転載元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1438447220/
【閲覧注意】身の毛もよだつ恐怖の都市伝説『アラブ人の忠告』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4689015.html
幻想


11: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/02(日) 21:20:57.10 ID:XruiY2350.net
前スレの終盤の流れを見て思い出した話。

天国のおばあちゃん
婆ちゃんが亡くなって親戚一同が田舎に集まった。
まだ人の生き死にが分かんないガキはお構いなしに走り回ってる。

庭にある井戸の近くで遊んでるのを見て、
落ちたら危ないからと、慌てて連れ戻す。

「どうしておばあちゃんだけ大きな写真飾ってるの?」

子供ながらの在り来りな質問。

「おばあちゃんは天国に行ったんだよ」

誰かが答えてくれた。

「天国は井戸の中にあるの?



14: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:17:07.67 ID:TC4im/Xa0.net
パンプキンタワー
十数年前の話。
当時、大学生3年だった俺、キヨシ、後輩ヨシオは相変わらず下らない話で盛り上がってた。
キヨは最近、自称霊感が強いという彼女ができたらしい。奴はクールで強引でモテた。頻繁に彼女は変わっていたが。
兎に角、その彼女曰く、国道沿いにちょこんとある山の中腹には、
『パンプキンタワー』なる廃屋があり、兎に角『ヤバい』らしい、という話だ。
ヤクザの取引場所になってる、自殺者の霊が出る…等々。
盛り上がった俺らは嫌がる彼女を呼び出してもらいその日の22時懐中電灯片手に急遽出発した。



15: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:17:50.62 ID:TC4im/Xa0.net
山はバイパスで車がバンバン走っており、
「らしい」雰囲気は皆無だった。

とりあえず車を山裏に止めると軽自動車が止まっていてキヨの彼女が合流し、4人で鬱蒼とした林へ入り込んだ。

腰まである藪に苦戦しながら探索していると少し離れたところからヨシが
「これじゃないっすかーー!?これ!」
と叫んだ。
ヨシに近づいてみると林の中に170cmくらいの門、その奥には獣道が伸びていた。
俺「うわー見つけちゃったよ…」
キヨ「はやくいくべ。」
暫く恐る恐る獣道を進んでいくと、急に視界が開け、竹林に囲まれた朽ちた東屋を見つけた。
林の先にはバイパスがあるのかヘッドライトが頻繁に過ぎる。



16: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:18:30.68 ID:TC4im/Xa0.net
何だこんなのか、と4人を安堵と少しの失望感が襲った。
とりあえずそこで喋っていると、

「おい!!こっち!!こっちだ!!やべーの、あるぞ。」

と少し遠くから上の方を照らしながらキヨが叫んだ。
キヨのライトの光を追うと一角だけ南国のような植物が生えていた。
その庭の上を照らすとその少し奥にかぼちゃの色の建物が浮かび上がった。

まるでサザエさんのエンディングに出てくるような家を縦に伸ばしたような塔。

俺「おおおおお!あったー!」
ヨシ「やべーっすよ。本当に見つけちゃいましたね。」
彼女「怖い怖い怖い、ぜったい無理!!帰ろうよ。マジ無理。てか帰る。」
キヨ「とりあえず洋館に向かう道を探そうぜ。」

南国植物の庭を探っていると小さな門があった。



17: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:19:02.83 ID:TC4im/Xa0.net
そこを抜け暫く進むと林に囲まれた広い場所にパンプキンタワーは建っていた。
直ぐに俺らは探索を始めた。
3階建ての塔は意外に狭く、各8畳程度の部屋の横に洋風の階段がついた造りだった。
部屋は全てベッドがある。
半分割れた3階の窓から外を照らすとちょうど先ほどいた東屋も見えた。
4階には屋根裏部屋らしき窓が見えたが階段は、無かった。

ヨシ「あの白いのなんすかね?」
俺「お、幽霊出たんけ?」

3階からあたりを照らしていたヨシが東屋の奥の竹林に2~3M四方程度のコンクリートらしい物を見つけた。



18: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:19:47.81 ID:TC4im/Xa0.net
とりあえず後で戻って見てみよう、となり、一階に。一階の階段奥には和風の長屋が続いており、廊下の突き当りにはなぜか屋内に呼び鈴がついていた。
呼び鈴には
『○○―ヲ1カイ、○○-ヲ2カイ~~、メシ』などと意味不明なことが書いてあった。
廊下に連なる部屋には古い雑誌や新聞が散乱し、キヨと彼女はそこを見ていた。
とりあえずヨシと長屋方面から出ると正面には井戸。そしてその奥はまた林が広がっていた。
ヨシが叫ぶ。「げー!!井戸すよ井戸!!貞子!!」

ふと、空を覆う林の影が切れている箇所を見つけた。近づくと林に隠れた石階段があり、俺はヨシと見に行った。



19: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:20:29.60 ID:TC4im/Xa0.net
階段を登りきると剥げた赤い鳥居と正方形の石畳の空間があった。

俺・ヨシ
「うわっ!鳥居!?」
「何か嫌な場所だな。引き返そうで」
戻ると階段下に二人の人影があった。
キヨ「ヤバい。置いてある雑誌が戦後だったわwww」

お互いの顔も良く見えない暗闇の中だった。時折、大型トラックの音は聞こえていた。その音に安心していたのか俺らは結構明るかった。

そろそろ12時近く。
とりあえず帰ろうとするとキヨの彼女が

「そういえば、塔の階段裏にも何か蓋があったね。あれ、地下室かな…」
と言い出した。
『え!?』
俺らは顔を見合わせた。といっても暗くて雰囲気だけだが。
地下室…その言葉に俺らはワクワクした。
再度塔に入ると確かに階段裏には木の1m程度の蓋があった。



20: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:21:13.24 ID:TC4im/Xa0.net
蓋には指を入れるような穴があり、枝でテコの原理で押し上げるとすんなり空いた。
早速怖いもの知らずのキヨが覗きこんだ。

穴の下は2M程の高さで6畳半程度の正方形の空間になっており、壁はコンクリート?土壁のようにも見えた。
簡素な木の階段がつけられていた。

中には岩があった。中心に天井まで届く大岩。それをぐるりと注連縄が囲っていた。
思わず絶句する俺ら。
すると一緒に覗いていたヨシが

「石の裏になんかいます?いません?動物かな。ねえ、何か見えないすか?」

確かに何か蠢いている。二つのライトの光が動いているせいかもしれない。
何か『ブッ、プッ』と息が漏れるような音も聞こえるような気がした。
その瞬間、

『ジーーーーーーー!!』

突然、階段脇の長屋の方から何かが鳴った。
何故か俺はチャイムだと思い、『ち、チャイム?』とつぶやいた。



21: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:22:01.65 ID:TC4im/Xa0.net
それと同時に全員が外へ逃げ出した。

