて倒れたらしい。
頭から垂直に落ちてくる男の引き攣った半笑いみたいな顔と、
肩に感じた髪の毛が擦れるような感触と衝撃を今も覚えてる。


去年、サークルの飲み会で久々に大学に行ったんだけど、
男はまだ飛び降りを繰り返してたよ。
それ以来、自殺だけはしねぇと誓った。
団地


751:本当にあった怖い名無し:2012/07/21(土) 17:43:53.82 ID:iKXwApjT0
演習
携帯で洒落コワ見てて俺も体験談なかったかな~と考えてた時に
そう言えば、と思い出したのを投下する。

俺が某暴力装置に居た頃の話。ちなみに空。
年末の演習で、警備要員に選ばれて塹壕に入ってた時の事。
昼間に想定で防衛出動かかって、64式小銃持って山の中の塹壕に入った。
塹壕にはその時3人いた。俺1士とA士長とB2曹。

仮想敵は基地の外柵より中には侵入して来ないって超ヌルい設定だったんだが
夕方に探り入れて来てから何も無かったから、深夜来るだろうって話だった。
つっても一番端っこの塹壕だったし、俺とA士長でなんとなく前方警戒して、B2曹はPSPやってたw

で、夜中2時頃、案の定仮想敵が重要施設に対して攻撃開始。
遠くでドンパチやってるし、無線からは結構逼迫した状況が伝えられてたんだが
俺は遠くの激しい銃撃戦を見て、スゲーとかヤベーとか思ってたんだが
A士長とB2曹は街の飲み屋の女の話をし始めたw


752:本当にあった怖い名無し:2012/07/21(土) 17:47:01.90 ID:iKXwApjT0
そんな状況でついうっかりしてて、10時方向30mの外柵越しにいる人間に気付かなかった。
マズイと思って盛り上がってる二人に報告すると、流石に銃構えて警告を始めた。

自衛隊について詳しい人ならわかると思うが、「誰可!」と3回聞いて応答無ければ射撃する。

勿論応答無かったので、B2曹がトリガーハッピーを始めた。空包だから撃ちまくれとかなんとか言ってた。
戦争は地獄d(ryのAAそっくりだった。
と、A士長が突然「待って下さい!」と叫びB2曹を止めた。

俺も興奮してて気付かなかったんだが、その人間、全然動かん。
しかも空自の緑の作業服じゃなくて、なんか白いワイシャツみたいのを着てる様に見えた。
あんまり動かんので3人でしばらく観察してた。

「制服着た方面隊の監察官だろ?」とB2曹がずっと言ってたが、真冬の夜中に外でワイシャツだけは無いし
いくら監察官だからって山ん中で制服は無いだろと。
結局それ以上トリガーハッピー出来なかったB2曹は少し不機嫌になってたw

俺は一応無線を担当してたので、本部に聞いてみるが監察官は今お前らの地区にはいないと言う。

と、真横から突然銃撃音。本物の仮想敵が側面から来た。
なんだよあれはオトリか汚ぇな~とか言いながらそっちに対応した。
他の塹壕とも連携して、この仮想敵はなんとか撃退。
全員さっきの謎の人間がいた方向を確認したが、何も無かった。
と言うかこの時は全員、仮想敵が卑怯な方法でオトリ出したのかと思ってた。


753:本当にあった怖い名無し:2012/07/21(土) 17:52:34.55 ID:iKXwApjT0
で、しばらくたった4時頃、A士長が「あ~また来たよ」と言い出した。
確認してみると、確かにさっきと同じ場所に奴がいる。
シメシメ仮想敵の小隊も馬鹿だな~と本部に状況報告し、射撃の許可が出たので今度は3人で撃った。

と、またA士長が「ちょっと待て」と射撃を止めた。
今度は何だと思って聞いてみると、「あいつ目が光ってる・・・」とか言い出す。
目を凝らしてみると、確かに微妙に顔辺りに光が二つ並んでる。
動かんし、目は光ってるし、気味が悪くなってきた俺らはとりあえず観察。
本部から戦果について聞かれたので、不明者逃亡と返信した。

そもそも、奴がいる地点は隣の塹壕からも確認出来るはずだったが、誰も報告してない。
どうやら、マズい物を見てるんじゃないかと3人は思い始めた。
しかし動物の可能性も捨て切れない以上、本部に変な報告は出来ないし
(明方だったから幹部は皆疲れて不機嫌だしw)

とりあえず、無視しようと言う事になった。

それを3人で決めて再び塹壕の前方を向いた直後、A士長が「え!?」と叫んだ。
あまりの驚き様にB2曹も腰を上げ、前を見た。
目の前の外柵に目を光らせたワイシャツとスラックスの男が突っ立ってた。


754:本当にあった怖い名無し:2012/07/21(土) 17:55:17.05 ID:iKXwApjT0
ってかそこで気付いた。
こいつ目だけじゃなくて体全部光ってやがる。
だから冬の夜中で遠くにいても、ワイシャツと気がついたのかと。

なんか口もパクパクしてて、A士長とB2曹は固まってるし、俺も銃向けるとかそれどころじゃなかった。
小銃持った3人の兵隊が、1体の化け物相手に固まってるって、今考えりゃ笑えるけどw

その内そいつは森の奥へ消えていった。しかも水平移動で・・・。

全員が我に返った頃、ようやく空が青みがかって来た。
A士長とB2曹が「やべぇなこれ・・・」とか言い始めた時、耳元でって言うか頭の中で声が響いた。

「撃てよ」

我に返った直後だったが、再び全員が固まった。どうやら2人にも聞こえたらしい。

その後はガタガタ言いながら朝の演習終了まで3人寄り添ってましたw

その後、内務班で幽霊騒動が起きたり、給養の倉庫を男の頭が彷徨ったり色々あったんですが
退職したんでそれ以上は不明・・・。



776:
細田:2012/07/22(日) 02:03:39.08 ID:fI6M7EBc0
学校のトイレにまつわる怖い話
こんばんは。

僕はある高校の2年生の、細田といいます。
細田

突然だけど君達は学校のトイレってどう思う?
最近は時代が変わって綺麗なトイレも増えてきたかもしれないけど、
基本的には学校のトイレは暗くて、臭くて、怖くって……


777:細田:2012/07/22(日) 02:04:41.99 ID:fI6M7EBc0
休み時間にみんながワイワイと使っている時ならいいんだけど、
うっかり放課後に一人で入ってしまったりなんかすると、
誰もいないとわかっているのについ後ろを振り返ってしまったり……

ひんやりとした空気が足元から背筋まで駆け上って、自分の鼓動が妙に速く聞こえたり……
ぴちゃんと水道の水が滴る音一つでも飛び上がってしまったりする。
……そんな経験、君達にはないかな?
僕が今日話したいのは、そんな静かなトイレの話さ。


778:細田:2012/07/22(日) 02:05:53.81 ID:fI6M7EBc0
夏休みに入ってすぐの事だ。
僕の学校の図書室は夏休みでも無料開放していてね。
休みに入る前に続きものの本を借りていた僕は続きを求めて学校に行ったんだ。
グラウンドでは野球部が活動する活発な声や景気の良いバッティングの音が聞こえていた。

夏の空には、どうしてあんなに映えるんだろうね?
あのカキィン、っていう音はさ。
気分の良い時は爽やかに感じられるんだけど、僕は人より少し暑がりでね。
体そのものがとけているんじゃないかと錯覚するような
暑い日差しの中、あの甲高い音は妙に鼓膜の奥にまで響いてさ。
まるでその音を敬遠するように校内へと逃げ込んだよ。


779:細田:2012/07/22(日) 02:06:55.56 ID:fI6M7EBc0
入った瞬間のヒヤリとした空気がとても気持ち良かった。
クーラーの無い時代の人たちは一体どうやって夏を生き延びていたんだろう。
大げさだけどそんな気分さ。
止まらない額や首筋の汗を手のひらで拭いながら、僕はまっすぐに図書室を目指した。

折角無料開放されているんだ、そこそこ賑わっているんじゃないかと
思っていたんだけど、案外図書室は静かでね。
数人が勉強をしたり本を読んでいる程度だった。
だからかな、図書室はより一層涼しく感じられた。


781:細田:2012/07/22(日) 02:07:50.68 ID:fI6M7EBc0
目当ての本はすぐに見つかったけど、貸し出しで家に持って
帰る事にしたらまたすぐにあの灼熱地獄に逆戻り……。
汗の止まらない僕は、どうしてもその気になれなくてね。
とくに用事もなかったし、その場で本の続きを読んでいってしまう事にしたんだ。

最初は他人がノートにカリカリとシャープペンを走らせる音や、
ペラペラと本を捲る音も耳に入っていたんだけど、すぐに本に夢中になっていった。
君達は知っているかな?全国の学校や駅、観光スポットのトイレの詳細条件が
写真つきで紹介されているシリーズものでさ。

