転載元:http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1396201875/
【閲覧注意】身の毛もよだつ恐怖の都市伝説『アラブ人の忠告』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4689015.html
闇


196: 名無しさん@おーぷん 2014/07/06(日)00:44:29 ID:6YVlG1bQH
子供の頃に読んだ「怖いものしらずのジョバンニ」て童話は後味悪いし物悲しかったなあ
既出かしら



201: 名無しさん@おーぷん 2014/07/08(火)12:41:07 ID:rwyGNlOyy
>>196
怖いもの知らずの若者ジョバンニが怪物の出る城を探検に行き、怪物はあらゆる手を使ってジョバンニを脅かすんだけど全く動じないからついに城を明け渡してしまう。しかしその後ジョバンニは自分の影に驚いて高い所から落ちて死んでしまったという話。



203: 名無しさん@おーぷん 2014/07/09(水)02:50:45 ID:5PkovT62L
>>201
失うものが何もないから怖い知らずだったのに
財産ができた途端、小心者になって死んでしまう
童話とはいえ妙にリアルというか嫌な感じなんだよな



199: 名無しさん@おーぷん 2014/07/07(月)17:24:17 ID:AgOwwgs21
山岸凉子「天沼矛(あめのぬぼこ)/第2話・緋桜」

佐江子は東京で駿と知り合い、婚約した。
駿には離婚歴があり、当時乳飲み子だった一人息子を妻に引き取らせていたので両親は反対したが、佐江子の郷里で働く事になったので態度を変え、実家の庭を、見事な桜の大木を切り倒してまで二人の新居の為に提供してくれた。

佐江子の実母は佐江子が5歳の時に亡くなり、6歳の時に母の妹が後妻に入った。
「田舎ではよくあるのよ、妻の妹を後妻にするのは。お母さん(実母)もママ(後妻)も、どちらも大事な母よ」

「桜の木の下には死体が埋まっている」というが、佐江子は桜といえば丑の刻詣りを連想する。
夜桜の舞い散る中、白い着物の女が髪を振り乱して桜の幹に五寸釘で藁人形を打ち付けている、おそらく映画で見た美しいシーンだ。

休暇を取って帰省した佐江子は、後妻が庭師の為の茶菓子を買いに出たので桜の伐採を何となく見物していた。
大きすぎてトラックに乗らないので電ノコで幹を切断したが、幹に太釘がたくさん刺さっていたのでその部分をよけて切る事になった。
庭師によると、年輪からいって20年程前だとか。

佐江子は思い出した。
子供の頃、長いこと入院していた実母が一時帰宅を許された夜。
夜中トイレに起きてふと庭を見ると、寝巻き姿の実母がツゲの櫛をくわえて桜の幹に藁人形を打ち付けていた。
その年の夏、実母は亡くなった。

(ずっと映画だと思っていたわ…お母さんがそこまでする恨みって、まさか…ママとお父さんは前から…!)



200: 名無しさん@おーぷん 2014/07/08(火)03:48:23 ID:UlQNd047B
佐江子は丑の刻参りは誰かに見られると呪いが術者自身に返るということは知らなかったのか…



204: 名無しさん@おーぷん 2014/07/09(水)09:26:46 ID:n6ciHKjoh
オカルトじゃない実体験でもいいのかな



205: 名無しさん@おーぷん 2014/07/09(水)14:31:20 ID:n6ciHKjoh
夕方、息子の保育園から電話がかかってきた。
「今日の朝、登園する時に、私山さんちの近くの○○公園のあたりで『傘を持った男の人に追いかけられる』という事があったそうです。近所ですし気をつけてくださいね」と。

要するに不審者情報なんだけど、問題はそれが知ってる人かもしれないということ。

知ってるってほどでもないか。名前も住んでるとこも(近所らしいが)知らないから。仮にAさんとする。
隣の奥さんから立ち話ついでに聞いた話では、Aさんは保育園の近くにある『○○の家』という障害者授産施設に通っているらしい。
あとは毎日朝夕うちの前を通って通勤?していること、年がら年中天候に関係なく傘持ってることしか知らないんだけど。

私と息子はよく会うし、普通にコンニチハ~って挨拶してる。ただ一度、ダッ!て近づいてきて息子の顔覗き込んで「コンニチハ!」って言われた時は、息子ちょっと怯えてた。
その件もあって、『傘持った男の人』で真っ先にAさんが浮かんだんだよ。
でもその日は雨っぽくて、傘なんかみんな持ってたから確信持てなかった。



206: 205 2014/07/09(水)14:38:07 ID:n6ciHKjoh
で、週明け、貰ってきたおたよりにハッキリと不審者情報として書かれてた。
『白いTシャツに黒い傘の男の人』とだけ。年齢とか体格とか、詳細は書いてない。

注意を促すにしても、これじゃあまりにぼんやりしすぎていて、何をどうすりゃいいんだか。子供守るためには「人を見たら泥棒と思え」ってことなのか?
もしそれがAさんだとしたら、悪意も害もないのに…

だけど詳細がわからないから、もしかしたらAさんじゃなくて本当に変な人だったのかもしれないし、ずっともやもやしてる。
旦那に話したら「お前はちょっと危機感が足りなすぎる」と叱られて、それもモンヤリ。やっぱり母親としては人を見たら不審者と思わなきゃいけないのかい…?



207: 名無しさん@おーぷん 2014/07/10(木)00:50:04 ID:mm5VJnhON
キモメンが挨拶しただけで不審者として通報されるくらいだからなぁ
かといって小さい子に何かあってからでは遅いしどこから警戒すべきか難しいところ



208: 名無しさん@おーぷん 2014/07/10(木)15:37:09 ID:yHmyG5WIv
全部警戒しつつ、警戒していることはおくびに出さない
最高に気さくな笑顔と声で話ながら、腹の中でじっとり相手を観察し、危険の有無を判断する



209: 名無しさん@おーぷん 2014/07/11(金)17:17:32 ID:5gEp7Lryi
ありがとう、その後続報とかもなくAさんを見かけるたびもやっとしてる。
>>208のように警戒心は奥底に常に持っていなきゃいかんのか
挨拶だけで通報とか世知辛いね…
越してきたばかりの頃、近所をうろついては誰彼かまわず声かけたり意味もなく玄関開けて郵便屋さんに挨拶したりしていた私も大概不審者だったわけだな



246: 名無しさん@おーぷん 2014/08/04(月)15:39:42 ID:3LNwB5FHB
また出てきて申し訳ない。
不審者情報でモヤッとしていた>>205です。

送迎後立ち話してるママさんグループもいるんだけど、たまたまそこに加わる機会があった。
普段あまりそういう交流がないので喜んで参加した。

その中で、「私さん家ってどのへんなの?」と訊かれた。
答えたら「あっ、それって…」と顔を見合わせるママさんズ。そして「こないだ変態が出たとこ?www」「傘持って追いかけられるとか超怖いwww」「変態さん怖いwww」と盛り上がられた。

いや、確かにその騒動があったのはうちの近所なんだけど。
私も今は「人を見たら泥棒と思え」るまでには至らないけど、一応>>205の件についてはAさんではない知らない人だった、そういう『事件』があったと思ってはいるんだけど。
ちん○振り回して追いかけられたってんならともかく、『変態』は言い過ぎじゃないかとか、そもそも事があった公園は道路挟んだ向こう側で、正確にはうちの町内じゃない、これが風評被害ってやつかとか、なんかまたモヤッとした。

そこにいたのは女の子のママさん達だったから、不審者=変態!と警戒するのは仕方ないのかも…と無理矢理自分を納得させてるけど。



218: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)20:22:27 ID:BsINIAg2f
Flobotsというバンドの、Handlebarという曲のPV/歌詞がどちらも後味悪い。

まずざっくり曲の内容を書くと、穏やかなイントロから始まって
「自転車で手放し運転出来るんだよ、ラップが上手いよ、踊れるよ」のような些細な自慢が続く。しかし自慢の規模は大きく政治的になっていき、激し目になった最後のサビでは独裁者の権利を自慢、最後にもう一度穏やかな演奏の中で手放し運転を自慢する。

PVでは、まず初めに自転車を手放しで運転する二人の男(AとBとする)が現れる。二人の目の前に分かれ道が出てきて、お互いの別れを惜しんでそれぞれの道を歩みだす。
Aはスラムに入り、ホームレスのような奴等と話をしたりする。
一方でBはビル街を歩いていく。どうやら彼は出世していってるらしい。
お 互い真逆の道を歩いていく様子が流れ、場面転換。Aはスラムの仲間に何かを主張しだし、Bは社内で企画の説明している。そのままBは政治家になり、沢山の 人の前で演説を始めた。その中に沢山の銃を持ったテロリスト達が突撃し、Bを暗殺しようとする。しかし機動隊がすぐさま現れて彼等を撃退していく。そうし てどんどんテロリストが減っていき、Bの目の前で首謀者が殺される。その首謀者はAだった。

Aが死ぬ前に思い出したのは、手放し運転をする二人。



220: 1/4 2014/07/30(水)16:30:48 ID:AChuYz5UE
乃南アサ「挨拶状」

主人公Aは有名な動物写真家。
20代の頃同じ師匠についてプロを目指していた仲間の一人、Bは食品専門のカメラマンになり、もう一人のC子は一番腕がよかったのにあっさりと、
「あくせくするのはイヤよ~」
と結婚し専業主婦になった。
AはC子の才能に惚れ、C子自身にも惚れてプロポーズした事もあったが、C子はあっさりと、こんな二人が一緒になったら共倒れよ~、と断った。

Aが銀座の一流ギャラリーで開いた個展は好評だったが、一部の批評家からは作為的だの情熱の空回りだのと酷評された。
A自身は、普通の人や動物好きの子供が気に入ればいいと心から思っている。

個展の案内状を送ったC子から手紙が来て、Aは勝手に腹を立てた。
手紙によると、C子は個展を見て心から感銘を受け、Aの才能を誉め活躍を期待していると結んでいる。
C子自身は、子育てや家事に追われながら趣味で撮った写真をコミュニティーセンターの展示会に出す事になったそうだ。

Bを相手にC子の手紙の真意を説明してやるうちに、Aはまた勝手に腹を立てた。
(お前はどこまで鈍いんだ、だからフォトグラファーになれずグルメ誌のカメラマンに甘んじているんだ、そんなお前がなんで美人の女房と幸せにのほほんと暮らして家まで建てられるんだ、俺は離婚したというのに)

Aの見立てでは、C子は本当にいいと思えば手紙なんかよこさない女。
感銘を受けたとだけ書き具体的な感想を述べないのは、誉める所がないから。
C子はまだカメラを諦めていない。これは挑戦状なのだ。
マイペースで撮っている、というのは、商業主義に乗せられたAをバカにしているのだ。
時間があれば展示会を見て指導してほしい、というのは、あんたにそれができて?という皮肉。
素晴らしい才能云々も、嫌み以外の何物でもない。



221: 2/4 2014/07/30(水)16:31:37 ID:AChuYz5UE
そりゃお前の穿ち過ぎだ、と笑ったBは、日本を代表する動物写真家とブランク10年のママさんカメラマンだぞ、お手並み拝見と行こうじゃないか、とさらに笑った。

【市民ギャラリー 街角の天使たち C山C子写真展】
会場の小さなコミュニティーセンターで手書きの案内を見たAはBに、素人臭くていいよな、と失笑を噛み殺して言った。
ギャラリーとは言うが、廊下やラウンジの壁に写真をかけただけ。
写真を見た二人は息を呑んだ。

被写体はありふれたものだが、どれも表情豊かで温かみと詩情があふれている。
昔のC子の作品は、都会的でシャープだが温かみに欠けていた。
廊下を曲がった先のスペースで、C子がタウン誌か何かの取材を受けて軽やかに笑っていた。

「…もう本当にお恥ずかしい、写真の勉強といっても10年も昔のことですから…」
「…母親って子供の写真、撮るじゃないですか。その時の季節とか風景なんかも撮っておいたら、子供が大きくなった時に喜んでくれるかな、な~んて…」
「…いえもう、親バカ丸出しでお恥ずかしい…」
将来を嘱望されたカメラマンのタマゴだった過去を隠して姑息な素人気取り、「ご立派ですよ」の誉め言葉待ち!とAは怒りに震えた。

「嬉しい、来てくださったんですね…こちらのお二人は立派なプロのカメラマン、同じ師匠についていたのに私は不肖の弟子で…お二人には色々教えていただいたんです」
二人に気づいたC子が駆け寄ってきた。
どれだけオバサンになっているか楽しみだったが、かえって若々しく瑞々しくなっている。

昔のC子は長い髪をなびかせいつも黒服でタバコを手放さなかった。
今のC子はパーマっ気のないショートヘアで涼しげなワンピース姿、素足に布靴を履いている。



222: 3/4 2014/07/30(水)16:32:57 ID:AChuYz5UE
一年後のAの個展は大失敗だった。C子に負けまいと気負いすぎたのだ。
せっかくの南米への撮影旅行だったのに、遊びがないだのバブル時代を思い出すだの、才能の限界だの奇を衒いすぎだの。
次の写真集の話もダメになりそうだ。

C子から近況報告と活躍を祈る旨の手紙が来て、Aはまた荒れた。
C子はタウン誌や動物病院のパンフレットの依頼がぽつぽつとあり、小遣い稼ぎのつもりで受けているそうだ。
Bによると、C子は個展を見て緊迫感とダイナミックさがAの個性なのに批評家はわかっちゃいない、と怒っていたとか。

つまりC子は、Aの手の内は見え透いている、いつまでもワンパターンだからろくな評価を得られないのよ!とせせら笑っているのだ。

C子の写真集が出版された。
去年の写真展が好評で、絵葉書だけでも売ってくれとの注文が相次いだとか。
やっぱりいい写真だったもんな、とのんきなBに、
「世間は素人には寛大だな」
とやっとの思いでAは応えた。
またも八つ当たりのAにBは、俺に八つ当たりしてお前が立ち直るんなら別にいいさ、と応えた。
C子さえいなければ、いやC子がカメラを捨てさえすればいいんだ、と思い詰めたAは行動を起こした。

腕の一本や二本折ってやれば写真を諦めるだろうと、C子を2週間あまりストーカーして襲撃の機会をうかがっていたAは暴走バイクにはねられて右目を失明した。
C子の手紙によると、ここ最近外出するとあとを尾けられているような気がしていたそうだ。
AはいつもC子を庇ってくれて、信頼できる兄のような人だと思っていたとC子は書いた。
今回の事故もちょうどその時現場近くを通った、自分の代わりにAがはねられたのではないか、不幸な事故だがAなら芸術家として糧にするだろう、と結んでいた。



223: 4/4 2014/07/30(水)16:34:33 ID:AChuYz5UE
C子はメッセージカードがわりに自分の絵葉書を添え、豪華な花籠を送っていた。
絵葉書の裏には
『無理をなさらず、必用な時には呼んでください』
という短い文面。
表は、公園の砂場で自分の体が埋まるほどの穴を夢中で掘っている子猫だ。

『あんたは底なしの穴に落ちていくのよ!』
という「真意」を読み取った藤川は、病室で暴れた。

「あいつめ、俺に振られたもんだから恨んでやがるんだ!恩知らずめ、写真の事は全部俺が教えてやったのに!」
「裏から手を回して俺の個展を台無しにしやがった!仕事だってどうせ、色仕掛けで取ったに決まってる!」
看護婦が病室から逃げ、代わって医者がAを羽交い締めにして鎮静剤を打った。

「…どんどん妄想がひどくなる…」
「…脳に異常はないのに…」
「…病棟を移さなくては…」
「…友人の話では、以前から被害妄想があったそうだ…」
(そうか、看護婦はC子の変装だな!俺にはわかる。みんなC子の変装なんだ!…俺にはわかる…友人?…さてはBが…黒幕……)