「こえええええ!!」
「何、今の!?何だ?」
「チャイムだったよな!長屋のやつ?」
「え、押してねーべ?」
「いや、いただろ全員!!」
「やべー!帰るべ!」

4人は確かに階段裏に集まっていた。誰がチャイムを?いや、あれはチャイムだったのか?
そんな興奮が覚めない。
そんな中、急にヨシが黙った。

気が付いた俺も硬直する。

キヨはの後ろでTシャツの裾を掴んでいる彼女。

その女が 長 い のだ。 

不自然に引き延ばされて、180の俺よりぬっと細く高い。
そして沈黙になって初めて、先ほどの空気が漏れるような音が続いていた事に気が付く。



22: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:22:28.35 ID:TC4im/Xa0.net
ヨシが突然、
「行きましょう!!?俺、帰りますわ!!」
俺「え?え?キヨどーしたん!?」
キヨ「は?お!?おおおおおお!!!!!!」

ヨシが静寂を破ると同時にパニックになり、慌てた俺らは林の方まで逃げて懐中電灯を右左へ動かす。

「そこそこそこ!!」

交差する光が一瞬、少し離れた所にいた女を捉える。

異常に細長く、馬のような顔をした女。

「え!誰!?誰!!」
「行くぞ行くぞ行くぞ!!」

俺らは脱兎のごとく逃げ出し、固い葉で傷だらけになって東屋まで逃げた。
再びバイパスを通過する車の光が見え、安心した俺らはキヨの彼女?は…。どうするどうする、と狼狽した。



23: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:22:56.03 ID:TC4im/Xa0.net
キヨは話ながら少し携帯を弄っていたが、急に思いついたように塔を照らした。
そこでイヤなものを見た。

3階の窓からこちらを覗く影。

ちょうど窓の少し奥から、『一』文字に。あの女は首を傾げてこちらを覗いている。

俺達は無言で再度逃げ出し車へ辿り着いた。

彼女の車は無かった。

翌日、もちろんキヨの彼女は無事だった。と言うより、東屋へ俺らが逃げた時点でキヨが電話をかけようとしたら「気持ち悪いから帰る!!もう知らん。寝る。」とメールが届いていた。
俺らが塔へ向かう時点で声をかけたが、どんどん進むので怖くなり、道路が近い場所からそのまま帰ったそうだ。



24: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:23:31.85 ID:TC4im/Xa0.net
二人はお互いに気味が悪くなったのか、そのまま別れた。
俺とヨシは暫く肩を内側を押し絞められるような症状が続いた。
細長い女とはあの後、キヨが一度だけ遭遇したらしい。



25: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:24:03.46 ID:TC4im/Xa0.net
小さな街で噂は少しだけ広まり、仲間の何人かが突撃した。
連中曰く、塔から東屋の竹林に広がっていたコンクリート群は『檻』だったそうだ。
鉄格子がついたコンクリートの檻。
ある奴は檻の下から何かが覗いている、のを見た。と言い、
また別に地下室まで辿り着いた奴もいた。

地下は濁った水で埋まっていたそうだ。

卒業後、キヨは上京し、俺も街を離れた。ヨシとは勤務先が近く、飲み仲間だ。

あの奇妙な建物はその後、壊されたとも、警察が封鎖したとも噂され、いつしか聞かなくなった。



26: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:26:52.54 ID:TC4im/Xa0.net
以上、フェイクも混ぜていますが半分実話です。
ずっと書こうか迷ってました。あの女には二度と会いたくない反面。何故かあの廃墟に惹かれるのです。誰が、何のためにあんなものを作ったのか…。

突然の駄文、長文でのお目汚し、本当に失礼しました。

良い真夏の夜を。



40: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 01:00:39.08 ID:kHASPdhS0.net
>>26
臨場感あった



27: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 00:42:04.34 ID:Cu0w1HPJ0.net
長いけど普通に好き



31: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 04:49:51.65 ID:8hrBdEN50.net
なんとなく不安の種の絵柄で再生されるような無駄のない展開の怖さだった



43: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 03:47:31.93 ID:dTjGhez20.net
地鎮祭
もう家を立てて6年程経ったんだけど、地鎮祭って本当に意味あるの?って感じなんだが。
特に曰く付きという訳ではない普通の土地で家を立て、地鎮祭も上棟式もちゃんとやって清めてあるはずなのに、嫁が窓のあたりにいたら窓のすぐ外でボソボソと呟くようなおっさんの声が聞こえるらしいし、
夜中に1階2階関係なく家の壁を四方八方叩かれるし、
子供は近所で車に轢かれる事故(軽傷)に遭うし、
今は逆に周りに田んぼがいっぱいあるはずなのにカエルの鳴き声が全く聞こえないし
書き出したらきりがないし



46: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 04:52:11.04 ID:FS8wendB0.net
>>43
これは久々に当たりの怖い話じゃないか!
きりがないと言わずもっと羅列してくれ



65: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 22:12:57.29 ID:dTjGhez20.net
昨晩の>>43です
実は家自体がというより嫁が連れてきてるっぽいんだよね
ソファに座ってスマホ弄ってたら視界を横切る影が見える事がよくあるらしいんだけど、それを俺と勘違いして話かけたら誰もいない、よく考えると仕事行ってるわってなるらしい
壁を叩くというのも外じゃなく内側からかもしれない
以前住んでた社宅でもベランダからボソボソ声がしてたらしいし、誰もいないはずのドアが足音もなく急にガチャガチャ鳴るとかも
景気の影響もあるが、社宅が古いから悪いと思い、思い切って新築注文住宅を購入するも似たような現象が続いてる状況です
そんな中今年の春先には子供の交通事故がおきて、関係あるかどうかは分からないけど実害が出てしまったんじゃないかと思ってる



76: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/05(水) 06:55:08.49 ID:vDfF11Li0.net
>>65
奥さんに何か心当たりあるか聞いてみたりした?
奥さんじゃなく65自身もね
結婚前に奥さんに惚れてた人の生き霊とかその逆とかね



78: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/05(水) 10:16:34.08 ID:kOJQJYN80.net
>>76
嫁と嫁母(激似)は心霊現象とかそんな話をよくしてる
「この前知らん間に無賃乗車がおったんやけどー」
嫁母は「夜出歩いたらすぐ真後ろで足音が付いて来る」みたいな
ただ、俺は零感だから俺がいるときはあんまりそういった現象は起きないらしい



81: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/05(水) 11:30:04.79 ID:vDfF11Li0.net
>>78
失礼だとは思うが面白い家系(血筋?)だな
義母さんにも聞いたら色々と面白い話が聞けそうな予感
とりあえず義母さんも存命なんだし生死に関わるというかそういうのは無い感じなのでお子さんの事故は気のせいでいいんじゃないかな



181: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/08(土) 15:50:40.60 ID:IlaRKeqZO.net
アザ
むかし聞いた話で怪談かどうかも判らないけど、遠縁の親戚に双子の子供が産まれたとき、
片方の赤さんの背中に大人の手形そっくりのアザがあったんだとか。

そのアザは何故だか一週間ぐらいして忽然と消えたんだけど、途端にその赤さんはヒキツケ起こして突然死。
それでこれは最近聞いた話なんだけど、どうもそこの嫁さんの家系の何代か前にも全く同じ出来事があったんだとか。

もしかして悲劇って、隔世遺伝するのかね?



