暗い


185:本当にあった怖い名無し:2013/04/02(火) 18:30:03.64 ID:hBl8tnHX0
夜見
624 :本当にあった怖い名無し:2013/04/02(火) 00:33:27.83 ID:hBl8tnHX0

バスの運転手をしていて、その日は東京から京都まで夜行便の運転だった。
運転手は2人で途中で交代をする。深夜の高速をひた走っていると前方にバスを見つけた。
バスは一般道を走る路線バスタイプで、高速を走る観光バスタイプではなかった。
おっ!路線タイプが走ってるなんて珍しい!と思ってどこの会社だろうかと
追い抜きざまにチラッと見ると5~6人だけ見えた顔は血だらけで背筋が凍りつく。
そして前方の行き先幕をサイドミラーで見ると「夜見」となっていた。

とりあえず京都に着き、お客さんの荷物を降ろしていると
「昨日メッチャ怖い夢見てん」と乗っていたお客さんが友達に話していた。
内容は満員のバスで車内は全員血だらけの乗客が乗っていた。というもの。
それ、夢じゃないんだよと心の中で思いつつ荷物を渡していく。

そして、回送で車庫に行く途中、
仮眠をとっていただろうと思っていた相方もそのバスを見たと口を開いた。
お客さんが寝てる時間に喋ると迷惑だろうからすぐには話せなかったと。

その後、そのバスは今のところ見ていない。



204:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:39:53.21 ID:u9dRlFjE0
出前の注文
大学生の頃の話

俺は下宿近くにある定食屋で出前のアルバイトをしていた
まあ本業の片手間の出前サービスって感じで電話応対や√検索、
梱包、配達まで調理以外のをほぼ全てを俺一人でこなすという感じだ
客の大半は俺と同じように大学近くで下宿する学生なので1年もバイトをすれば
寮の名前や位置は勿論、どんな人が住んでるかってのが大体わかってくる

その日もいつも通り数件の配達をこなしてそろそろ上がりっていう時に
店の電話が鳴った。以下はその時の会話

「毎度ありがとうございます、○○(定食屋の名前)です」

「宅配をお願いします」

「ありがとうございます。それではお名前とご住所、お電話番号をお願いいたします」

声の主の返事はなかった
自分の住所を正確に把握していない人は経験上割といたのできっと調べているのだろうと
その時の俺は別段気にすることもなく返事を待つことにした
案の定暫くすると

「A田、○○町△△□□番地、080-~」

という返答があり俺も一安心。その後はいつも通りオーダーをとった
ゼンリンで調べると名前からしていかにもな学生マンションの場所に一致した
商品を荷台に乗せ原付で走って5分程度、
農道を少し入ったところにそのマンションはあった


結構大きい建物だったので遠目に見たことは
何度かあるが近くに行ったのはその日が初めて

鉄骨4階建てのかなり年季の入った趣、外観だけ見てもボロいことはすぐにわかった
21時を過ぎたそこそこ遅い時間なのに灯り一つついていない
正直家賃1万円でもここには住みたくないというのが俺の感想



205:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:40:45.64 ID:u9dRlFjE0
ここで俺は初歩的なミスに気付いた。部屋番号を聞くのを忘れていたのだ。
こういうミスがあった場合は大体俺の携帯から客に直接電話するのだが、突然知らない番号
から、特に携帯電話から掛かってきた電話を取る人間はそういない
若干気落ちしながらもとりあえずメモを片手にコールする
相手が出たのは驚くほど速かった

「もしもs」

「管理人室ですよ」

そのあまりの察しの良さは気味が悪かったがとりあえずお礼を言い、立てつけの悪そうな
戸を開けてエントランスに入った
暗い、遠くの道を走る車の音が聞こえるぐらいの静寂。人の気配が全くしない
引き戸の扉が左右に並ぶ廊下が続く、廊下の蛍光灯は点いていない
スイッチを探す手間よりもさっさと届けて帰りたいという気持ちが強かったのでそのまま
奥に進み管理人室の戸をノックする
ガラガラと戸が開いた、部屋からの光が廊下に漏れる
声のイメージ通りのヒョロっとした風貌の男性が

「遅い時間にすみません」

と迎えてくれた
俺は部屋の灯りとその丁寧な対応に安心してしまい

「暗かったからここまで来るのが凄く怖かったですよ」

なんて冗談交じりの営業トークが出来るぐらいの余裕は取り戻した
その後受け渡しと支払いは滞りなく終わり俺は帰路についた
それから閉店の22時までは店長とダベりながら掃除や片づけをし、今日の売り上げの
清算をするいつもの流れに戻った



206:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:41:23.96 ID:u9dRlFjE0
注文を取った伝票を照らし合わせながら
電卓で計算していくと2000円以上売り上げが
不足していた
10円やそこらの差額はたまにあり、自分の財布からこっそり足すことはあったが
この差額はあまりにも大きい
横で清算を見ていた店長も

「心当たりは?」

と首をかしげていた
札一枚どこかで落としたなんてことは有り得るが料金があまりにも中途半端なので
今日宅配で回った伝票の額と差額を照らし合わせていく
答えはすぐに出た、あのマンションに宅配にいった時の
伝票に書いてあった額だけが
すっぽり抜け落ちていた
恐らく○○学生マンションを訪問して帰るまでにお金をどこかに忘れてきたという
ことを説明すると店長は更に首をかしげながらこう言った

「マンションの名前間違ってるんじゃないか?もう一回ちゃんと調べてみろ」

指示の意図がよくわからずもう一度ゼンリンを開き住所の場所を指すと
店長は奥から持ってきた学生寮の住所や大家さんの電話番号が
記録されてるノートをめくりながら更にウンウンと唸っていた
俺は差額について特に咎められることもなく賄いを食べその日は下宿に帰った
普段は結構口を酸っぱくして指導するタイプの店長がこの日に限ってこんな
なぁなぁな対応だった理由を知るのはその数日後のこと



207:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:42:19.32 ID:u9dRlFjE0
次のシフトに入った時、店長から

「もしこの前のA田さんからの注文来たらやんわりな」

というお達しがあった
これは理由を付けてやんわり断れという意味だ
いたずら電話だったり悪質なクレーマーに店がこの措置を取ることは以前から
知っていたがいきなりすぎたので俺も

「何かあったんですか?」

と質問してしまった
店長は「まあちょっと○○(俺)にも気味の悪い話で悪いんだけど」という前置きで
煙草をふかしながら話し始めた
あの学生マンションは5,6年ぐらい前までは店の常連だった人が経営していた
らしく、その繋がりで結構住人にも贔屓にしていたそうだ
しかし、その常連さんが病死してからは管理する人間がいなくなったことで学生寮は閉鎖
まあ学生寮の閉鎖自体はここ数年の流れを見てもそこまで珍しいことではない
というのが店長の談

そんな事情があったからこそ先日そのマンションに宅配に行ったという俺の話を聞き
もしかすると親族の人間が新しく経営し始めたんじゃないかと思い昨日の昼間、
挨拶と下見も兼ねて寮まで行ってきたそうだ



208:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:43:49.73 ID:u9dRlFjE0
だが、寮は荒れ果てたままでどう考えても人の住んでいる感じではなかったらしい
やっぱり俺の間違いだったという結論でそのまま帰ろうとしたとき
管理人室から

「どうぞ」

という籠った声が突然聞こえたらしい
かなり驚いたらしく、その場で固まっていたらしいが

「どうぞ」

という声がもう一度聞こえたので恐る恐る戸を開けると中は朽ちかけで
何度か呼んだがその後返事はなかったらしい
店長は寮を飛び出して真昼間にもかかわらず一目散に逃げた
足元を見た店長は気付いたそうだ
先日俺が運んだであろう料理が床にぶちまけられていることに

それ以上は聞きたくなかった
幽霊にしろ何にしろ俺はそのわけのわからない寮でわけのわからないものと
談笑しちまったんだから
俺が控えていた電話番号にも電話したみたいだが繋がらなかったらしい
勿論俺は発信履歴を削除した



209:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 01:44:21.23 ID:u9dRlFjE0
数か月後俺は店を辞めた
1年半勤めたのでそろそろ環境を変えてみたいというのは建前
仕事をしているとどうしてもあの時のことが脳裏をよぎった

辞めることを決定付けたのはその出来事から1ヶ月と少し経った頃
再び例のA田から電話があった
俺はわざと店長に聞こえるように「A田様ですね?」と声が震えるのを必死に
抑えながら復唱し、それを察した店長が「替われ」とジェスチャー
出前のサービスは暫く見合わせてると嘘をついていた
電話を切る間際、店長の顔が明らかに動揺しているのがわかった
店長が俺を見て一言

「今から店に来るみたい」

もう限界だった
その日、結局A田を名乗るものは来なかった

俺は都市部に住居を移したしバイトを辞めたしで店と疎遠になり
それ以降のことは知らない

おわり



252:本当にあった怖い名無し:2013/04/07(日) 08:41:55.46 ID:ZvP3wdBk0
>>209
投稿ありがとうございました。
とても良かったです。
文章も非常に読み易いし。
またお願いします。



215:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 09:08:18.95 ID:KXRvwmnG0
常連客
知り合いにはイイハナシダナーって言われるけど俺怖かったので


毎日お昼にサラダバーとドリンクバー頼むお婆ちゃんがいたんだけど、
結構なお洒落さんだったのにある日を境に服装が毎日同じになって、
服装同じになってから1週間後位におっさんが来て
「母が来ていると噂になってまして…」と話し始めたんで


あー徘徊系ボケだったのかーとか思ってたら
服装同じになった日辺りに自宅で大往生したそうな

また来たら連絡下さいって連絡先貰ったけど、
その息子きてからお婆ちゃんくる事は無くなった

特に違算とかはなかったんでお金はちゃんと払っててくれたみたいだけど、
幽霊って考えると常連客だった人もやっぱ怖い



217:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 09:44:13.77 ID:LCHL8BGg0
>>215
店員的には怖いかもだけど・・・いい話だな。



218:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金) 10:40:17.04 ID:PtUcDfhO0
そんな事があるんか
成仏してないなら
いい話とは言えないんじゃない?



6:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 01:57:38 ID:p9EyjhuF0
コトリコゾウ
(その1)

子供の頃に体験した不思議な話を投下させてもらいます。
幼少の頃の記憶が元になっているので、あやふやなところも
あるけどそこはご勘弁を。長いのでいくつかに分けます。

まず話は俺が小学校に上がる前の頃の話(だから多分5歳頃だと思う)。
俺はその頃、中国地方のH県に住んでいた。
で、オヤジの仕事の都合で引っ越すことになったんだ。
引っ越し先はいわゆる「新興住宅タウン」
都会で生まれ育った人にはピンとこないだろうけど、要するに
山を一つ切り開いて造成して、住宅タウンとして新しく町を作ろう、ってな感じのとこ。
 

当時、H県にはそういった新しく出来る住宅タウンが非常に多かったらしい。
(H県だけでなく、地方なら大体そうだろうけど)
その住宅タウンは、山道を車で登っていくと突然周りが開けて、そこに町が
あるといった風情。なのでその町は山に囲まれるようになってたんだ。

新しい家に引っ越してきて、でも基本的にはまだ田舎だから
夜はものすごく暗い。オープンしてまだ間もないタウンなので
人もそんなに多くはなかった。なので、親から俺はこんなことを言われた。
「暗くなるまで遊んでると『小鳥子象』に連れ去られて食べられるよ」と。

まぁ今にして思えば大人が子供に「早く帰ってこい」って意味の脅しなわけだが、
子供の俺にしてみれば「小鳥」の顔をして、でも胴体が「子象」、
そんな化け物がいるのかとすごく怖くて、どんなに外で楽しく遊んでいても
夕方には必ず帰るようにしていたんだ(子供心はかわいいねぇww)



7:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 02:00:03 ID:p9EyjhuF0
(その2)
で、うちの数軒隣には、もうかなり前からこの土地に住んでるっていう家のM子という俺と
同じ歳の女の子がいた。すごくかわいい子で、まぁ俺の初恋の子なわけだがw
ともかくその子ともよく遊んでいた。
周りには空き地が数多くあり、また建築途中の家もいっぱいあったので、
俺たちはそういうところに
忍び込んでは「秘密基地だ!」と言いながら、
人形が自分たちの子供という設定で夫婦ごっこをしてみたり、