225: 名無しさん@おーぷん 2014/07/30(水)22:14:11 ID:bEWnbah4I
この前のドラマ金田一少年の事件簿スペシャルより。
殺人がおきて、金田一がなんやかんや謎を解いて犯人(女。Aとする。)がわかり、動機告白のシーンになる。
Aは兄と二人家族(だったはず)。
Aの兄はアクション俳優になるのが夢。
ある日Aの兄は同い年(高校生)の自主製作映画監督の有名な子がいて、その映画にスタントマンとして使ってもらえるため撮影に行くと言って出ていったきり行方不明になる。
警察も見つけられず、Aは兄の最後の言葉を頼りに探し続け、やっと兄がでている自主製作映画を発見した。(仮面を被っていたので顔は分からないが、Aには兄だと分かった。)

その後、Aが自主製作映画監督がいる部屋を覗き見すると、映画監督含むスタッフ4人(全員高校生)が話していた。
その話の内容から分かったこと。
Aの兄はビルからビルへと飛びうつるというシーンの撮影中に足を滑らせ落下。死亡。
スタッフ達は慌てて警察や救急車を呼ぼうとするも、監督がお蔵入りになることを恐れAの兄の死亡を隠蔽し、死体もどこかに隠した。
幸いAの兄の役は仮面を被っていたので、代役をたてて映画を撮り終えて発表し、映画監督はより評価された。
スタッフ達はところどころでAの兄を軽んじているような(あいつが落ちるから…。とか、一時はどうなるかと思ったけど…。等)発言をしており、それを聞いたAは復讐を誓い、映画監督とスタッフの4人を殺した。
「兄を使い捨てにしたあいつらは生きてる価値なんかない!だから殺した!」と泣き叫ぶA。

場面は変わり、拘置所?に入ったAに金田一が面会に行く。
Aは「クズを殺しただけ。復讐を果たせて満足。」と言って後悔はしていない様子。
金田一は、映画監督はAの兄をスタントマンとして使用していたが、実は途中から主役にするつもりだったとAに伝える(撮影プロットにそのような書き込みがあった)。
監督は本当はいい人だったんだよという流れで、Aは「兄の夢は叶いかけていたのか…。」と泣き叫んで終わった。

え?最後の美談っぽい終わりかたおかしくない?
監 督はAの兄を主役にするつもりだったかもしれないけど、死んだら隠蔽したしそのまま映画を撮りきって発表したし、Aの怨みをかうには充分な事をしていたと 思うし、金田一がなんの慰めにもならないこと言ってAの良心や罪悪感を無理矢理起こさせただけで金田一の自己満足じゃん!と最後の最後にもやもやして終わ りました。



226: 1/5 2014/07/30(水)22:35:56 ID:3LQZy7j70
アパシー学校であった怖い話1995特別編 団結

近藤真司といういじめっ子の男子がいた。
日頃から矛先を向けたクラスメイトに暴力を奮い、自分の力を誇示する愉悦を楽しんでいた。
しかしある日、いじめの標的にしていた野口景一という同級生に重傷を負わせる事件を起こしてしまう。
野口は意識不明。近藤の報復を恐れた生徒たちの誰もが口を閉ざしていたため、事件は事故だと断定されてしまった。

だが、虐げられていた生徒たちも恐怖していたが、今回の事件で一番に戦いていたのは、事件を起こした張本人の近藤自身だった。
自分より弱い者を虐げることで王者を気取っていた近藤は、その実、小心者なところがあり、暴力を働くことはあっても、
発覚した後の事を考えて恐喝などは一切行っていなかった。

今までも、そしてこれからも停学にはなっても退学にはならないよう気を付けながら自分のやりたい放題にするつもりだったのに、
生徒を病院送りにするような事件を起こしてしまった。
近藤はその恐怖から、恐らくクラスの誰よりも野口が復帰してくる事を祈った。
野口が無事に退院さえすれば、もう何も不安に思うことなく、また自分の好きなように出来る……と。

だが……事件から二週間後。野口は搬送先の病院で亡くなってしまった。
意識は最後まで戻らないままだったらしい。
近藤はこの世の終わりのような気持ちで、担任から告げられたその知らせを聞いていた。
野口の死に責任を感じてはいなかったが、自分が犯した罪の重さと、自分が野口を殺したのだという事実。それに対する恐怖と罪悪感で、
その夜は一睡も出来ず、朝まで苦しみ続けた。



227: 2/5 2014/07/30(水)22:37:47 ID:3LQZy7j70
発覚すれば退学どころか、もっと重い罰が下る。
その事でこれからの自分の身を案じるあまり、近藤は気付く事が出来なかなかった。
野口の事件をきっかけに、クラスメイトたちの中に、ある変質が起きた事に。

野口の死を知らされた翌日から、近藤の毎日は地獄に変わった。
事件により近藤が弱った事で、クラスの強弱の関係が入れ替わってしまったのだ。
彼の存在を完全に無視しながら、上履きに画鋲を入れたり、私物を破損する嫌がらせを加えてくるようになったクラスメイト。
何処にも晴らせなかった近藤への憎悪を抱いていた彼らの復讐は日々エスカレートし、
机を血まみれにされ、小動物の生首や臓物を置かれるといった、
最早いじめとは言えない凶行にまで増していく。
段々と生徒たちに戦慄まで覚えるようになった近藤は、それでも、いつか自分がもう一度、
王座に返り咲ける機会が来ると信じて、辛抱しながら学校に通い続けていた。

しかし数日後、自分の椅子に無数の釘が打ち込まれているという異常な光景を目の当たりにした彼は、
そこに込められた生徒たちの狂気的な悪意に耐えられず、ついに早退してしまう。
自宅に帰った後、これからどうすれば良いのかわからぬまま、生徒たちの狂気に怯えながら部屋に籠っていた近藤は、
今だけは眠って全てを忘れてしまおうと、眠りに落ちる。
けれど、夢の中にもクラスメイトたちは現れ、椅子に釘を打ち付ける音で近藤を苛み続けた。



228: 3/5 2014/07/30(水)22:38:44 ID:3LQZy7j70
悪夢から目覚めると、家の中には近藤しかいなかった。
いつもならもう帰ってきているはずの母親の姿はなく、何の連絡もない事に疑問に思っていると、自宅の電話が鳴る。
母親かと思い電話に出ると、相手は無言で、一言も喋らずに電話を切ってしまった。
ただの悪戯かと思ったが、その時、家に母親がいない事が、近藤に不吉な予感を抱かせた。
もしかすると、同級生たちが、母親に何かをしたのではないか?
突飛とも思える考えだが、しかし同級生たちの狂行に追いつめられるあまり正気を失いかけていた近藤は一笑出来ず、狼狽した。

もしも本当にそうなら……一体どうしたら良いんだと。
その時、近藤は思い出した。
今日はクラスメイトたちが、旧校舎で肝試しを行おうと話していた日だと。
そこに至った近藤の、半ば狂いかけていた思考は、ある結論を見出だした。
……あいつら、クラスメイトたちを、皆殺しにしてしまおう。
旧校舎の中で待ち伏せして、入ってきた同級生を一人残らずぶち殺す。そして奴らに拉致された母親を救出し、もう一度平穏な日々を取り戻すのだ。
根拠もないまま、正気とは思えない決断をした近藤は、包丁やバットなどの凶器を手に家を出て、夜の学校へと向かった。



229: 4/5 2014/07/30(水)22:39:53 ID:3LQZy7j70
旧校舎に忍び込んだ近藤は、物陰で息を潜めて待ちかまえた。
そして最初の一組が廊下を歩いてきた時、近藤は凶器を振りかざしながら彼らに襲いかかった。
だが……最初に現れた生徒たちは襲いかかってきた近藤に驚きも見せず、笑顔で近藤を捕らえると、手足を縛り上げた。
クラスの肝試しは、近藤をおびき寄せるための罠だったのだ。
三階の一番奥にある教室まで連行された近藤は、絶望と恐怖に震えながら、クラスメイトが続々と集まってくるのを見つめる。

全員が集まったところで、近藤は床に大の字にされた姿で、人数分の釘を両手に打ち込まれて磔にされてしまう。
痛みと釘で動けずにいると、クラスメイトが何処かから近藤の母親を連れてきた。近藤の考えどおり、母親は生徒たちに拉致されていたのだ。
生徒たちは近藤の目の前で母親を殺し、それから近藤に拷問を加えてきた。
爪を剥ぎ、指を断ち、耳を千切り、鼻を削ぎ、目玉を抉る。
そうやって、クラスの生徒たちに生きたまま身体を切り刻まれて、近藤は嬲り殺しにされてしまった。

それから数日後、旧校舎から近藤の惨殺死体が発見されるが、事件は迷宮入りとなった。
近藤のクラスメイトたちが証拠やアリバイを一切残さず、事件に関しては何も知らないと全員が証言したからだ。
そうして、警察の捜査にも関わらず犯人は逮捕されないまま真実は闇に葬られ、クラスメイトたちは何事もなく卒業していってしまった。



230: 5/5 2014/07/30(水)22:41:14 ID:3LQZy7j70
……その後、怨霊となった近藤は成仏出来ないまま、恨みを晴らすために新聞部が企画した七不思議の集会に紛れ込んできた。
母親を殺し、自分を惨殺したクラスメイトたちに復讐するためには、自分から失われた目玉や指などの人体の一部を集めなければいけない。
一人を殺す毎に、また犠牲者を殺して集めなければいけない。
新堂誠という名前で語り部として参加した彼は、最後には旧校舎に生徒たちを誘い、旧校舎で彼らを惨殺して肉体を奪い続ける。

……だが、新聞部の取材を任された坂上修一だけは殺されることなく、彼の復讐に巻き込まれる。
何度も何度も、七不思議の集会を繰り返されるのだ。
新聞部の一年生として、毎日違う先輩に集会に参加するように言われ、毎日違う顔ぶれの生徒たちから怖い話を聞かされる。
そして毎回、その中に一人だけいる同じ人物から同じ話を聞かされ、最後には決まって旧校舎に誘われてしまう。
旧校舎の中に消えていく語り部たちを見送り、彼らの残骸が散らかった廊下を歩き、惨劇のあった教室で彼と対峙し、同じ恐怖を繰り返す。
……そして彼は、クラスメイト全員に復讐するまで続けられる繰り返しの中で、いつも坂上に、同じ選択肢を迫ってくる。

「お前には選ばせてやるよ、坂上……俺の一部になるか……それとも……」


終わり



231: 名無しさん@おーぷん 2014/07/31(木)18:31:21 ID:gSZAfMHBf
世にも奇妙な物語の「ヘイトウイルス」が個人的に後味悪かったなぁ
文章力があまりないから伝わりにくいかもしれないけれど書いてもいいかな?



239: 名無しさん@おーぷん 2014/08/01(金)21:37:15 ID:4VAUdCRXe
>>231 です
拙い文章力ですが書かせていただきたいと思います。
この話の中では「ヘイトウイルス」という人間の憎悪や怒り等の感情を増幅させるウイルスが登場します。

そして冒頭ヘイトウイルスに感染した2人の人間が取っ組み合いの喧嘩を始め、一方はペンで相手の目を潰し、もう一方は鞄?(うろ覚え)かなにかで相手の右足をダメにしてしまう。そこに感染者収容施設の人間が2人を拘束し連れていく
その先の施設でワクチンを射ってもらって完治したかの試験を行う。
この試験は2本のナイフが置かれた机のある部屋で互いが互いを許しあい、抱擁しあえたら完治したって感じ

先の2人は互いの行った行為をしょうがないよ俺も悪かったと許諾(ちなみに感染原因は【相手が金を返してくれなかったから】)
それを見ていた局員で主人公のサエキと局長の所に次の感染者がその感染者は殺人を犯して、しかもその相手はサエキの妻
過去に感染者に娘を殺された事のあるサエキの所にやって来た感染者は娘を殺した少年だった

その少年は娘を殺されたことでウイルスに感染したサエキが母を殺した事に対する復讐だと言う
そんな彼に治療を行うサエキだが、徐々にサエキもヘイトウイルスに感染してしまう
そして治療を受けるも症状が抑えられないサエキは更に上の治療を要求するも局長に止められる
その後病室から抜け出したサエキはレベル2の部屋のロックを解除し、治療をしようとする



240: 名無しさん@おーぷん 2014/08/01(金)21:58:12 ID:4VAUdCRXe
しかしそこにあったのを1冊の本
それを読んだサエキは信じられない事実を知ることになる
要約すると、
・この世の中では争いが絶えないから偽の病気をでっち上げる
・その病気を発症させるウイルスは「ヘイトウイルス」
・ただの鎮静剤をワクチンと称して射つ
それを見たサエキの所に局長がやって来て「この病気がないと人類は滅びてしまう」という
それに対しサエキは「人間は自分達で感情の制御は出来る」的な事を言う

すると局長からこんな提案をされる「ならば君の家族を殺した少年を襲わず、抱擁しろ。そうすればヘイトウイルスの真実を世に公表する」と
これを承諾したサエキは完治試験へ、当然ながら少年はヘイトウイルスワクチン(という名の鎮静剤)を射ち完治しているため、サエキの謝罪に対し「俺もあんたの奥さんと娘さん殺っちゃったししゃーないしゃーない」とか言ってしまう
そんな態度に対し必死に怒りを堪えるサエキ
そして耐えた後に2人は笑顔で抱擁しあう
この時サエキは心の中で「勝った...!俺は勝ったんだ...!」的な事を思う



しかしそんなサエキの耳にザクッという鈍い音が
抱擁を解き自分の腹を見るとべったりと血が
信じられない状況にサエキは涙しながら「なんで...なんでだよ...」と呟くと少年が「母さん殺されて許せるわけねぇだろおおぉぉぉ!!!!」とブチギレ
するとサエキも怒りを押さえ切れなくなり、ナイフで少年に斬りかかろうとする
そこに局員がやってきて2人を取り押さえワクチン強制投与
最後に局長が「例え片方が許したところで意味はない、憎しみや怒りは感染し、増幅する...だからヘイトウイルスは必要なんだ」
そして最後は取り押さえられながら家族を返せと泣きながら叫ぶサエキで終了

個人的には暗示されてるとはいえ目を潰されたり足をダメにされたのに鎮静剤1本でケロッとしちゃう人とか、ヘイトウイルスは必要とか言っておきながら暗示かかってる筈の少年の方が怒りを爆発させて局長の言ってる事が矛盾してる所とかがどうも
それに仮に2人が許しあえたとしてもその後ヘイトウイルスの存在無しでの世界を考えると後味が...

下手くそな文章申し訳ありませんでしさ




232: 名無しさん@おーぷん 2014/07/31(木)22:56:33 ID:52Tvo0Qpr
いいとも!