中には億単位の金がかけられて建設されたトイレもあるんだよ。
人間は、トイレとは切っても切れない縁があるのさ。
それだけは昔からずっと変わらない。
読んだ事がないなら、僕の学校の図書室に行ってみる事をオススメするよ。

……少し話がそれたけど、とにかく僕は真剣に読書をしていた。
汗はクーラーの冷たい風に冷やされて、下手に濡れているだけに体の体温が一気に下がってね。
僕は、トイレに行きたくなってしまったんだ。
一人で来ていただけだし、誰に遠慮をする必要もない。
すぐに立ち上がって、トイレに行く事にしたよ。

いつの間にか図書室に数人見えていた人影はいなくなって、僕一人だけになっていた。
勿論まだまだ明るい時刻だし、廊下の窓からは爽やかな風が吹き込んでいた。
野球部が活動する物音もまだ聞こえていたよ。
さっきと違って苛々する事もなく、始まったばかりの夏休みを実感して心が弾んだな。
僕は何も考えず、トイレの扉を開けたよ。
図書室だけではなく、校内の人間自体が少なかったみたいでね。トイレは静まりかえっていた。


782:細田:2012/07/22(日) 02:08:59.62 ID:fI6M7EBc0
……君達にもわかると思うけど、トイレって独特の空気に包まれているよね。
扉を開けた瞬間、ムッ、と異臭が鼻をついて生暖かさが肌を包む。
僕の学校のトイレは換気扇で臭いを外に逃がしているから、クーラーはないんだ。

タイルは所々黒ずんでいて、空気がどんよりジメジメしている。
さっきまでの爽やかさが嘘のように、僕は暗い気持ちになったよ。
それでも生理的な欲求には逆らえない。

僕は目を伏せるようにして俯きながら、一番奥の個室に入った。
壁に囲まれた狭い空間に入ると、更にまた違った独特さが襲う。
叫びだしたくなるような落ち着くような、複雑な気分さ。
家のトイレは狭いほど落ち着くんだけど、学校のトイレは狭さが気味の悪さも兼ね備えているからね。
 
自分の立てる物音だけが響いて、鼓動がやけにうるさい。
普段の騒がしいトイレとは全く違う。
ほんの少しの我慢だっていうのに、一瞬が永遠のように感じられたよ。

そんな時、僕にとっての救世主が現れた。
ギィ、と物音がして、誰かの足音が近づいてきたんだ。
いくら人気がないとは言っても、校内に誰もいなかった訳じゃない。
誰かがトイレに入ってきたのさ。


783:細田:2012/07/22(日) 02:10:06.34 ID:fI6M7EBc0
名前も学年もわからない彼に、それでも僕はホッとして全身の力が抜けた。
彼は、僕の隣の個室に入ったようだった。
一人じゃないってだけで、急に安心感が襲うんだから、人間なんて単純なもんさ。
ようやく安心した心地で用を済ませていた時、僕は妙な事に気が付いた。

足だ。
サンダルを履いた足が見えているんだよ。
トイレの個室って上と下が空いているだろう?
下の隙間はほんの数センチなんだけど、そこに確かにサンダルを履いた足が覗いているんだよ。
 
ピンク色で、小さな花の飾りがついていてね……小さな女の子だとわかった。
まだ隣の個室からは物音がしていたから、さっき入ってきた生徒とは別の人物のようだ。
誰かの付添いで学校に来て、迷いこんでしまったのかな?
すっかり恐怖心が薄れていた僕は、ぼんやりとそんな事を思っただけだった。
だけど、よく見たらおかしいんだよ。

普通立っていると両方の親指が内側にきて小指が外側にくるだろう?
なのにその小さな足は親指が外側にあって小指が内側に揃っていたんだ。
それに何故か足も、その下の床もびしょびしょに濡れているんだよ。
もしかしたら足をクロスさせているだけかもしれない。体の柔らかい子なのかもしれない。
……それでも得体の知れないその足に、僕はゾーッとしたよ。


785:細田:2012/07/22(日) 02:18:18.67 ID:fI6M7EBc0
身動き一つ取れずにその足を見つめていたら、不意にコンコンッ、て小さなノックの音が響いたんだ。
僕は思わず情けない悲鳴をあげそうになったよ。
それでも口を押えて必死に飲み込んだ。
ノックの主は、きっと女の子なんだと思う。

使っていない個室なら扉が開いているし、勿論僕と隣の個室以外は埋まっていないはずだ。
なのに、わざわざ女の子は僕の個室をノックしてきたんだよ。
僕はノックを返さなかった。
だって使用しているのは一目瞭然なんだから。
それに、悪ければ悪戯で、そうでなくても隣の生徒の連れなんじゃないかと思ったんだ。

それならば僕が返事をしたら女の子を混乱させてしまう。
僕はじっと息を潜めて、足を見つめていたよ。
そうしたらその足は、ゆっくりと隣へ移動していったんだ。
……さっき来た生徒が使っている個室の前さ。


787:細田:2012/07/22(日) 02:27:11.15 ID:fI6M7EBc0
すっかり気味が悪くなってしまっていた僕は、ああやっぱり隣の生徒の連れなんだ、
なんて自分に言い聞かせるようにしてさっと用を済ませた。
個室を出るのも怖かったけど、こんな狭い所に閉じ込められていると余計な恐怖心が煽られるばかりだからね。

意を決して扉を開けたんだ。
……そこには、誰もいなかったよ。
またそれが恐怖を煽ったけど、あんな小さな足音じゃ移動しても聞こえないのかもしれないな。
深く考えないようにして僕は急ぎ足で手洗い場へ向かった。
手を洗っていると、コンコンッ、ってノックの音が聞こえた。

中からじゃない、こちら側からの音だ。
恐怖で意識を集中していたからすぐにわかった。
慌てて鏡を見てまた背筋が冷えたよ。
だってやっぱり鏡には閉まった個室の扉以外、誰の人影も映っていないんだ。
僕が凍り付いていると、個室内の彼がコンコン、と返事のノックをする音が聞こえた。


791:細田:2012/07/22(日) 02:32:22.45 ID:fI6M7EBc0
その時だ。

「ギャーッ!!!!!!」

すさまじい悲鳴が静まり返ったトイレの中に響いて、僕はそれこそ飛び上がって驚いたよ。
恐怖に目を見開いて振り返ると、閉まっていたはずのトイレの個室がギィ、と少しだけ開くのが見えた。
なのに中からは一向に誰も出てこない。
正直、発狂してしまうかと思うくらい怖かったよ。
でもどうしても中を確認せずにはいられなかった。

怖いものみたさ、っていうのかな。
あの時はそんなことを言っていられる精神状態じゃなかったし、生半可な怖さじゃなかったけど、
それでもそんなような感情に僕は突き動かされたんだと思う。
震える足で歩み寄って、個室の扉に手を伸ばした。
少し開いている扉は、もちろん抵抗なく開いたよ。


796:細田:2012/07/22(日) 03:02:39.87 ID:fI6M7EBc0
「あっ!」
僕は思わず悲鳴を上げて、それから口を押えた。
中には、確かに男子生徒がいた。
でも彼の下半身はひどくねじれていて、しかもなぜか全身がびっしょりと濡れていたんだ。

ぴくぴくと力なく震える体を見て、僕は彼がまだ生きている事を悟った。
そうして、慌てて先生を呼びに行ったんだ。
彼はそのまま、救急車で運ばれていったよ。
その後の事は僕はわからない。

何せ僕の高校は一学年だけで五百人以上生徒がいるマンモス校でね。
名前がわからなかったら彼がどの学年のどこのクラスの誰なのか調べるのは難しい。
夏休みだったからその後の噂を聞く事もなかったしね。
亡くなったら騒ぎになるはずだから、きっと無事だったんじゃないかな?
……これは僕の願望でもあるけどね。


797:細田:2012/07/22(日) 03:03:48.97 ID:fI6M7EBc0
かわりに、友人からこんな話を聞いたよ。

学校に貯水槽、っていうのがあるだろう?
トイレの水なんかはあそこから引いているらしいんだけどさ。
前に、学校に忍び込んで遊んでいた女の子が誤ってあの中に落ちてしまったらしいんだよ。

落ちる時に足を変な風に捻ってしまって、這いあがる事も出来ずそのまま溺れてしまったそうなんだ。
事故があったのはちょうど夏休みだったから、可哀想に女の子は気づかれる事もなく暫く貯水槽に沈んでいたそうだよ。

それからさ。貯水槽に繋がったトイレに、女の子が現れるようになったのは。
私はここよ、って訴えるように、人気がない時にトイレに現れるんだ。
彼女は、気付かれずに一人で逝ったのがよっぽど寂しかったんだろう。

現れたら、必ず扉をノックしていくそうだ。
それに返事をしたら最後、彼女と同じ目に合わされてしまう。
一人だけでそんな目にあったのが彼女はとても寂しいんだからさ。


798:細田:2012/07/22(日) 03:04:38.61 ID:fI6M7EBc0
……だけど実はこの事件、僕の学校であった事件じゃないそうなんだよ。
別の場所で起きた事件が噂となって別の学校に伝わり……伝わった先の学校で全く同じ女の子が現れるんだ。
言霊という言葉があるだろう。言葉にはとても強い力がある。
噂を媒体として彼女は色々な場所で仲間を集め続けているのかもしれないね。

……君達、この話をもう聞いてしまったろ?
人気のないトイレに入った時は、不可解なノックにはけして返事をしてはいけないよ。
それでどうなっても、僕は責任がもてないからね……。

僕の話はこれで終わりだよ。
次は誰が話を聞かせてくれるのかな?