183: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/08(土) 15:51:39.25 ID:JuZ+LHw70.net
>>181
怖いな・・・



186: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/08(土) 15:56:39.23 ID:vYrgAfbH0.net
生まれたての赤ちゃんの背中に収まる大人の手形となると小さなオッサンかな?



193: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/08(土) 16:05:21.39 ID:IlaRKeqZO.net
>>186
いや、自分も見たわけじゃないからアレだけど、
聞いた話だと結構大きなアザだったんだって。
背中から脇腹にまたがるみたいな感じでベタリと。
女の子だったから親は凄く気にしたらしいし。

あんまし大っぴらに訊けない雰囲気の話だから、自分はここまでしか知らんけど。



199: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/08(土) 16:10:42.51 ID:TYgPhNvsO.net
>>193
小泉八雲の怪談に生まれ変わりの話で、そんなのなかったっけ?
死に行く男の尻?太もも?に坊さんが印を書いたら
後日、そんな形の痣を持って生まれた赤ん坊がいた…という
それを連想して読んでいたら、オチで驚いた
血管腫とか遺伝性の先天的の病だったのかね?



336: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 17:22:39.00 ID:jDEmMbdBO.net
今タブレットで音ゲーをしてたんだけどさ、高難易度の曲でフルコン達成
更にはポイントが6倍になるチャレンジが発生して簡単な曲が来てよっしゃと思ってたのね
ソレで順調にコンボしてってあとちょっとでコンボノルマクリアって所で
いきなり横から手首が割り込んできて勝手に画面タッチしてコンボを途切れさしたの
当然チャレンジは失敗して獲得ポイントが0に
ムカついたからその手首捕まえて切り刻んで封印したわ
幽霊マジ死ね



337: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 18:05:11.47 ID:FHIk0ybl0.net
>>336捕まえられるのかよwwでもその幽霊も君がやっていて楽しそうだから
一緒にやらせてくれって思ったのかもね。



339: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 18:59:53.07 ID:jrj4UV+F0.net
まさにファミコンのリセットボタンを押すネコの如き恐ろしさよな。



344: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 02:18:01.43 ID:EJTyrtyR0.net
アパートの下の階の奴が死ぬほどうるさかったから、床ドンしたら30分くらい壁ドン仕返された…
基地外を超えた超基地外だった



346: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 03:03:27.39 ID:+V8l/uvS0.net
>>344
うちのアパートの掲示板に手書きの警告文が張り出されていたときは鳥肌たったな

要約すると
昼夜大型客船の汽笛のような音がする、階段の手すりが震えエレベーターホールに響くほど
安眠妨害で自律神経失調症になった
さらにTVやラジオを盗聴されているプライバシーの侵害だ
パソコンなどの最新機器でやっているはず
自分は迷惑かけないように常にイヤホンだ
盗聴は犯罪、辞めないと警察に届ける
騒音は○階あたりから聞こえる

順番もこんな滅裂でいろんな意味の恐怖を覚えた
ちなみにそんな騒音俺は聴いたことない



349: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 07:03:05.13 ID:Mi+PseR+0.net
壁ドンってことは、仕返しのために部屋の前まで来て叩いてるのかな。



351: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 07:10:21.30 ID:Mi+PseR+0.net
なにそれこわい



415: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 01:30:19.53 ID:o/8EEILZ0.net
真夜中の遊園地
もう10年以上前の話なんだけど
友達と二人、真夜中の遊園地に忍び込んだんだ
入場門の大きい柵を乗り越えて駐車場に忍び込む、うっすら電灯がついていて駐車場のその先に乗り物、遊園地の本体が見える感じ、

忍び込む理由は駐車場にあってそれはすぐ解決したんだけど
どうせだからと言って二人遊園地の本体のほうに歩いて行ったんだ



418: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 01:45:55.41 ID:o/8EEILZ0.net
近づくにつれてもの凄い勢いでエンジンをフカし始まって振動が自分の体に伝わる、
友達の前を通って二人の間にキキーッっと止まってとにかくエンジンをフカしまくってる、
二人ともその場を見てるけど茫然自失、だってそこにバイクが止まってエンジンフカしてるのにそこにはなーんにも無いんだよ、音と振動だけなんだ。

途中でハッとなって二人狂ったように逃げだしたんだけどアレってなんだったんだ? 未だに謎



419: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 01:55:08.69 ID:o/8EEILZ0.net
今でも調べるとすぐ出てくるような死亡事故が少し前にあった遊園地で今も営業中
最近その遊園地で同じ時期にバイトしていた後輩と知りあった人がこの話を「こんな事言ってる馬鹿二人」みたいな感じで話したら
「それは多分マジです」って引きつった顔で言ってたらしい
バイト達の中でも細々しい事結構あったらしい

メモで一括しなくてごめん、慣れなくて、ただどうしても誰かに聞いて欲しかったんで書いてみた、終わり



456: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 13:18:49.40 ID:ObZjCSLC0.net

昔聞いたオチのない昔話

とあるみちのくの雄藩に、平凡ではあるが家族に囲まれ、幸せな生活をしている侍がいた
ある日、その侍は口の中に一匹の蝶が飛び込んで来て、それを飲み込んでしまう夢を見た
その夢を見てからすぐ、その侍の妻や娘、まだ小さかった息子までが次々と死に絶えてしまった
一人ぼっちになった侍は次第に塞ぎ込むようになり、遂には門を閉じて誰とも会わぬようになったという

ある日、心配した友人たちが侍の屋敷を見舞ってみると、侍は布団の上に仰向けに倒れて死んでいた
大きく開いた侍の骸の口からは、無数の白い蝶が何匹も何匹も飛び立っていたという


本当にオチのない話



538: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 16:35:41.76 ID:mK/iTQPx0.net
彼の奇声
進学で上京して人生初の彼氏ができた。

何度かお互いのアパートで過ごすことはあったけど、昨日が初めて彼の部屋にお泊まりだった。
明け方、隣で寝てた彼の奇声で目が覚めた。
ヒギーッヒギーッて歯を食いしばって、ブリッジでもしそうに体を弓なりにして硬直してる。
大丈夫?!って声掛けても、もの凄い力で踏ん張ってて、呼吸も苦しそう。
救急車呼ぼうとクローゼットにかけておいたバッグからスマホ探してたところ、いつのまにか背後に彼が。



541: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 16:48:43.68 ID:mK/iTQPx0.net
発作状態は収まって、目を見開いて私の顔を凝視。
こちらの問いかけには何も答えない。
その後、1時間くらい部屋の中をユラユラぐるぐる歩き回って、また就寝。
私は呆然と朝を迎えた。

彼が起きてから状況を伝えても、「お前の夢だ」と笑われた。
彼自身は何も覚えていないらしい。
彼の友人に聞いたところ、彼自身の異常は誰も知らないけれど、お父さんは印刷の機械に巻き込まれて亡くなっていて、お母さんは宗教キチガイで、妹さんが筋萎縮性なんちゃらで障害があるとのこと。

てんかん発作ってこんな感じなの?
霊的なものなの?
リアル話なのでオチがなくてすみません。

彼の名誉のため身近な人にはまだ言えないけど、症状を親友に話したら爆笑された。
リアルエクソシストだった。
ブリッジで階段降りてきそうだった。
病院に連れて行くつもりだけど、
彼に会うのが怖い。



560: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 01:53:56.94 ID:aiJU88bQ0.net
>>541
とりあえず彼氏には脳波取ることを勧めるべし
断定はできないがてんかんの発作に酷似してる



561: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 02:18:22.79 ID:uV3Di+0Y0.net
>>560
てんかんっぽいけど、あれって
別に寝ている間だけに起きる症状じゃないよね?