233: 1/2 2014/08/01(金)10:40:00 ID:xvCLUSQtZ
ラノベで申し訳ないが入間人間「アイで空が落ちてくる」
突如として襲った大津波によって崩壊した町が舞台
一人生き残った少年・シロ(たしか小4)は壊滅した町を彷徨っていたある日、黒猫の死体を見つける
周りにはバラバラになった見たこともない機械、赤い服に細長い人間のものらしい肉片
肉片は鳥がつっついていて原型をとどめていなかったが猫の死体は綺麗なまま
そして死んでいるはずなのになぜか体温を感じるその猫の死体をシロは興味深く思い、持ち運ぶことにする

猫にはもう一つ不思議なことがあった
時々、何の前触れもなく『消える』のだ
しばらくすると戻ってくるのだが、相変わらず死んでいるにも関わらず血色や毛並みが良くなっている気がする
そして猫が初めて消えてから三日後、見慣れない変化にシロは気づく

猫の尾っぽに手紙が結ばれていたのである
手紙の相手は科学者でパラレルワールドの研究をしている『林檎さん』という女性
ここから女性とシロの奇妙な文通が始まる
一人ぼっちのシロにとってこの文通は唯一の心の拠り所になっていった
手紙によると、女性のいる世界では津波は起こっていないし猫も向こうでは生きているとのこと
おそらく猫は平行世界世界を行き来している

そしてこの猫をとっかかりにパラレルワールドの研究が進めばシロを迎えに行けるかもしれないという
そんなやりとりを続けていたある日、突然猫が戻ってこなくなる
町には腐臭が漂いはじめ、食料も尽きそうになり絶望するシロ
二週間たって猫の帰還を諦めた



234: 2/2 2014/08/01(金)10:41:25 ID:xvCLUSQtZ
それから色々あって、ここで生きていこうと決心した矢先に突然猫が現れる
手紙には「実験が成功したの!もうすぐ君を迎えに行けるよ!きみを一人にしない約束を守るから、だいじょうぶ!私はリンゴさんだけに、赤い服を着ていくから!」と書いてある
「シロ君と私の地球には多少の時間のズレがあるけど大丈夫。この手紙をきみが読んでいるということは、そのズレを含めて調整出来ているってことだから。誤差は失敗しなければないはず!」
という記述もあったがまだ子供であるシロにはよく理解できなかった
そして、猫が目の前から消える
リンゴさんが迎えに来てくれる、リンゴさんに会える、ワクワクするシロ
『あぁ、楽しみだなぁ。』というシロの言葉で物語は終了

シロくん良かったね、で済めば良かったのだが
猫を見つけた時の「機械と赤い服と肉片」…それもしかしなくてもリンゴさん
ちなみに初出の雑誌掲載が3.11のちょうど一ヶ月前
その後単行本収録予定だったが当然のごとく見送られた



237: 名無しさん@おーぷん 2014/08/01(金)16:24:12 ID:JZVjqCfKN
>>234乙。
読んでみたくなったが単行本未収録か。
主人公が小学生なのがまた何とも後味悪いね、せめて中学生なら、
「ダメだよ林檎さん!僕見たんだ、実験は失敗する!もう少し待って…研究を重ねて!」
って手紙を書きそうだけど。



238: 名無しさん@おーぷん 2014/08/01(金)21:18:22 ID:xvCLUSQtZ
>>237
タイトルで検索してみたら公式サイトに全文掲載されてた
なんてことだ
http://irumahitoma.jp/webnovel/novel_s006/




244: 名無しさん@おーぷん 2014/08/04(月)01:02:29 ID:YWKKDJPsn
今日NHKで放送されてた熊の兄弟の成長を記録した映像の番組で、
最初は母熊の元で餌の獲り方とか覚えたりして独り立ちに向けて成長していく
様子が映されてたんだけど独り立ちしてしばらく経って二匹とも
餌を求めて市街地に出没するようになったから撃たれてしまったのが衝撃だった。

人を襲う可能性のある動物は駆除されなくてはいけないのはわかってるけど
こういう番組って動物達が厳しい自然の中で逞しく成長していくだろうって
希望を持たせるような描かれ方をするだけに少し後味悪い。



248: 1/4 2014/08/05(火)15:00:04 ID:WI7jUaFQH
何年か前に観た「あの日の指輪を待つ君へ」というイギリスだかどっかの映画が後味かつ胸糞悪かった。
うろ覚えだからところどころ違うかもだけど書いてみる。

主人公は70代前半くらいの女性で、最近夫(Aとします)を亡くしたばかりで娘と2人で暮らしている。
主人公はいつも不満気でイライラしていて、夫Aにも冷たくあたり、娘とも仲が悪いとういかギスギスしている。
(娘は理由もなく夫Aに冷たくし、死後も夫Aにも娘にも興味なさそうな母に対し怒りと不信を抱いてる感じ)

ある日主人公と夫Aの共通の友人であるBという男(これも老人)が訪ねてくる。
Bに対しても冷たい主人公。
また、主人公にアイルランドから「主人公と男の名前(Aではない)が刻まれた指輪が発見された」という電話がかかってくる。
(ここのあたりの前後関係を忘れてしまったので、電話を受けてからBが来たかも…)
Bは主人公に対し、「まだCのことを愛しているのか」というようなことを言う。
しれに対し主人公は「忘れたことはない」と言い、衝動にまかせてリビングの壁紙をはがし始めた。
その下には、若いころの主人公とAではない男の仲の良さそうな写真が沢山貼ってあった。



249: 2/4 2014/08/05(火)15:00:31 ID:WI7jUaFQH
実は主人公には50年前、愛しあったCという恋人がいたのだった。
主人公とA,B.Cは友人同士であり、男3人は全員主人公を好きだったが、主人公の心を射止めたのはCだった。
主人公とCは愛を誓い、一つの指輪に2人の名前を刻んだ。

しかし、Cは第二次世界大戦で、パイロットとなり戦争へ行くことになってしまう。
A.Bには「自分が死んだら主人公を頼む」と遺言を残し、指輪をお守り代わりに持って出撃していった。
結果Cは戦死し、死体も指輪も行方不明になってしまう。

主人公は嘆き悲しみ自暴自棄になるが、Cからの遺言を受けたAが必死で支え、結婚することになる。
(といっても主人公はAのことを愛したわけでも感謝するわけでもなく、上記のようにグチグチしてAには冷たい)



250: 3/4、4/4 2014/08/05(火)15:01:35 ID:WI7jUaFQH
そして50年後、指輪が見つかったとの連絡を受けて、
主人公はBと娘と共にその指輪を受け取りにアイルランドに行くという話なんだけど、
指輪を受け取って何か主人公は妙にすっきりして「過去に生きてもしょうがないよねっ☆」ってかんじになって、
Bと何となくいい感じになって映画は終わったんだけど、
ひたすらAと娘がかわいそうでしかなかった…。


ていうかそんなに忘れられないならAと結婚すんなよ…娘までこしらえたくせに…。
(ちなみに娘は年齢的にどう考えてもAの子ども)
ずーっとイライラグチグチして娘と夫Aには愛情注がず…「私の人生は21歳(C死んだ時)で終わってるから」とか娘に対して言うし…
じゃあそのあと生まれた娘はなんなんだよっていう。

ちなみに娘に対しての救済は特に無く、主人公だけがすっきりして終わってた。
しかも今あらためてググったらこれ実話がもとになっているらしいと知って更にモヤっとした…。


ごめん分割こんなにいらなかったのでこれで終わりです…。



251: 名無しさん@おーぷん 2014/08/06(水)00:13:57 ID:a8Qd0fJvw
Bといい感じになるくらいなら最初からBと結婚しとけよ…
それともAが存命中に指輪が見付かってたらAといい仲になってたのか?



265: 名無しさん@おーぷん 2014/08/11(月)11:38:02 ID:upZqEc7qd
吸血姫美夕シリーズの初期の作品。作者は垣野内成美。 タイトルは忘れた。

香苗が中学生の時に両親は事故死した。
大学生の兄に、香苗は「私は学校の寮に入る。二人で暮らす準備が出来たら迎えに来て。
待ってるから」と言った。

寮では意地悪をする子もいなかったし、友達もたくさんできた。
しかし繊細な香苗にとって、他人に囲まれて暮らすのはひどくストレスの貯まるものだった。
「いつか兄が迎えに来てくれる」それだけを支えに、香苗はストレスフルな暮らしに耐えていた。
時は流れ、香苗は高校生になった。迎えは、まだ来ない。

深夜、寝付けなかった香苗が何気なく窓の外を見ていると、裏庭の湖のほとりにA子先輩と
見知らぬ少女(美夕)が一緒にいるのが見えた。
美夕はA子先輩の首筋から血を吸い、血を吸われたA子先輩はそのまま湖に入って
入水自殺してしまった。
あの子は吸血鬼だ! A子先輩はあの子に血を吸われて殺された! お兄ちゃん助けて! と
香苗はひどく怯えた。

香苗は翌日、学校の図書室で吸血鬼に関する本をありったけ借り出した。
たくさんの本を抱えてよろよろ歩いていると、女子生徒にぶつかって、本を2、3冊落とした。
女子生徒は親切にも落とした本を拾ってくれた。
香苗は礼を言って本を受け取ろうとして、硬直した。
女子生徒は美夕だった。
美夕は意味ありげな口調で「その本、面白い?私も読んでみようかな」と言って去っていった。
香苗は真っ青な顔で立ち尽くした。

しかしその後美夕は何をするでもなく、香苗の周辺にも現れなかったので、香苗は少しずつ
吸血鬼への恐怖を忘れていった。

3ヶ月後、学園祭が行われた。
クラスの演し物の準備をしていると、友達が香苗に「お兄ちゃんが来たよ」と教えてくれた。
香苗は喜んで兄を迎えに行ったが、兄は綺麗な女性といっしょだった。
ショックを受けた香苗は「私、部活(茶道部)の方の手伝いがあるから!」と言って逃げ出した。

茶道部室には誰もいなかった。
香苗が混乱した頭で兄のことを考えていると、美夕が現れて
「お兄さんと一緒に暮らせないわよ。あなた、邪魔になるじゃない」と言った。
最後の心の支えを砕かれた香苗は放心状態で、気がつくと自分から首筋を美夕に差し出していた。

美夕は香苗の血を吸いながら、優しい声で話しかけてきた。
「A子さんはね、ずっと死にたがっていたの。受験のことや複雑な家庭の事情を
抱え込んでいたから。何回も湖のほとりに来て入水しようとして、でも怖くて出来なかった。
だからA子さんに望まれた通りに彼女の血を吸って、夢を与えて湖の底に導いたの。
これが一番いい結末でしょう?」

いつまでも帰ってこない香苗を心配して、友達が香苗を探しに来た。
香苗は焦点の合わない目で茶道部室の近くを歩いていた。
香苗は美夕の与えた夢の中にいるのだ。兄とふたりで寄り添い合って暮らすという幸せな夢の中に。



266: 名無しさん@おーぷん 2014/08/13(水)15:01:03 ID:slwSiXMjD
この間の探偵ナイトスクープ。
33歳の女性がやっと結婚が決まった、ってことで結婚式を挙げるんだけど
80歳の祖母が出席したがらない。
探偵さん、説得して下さい。って依頼。

依頼を出した時期が遅かったのかテレビ局のせいなのか探偵(ハライチ澤部)が行ったのは式当日の朝。
式(披露宴?)は14時から。
この婆さん、「こんな汚い年寄りが若いもんの集まる結婚式になんて」とか「迷惑かけるから」とか言ってばかりで
式に出て欲しがってる主役の孫娘の気持ちも一切考えず
「結婚式出たいわぁ」「心残りやわ」とか言うのに探偵の説得に絶対首を縦に振らない。
で、説得失敗で探偵だけが式場に行って謝って、撮りたてのビデオレター上映。
しきりに「ごめんなぁ」「行きたかった、心残りや」って謝る婆さんと、泣く新婦。

いや、謝るくらいなら行けよと。意味分からん。
年とったらそんな気持ちも理解できるのかなーと思いつつ、新婦や探偵さんの気持ちを思うと本当に後味悪かった。



267: 名無しさん@おーぷん 2014/08/13(水)23:16:42 ID:HmRZDBwER
あの依頼は後味悪かった。
てっきり本当は説得に成功して連れて来てて、
式の最後に登場してサプライズ!だと思ったのに。



270: 名無しさん@おーぷん 2014/08/14(木)23:36:08 ID:z1yiLscnc
藤田和日郎の読み切り。ネタバレ注意

どんなものでも切って美味しい料理に変えてしまう「黒包丁」。
それを使い、街へ出ては目に付いた若い娘を細麺にして食ってしまうなど暴虐暴食の限りを尽くす王がいた。
ある日、ありとあらゆる美食を尽くしたという小男を宴席に招く王。この男・美食王に料理を振る舞い、「美味であった」と言わせるのが世の美食家の夢なのだ。
しかしこの宴席、一人の少女が紛れ込んでいた。姉を王に食われ、復讐のため何年も掛けて自らの体に毒を染み込ませた「毒女」。

まんまと自らを王に料理させ食べさせた少女、王はその体に染み込んだ毒をも取り込み苦しみ始める。
その様を見て美食王は語り始める。昔、美食家の上にドケチな王が居た。王は魔神に頼み、2本の包丁を授けられた。
どんなものでも切って美味しい料理に変えてしまう「黒包丁」。
その料理を元のままに戻す「白包丁」。
これがあれば何度でも同じ材料で同じ料理を作って食える、と喜んだ王は国中のあらゆるものを食べ……自らの国を全部食らって気がついた。

白包丁は一体何を切ればいい?

自らの腹を切る覚悟もなく、詫びるべき相手は腹の中、いつしか黒包丁はその手に無く、その愚か者は当てもなくさまようことになったとさ。
美食王は懐から白包丁を取りだし、目の前の王を真っ二つに。白包丁の力で王に食われたものはすべて元通り、「毒女」も毒と少女に分離し、姉と感動の再会を果たす。

最後は月に映る人形影絵風の絵で、元毒女の少女が美食王に玉子焼きを振るまい「うむ、美味であった!」で終わるんだが、
そもそもの元凶がのうのうとしてんなよと……



272: 名無しさん@おーぷん 2014/08/15(金)10:29:53 ID:7iiuE449A
>>270
乙でした。
読んでみたくなったが最初諸星大二郎で、次に犬木加奈子で再生されたww



273: 名無しさん@おーぷん 2014/08/16(土)01:22:01 ID:dnUdiTcv0
>>270
リンゴを切ったらあら不思議!おいしいアップルパイとアップルティーに!
鶏の首をはねたら焼きたてのローストチキンに!
ってのを想像したら、食材じゃないのを切るんかーい



271: 名無しさん@おーぷん 2014/08/15(金)02:04:36 ID:fiAvLslHO
元凶がちゃっかり幸せになってると腹立つわなw

それとちょっと似てるかな?昔ジャンプで連載していたMr.fullswing。
高校野球の皮をかぶせたギャグ漫画なんだけど、何気に暗い設定が多い。
特に剛球左腕が自慢の犬飼と犬飼の幼なじみでバッテリーを組む辰羅川、
甲子園常連高で四番を張る御柳の過去が後味悪かった。

高一の現在、犬飼は御柳に敵がい心を持ち御柳はそんな犬飼を小馬鹿にする関係
(辰羅川はそんな二人の間でオロオロ)だが小学校の時は三人でつるんで遊ぶ仲だった。
ある日お調子者の御柳はデパートでゴジラ松井のキーホルダーを万引きしようとする。
悪怯れる様子もない御柳にオロオロしつつも止められない辰羅川と「三人分な」と煽る犬飼。
そこにたまたま三人が憧れる十二支高校野球部のエース大神が通りかかる。
「万引きなんかすんな、親が泣くぞ」とにこやかに制止する大神に御柳は誤魔化そうとするが
先に店員に見つかってしまう。

大神は「俺が盗んでこいって命令したんですよ」と告げ三人を庇う。
その後大神は三人をそれぞれ諭しちゃんと金を払って買ったキーホルダーをプレゼント。
以来三人は大神に頭が上がらなくなり、大神の練習がない時は野球を見てもらう事に。
三人とも大神を慕っていたが、特に同じピッチャーの犬飼は深く心酔していた。
そんなある日御柳がイタズラで大神のキャップを奪い道路に飛び出す。

ちょうどそこに大型トラックが突っ込んできて轢かれると思った瞬間
いち早く飛び出した大神に突き飛ばされ御柳は一命を取り留める。
しかし庇った大神は代わりにトラックの下敷きになり帰らぬ人となった。
話はそれだけに終わらず、責任を感じてか御柳は野球の練習に顔を出さず
悪い連中とつるむようになる。

御柳を説得しようと持ちかける辰羅川に最初は渋っていた犬飼だったが
大神にかつて言われた「友達が誤った方向に行こうとしたら全力で止めてやれ」の言葉を思い出し
不良たちの溜り場に乗り込む。
溜り場には御柳は不在で居合わせたDQNらに絡まれる二人は抵抗するが
それがDQNらのいらだちに火をつけリンチを食らう。
犬飼がピッチャーだと知ったDQNは犬飼を押さえ付け左腕を骨折させる。