784: 1/2:2012/07/22(日) 02:17:25.15 ID:jef7ITba0
テレアポのバイト
ちょっと前にテレアポのバイトをしていた時なんだけど。
小さな事務所で、インカム着けて通話しつつもお互いの内容がなんとなく聞こえるくらい。
そこでバイト仲間の一人が妙なことになったんだよね。

俺は壁際で、隣はA(学生、男)って真面目な奴しかいないんで、
その会話を聞き流しつつ、めんどくせーとか思いながら俺もリストに従って順番にノルマやっつけようとしてた。

インカムで塞がれてない左耳に「はい…7月の…18日ですね…渋谷。
はい、確実に」ってAの声が聞こえてきて、

アポ順調だなーいいなーなんて思ってたんだけどそのあと、
「息が止まるまで何度も、何度も、刺す…はい…死ぬまで…逃がさない」って。


786: 2/2:2012/07/22(日) 02:18:35.76 ID:jef7ITba0
「えっ?」と思ったら、急にAが後ろ向きに、事務椅子ごとぶっ倒れたんだよね。
反射的に見たら白目剥いて泡吹いてて、女子も多い事務所だからパニック状態になっちゃって。
すぐに社員が救急車呼んで、Aは近所の病院へ運ばれたらしいけど、その後出勤してくることはなし。
 

テレアポで営業かけてたのは某CSのチューナーだし、
刺すだの死ぬだの物騒なキーワードが出てくるのは常識的にあり得ない。

Aはどんなお客さんとどんな会話してるんだよ、と。

通話記録(直前の会話分だけ録音してある)も残ってるはずだと思うんだけど、
バイト先からは何の説明らしきものはなかった。


で、偶然、Aを見かけたんだよね、一昨日の飲みの帰り、始発電車の中で。
面白みもない感じの普通の学生って感じだったAがガラガラの車内の真ん中で突っ立ったまま、
涎を垂れ流しながら恍惚の表情で笑ってて、見るに堪えなかった。
電話一本で何があったんだろうって急に思いだして、雑文ごめん。



799: 本当にあった怖い名無し:2012/07/22(日) 03:24:54.17 ID:0R1RFjzE0
中古のナビ
8年くらい前の体験を書いてみるよ。
中古車屋で店長をやってるダチがいるんだけど、そいつから中古のナビを安く買ったんだ。
ちゃんと名の知れたメーカーの後付けでダッシュボードに乗せるやつ。

何でも軽自動車を若い店員が買い取ったけど、あとでダチが中を見たら、
外はきれいに直してるけど、中はフレームまでいってる事故車でちょっと売り物になりそうもない。
どうせ数万で買ったもんだから部品をとれるだけとって廃車にするってことで、
その車についてたナビをゆずってもらった。

当時の俺の車は買って7年目になる国産のSUVで、
それまでナビは使ったことがなかったんでけっこううれしかった。
最初のうちは特に機能面での不具合もなかった ちょっと案内の音声が乱れることはあったけどな。
例えば「三百メートル先、交差点を左です」という女の人の声の最後のところが
「でにゅぅ」という感じで低くなる。でもそれくらい何でもないと思って気にしなかった。


800: 本当にあった怖い名無し:2012/07/22(日) 03:25:44.50 ID:0R1RFjzE0
それで、自分の家の住所を入力して仕事であちこち出かけるたびに帰宅モードで案内をさせてみた。
別にナビがなくとも帰れるんだけど、まあ遊んでたんだな。
ところがしばらくして、このナビは俺んちの南側にある大学の横の交差点を絶対指示しないことに気がついた。

その交差点の道路はどっちも何十年前からあるんでデータが古くて認識できないとかじゃないと思う。
だけど、なぜかその交差点に入る前に左折や右折を指示して遠回りになってしまうんだ。

で、2・3回はナビのいうとおりに走ったけど、バカらしいから無視してその交差点を通ったんだ。
そうしたらその交差点に入る十メートルくらい前になって、
違う道を指示していたナビの液晶がブラックアウトした。うんともすんとも言わなくなって、
故障かと思ってたら、交差点を過ぎてまた十メートルくらいしたら
液晶が少しずつ赤黒く明るくなっていって、元に戻ってまた道の指示を始めた。
何かその交差点を機械が嫌がってるような感じでちょっと不気味だった。

それから何度かその交差点を通ったんだけど、ナビの症状は同じだった。
で、ある日会社から県外に出てかなり遅くなって帰ってきた。夜の2時過ぎで小雨が降ってたな。
疲れてて早く家に帰りたかったんでその交差点の道を通ることにした。
車通りはあまりないところで信号は黄色の点滅になってた。
ナビはいつもどおりブラックアウトしたけど、徐行して走り抜けようとした。


801: 本当にあった怖い名無し:2012/07/22(日) 03:26:25.86 ID:0R1RFjzE0
すると人影なんかなかったはずなのに、気づいたら目の前に自転車の女の人がいる。
とっさにハンドルを右に切ったんで車は対向車線を越えて右の歩道に乗りあげた。
あまり慌てたんで、自転車を轢いたかどうかも覚えてない。

で、車外に出て確認したんだけど何にもない。ただ濡れて街灯に照らされた路面があるだけ。
キツネにつままれた感じで、釈然としないまま車に乗り込んだら、
消えていたナビがぱっとついて、液晶にモザイクがかかったように崩れた女の人らしい顔が現れ、
ナビの音声で「・・・私はここで死んだんでにゅぅぅぅぅぅぅ」

俺はエンジンだけ切って、車をそこに置いたまま家まで逃げて帰ったよ。
次の朝早くダチに連絡して、その場所に来てもらってナビを外してもらった。
迷惑がると思ったけどそうでもなかった。

ダチは、

「このナビつけてた軽、そうとう大きな事故起こしてたみたいだね。廃車にするまで店の前に置いてたけど、
雨の日に車の横を通りかかったら、かすかに血の臭いがするんだよ。俺たちにはわかるんだ。
このナビもなんかあったんだろ。いや、言わなくていいよ知りたくないから。」と言った。
その後は特に何もないけど、その交差点は通らないようにしてる。



806:
本当にあった怖い名無し:2012/07/22(日) 06:03:30.99 ID:XuKq6XehQ
>>801
不覚にも萌えてしまったw
死んだでにゅぅかわええ



33:本当にあった怖い名無し:2010/08/25(水) 02:00:02 ID:qCXGYre90
叩かれるドア
スレチかもしれんが、実話を話させてくれ。

某女優の有名な話とかぶるが、こっちも実話。
しかもネットには初投下だ。

今年の年始だったんだが、夜に歩いて3分のコンビニまで酒買いにいったんだ。
まあなんなく酒買って、寒いから一本空けながら帰ってたんだよ。
iPodで大音量で音楽聴きながら。

で、ハイツまで帰ってきて部屋の鍵開けて入ったの。
で、内側から鍵かけたと同時にドアノブ(バータイプ)が外からガチャガチャガチャって
激しく回されたんだよ。んでドアもドンドンドンドン叩かれて。
「ドア開けたスキを狙う強盗か?」とか思いながらガクブルしてたら
10秒ほどで止んだ。その間もずっとiPodからNirvana流れてた。

死ぬほど怖かったので、とりあえず産後で実家に帰ってる嫁に電話報告。
で、嫁と10分程電話で話して、とりあえず警察に連絡するわって事になって。
警察に電話したら「戸締りをしっかりして、警察が行くまで絶対に家を出ないで下さい」
っていうの。ちょっと落ち着いてきたから酒のんで待ってたらインターホンが鳴った。

モニタ見たら、鳴らしたのは上の階の住人Iさん。
近所付き合い以外に、たまに一緒に飲む。
まあ状況が状況だし、居留守使ってスルーした。
そしたら5分後くらいにIさんから携帯に着信が。

「もしもし。インターホン鳴らしても出なかったけど。今からそっちで飲める?」
「ああ、実はかくかくしかじかで。Iさんとこは何もなかった?」
「いや特に」
「気をつけてくださいね。もうすぐ警察来るはずです。じゃあ」