またM子の部屋に入って漫画とか読んだりして遊んでいた。

そんなこんなで小学校に入って、もちろん男の友達とかとずいぶんとヤンチャな遊びもしたけど、
M子とも引き続き遊んだりもしていた。そうこうしてるうちに、ある日ふと気付いたんだな。
「あれ?M子って同じ歳なのになんで小学校にいないんだろう?と」
ただやっぱり子供なのか、そんな大事なことを「まぁいっか」とあまり深くも考えなかった。

ある日、小学校の遠足でで、小学校の裏山のG山ということに登ることになった。
G山は子供の足で頂上まで1時間30分くらいだったと思う。
頂上には社みたいなところがあって、でも木々が高く昼間でも薄暗くて、
ちょっとおっかないところだった。

で、列になって山道を登ってると、ふと気付くと横にM子がいたんだ。
「あ、なんだ。M子もやっぱり
同じ小学校だったんだ。何組だろ?」と思いながら
(1学年で7クラスあったので、全員を知ってるわけでない)、

M子と手を繋いで一緒に登ることになった。
ただM子はいつもと違ってちょっと暗い顔をしていて、

言葉少なかったのを鮮明に覚えてる。

どうにか頂上について、お弁当タイムということで、
M子と一緒に食べようとM子の姿を探したけど、
見つからないんだな。
それに女子と一緒にお弁当食べてると、友達にからかわれるような気もして、

その日は結局、下山するときもM子の姿は見えなかったんだ。



8:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 02:01:59 ID:p9EyjhuF0
(その3)
で、その日以降、なぜかM子の姿を見ることが少なくなった。
いや、これははっきり覚えてないんだが、

そのG山に遠足で登った日以降も、M子と何回か遊んだ気もするし、
それっきりM子の姿を見てない気もする。

その辺の記憶はもう定かではない。

小学2年の終わりに俺は、またもやオヤジの都合で今度は東京に引っ越しすることになった。
その頃にはもうM子のことはあまり気にならず、別の女の子が好きだったのでw、
引っ越しで出発する日も大してM子のことは気にしてなかった。

ここまでが子供の頃の話。長くてスマン。で、本題はここからだ。

小学3年の春に東京に引っ越してきた俺はその後、ずっと東京にいて、
H県には全く帰ってなかった。
(今でもH県には婆ちゃんや親戚は住んでるが、俺自身はあまり交流は無い)

で、数年前に2chのこのスレをみつけて、
まとめサイトを読んでると、まぁまずは「コトリバコ」の
話が目に付く。
読んでるときは何とも思わなかったけど、数日後にタバコを吸いながら

「そういうえばコトリバコって子取り箱って書くんだよなぁ。島根県っていうから、
H県と近いよなぁ」なんて思ってて、それでピン!と来たんだ。
「あれ?昔、親から脅された小鳥子象って・・・俺が勝手にそう思ってただけじゃ・・。
コトリコゾウ・・・子取り小僧ってことか???」
その瞬間背筋がゾクッとした。いや、まさかな。でも、島根とH県じゃ隣だし、
当時俺が住んでいたところは、H県のハズレの地方で島根との県境も近い。

なんか関係あるのか?」と思い、翌日親に電話で聞いてみた。
「コトリコゾウって子取り小僧ってことか?それってどういう話なんだ?」
親「あぁそうよ。あんたよく覚えてるねぇ。A地方(=H県で住んでいた地方)に
伝わる話らしいよ。でも詳しいことは私も知らんわよ」と。



9:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 02:04:52 ID:p9EyjhuF0
(その4)
結局その時は、子取り小僧のことはよく分からない仕舞いだった。
それから数ヶ月後、たまたま仕事でH県にいった俺は、2日ほど休みを取って
レンタカーで昔住んでいた住宅タウンに行ってみることにした。
カーナビでなんとか辿り着いたその住宅タウンは、昔とほとんど
変わらない。。。いや、むしろ地方経済不況の波でゴーストタウンっぽくなっていた。

当時住んでいた家は、もちろん今は他人の家だが、外観自体はそのままで懐かしく、
その家の前で車を降り、しばらく周りを散歩してみることにした。
で、目に入ったのがM子の家。M子の家も当時と全く同じ外観だった。
M子はもう当然結婚してどっかに嫁いでいるだろうから、実家にはいないだろうけど、
俺のことはまだ覚えているだろうか?そういえばお別れも何も言わずに引っ越してしまって
悪いことをしたな、とそんなことを思いながら、M子のお母さんがいれば
話を聞けるかもしれないと思い、思い切ってM子の家の呼び鈴を鳴らしてみた。

「はーい」と出てきたのはM子のお母さん。俺がなんて説明しようかと迷っていると、
お母さんが「あら?もしかして・・・Sちゃん?(=俺の名前)」と言ってくれた。
「まぁー懐かしいわねぇ、大きくなって。あがっていきなさいよ。お茶でも飲んでいって」と
いうことで、家の中に通してもらったんだ。
M母「でもまぁどうしたの?突然に」
俺「いや、仕事でこっちのほうにきたのでつい懐かしくなって・・」としばらくは俺の
近況報告みたいなのになったんだが、話が一段落したところで切り出した。
俺「M子ちゃんは今はどうしてるんですか?」
母「・・・・・・・」



10:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 02:07:36 ID:p9EyjhuF0
(その5)
無言なまま5分くらいたっただろうか。下を向いたまま何も話そうとしないM母。
俺もちょっと「何かまずいことを聞いたんだろうか・・」と
後悔しはじめた頃にやっとM母が語り出した。

「Sちゃんは・・・まだ小さかったから何も分からなかったのよね。
で、すぐに東京に行ったから知らないままだったのね・・・」
俺は訳も分からずポカーンとしてると、M母が全てを教えてくれた。

以下はM母の話だ。方言は標準語に直してるし、話はもっと長いんだが、
ある程度要約もしてることを先に断っておく。また人権問題の微妙な話も
含まれるのでその辺りは割愛する。
====
M子がまだ1歳の頃の話よ。その頃はまだこの辺りはこんなに開けてなくてね。
山の中の小さな村で・・・この辺りは今でいう「同和」っていうの?要は部落があったのよ。

部落の話はSちゃんもある程度は知ってるわよね?
で、ある時、この辺りを開発するってことで県のお役人がやってきて、私たちと県のお役人で
大喧嘩が始まったのよ。私たちとすればこの土地でこれからもずっとひっそりと
暮らしていきたいのに、そんな新興住宅タウンを造るなんてとんでもない!と。
そこで、村の男達が毎晩集まって相談をしていたのね。

この地方にはね、コトリコゾウ様っていう言い伝えがあって、生まれて2歳までの女の子を
生け贄としてコトリコゾウ様に差し出すと、
ものすごい力で憎い相手を退けることができるって
言い伝えがあったの。
私達ももうここ何十年もそんなことはずっとしていなかったんだけど、

村の長が「コトリコゾウ様に生け贄を差し出す」って言い出してね、
そしたら村の男達も「それしかない!」って
ことになったのね。

そのとき村には2歳までの女の子はM子しかおらず、結局白羽の矢がM子に

立ったわけ。そりゃ私やお父さんは大反対したわ。でもね、結局、長には逆らえず
泣く泣くM子を生け贄としてコトリコゾウ様に差し出したわ。
裏にG山ってあるでしょ。
あの山の頂上に社があるんだけど、Sちゃんも行ったことあるでしょ?

あの社にはコトリコゾウ様が祀られているの。
長が泣き叫ぶM子を私達から奪って、
G山に連れていったわ・・・・。



11:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 02:09:31 ID:p9EyjhuF0
(その6)
でも結局、その後すぐに開発計画は決まって、この辺り一帯は大きく変わったわ。
当然部落もそのときに全て壊されてね。元々住んでいた私らは、この土地に残るもの、
県が用意した他の土地に越していく者、いろいろだったわ。
結局、コトリコゾウ様なんてただの言い伝えだったのよ・・・。
Sちゃん達がここに越してきたのは、町がオープンしてすぐの頃だったわよね。

====
ここまで聞いて、俺はもうパニックだった。
「嘘でしょ?だ、だって俺小さい頃、M子ちゃんと遊んだりしてましたよ?」
「この家にも何回か遊びにきてお母さんもいましたよね??」
と、上ずった声で必死にM母に問いかけた。
そしてまたM母が語り出す。
====

えぇ、そうね。SちゃんはよくM子と遊んでくれてたわね。
私はね、Sちゃんが近所で一人で遊んでる姿をよく見かけたわ
また一人でSちゃんがうちにあがってきて、M子のためにと空けてあった
部屋でずっと遊んでいたわね。
私らにはね、M子の姿は見えないんだけど、うちのお父さんと
「あぁSちゃんにはM子のことが見えてるんだね。M子も遊びたい盛りの年頃だ。
Sちゃんには悪いが、しばらくつきあってもらおう」って話してたの。

そして、ある頃からSちゃんがそうやって一人で遊んでる姿を見なくなったわ。
これは後から聞いた話なんだけど、○○小学校の1年生って毎年、G山に遠足で
登るんですってね?Sちゃんも行ったんでしょ?
これは私の推測なんだけど、SちゃんがG山の社に行ってくれたおかげで、
多分M子も成仏したんだと思うわ。
大きくなったらSちゃんにはきちんと話そうと思っていたけど、すぐに東京に
行ってしまったでしょ?
お父さんも私もそのことだけが気がかりだったけど、今日こうして話せてよかったわ。
M子のお墓は××の近くにあるの。もし時間があったらお墓参りしてくれると嬉しいわ。
====



12:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 02:10:45 ID:p9EyjhuF0
(その7)
もう・・・俺は涙目。自分はずっと霊感なんてこれっぽちも無いと思っていた。
いや、むしろ霊とかそんなものは絶対にいないと思っていた。
一応、理系出身なので
科学が全てだと思っていた。
けど、もうこの話を聞いたときには涙が止まらず、ただM母の話をうなずいて聞き、
そしてM子のお墓参りをして、東京に帰ってきた。

最近になってようやく、このことの整理が自分の中でついてきて
このスレに書いてみようと思った。
有名なコトリバコとコトリコゾウに関連があるのかどうかは結局分からない。
また今でもM母の話が本当のことかどうかは俺にも分からない。
自分の記憶の中では
M子は確かに存在していた。
遠足の途中で握っていた手の温もりは
しっかりと覚えてる。

そもそも・・・俺の初恋って・・・・(苦笑)

(おわり)



13:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 02:58:43 ID:JiGvB3XU0
うおーなかなか怖かった。
霊に初恋乙w



16:本当にあった怖い名無し:2008/08/10(日) 03:29:00 ID:SZwndrMLO
いい話だ



101:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 06:40:21 ID:U+CBBnRq0
文化祭準備
連レスになるけど

眠れないから高校生の時の事書く

俺の高校は東京の某都立高校
10月の文化祭シーズンで、高校2年の俺は文化祭実行委員だった。
俺は同じ委員の先輩に結構可愛がられてたんだけど、俗に言う見える人だった。
その先輩は子供の頃から霊が普通に見えて、しょっちゅう親に神社へ連れてかれて
お払いを受けてないとまともに生活が送れないような幼少期を過ごしてたらしい。

俺と出会った時は既にに対処方法とかも心得てて、自分で対応してた。
俺は俺で子供の頃かから水木しげるの大ファン、たまに見える、聞こえる位。
先輩がそっちの人だって知った時は嬉しくて色々話を聞いてた。
先輩の話によると、どうやらウチの高校自体がけっこう出る所らしい。
中でも体育館。霊道っていうのかな、霊の通り道に当たるらしく、
通りすがり的なものも居れば、居付いてるのも居るらしい。

文化祭前日の放課後、5人(俺、先輩、A、B、C)で体育館の舞台上の飾りつけや、
緞帳の整理をしていると先輩が俺のトコに来て
「○○くん、小学生の子が居るけど気にしないでね」
って言ってった。
一瞬何のことか分からなかったんだけど、とりあえず
「…はい(?)」って感じで生返事をした。
Cはやる気が無いようで、飾りの入ったダンボールで遊んでた。



102:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 06:41:22 ID:U+CBBnRq0
それから1時間くらいかな、黙々と、和気藹々の中間くらいの雰囲気で
みんなで準備を進めてて、すっかり夕方が終わろうとしてた。
幕を降ろした状態で舞台下手側で作業をしてた時に、
「なにしてるのかな?」上手側から同級生のAの声がした
声の方を見てみると、下手側の俺と対象の作業をしてたAが、幕の淵から
顔だけ出した女の子に話しかけてた。