「おまえらの友達(御柳)が頼んだからな」と嘘を吹き込んで。
それがきっかけで犬飼は御柳を「自分の過失で大神さんを死なせ、
反省しないばかりか自分に怪我を負わせた(お陰で中学の三年間犬飼は野球から遠ざかっている)」と誤解し
激しく憎むことになった。
当の御柳はそんな事があったとは露知らず、中学は二人と顔を会わせ辛く違う所に進んだものの
高校は二人と同じ、そして亡き大神が通った十二支高校に行こうと決意する。

それを大神の墓前に報告に行った御柳だが、同じく犬飼と辰羅川も墓参りに来た事に気付き隠れて様子を窺う。
辰羅川が離れ、犬飼一人になったところで声をかけようとする御柳だが
犬飼の「こんな事ならあいつ(御柳)が死ねば良かったのに」との独白を聞き壊れる。
結果御柳は現実逃避かあれだけ尊敬していた大神を貶める発言をし犬飼を挑発、
犬飼も御柳を見返すためだけに野球をするようになってしまいチームからも孤立。
終盤になんだかんだあって御柳は真相を知って主人公の励ましもあり立ち直るんだけど
完全に二人の誤解はとけていなくて「もしかしたら御柳にはまだ昔の心が残っているのかも?」程度。
御柳一人が胸にしまって自己満足している状態。

最終的に犬飼側からでなく御柳視点で話が解決されたせいか
誤解されてぐれた御柳カワイソス逆恨みする犬飼最低みたいな空気になったのが解せなかった。
大好きな先輩を失って傷ついたのは同じでも原因作った本人だけが吹っ切れて
巻き込まれた二人が釈然としないのも可哀相。



275: 名無しさん@おーぷん 2014/08/19(火)11:12:29 ID:vaQHz9OqI
高橋葉介「夢幻外伝」から

駅前広場。
「あなたぁ、ちょっと坊やをお願いね。すぐ戻りますから」
若い妻から乳母車を託された初老の紳士。
まあかわいい!お孫さんですの?と話しかけた若い女。
「ははは、いや実は息子でしてね」
「随分お若い奥様ですこと、きっと本命の恋人と二人であなたの事を嘲ってましてよ。まあお聞きくださいませ。よくご覧なさい、あなたに似ているところがごさいまして?」
紳士は赤ん坊を絞め殺した。

人待ち風情の少女。
若い女が話しかける。
「恋人を待っているのね?」
「ええ、坊っちゃま…彼と私、駆け落ちするんです」
「まあ、お幸せに…でも彼、ちょっと遅くはなくて?いいからあたしの言うことをよくお聞き、あなた捨てられたのよ可哀想に」
少女は線路に飛び込み、轢死。

風呂敷包みを下げた老婆。
若い女が話しかける。
「重そうですわね、お持ちしましょう」
「ハイハイどうも、ご親切に。でも大丈夫ですじゃ。孫への土産の餡ころが入っておりますのじゃ」
「まあ、お孫さんに会いに行かれるの」
「ハイハイ、目に入れても痛くない可愛い孫ですじゃ。嫁がまた親切で、ワシは幸せですじゃ」
「でも本心では、早く死ねばいいと思ってますわよ。息子さんもお嫁さんに丸め込まれて…あたしの言うことをよくお聞き…お孫さんも小さいうちはいいけど、大きくなったらあなたを邪険に扱いましてよ」
老婆は首を吊った。

女を追っていたこのシリーズの主人公・夢幻魔美也(女癖の悪い美青年。オカルト能力あり)、物陰で女を捕まえ唇を奪う。
長いキスのあとで女を抱き締めたまま、魔美也は言う。

「哀れな女だ、何度も裏切られ傷つけられて…口から出る言葉は全て毒になった」
「………そうよ、あたし可哀想なのよ。どうかあたしを愛してると言って」
「お前なんか嫌いだ」
魔美也、後も見ずに悠然と去る。
女、絶叫し泣き崩れる。

翌日、魔美也は「食あたり」で寝込んでいる。
下宿屋の娘がぶつくさ言いながらかいがいしく世話をやく。
娘の話では、近くの川で女の水死体があがったそうだ。
まだ水も冷たいだろうに、と同情しながら、きっとあんたみたいないい加減な男に捨てられたのよ、あんた絶対ろくな死に方しないから、と毒づく。
魔美也、珍しくやり込められて
「あいつが一番、口に毒がある…」
とつぶやく。



276: 名無しさん@おーぷん 2014/08/20(水)13:48:05 ID:mZdjJl88V
>「お前なんか嫌いだ」

がかなりスッキリ感じられたけどな。一ページの6割ぐらいの大ゴマで
魔実也がこれでもか、っていうくらいの敵意を込めて言うのがカタルシスだったし。
女も女で無防備な状態でカウンターパンチをもろに喰らったような感じで、
ざまぁwwwとか思ったなぁ。



277: 名無しさん@おーぷん 2014/08/21(木)19:00:27 ID:0WWfhtUXH
同じくざまぁwとしか思わなかった。
女に感情移入すると後味悪く感じるのか?



290: 名無しさん@おーぷん 2014/09/01(月)17:38:31 ID:mwMugjWXj
昔読んだハードカバーの児童書の話。
作者も題名も覚えてない。

主人公は女の子。
小さな村に住んでいて、同じ年頃の男女とよく遊んでいた。
ある日見知らぬ人が遊んでいる主人公たちに魔法の石をプレゼントする。
なんねも願いを叶える石だそうだ。喜ぶ友達とは裏腹に主人公は気味悪く思っていた。

主人公の友達の一人、女の子なのだがたまに家に訪ねてくる叔父さんに憧れを抱いていた。
街に住んでいてかっこ良くて。
訪ねてきた叔父さんが帰ったあと、友達は石に願いをかけた。
「叔父さんの足に根が生えて、ずっと家にいてくれますように」
(ここら辺の表現が外国っぽい気がする)
石が熱を帯び、友達はびっくりして取り落としてします。床を探してもどこにもない。

訝しんでると、外から悲鳴がした。
叔父さんが庭先で足が動かないと騒いでいた。
友達の両親が引っ張っても動かない。まるで根っこが生えたように。仕方なく、父親が斧で地面と足を切り離そうとするとら叔父さんは悲鳴を上げた。斧に血がついている。どうしようもなく、叔父さんはそのままに。
友達は嬉々として叔父さんの世話をした。ご飯をもってきて飲み物を上げて。
しかし段々叔父さんは食べなくなって行く。足だけでなく手や体も動かなくなっていく。喋るのも億劫になるように。

ある日叔父さんは喉が乾いたと訴えた。友達は水を入れたコップをあてがうが飲みたくないと言う。
「足元に水をかけてくれないか」
水を地面にこぼすと、叔父さんは満足そうにため息をついた。
そこで初めて怖くなった友達は、叔父さんに謝罪。事の次第を話す。
当然叔父さんは激怒。なんとかしろと言われるが、石は見つからない。
そうこうするうちに叔父さんは木に変わってしまった。

同じように石をもらった友達が願いをすると、たしかに叶うのだが後で後悔する形での叶い方だった。
最後に後悔した友達が集まって、何の願いもしてない主人公が、いままで友達がした願いを取り消すように石に頼む。
はい元通り。といったストーリー。

それぞれの願いが叶う過程を一章っといった形になってるかなり長い話。
人が木に変わっていく過程の書き方が不気味すぎていまでも覚えている話。



291: 名無しさん@おーぷん 2014/09/01(月)18:14:52 ID:b9poRXQsS
最近見たドキュメンタリー。
85歳になるおばあちゃんが、今でも現役のあまさんで、
元気に海にもぐってウニやらをとっていた。
ただ、規制があるそうで週に2回ほど、数もそんなにたくさんとれないようで収入は月に数万円とのこと。

おばあちゃんは冷えた体を温泉で温めてうちへ帰るのだが、
ぼろいアパートにはヘラヘラしたハゲた孫がいた。
ナレーションでは、おばあちゃんの数万円の収入だけでは食べていけないので、近所に住む息子に援助してもらっている、と。
すると、この孫とやらはニートということになる。
平日の昼間から家にいる様子からもそう伺える。
この子だけが生きがい、この子だけが…と懸命に訴えるおばあちゃんが不憫でならなかった。
ナレーションによると、家事も全ておばあちゃんがこなしているとのこと。
もういっそ、シんでやれよ孫…



295: 名無しさん@おーぷん 2014/09/06(土)12:37:42 ID:gAEbsxhxZ
アメリカのTVドラマ『Dr.HOUSE』

ハウス医師は診断医としては天才だが、毒舌で性格が捻くれていて人が嫌がることをするのが大好きな困った人である。

そんなハウスの元に軍人が訪れた。
イラクから帰還して除隊するはずだったが、なぜかすぐまたイラクに行くことになってしまった。
妻が妊娠したこともあり、もうイラクには行きたくないから偽の診断書を書いて欲しいと言う。
ハウスは、偽の診断書なんか書けないと拒否し、
「自分が若い頃は徴兵逃れにはカナダへ逃げるか足を撃ったもんだ」と言って軍人を追い返す。

暫くしてまた軍人がやってきた。足の指を怪我している。本当に自分の足を撃ったのだ。
「これで診断書を書いてくれますね?」と軍人は迫るが、ハウスは
「残念ながら足の指が4本でも軍務には影響がないと規定されている」と言って軍人を追い返した。

さらに暫くすると、軍人が車椅子に乗って現れた。
片足が膝から下がなくなっていた。
しばし見詰め合う二人の表情は、何とも言えない微妙なものだった。



303: 1/2 2014/09/15(月)15:37:09 ID:JhsyZZufa
フレドリック・ブラウン「ドーム」1958年刊行

37歳の男、朝のラジオニュースでアメリカのある都市が全滅した事を知る。
ソ連の核ミサイルに違いない!と思った男、28歳の女秘書にプロポーズしてあっさり振られる。
あんまり急だし、そういう事はもう少しロマンチックにしてほしいし、男の事は偉大な科学者と思い尊敬もしているが異性だと意識した事はない、というわけ。
男は秘書に説明する。

男は以前、政府の依頼で最強シールドを開発していた。
装置を中心に球状の磁場を発生させ、外部の影響を受けない強力なシールドだ。
ただし発生させる時に莫大な電力が必要で、電力はシールドの大きさの3乗に比例する。磁場の維持と解除にはたいした電力はかからない。
つまり、アメリカの街々なり軍事施設なりを守る大きなシールドを複数作るには、アメリカ全土の電力を消費しても足りないのだ。
政府は研究を捨て、男は野に下った。

男は秘書に都市が1つ全滅した事を告げ、君を救いたい、今すぐ結婚しなくとも友達として一緒にいてほしい、今まで研究一筋だったがこれからは君を愛する事に専念できる、と説得に努めるが、秘書は男の自宅兼実験施設のビルを出ていこうとする。
若い頃に看護婦の訓練を受けた事があるから有事の際には役に立つ筈、と主張する秘書を、男は止められなかった。
秘書が駆け出すのを見送った男は、装置を作動させた。

自宅兼実験施設のビルがすっぽり入る半径10mあまりのシールドができ、外の様子が見えなくなった。
あれから30年、男は何度もシールドを解除しようとしたが、死の灰の恐怖、文明を失い野蛮人に逆戻りした生き残りに殺される恐怖で、男はたった一人の生活を続ける事を選んだ。



304: 2/2 2014/09/15(月)15:38:46 ID:JhsyZZufa
生き残りの人類は野蛮人だろうか、せめて農耕時代になっていれば自分の知識を分け与えて感謝されるだろうか、と思った男は装置のスイッチを切った。

灰色のシールドが消え、見慣れない様式の整然とした早朝の街が現れた。
核戦争後わずか30年でここまで文明が復活するものだろうか、と思いながらビルを出てもう開店している商店に入ると、若い店主がまじまじと男を見た。
男が恐る恐る訊ねると…

30年前、最終戦争の気配を嗅ぎ付けた銀河連盟の大艦隊が地球に飛来した。
都市が1つ全滅したのは、全くの事故。ソ連の核ミサイルではない。
核を動力にした宇宙船が一機墜落したのだ。
艦隊は誤解を解き、地球は銀河連盟への加入を許された。
今や世界政府ができ、銀河連盟の一員となった地球は火星と金星に植民し、恒星間旅行も可能となった。
そればかりか…

店主は気の毒そうに男を見た。
「あなたはお幾つで?」
「67だ」

…そればかりか、銀河連盟が教えた長寿法で人類は数百年の寿命を得た。
これはせいぜい50までに受けなければ意味がない。

男は礼を言い、ふらふらと店を出た。
あの日ラジオニュースをもう少し聞いていれば、今頃は相変わらず美しい女秘書と暮らす事もできたのだ。

親切な銀河連盟は男が求めるもの、すなわち磁場を再現する為の莫大な電力を気前よく与えてくれるだろうか。
そうすれば男は、短い余生をシールドの中で、たった一人で送る事ができる。
男はかつて恐れていた死を、彼の人生と同じ孤独な死を待ち望んでいた。



307: 名無しさん@おーぷん 2014/09/19(金)01:01:07 ID:oqrp2HAeU
CSI:科学捜査班 シーズン4 第4話「灼かれて眠れ」

熱中症で倒れる人が頻発する猛暑のラスベガス。
スーパーの駐車場で、買い物客が車の後部座席に置き去りにされている赤ちゃんを発見する。
警備員が駆けつけて窓を割って救出しようとするも、既に赤ちゃんは死亡していた。

赤ちゃんを放置していたのは夫の方で、普段は妻が見ているのをたまたま代わっていて、さらに仕事のトラブルが入ってきた為に
うっかり赤ちゃんがいたのを忘れてしまったと証言した。
だが赤ちゃんの検死の結果、血中から少量の殺虫剤の成分が検出され、殺人の疑いが出てきた。

さらにこの夫婦には、3歳で死亡した長男がいたことも判明。
長男は「テイ=サックス病」という先天的な遺伝病で死んだということになっていたが、念の為に遺体を掘り出して検死を行った。
検死の結果は、長男の死には不自然な点は無く、確かに病死だった。

テイ=サックス病は、両親共に保因者の場合に25%の確率でこの病気の赤ちゃんが産まれる。
生後6ヶ月以降に発症、身体能力が著しく低下し、さらに目や耳が聞こえなくなり筋萎縮が始まり麻痺を起こし、遂には死亡する

さらにこの病気には現在治療法が無い。

車に置き去りにされた次男の方は、生後3ヶ月段階の検査ではテイ=サックス病は陰性と診断されていた。
だがここ最近になって、目に赤い斑点が見つかったり首のすわりが悪かったり、テイ=サックス病の兆候が現れた。
夫婦は次男もテイ=サックス病だと思い、また長男と同じ辛い闘病生活をおくらせるのを不憫に思い、わざと車に置き去りにしたの
だった。

しかし再度の遺伝子検査でも、次男はテイ=サックス病に陰性だった。
実は妻が庭いじりをしていた時の殺虫剤が次男に影響を与え、テイ=サックス病と似た症状が出たのだと判明する。
この事実を告げられた夫婦は言葉を失った…。



308: 1/3 2014/09/20(土)11:23:46 ID:x1ULCzCUS
H・P・ラヴクラフト「外宇宙の色彩」訳者によっては「宇宙からの色」

アーカム郊外に、「焼け野」と呼ばれる不毛の地がある。
灰色の塵のようなものが一面に敷き詰められ或いは降り積もり、風雨の影響はないようだ。
元は農家だったらしい土台石と崩れかけた古井戸とねじくれた貧相な木があるだけの「焼け野」は、貯水池の底に沈む予定だ。
調査員の私は「焼け野」を薄気味悪く思い、わざと遠回りでアーカムに戻った。