それからさらに5分後くらいに警察到着。


35: 本当にあった怖い名無し:2010/08/25(水) 02:32:52 ID:qCXGYre90
だが到着した警察の様子がおかしい。
インターホン鳴らして、こっちが応答する前にドアを叩きながら
「俺さーん!俺さーん!大丈夫ですか!」って。
なんだと思って玄関に出てみたら、ウチの玄関のドアと玄関前の通路・階段に
真新しい血痕がべっとり。

「お怪我は?心当たりは?先ほどからこの血はありましたか?」
と怒涛の質問責め。と同時になんか俺が疑われているような気もした。
とにかく順を追って話し、血痕を見たのは今が初めてだと説明する。
「あ!そういえば上の階のIさんがさっきウチのインターホン鳴らした!
15分程前!Iさんなら何か知ってるかも!てかもしかして・・・この血痕はIさんの・・・。Iさん襲われたんじゃ・・・」

一人警官をウチに残し、もう一人が上階のIさん宅へ。
しばらくして警官が血だらけのIさんと降りてきた。


Iさんは襲われたのではなく、襲った方の人間だった。
諸々が終わってから聞いたが、交際していた女性を自宅で包丁で刺したらしい。
さっきは人を刺した事でスイッチが入り、他に何人か刺そうとウチのインターホンを押したらしい。
インターホンに出ないので電話してあがりこみ、俺を刺すつもりだったとか。
俺が別件とは言え警察に連絡した事を知り、放心状態で自宅に居たらしい。

ただ、刺された女性は命からがら逃げ、Iさんの部屋にはいなかった。

ここからオチなんだが、結果刺された女性は駐車場に止めてあった自分の車の中で絶命していた。
そして俺んチの玄関のドアに付着していた大量の血痕と、被害者女性の血液が一致した。
ドアノブから出た指紋も被害者女性のものだった。
俺が最初強盗と勘違いしてたのは、助けを求める彼女の・・・

長々とすまんかった。
まあこの話は嘘だし、書ききって思ったがさほど面白くない。
本当にすまんかった。



36:
本当にあった怖い名無し:2010/08/25(水) 02:37:59 ID:OMKUJQzD0
いや 個人的にはなかなかおもしろかったよ。
こういう人間の怖さを描いた見たいなサスペンス物は結構好き。



37:
本当にあった怖い名無し:2010/08/25(水) 02:39:09 ID:O3lvUDep0
1レスでもう嘘だと吐くのか・・・
いや、まぁ最近の流れから考えるとちゃんとした
話の投稿乙



38:
本当にあった怖い名無し:2010/08/25(水) 02:55:04 ID:qCXGYre90
意見ありがとう。
実は超かけだしの作家です。
と言ってもチープな推理物ドラマ作家ですが。
原案5本書いて1本、会議にあがるくらい。まだ放送された事はない。
もっと勉強します。



40:
本当にあった怖い名無し:2010/08/25(水) 03:10:55 ID:Nn9n6QhC0
嘘にしては、上手い出来だったな・・・
文章の、文字の怖さを体感したな・・・



127:
本当にあった怖い名無し:2010/08/26(木) 13:55:38 ID:bqWSActy0
冬服の女の子
中学生のころの話

当時部長だった俺は仲のいい2人の後輩を先に部室から出して、戸締りをしていた。
先っていっても数分程度の話だから、早足で後輩におっついて一緒に帰ろうと思っていた。
戸締りをしおわって、部室からでたら、廊下の階段の手前で歩いてる
冬服のセーラー服を着たおさげ髪の女子を発見した。


てっきり後輩の一方だと思って、はしって追いつこうとした。
で、学校の階段って
2F\
   -踊り場
1F/
こういう風に続いていくだろ、俺が\の上から降りようとしたらちょうど踊り場から/の階段を降りようとしてたわけ。

部室は3階だからそれが2回繰り返された、足音してるから上見て
足止めてくれりゃいいのになーなんて思いつつ、その子を追いかけたら

ちょうど1階に降りたところで、後輩二人が待っててくれた。

俺「あれ?さっきここ降りて行かなかったっけ?」
後輩A「何いってるの、とっくに降りててここで待っててあげたんでしょ?」
俺「じゃあ誰か降りてこなかった?」
後輩B「誰も来ませんでした」
俺「おっかしーな、さっき階段降りてた冬服姿の女の子が・・・」
後輩A「あんた何いってるの・・・だって・・・」
そこでハタと気がついた

季節は6月末、俺も後輩二人も来てるのは夏服
女子の夏服はセーラー服じゃなくてブラウスに吊スカート。
冬服の女の子なんているわけない、いたとしても後輩が見かけてないのはおかしい。
本当に洒落にならなかった。後輩もおびえちゃうし・・・

まあ俺が通っていた中学校はかなり古くて割と出る(夜昼お構いなし)ともっぱらの噂のある学校だった。
ちなみに長年勤めてる先生においては誰もいない教室から足音がしても笑って済ますとあとで聞いた・・・
さらに怖かったのはいうまでもない。



141:
本当にあった怖い名無し:2010/08/26(木) 22:03:17 ID:o5w+ZPLW0
某有名アニメーション学園周辺の女の子
今日変なモノを見たのでカキコ

俺営業マンなんだけど、今朝は会社によらずに直接顧客のところに直行く日だったんだけど、
営業先の某有名アニメーション学園がある駅の改札を降りたところで変なモノに気づいちゃったんだよね。

なんか改札の外にピンク色のホットパンツとピンク色の
タンクトップ姿の女の子(背格好から小学校高学年ぐらいの)がいたんだけど、

その子を見た瞬間なんか妙に頭の中がざわざわしたわけよ。
なんかすごい強烈な違和感があるのよ。

んで、かばんの中のスイカ探すふりしながらちらちら見てて気づいたんだけど、
なんかいろいろ変なのよ。その子

その子の手足がすっげー細くて長いの。
長いって言っても化け物って程じゃなくて、
ギリギリ人間レベルでなんだけど、
よくいえばモデル風、悪く言えば栄養失調児みたいな感じ。
なんか妙に色も白くて生気がない感じ。
そんでその子が隣にいる二十歳ぐらいの男の子の鞄に一生懸命何か入れてるのよ。

男の子はどこにでもいる様な男の子で、
隣にいる友達となんか談笑してるんだけど、
おかしくないか?
自分のカバンに何か入れられてるのに気づいてないんだぜ。
一瞬妹かとも思ったけど、それも変だと思わない?
だってこれから予備校に行きそうな男の子が妹連れて朝の9時にそんなとこにいるかな?


142: 本当にあった怖い名無し:2010/08/26(木) 22:05:00 ID:o5w+ZPLW0
つづき

なんか変じゃねぇかって思ってたら男の子達が歩き始めたんだけど、
その子その男の子たちについていくわけでもなくその場に残ってんだよね。
うつむいて地面をじーっと見ながら。

俺それ見た瞬間にすっげー背中に鳥肌が立って怖くなったんだけど、
朝だし人はそれなりにいるから何かあっても大丈夫だと思って
その子の近くの改札通って様子を確認しようと思ったわけよ。

そんでその子の目の前の改札通りながら、携帯で時間を確認するふりしながら
その子のほうをチラミしたんだけど、
心の底からやめときゃよかったと思ったよ。

その子が手に持ってたのはネズミの頭のミイラっぽいので
(今思えばはく製とかおもちゃかもしれないけど、それでもやっぱりおかしいと思う)、

しかもその子うつむきながら

「ゲ ゲ ゲ ゲ ゲ ゲ ゲ ゲ ゲ ゲ ゲ」

って笑ってるのよ。
髪で顔は見えなかったけどすっげーだみ声で。
小便洩らすかと思ったよ。マジで。

そのあとメールチェックしてるふりしながら早足で通り過ぎたんだけど、
追ってくる様子もなかったから心底安心したよ。
帰りは怖くてタクシー捕まえて会社に帰ったんだけど、
明日もまた直接顧客のところに行かなきゃいかないんだよね。
マジで怖くてたまらん。
誰か何か知らない?