一緒に作業してたBもAの所で女の子に話しかけてる。
Cはその横で椅子に座ったまま寝てた。
舞台の横幅自体が結構あるのと、俺の視力自体が結構悪いのもあって、
女の子の髪型とか、表情は殆ど見えなかったんだけど、
話しかけてきてるAとBを見てたと思ったら、急に首をグリっと回して俺を見た
動きの気持ち悪さに俺は一瞬引いた。

物理的に無理な動きをした訳じゃないんだけど
グリっってか、グリンって擬音がちょうど良さそうな動き。
うぇ… って思った瞬間、女の子がにたぁって笑った。
距離は結構ある。俺の目は悪い。でもにたぁっと笑ったのがはっきり分かった。
ものすごい違和感に混乱してたら女の子の口が動いた。
「あそぼ」って
声だけが耳の横で聞こえた。女の子の可愛い声だった。

相変わらずAとBは女の子に話しかけてる。
俺一人が異様に感じてるのか、一人でてんぱって混乱してた。
パン!
いきなり先輩に頬を張られてた。
先輩は俺の両肩を掴んで、眼を正面から見据えて「ダメ」とだけ言った。
 

俺はいきなり張られてそっちで混乱してたけど、違和感からは開放されてた。
いつもは優しく、口調も穏やかな先輩は女の子の方を向くと、
普段の先輩からは考えられないような厳しい口調で、「去れ!」と言い放った。
俺ぼーぜ、AとBもあぜん。女の子はいつの間にか居なくなってた。



103:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 06:41:56 ID:U+CBBnRq0
先輩はアイアンクローみたいに俺の顔を掴んで自分に向けさせ
「○○くん、小学生の子が居るけど気にしないでって言ってたでしょ」
と、さっきとは全然違うけど、ちょっと厳しい口調で言われた。
どうやら、AとBが普通に話しかけてた女の子が、先輩の言ってたその
「小学生の子」だったらしい。

あんなにも普通にあっちの世界の人が居た事に俺はびっくりした。
AとBは突然子供を怒鳴りつけた先輩に若干怯えつつ、仕事をサボっていた事を
咎められたと思ったらしく、イソイソと作業に戻ってた。
そこに舞台の下手側からCが帰ってきた。
「Dセン(先生の意)ちょームカつくんだけどー!説教長すぎ!もー夜じゃんさー」

おかしい。
Cはいつから居なかった? 
Cは仕事を全くしないで、遊んで、飽きて、寝てたはずなんだ。
俺、A、B、呆然
「C君、バリバリ仕事しないと明日に間に合わないよ」
「ういーす、遅れてすんませーん」
先輩は何事も無かったように普通にCに指示を出してた。
5人は黙々と作業した。



104:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 06:43:17 ID:U+CBBnRq0
明日の文化祭は体育館での集会から始まる。
朝の集会用のセッティングとして、2人1組になって
舞台の両サイドにある短いバトン(幅の短い幕を吊るヤツ)の幕を交換してた時。
壁に固定してるワイヤーを解いて1本ずつ舞台上に降ろしてた
壁にカーテンを固定するのに似たフックがあって、それにワイヤーが巻いてある。

バトンは上下2本づつ下手は俺と先輩、上手はAとB、遅れてきたCは中央に吊る
文化祭のパネルの準備をしてた。
バトンはそれなりに重く、ワイヤーを解いた後にゆっくり降ろすのは
力が要るので女の子にはちょっと不向きな作業だ。
分担は、俺がバトンの昇降係り、先輩が幕を付け替える係り。
1本目を降ろして先輩が付け替え作業をしてる時に、
さっきの女の子の事を聞いてみた。

「ここ1年くらいかな、たまに居るんだよね。普段はバトンの上に居てね」
話の途中で天井付近のバトンを見上げると、うっすら女の子が見えた気がした。
「先輩…」(見えた気がした事は言えなかった)
「普段は見てるだけなんだけどね、今日は文化祭控えて気が立ってるのかな?」
「そうなんですか…」
と、2人で上を見上げた時、
視界途中で別のバトンのワイヤーが解けてくのが一瞬見えた
やばぃっ! 思った瞬間には猛烈に上に引き上げられてくワイヤーを掴んでた。

バトンは先輩の頭上50センチくらいで止まった。
先輩はドラマで車に引かれる役みたいに、両手を縮こまらせて固まってた。
俺の手は火傷なんてもんじゃなく、手のひらの皮が一直線にべろんと行ってた。
上を見上げたけど、女の子は見えなかった。

こっちの騒動を見てた3人が走ってきて、大丈夫か?保健室行けってなやり取りがあって
危ないからバトン作業は1本ずつ全員でやってこうって話になった。
俺は保健室に行こうかと思ったけど、1人で校舎を歩くのが怖かったので遠慮した。
そこから作業を終えるまで、女の子は出てこなかったし、CはCのままだった。

これが俺の文化祭前日の洒落にならない、人が死んだかもしれない怖い話。
長文失礼した。



105:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 06:47:29 ID:NQRitpOC0
手、手は大丈夫だったのか!?
べろんって・・・怖い・・・



106:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 06:58:33 ID:U+CBBnRq0
>>105
見た目はグロになってたけど血は大して出てなかったから
ティッシュ+ガムテ+軍手でしのいだはず。
今じゃ痕すら残ってないよ



126:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 21:01:51 ID:i7eYyOGS0
深夜バス
とあるサイトから転載


Kさんが就職する前、大学生だった頃の出来事だ。
当時のKさんは大学からバスで30分程の場所で一人暮らしをしており、
バイトに友人付き合いなど充実した日々を過ごしていた。

夏盛りの夜だったとKさんは言った。

その日は友人との呑み会があってドンチャンと騒いでいたが、

翌日にバイトが控えていた為、Kさんはバスの最終が出る前に一人帰路についたそうだ。
むわっとするような熱気の中、なかなかやって来ないバスを待っていると、
暗がりからゆっくりとバスの灯りが近づいてきた。

遠目から見ても車内には人がおらず、「誰もおらんのに何でこんな時間かかってんだよ」と、

内心で悪態をつきながらも停車したバスに乗り込んだという。
一番後ろの席を一人で陣取ると、前の方の優先席に二人の老人が座っているのが見えた。
何やらモゴモゴと話しているが、バスのエンジン音がうるさくて良く聞き取れなかった。
「何話してんねやろ?」と、考えていると急にバスのアナウンスが流れた。
「次は○○前、○○……次、止まります」

酔っていて最初は気付かなかった、とKさんは言った。
先を促してみれば、「だってその老人たちも私も、誰もブザー押してなかったんですよ?」と、Kさんは眉を寄せた。



127:本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 21:03:23 ID:i7eYyOGS0
やがてバスは停車して、一人の老人が代金も払わずに降りていった。
残されたのは、もう一人の老人とKさんのみである。
その頃になると、「おかしいな」くらいに疑問を感じ始めていたKさんだったが、
次の停留所で自分は降りてしまうので、深く考えるのを止めたそうだ。

「次は○……次、止まります」
アナウンスが流れるや、Kさんはすぐにブザーを押して席を立った。
すると老人も席を立ち始めた。
「げー、この老人も降りんのかよ」と思いつつも、
老人の後に付いて運転席の脇を通るとき、また気付いたことがあった。


今度の老人もお金を払わずにバスを降りたのである。

「あのー、さっきから爺さんが降りてってると思うんスけど……このバスって先払いとかありましたっけ? 定期ってわけじゃなさそうだし」
酔いの勢いも手伝ってか、つい運転手に向かってそんな事を聞いた。
すると、思わぬ答えが返ってきたのだそうだ。
「ああ……、あの人たち、バックミラーに映らないから料金はいらないんだ」
運転手は事も無げに、疲れた笑顔でそう答えたという。

「深夜のバスが遅れてくる時は気をつけた方がいいですよ、
乗ってる可能性ありますから」と、最後にKさんは締めくくった。


バスのブザーが鳴ってもいないのに、アナウンスが「次止まります」と言ったら、
運転手はバックミラーを確認することがある。

それは乗っている人たちが、どちらの人なのかを確認する為だそうだ。

終わり
個人的に深夜バスを利用することが多いから勘弁してくれって思った



231:本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 01:49:11 ID:Dk1FUodL0
気配
友人の話


怖がりのくせに怖い話が好きなやつなんだが
そいつがある夜怪談本を読んでいた
半分ほど読み終わった頃、気づけば夜中の二時を過ぎる頃だった
まあでもその時は連休中で、早起きする用事も無いし、
続きも読んじゃおうと本に目を落としかけた時にふと気がついた

そいつの部屋の窓には障子が付いてるんだが、それが半分ほど開いている
それが妙に気になって仕方ない
今にもその隙間から何かが覗きそうな、そんな予感めいた気持ちになってくる
閉めに行くのもなんだか怖いがこのまま本を読み進めるのはもっと怖い…
しばし逡巡の末、意を決して障子の取っ手に手をかけた

その瞬間、窓枠の下からにゅっと青い顔がせり出してきて
(スコシオソカッタナ…)と呟いた



236:本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 23:20:13 ID:etEOT3ME0
床のベタベタ
さっきトイレに行ったんだ。

トイレから出たあとフローリングのリビングを歩いてると足の裏がペタペタと
ひっつく感じがあって、こりゃあ床の拭き掃除をしないと相当汚れてるなあと
思いながら、べとついた足の裏を台所マットで拭いてテレビを見てた。

そうこうする内にのどが渇いたんでコーヒーでも入れようかと台所に行くと、
マットに葉っぱみたいなものが落ちてた。(ちなみに俺は目が悪い)
何だこりゃと思ってティッシュで葉っぱを拾おうと近づいてみるとなんだか
立体的なものが。
よく見るとそこにはお亡くなりになったゴキブリとばらばらに散らばった足の
破片が・・・

全身トリハダがたった俺の恐怖の経験でした。



243:本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 04:47:09 ID:0Fq1mluNO
すみません、
連投します;

「白い顔」

これは1Kのアパートに一人暮らしをしている
ごく普通の女子大生の話。


私は部屋の隙間という隙間が嫌いだ。
ドアやふすま、カーテンも隙間が開いてると
すぐ閉めるようにしている。
何故ならば、私の目に映る隙間という空間には

白い顔が存在するからだ。
白い顔はいつも私を見ているような気がする。
もし白い顔を見てしまった時は、すぐ目を逸らすようにしている。

隙間をみるといつも
何かが見えるような気がしてならないのだ。

そんな暗示にかかりやすい私は、何度も嫌というほど
部屋で白い顔を見てきた。


ある夜のこと

突然ブレーカーが落ち、停電にあった。



244:本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 04:51:18 ID:0Fq1mluNO
>>243の続き

暗くて何も見えない。
「パソコンと炊飯器しかつけてないのに?」と
一瞬パニックになりかけた私だったが
すぐに冷静になり、携帯のライトをつけようと携帯を探した。
しかし携帯が見つからない。
仕方ないので手探りで懐中電灯を探す・・

暗闇に目が少し慣れ始めた頃

ようやく普段滅多に使わない懐中電灯を見つけ
鏡の下に置いてある懐中電灯を手に取った。

そして私は何気なしに鏡を見つめた。

鏡は灯りの消えた、いつもの私の部屋を映しだしていた。

しかし私は気づいた。

台所に違和感があるのだ。

そこには

隙間にしか現れなかったはずの

白い顔がいた。



343:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:20:40 ID:9Hy5Stpm0
着信履歴
今ここで昔のことを懺悔します。
明日にでも死ぬのではないかと思うと毎日が嫌になります


ここに書こうと思った発端は一昨日のことでした。
「本当にあった怖い話」がやってましたよね。スザンヌとかがゲストで。
その時に「着信履歴」という話がありました。
友達を置いていったら入らないはずのその友達の着信が…

というやつです。私は以前、それと全く同じことをしてしまいました。

いや、それ以上に危ないことを。

ここに書けば「パクリ乙」だとか煽られるのでしょうが、私はそれを望んでいます。
私はあれを幻だとか気のせいだと思いたいのです。
不可思議で、どう考えてもおかしいことが