アーカムの酒場にたむろする連中によると、「焼け野」は昔Aという一家の農園だったが井戸に隕石が落ちてああなった、一家は殺しあったんだか病気だかで全滅。
彼らはまた、耄碌農夫B爺さんの言う事は信じるな、とも言った。
だから私はBを訪ねた。
「焼け野」近くに一人暮らしのBは酒場にたむろする誰よりも明晰な頭脳と確かな記憶力を持っていたが、無気力で「焼け野」の方を気にするような様子を見せた。

昔、A農園の井戸近くに隕石が落ちて学者連中が調査に訪れた。
隕石にあるまじき事だがそれはくすぶりながら小さく縮み、殻のようなものと見たことのない色合いの小さな球に分かれ、球は幾つか井戸に落ちた。
球も殻も、スペクトル分光にかけても地上のどの元素とも一致しなかった。
翌朝、坩堝に入れられた隕石のかけらは跡形もなく消えていた。

夏、A農園の果樹は大きく香りのよい実をつけたが、どれもひどい味の見かけ倒しだった。
牛がひどい味の乳を出したのでA一家が牛を離れた牧草地に移すと、乳の味は元に戻った。

秋、果樹が残らず枯れた。
A一家は無気力で神経質になったが、学校に通う三男はまだましだった。

冬、A一家は引きこもりがちになった。
ウォンバット狩りの少年たちが、A農園ではウォンバットが変な具合に跳び跳ねると騒いだ。
確かにA農園では、狐やリスが雪原におかしな足跡を残した。井戸のまわりが特にひどかった。
A農園では犬は無駄に吠え、馬は怯えるので誰も近寄らなくなった。



309: 2/3 2014/09/20(土)11:27:45 ID:x1ULCzCUS
Bだけは時々A農園を訪れていたが、Aはだんだん元気をなくし、そういえばA夫人や三人の息子たちも姿を見せなかった。
Aは、夫人が狂ったので屋根裏に閉じ込めた、三男も狂ったので閉じ込めた、長男と次男は井戸に水汲みに行ってから戻らない、井戸のまわりの木が風もないのに脈打つように震えると言った。

Bは保安官に、Aは瀕死、A夫人と三男が監禁されている、長男と次男は井戸に落ちて死んだらしいと訴え、警官隊を引き連れてA農園に戻った。
Aは灰色に萎びて死んでいた。
屋根裏のA夫人と三男も同じ姿で死んでいた。
井戸をさらうと、白骨死体が二体と小動物の骨がたくさん見つかった。
井戸の底には得体の知れない粘液が溜まっていた。

検分が終わったのは夜で、不気味な農園を夜に通るのが嫌だったBは、保安官事務所に戻るのは朝まで待つよう進言した。
井戸からあの隕石の中身と同じ色合いの光が立ち、Aが生前言っていたように木々が風もないのに脈打つように震えた。
井戸の光は稲光のように勢いよく空へ走り、朝になると農園の植物は残らず枯れていた。

Bは教養のない農夫の飾らぬ言葉で、隕石は種かタマゴだったのでは、と推測した。
農園の植物や瘴気で惑わせた動物から精気を吸いとって成長し、ずっと眠っていたのが骨をさらう時に棒で突いたので目覚めて帰還したのではないか、と。
「焼け野」が貯水池に沈むと聞いて、Bはほっとしたようだ。

私は辞表を出した。アーカムの水は何と言われようと絶対に飲まない。
新聞によると、「焼け野」は毎年少しずつ拡がっているそうだ。
私は「焼け野」の古井戸から瘴気が立ちのぼり、日光を歪ませているのを見た。
Bの話では、井戸に落ちた球は1つではない。残党がまだいるのだ。
工事が始まったら現場監督に手紙を書き、Bの様子に気を付けてくれるよう頼まなければ。
A一家は無気力になっていったとBは言ったが、B自身もまた無気力に見えた。
私は親切なBが、灰色に萎びて死ぬ様子など見たくないのだ。



310: 3/3 2014/09/20(土)11:28:42 ID:x1ULCzCUS
付記。アーカムの隣町キングスポートは、短編「霧の中の不思議の館」の舞台。
キングスポートの崖の上には古代の神々が集うと噂され、町民は近づかない館があり時々賑やかな笑い声が聞こえるが、町の長老はそれをあまり喜ばない。
古い習慣をバカにする若者が館を訪れて魂を奪われ抜け殻のようにおとなしくなって戻り、館はますます賑やかに、町から活気が失われてはいけないのだ。
それに、館が賑やかになると邪悪な神々に目をつけられるかもしれない。
アーカムには「焼け野」の有害物質が溶けた貯水池があり、二つの町の未来は暗いな、という後味の悪さがある。

作者はSF界へ進出しようとこの作品をSF専門誌に送ったが、1語0,2セントという最低以下の稿料を得たのでホラー小説界にとどまった。
当時は1語0,5セントでもしみったれと言われたそうです。



312: 名無しさん@おーぷん 2014/09/28(日)16:46:36 ID:BixOfaU3N
西秋生「いたい」
星新一編・ショートショートの広場1から

就職した僕を追いかけるように上京した姉は、おそらく初めての恋をした。
姉の恋人は姉の目の前で轢死したそうだ。
それ以来姉は身体中が痛いと泣き暮らし、恋人の断末魔の苦しみを感じていると主張している。

木造アパートのドアの外まで姉のうめき声が聞こえたような気がして、仕事帰りの僕はうんざりした。
「姉さん、入るよ。…まだ痛むのかい」
「ありがとう、でもいいの。ほっといて頂戴」
姉は奥の六畳間で床に正座し、ベッドに上半身を投げ出してうめき続けている。
酒でも飲めば痛みをごまかせるんじゃないの、と提案しても、飲みたきゃ一人で飲みなさいよ、私は愛する人に目の前で死なれたのよそんな気になれないわ、と返されたので、僕は一人で焼き鳥屋に行った。

姉はまだうめき続けていた。
うんざりした僕は、酔いに任せて言ってしまった。
「姉さん、いい加減にしろよ。いつまで猿芝居を続けるつもりなんだ」
近頃太りだし、さらに醜くなった姉は泣き濡れた顔をあげて僕を見た。

「よく思い出してみろよ、そいつは本当に姉さんの目の前で死んだのかい」
「違うだろ、そいつは姉さんを騙したんだ。姉さんは捨てられたんだよ」
「惨めな思いをしたくないから、そいつが目の前で車にはねられたなんて嘘を…」
「自分を騙すのもいい加減にしろよ」

姉は絶叫の形に口を開け、でも声は出さず、輪郭から崩れはじめ、消えてしまった。
僕は、幻肢痛(ゴーストペイン)という言葉を思い出した。

姉は不実な恋人が目の前で死んだと思い込む事が生きがいになっていたのだろうか。
…僕の胸の奥がちくりと痛み、それは段々と強く激しくなり、いつまでも消えなくなった。



315: 名無しさん@おーぷん 2014/09/29(月)23:25:33 ID:xMyq1ywIM
フリーゲーム「ダリヤ~Lasciatemi morire~」
生体兵器で運動性失語症の少女ダリヤが災害を起こした賞金首の科学者を目指す物語

ノーマルエンドは以下が判明する
・賞金首はダリヤの実の父親
・父親がダリヤを生体兵器に改造
・その影響で声を失った
が、ダリヤが賞金首を目指した動機がわからない


ダリヤの動機は、真エンドで明かされる

科学者の女性を仲間にして父親を倒すと、女性が母親だとわかる
母親から一緒に世界を再興しようと誘われる
が、コロす

コロした直後
何故か声が出るようになり、ダリヤが一人で語り始める

「救いのないバカばかりだから、誰にも理解できないだろうけど
私は歌うことが出来るだけで良かった。

友達も家族も全部が石ころと同じ。
タヒにかけて生体兵器にされたけど、許せなかった。

歌えないなら生きてない。

いまさら出てきて母親面すんな売○。死んで当然よク○女。

これからは好きに生きる。歌って殺し続けるの。
誰も私を止められないなら、世界は私を受け入れたんでしょ?」


ゲーム作者は
ダリヤは生まれつき自閉症気味で歌うことしか興味がない偏った人間
周りの人間(プレイヤーも含め)が勝手なイメージをダリヤに投影していただけ
と書いていた

後味悪い



316: 名無しさん@おーぷん 2014/10/01(水)22:46:08 ID:nKPGInGu7
宗田理の僕らのヤバイト大作戦という小説

シリーズ物らしいがこれしか読んだことないのでおかしいところがあるかもしれん。

少年少女達が親が働けなくなった同級生を助けるため様々な方法で金の工面をする話。

その金策の一つに
血統書付の雌猫を追い回している野良猫がいて
一回でも野良猫と交尾すると血統書の価値がなくなるが
家の中に閉じ込めておくと病気になるから一週間に一度だけ散歩をさせる。
その間に野良猫が近づかないように見張っておいてほしいというバイトを受け持つというシーンがある。

が、実際は見張りなどせず

「血統書とか人間の都合。猫も好きな奴と結ばれるべき」
「二週間もしたら腹が出てきてバレるからそれまでに逃げる」

それを聞いた友人も

「優しいな」
「動物の気持ちがわかるんだな」
「獣医になれば?」

と絶賛。

いやいや金もらっといてそれはないだろ?
産まれた子猫はどうなるの?かわいそうじゃないの? と

小説自体は面白かったのにそこだけがどうしても気になって後味悪かった。



318: 名無しさん@おーぷん 2014/10/08(水)20:29:37 ID:9314ibrSu
連レスになるが
>>316
僕らのシリーズはだいたいそんなもんだよ

大人は徒党を組んで違法すれすれのずるいことばかり!
だから僕らは徒党を組んで違法行為で対抗します。

何十冊も出てるけど、大体こんな感じの話ばっかり
中二病の中高生時代は楽しんで読めるけど、
一旦冷めると中高生のDQN自慢にしか見えない



317: 名無しさん@おーぷん 2014/10/08(水)20:24:58 ID:9314ibrSu
精神障害者の一人暮らしをサポートする、というNPO法人があるんだが、
そのパンフレットに書かれていたエピソード二つ

その1
Aさんは統失で長らく入院していたが、無事退院し、一人暮らしをすることに。
しかし、Aさんは精神障害のことを恥と考えており、病院に行かなくなった。
奇行や暴走した発言が復活し、大家や近隣の人から苦情がきてしまう。
法人の人たちが行動してAさんは再び病院に通うようになったが、
今でも数ヶ月に一度、法人にはAさんの苦情が届く。

その2
幼い頃から母親や弟とともに父親から虐待を受けていたBさんは、
父親の目をかいくぐり心療内科を受診し、結果、障害者として認定された。
法人の手を借り、母と弟とともに父親の元から逃げたBさん。
しかし今でも、Bさんは父親の影を恐れ、まともに外も出歩けないという。

このエピソードを読んで、
「すごい! 私も一人暮らししよう!」と考える人間がいるんだろうか



330: 名無しさん@おーぷん 2014/10/14(火)23:15:04 ID:3dZQpId1K
古畑任三郎から。
まあだいたいこのスレ的には田中美佐子の話が定番だと思うけど、個人的に沢口靖子の話かな。

話はだいたいこんな感じ。

犯 人は沢口演じる私立女子高教師A。Aの勤める高校は物凄く規律が厳しい。Aは卒業生であり、厳しい規律を恐ろしいほど守り、生徒にも強要することで嫌われ ていた。そしてこの高校には自由な感じで生徒にも人気がある男性教師Bもいた。当然AはBと対立していた。ある日AはBを殺害する。そのあと古畑が捜査を 担当し、Aに目をつけるも肝心の動機がわからない。そんな中、Aが女子生徒から口紅を没収していたことをつきとめる。口紅は未使用だったはずなのに使用し たあとがあった。古畑は動機を解き明かす。Aはつい衝動的に規律を破り口紅を塗ってしまうが、その直後にものすごい後悔に苛まれる。しかしそれを運悪くB に見られてしまう。Bを殺した動機は口封じってわけでもなく、ただ見られたくない姿を一番見せたくない人物に見られてしまい恥ずかしかったから。正直動機 も理不尽すぎるし、そのあともやけに美化してて後味悪かった。



335: 名無しさん 2014/10/22(水)20:07:17 ID:59NKb7tQ8
>>330
懐かしいな。確かに理不尽すぎるし、殺されたB先生が悲惨。
せめてAを脅してたとかだったらまだね。
妙に覚えてるのが、最後古畑がノド渇いてAに白湯をもらうんだよね。
変に戒律が厳しく飲んで良いのは白湯ぐらいしかないんだよ
飲み終えた古畑が、白湯ってのも結構美味しいものですねと言ったら
そうかしら?私は一度も美味しいと思った事がありませんと答えたシーン

ぶっちゃけその学校で戒律守ってたのはAだけだったし



332: 名無しさん@おーぷん 2014/10/21(火)13:02:55 ID:WF5tZ00MS
コンビニの漫画で呼んだ話かな。ちょっとうろ覚え。

あるところにAという少年がいた。少年は普通の家庭に
生まれたが、小さいころから辛い目にばかりあってきた。
彼曰くそれは選択肢を間違ってきたからだそうだ。
例えば、兄と二つのケーキを分けたとき自分の分だけ
傷んでて腹を下してしまうようなことなど日常茶飯事。

それぐらいならまだいいが、小学校で派閥争いに巻き込まれ
たこともあった。少年のクラスには優等生Bとガキ大将Cの
派閥が生まれつつあった。A少年も例外なくどちらかの派閥に
入らなければならなくなったが、結局気の優しいBの派閥に
つくことになった。しかし、しばらくしてBは転校。Cに
なびかなかったAはいじめのターゲットにされ、中学卒業まで
暗い青春を過ごす。



333: 名無しさん@おーぷん 2014/10/21(火)13:03:22 ID:WF5tZ00MS
やがてAは大学を卒業するまでに至ったが、その間にもいろいろな
選択肢を誤り、なんと二十代の若さでホームレスとなった。

ホームレスになってしばらくしたある日、Aは公園で炊き出しの
列に並んでいた。しかし、その日Aは運命的な出会いをする。
いつもの支援団体のメンバーに一人の若い女性が加わっていた。
彼女はとても優しくAに接してくれて、Aが恋に落ちるのに
時間はかからなかった。

Aはまじめに交際したいと思っていた。彼女がいれば、また人生を
やり直すことができそうな気がしたからだ。しかし、自分は選択肢を
間違ってきた。告白をすればまた辛い結果が待っているのではないか
と思わざるを得なかった。しかし、悩んだ末に彼女へ思いを告げるの
だった。

意外や意外、彼女からの返答はOKだった。そして、男の人生は
大きく変わっていった。彼女の親からは気に入られ、よい仕事を紹介して
もらえた。生活が安定してきたところで彼女と結婚し、マイホームを
建て、子宝にも恵まれる。今までからは考えられないほどの順風満帆な
日々が続いていたのだった。



334: 名無しさん@おーぷん 2014/10/21(火)13:03:41 ID:WF5tZ00MS
Aが結婚して10年後、彼は会社でも管理職と呼ばれる地位に就く。
しかし、ここで問題が起きた。部下の女性に交際を申し込まれたのだ。
要は不倫だ。もちろん、男は愛する家族のため迷わず断った。

しかしその後悲劇が起きる。何者かがAの留守中を狙って家に
放火したのだった。家は全焼。妻と子供は焼死した。Aは
ホテルに部下の女性を呼び出し問い詰めた。彼女はあっさりと
自分の容疑を認めた。Aは激高し、ハサミで女を滅多刺しにして
殺した。その後、Aは自首。今も檻の中にいるそうだ。

Aはこう言っていた。あの時不倫を受け入れていても断っていても
私は家族を失っていた。このようにせっかく築いた幸せを捨てなければ
ならない未来が来るなら、妻と交際するという選択肢はやはり間違って
いたのかもしれない。しかし、私は幸せだ。不幸続きだった人生の中に
確かに光の刺した日々があったのだから。