場所は東京の山手線の某駅。
某有名アニメーション学園とか、某有名予備校とか、某共産主義政党の本部がある駅。
時間は朝の9時ちょっと前。

明日ももし見たらまたこのスレにカキコまします。



156:
ロザリー ◆PiGJDrhfQc :2010/08/27(金) 04:33:50 ID:nxAoNey50
>>142
上下ピンクっていうのがよく出てくる幽霊みたいに古風ではない感じがするのです。
説明だとぎりぎり人間でもおかしくない感じなのです。
でも不気味ですよねえ・・。



198:
本当にあった怖い名無し:2010/08/29(日) 01:57:08 ID:mv0IJ6eJ0
黒いワゴン
俺の後輩が実際に体験した話です。
後輩たちはその日、数人で暇を持て余しドライブをしていたらしいんです。
車を走らせるうち、地元の海にたどり着きました。

時刻は夕方の五時頃。
夏ならいざ知らず、その時季節は秋。
海の駐車場には後輩たちの車以外には二、三台がまばらに駐車してあっただけだったそうです。
後輩たちは、せっかく海に来たんだから泳ぐとまではいかないものの砂浜の方へ行ってみよう、
ということで車を停め砂浜の方へ向かったそうです。

何だかんだと砂浜で喋っているうち、すっかり日も暮れ、さすがに腹も減ったし帰るか、ということになりました。
駐車場へ戻ってみると、もう自分たち以外の車は無いかと思われましたが、一台だけ残っていたそうです。
すると、後輩の友達のひとりが不思議そうに言ったそうです。

「あの車、俺たちが来たときにも停めてあったよな。まだいたのか」
それに反応して、皆で駐車場の薄暗いライトに照らされた黒いワゴンを見ました。
普段ならこれと言って気にすることでもないのですが、
何故かその時は皆、少し様子がおかしい、と感じたそうです。

そこで、後輩たちは車に近づいてみることにしました。
近づいていくと、異変に気付きました。


199: 本当にあった怖い名無し:2010/08/29(日) 01:58:18 ID:mv0IJ6eJ0
続き

黒いワゴンのマフラーから運転席の窓に差し込まれた筒のようなもの。
「おい、やばいぞ!!」
すぐに自殺をしているんだと気付いた後輩たちは、皆で車に駆け寄り、窓を覗き込みました。
そこには、すでに意識が無いのかぐったりとしている女性と、その息子とみられる男の子がいました。

急いで警察に連絡すると同時に、後輩たちは何とか親子を助けようとしました。
しかし、ドアは開きません。
仕方なく窓を破ろうとするものの、いざ壊そうとしてもなかなか壊れず、なんとか自分たちの車に積んであったスコップを使って窓を破ったそうです。

そうこうしているうち、パトカーが到着し、あとは警察に任せる、ということになったそうです。
後日、警察から簡単な表彰をしてもらうという事で、後輩たちは警察署を訪ねたそうです。
その時に警察官から聞いた話らしいのですが、その自殺を図った親子のうち、
お子さんはすでに亡くなっていたらしいのですが、

母親だけが一命を取り留めたらしいのです。

しかし母親は自分だけが生き残ってしまい子供だけを殺してしまった事で精神を病み、
運ばれた病院で暴れて大変だったらしいです。

更に、自分を助けてくれた後輩たちをも逆恨みしていたらしいのです。
「どうして自分だけ生きているんだ、どうして死なせてくれなかった」
と、騒ぎたてていたのだそうです。

ただ、とてもすぐには病院から出られる状態でもないし、
心配はしなくてもいい、と警察官からは言われたらしいです。

その後、その女性がどうなったのかについては、さすがに後輩たちにもわからないそうです。
そんな事件があり、後輩は今でも黒いワゴンを見ると、
どうしてもあの母親が乗っていそうな気がしてならないらしいです。



223:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 02:31:28 ID:71ynXdIJ0
ある会社の寮
1人暮らししてた時の話なんだけど、怖い目に遭った。
文章へたくそだし読む人はあんま怖くないかも。

住んでた部屋は6畳のワンルームで、玄関あけると台所で、その奥が部屋。
引き戸で部屋と仕切ってる。

最初の異変つーか怪現象は引っ越してきて2か月目くらいたった夜。
いつも通り布団に入ってうとうとしてたんだけど、
その時玄関からドアノブ回すみたいな物音がして目が覚めた。
で、なんか台所をミシミシ歩きまわる音がすんの。

引き戸の擦りガラスに人影うつってんの。
戸締りはちゃんとしたつもりだったけど、ドアチェーンもないドアだったし、
もしかしてピッキングかよマジこええやべえってなった。
いきなり行動すると相手に気取られてヤバいんじゃないかって思って、
寝た振りしながら侵入者(と本気で思ってた)が近付いてきた場合の対処を
必死に頭の中でシミュレートしてた。
ギリギリまで引きつけて飛び起きて押さえつけようとか。今思えば無謀だ。


224: 223:2010/08/30(月) 02:36:35 ID:71ynXdIJ0
とにかく相手の一挙一動を把握しなきゃって思った俺は、
頭まで布団かぶって隙間から引き戸ガン見してた。
そしたら引き戸がズ…ズ…って開いた。

けど、何故かそこには誰もいない。擦り硝子の方見たけど、人影すら見えない。
軽くパニックになりながら汗だくで布団の中で震えてたんだけど、
ずっと開いた引き戸を見てたら黒いもやみたいなのが流れ込んできた。

それがだんだん人の形っぽくなってマジちびりそうになった。
どうしようどうしようって頭ん中一杯になってたら、
黒いもやは嘘みたいにすうって消えたんだけど、あっ消えたって思った瞬間

耳元で「誰 か い る の ぉ ?」って若い女の声がした。布団の中なのに。

次の瞬間猛烈な耳鳴りと金縛り。
キーーーン、なんて可愛いもんじゃなくてギュィーーーギギギギギみたいな耳鳴り。
だんだん目の前がチカチカしてきて息苦しくなってって、俺そのまま気絶。

次の日、目が覚めて部屋を見回したらなんてことなく普通だった。
引き戸も完全に閉まってた。
玄関の鍵もちゃんとかかってたし、昨夜のは夢だったのかなって思った。

けど、ひとつだけおかしかったのが炊飯器。
毎日寝る前にタイマーいれて、起きる時間あたりに炊きあがるようにしてある。
なのに、タイマー切れてた。というか、時間設定がめちゃくちゃになってた。
中を確認したら、水がなんか茶色っぽく変色してた。

この一件以降金縛りとか悪夢見たりとか結構頻繁にあった。
横向きで寝てる自分の背中に誰かがぴったり背中合わせに寝てる感触で
夜中に目を覚ましたりもした。頭の先を爪でがりがりされたりもした。

天井を5センチくらいの蜘蛛が這ってたりな。
会社の寮だから引っ越せなくて(自力で部屋借りれるほど金なかったし)
我慢して2年くらい住んだけど、今は転職して実家戻って平和に暮らしてる。

今だから平気で話せるけど、当初は口にするのも怖くて誰にも言えなかった。



225:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 02:40:57 ID:LAmxU6x10
2年はなげえなw
おれなら我慢できね。



226:
223:2010/08/30(月) 02:49:05 ID:71ynXdIJ0
>>225
もう嫌だ引っ越す!って思うと何事もない夜が続いたりして、その都度
「もしかしたらもう収まったかも」って無駄な期待しちゃったんだよな。
あとは単純に慣れなのかもしれない。
でも今またあの部屋戻れって言われたら流石に無理w



235:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 10:39:23 ID:aTWULBXs0
四国に家族旅行
怖くないかもだけど、俺が昔体験した話

子供の頃、四国に家族旅行に行ったことがあったんだが
泊まってたホテルでの最後の日の夜、黒い着物姿(喪服?)の女に手招きされる夢をみた
夢の中で、俺はふらふらと抵抗すること無く女のいる場所へと近づいていったんだが
その途中で、いきなり誰かに怒鳴られて後ろから羽交い締めにされた

必死で抜けだそうと暴れても羽交い締めにしてる誰かの力が強くて全然抜け出せないし
怖くなって泣いてたら、急に頬を叩かれたような衝撃があって、次の瞬間眼が覚めた
で、眼を覚ましたら必死の形相で親父が俺を羽交い締めにしてるわ
何故か目の前にある窓が全開になってるわ、俺の直ぐ近くで姉と妹が泣いてるわで
不思議に思って、何があったのか聞いてみたら

何でも寝てた俺が、急に起きだしてフラフラ窓に向かって歩いていったかと思うと
「誰か呼んでる…」とか言いながら、窓を開けて飛び降りようとしたらしく
慌てて止めようとしたら暴れるわ奇声を上げるわで大変だったらしい
その時に泊まってた部屋、かなり上の方で窓の下はコンクリだったから、もし落ちてたら確実に死んでたと思う。

因みに、その後、それとなくホテルの人に聞いてみたけど、特に昔何かあった部屋とかじゃなかったらしく
結局、ただ単に俺が寝ぼけて馬鹿やっただけだったということにして、笑い話にすることになった。



240:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 13:20:35 ID:foFFGuyZ0
>>235
高層ホテルの窓って開かないようになってると思うが...



259:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 15:54:17 ID:aTWULBXs0
>>240
上の方っていっても、そこまで高いホテルじゃなかったんよ
詳しくは憶えてないけど10階前後の建物の上の方の部屋で、
窓は普通に開けることが出来てた



292:
1/2:2010/08/30(月) 20:28:07 ID:vyBb1ZWk0
幽霊が見れる方法
俺が中学生だった頃の話です。
周りで、「幽霊が見れる方法」というのが一時流行りました。
方法は簡単で、まず部屋を出来る限り真っ暗にします。
そのあと布団に仰向けに寝て、胸の上に手を持っていき、しっかりと両手を合わせます。

そしてその恰好のまま、部屋の天井の四隅をそれぞれ五秒ほど見た後、目を瞑ります。
次に目を開けた時、そこには幽霊がいる。
という方法でした。

全く霊感もなければそれまで幽霊らしいものを見たことが無かった俺は、
さっそくその日の夜に試してみました。
四隅を見終わり、眼を閉じます。
ドキドキしながら、ゆっくり眼を開けると……


294: 2/2:2010/08/30(月) 20:28:48 ID:vyBb1ZWk0
何もいませんでした。
暗闇があるだけです。
「はいはい、そんなもんだよね」
と思い起き上がって電気を付けようとした時、耳元で
「まだ、終わらせないよ」
と女性の声が聞こえました。

声にならない悲鳴を上げつつ、急いで電気を付けると、当たり前ですが
そこには何も居ませんでした。
当然、テレビも付いていませんでした。
俺はそれ以降、この方法は怖くてやっていません。
もし、幽霊と遭遇したい方がいたら、試してみるのもいいかもしれません。
何か起こっても、責任は一切持ちませんが……



301:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 21:44:48 ID:v//82ntd0
龍神掛け軸
実家にある掛け軸の話。

いつ誰が買ってきたのかも定かでない、
床の間に飾ってある龍神様の描かれた小ぶりの掛け軸。
聞けば祖母が嫁いできた頃には既にあったって言うから、既に70年以上前のもの。
この掛け軸に悪さをすれば良くない事が起こる。

私が5歳位の時の話。
お盆って事もあっていとこが家に泊まりに来た。
同い年の男の子が結構な暴れ者で、龍神様の掛け軸に向かって物を投げ始めた。
うちの家族やその子の母親は「それは一応神様なんだから悪さをするな」みたいなことを言うんだけど、
いとこは言う事を聞かずに掛け軸に物をぶつけていた。

その夜、その男の子が大泣きしてその声で家族中目が覚めた。
「手がぁ…!手がぁ…!」って言って男の子ギャン泣き。
見ると、その子の右手がパンパンに腫れてた。

その腫れ方っていうのがちょっと変わってて、
薄手のビニール手袋に水をパンパンに入れると、
手の平の所に水が溜まって風船みたいになるんだけど、まさにそんな腫れ方だった。

救急で病院に行って見てもらったら右手に水が大量に溜まってた。
案の定「ほら、言わんこっちゃない!悪さするからだ!」ってなったんだけど、
その翌年、更に暴れ者になった男の子はあろう事かその掛け軸をわざと蹴っ飛ばした。

「祟りなんてねーよ!やれるならやってみろよ!」って言葉付きで。
そしたら今度は次の日に何も無いところですっころんでその拍子に右足の骨とあばら骨を折った。
どうやら龍神様、「やれる事をやった」らしい。



302:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 21:51:34 ID:iJvkfCye0
龍神様すげえ



304:
本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 22:48:58 ID:I0jboWHw0
2つの怖い話実体験
俺が体験した怖い話を2つほど・・・

もう15年前。大学生の頃、バーでのバイトあがりの帰りの車でのこと。
深夜2時過ぎ。池袋から自宅までいつものコースで20分の家路をいそいでた。

体が疲れてたため、FMから流れてくる音楽をボーっと聞きながら、ガラガラ
の道を快調に奔っていた。途中大通りからショートカットをかねて某神社前を左折。
1車線の道に入ったとき
「何で・・・」と女の声。

車はもちろん俺一人。あれ?空耳?と思いラジオの音を小さく絞った。
「・・・・」しんと静まりかえった車内は低いエンジン音のみで、他は何も
聞こえない。。
心霊信じない俺は、気に留めず、そのまま京浜東北線の某寂れた駅前を抜けようと
車を進めた。そのとき、ふと視線を感じた。

俺は不意にバックミラーをチラッと見た。
すると後部座席におかっぱの女の子の顔が見え、しかもこっちを見ている。
一瞬だった。すぐ前をみて、またバックミラーみたがいない。そして後部座席を見たが誰も
いない。なぜか怖くはなかったが、ただその顔が忘れられずにいた。

何日かして、朝、大学行く前に家のポストから新聞を出した。
そのとき、週一発行の区のローカル新聞を普段全く見ないのに
なぜか気になり、ページをめくった。
ゾクっとした。

俺が見たおかっぱの女の子がいて、その時と同じ顔で俺を見ている。
その記事には中学生の女の子かいじめを苦に自殺と書いてあった。
その日は俺が見た日で、時間は深夜1時すぎ。
俺が車で通った某駅前のスーパーからの飛び降りだった。


305: 本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 23:12:29 ID:I0jboWHw0
もう一つ。
さっきは話の1,2年後。当時の彼女と河口湖に行った帰り、帰りが遅くなり、
中央高速を降りて相模湖のラブホに泊まることにした。
そして二人とも疲れて寝てた深夜2時過ぎ。

俺はなぜかふと目が覚めた。
すぐ寝ようとしたが、なぜか胸騒ぎがした。
「なんだろう」と思いシーンとした部屋で、胸騒ぎが静まるかな
と思って天井をボーっと見ていたそのとき、
「パタパタパタ・・・」とほんとにかすかだが、音がした。
「ん?」と思い聞き耳を立てると、また「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」
と今度は遠くだが、はっきり空耳じゃないってわかった。

彼女は横で寝ている。
俺はむくっと起き上がり、どこから音がしてるのか探るため更に聞き耳を
たてた。目は暗闇に慣れてきた頃で、どうも音は部屋の外、廊下の置く殻とわかった。

俺は部屋のドアのところまで言って耳を付けた。「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」
音はする。これはパタパタはスリッパの音。更にガチャガチャはドアノブをまわす音。
俺はすぐにそう判断した。しかも音は近づいている。

「おい。起きて」俺は彼女の所にいき小声で言った。「な~に」彼女がむにゃむにゃ
した感じでおきると俺はすぐにドアの前に戻って「フロントに電話。9番かかる」
と状況も言わずに彼女に伝えた。あせっていた。なぜならこの部屋は810号室で、一番
左端だったが、外の音の感じからもう前の部屋まで近づいていた。


306: 本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 23:56:40 ID:I0jboWHw0
続き
彼女は俺のただならぬ感じを察したのか、薄暗い中、電話を探り当て、
フロントに電話してくれた。「フロントでた変な奴が廊下にいるから
すぐに来いといって」俺はドアをみながら、彼女に小声でいった。
外の奴に存在を気づかれたくなかった。内鍵がしてある。ここも通り過ぎてくれ。

「なんかでない・・」彼女も小声でベットから俺に言ってきたその時、
「パタパタパタ・・」この部屋のまでとまった。
「ガチャガチャ」ドアノブが回った。あく訳ないだろと心の中で俺が呟いた
そのとき・・・


308: 本当にあった怖い名無し:2010/08/31(火) 00:03:08 ID:I0jboWHw0
そのとき・・・
ガチャっと何かを指す音。すると内鍵が横向きから、縦にゆっくり回転しだした!
プチッ。その時俺は切れた。度はノブをガッと両手で押さえ、右足でドアを
けりながら「誰だてめえは!クソが!やんのか~!」と今までとうって変わって
大声で怒鳴りだし、威嚇した。何がなんだか、怖すぎてすごく腹が立った。

彼女は悲鳴を上げて、ベットでうずくまってたようだった。
しばらくドアを押さえつけ叫んでいたが、ドアノブ押さえるのが疲れてきた俺はは
開き直って「おら空けるぞ」と叫んで、20Cm位スーとドアを開けた。

あけた瞬間ぎょっとした。女がいた。隙間で暗かったが、うつむき加減で、
髪はロングでべたっと濡れた感じ。暗くて表情は見えないが、目線は俺を見ず
に斜め下をじっと見てた。よく覚えていないが、白っぽい服だった。
「なんだ・・あんた・・夜中に」一瞬怒りがとまってしまったが、そいつ
に俺が言うと、「鍵です。忘れてます。」といって俺に木の長い柄がついた
鍵を渡してきた。渡すというより突き出してきた。目線はこっちょみてない。

俺はそれをもぎ取り、バン。とドアを閉め、鍵をかけた。
「パタパタ・・」外でスリッパの音。遠ざかっていく。
俺はすぐにフロントに電話した非常識だと文句を言おうと
「はいフロントでございます」とすぐに出た。
「かぎ忘れたけど、ひどいじゃない?こんな夜中にさあ」と俺。
「はあ?なんのことですか?」と困惑気味の相手。
「いま鍵を届けにきたよ。木の奴。お宅に従業員でしょ?」
「今、私が宿直していますが本日は渡し一人で、他に従業員はおりません」
「・・!?」「鍵にいたってはお客様が入る際に渡しておりますし、木の柄ではなく、プアスチック
にルームナンバーが書いてあるタイプのものです。2~3年前にはそのタイプは
ございましたと記憶していますけど・・」と従業員。