意識なくなるのかは知らないけど、
普通は薬かなんかを常用して鎮めてるはずだし、
本人に自覚ないのはおかしいねー



617: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 12:05:16.41 ID:jOlMIQTl0.net
怪奇現象
おれが体験した話。

夜11頃に、他営業所で働く後輩から「先輩助けて!ここお化けいる!」と電話が掛かってきた。
そいつとは昔いっしょに働いてたんだけど、部署移動で先月移動になったばかりだった。
夜なのに電話の向こうで大人数の笑い声が聞こえていたので、まだみんな残っていたのだろう。

「お化けだなんて馬鹿なこと言ってるんじゃない」

と一蹴したら、後輩が切実に訴えてきた。
移動してから一ヶ月でいろんな体験をしたらしい。

誰もさわっていないコップが地面に落ちて割れる。
デスクにいると、後ろから息づかいを感じる。
誰もいない二階から歩き回るが聞こえる。等々。

営業所の人に聞いたら「気にしたら負けだ」と言われて、本人も相当参っているようだった。
そしておれに電話をかける直前に、二階に上がっていく黒いもや?みたいな人影を見たという。

つづく。



618: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 12:06:45.23 ID:jOlMIQTl0.net
後輩があまりにも必死な様子だったので、おれは気休めに

「でも他の人もまだ残ってるんだし、早めに仕事終わらして帰らせてもらえよ」

と言ったら、沈黙。
数秒後に

「おれ、一人なんですけど...」

と言われてぎょっとした。
気がつくと、電話の向こうから聞こえていた笑い声がピタリと止んでいて、耳が痛くなるほどの沈黙が流れていた。

「なんで他の人いるって言ったんですか!?」
「て、テレビの音かな?」
「テレビなんてつけてないですよ!やっぱり物音とか聞こえてたんじゃないですか!ヤダー!」

と言って電話が切れた。
そいつは今も働いているが、怪奇現象に悩まされている。



669: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:35:09.69 ID:nQe2e5Bl0.net
会社の先輩の話。
転職して半年くらいたった頃、別の課の
5つ上の先輩と仲良くなった。
課は違うが喫煙室でよく一緒になってる内に
意気投合して仲良くなった。
そんである時、その先輩の奥さんの話になった。
その奥さんてのが結構問題ありな人らしく、
ことあるごとに罵声やらなんやと先輩に対して
きつくあたるらしい。酷い時には手まででるらしいから
おだやかじゃない。
「それって最近たまに聞くDV妻ってやつじゃないですか?」
「いやそういうもんじゃあないよ。ただ少し神経質な性格なだけだよ。」
そう言って笑う先輩の眼もとには青痣ができているし、腕にも爪で
引っ掻いたような生々しい傷があった。正直モラハラ&DV妻なんかとよく
一緒に暮らしていけるなと思ったが、もちろん口には出さなかった。


ある日その先輩から、自宅へ招待された。

「嫁に君のこと話たらさ、見てみたいって言うんだ。
だから今度の土曜でも家にきなよ。おいしい夕食とうまい酒でもてなすよ。
嫁も是非とも呼んでくれってさ。」

俺自身も、先輩の奥さんを見てみたいって気持ちがあったから
快く先輩の誘いを受けた。



670: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:39:09.55 ID:nQe2e5Bl0.net
数日後、土曜の夕方。先輩の家は駅から歩いて10分くらいの住宅街にあった。
二階建ての白い家で、数年前に引っ越してきたんだそうだ。
外壁の門を通り、玄関の扉を開けると、待っていたかのように
にこやかな表情の先輩が出迎えてくれた。

「ようこそ。ささ、どうぞあがってくれ。」
玄関をあがりリビングに入ると、おいしそうな匂いがした。ビーフシチューかな。
「遠路ご苦労だったね。夕食はもう少し待ってくれ。もうすぐ出来上がるから。」
そう言って先輩は自ら台所にたって料理を始めた。
俺は不思議に思った。
「あれ、奥さんはいらっしゃらないんですか?」
俺はきいた。
「すまん。実は家内は今日具合が悪くってな。今、家にいるにはいるんだが二階で休んでるんだ。
でもまぁ大丈夫。今日は俺が腕によりをかけて飯を作るから楽しみにしてくれ。」
先輩は言った。
俺は驚いた。顔を見てみたくて家に呼ぶくらいだから、奥さん直々に
さぞかし豪勢にもてなしてくれるんだろうと勝手に期待していた。
それが姿も見せずに二階で休んでいるとは・・。
「あ、でも挨拶くらいはしておいた方がいいすかね?せっかくですし。」
俺は言った。
「いやいや、それはやめておいた方がいい。具合悪いし、きっと機嫌が相当悪いはずだ。」
先輩はあわてて止めた。
「なーに、君はソファでゆっくりしててくれ。これでも料理は得意なんだ。」
聞くと先輩の奥さんは、料理等の家事を全くしないそうだ。
おまけに仕事もしてないそうで、本当にいったいどういう人なのか
ますます気になった。



672: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:42:01.76 ID:nQe2e5Bl0.net
夕食が出来上がると、俺と先輩は二人で夕食を囲んだ。
先輩の料理は確かに言うだけあって旨かった。
用意してあった焼酎も飲みやすくて、俺の舌に合った。
酒が入ってお互い饒舌になると、趣味や仕事の愚痴やらで
盛り上がった。日も落ち、数時間は二人で語り合っていた。

ドン

そんなとき、その音は天井から聞こえた。
最初は二階で先輩の奥さんが、なにか床に
落としたのだろうくらいに思っていた。
だから全く気に留めなかった。
俺と先輩はそのまま会話を続けた。
しかし1分後くらいに

ドン!ドン!ドン!