立て続けに起こったのですから。私はそれを信じたくないのです。
前置きが長くなりましたが、今から懺悔したいと思います。



345:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:31:49 ID:9Hy5Stpm0
そうですね、あれは5年ほど前のことでしょうか。
私は「着信履歴」と同じことを、同じ場所でしたのです。
私と友人A,B,友人Aの友人であるC(ほぼ赤の他人です)がAの車であるセレナに乗って
地元の山の方へ行っていた時のことです。
山の方、と言っても歩けば30分程度で麓の自宅に帰れるほどの距離で、
そこには心霊スポットがありました。

あんまり大きく噂は流れていないのですが、知人達の間では結構流れているのです。
 

そのトンネルの中に入ると女が追いかけてくる、だとかありきたりな話でしたが
そこの近くの林では地元の自殺数の90%を占める自殺者が首を吊って死んでいる、
というのは知っていました

私たちはそこへ行き、「着信履歴」と同じことをBにしました。
そのトンネルの入り口にそこそこ大きな石があり、
それに触れると祟られる、という噂があったので

私たちはそこへ行くようBをけしかけ、置いてけぼりにしたのです。

今思い出すととてもひどいことをしました。
私たちは麓へ徒歩でも歩いていけることに安心したのか

Bを車の中へ入れず、そのまま家に帰ってしまったのです。
「今度会ったら謝ろう」と言って、私たちはその日解散しました。

次の日、Bの家に近かったAから電話があり、「Bが帰ってきていない」みたいでした。
家には鍵がかかっており、Bは家にいるときは絶対に鍵をかけない人間だったので、
まだ帰ってないと判断したみたいです。

私はCに連絡し(電話番号は聞いていました)、
Bの件を話して、あそこへ行こう、と言いました。

Cは罪悪感もあったのか、すぐにokの返事をし、
Aの家まで行くことになりました(Cと私は家が近所でした)




346:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:43:32 ID:9Hy5Stpm0
自転車でAの家に向かい、車であの場所へ。
ついた時、異変を感じました。あの石が無くなっていたのです。
私たちは首をかしげ、周りを見渡してみると、林へ続く獣道に石が転がっていました。
まるで誰かに投げられたかのように。
林の奥の方へ行くと、微かに腐臭がしました。

その林は結構入り組んでいて

見つからない死体もあるそうです。
私たちはあまり木を見ないように(林だから無理なのですが)進んでいきました。
もしかしたら、と私は木を見て歩きました。Bが自殺しているかも、という万が一を考えたのです。

ですが私の目には薄暗い林の木しか見えなく、私たちは戻ることにしました。
とりあえず、Bの部屋に行くことになりました。
大家さんに事情を話して鍵を貸してもらい、大家さんと一緒に部屋へ。

鍵をあけて入ったとき、微かに、ほんの微かにですが、あの林の臭いがした気がします。
玄関を抜け、リビングに入ったとき、私は腰を抜かしそうになりました。

Bが首を吊って死んでいました。
さらに、顔はとても笑顔で、しかし目だけは笑っていませんでした。

ニヤニヤ、という表現が合うのか合わないか、
という顔で私たちを見下げていたBは、今でも目に焼きついています。

大家さんはわれ先にと家から出ていきました。

私たちは「通報しないと!」と思い、電話を探しました。

玄関の近くにあり、Aが受話器をとって電話をしました。
その時、ふとAを見ると、そのAの背後に、
リビングに居たはずの首吊りをしたBが、その状態で立っているのです。

立っている、という表現はおかしいですね。吊るされていたのです。
私とCは声を上げられませんでした。

あの目だけが笑っていない笑顔がとても怖かった。

Aの首にロープがかかるのを見た瞬間、私とCは脱兎のごとくかけだしました。
その間Aの「どこに行くんだよ!待てよ!」という叫びを背にしながら。

その後2時間ぐらいしました。私とCはBの家に行くことにしました。
Aの安否を確かめなければ、と思ったのです。



347:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:55:05 ID:9Hy5Stpm0
Bの家の鍵は開いたままで、私たちはおそるおそる入り、電気をつけ、後悔しました。
Aが首を吊っていたのです。Bの、あの笑顔と一緒の顔で。
私たちは家を飛び出しました。翌日Bの部屋の前をとおりかかると、警察がきていました。

警察に「何かあったんですか」とシラを切って聞くと、
「通報があってきたら、通報したと思わしき人物が死んでいた」

と言いました。Aのことだと思い、「その人だけだったんですか、死んでいたのは」と聞くと
「そうだよ。その人だけだった。君、何か知っているかい」と警察が私を好奇の目で見るので
私は何でもありません、と言って、私は家に飛び込みました。
 

Bは、一体どこに行ったのでしょう。そう考えると、私は鬱になりました。
もしかすると今も首にロープがかかっているのかもしれない、と、私はどんどん神経質になります。
首ばかりを気にして、首に何かが当たると、
私はBが来たと思い、それが杞憂だと知ると、安心するのです。


それを繰り返していまして、それから3年、今から2年前ですね。
Cが死んだ、ということでした。あの林で。
私はBのプレッシャーで自殺したのかとも考えましたが、なんだか違う気がします。
最悪のことを思いました。CはBに殺されたのだと。
次は私の番だと思うと、いてもたっても居られなくなり、地元を離れ、今の家に住んでいます。

それから1年私は家から出られませんでしたが、今はなんとかアルバイトをしています。
ついこの間、あの警察官が亡くなったことを知りました。見た感じ結構お歳だったので
多分病気か何かだろう、と思っていましたが、その人、首を吊って死んだみたいです。
あれから5年。私の身のまわりで首吊り自殺者は10人を超えました。
事件の関係者や、A,B,C,私の身近な人。


あの時の大家はまだ生きているみたいですが、次は私かその人のような気がします。
最近呼吸がちょっとし辛くなりました。何かが巻きついている感じです。
鏡を見ても何もありません。

病気かな、と思いながらも、来た、と思うと、私は夜も眠れません。
私は、罪を償いたい。でも、どうやらそれは殺されるしかないようです。



351:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 13:26:49 ID:P5M5Ez0v0
でもそれだけ関係者が死んだのならもっと大騒ぎになりそうな気も・・・
それと警察官が死んだのを知ったのはどーいう経緯でしったんだ?



352:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 13:36:19 ID:9Hy5Stpm0
>>351
私たち4人の親類の死因が全員自殺ではありませんでしたし
私が母子家庭でしたが、母は体が少し弱かったので病気で逝きました。
それに、前にも書きましたが、自殺者が多いのでよくある話、ということになります

その警察官は、事件から1年ほど経った後知ったのですが、私の母の友人の夫さんだったようで
あの後一部始終を話し、(勿論信じて貰えませんでしたが)少し連絡をとっていたのですが
疎遠になってしまい、この間母の友人から警察官が死んだということを知りました。
死んだ人の親族に死に方を聞くのは失礼だと思い、自分で解釈するにいたりましたが…


私の少なからず縁を持ったこのスレを見ている人達に被害がいかないことを祈りながら
私の最後のレスとさせて頂きます。



361:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 16:05:49 ID:dJS+ou3I0
返事
去年の冬に体験した話です。


私は一緒住んでいる彼氏とドライブするのが趣味みたいなもので、
「何か見るかな~」程度の軽い気持ちで、心霊スポット巡りというか、
山や田舎などへドライブに行く。

その日も山などをドライブして帰宅して、
さぁ寝ようと先に二階の部屋で一人布団に入っていた。

寝転がりながらDSをしていると、
一階から彼氏の声で「○○○ー!」と私の名前を呼ぶのが聞こえた。


結構大きな声で、その声がした瞬間に心臓が潰れそうなほどドキッ!として、
言いようのない恐怖が襲ってきた。

確かに彼氏の声と似ていたけど、何かが違う感じがした。
何かがおかしいその声に「返事をしてはいけない」
そんな気がして、ドキドキしたまま黙っていた。

その声は、私の名前を二度ほど読んだ後、
何かブツブツ言いながら玄関の方へ移動していた。


次の日、昨日帰ってからのことを聞いてみた。
「昨日の夜さ、帰ってから私のこと呼んだ?」返事は当然「呼んでない。」
彼氏は寝る前にトイレに行くのが癖で、
昨日の晩も私が二階に上がってからトイレに入っていたらしい。

「結構大きな声で名前呼ばれたんだけど、聞こえてない?」とも聞いてみたけど、
やっぱり返事は「聞こえてない。」本当にゾッとした。

もし、あの声に返事をしていたら・・・・・どうなっていたんだろうか・・・・



362:1/3:2008/08/28(木) 16:14:50 ID:LxxMb4Y+0
赤いヒト
小学生時代の話。


「体育館の地下に殺人鬼が棲んでる」て噂が流行った。
そういう話に熱中していた俺、T、Sの3人組は、
さっそく放課後の体育館に忍び込んだ。
(当時体育館は空手などの習い事に夜間開放されていて、
 クラブ活動が終わる夕方からしばらくの間、施錠されてない時間があった)

舞台袖から階段を下りると、古ぼけた椅子が山と積まれた地下がある。
こんな場所を懐中電灯の光だけで歩く時点で、小学生には十分な肝試しだ。
とはいえここは学芸会などでも使用してる場所で、
噂では、「この場所に隠し通路が存在し、先に地下2階がある」と続いている。

俺たちは隠し扉を発見すべく、協力して椅子の山を崩す作業に取り掛かった。
買い込んできた駄菓子なんかを食べて休憩しつつ、まあ秘密基地ごっこみたいな気分で。

二時間くらいやってただろうか。
もちろん扉なんてある筈もなく、習い事の連中がくるタイムリミットも近い。
無駄骨に終わりそうな気配が見え始めたころ、S君が声をあげた。
「こっち来て。この向こうの壁、なんか書いてある」
見ると、確かに椅子の隙間から見える向こうの壁に、赤い線が見える。
興奮した俺たちは、ほとんど投げるように椅子をどかしていった。

果たして現れたものは、なんてことのないただの落書きだった。
星型を逆さにして歪ませたような訳のわからない図形が、ペンキのようなもので書いてある。
しかしこの発見に舞い上がった俺たちは、
「アレは殺人鬼が書いたんだ」「殺した人の血だ」
なんて話をしながら、この探検で味わったスリルと、
一応の成果が出たことに満足して、帰路についた。

その夜。



363:2/3:2008/08/28(木) 16:16:05 ID:LxxMb4Y+0
夕食後、だらだらしているとS君から電話があった。
「ヤバイよ!俺、もう死ぬかもしれない!」
錯乱した口調でわめき散らしている。
携帯なんかない時代だ。夜、子どもが家に電話してくるだけで深刻な事態だった。

「家の前に赤いヒトがいる!周りをうろうろして、入ってこようとしてる!」
「親に言っても相手にしてもらえない。というか、視えてないみたいだ」
「赤いヒトは2mくらいあって、目鼻口がないのっぺらぼう。動きは緩慢だけど、
 なんかおいでおいでをしてるような動作をしてる」

S君の話をまとめると、おおむねそんな内容だった。
急に怖くなった俺はトイレの窓から階下を眺めたが、そこには何もいない。
どこまで信じたものか図りかねるまま、俺はS君をなだめて電話を切った。

翌日から、S君の様子が変わった。
神経質にびくびくしながら、常に周囲を警戒している。
俺と、昨夜同様に電話を受けていたT君はより詳しく話を聞こうとしたが、
「赤いヒトがいる。今もどこかにいる」
そう繰り返すだけで、イマイチよく解からなかった。
俺たちはS君を気遣いながらも、出来ることなんてひとつもなかった。

日に日に彼の状態は酷くなっていった。
授業中や休み時間、ハッとあたりを見回したり、小さく悲鳴をあげることが多くなった。
「いま、赤いヒトが校庭にいた」「赤いヒトが隙間から覗いている」
後で話を聞くと、必ずそんな答えが返ってきた。
見えないものは信じにくい。あるいは子どもの飽きやすさか。
こんなS君を最初は心配していた俺らも、何日か続くうち、彼の言動にうんざりしてきた。
そうして少しずつ周囲と距離が出来始めたある日、S君がまた悲鳴をあげた。
「おまえ、赤いヒトと重なってる!」クラスの女子のひとりを指差し、そう叫んだのだ。
授業中に暴れて逃げ出すS君。先生は怒り出し、女子は泣き出し、阿鼻叫喚だった。
…俺とT君は、この日を境に彼から距離を置こうと決めた。