「だってここに鍵が・・」といいかけて絶句した。俺の手には鍵なんかかった。
この部屋に入ったときから、もらった鍵で開けたのを思い出した。


大体なんで色んな部屋をガチャガチャやったり、事前に連絡もせずに勝手に
空けようとするわけがない。俺は怖すぎて、ドアを閉めたくて勝手に納得してたの気づいた。
大体こんな話です。でも2つとも実際ありました。



409:
本当にあった怖い名無し:2010/09/01(水) 23:30:10 ID:2LIQFObpQ
爺ちゃんとの秘密
長くなるんで4回に分けて投下。

俺は物心ついた時から霊感が強かったらしく、
話せる様になってからはいつも他の人には見えない者と遊んだりしていた。

正直生きてる者とこの世の者ではないものとの区別が全くつかなかった。
知らないおじさんが玄関から入ってきても誰も気付かず、
「おじさんがそこに立っとーよ」と言っては「そげん人はおらん!」と怒られ、叩かれたりもした。

だから俺は怒られるのが嫌で、少しずつ無口になっていった。

ただ1人、俺の味方だったのが爺ちゃん。
一緒に歩いてる時、向こうから歩いてくる男が全体的に灰色がかっていて顔が土気色、
そして背中にピッタリと張り付いている黒いもの。


爺ちゃんに「あの人どげんかしたと?何で黒いのしょってるん?」
と聞いたら
「ああいうんはよくよく見とったらいけんよ、ちゃんと区別をつけるようにしんしゃい。
人には影が出来るが、あのもんに影はなかろうが。まだ生きとるけどな…」と。


見れば確かにその男には影がなかった。
そして追い風にも関わらず、線香と何か腐った様な強烈な臭いがしてくる。
すれ違う時にはその臭いで何度か吐いてしまったのを覚えてる。

そういうものを何度も目にしたりして爺ちゃんに色々教わっていく度に
「ここには近寄ったらだめ」「あの人には近寄ったらだめ」
と、段々分かる様になっていった。
そして爺ちゃん以外の人には話してはいけない事も。


410: 本当にあった怖い名無し:2010/09/01(水) 23:31:37 ID:2LIQFObpQ
そんなある日(小学校2、3年位)夏休みで母の妹家族のとこへ遊びに行った。
(その頃爺ちゃんは妹家族と同居してた)
丁度同い年位の子が二人いたから、楽しくて毎日遊んでたらある日の昼に暑さで鼻血を出してしまった。

叔母さんの家に行くと少し横になってなさいとの事で、
ある一室に連れて行かれそうになったんだけど、そこは自分なりに気付いてた「近寄ったらだめ」な場所だった。

断ったけどガキの言う事なんて勿論聞いてはくれず、
でも1人は絶対に嫌だったから庭にいた爺ちゃんを呼んで一緒に寝てもらう事に。
「何かあってもジィがおるけん、大丈夫」
の言葉に安心して気がついたら寝てた。

どれ位寝たのか、ふと目を醒ますと異様な寒さと線香の臭い。
ヤバい、怖いと初めて思い爺ちゃんを見るとグッスリ寝てる。
起こそうと思った時に初めて自分の体が動かない事に気付いた。
掠れ声位しか出ない。
それでも爺ちゃんを呼び続けた。

その時ゆっくりと襖が開いて出てきたもの。

首と右腕、左膝から下が無く、戦時中に着ていたと思われる
ボロボロの服を着て焼けただれたものが、這いずりながら俺の足元まで来た。


そいつは俺がかけていたタオルケットをゆっくり引っ張る。
何度爺ちゃんを呼んだか、
「爺ちゃん起きて!」と掠れ声で叫んだ瞬間
「なんや?」
とこっちを向いた爺ちゃんの顔は焼けただれ、皮膚が剥け、
片目と鼻のない今俺のタオルケットを引っ張っているそいつの顔だった。



411: 本当にあった怖い名無し:2010/09/01(水) 23:35:01 ID:2LIQFObpQ
多分一瞬気絶したと思う。
でも「まだ終わらんぞ…」って低い声と変な笑い声で気が付いた時、
そいつの体はもう半分位俺の体に乗っていた。

そいつの血と自分の汗が混ざってヌルヌルする様な気持ち悪い感触。

その時突然、すげー勢いでお経を唱える声がした。
泣きながら横目で爺ちゃんを見ると、怖い顔で聞いた事のないお経を正座し、こっちを向いてあげ続けてた。
そしたらそいつが舌打ちしながら「クソガキが…」みたいな事をモゴモゴ言いながら、煙の渦に吸い込まれてった。

その後はもう、爺ちゃんにしがみついて大泣き。
泣き声を聞き付けてきた叔母さんに爺ちゃんは「怖い夢を見ただけだ」と言い、ごまかしてくれた。

落ち着いてから爺ちゃんにあのお経はなに?って聞いたら
「ジィにもわからん、勝手に口をついて出たけん、多分ご先祖様が助けてくれたんやろ」と。


その後二人でアイスを食べながら庭の雑草を取ってたんだけど、
何となく俺が掘り返した所から木の札が顔を出した。

爺ちゃんを呼ぶと、血相を変えてこっちにやってきて
全部掘り返すと、その何枚かの札には何か書いてあり大量の釘が打ってあった。

「お前は見んでよか、触るな」と言い、裏の焼却炉の方へ持っていってしまった。
後に何が書いてあったのか聞くと、子供への怨み事が沢山書かれていたらしい。


412: 本当にあった怖い名無し:2010/09/01(水) 23:39:28 ID:2LIQFObpQ
小6の三学期、爺ちゃんが胃癌末期と知らされ、最期まで爺ちゃんにバレない様にしろと
家族に言われたが(今思えば小学生に対して無茶ぶりだ)

1人で毎日見舞いに行く度に俺が我慢出来ずに泣くもんだから、完全にバレてしまってた。
というか、爺ちゃんは最初から自分が長くない事を分かってた気がする。

「ジィがあっちに行く時はお前のいらん力を持ってくけん、ジィがおらんようなってもなーんも心配いらん」といつも優しく頭を撫でながら安心させる様に言ってくれていた。

そして爺ちゃんが亡くなってから十数年、怪しい場所や人から線香や腐敗臭、
頭痛はしても、それ以上のものは一切見えなくなった。


ただ、結婚して子供もいる今、長男が幼かった頃の俺とソックリな行動を
たまにしているのを見ると、先の事を考えて背筋が少し寒くなる。


以上、長文申し訳ない。



416:
本当にあった怖い名無し:2010/09/02(木) 00:02:46 ID:v3BwHEgX0
>>412
久々に秀作を読ませてもらった



455:
本当にあった怖い名無し:2010/09/02(木) 16:42:52 ID:E1waNX7w0
母とお風呂
私がまだ幼稚園に通っていた頃だと思います。 
母とお風呂に入ろうとしたときの話です。


お風呂に入る直前、電話が鳴って、母は「先に入ってて」といって電話を取りにいったんです。
私は一人ぼっちで先に入っていたのですが、話に花が咲いているのか、母はなかなか入ってきませんでした。
私はちょっとしたいたずらっ気で、湯船の中に潜り(といっても深くなかった)フタをして、
母が入ってきたところを驚かそうと思い、待っていました。

しばらく(3分くらい?)湯船の中でじっと待ちかまえてると、お風呂の扉が開いて、母が入ってきました。
ところが母は、フタのしてある湯船には目もくれずにお風呂の追い炊きを始めました。
「なんだーつまんないの」私は思い、自分でフタをあけて出ようとしましたが、なぜか蓋が開きません。
私は「お母さん、開けて!私入ってるの!」と大声で言いました。

ところが母の返事はなく、私の真上、つまりお風呂の蓋の上から軽やかな鼻歌が聞こえるのです。
「ふふふ~ん♪、、は~やく煮えろ~ぉ・・」

驚かされたのは私でした。 煮殺されちゃうの!? 
そうしている間も、漬かっているお湯はどんどん熱くなっていきます。
死ぬのは嫌でしたので、私は必死で叫びました。
「んざけんなよこのくそばばああーーーーが!! さっさとここから出せっつってんだよ!!!! ぶっころされたいのかーー!!?」

と、お風呂の中から必死で押し上げようとしていた蓋が急に軽くなりました。
蓋をどけてお風呂から顔を出してみると、そこには誰もいませんでした。

恐ろしくなってすぐにお風呂から出た私はさらに驚きました。
母は台所で夕ご飯の支度をしていました。
お父さんのが帰ってきてお夕ご飯を食べました。あさり汁が美味しかったです。