とまあ、こんな話だ。なんとなく思ったんだけど、最後の不倫の選択肢を見る限り
選択を間違ってたんじゃなくて、結局不幸になる選択肢しか与えられて
なかったんじゃないかって思うんだよな。間違ってたのは選択ではなく選択肢
そのものだったってことかな。



336: 名無しさん@おーぷん 2014/11/01(土)01:54:38 ID:pyqrQcLeu
昔のトラウマスレからのコピペですが


32:本当にあった怖い名無し:2013/07/22(月) 12:56:23.82 ID:+l//Sm3w0
インドの漫画を描いてる漫画家さんの古い漫画がトラウマ

「失われた子守唄」だか「失われた旋律」って感じのタイトルだと思ったが怖いし切ない。

ある町に刑事と家族が住んでいた。
刑事の妻はスコットランド民謡『LONG LONG AGO』を子守唄代わりに一人息子に歌い、息子は歌詞の意味も知らずに母の歌を真似したりして仲睦まじく暮らしてたが
ある日、近所の女の子と高校の校庭でかくれんぼしてる最中に刑事の息子が行方不明になってしまう。
妻は息子は必ず帰ってくると信じながらも心労のため死亡。
息子は行方不明、妻に先立たれた孤独な父親の心の支えは息子の遊び友達の少女の成長だった。

高校生になった少女は、刑事に淡い恋心にも似た憧れを抱きつつ、例の高校に通ってた。
夕焼けを見ながら教室で一人、優しかった刑事の妻を思いだしつつ『LONG LONG AGO』を歌っている少女の前に奇妙な怪物が現れる。
驚き怯える少女は非常階段に逃げるが怪物は執拗に追い掛けてくる。
「いやあ!!来ないで!!」パニックに陥る少女に「ママ!」と叫びながら怪物が襲い掛かる。
少女は誤って階段から転落、頭を強打し流血しながら最後に『LONG LONG AGO』の詞の意味を思う。
死んでしまった少女の元にやってきた怪物はこう呟く。
「ママ…てうみざてる ざっとみー…ママ」
ママと繰り返しながら少女の片足を貪り食う怪物…

怪物が兵器工場の廃液によって奇形化した人間とか次々明らかになる真実もガタブルだったし
心の支えだった少女を殺した怪物への怒りに燃える刑事と怪物の対決が悲しかった。
刑事が銃を向けたら怪物が「ママー!!」と絶叫して歌を歌いはじめ、それで刑事は怪物の正体に気付き「神よ!」と叫ぶ場面は涙腺崩壊した。
刑事が怪物と化した息子を山林に放し、息子の存在を隠すために全てを背負って車ごと海へ落ちるオチは切なすぎる。

誰も悪くないのに悪い偶然が重なりすぎ…



339: 2014/11/07(金)23:30:11 ID:R7mRhFCSh
昔みたレディコミの漫画
主 人公は母子家庭の母親。母子家庭でも主人公は社長をして家は裕福。しかし主人公は多忙で娘は寂しさのあまりに家政婦にわがままばかりですぐに家政婦はやめ てしまう。しかし、ある日主人公と同じ年くらいの家政婦がくる。家政婦は家事完璧で、娘のわがままもきちんと諭す。次第に自分の理想の母親像を持つ家政婦 に娘は懐き、実母の不満を漏らすが家政婦は「お母さんはあなたのために働いているのよ」とも諭す。娘は「学校から帰ってきたら笑顔で迎えてくれる」「悩み をきいてくれる」「叱ってくれる」家政婦を慕い、本当のママ、と呼ぶようになる(家政婦はそれはだめと諭すが懇願する)

主人公は家政婦を信じ任 せっきり。ある日、家政婦に酔った勢いで過去に病気の娘を病院に連れていくときに事故を起こし父娘を死なせてしまったこと、金銭で解決したことを話す。家 政婦は無表情で聞く。しばらくたち、やっと家政婦に娘が懐きすぎていると疑いだし調べると家政婦は自分が起こした事故で死んだ男の妻であり、死んだ娘は家 政婦の実子であることを知る。娘になにかされるのではと自宅に駆けつけるとあるのは置き手紙。
手紙には自分の正体、自分の復讐方法。家政婦は本来 実子に注ぐはずだった愛情、しつけ、親がすべききことを惜しみなく娘に注いだこと。その手紙を読む主人公の前に娘が帰宅する、いつもいるはずの「本当のマ マ」はいなくて「自分を独りにする母親」がいる。家政婦を探し、本当のママを返せと叫び暴れる娘を抱きしめる主人公。

家政婦の手紙は「親子の絆を再構築できますか?」で終わる。
遺族の顔すら覚ていなかった主人公も、赤の他人を慕い実は復讐方法にされた娘も、復讐しても愛する家族は戻らない家政婦も誰も救われないよなぁと感じた。
主人公は事実を話しても話さなくても娘に嫌われるし、娘は事実を知れば確実に傷つく。

題名不明ですいません。



340: 名無しさん@おーぷん 2014/11/10(月)18:13:27 ID:rVxDtuSbU
水木しげるの短編のボヤ鬼(き)という話
ボヤ鬼はごくごく小さな鬼のような妖怪で卵のころに人間に寄生して
宿主のぼやきを食べて成長するんだけど成長しきると宿主を食い尽くして
宿主本人に取って変わる、取って変わられた人は前にも増してぼやくようになるという。

よくある人がぼやくのは妖怪が取り憑いてるせいってのじゃなくて
妖怪自体が人になりすましてるというのが後味悪い



342: 1/2 2014/11/13(木)11:46:04 ID:1pL61EhUD
小松左京「保護鳥」

一人旅の日本人観光客がその寒村の小さなホテルに泊まると、ロビーにたむろする村人がいっせいに愛想よく声をかけた。
ジャパンから来たのか、ニッポンは元気にしているか、公害の被害を受けちゃいないか、ニッポンの数は増えたか、とどうもよくわからない質問ばかり。
しばらく噛み合わない話をして、ニッポン・バード、ニッポニア・ニッポンつまり朱鷺の事だとやっとわかった。
絶滅が危惧されるたいへん珍しい鳥を政府は関係なく村独自で保護しているので、日本の朱鷺には親近感を持っているそうだ。

だが、彼がその珍鳥の事を訊いても村人は口を濁す。
名前はアルプ鳥、かつて害鳥とされ彼らの祖先が殺しまくったのでこの村の保護区に2つがいしか残っていない。
害鳥ではあるが基本的に臆病で、こちらが手を出さなければ害をなさない。
繁殖期(ちょうどこの時期)には特別な餌が必要だが、捕まえるのが難しいようでなかなか数が増えない。
繁殖期には狂女か猛獣のような夜鳴きが激しい。
非常に敏感で、人間が近づけば巣を放棄する。

呆れた事に、ロビーにたむろする村人たちは誰もアルプ鳥の姿をはっきり見た事はないそうだ。
ロビーにも彼が泊まる部屋にもアルプ鳥の写真が飾ってあるが、ブレブレで逆光の素人写真で、大きな鳥が飛び立つ所らしいとどうにか見てとれるだけのひどい代物。

勿体ぶりやがってどうせもうとっくに絶滅してんだろ、なんの特徴もない寒村の誇りが嘘と捏造か、と思ったが、彼は村人の案内で野越え山越えアルプ鳥保護区に出掛ける事にした。
沼が点在する窪地を囲むように柵があり、木の門には
【アルプ鳥生息地】【鳥獣特別保護区につき立入禁止】
の札がある。
カメラを取り出した彼に案内の村人は、繁殖期のアルプ鳥は非常に気が立っているからと撮影禁止を厳命した。



343: 2/2 2014/11/13(木)12:04:33 ID:1pL61EhUD
やっぱり絶滅してるんだ、村人がアルプ鳥を語る時の恍惚とした様子はただ事じゃない、この村は消えた鳥を神格化している、と彼は思った。

ホテルのロビーでは村人たちが、
あれは本当に日本人か、朱鷺の事を訊ねたらしどろもどろ。
いや「知らせない」のはかえっていい事かもしれん、物見高い野次馬や無責任なマスコミは保護なんか知ったこっちゃないんだから。
などとこそこそ話している。
彼は礼儀正しく、聞かなかったふりをした。

彼はいかにも景色を楽しみに来た観光客でござい、という様子でさりげなく出掛けた。
わざと遠回りして保護区を見下ろす丘に立ち、望遠レンズを向けると黒い影が見えた気がした。
目を凝らすと草かげに子供の顔が見えた。

気がつくと村人が彼を囲んでいた。
これだけ離れてシャッター音が届くわけないだろう、と抗議しても、我々のアルプ鳥は不思議な能力を持っていて必ず人の気配に気づくのです、繁殖期は撮影禁止と昨日申し上げましたよね、と押し切られ、彼はホテルを追い出された。
手回しよく、車にはもう荷物が放り込んであった。

橋崩落につき迂回路、の標識に従い山道を行くと、十分あるはずのガソリンがなぜか切れた。
あたりはもう暗いので懐中電灯を頼りに村に戻ろうとしたが、近くで狂女か猛獣の咆哮に似た音…いや鳴き声がした。
懐中電灯を向けると髪を振り乱した女の顔が見えた。
女の口から鋭い鳴き声がすると、彼を囲むように同じ鳴き声が応えた。
…迂回路の標識、なぜか切れたガソリン、繁殖期には狂女か猛獣のように吠えるアルプ鳥、繁殖期には特別な餌が、特別な餌は捕まえにくい…
…女の顔を持つ伝説の鳥、ハーピー…ハルピ…アルピ…アルプ鳥…
羽ばたきの音がして、鉛色の女の顔が牙をむいて彼を襲った。



344: 名無しさん@おーぷん 2014/11/20(木)14:52:29 ID:BcCg2ZNYd
うろ覚えで悪いけど昔見たアニメか何かで花子さんが来たってのがあって、基本は妖怪とかに
遭遇した子供達の所に花子さん(彼女も幽霊かなにかだっけ?)が来れば助けてもらえるんだけど
たまに助けてもらえない回があってその中の一つ
女の子二人が近所の神社の狛犬が動くらしいという噂を聞いて
「本当に動いたりするなら話しとか出来たらいいのにね。」とか
楽しげに話してたんだけど二人とも突然後ろから掴みかかられて
何かと思ったら石の狛犬で、その狛犬も「小学生の血しか吸わないから困った神様だ」
とか言ってて結局女の子達はどこかへ連れ去られて近所の人から行方不明扱い

当時の自分は神様ってみんな小学生の血を吸うものだって思い込んで
しばらく神社に近づけなくなった



345: 名無しさん@おーぷん 2014/11/22(土)05:12:19 ID:UdZXLWOFd
>>344
昔フジテレビで放送されてた短編アニメ『学校のこわいウワサ 花子さんがきた!』で間違いないよ
あのアニメでは花子さんが世にも奇妙な物語のタモリのようなストーリーテラーとなる話が時々あって、
その多くは主人公や周りの人間が妖怪によって命を落とすパターンで話が終わるから、
ネット上では『ぬ~べ~や鬼太郎みたいにきちんと妖怪退治しろ!』とツッコミを受けることがある
書籍版では花子さんにも色々と事情があって、妖怪から人間を全て助けてあげるることが出来ないと、きちんと理由づけがされているけど、
それでも妖怪が人間に悪さをはたらいてるなら、人間助けてあげてくれよと思う



358: 名無しさん@おーぷん 2014/12/23(火)01:05:00 ID:tR5
かなりうろ覚えで申し訳ないけれど
12、3年前、中高生向けFMラジオ番組のEDで流れてた曲が後味悪かった。
途中から聞いたのでタイトルも歌手も不明
女性ボーカルで、当時流行ってた青春パンク風のメロディに乗せて
前向きな内容(明日に向かって走り出そう、といった感じ)の歌詞が続き、

~と言ってたあの子が~
くーび吊った♪

ここで番組終了。

当時「何だこの歌…?」とただ引いてたけど、
受験生のリスナーも多かった番組(ブラックな雰囲気じゃ無かったはず)で
何故こんなオチの曲をEDに流したのか今思うと不思議。



359: 名無しさん@おーぷん 2014/12/25(木)22:42:58 ID:nb8
>>358
犬神サーカス団の「命みぢかし恋せよ人類」かな?
結構歴の長いヴィジュアル系バンドなんだけど、Vo含めて全員白塗りメイクと言うスタイルが受けたのか
一時期うたばんのレギュラーしてたんだよね(今で言うゴールデンボンバーみたいな扱い)
その時期に出した曲だからメロディは明るく、歌詞はドス暗いなんて微妙な事になってると言うw

犬神サーカス団は、コミックバンド的扱いでいじられる事に本人達が特に乗り気じゃなさそうなのが見て取れて、
案の定一年そこらでインディーズに戻っていったのが自分的には後味悪かったな



360: 名無しさん@おーぷん 2014/12/26(金)17:02:17 ID:Xju
>>359
うたばんでは石橋と中居にとって、ものすごくいじりやすいオモチャ扱いされてたよな……
メイク全部はがされてテニスウェアに着替えさせられて、その格好で自分たちの歌を歌えっていうんだから、
メンバーにとっては拷問だったろうな……



361: 1/3 2014/12/27(土)03:54:56 ID:nc6
ストーリーはうる覚えで登場人物の名前も忘れてしまったが、
少し前に立ち読みしたレディースコミックの短編。
結構間違っているところが多いかも

主人公は一人の女性なのだが、この女性はとても幸薄い人生を歩んできた。
家は給食費も満足に払えないほど貧しい母子家庭で、その事で小学校ではいじめられ、
しかも母親からはネグレクトされていて、家にも学校にも居場所はなかった。
中学になるとさらにいじめはエスカレートし、
女子のいじめグループに恐喝され、金がないことが分かると万引きを強要され、
さらにはクリスマスになると、公園で人間ツリーよろしく飾りつけされ、笑いものにされた。
しかしその時、女子の一人から「お前の名前をつけた木の下にクリスマスプレゼントを埋めてある」と言われ、
何度か探してみるものの結局見つけることは出来なかった。



362: 2/3 2014/12/27(土)03:57:32 ID:nc6
その後、学校を卒業して就職するが、職場でもいじめられてこき使われたり、
たちの悪いヒモ男に引っかかって暴力を振るわれたりするなど、
ストーリー上では彼女が幸せになることはなかった。

また、ヒモ男との間には子供ができていたのだが、
お金をせびられ続けるので満足な生活ができず、
必死になって生活費を稼いでいるうちにネグレクト気味になり、
ついには衰弱死させてしまい、その事で刑務所行きになってしまう。

2年くらい経って出所したが、おりしもクリスマスシーズンで、
街は幸せムード一色になっている中、彼女の元にはもう何も残ってなかった。
ふとその時、クリスマスにいじめグループの女子に言われたあの言葉がよみがえり、
彼女は久しぶりに公園に赴いて、自分の名前がついた木を探してみる。
すると、今度はとある木に自分の名前が彫られているのを見つけ、
彼女はわずかな期待を込めながら、手でその根元を掘った。
しばらく掘っていると何か箱のようなものを見つけたので、
彼女は上にかぶさっている土をどけていった。



363: 3/3 2014/12/27(土)04:00:35 ID:nc6
やがて現れたのは、「○○、クリスマスに死す」(○○の部分は女性の名前)と
乱暴に書かれた棺のようなものだった。
そこで彼女はすべてを思い出した。

実は彼女は万引きを強要されて捕まった際、
いじめグループの名前を出してしまい、
彼女たちに報復としてこの棺に無理矢理入れられ、
そのまま生き埋めにされて死んでしまっていたのだ。
今存在する彼女は、生き埋めにされた時の「死にたくない!」「生きたい!」という強い思念が、この世で形になったもの。
もしあの時死んでいなかったら、どんな人生を歩んでいたかを体験(?)していただけだった。
全てを思い出した彼女はこれまでの人生を回想しながら、
「もう消えよう・・・」「今まで生きてきたけど、いいことなんてひとつもなかった・・・」と言い、消えていった。