364:3/3:2008/08/28(木) 16:17:14 ID:LxxMb4Y+0
その数日後、指差された女子が交通事故に逢った。全治一ヶ月。
S君はその報を聞くと貧血を起こし、学校を早退した。
そして一週間、学校に来なかった。
(親同士の噂で後から聞いた話、神経衰弱で入院していたらしい)

オチが尻切れトンボみたいで申し訳ないが、
その後戻ってきたS君と俺たちはほとんど話をしなかった。
彼は元の明るさを取り戻しており、「赤いヒト」の話はタブーに思えたから。
後に先生に聞いた話で「学校が元は火葬場だった」といった話もあるが、
直接の関係はわからない。

ただ、T君から一度だけ、その話をS君に振ったと聞いた。
「赤いヒトって、まだ視えるの?」
S君は曖昧に笑って、答えたと言う。

「うん、いる。でもアレはもう招かないし、飲み込んだから」

最後まで、訳の解からないことだらけだった。

なんか長くなったな、ごめんなさい。



365:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 16:34:02 ID:7c32Su4IO
鬼の子
人伝えに聞いた話。

まだ携帯があまり普及していない位前の事。
友達と夜遅くまで遊んでいたA君は、そろそろ帰らないとマズイなと思い帰ることにた。
友達の家からA君の家は、そこまで遠くなく歩いて10分位だったらしい。

この時の時間が2時位だったそうで、
霊感の強いA君は嫌な予感がして急ぎ足で自宅を目指しはじめた。

ところが途中までは確実に家の方まで帰ってきていたのに、
いつの間にか全然知らない道に来ていた。

地元な訳だし、ほとんど毎日通る道な訳だから道に迷う事なんて、ありえなかった。



366:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 16:45:11 ID:7c32Su4IO
続き


が、一生懸命知っている道を探しても、全然でてこずむしろどんどん迷って行く感じだった。

すると、暗闇の中から誰かがこっちに向かって歩いてくる。
A君は助かったと思いその人に近づいた‥。
するとそれはお坊さんだった。
こんな真夜中にお坊さん?っと思ったけど、とりあえず道を尋ねようと声をかけようとしたら
指を指され、『お前は‥鬼のコ』と何回も繰り返し言ってきたのだ。
気味が悪くなり、お坊さんを後にし逃げていた。
すると今度は、5歳位の園服をきたコがまたA君を指指し、『お前は鬼のコ』と言い出したのだ。
真夜中の2時、A君は確信した。これはヤバイと。



368:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 16:57:49 ID:7c32Su4IO
続き


走って走って、もうどこまで走ったかわからなくなり途方に暮れていると、電話ボックスがある。
これで誰かに連絡をとれば何とかなるかもしれないと思ったみたいで、
とりあえず電話ボックスに入る。

が、小銭がなく仕方なくテレカを買う機械にお札を入れる。
すると出てきたのは、真っ白の紙。何回か入れてようやく出てきたテレカ。
当時付き合っていた彼女に電話をかける‥。
プルル…

呼び出し音がなり少しホッとしたA君が外を見ると、
電話ボックスの周りが真っ白の手形でいっぱいになっていた。
A君はパニックに陥ってしまい、電話に出た彼女もA君の
異常な雰囲気に何がなんやらわからなくなったそう。

どうにか状況を話、電話ボックスの外に出た時には
いつもの知っている道に戻ってたそうです。



397:本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 02:46:06 ID:ecnl6CHA0
押入れのシミ
洒落にならんと言うか、なんか生々しい話。


10年ほど前、引っ越す時に荷物を運び出してから最終チェックしたんだが
その時押入れの壁に何か染みができてるのを見つけた。
なにぶん男の一人暮らしだったもんで、
押入れの中にもゴミを放り込んでたこともあったから

それの汁かなってことで、とりあえず雑巾で拭き取っておいた。

ところで、そこを引っ越すことになった理由と言うのはまあ色々あるんだけど
隣人のやかましさに辟易したってのもあったんだ。
いかにもDQNぽい母親と男の子だったんだが、とにかくその母親がヒス起こすわけ。
引越し前の1週間ぐらいは静かだったんだけどね。



399:本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 03:03:20 ID:ecnl6CHA0
そんでまあ新しい部屋への引越しも済んで1ヶ月ぐらい経った頃
何気なくTVを見てたら、なんとあのDQN母が逮捕されたってニュースが流れてる。
えーっと思って聞いてると、どうやらあの男の子をはずみで殺してしまい
そしてその死体を自宅の押入れの中に放り込んでおいたそうだ。

男の子は昨日発見され、その時点で死後約2ヶ月。
で、捕まった母親の方はと言うと、先月中旬頃(俺が引っ越す1週間ほど前)から
実家に帰っていて、そこで逮捕されたらしい。

それを聞いてまあ大体のことは納得が行ったんだけど、少し腑に落ちないことがある。
俺がDQN母の怒鳴り声を聞いていたのは引越しの1週間前まで。
一方、男の子は死後2ヶ月。
その間に半月以上のラグがあるわけだけど、
その間は間違いなく俺はDQN母のヒスを確認している。

精神に異常をきたしてたと考えれば不思議ではないんだけども。

あと、あの押入れの染み。
あまり考えたくはないんだけど、もしかしたらあのアパートは
押入れ同士が背中合わせになるような作りだったんじゃないだろうか。
確認する気にはなれなかったが…

幽霊だとか心霊じみたことが起こったわけではないけど
今でもあの時の隣室の様子を想像すると、なんだか怖気が上ってくる。
そんな体験ですた。



518:1/5:2008/08/31(日) 15:37:20 ID:Byw8M9Hs0
市松人形
俺が小学生の頃の話。

5年生だったから、もう想像と現実の区別はできているのに、
絶対に現実とは思えないのに、
どうにも頭から離れないある映像が気がかりでならなかった。

どうも、自分は小さい頃に人を殺したことがあるらしい。
幼稚園にも入る前で、相手は同じ年頃の小さな女の子であるらしい。
近所にそんな小さなうちに死んだ子はいないのだが、
なぜかそんな気がしていた。
その子の骨が埋まっている場所の映像の記憶。
それが頭から離れない。

田舎なもんで、林を切り開いて建てられた俺の家は庭が結構広かった。
当時は回りの家もみなそうで、林と畑の間にぽつぽつと家が点在している集落。
所々に点在する古井戸や廃屋などが、
子供たちの格好の肝試しスポットになっていた。
そんな土地だ。



519:2/5:2008/08/31(日) 15:40:39 ID:Byw8M9Hs0
俺の家の庭の隅の方にある、
使っていない古い物置小屋の裏側の陽が当たらない場所、
その向こうは深い森になっている、じめじめとした薄暗い狭い空地。
そこの落ち葉に覆われた柔らかい土の下に、
その女の子の骨が埋まっている。

その場所が恐ろしい。
...そういう夢を何度も何度も見た。
それが、小学5年生だった俺の頭に刷り込まれていた映像だ。
その狭い空地は子供には薄気味悪い場所なので、
そんなところで遊んだことなどほとんどなかったのだが。

想像と現実の境目ははっきりしているから、
俺はその映像がただの夢であることを確かめようと思った。
そして俺はひとりで、その薄暗い狭い空き地に立った。
誰もおらず、昼間ながら周囲はしんと静まりかえっている。



520:3/5:2008/08/31(日) 15:43:17 ID:Byw8M9Hs0
樹木の並び方、しょぼしょぼと力無く生えている日陰の雑草、
俺の記憶と違いはない。秋でまだ寒くはなかったが、俺は鳥肌が立った。
記憶の目印である小さな常緑樹(榊の木だった)はすぐに見つかった。

夢の記憶の通りに、そこにはかすかに陽が当たり、
湿った枯れ葉が積もっていて、踏んだら柔らかくて足が沈み込んで、ぎくりとした。
もともとくぼんでいたところに、落ち葉や枯れ草が積もったらしい。
そこにはほとんど草も生えていなかった。
俺は、用意していたスコップでそこを慎重に掘り始めた。

するとまもなく、スコップはかちりと何か硬いものに当たった。
枯れ葉と湿った土の隙間から、白いものと布と、
髪の毛の束ようなものが覗いていた。
俺は全身から血の気が引き、気が遠くなるのを感じたが、、
やはり、という妙に透き通った夢の中のような感覚も同時にあった。
恐怖が麻痺したような夢見心地の中で、俺は淡々と土や枯れ葉を除け、
そのものを掘り出した。
半ば腐り崩れかかった着物を着た、市松人形だった。



521:4/5:2008/08/31(日) 15:45:46 ID:Byw8M9Hs0
俺は掘り出したそれを母に見せた。母は、
「けっこう立派な作りだし、人の形をしたものだから、
これはちゃんと供養しないといけないね」と言い、
すぐ近くのお寺に持って行ってくれた。
ここから後は、母がお寺の老住職さんから聞いてきた話になる。

この市松さんは40年以上前に亡くなった、
以前近所に住んでいた一家の女の子のものに間違いなかろう。
その子がとても気に入っていたものだったから、
あのときお棺に一緒に入れて送ってあげようとしたのに
見つからなかったものだよ。

その女の子が亡くなったのは事故でね、
小さな子供たちだけであのあたりで遊んでいたとき、
ある男の子が振り回していた火箸かなにかがすっぽ抜けて、
その女の子の頭に刺さってしまったらしい。
(目に刺さったんじゃないかしらね:母)
子供たちが「大変だ」とぐったりした女の子をお寺に連れてきたものだから、
大騒ぎになったよ。

結局その子はその傷が元で亡くなり、
男の子の方は少し後で風邪をこじらせた肺炎で亡くなった。
あのころはこのあたりに医者がいなくて、
当時は贅沢品だった自動車なんぞ持っている家があるはずもなく、
手当がどうしても遅れがちだったんで二人とも可哀想だったな。
女の子の家も怪我をさせてしまった男の子の家も居づらくなって
遠くへ引っ越してしまたので、
今ではここらで憶えている人も少なかろう。



522:5/5:2008/08/31(日) 15:48:35 ID:Byw8M9Hs0
そのとき俺の祖父母が生きていれば、
人形を見た瞬間にはっと気づいたかもしれない。
その女の子は、たまたま市松人形を持って遊びに出て事故にあい、
人形を落としたのがあまり人が近寄らない場所だったのと
子供たちがその子をあの場所からお寺に連れて行ってしまったのとで、
そのままになってしまったのに違いない。

それから俺は、あの場所に骨が埋まっている夢を見ることがなくなった。
俺はオカルトは信じない方だが、
女の子に人形を返してあげることができたという安堵の気持ちを
打ち消すつもりはない。
もともと仲良しだった二人の子供たちが
大好きだった市松さんを俺に託して取り戻したかったのだろうと思うことにした。

おわり。



523:本当にあった怖い名無し:2008/08/31(日) 15:58:14 ID:YaF8J6x30
>>522
自分を差し置いて言うのもなんですが、
怖いというよりは不思議な話ですね。



525:本当にあった怖い名無し:2008/08/31(日) 16:05:29 ID:Byw8M9Hs0
マジで白いものを掘り当ててしまったときは、死ぬ程洒落にならなかったけどね。
子供だったし。



625:猫の親子 1/5:2008/09/01(月) 16:38:55 ID:ErGPIwA40
猫の親子
友人に教えられて覗いて見たら、動物の話があったので書きこんでみます。

俺が生涯体験した最も怖い出来事は、猫たちの話。

本年21歳になる俺は元々田舎の生まれで、少し足を伸ばせば海が見える、
山と川に挟まれた愛知県の某町で両親と3匹のシャム猫と暮らしてた。
母猫のジジと、ザザとゾゾの姉弟。ゾゾは体格がよくて、近所のボス猫だったらしい。
生まれたときから一緒だったので、ザザとゾゾは俺をよく構ってくれた。
加減もしらない馬鹿ガキだったけど、猫の機嫌の伺い方は本能で覚えたんだと思う。


ところでその頃、俺が住んでいた一軒家の近所に、父方の実家があった。
祖父祖母叔父夫婦、従兄弟の三兄妹が住んでいたが、俺はその親戚一家に懐かずにいた。
酪農農家を営んでいるからか、家の中はうっすら獣のような臭いがしていたし、
向こうの一家も俺のことを特に歓迎していない雰囲気があったからだ。

とりわけ祖父の理不尽な頑固は子供心にも異様に思えたし、
父親の兄にあたる叔父は得体の知れないところがあって、どうしても好きになれなかった。
そして普段礼節に厳しい母親も、俺のそんな態度については何も言わなかった。