明らかにさっきより大きい音が天井から
鳴り響いた。それは一種の敵意が込められたような
音だった。まるでマンションなんかで階下の人の出す
騒音を非難するためにたてる音。いわゆる床ドンと
いうやつだ。



673: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:43:50.78 ID:nQe2e5Bl0.net
俺は先輩を見た。
「ごめんなぁ。ちょっとだけ声の音量を下げよっか・・。」
先輩は申し訳なさそうに言った。
俺は先輩の言葉に従って、小さな声でしゃべることにした。
数分間はそんな風に、お互いコソコソとつぶやくように
しゃべっていたと思う。しかし不意に俺が、先輩の言った
冗談にやや大きめの声で笑った時(本当に若干だったと思う)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

まるで天井から雪崩でも押し寄せたかのような音だった。
その音は10秒くらい鳴り響いていたかと思うが、
その時はもっとずっと長く鳴り響いていたように感じた。
いったいどうやったらあんな音が出せるのか。
超高速で地団駄でも踏んでいるのだろうか。
とにかく尋常じゃない音だ。完全に常軌を逸している。
俺は先輩の奥さんが具合が悪いと聞いて体調が悪いと思っていた。
しかし、その時はきっと奥さんは精神的な病を抱えている人なんだと思った。

しばらく唖然とした後、俺は再び先輩を見た。
先輩は苦笑いを浮かべていた。
「ごめんなぁ。盛り上がってるのが気に食わなかったのかもしれない。
ちょっと二階で話してくるよ。すまんが少し待っててくれないか?」
先輩は俺を残して二階へあがって行った。



674: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:45:01.91 ID:nQe2e5Bl0.net
しばらくたった時は、俺は尿意を感じトイレを借りた。
トイレを出ると、二階から先輩が話す声が微かに聞こえた。

「だから・謝って・・し・」
「・・・・・・・・」
「すこし・がま・・てくだ・い」
「・・・・・・・・」
「わかっ・から、そんな・怒・な・で」
「・・・・・・・・」

先輩の声は認識できるが、奥さんの声はほぼ聞き取れなかった。
ただ先輩の声と声の間に、ボソボソとつぶやくような音は
なんとか聞き取れた。ただその音は女の人の声というには
低く、とてもこもった音だった。

しばらくして、先輩が降りてきた。
降りてきた先輩を見て俺はぞっとした。
先輩の顔は青ざめてげっそりしていた。
さっきまでのほろ酔い顔とはまるで違う。
目の下のくまも目立ち、そのくせ眼光だけは
妙に鋭かった。



675: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:45:55.16 ID:nQe2e5Bl0.net
「なぁ、今日はもう遅いし、家に泊まっていかないか?
嫁もそうした方がいいんじゃないかって言ってるんだ。」
先輩は唐突に言った。俺は意外に思った。
あれだけ敵意むき出しの歓迎を受けた後だから
てっきり今日は帰れと言われるんだと思っていたからだ。
「結構酔っているだろ?千鳥足で帰るのも危ないし、な?」
先輩はしきりに勧める。
「いえ、遠慮しておきます。明日、朝早くから資格試験があるんです。
ですから今日はもう帰ります。」
俺は断った。
「そうなの?でも本当に遠慮なんかしなくていいだよ?」
「いえ、そういうわけではないんですが、やっぱり今日は
自分の家で休んで明日に備えたいです。」
俺はきっぱり断った。
明日資格試験があるのは本当だった。そのために今日は帰っておきたいとも
最初から思っていた。でもその時はそれ以上にこの家で一晩過ごすことに
強い拒否反応があった。



676: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:46:55.40 ID:nQe2e5Bl0.net
しつこい先輩の誘いをなんとか断り、
俺はなんとか先輩の家をあとにすることになった。
帰り際、先輩はあからさまに不機嫌さを表した。
「じゃあ。」
俺を出迎えた時とは比べ物にならないくらい、冷たく、無感情な
別れかただった。

玄関をでた直後、玄関のドアが閉まりかけた時
俺は一瞬後ろを振り返り先輩を見た。
閉まりかけのドアの向こうで、先輩が見送りも
そこそこに家の奥に向かって歩いて行くのが見えた。
先輩の顔は恐ろしいくらい無表情だった。
まるで蝋人形みたいで、俺はぞっとした。

限界のドアが閉まり、家の外壁まできたとき
後ろから視線を感じた。
俺はまた振り返り、家の二階を見た。
二階の窓でカーテンが微かに揺れたように見えた。
二階の電気は付いておらず、カーテンの向こうは
真っ暗だった。
その暗闇の奥の誰かと目が合ったような気がして
背筋が薄ら寒くなった。
俺は足早に先輩の家を後にし、駅の方向へ向かった。



677: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:48:34.04 ID:nQe2e5Bl0.net
週があけた月曜。あんなことがあったとはいえ、
誘いを断ったのはやはり失礼だったかなと思いなおし、
俺は先輩に会って謝ろうと思った。
しかし会社で先輩の姿を探すが見当たらなかった。
聞くと休みらしい。その後、数日間、先輩は休み続けた。
俺は先輩と会うことができず、携帯にも連絡したがだめだった。
そして、そのまま先輩は会社を辞めた。

先輩が辞めた後、ある時、先輩がいた課の上司と喫煙室で一緒になった。
「そういえば○○先輩、どうしちゃったんすかね。あんな急に辞めるなんて。」
俺はその上司に聞いた。
「そうだなぁ、あいつはもともと精神的に不安定な面があったからな。」
上司は言った。
「やっぱ、奥さんが関係してるんですかね?結構きつめの奥さんだったそうじゃ
ないですか。」
俺は言った。
「あれ?あいつ結婚してたの?嘘だろ。そんな話全く聞いたことないぞ。」
その上司は真面目な顔つきで言った。
俺は先輩としゃべったことや家に招かれたことをその上司に話したが、
最後まで上司は納得してくれなかった。
「あ、でも『いい人を見つけた』みたいなことを言っていたことは一度だけあったかも。
たしか急に中古の一軒家を買ったころだったかな。まぁでも普通結婚したら上司に
報告するだろ。たとえ結婚式あげないにしてもさ。」

その後、数年前に先輩がいた課の若い子が、突然行方不明になったことがあったと知った。
先輩と仲が良かったらしい。

今でもあの家の二階にいたモノがなんだったのか。
あの時泊まっていたらどうなっていたか。
考えるだけで背筋が寒くなる。



689: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 02:19:57.65 ID:d/xAO30q0.net
>>669 書き方も内容もよかったです



702: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 20:52:41.93 ID:4T5oBTsC0.net
>>669
このスレで久しぶりにそれっぽい怖い話が見れた気がした


680: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:33:32.58 ID:NiAMrEfK0.net
洒落にならない



687: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 00:46:37.63 ID:szILMQR80.net
東日本に出動した先輩自衛官
つたない文で申し訳ないが、東日本に出動した先輩自衛官から聞いた話。

先輩は火災のあった津波被災地に出動したそうだ。
バディと二人で歩いていると、最初はなんでもない瓦礫だらけなんだが、
一度ご遺体をみつけると徐々に目がなれてくるのか、気が付くと周りは骨だらけ。
(火災のあった地域なので、水死はほとんどなかったそうで、まだ良かった
ほうらしい)最初に骨盤だとわかると、次々に見つかる背骨や焼け焦げた
ご遺体。津波もあって、何人分かもわからない。