女性の悲惨な人生もさることながら、惨たらしい殺し方をしたいじめグループが野放しになっていることにモヤモヤ。



364: 名無しさん@おーぷん 2015/01/03(土)00:51:16 ID:FQd
昔の少女漫画ジャックとエレナシリーズの「竜の眠る星」に出てきた話。
現物が実際にないのでかなりうろ覚え。
主人公たちが訪れた地球によく似た、けれども恐竜がいまだ存在する星には、対立する二つの国があった。

それぞれ人種が違い、相手の国に行こうものなら場合によっては処刑になるほどだった。
ひとつ(A国)は女王が納める国で王女が一人いる。
人種の特徴は、水の中に長時間潜っていられるほど泳ぎに長けていること。
もうひとつ(B国)は王が納める国。王子が一人いる。
人種の特徴は、肌の色が白く、長寿であること。

この話で主人公に深く関わってくるのがA国の王女なんだが、A国には成人の儀式があり、それを成し遂げるまで
王女は民間人として育てられていた。
儀式というのが深い湖に潜り、底にある王冠(?)をとってくること。ところが王女は泳ぎがうまくなく、
すぐ溺れてしまって儀式がなかなかできなかった。そのせいで女王からは冷たく扱われ、王宮の中でも
徐々に不信感が高まっていた。

ちょっと詳細は省くが、実は王女はA国の女王の子供ではなく、B国の王の子供であることが判明。
(赤ん坊の時にB国の王が部下に命じて、本物と自分の娘を取り替えてた。本物はこの時死亡)
真実が女王の耳に届き、王女は国から追われることになる。



365: 名無しさん@おーぷん 2015/01/03(土)00:51:28 ID:FQd
その最中、その星に隕石が衝突することが判明。主人公達とともにいた王女に主人公達は一緒に地球に行って
暮らすことを勧める。一度は了承した王女だったが、曲がりなりにも自分を娘として扱ってくれていた女王が
忘れられず、一人女王のいる王宮へと向かう。
女王の部屋で対峙した女王と王女。二人は抱き合うが女王は王女が短剣を手に持っていることに気がつく。

女王は王女を突き飛ばし、「私を殺す気?」と問う。王女はその場に座り込んだまま、
「違うよ。これは母さまを殺す為のものじゃなくて、自分を殺すためのものだから。」
「母さまは、俺に死んでほしかったんでしょう?だったら、そう言ってくれればよかったんだ。母さまが
死ねっていうんだったら、俺は喜んでそうしたのに。」と言って短剣で自分の胸を突き自害する。
遺体はなぜか王族の使う美しい霊廟ではなく、地下にある罪人用の棺の中へ。
曰く、「王族ではない。敵側の国の人間だから。」と。

一応この後に救いもあるんだが、たった14、5歳の少女が大人たちの都合で振り回されて、
自害をしなきゃいけないほどに思いつめられた挙句死後もそんな扱いなのにモヤモヤした。
描写は省いてたけど王女はとにかく女王に認めてもらおうと必死だったし。



366: 名無しさん@おーぷん 2015/01/11(日)22:24:45 ID:vld
まんが日本昔ばなしのとうせん坊という話し
あらすじはデータベースからのコピペ
昔、一本足の高下駄を履き、松明を持ったとうせん坊という大男が
村を暴れ回っていた。彼が物心付いた時すでに両親は無く寺に預けられていたが、
大柄で頭が足りなかったので和尚や坊さんや子供達に
「うすのろ」「でくの坊」等と苛められて育った。

そんな連中を見返してやりたいと思ったとうせん坊は、観音堂にこもって祈り続けた。
満願の日、観音様が差し出した手まりを食べた彼は百人力を授かった。
早速村の奉納相撲に参加したが、気付いた時には有り余る怪力で対戦相手を次々と殴り殺してしまっていた。

今度は「人殺し」と罵られ、彼は山に一人引きこもった。しかし村の若者達が住処を見つけ、
彼の留守中に仕返しとばかりに鍋に糞をして帰っていった。帰宅後これを知った時から、とうせん坊は暴れ者と化した。
村に来ては家に火を付け、家畜を絞め殺し、村の花見の時も大人子供関係無く、怪力で殴り殺して回った。

やがて彼は村を出て、越前の「東尋坊」と言う岬に来た。ここの眺めが気に入った彼は、そこで宴会をしている優しそうな村人達に酒を勧められた。
久方ぶりに人の優しさに触れた彼は酒に酔い、夢の中で母親の子守唄を聞いていた。
しかし気付いた時彼は縄で縛られ、村人達に担ぎ上げられ崖へと運ばれていく所だった。彼の涙も「おっかあ・・・」と言う呟きも、
みんな彼ごと崖下に消えていった。この事があってから東尋坊で吹く強風は「とうせん坊」と呼ばれ、恐れられる様になった。
とうせん坊の怨念は今も海上で、吹き荒れている。

初見のときは優しかった母のことを思い出して改心すると思ってたけど
因果応報とはいえ投げ落とされてしまうのが悲しかった。
それ以前に仕返しとはいえ糞はないだろ糞は…
http://nipponmukasibanasi.seesaa.net/article/300555171.html




367: 名無しさん@おーぷん 2015/01/22(木)02:09:44 ID:3bv
環境が作った悪人てやつだな・・・<とうせん坊

福井県出身者だけど初めて聞く説話だなと思ったら、岩手県の昔話が出典なのな、これ



374: 名無し 2015/01/26(月)21:18:34 ID:3MG
昔読んだ小説。綺麗な表紙と挿絵だったんだが、中身は凄かった。色々な意味で観覧注意。似たような内容のアニメのエピソードを見たことがあるような気もするが、たぶんそれとは無関系w

あるイギリス人の青年の話。青年は、初恋の相手である幼馴染みが、自分の知らない男と結婚したことを知る。落ち込む青年だったが、男は精悍で整った顔立ちの金持ちだったし、幼馴染みも幸せそうだったので諦める。
それから八年がたち、青年が24歳になったある秋の午後、青年は幼馴染みとその夫と、その子供である双子の男の子が住む屋敷に招待される。
幸せそうな幼馴染みと、幼馴染みに似た可愛い双子を見て、青年はお茶会を楽しむことが出来たが、屋敷から帰る際、男が薄ら笑いを浮かべながら使用人を殺しているところを偶然見てしまう。
なんと、男は紳士などではなく、おぞましい異常者だったのだ。
青年は、このままでは幼馴染みもあの双子も危険だと思い、幼馴染みと双子を救おうとする・・・。

と、まあ。ここまでは青年がヒーローっぽいんだけど、こっからが凄い。
青年は、なんと男を拷問しながらじわじわと殺していき、最終的には幼馴染みも殺してしまう。
なんで幼馴染みも殺してしまったのかというと、男を拷問しながら殺したことがバレ、幼馴染みが自分にキレたから。
幼馴染みが喜ぶと思ったのに、怒った幼馴染みに焦った。幼馴染みは、男が異常者でも、男を深く愛していたのだ。

幼馴染みを殺し、呆然とする青年。
幼い頃を思い出す。
青年の父親は、少女のような容姿の幼い息子に女の子の格好をさせ玩具のように扱い、
母親は父親の性癖を知ってから気が狂ってしまい絶望と夫が自分を愛してくれなくなったため、嫉妬で
息子を殺そうとするも、青年が突き飛ばした為二階の窓から落ちて死ぬ。父親から逃げたくても、父親が恐ろしくて逆らえない青年。
そんな中、青年は一人の少女(幼馴染み)に出会う。優しく美しい少女を、青年は好きになる。
少女は、愛を知らなかった青年にとって女神のような存在だった。

だが、青年は少女に出会ってから歪んでいった。少女に異様に執着するようになったのだ。
歪んだ家庭環境の中で、青年は自分でも知らぬうちに心の奥底で狂気を育てていたのだ。
青年は、もうひとつ狂気をもっていた。それは幼馴染みの夫である男に対しての感情だ。
青年は成人してもまるで女のような顔をしていた。体つきもしなやかで、男らしい幼馴染みの夫の男とは真逆だった。
青年は男に対して、憎しみだけでなく嫉妬に近い憧れももっていた。
だから、男を拷問し、無様に泣き叫ぶ男を見て楽しんだのだ。

青年は、殺した幼馴染みの死体が転がる屋敷の一室を出て、
広間の巨大な美しい鏡をのぞきこむ。
鏡の方向から、誰かに呼び止められたような気がしたからだ。
その呼び止める声は、なぜか自分の声にどことなく似ている。
鏡の中に映っていたもの、それは勿論自分だった。普通の、男の格好をしている。
だが、顔や体つきは、はまるで女のようだ。

青年は、鏡から目が離せなくなった。体が動かないのだ。
女のような自分の姿を、青年は「おぞましく」感じ始める。
幼馴染みへの歪んだ感情も、男への嫉妬も、
青年にとって、深い深い場所で醜くおぞましく感じてきたものが全て流れ込んできた。

そして青年は、幼馴染みをメッタ刺しにしたハサミで
自身の左胸を刺し、自殺した。



375: 名無しさん@おーぷん 2015/01/30(金)11:03:01 ID:Bc2
ガストン・ルルー「ヴァンサン=ヴァンサンぼうやのクリスマス」

ヴァンサン夫妻は妻45歳、夫55歳で生まれた一人息子に姓と同じヴァンサンという名をつけ、大変可愛がっていた。
夫 妻はクリスマス前夜に、クリスマスツリーのまわりにおもちゃを用意し、息子の靴(靴下じゃないんだね)に本番?主役?のプレゼントを入れておく習慣だった が、その年のクリスマス前夜には靴にプレゼントを入れず、むずかる息子をサンタさんは明日来てくれるのよ、となだめた。

息子が寝てから、夫妻は強盗殺人に見せかけた心中を決行した。
前もって寝室を荒らしておき、台所から持ってきた包丁でお互いを何度も刺したのだった。
ヴァンサン夫人は夫を刺す前に、息子の靴に10万フランを入れた。

翌朝まで死にきれずにいたヴァンサン氏は、訪ねてきた友人に全てを打ち明けて死んだ。
夫妻は老舗婦人服店のベテラン店員で高給取りだったが、店に給料の大半を預けていた。
店は倒産し経営者は金を持ち逃げした。
高齢な夫妻は再就職先が見つからず、また息子のために生命保険に入っていたが掛け金の支払いが難しくなり、せめて保険金を遺してやろうと強盗殺人に見せかけた心中を決行したのだった。
靴に入れた10万フランが、夫妻に残った最後の財産だった。

警察の調査の結果、他殺ではなく自殺とわかり、保険金は支払われなかった。
ヴァンサン=ヴァンサンぼうやは父を看取った友人に引き取られ、船乗りの素質もないのに船乗りになり船酔いに苦しんでいる。
その友人というのが陸サーファーならぬ自称・元船長で、ぼうやはそいつの夢と希望を押しつけられたんだろうな、という後味の悪さがある。



379: 名無しさん@おーぷん 2015/02/11(水)23:00:38 ID:x3s
LOW & ORDER: UK シーズン2 第1話「心の闇」

アパート(日本でいう団地)の空き部屋で6歳の男の子コナーの死体が見つかった。
コナーは首を絞められ、死後に腹部に鋭利なもので「R」の文字が刻まれていた。

事件当日は学校が休みだったがコナーの母親は仕事で家に居らず、経済的に子守も雇えないので、近所の女の子2人がコナーの面倒をみてくれることになっていた。
その女の子たち、10歳のローズと13歳のペイジの証言によると、男がコナーを連れていたのを見たという。
さっそく容疑者が見つかったが、男は容疑を否認。
さらに監視カメラの映像から、コナーを犯行現場に連れて行ったのはローズとペイジの二人だと判明した。

母親同席の取調べで、ペイジはローズがコナーの首を絞めたと自供した。
ローズが首を絞めてコナーがぐったりした後、コンパスを持ってきてコナーのお腹に自分の名前を彫りなとペイジに言ったという。
ペイジは頭文字の「P」だけしか彫れなかったが、そこにローズが線を付け足して「R」にしたと証言した。
ここで検察は、ペイジの弁護士と司法取引をし、この証言を裁判でする代わりに免責を認めた。

一方ローズの弁護士は、検察からの司法取引を拒否し裁判で争う姿勢を見せた。
検事がローズのためにも早期の解決を提案するも、弁護士は注目度が高い裁判を担当することが第一であった。
検事長官も注目が高い裁判だけに、被告が子供であっても容赦するなと検事に告げた。

マスコミも騒ぎ立てた。
世間ではローズは悪魔の子と呼ばれ、極刑を要求する過激なものまであった。
さらにローズの母親自身も、子供は産まれた時から悪魔だったとの発言を行った。

そんな中、被害者コナーの母親だけがローズの身を案じ、ローズを救ってやりたいとの心境を検事に告げた。
ローズを刑務所ではなく病院に入れて治療させたいのだと。
ローズの母親は娼婦で、ローズが居るときでも自宅で客を取っているのだった。
そんな家庭環境を知るコナーの母は、ローズを憎みきれないのだった。

検事は、証人として法廷に呼んだローズの母親を糾弾する。
自宅で客と窒息プレイや身体を傷つけるようなプレイをして、ビデオまで撮っていたのだ。
母親は、それらはローズには見せてないと言い張った。

遂にローズに判決が言い渡された。
懲役12年。母親は全くお咎めなしであった。
コナーの母親の願いは届かなかった。



383: 名無しさん@おーぷん 2015/03/12(木)00:14:37 ID:h5W
※アニメ話注意

「直球表題ロボットアニメ」

舞台は、戦争により人類が死滅してからも、残されたロボットたちが
争い続け、7000年以上が経過した地球。
主役は3体の、戦争用ではない女性型のロボット。


彼女たちは、遥か昔、人間が持っていた「笑い」という感情をロボットが
理解できれば、無益な争いを終わらせることができると信じ、人間が残した
資料から「笑い」について調査を行うことにした。というところがあらすじ。

調査として「ボケ」「ツッコミ」「一発ギャグ」のようなテーマについて、
笑いを理解できないなりに挑戦していく、というのが毎週の流れ。


そして、最終回。
「オチ」というテーマに挑戦していた3体の前に、突如、「笑い」について
知っているという謎のロボットが現れる。
求めているものが見つかったと喜ぶ3体に、謎のロボットは残酷な真実を告げる。

曰く。
彼は、まだ人間が存在していた頃に作られたロボットであり、ロボットに感情を
与える研究をしていた人間の博士の助手をしていた。
その研究により、ロボットが笑いを理解するためのプログラムは完成している。
しかし、「笑い」というものはそもそも、人間の予想を裏切るイレギュラーに
対して発生する感情である。
プログラム通りに動くロボットにとって、イレギュラーを理解することは、
自身の存在意義を否定するに等しいことであり、結論として「笑い」を
理解したロボットは、その活動を停止することになる。


彼は、笑いプログラムを託せる存在を求めて、長い間活動してきた。
そして今、笑いを真摯に調べてきた彼女たちであればそれを任せられると、
笑いプログラムを渡してそのまま停止する。


3体は、プログラムの扱いに悩みながらも、当初の目的に従って戦争を終わらせることを決めた。
笑いプログラムが地球全体に配信される。
彼女たちは、心から笑いながら、やがて眠るようにその活動を停止した。



385: 名無しさん@おーぷん 2015/03/13(金)19:10:39 ID:LrS
「直球表題ロボットアニメ」別エンディング

もう一段の後味良くなるかさらに悪くなるかわからないオチを書き漏らしてた。

テレビ放映版では、>>383で完結。
しかし、数日後に公開されたweb公開版と、後に発売されたDVD/BD版では以下のシーンが追加されている。


「・・・・・・っていう、オチはどうかな」
そう、謎のロボットの登場から先の展開は、3体のうちの1体が考えた、この物語全体を締めるための「オチ」だったということ。
最後は、3体そろっての「ズコー」で完結。