あの時入ってきたのは誰だったのか、今でも思い出すと鳥肌が立ちます。



469:
本当にあった怖い名無し:2010/09/02(木) 22:39:59 ID:qd/QsDxA0
>>455
鍋で煮られるあさりの苦痛とリンクしたんじゃね?
前に見たことのある話で、子どものころ母親が台所でエビか何かを捌いていた時に
急に腹痛で痛い痛いと転げまわったってのがあったっけ。



505:
本当にあった怖い名無し:2010/09/04(土) 02:44:20 ID:rzhvTVlX0
クラクション
昨晩 信号待ちで 青信号に変わっても発車しない車にクラクションを鳴らしたら
すごい勢いで運転席側のドアを開けて降りてきそうになった

「まじヤバ 逃げよ!」ってチキンな私が涙目になりながら思った瞬間
右車線を走ってきたベンツのドアミラーがそのドアに接触
白煙をあげて急停止したベンツから降りてきたのは救世主じゃなくって
どこから見ても現役の方数名 

前の車の運転手と話してる 
運転手は私のほうを指差しながらなにか言ってる
その方々は私のところへ歩み寄ると
私からも事情聴取
たぶん涙目になってるのに気づかれだろうな
哀れな目をして前の車に戻ると
前の車の運転手をベンツに乗せて いかにも現役の方がその車を運転してどこかへ消えました。

昨夜だけは2回死んだと思いました



631:
本当にあった怖い名無し:2010/09/06(月) 13:41:23 ID:klQDC00q0
田舎で起きた事件
これは実際におこった、事件にまつわる話なんだ。

今から15~6年前、当時、俺は10歳だった。

俺の地元は山形県の中でもさらに田舎なところで。
ご近所さんはみんな親戚みたいなもだった。
おおげさじゃなく、顔を見ればどこの誰かわかるような。
戸締りをする習慣すらないような地域だった。

そんな中で、突然殺人事件がおきたんだ。
第一発見者は隣のおじさんだった。早朝、沢にわさびを取りに行ったところ
沢のさらに上流で倒れていた被害者を発見したんだと聞いた。

被害者は同じ地域に一人暮らしをしていたおばあちゃんだった。
よく、乳母車を押して散歩していて、挨拶をするとニコニコ笑って
「天気がいいね~」なんていうやさしそうな方だった。

事件当時、俺はまだ小学生だったが、テレビでしか見たことがない殺人事件
が、こんな身近で起こるなんて信じられなかったし、すごく怖かった。
田舎で起きた事件ゆえに、本当に町の大人たちが蜂の巣をつついた
ような大騒ぎをしていたのを覚えている。

巡査さんが1件1件聞き込みにいっていたが、犯人がわからずにいた。
大人たちの多くは、圏外からきた通りがかりの犯行だったんではないかと噂した。

そして3ヶ月が過ぎようとした時、犯人が捕まったんだ。

巡査さんだった・・・。
借りていたお金と土地を返す返さないで口論になり、その場にあった
ナイロンテープで絞殺して、沢に投げこんだということだった。
だけど、俺は知っていた・・・。

聞き込みに来ていた巡査さんの顔がすごい形相で睨むおばあちゃんの
顔と重なって見えてたから・・・。
でも、それだけじゃないと思うんだ。
続く


632: 本当にあった怖い名無し:2010/09/06(月) 13:42:20 ID:klQDC00q0
ここからは憶測だけど、

巡査さんは確かにお金に困っていたらしい。
でも、借りていたのはそのおばあちゃんからだけじゃないんだ。
ギャンブル好きな人だったらしいのもあり、自宅の立直し代、親の葬儀代、
借りている田んぼの年貢など、いろんなところ(地域の人)から借りていたらしいんだ。
だから、巡査さんは肩身の狭い立場だったらしい。

そして、そのおばあちゃんはいわゆる土地持ちの人。
その土地を無償で、地域の人たちに貸してくれてたらしいんだ。

で、事件当時、その土地を県外の業者に言われるがままに売却しようとしてたらしいんだわ。
それでは困る人が、少なからずいたということ。

そして、葬式の後、その土地は借りていた人たちがそのまま使っているということ。
永久賃借権のような書類があったとのこと・・・。

だから、俺は18で出てきてから、1度も実家に帰っていない。



634:
本当にあった怖い名無し:2010/09/06(月) 14:03:01 ID:AwdDTIJd0
>>632
ありそうで嫌な話だが・・・「借りている田んぼの年貢」ってのがどうしても気になるw
単に日常の言葉でそういってるんだろうけど



636:
本当にあった怖い名無し:2010/09/06(月) 14:36:11 ID:3kzpzAJ9O
>>632
町ぐるみでオバアチャンを‥
生きてる人間が1番怖いですな



676:
本当にあった怖い名無し:2010/09/06(月) 22:48:34 ID:a00k8fQM0
黒こげの乗用車
警官をしている友人数年前に体験した話。


そいつは高速道路交通警察隊に努めているんだけど、ある日他の課の課長から呼び出されたんだって。
内容を聞くと、一週間前にあった東北自動車道の事故の詳細を知りたいとのこと。
その事故ってのは、一家四人が乗った自動車が平日の深夜に
中央分離帯に激突して全員死亡した事故の事だったらしい。


事件のことを少し詳しく話すと、高速を走行していた長距離トラックから
××インターチェンジ付近で乗用車が燃えているって通報があって、

夜勤で待機していた友人が現場に直行したんだけど、友人が到着した時には
既に乗用車の中にいた人は全員黒こげになって死んでたんだって。


その後身元の特定と検死が行われて、歯の治療記録から死んだのは
東京西多摩地方に住んでいる家族だってのがわかった。

死んだのは加藤正さん(仮名)とその妻の恵美、長男の正一、長女の恵那の四人。
アルコールが検出されたとか、見通しの悪い場所だったとかの
事故を起こすような要因は見つからなかったんだけど、

特に不審な点もなくそのままハンドル操作のミスによる普通の事故として処理されたんだって。

それで友人も特に何の変哲もない事故でしたよってよその課の課長に言ったらしいんだけど、
その課長が実は、て言って呼び出した理由を話してくれたんだって。
その話によると、昨日の夜に少年が東京の○○市にある警察署に訪ねてきて、
「僕が死んだとニュースでやっていたのだけど、僕はいったい誰なのでしょうか?」って言ったらしい。


678: 676の続き:2010/09/06(月) 22:51:26 ID:a00k8fQM0
少年の話をまとめると、一昨日の朝に朝寝坊して起きたら家に家族が誰もいない。
どこかに行ったのだと思いそのまま気にも留めていなかったが、夜になってもだれも帰ってこないし連絡もない。

心配になって警察に連絡したが、子供の悪戯だと思われたのかすぐ切られてしまった。
祖父母や親戚に連絡してみたが、誰も連絡を受けていないと言われた。
そのまま朝まで待っていたが、つけっぱなしのTVのニュースから、
自分も含めた家族全員が死んだことになっていると知った。

そんなことはないはずなので詳しく知りたくて訪ねて来たとのことだったらしい。

その話を聞いた友人はその事故の資料を改めて提出したんだけど、
見直してて不思議なことに気づいたんだって。

家族の歯科治療記録との照合で、父親、母親、長女は間違いなく本人だって判明したんだけど、
長男は頭部の損傷が激しく、照合ができなかったと記録に書いてある。

しかも家族は青森近くで事故を起こしたんだけど、両親は中部地方出身で
東北に知り合いはいないことがその後の調査で明らかになっていた。

その当時は旅行にでも出かけた際の事故って事になったんだけど、どうにも不自然なことが多すぎる。

それで友人は資料を提出してから数日後に、例の課長に事件の進展を聞いてみた。
すると課長は口ごもりながらこう答えたらしい。

例の少年は身体的特徴や見た目は死んだ長男によく似ていたが、歯形が違うため別人だと思われる。
そのことを告げると少年が錯乱したため、心療内科のある警察病院に搬送した。
その後の調査で事故死した家族の家を調査したが、事故後誰かが住んでいた形跡はなかった。
そのことを告げると、少年は完全に精神に異常をきたしてしまったため、
結局どのこの誰だか分らず今も病院にいる。

もう済んだ事だから、今後かかわらなくていい。

友人はそこまで話すと最後にこう言った。
黒コゲの死体は本当は一体誰で、自称長男の少年は一体誰なんだろうな?
それと、あの家族は何で平日に誰も知り合いのいないところに向かっていたんだ?

俺は思うんだ。
あの家族は何かから逃げてたんじゃないかって。
何から逃げてたのかはわからないけどな。



686:
本当にあった怖い名無し:2010/09/06(月) 23:14:27 ID:Z2qNuUYP0
>>678
何度も読み返してしまった



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