626:猫の親子 2/5:2008/09/01(月) 16:40:26 ID:ErGPIwA40
そんなある日、多分小学1、2年のころ、早い時間に目を覚ました事がある。
万年朝寝坊だった俺は、ものすごく冷え込んだ日だったこともあって、
そのまままたすぐ
布団に潜り込んだ。
一階あたりで何だか声が聞こえたような気がするが、気にしなかった。

ただいきなりザザが飛び込んできて、布団の中に入ってきてくれたのは覚えている。
その後目覚まし時計に起こされたが、ザザはランドセルを背負うまでずっと部屋にいてくれた。


そしてそんなことが日を置いて3,4回続いた。
朝だか夜だか、とりあえず決まって俺は寝ていて、どこか遠くから声が聞こえて起きる。
すると猫が傍に来てくれたり、又は布団の上で寝ていたりして、また眠る。
特に不思議なこととは思わなかった。ただ、繰り返し遭遇していくうちに、
遠くの声は何だか、理不尽に怒鳴るような、一方的な罵声のように思えた。

両親や友達に相談する気も起きなかった。学校は遊ぶ処だったし、家には猫がいるから、
話は猫に聞いてもらって、猫から返事を聞いたような気をしていれば十分だったからだ。
今思えば俺も十分へんな子だったかもしれないが、猫たちは殆ど姉兄のような間柄だった。


しかし小学3年の夏、母猫のジジが入院することになる。



627:猫の親子 3/5:2008/09/01(月) 16:41:26 ID:ErGPIwA40
ジジは老衰のため消化器官を悪くし、排泄にすら痛みを伴うようになっていたらしい。
小学生の俺はジジの身体が悪くなったことしか判らず、ただ不安になった。
その日は手術のため、母はジジを伴って遠くの家畜病院まで行き、
俺は父と親戚の家に泊まった。


従兄弟たちの住む離れは心細く、実家の父の部屋にも泊まれなかった俺は、
平屋建て似合わない、ちぐはぐな洋間で寝ることにした。
心細さとジジに対する不安でなかなか寝つけなかったが、ようやくうとうととし始めた頃。


みしぃ、と板敷きが軋む音が聞こえた。眠っている俺を気遣うような、慎重な足取りだった。
トイレは逆方向だし、父親が様子見に来たのだろうかと思い、毛布から少し顔を上げると、
そこにはぼうっとした様子の、叔父がいた。

話しかけるでもなく、明かりも付けず、ただ黒ずんだ顔でこちらをじっと見ている。
少し猫背にして、怒っても笑ってもいない、魂の抜けたような顔で俺のことを見ていた。
その只ならぬ様子に声も上げられず縮こまった俺はすぐさま布団を被り目をつむった。
意味が分からなかったし凄く怖かった。

どれくらい経ったか分からないが、叔父は一時間以上は

そうしていたと思う。やがて気配が去って行っても、俺は布団から出られないまま朝を待った。

叔母が起き出して俺を起こしに来てくれたが、
父親が来るまでは絶対に起きない!と言い張り、

呼ばれてやってきた父親から家の鍵をその場で貰うと、先に家に帰ると言って飛び出した。
玄関向かって廊下を走っていく途中、食堂の中で叔父が食事をしているのが目に入った。
なんだか細長いパンを食べていたが、真ん中に入った切れ目からは蛆のような白いモノが
一杯詰まり、うごめいているように見えて、俺は一目散に家へ帰った。



628:猫の親子 4/5:2008/09/01(月) 16:44:13 ID:ErGPIwA40
ジジは無事手術を終えたが、それでも長くは生きられない、ということが分かっていた。
急激にみすぼらしくなってしまったジジだったが、頭と声だけはしっかりしているらしく、
ことさら丁寧に接するよう厳しく言われた俺にも愛想だけは返してくれた。
あの夜の出来事は迷った後、両親に話した。ふたりとも嫌な夢を見たね、と言ってくれたが、
母のほうは胸を撃たれたような顔をしているのを覚えている。

そしてその年の秋、ジジが亡くなった。遺体は庭に植えた南天の傍に埋めた。
俺は落ち込んだが、大往生だと教えられ、悲しまないようにした。ザザとゾゾも居てくれた。
だがそれから2週間も経たずに、ゾゾが死んだ。
車に撥ねられたようで、畑の中で死んでいた。

親戚の家が持つ畑で、傍の車道は交通量も少ない。

発見したのは農作業に来ていた祖母だった。
わざわざ新しい毛布に包んで持ってきてくれた。

俺は相当ショックだったらしく、聞かされたときは涙も出なかった。
急激に心細くなった俺はザザを呼んだが、その晩は姿を見せてくれなかった。


その次の日の早朝、また例の声が聞こえた。遠くで誰かが怒鳴っている。
しかし、その日はいつもと違い、声が近づいてくるようだった。
俺は驚いた。声は、1階の玄関から聞こえる。どすん、と三和木から廊下に上がる音がした。
かなり乱暴な足音はそのまま2階に繋がる階段まで移動し、
罵声は吹き抜けから大きく響いた。



上がってくる。



629:猫の親子 5/5:2008/09/01(月) 16:46:35 ID:ErGPIwA40
どすん、どすん、一歩一歩踏み鳴らして近づいてくる恐怖に混乱し、俺は布団の上で固まった。
階段を登りきってすぐ左手のドアを開ければ、俺がいるこの部屋だからだ。
逃げ場もない。完全にパニックを起こした俺は声も上げることができずにいた。
もう足音はすぐそこまできている。
怒鳴り声がまた響く。低い男の声だった。

「なんで***を*さんのだや」

その瞬間ガタンッ!とドアが暴れ、ドアが殴られたのだと分かった。
俺は何が起こっているのか分からず、しかしドアの前に「それ」が居るために外にも出られない。

「なんで***を*さんのだや!なんで***を*さんのだや!」

扉の向こうで興奮した罵声が何度も上がり、その度にドアが割れんばかりに殴られる。
もの凄い音でドアが殴りつけられているのに、両親のどちらも起きてこないことが恐ろしかった。
音はやがてドスン!ドスン!と身体ごとぶつけるような音に変わり、そしていきなりそれは止んだ。
ピタッと、冗談のように。

しばらくすると来た時と同じようにどしんどしんと足音を立てて階段を降りて行くのが分かった。
そうしてようやく、俺はわんわん泣いた。その後熱を出して寝込むくらい泣いた。
朝っぱらからどうしたのかと、ノックの後に母が扉を開けて部屋の中を窺ってきた。
するとその間を縫ってザザが部屋に入り込み、身を摺り寄せてきた。
それに酷く安堵したことを、今でも強く覚えている。



630:猫の親子:2008/09/01(月) 16:47:30 ID:ErGPIwA40
その月の終わりを待たずに、俺と母は婆ちゃんの住む母方の実家へ引っ越した。

婆ちゃんは健在で、俺の両親が離婚することに対しては言葉を濁しながらも賛成だったようだ。
「やっと別れた」とすら言っていた。
これはその婆ちゃんからの口から聞いた話だが、
当時、俺の父親は叔父に変わり家業を継ぐ筈だった。

叔父は関東の大学を出た秀才で、向こうで会社勤めの経験があるらしかった。

それに対し、父は名古屋の某三流大学でキャンパスライフを楽しみ、その先で母と出会い結婚、
突如就職すると言い出し家族中で揉め、結局独り身の叔父が呼び戻され家督を継いだらしい。
母は農家の嫁になるつもりはなかったが、そんな騒動になっていたとは知らずに田舎に越した。

俺を産んだ際、命名を祖父にしてもらう予定だったが
頑なに突っぱねられ、父に理由を問いただして
知ったらしい。
婆ちゃんもその時電話でこの話を聞かされ、以来母と俺を案じていたそうだ。


そしてあの恐怖の朝のことを話した時、婆ちゃんは神妙な顔で教えてくれた。
「ジジはうちの家から連れて行った子でね、あんたが赤ん坊の時から引っ付いて離れなかった。
 母親だろうが近づくと威嚇してね。きっとザザとゾゾにもよく言い聞かせてたんだね。
 あんたは小さいから、良くないモノに恨まれ易いんだよ。」
 


今にして思えば、我が家で怒鳴り散らしていたのは叔父の生霊のようなものだったのでしょうか。
声がよく似ていたし、父の実家で体験した異様な様子を鑑みればそう思えてなりません。
ただ、猫が3匹とも居た時はひどく遠いもののように感じていたし、
俺が最後に出くわした出来事も、ザザが追い払ってくれたと思えました。
そしてそのザザも、越してすぐに姿を消し、戻ってきませんでした。

今でも、キーホルダーに付いたジジの鈴は、俺の大切な御守です。長文失礼しました。



632:本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 17:14:36 ID:hYP9Okjf0
>>630
悪い事もあったみたいだし、
いい話と言って良いのか分かんないけど、
なんかいい話だな。



671:本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 07:33:21 ID:3fU0+Ms00
わら人形
2ちゃん書き込んでたらなんか安心してきちゃったんだが、
メモ打ってた時は死ぬほど落ちててヤバかった…

あー今夜もあの夢見るんだろうなと思うと鬱になる。

半年くらい前、怖い体験をした。心霊現象ではないが、かなり気持ち悪い体験だ。
長くなると思うから適当に読み流してくれても構わない。


中学生だった頃、俺のクラスに霊感少女がいた。
家が神社だか何からしいのだが、概観は普通の家だったし、
クラスのみんなは俺も含めて、彼女のことをうそつきだと言って苛めていた。


だが、からかい半分で俺の守護霊見て、とか俺の悩み事あてて、と言うと必ず信憑性があることを言われたり、悩み事を言い当てられたりして、
皆には言ってなかったけど俺は彼女のことが少し怖かった。

卒業してからは高校も違った(というか、彼女は高校に行かなかったらしい)のもあり
全然付き合いがなくなっていたし、今の生活が楽しくてすっかり忘れていた。


今では反省しているが、高校行き始めてからの
俺は結構女の子を傷つけるような生活をしてた。

二股かけたり酷いふり方したり、相当恨みを買ってたんだが、
ある日俺宛に小さな荷物が届いた。

中身は手編みの真っ赤なマフラーで、俺はてっきり俺のことを好いてる
女の子からのものだろうと思ってニヤニヤしながら部屋に持ち帰った。


部屋の戸をしめた時に、何か変な、なまあったかいような
空気が頬にかかったが、気にせずにマフラーを広げてみた。

くるくる巻かれてたマフラーが伸びると同時に、床にごそりと何か変な固まりが落ちた。
よく見ると、胴回りが腕の太さほどもある、でかいわら人形だった。
よく見ないと解らなかったのは、錆びた釘がダンゴになるくらい打ち込まれていたからだ。

俺はゾッとして、思わずわら人形を足で蹴って机の下に追いやってしまった。
オカ版はよく見るけど臆病だし、自分にこんなことが起きたのは初めてで、
心臓がバクバクいってどうしたらいいかわからなかった。

とりあえず友達に電話したんだが、みんなウソつけwwwとか言って笑って相手にしてくれない。
長いので一旦切る。



673:671:2008/09/02(火) 07:36:36 ID:3fU0+Ms00
 続き
家に着くとSさんが厚いコートを脱いだ。コートの中には思った通り着物を着てたんだが、巫女さんとかそういう感じじゃなくて、変な目玉?
というか丸とかぐるぐるした模様がある着物
(袖とかえりに{}をつないだみたいなのがあった)で、見慣れない感じの着物だった。

本格的だなぁ、この人ならなんとかしてくれるかも、と思った。

説明は歩きながらしたし、Sさんが「上ですよね、案内してください」というので、
ハラハラしながら自分の部屋に案内した。(ごんごんいってた音は止んでた)

部屋の中は生暖かくてやな感じで、机の下に相変わらず釘ダンゴになったわら人形がある。

昨日掃除したばっかだったから部屋は綺麗で、
Sさんは机の前に座って、和紙みたいなのにわら人形を乗せて机に上げた。

「あ、あとマフラーが…」と床に落としてたマフラーを指差そうとしたんだが、
マフラーが部屋に見当たらない。探してもどこにもない。

Sさんはとりあえずマフラーはいいので水を持ってきてください、と言ったので、
首を傾げながらもヤカンに水を入れ、部屋に戻るとSさんが
机の前であぐらをかきながら、わら人形を睨んでいた。