とはいえ、謎のロボットの存在自体は、放映期間中に公開されたコンテンツでほのめかされていて、
まったくの空想というわけではない。
なので、こちらのラストシーンは、活動を止めた3体が見ている、幸せな夢だという見方をしてもいい・・・
と、公式がコメント出してるあたり、後味複雑。



384: 名無しさん@おーぷん 2015/03/13(金)05:54:06 ID:x4X
うわあああああああ後味悪い(´・ω・`)



387: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)17:46:27 ID:I6x
中学時代、遠くの県から引っ越してきた同級生Aがいた。
俺はAとあまり交流は無かったのだが、Aが医者を目指していて、県内一の進学校もしくは他県のもっとレベルの高い学校への進学を希望しているということは知っていた。
ただ、田舎の、正直学力が高いとは言えない中学だったから、それを実現するためには相当の努力が必要だった。
いつ頃だったかは記憶が定かではないが、受験前、志望校について担任とAが話してる場に遭遇したことがある。
ちょうど話終え、担任がAにあきらめるなと言って肩をぽんと叩いているところだった。

それからAは何かに取り憑かれたように勉強を続け、県内一の進学校に合格した。
当時はその学校への合格者が数年前に一人出たきりだったため、学校中がお祭り騒ぎになった。
担任を始め何人ものクラスメイトが祝福の言葉を口にする中、Aの表情は晴れなかった。
そして、突然、Aが乱暴に机を殴り立ち上がった。
「皆して散々人をバカにして、笑いながら諦めろって言っておいて、ふざけるな!」
わけがわからなかった。
皆、Aの事を応援していて、誰も諦めろなんて言っていなかったのに。
半ば半狂乱になりながら暴れるAをどうにか制止し、よくよく話を聞いているうちに担任気がついた。

方言の所為だと。
地域が特定されそうだが、俺の地元では「~するなよ」を「~しなよ」と言う。
極力他県から来たAと話す時は皆、標準語を使うようこころがけていたのだが、これを方言だと理解している奴は少なかった。
普通、会話してるうちに気づきそうなものだが、Aはおそらく偶然にもその言い回しをされずにいたんだろう。
で、誤解したまま、自分に諦めろと言った皆を見返す為に、それだけの為に猛勉強をしたとの事だった。

誰も諦めろなんて言ってなかった。
それを知った瞬間、Aは力なくその場にへたり込んだ。
これ以上重苦しい空気に耐えきれなくなったのか、誰かが「そんな事で誤解してたのだったら、もっと早く打ち明けてくれたらよかったのに」と笑いながら言って、他の皆も自分達の言葉って変だったんだ、誤解させてごめんと、なるべく明るく振舞っていた。
だが、それが火に油を注いでしまったんだろう。
Aはそのまま教室を飛び出した。
そして、その日から学校を休み、卒業式にも来なかった。
成人式にも、その後何回か行われた同窓会にも姿を見せなかった。
Aの話題はタブーのようになってしまい、その後Aがどうなってしまったのか、誰にも聞けないまま今に至る。



388: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)19:21:30 ID:kzf
>>387
方言のせいでAとの関係が気まずくなってしまって今に至るのは確かに後味が悪いな
しかも、Aのその後の足取りが掴めていないなんて……
おそらくはその一件のせいで人間不信になって引きこもりになってしまったか、
もしくは方言がほとんどない都心部に引っ越して再起したかのどちらかだろうな
いずれにせよ、Aが無事に生活していて、いつかその学校の同級生と和解する日がくるのを祈りたい



389: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)21:41:23 ID:pzn
ちゃんと確認もせず周囲に敵意剥き出しにした上に、落ち度のないクラスメイトに謝らせてしまって
恥ずかしくて申し訳なくて顔向けできないってとこかね

誤解だったとはいえ、それが彼を奮起させて目標の高校に合格できたのだから
Aがそのまま医大まで行って医者になれてたらいいな



390: 名無しさん@おーぷん 2015/03/22(日)15:19:02 ID:OWW
Aはショックだっただろうけど
誤解している間に病まなくて良かったと思う
彼にとってはマイナスな言葉を日々皆にかけられてても
それをバネにして合格したわけだし



395: 名無しさん@おーぷん 2015/04/01(水)21:15:47 ID:21G
山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」の姉のエピソード

主人公・六花と1歳上の姉の千花は母親のバレエ教室に通っている。
姉の千花は素晴らしい才能があって将来有望
妹の六花はそんな姉にコンプレックス抱きまくり、しかも股関節に問題があって180度開脚が出来ないという、
バレリーナとしては致命的なハンデがある(ただし表現力や振り付けに才能を発揮)

そんな姉が舞台で靭帯断裂の大怪我をする
掛かりつけの医師はたまたま別の手術中で手が離せず、別の医師が緊急手術するも「バレーボール」の選手だと勘違いして
バレリーナならここは切っちゃいけないという場所を触ってしまったらしい

その後何度も再手術するも元には戻れず、学校では苛めにあい、プロになるなら必要な身長(160cm)も伸びなかった
だんだん追い詰められて「医者になろうかな」なんて零すのに母親は期待と言う名のプレッシャーを掛け捲る

結果、姉は飛び降り自殺してしまった…

小さな頃からバレエばかりで周りもプロのバレリーナになるのが当たり前だと思って期待されて
「バレリーナになれない自分に価値はない」と思い込んでの末だった

あまりに酷くて今でも読むと泣ける



396: 名無しさん@おーぷん 2015/04/01(水)21:40:42 ID:hFo
昔話の瓜子姫
おじいさんとおばあさんが川から流れてきた瓜の実から出て来た女の子を瓜子姫って名付けて育てるんだけど
ある日留守番がてら機織りしてたら鬼の天邪鬼がやって来て瓜子姫を誘い出して猿蟹合戦の猿のごとく柿の実をぶつけたり木に登らせて突きおとしたりして殺してしまう。
天邪鬼は瓜子姫の着物を着てなりすますんだけどしかも話しによっては瓜子姫を切り刻んで爺さん婆さんに食べさせたりする。

そしたら瓜子姫の死体から変じた鳥が”天邪鬼が瓜子姫に化けてる”って言って正体がばれた天邪鬼は馬に引きずり回されるなり集団で殴られるなりして殺されるという話し。
桃から生まれた桃太郎は鬼退治とかの活躍をするのに瓜から生まれた瓜子姫も特別な役割があるのかと思ったのにただ殺されるだけとか後味悪い



397: 1/2 2015/04/01(水)23:26:28 ID:LPE
>>396
思い出したわ、高橋克彦の短編。

大スクープ!実は瓜子姫こそあまのじゃくだったのだ!という内容。
幼い娘が瓜子姫=あまのじゃく、妻は瓜子姫に殺された村娘、夫は殺害現場を見ていたカラス、の生まれ変わり。
前世を思い出した妻が娘に包丁を向けて止めに入った夫ともみ合いになり、妻は刺し傷を負って気絶。夫は重傷。
ところで、玄関と窓のロックは幼い娘の手が届かない高さにある。買い置きの食品はほとんどないし来客の予定もない。
新聞がたまれば近所の人が気がついてくれるだろうが、それまで餓死しないようにパパの肉を食え、あまのじゃくに戻るのが怖くてもパパを食え、と命令してend。



398: 2/2 2015/04/01(水)23:29:22 ID:LPE
その前世というのが、飢饉が起きたので養親に遠慮して飯を食わず、かわりにこっそり死体を食うようになった瓜子姫、死体切り分け現場を見た村娘を、しゃべったらおめえもこうして切ってやるぞ!と脅迫するがやっぱり信用できず殺す。
直後、娘の名前を呼ぶ逢い引き相手の青年の声が。
瓜子姫、山に棲むというあまのじゃくのせいにすればええんじゃ!と、娘の顔の皮を剥いで被って変装。
「大変じゃ、あまのじゃくが出た!若いおなごが食い殺されとる!逃げろ!」
この日瓜子姫が死に、あまのじゃくが生まれた。



399: ルーマニア#203 1/2 2015/04/08(水)13:22:53 ID:3DZ
ルーマニア#203というゲームのシナリオの1つ
「ワンダーウォール」というお話。

一人暮らしをしているネジ君はひょんなことから壁に穴が開いているのを発見する。
穴の向こうにはシュウタという男の子が住んでおり、シュウタと会話していくうちに
「お母さんは遠くにいて、お父さんは休みも取れないくらい毎日工事現場で働いてる」ということを知る。
しばらくしてシュウタがずっと家にいることに気づいたネジは、
もしかしたらシュウタがなにか重い病気とかで家にいるのではないかと考える。
家にいてばかりじゃ治るものも治らないかもしれない、何か楽しいことをと
ネジはシュウタを遊園地に連れて行くと約束。
ある日財布を忘れたネジが家に取りに戻るとシュウタと父親の会話が聞こえ
シュウタが白血病で家にいることを聞いてしまう。
それからネジは白血病の骨髄ドナーを集める運動を始めるが、
結局シュウタは助からず死んでしまう。



400: ルーマニア#203 2/2 2015/04/08(水)13:23:08 ID:3DZ
これだけならそんなに後味が悪いわけではないんだけれど、
シュウタが死ぬ少し前に、シュウタが凄く遊園地に行きたがっていたが
ネジはシュウタが白血病なのを知ってしまっているために遊園地に連れて行けないと言ってしまう。

遊園地にいけないまま、ドナーも見つからないままシュウタは死んでしまうのがなんとも暗い気分になるし、
財布を取りに戻るイベントに失敗すると、白血病だということを知らないことになるので
シュウタを遊園地に連れて行くことになるが、遊園地に行った次の日にシュウタが死んでしまい
それをネジも知るのだが、その後のネジの気持ちを考えると
「自分が遊園地に連れて行ったせいで死んだんじゃ・・・」ってなりそうだしこれまた嫌な気分になる



402: 名無しさん@おーぷん 2015/04/19(日)22:04:38 ID:Wpv
シートン動物記の、とある動物(確か狐)の話
うろ覚えだから所々違うかもしれない


開拓時代であった当時、ある農家が飼育する家畜を狙う頭の良い雌狐がいた
シートンはその狐の駆除を依頼されたが、問題の雌狐は簡単には捕まえれなかった
しかしその雌狐には子供がおり、ある日、1匹だけを残して猟師が駆逐してしまう
そして残った1匹は、その農家のペットとして屋外に鎖で繋がれた

母親である雌狐は、ほぼ毎晩のようにその子狐のところに来てはミルクを与えたり、
何とか首に繋がる鎖を破壊しようと四苦八苦する
しかしいくら賢い雌狐であっても動物である以上、鎖を破壊することは出来なかった
何日か経過して鎖に錆が浮き出ても、雌狐が噛んでいた部分は新品と同じように光り輝いていたという


それから何日か経過したある夜のこと

雌狐は珍しく子狐に何かの動物の肉を持ってやってきた
それを見た子狐は、肉を見て大喜びで食べ始める
母である雌狐はその様子を、ただじっと見つめていた

子狐が肉を食べ始めてからしばらくすると、子狐の容態が急変する
慌ててシートン達が子狐の元に駆けつけるが、その子狐は絶命した
実は雌狐が持ってきた肉には、当時使われていた害獣駆除用の毒が仕込まれていたのだ

農家達は「雌狐が間違えて毒入りの肉を持ってきたのか?」と意見を交わす
しかしシートンだけは意見が異なった
「鎖のせいで自由な生活を永遠に送れない子狐の将来を思い、
母狐はわざと毒肉を子狐に食べさせて短い一生を終わらせたのだ」と推測した
事実、その雌狐は二度と姿を現さなかったという


読んだ当時、子狐の為に毒餌を持ってきた雌狐の心境を考えると泣けた



403: 名無しさん@おーぷん 2015/05/08(金)17:47:26 ID:rxM
庭りかって漫画家さんの漫画から。タイトルは「優しい少女」だったと思います。

ある町に親子が住んでいた。お人好しの母と姉(由紀って名前だったか)、家族思いの父、気の強い妹(真紀)って家族構成でした。
由紀は「優しい人になりたい」と常に思い、イジメにあっていた同級生の恵子をイジメグループから庇い
人の良い母は恵子の母にお金を貸したりしていました。

やがて由紀は恵子を庇ったせいでイジメグループから反感をもたれ、イジメの標的にされてしまう。
すると恵子はイジメグループに入り由紀をイジメるようになってしまった。

由紀へのイジメは凄まじく、髪をめちゃくちゃに切られたり、万引きの濡れ衣を着せられたりした。
あまりのイジメの酷さに父は学校に抗議に行くが、担任はイジメの事実を否定し
更に恵子が由紀の万引きを目撃したと嘘の証言をしたため、由紀が嘘つき扱いされてしまう。

町の人からも万引き犯扱いされ追い詰められていく由紀と両親。
気の強い真紀は「裏切り者!必ず仕返ししてやる」と恵子を脅す。

真紀の仕返しを恐れた恵子は『由紀や真紀の家が火事で燃えれば引っ越して、真紀に仕返しされない』と考えて家に放火。
その結果、精神的に追い詰められていて睡眠薬を飲んでいた母はそのまま焼死してしまう。

恵子の母は恵子が放火した事を知り、娘を守る為に
『ここの奥さんは娘の万引き癖に悩まされ死にたいと言ってた』と嘘の証言をし
その証言のせいで火事の原因は母の焼身自殺と確定。
火災保険は下りず父子は違う町へ引っ越し、転職を余儀なくされた父は慣れない運転手の仕事中に事故死。
由紀と真紀を引き取ってくれる親戚はいなくて、2人は施設へ送られる。

真紀は由紀を責める。
『お姉ちゃんが優しいからお父さんとお母さんが殺された!恵子なんて庇ったから』
由紀は泣きながら「優しい人になろうとしてごめんなさい」と詫びた。

嫌な事は早く忘れようとするのが人間。
由紀をイジメた者たちはイジメの事などすぐに忘れ、学生生活を楽しんだ。
金に困っていた恵子の母は資産家と再婚して恵子は幸せになった。

何の罪のない親子を追い詰めた人たちは自分の罪を忘れ、何事もなかったことにしてしまい
誰よりも優しく行きようとした由紀の事など誰も思い出さなくなった。



404: 名無しさん@おーぷん 2015/05/09(土)11:28:52 ID:Jih
伊藤潤二の轟音という話
主人公と友達が山の中で遭難してると突然洪水に遭遇する。
なんとかして一人は助けようとするが誰も助けられなかった。
次の日も洪水に遭遇するが昨日と同じ人が流れて来たことを不思議に思う。
その夜実は主人公は子供の頃に両親を失い、親戚に引き取られていて、
親戚の話しによるとなぜかよく水を怖がる癖があったらしいということを話す。

また次の日は涸れた川の側の小屋に住む老人と出会う。
老人の話しによると昔ダムの決壊によりこの辺りの村が流されたのは本当で
主人公たちが見たのはそこで死んだ人たちの思いが作り出した幻影だという。
老人はそこに網をかけて流された妻を救おうとしているらしい。
また洪水が来ると老人は妻に網に捕まるように呼びかけ、最初のうちはすり抜けてしまっていた妻も
網を掴むようになり主人公たちも一緒に呼びかけるが老人も洪水に流されてしまう。

最後に主人公が自分が水を怖がるのは洪水のせいではないか、あの老人は生き別れた自分の父ではないか、
でも今となっては分からないと呟いて終わり

主人公の過去も伏線っぽかったし本人もそう思ってたんなら老人の妻を助けようとするときに
”母さん!”とでも叫べはもしかしたら結果は変わってたかもしれないし
両親とも再開できたかもしれないのに…




【失笑!】思わず吹いた秀逸なレス集合『タイの文字』

【失笑!】思わず吹いた秀逸なレス集合『ポポロン工場』

【やるおスレ】原始時代に飛ばされた状態から携帯電話が作れるか

仏教・神道で面白い話ないー?

「シュレディンガーの猫」みたいな学術的っぽいの挙げてこうぜ

30歳からの青春を謳歌した話