その中でも壮絶なのが子供を抱きかかえたまま亡くなられた方で、どの方々も、
ぐっと子供を抱きかかえて守るように亡くなられていた。お子さんはみんな、
お人形みたいに、安らかな顔をしていたのが脳裏に焼き付いてると子持ちの先輩が
言っていた。ほかにも水没地域を捜索した同期から、においが離れなくて、
すぐわかるとか。

とにかくそんな極限の任務を終えて、数週間に一度家に帰るのだけれど、
先輩のまだ2、3歳のお子さんが、かえって来たお父さんに喜ぶでもなく、
大泣きをしはじめたそうだ。

泣く理由がわからない。だから、どうしたの?って先輩は聞いたそうだ。
お子さんは先輩の後ろ斜め上を指さすと、「だれかいる、こわい!」と。

その時、働いた人たちは結構「連れて帰った」体験をしているそうで、その亡くなられた
親子の話といい、2、3歳の子が言うというのは、とても生々しかった。
快活で、優しげな東北訛りで喋る先輩のことだから、からかいや嘘には聞こえない。

もう数年たつけれど、震災や事故に巻き込まれた方の御冥福を祈りたい。



691: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 07:55:40.24 ID:CWnHo+6n0.net
>>687
怖いって言うか悲しい話だよね。
でもそうやって頑張ってくれる方がいるから安心して暮らせるわけで、ついてきた人も案外感謝してたのかもしれない…とか言うとちょっといい話になるな。



695: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 10:07:11.93 ID:RgsDRO520.net
被災地の人たちって、不謹慎だから余りおおっぴらには言えないけど、津波でさらわれた地域に戻った際
かなりいろいろ見てると聞いた。
すごく多いのが、自宅から転がるように逃げていく「死んだ」人たちの姿だとか。
何度も同じ記憶を繰り返しているのかと、見て居るほうは切なくなるそうだ。



696: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 11:43:53.82 ID:RySikstYO.net
目撃する方も切ないけど、自分達が死んだことに気づかず何度も何度も逃げ続けてる死者の方がもっと切ないな…
もうゆっくりしていいんだよって教えてやりたい



822: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:03:46.78 ID:Js55b4hr0.net
老女の人形
俺が小学生の時の話。

家の近所にお寺があって、よく遊びに行っていた。
そこには70歳くらいの住職がいて、境内やら
敷地やらに入っても、怒らず自由に遊ばせてくれた。
たまにお菓子なんかも出してくれて、
俺は近所に住むタカシと放課後は
よくそこで過ごしていた。

その寺は近所に多くの檀家をもっていて
町内の寄合いやら、新年会なんかもそこで行っていた。
住職は物腰の柔らかい温和な老人という感じで、
町の人たちからの信頼も厚かった。

ある日、俺とタカシがいつものように寺で遊んでいると
住職がおもしろいものを見せてあげようと言って
ある人形を出してきた。



823: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:06:12.63 ID:Js55b4hr0.net
その人形は15cmくらいの小さめの人形だった。
濃い赤の和服を着て、白い顔と長い髪、細くてつぶらな瞳
が印象的だった。市松人形とは少し違って全体的に
細身な出で立ちだった。また、かなり古い人形みたいで
最初は鮮やかな赤だったと思われる
和服の色は黒ずんでいてところどころ破れていた。
髪もぼさぼさで、色の落ちた髪の毛は
白髪のようにも見えた。そのためか顔の表情は生気がなく
少女の人形というよりは老女の人形と言った方が正しいような
見た目だった。

住職はその人形を俺とタカシの前に出し、人形の頭をつかむと
指と立てて少し強めに押した。すると、
「・・ぁ・・・ぃぎ・・ぃぃ」
人形が鳴いたのだ。
「すげー。音出した。」
俺とタカシは驚いた。
住職は俺とタカシの驚いた様子をみて
少しニヤニヤすると、黙ったまま
今度は人形の首に親指を立て、喉をグッと押した。
「・・ぅぅ・・ぎぃぃ」
また人形が鳴いた。さっきとは少し違う鳴き方だ。
「おお。また鳴いた!住職これどうなってんの?」
俺はきいた。
「さぁのお。ワシも詳しい仕組みはわからん。
じゃがおもしろいじゃろ?お前らもやってみるか?」
住職はそう言うと俺とタカシに人形をさしだした。



824: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:07:33.43 ID:Js55b4hr0.net
俺は住職のやったように人形の頭をつかんで軽く握ってみた。
しかし人形は音をださない。タカシも同じようにしたが
人形はなにも反応しなかった。
「あれ?音ならないよ。住職どうやるの?」
タカシが聞いた。
「ひひひ。ちょいとコツがあるんじゃよ。ただ少なくても
もっと強く押さなきゃの。」
住職は笑いながら言った。

そう言いながら住職は人形を逆さに持ち替えた。そして今度は
人形の膝を固定し、膝から下を普通とは逆に曲げた。
人形の足の関節はミシミシいっていたが
住職は気にしない様子だった。
「・・ぎゃぃぃ・・ぅぅ・・」
人形がまた鳴いた。
住職はそれをみて満足そうに笑った。
「別に人形をいたわらなくてもいいんじゃよ。むしろ
壊すくらいの気持ちの方が、いい声で鳴いてくれるんじゃ。」
住職は言った。



825: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:08:40.64 ID:Js55b4hr0.net
その後、俺とタカシは人形を鳴かせることに成功した。
確かに、躊躇せずに強く押したり、曲げたりすると
鳴くのである。別に鳴くポイントがあるわけじゃなく
体のいろんな部分を押し曲げしても鳴く。鳴き方も
一定ではなく、いろんなバリエーションがあって、
本当にどういう仕組みなのか不思議だった。

ただその人形はどのバリエーションで鳴く時も
とても苦しそうに鳴いた。また古い人形のせいか
顔にもシミがあったり、ところどころ色落ちしていたため
表情が暗く見える。だから鳴く時は
苦悶の表情を浮かべているように見えた。

最初はおもしろがっていた俺も、だんだん
気味悪く感じるようになった。
「ねぇ、あきたよー。タカシもう行こうよ。」
俺はタカシに言った。
「もうちょっと。もうちょっと。」
タカシはまだ飽きていない様子だ。
住職と一緒にあの手この手で人形を鳴かせて
笑っていた。
俺はその日、先に帰った。



826: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:09:33.74 ID:Js55b4hr0.net
その日以降も、最初は今まで通り、俺とタカシは寺によく
遊びに行っていた。

ただあの日以来、あの人形のことが気になるようになった。
住職は普段は人形を古い木箱の中にしまっていた。
さすがに町内の大人たちに、人形で遊んでいる姿を
見られるとまずいと思っていたのだろう。
だだ、たまに俺とタカシのいる前だけ、人形を木箱から取り出して
見せつけるかのように鳴かせるのだ。
「実は毎晩これをやるのが日課でな。ひひひ。」
住職はある時こう言っていた。
俺は毎晩部屋で一人、人形と戯れている老人の
姿を想像して、すこしぞっとした。