変な呪文とか祈祷とかするんじゃないかとドキドキしたが、Sさんは座ったまま動かない。
10分くらいして漸くSさんがふーっと息を吐いたので俺
「あ、みず…ここ置いといていい?」と聞くと、
Sさん「貸してください」
Sさんはヤカンを持って、もう片方の手に小さなビンを持って、
ビンを握りながらワラ人形に少し水をかけた。(Sさんが持って来た)

俺は斜め後ろに正座してそれを見てたんだが、改めて見るとワラ人形の
胴体が不自然に膨らんでいて、Sさんはそれに水をかけてるようだった。

  まだ続く



674:671:2008/09/02(火) 07:37:54 ID:3fU0+Ms00
  続き
その後、着物の中から変な、彫刻してある棒みたいなのを出して、
小さいビンの中に入ってた水みたいのを棒ではねさせてワラ人形にかけた。
それから、指で一本一本ワラ人形の釘を引き抜いていったんだが、
最後に残った一本だけがどうしても抜けないようだった。


Sさんが「抜けますか?」というので気持ち悪かったが釘を引き抜こうとしてみたけど、
ワラにしては固い何かに刺さってるみたいだった。

結局Sさんにカッターを貸して、ワラ人形の腹を開いてもらったら、
釘の刺さった、5センチ四方くらいの小さな木箱が出てきた。

異様だったのは、木箱が長い髪の毛でぐるぐる巻きにされていた事。

Sさんはそれもカッターで切って開けようとしてるので、さすがにびびって
「大丈夫なんですか?」と聞いてみたんだが、Sさんは軽く「平気平気」と言いながら
髪を切り、箱を開けた途端に、異様な匂いがしてきた。

箱の中には、何か白いティッシュのようなものが入ってた。

Sさんが持参した箸みたいなもので器用に摘み出すと、
血みたいなものがこびりついたティッシュだった。

生臭いみたいないやな匂いがする。
「非常に言いにくいんですが、…これは多分経血だと思います」
Sさんにそう言われて、俺は吐き気がした。

箱の中からは次々と、マニキュアが塗られたまま爪切りで切られたらしい爪と、
血(多分経血なんじゃないだろうか)にからまってガビガビになった髪の毛の固まりが出てきた。

吐き気のする匂いでクラクラしていると、
Sさんはそれらのものをさっきの小さいビンに入れて、箱を閉じた。

Sさん「これで多分大丈夫だと思います。
ただ、今日から一週間くらいは、なまぐさもの…お肉とか魚とか、
そういうのは食べないで、苦手でなければ日本酒を沢山飲んでください。
ちょっと一休みしたら、説明しますね」


Sさんがにこにこ笑顔を作りながら言うので、俺は安心したのと気持ち悪いのとで、
早く部屋を出たくて堪らなくなって、居間に下りた。
Sさんも切ったわら人形や釘をビニール袋にいれて、すぐに降りてきた。

  まだ続く



675:671:2008/09/02(火) 07:38:55 ID:3fU0+Ms00
  続き
水を飲んで一息ついたら、大分気分は楽になった。
Sさんが大まかな説明をしてくれるというので、
ビニール袋に入ったものはできるだけみないようにしながら聞く事にした。


開口一番、Sさんに「Y町の△って部落に住んでる方、ご存知ないですか?」と言われた。
確か二年くらい前に付き合ってた彼女が、そこの出身の子だった。
可愛いけど嫉妬や束縛が強くて、3ヶ月も付き合ったら嫌になってしまい、
別れたのだがそれからも何回も電話が来たりした。

最近は来なくなってたのだが、そのことを言うと、
この人形を送ったのはおそらくその子だろう、と言われた。

俺は腹が立って、すぐにそいつを呼び出そうかと思った。

が、Sさんは言葉を強くして、
「今後一切、その彼女さんに干渉しないでください、町で会っても電話が来ても、
絶対に声をかけたり、睨んだり意識したりしないで、とにかく無視してください。

今後、似たようなものがまた送られてくる可能性は十分あります。
彼女がこのまじないに対する知識を増やせば増やすほど、影響も強くなると思うんです。
もし送られてきたら、意識を逸らして、できるだけ彼女のことを考えないようにしてください。
そうしないと、私なんかじゃ対処できない状態になります。」
以下は、Sさんがわかりやすく説明してくれた事を書き出してみる。



676:671:2008/09/02(火) 07:39:54 ID:3fU0+Ms00
送られてきたものの、わら人形部分はほとんどカムフラージュというか、
送った本人が見た目の迫力を出すためにやった事だろう。

問題は腹に入ってた箱で、Y町の付近にはハコマワシという独特の豊作を願うおまじないがある。
小さい箱の中に豊作を願うお供物を入れて、畑や田んぼに埋めるおまじない。

簡単にいうと、願い事を象徴するもの(家を丈夫にしたいなら丈夫な木の枝、
田んぼの豊作ならお米、畑の豊作なら育てる農作物とか)を箱に入れて、
影響を及ぼしたいもの(畑や田んぼ、家の土台など)に埋める民間のまじないらしい。

今でもやってる家が多いのが△という部落。

経血や髪やお洒落した爪は性や嫉妬の象徴で、
それを影響を及ぼしたいもの、つまり俺に送ったらしい。

本当なら凄く怖いまじないというか呪いなのだが、
見聞きした形だけを真似したものらしく、おまじないの作法も
道具もめちゃくちゃなものだったらしいから「平気平気」だった。


が、送った彼女が作法や道具などの知識をもって改めてこれを送ったら、よくないことが起こる。
が、もともと家主と家、地主と畑などの関係があるから成立するおまじないで、
関係のない人が関係のない土地に埋めても効果がない、ので、
彼女のことをできるだけ考えないようにして、忘れてしまえばいい。


おおまかに言うとこういう事らしい。
もともと俺の住んでいる地域はY町含めてへんな行事やまつりが多い場所で、
Sさんいわくこの他にも今回みたいに呪いに転用できそうなまじないは沢山あるのだそうだ。

一通り説明した後、Sさんは俺に紙に包んだ塩をくれた。
夜になったら部屋に撒くように言って、そのまま原付に乗って帰っていった。
後でSさんから聞いたのだが、あのわら人形や箱とその中身はY町の
△部落の河原に埋めて返してきたそうだ。

 まだ続く



677:671:2008/09/02(火) 07:40:41 ID:3fU0+Ms00
  続き
夜になって塩を撒いたのだが、時間がたつと俺はだんだん半信半疑になってきた。
考えないようにと言われても送った彼女の事が気になるし、腹もたつ。
今となっては本当にバカとしか言いようがないのだが、
肉も魚も普通に食って、もやもやしたまま眠った。


本当に恐いのはその夜だった。
例の彼女と付き合ってた頃の夢を見たのだ。
バレンタインにデートしようと待ち合わせをしてる場面だった。
豪雪で、雪を掻き分けながら待ち合わせ場所に向かっている途中、
不意に彼女が後ろに現れたかと思うと、赤いマフラーでぎりぎり首を締めてきた。


胸が苦しくなって、むかむかして気持ち悪くて、抵抗しようとしても
何時の間にか体が埋まるほど雪が積もっていて、もがきながら苦しんだ。

いよいよ意識が遠のいて、はっと目が醒めると、汚い話だが寝ゲロをしていた。
仰向けで寝ていたので嘔吐物が喉に詰まって、咳き込みながら起き上がった。
首には特に痕も傷も無かったが、やけにリアルな感覚が思い出されて気持ち悪かった。

その夢が毎晩続いて、吐いて目が醒めるを一週間ほど繰り返したある日、
目が醒めたら病院のベッドに居た。

夜中に俺の部屋からゴンゴン音がして、
様子を見にきたら嘔吐物を口に詰まらせて窒息してたんだそうだ。

親が俺の携帯から知り合いに連絡を入れたらしく、
何人かの友達が見舞いに来た・・・その中にSさんが居た。

 もうすこし続く



678:671:2008/09/02(火) 07:41:59 ID:3fU0+Ms00
  続き
Sさんは全部見通したみたいな目で一言「なまぐさもの食べたでしょ」と言った。
俺はその時まで、なまぐさものを禁止されたのをすっかり忘れていて、
あっ…という顔をしたら、Sさんは呆れたように溜息をついた。


「経血や髪や、人間のからだの一部を仕込んだ人形っていうのは
必ず何かおかしなものがとりつくものなんです。

なまぐさものを禁じたり日本酒を勧めたのは、そういうものから体を守る為なんです。」
俺はようやく今回の事の恐ろしさに気付いて、夢の事も全部Sさんに話して助けを求めた。

Sさんは「とにかくこれからは、私の言うことを必ず守ってください。
病院食で魚やお肉が出た場合は、食べた後に必ず塩を指につまんで、
喉から胸までなぞってください。

お酒は無理でしょうから、その代わりに水や利尿効果のあるものをできるだけ
沢山飲んで、体の中を綺麗に保ってください」と、わざわざ紙にメモまでして渡してくれた。


それから俺に、「ちょっと体を起こしてもらえますか」というので、点滴をずらしながら
体を起こすと、Sさんは俺の頭に触って、髪の毛の中から短い赤いへんなものを取った。

赤い毛糸の、千切れてぐちゃぐちゃになったものだった。
「いいですか、…これから先、彼女のことを深く考えたり、憎んだりという感情は持たないでください」

さらに、「これを言ってしまうと彼女を忘れようにも忘れられなくなってしまい
そうだから言いたくなかったんですが、」と付け加えて、

「本当に恐ろしいのは、この手編みのマフラーなんです。
今後、あらゆる場所で赤い毛糸があなたを監視してます。


あなたが彼女を憎らしく思う度に、赤いマフラーで首を締められる夢が続くはずです。
多分送った本人も思わぬ事だっただろうと思いますが、あのまじないよりも恐いのは、貴方に対する愛情やうらみつらみを込めて作られたこういうものなんです」
青くなった俺に、Sさんは更に続けた。

「もし部屋に、別れた他の女性からの贈り物があったら処分してください…
手作りのものは言語道断、…既製品でもできるだけ。

…贈られたものには必ず思いとかが篭もってます、赤いマフラーに助長されますから。」
  次で最後。



682:671 :2008/09/02(火) 08:18:57 ID:3fU0+Ms00
続き
退院した後、俺は即効で元カノたちからの贈り物を処分したのだが、
贈られたコップとか小物入れの中に、全部赤い毛糸が入ってた。
毛糸が入ってたというか、赤いホコリみたいなのが付いていた。

毛糸をほぐすとあんな感じになると思う。

クッションのわたの中やぬいぐるみの中にも赤っぽいホコリが入ってた。
気持ち悪くて、部屋の中を隅々まで大掃除したんだが、
それからも例の彼女のことばかりいつも頭に残って、よく首を締められる夢を見た。

その後、3ヶ月くらい前に寝不足で軽い鬱状態になって、
医者から安定剤を貰ってからは、彼女を憎みそうになる度に
それを飲んでさっさと寝てしまうことにしている。

あれ以来女性のことが恐くて恐くてしょうがなく、付き合っていた彼女には
正直に話して、バッカじゃねーのと罵られながら破局した。


Sさんには、あの夢を見ると時々連絡をしている。
時々お清めした清酒を持って来てくれたりして、こんな俺に親身になってくれている。
なまぐさものは退院から二週間後に解禁された。
ワラ人形についていたものは入院中にもっと弱った他の誰かの所へ
行ってしまったそうだ…が、俺は怖くて未だに肉や魚を食べたいとは思わない。


今のところ例の彼女から新しいまじないの贈り物は来ないが、例の彼女を知る友人が話すには、最近彼女はおかしな事や、奇妙な言動ばかりで怖い、との事だった。


もうすこし続きがあるんだが、とりあえずここで終わらせておく。
長くてしかも文才無くて本当にすまなかった。読んでくれた奴、付き合いありがとう。
恋人からの贈り物には気をつけろ。



701:本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 12:35:49 ID:y4SgXvvk0
>>682
長文乙
怖かったよ
やっぱ思いに対して思いで返しちゃうとよくないんだろうね
だからなるべく考えないようにしろって言ったのかもね



709:本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 14:13:14 ID:BYovztsr0
>>682
続きはどこで読めるの?
携帯だとずんずん読めた

Sさんて凄いね。訳が分からなくてビビってる横で
冷静に対処してくれるとこが頼もしい
恨みに恨みで返しちゃいけないってそーゆーことだったんだね
きちんとSさんにお礼したの?