また、俺には不思議に思っていることがあった。
あれだけ人形に執着している住職だったが、
人形の扱いはひどくぞんざいだったのだ。
鳴かせる時に乱暴に扱うのはもちろん、
手入れは全くしていない様子だった。
人形は常にボロボロな状態だった。
ある暑い夏の日なんかは、人形を炎天下の中、
直射日光のあたる縁側に置いていた。
「こうしておくと、夜いっそういい声で鳴くんじゃっよ。」
住職はニヤニヤして言っていた。



827: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:11:19.02 ID:Js55b4hr0.net
そんな風に人形と関わる住職を知ってからは、
俺にとって住職は、温厚で知識豊富な町の賢者というよりは
ただの気味の悪い老人になっていた。
次第に寺からも足が遠のき、めったに寺の敷地には
近づかないようになっていった。
ただタカシはあれからもちょくちょく寺に遊びに
行っていたみたいだったが。

1年くらいたったある日、住職は死んだ。
病死と聞いたが詳しくは知らない。
住職の死後、寺は住職の甥が引き継ぐことになった。
その際、寺の大掃除をすることになった。
普段お世話になっている近所の人たちも
手伝うことになり、俺やヒロシも親に言われて
駆り出された。

寺では昔から、心霊写真等の霊的にいわくつきの
ものを預かる習慣があったそうなのだが
後を継ぐ住職の甥はあまり信心深くないというか
寺にあったそれらまで一斉に捨てようとしていた。



828: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:12:33.63 ID:Js55b4hr0.net
その中にあの人形もあった。

俺はあの人形が捨てられると思うと安堵した。
しかしその時、ヒロシがその人形をほしいと言いだした。
「君、こんな小汚い人形がほしいの?」
住職の甥は怪訝そうに聞いた。
「うん。ほしい。」
ヒロシは言った。
俺は止めた。こんな気味の悪い人形はさっさと
捨てるべきだと思っていた。
住職の甥もあまり譲ることに乗り気でない様子だった。
しかしヒロシは頑として譲らなかった。
結局ヒロシはその人形を持って帰ってしまった。

「あの人形てなんなの?」
ヒロシが帰った後、俺は住職の甥に聞いた。
「さぁ。俺もよくは知らないんだが、かなり昔から
伯父はもっていたな。たしか30年くらい前から
この寺にあった。」
住職の甥は言った。
俺は住職の甥に、住職と人形についてあったことを話した。
「そうかぁ。君も鳴いているところを見たのか。気味の悪い人形だったろ。」
住職の甥はそう言うと、あの人形について教えてくれた。



829: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:13:41.04 ID:Js55b4hr0.net
あの人形は30年くらい前から寺にあったらしい。
その頃、住職の奥さんがどこかの若い男と不倫したあげく
駆け落ちしてしまって、住職はひどく塞ぎこんでいた。
一時は自殺でもしそうな勢いだったらしい。
そんな時、住職はどこからかあの人形をもらってきたのだという。
それ以来住職は、その人形をいつも手の届くところに置いておき、
暇を見つけると人形を鳴らしていたらしい。
住職の兄弟もその様子がとても嫌で、何度となく
捨てるよう住職に促したが、そのたびに住職は
強く拒否したと住職の甥は言った。

「結局伯母は戻ってこなかったけど、伯父はあの人形に
こだわることで生きる希望をもったように見えたよ。
そういう意味ではあの人形をもらってきて正解だったのかも
しれない。」
住職の甥は言った。
「そうなんだ。なんか住職かわいそうだね。それにしても
住職の奥さんは酷い人だね。駆け落ちしちゃうなんて。」
俺は言った。
「まぁね。でも伯母は家を出てしばらくして事故で
死んだらしい。人伝えで聞いた話だし、葬式にも
行っていないけど、結構むごい死にかただったらしい。
自分の親戚とはいえ、自業自得だなとその時は思ったな。」
住職の甥は遠くを見ながらさみしそうに語った。



830: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:14:32.16 ID:Js55b4hr0.net
数日後、タカシの家に遊びに行く機会があった。
タカシの家は少し問題のある家庭で、親父さんが働いて
いない。毎日飲んだくれてはタカシの母親やタカシに
暴力をふるっていた。タカシの顔にはよく痣があった。
そんな家だから、あまりタカシの家に行くことはなかったのだが
その日はたまたま親父さんがいないとのことで
俺はタカシの家に遊びに行った。

「あの人形はどこ?」
俺はあの人形のことが気になっていたから素直に聞いた。
「ああ、あれはあそこにしまってあるよ。」
タカシはクローゼットの方を指さしながら言った。
「やっぱ夜とかに鳴かせてるの?」
俺はタカシが住職と同じようなことしているのではと不安になった。
「いや、もらってきてからあそこに閉まったままだよ。」
タカシは言った。
「あ、そうなんだ。でもタカシは、なんていうか・・、
あの人形のこと気にいっていたみたいだから。」
俺は言った。
「うーん。別に気にいってたわけじゃないよ。それに
今はあの人形を鳴かせようとは思わないな。
鳴かせても意味ないし。」
タカシは言った。

俺はそれを聞いて安堵した。もらうにはもらったが、結局
タカシもあの人形に飽きていて、タンスの肥やしにしている
だけなんだと思った。『鳴かせても意味ないし』という言葉は
一人で人形を鳴かすことの馬鹿らしさに、タカシ気づいてくれた
表れだと思った。



831: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:15:23.32 ID:Js55b4hr0.net
それから数日後、タカシの親父さんが死んだ。
家にいる時、突然心臓発作で死んだらしい。
俺は親に連れられ、葬式場を訪れた。
式場でタカシの母親に挨拶をしたが、タカシの
姿が見当たらない。どうもまだ家にいて、一人
部屋で塞ぎこんでるらしい。
どうしようもない親父だったが、やはり父親は父親。
突然死んでタカシもショックだったのだろう。
俺は元気づけようと、タカシの部屋を訪ねることにした。

その日は曇りで、俺がタカシの家を訪ねた頃には
あたりは真っ暗だった。
タカシの家に着いたものの、家の明かりがついていない。
呼び鈴を鳴らしたが反応がない。おかしい。
ただその時俺は、タカシがショックのあまり自殺でも
しているんじゃないかと不安に思った。
だから鍵の開いていた玄関の扉を開け、無断でタカシの
家に上がった。



832: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:16:16.54 ID:Js55b4hr0.net
タカシの部屋は2階の一番奥にある。
階段をあがっている時、その音は聞こえた。

(ドンドンドン)
「・・ぅぐぐぐ。ぅぃぃぃややや・・」
(ドンドンドン)
「・・ぁぃぃぃぃぃ。ぅぐぅぅ・・」

なにかものを叩くような音。
その合間に誰かのうめくような音。

ひどく陰湿な響きである。俺はどうしようも
ない不安にかられた。しかしタカシの安否が
気になっていた俺は、勇気をだして進んだ。

タカシの部屋の前まできた。
その音はタカシの部屋の中から聞こえた。
俺は勇気を出してドアを静かに開けた。

ドアを開けるとタカシの後ろ姿が見えた。
なにか作業をしているように見えた。
とりあえずはタカシの無事を確認できて俺は安堵した。
タカシは部屋に入ってきた俺に気づいていないのか
振り向きもせず、なにかの作業を続けている。
体越しでよく見えないが、拳を振り上げなにか
布みたいなものを叩いているように見えた。