748:671:2008/09/03(水) 00:20:34 ID:Y3wGQEVt0
>>709
続きというか補足みたいなもんなんだが、
もう少しあのおまじないについてのお話があったんだ。
ただうろ覚えなんで、そのうちSさんにまた聞いてくる

コトリバコのスレ、怖くて流し読みしかしたことなかったんだが、
レスにあったんでさっきまとめ読んでみてぞっとした。
もし今度送られてきたら写真も撮ってそっちのスレも行って見ようかと思う。
読みにくい長文すまんかった。

こういうの投下したの初めてだったからいろんな反応がなんかほっとしたというか、
俺一人じゃないなぁみたいに思った。サンクス



788:1/4:2008/09/03(水) 20:19:33 ID:g69XFD4Z0
子守唄
まだ小学1年生か2年生くらいだったと思います。

僕の家の横は旧神社跡地で、今はゲートボール場になっているのですが、
昔はそこに1本の大きな神木がありました。楠だったと思います。
他にあると言えば石段と何かよく分からない石碑、
そしてその石段を境にして僕の家と神木がありました。

両親が共働きだった僕は、よくその木に寄りかかって
愚痴や自慢などを木に向かって話していたのを覚えています。

秋~冬にかけてだったでしょうか、
その日も僕は木に寄りかかり木に向かっていつもの様に話し掛けていました。
日も暮れるのも大分早くなっていますから、あっという間に夜の闇が近付いて来ます。
と言っても僕の家は隣なわけですから、別段急ぐわけでもなく、
いつもの様に石段を降り家に戻ろうとした時です。


「せぇのぉ・・・」


何か後ろから声が聞こえたような気がしてハッと振り返るのですが、誰もいない。
気のせいかと思い、その時は特に何も気にせず家に帰りました。



789:2/4:2008/09/03(水) 20:21:01 ID:g69XFD4Z0
家に帰り風呂から出た僕は、何とはなしにふとベランダから木の方を見ました。
あまり車も通らない場所ですから、家の周りは静けさが漂っており、
風に揺れる木の葉と、それを照らす月光が、とても幻想的で、風もひんやりと心地良い。


ギィ・・・ギィ・・・


何か軋むような音がする。
その場所を目を凝らしてよく見ると何かが木からぶらさがっており、ゆらゆらと揺れている。

(あれは・・・人だ・・・!!)

幼いながらに首吊りというのは知っていました。
ふと気付くと視線を感じる。
目をやると二つの目玉がこちらを見て「ニヤリ・・・」と歪んだ笑みを浮かべていました。
慌てて部屋に戻りベッドに入ったものの、その日は全く眠れませんでした。



790:3/4:2008/09/03(水) 20:22:27 ID:g69XFD4Z0
それからしばらく木には近付かないまま、年を越しました。
あの日のことは新聞やニュースにもなっていなかったので、僕の中でも「あれは錯覚だったのかな・・・?」と整理され、
遠い過去として頭の片隅に追いやっていました。
そんな忘れかけていたある日、何の気なしに僕はあの木の下にいました。
常葉樹のためか木には葉が残り、それに積もった雪が屋根のように陽を遮っています。
何をするでもなく木に寄りかかっていると、静けさの中に何か音が聞こえて来ます。


「ねんね・・・ころ・・・や・・・おこ・・・ろ・・・や・・・・・・」


はっとして上を見ると、僕の顔の真上に裸足が一対あり、
よく見上げると、遥か上の枝からきりんのように首の伸びた人であったろうモノが
ゆらゆらと僕の眼前で揺れていました。




791:4/4:2008/09/03(水) 20:24:16 ID:g69XFD4Z0
「い゛ぃ・・・っ・・・」と僕の喉の奥から叫びにもならない音がし、驚いて飛び退いた瞬間、
ぶつり・・・という音と同時にソレは僕の足元に降って来ました。
人としての形は完全に崩れており、その背中であったろう場所には
子供の形をした赤黒い肉塊がべっとりと張り付いていました。


大急ぎで石段を降りたところで何か背後に寒気を感じ振り返ると、
何かボールのようなものがぐちゃり・・・ぐちゃり・・・と転がり落ちて来、
まるで僕の両手に収まる予定であったかのように、何故だか僕はソレをキャッチしていました。
ボールよりは人の顔に近い、とはいえ頭蓋からは肉が飛び出し、唇の裂けたソレは、
全く身動きのとれない僕に、『あの日』のように「にちゃり・・・」と笑いかけて来ました。


「坊んも・・・逝くか・・・」


そのまま僕は意識を失い、気が付けば隣家のおばさんが僕を見つめていました。
何があったか?と聞いてくるおばさんにどう答えれば良いのかも分からず、
僕自身もあやふやなままその体験は幕を閉じました。


昔あの場所で何があったのかは全く知らないままなのですが、
その木の根元には毎年二本だけ彼岸花が咲きます。



818:本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 22:44:07 ID:IUfZAjguO
自動車教習所
携帯でしかも怖くないとは思いますが、自分がリアルに怖かった話。


自分、自動車教習所で働いてます。って言っても指導員ではない。フロントにいます。

で、ある日転入生が入所したんです。その人は見た目はまあ地味な男の子なんですが、とりあえず凄い挙動不審だった。入所の日から挙動不審。
自分は最初転入生と知らずに不審者かと思ったくらい挙動不審。

で、その子がまた変わってて、独り言言ってたり(でかい声で)ある日なんかは
配車の時に「指導員が信用出来ないんですけど」とか言われました。
じゃあ来るなよと言いたかったけど、
その子はマジで犯罪起こしそうな怖さがあったんで何も言わなかった。


そしてその子がある日、卒業検定を申し込みに来たんですよ。自分は内心、
「やっと卒業か…」
とか思ってたんですが、生憎その子が希望する日はもう定員が いっぱいだったんです。

※分けます



819:本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 22:54:13 ID:IUfZAjguO
※続き

ていうか仮に人数が空いてても検定の受付時間
そのものがもう過ぎてました(言わなかったけど)それで


「あー、すみません。もう明日は定員がいっぱいになってるんですよ」

と言うと、案の定「ええ~」みたいな反応。そういう子はわりといるので此方も、

「明後日以降なら今のところまだどこでも空いてるよ」

って案内するんですが。
検定の受付の時、何て言うか受付のボード?を見ながら対応するんです。それでその子が、そのボードを見て先に申し込みをしていた生徒の名前を指差して

「そいつらのうち誰か一人が死ねば、明日検定受けられるのに」

って。
真顔…じゃなくてちょっと口元に笑み浮かべて言いました。
自分、怖かった。
普通なら「ごめんねえ」とか「ちょっと日にち空いちゃうけど別の日で頑張ろうか」とか
声かけたりするんですが、その時は怖かったから何も言えなかったです。

しかもほんとに殺すんじゃないかっていう不安もあった…
てか、自分刺されたらどうしようみたいな気持ちもありました。

で、別の日で申し込み用紙を書いたから受験票渡して、
ほとんど事務的に頑張ってねって言ったら去り際にボードを見ながら


「死ねばいいのに。死ねばいいのに」

って…。

幽霊とかじゃないけど普通に怖かった。もうあいつの受付はしたくないと思った。

オカ板にしたらなんだよそれだけかな話ですが自分はかなり怖かった話。



826:本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 00:04:38 ID:vh1nEi8B0
>>819
そういう人が車に乗って、平気で人轢くんだろうな・・



834:本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 00:52:54 ID:3xGaL0WoO
>>826
そうなんですよね。その子はもう卒業したんで多分免許取っただろうけど、
安全に運転してくれてますように、て感じで…。



899:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:14:55 ID:Lx6XZFJ0O
地を這うもの
7~8年前、茨城の下妻に出張した時のこと。

宿泊したのは、下妻の繁華街(?)から車で少し行ったとこ。
地ビールと温泉があって、出来たばかりなのか新しくてきれいだった。
温泉に入り、地ビールでご機嫌になった俺は、ロビーのテレビで野球中継を見てた。
俺の他にもロビーには4、5人いて、それぞれ思い思いのことをしてた。
突然『ギャーッ!』というような、女性の叫び声が聞こえた。
テレビからじゃない。
何だ?と思って辺りを見回すが、特に何もない。



900:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:15:54 ID:Lx6XZFJ0O
でも、何かおかしい。
あんなでかい声なのに、誰も聞こえてないみたいだ。
不思議に思って、もう一度周りを見る。
すると、一人の女性と目が合った。

『あなたも聞こえたの?』ってな感じでこっちを見てる。
黙って頷くと、その人はこっちに寄って来て小声で話し掛けてくる。
『何なんですか?他の人には聞こえてないみたいだし…』
いや、そんなこと俺にも分からんし…、と思っていると
『あっちの方からでしたね…』
と、外の駐車場の方を指差した。



901:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:17:24 ID:Lx6XZFJ0O
確かに、叫び声は駐車場の方からだったけど、そのホテルの駐車場はかなりの広さ。
しかも、明かりはあるけど、それでもかなり暗い。
ロビーから覗き込んでると
『行って…みます?』
とか、ありえないことを言い出す。
残念なことに、男らしく「無理!」と断言するには、その女性は若くて可愛いかった…

ちょっと下心を持ちつつ、一緒に外へ出る。
駐車場は、ホテルの出入り口を出て、車が対面通行出来るくらい広い道を挟んで向こう側。
おっかなびっくり道を渡り駐車場へ。
その時女性が駐車場の奥を指差し
『あそこ!』
とか言ってる。



902:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:18:34 ID:Lx6XZFJ0O
指差してる方を見る。
RV車が止まってた。
「車だよ?」
『…その下の。…何?』
よく見ると、その車の下に何かある。
というより、何か…いる!
人が地面に寝転がって、もがいてるみたい。
さっきの叫び声は、こいつが誰かに襲われて出したのか?

怪我でもしてるのかと思い、急いで近づく。
少し行ったところで
『ちょっと待って』
と女性から。
?と思い振り返ると、女性が震えてるみたい。
『何?あれ何?』
俺は視力が良くないのではっきりは見えないが、人がうつ伏せになってるように見えた。



903:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:21:29 ID:Lx6XZFJ0O
急がなきゃ、と小走りで駆け寄る。
が4、5歩進んで止まる。
這いずりながら、それは近づいて来ていた。
見た目は人だが、動きが人っぽくない。
「何か…ヤバいぞ…」
そいつは、ゆっくり顔を上げようとした。

直感的に、目があったらヤバい、と思い、ダッシュでホテルへ。
途中、固まってた女性の手を取って、半ば引きずるように中へ。
ホテルの中は、さっきと変わってなかった。
強いて言えば、ゼイゼイ言いながらホテルに飛び込んで来た二人組に、
奇異の目が向けられたくらい。




904:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:22:43 ID:Lx6XZFJ0O
「ついてきてるかな?」
『わからない…』
恐る恐る後ろを振り返って、自動ドアのガラスの方を見ると、取りあえずは何も見えない。
ホッとして、二人とも地ベタに座り込む。
その日はお互いにそのまま各自の部屋へ、グッタリして戻った。
ただ、とてもじゃないけど怖くて寝れないので、翌朝まで明かりを点け、テレビを見て過ごす。
翌朝8時頃、チェックアウトの為フロントへ行くと、
ホテルの従業員らしき人が首を捻りながら自動ドアを拭いている。




905:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:24:56 ID:Lx6XZFJ0O
どうしたのか聞いてみると、ドアガラスの外側に
手の跡がついていて、いくら拭いてもおちないらしい。

見てみると、ガラスの真ん中やや下あたりに、ベタベタといくつか手の跡が。
昨晩のことを思い出してうすら寒くなり、速攻でチェックアウトしてホテルを後にした。
後で気付いたんだが、

あの女性の連絡先を聞きそびれてた。
もったいないことをしたな…



906:本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 01:29:52 ID:zVRzKVbj0
>>905
結構なホラーだな…けど、ドアの前までは来たんだよな?
…ドア、開かなかったのかな?
ドアのセンサー反応してくれなくて"ソレ"が涙目になってるとこ考えるとワロスw

あれ、開かない(´・ω・`)  みたいなw


けど、それがもし本当は人間だったら…………



転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1218289769
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1364400145/
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http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4111308.html
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