833: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:17:32.45 ID:Js55b4hr0.net
(ドンドンドン)
拳が勢いよく振り下ろされるたびに乾いた音が
部屋に響く。そして

「・・ぉぐぐぃぃ。ぅぐぐぃぃぃ・・」
低くこもったような声が部屋に響く。
苦悶に満ちた声だ。

俺はその声がタカシの目の前にある小さな物体から
聞こえていることに気付いた。
その時、タカシが振り向いて俺を見た。
タカシはひどく無表情だった。
なにも言わず、ただ無感情に俺を見ていた。
しばらくお互い無言で向かい合った。

「よ、よぉ。ごめん、なんか勝手に上がらせて
もらっちゃった。タカシ落ち込んでるって、タカシの
お母さんに言われたもんだからさ。」
俺はなんとか言葉を振り絞った。
「・・・。そうなんだ。」
タカシは表情をかえずにそっけなく言った。



835: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:19:50.68 ID:Js55b4hr0.net
その時俺は、タカシが左手であの人形を持っていることに
気付いた。
「その人形・・。」
俺は言った。
それを聞くとタカシはニヤリと笑った。そして
「これ。いい声で鳴くようになったんだよ。」
タカシはそう言うと、右手の拳を人形の体に勢いよく打ち付けた。

ドン!

乾いた音とともに
「・・ぅぅぐぐぐぃぃ。」
人形が低い声で鳴いた。同時に俺はあることに気付いた。
「あれ?その人形の出す音って、そんな音だったっけ?」
住職が持っていたころ出していた音とは、明らかに
違う。低くこもった音だった。出る音も、前より大きくて
長めにでている。
「やってみる?」
タカシはそれには答えず、人形を俺の方にさしだした。
かつて住職が俺とタカシに
初めて人形をみせた時のように。



836: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:20:35.46 ID:Js55b4hr0.net
「いや、いいよ。俺は・・。」
そう言うと、また俺はあることに気付いた。
人形の顔が違う?
俺の知っている人形は、白髪混じりの
長い髪で、老女にも見える出で立ちだった。
しかし、今、目の前にさしだされた人形は
髪は黒々しており、髪型も短くなっている。

そしてなにより、顔の輪郭が前より角ばっていて
老女というより、男の顔にも見えた。
「タカシ・・。人形の顔替えた?」
俺はきいた。
「別に・・。」
タカシは憮然として言った。
すでにもう俺の方を向いていない。
「いやでも、あきらかに違ってない?」
俺は言った。タカシは俺の言葉を無視した。
「タカシ。」
タカシは応えない。
「タカ・・」
「用がないならもう帰ったら?」
もう一度呼びかけようとした俺の言葉を遮るようにタカシは言った。
「あ・・、でもタカシ、その人形・・。」
「さっさと帰れよ!!!」
タカシはどなった。振り返った目が血走っていた。
「あ・・。ご、ごめん・・。」
俺はタカシの不気味な迫力に圧倒され、そそくさと帰った。

俺が部屋を出る時も、タカシは人形を拳で殴り続けていた。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
「ぐぐぐぐぐぅぎぎいぎぎぃぃ・・・。」
俺はもう、その音を聞くのが耐えきれなくなり、
耳を塞ぎながら、必死でタカシの家をあとにした。



837: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 22:21:13.75 ID:Js55b4hr0.net
その後、タカシは引っ越した。
母親の地元へ行ったらしい。
あの日以来、俺はタカシと会っていない。

あれから二十年以上たった。俺はオカルトに詳しい知人などの
話から、呪いの人形の中には、呪い殺した相手の魂を成仏させず、
人形の中に閉じ込め、殺した後も蹂躙できるものがあると知った。
あの人形がそうだったかは、わからない。
だが今でもあの人形がだす苦悶に満ちた声を
思い出すと、背筋が寒くなる。



855: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 23:44:08.64 ID:tfrR8cme0.net
ビルの隙間
取引先の話。
従業員が無断欠勤とかで、一人暮らしのアパートにも実家にもいなかったらしい。若い子だったから、アルバイトのノリで逃げたのかねぇ…と取引先では考えてた。

数ヶ月後、彼は遺体で見つかった。

彼は取引先のビルと、隣のビルの隙間にいた。都心の大通りに面していて、毎日大勢の人が行き交う場所だったが、ずっと誰にも気がつかれなかった。
なんか変な臭いがする…とビルの掃除のおばちゃんがしばらく前から言っていたらしいが、取引先は地下の下水の臭いだと思ってたそうだ。
遺体を出すのも苦労するような細い隙間だったから、かなり大掛かりなことにはなったが、新聞で小さく記事になっただけだった。都心では、たまにあるケースらしい。

この話を聞いて以来、私は狭いビルとビルの隙間は見ないようにしている。



861: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 01:11:09.68 ID:Y9GKrbIj0.net
>>855
勤めてた会社の近くでも昔あって話題になった
どうやって遺体を出すんだろうね
ドロドロに腐敗してれば何とかなりそうだがフレッシュな死体だと大変そう



865: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 03:13:48.38 ID:pKKwhTzX0.net
>>855
つか、都市部ではまたにある話だよね・・・
考え付かないよーな隙間にはまり込んでそのまま絶命している話・・・。
ショックや怪我でその時死んでりゃいいけど、
声も上げられずそのまま衰弱して死んでいったのなら・・・
ああ、考えたくない・・・



886: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 23:01:12.74 ID:spxb8InR0.net
身元不明の男の子
俺が中学生の時、学区内の団地で小さい子供が転落死する事故があった。
翌日の新聞では転落したのは「身元不明の男の子」と書かれていた。
身元不明って、人相が分からなくなるほど損傷の酷い事故だったのか…とその時は思った。
後日その団地に住む友達から詳細を聞いた。亡くなった子は団地の住人ではなく、事故直前まで一緒に遊んでいた子たちも誰もその子とは面識がなかったのだという。
親元も在籍する小学校も分かっていないのだと。
その子がどこの誰だったのか、続報は聞いていない。



889: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 23:05:34.40 ID:spxb8InR0.net
団地自治会で祠だか地蔵だかを建てるって話もあったそうだが、
死者の消息が分からないのに事故を終わったことにするのも憚られて、
結局その話はポシャッたらしい。これは数年前に母親から聞いた。
今はその団地も入居者不足で事故のあった棟含め半分以上がすでに閉鎖されている。



890: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 02:10:11.87 ID:roHp5RRB0.net
団地ってこういう話結構あるもんなのかな。

地元の団地でも飛び降り自殺した人が、夜な夜な飛び降りては階段昇ってまた飛び降りるのを繰り返してるってな噂あったよ。


いくつもある出入口のドアガラスのひとつに《夜何時以降は開閉するな》みたいな貼り紙あってね、気持ち悪かったな。

ガラス戸一枚向こうにちゃんとしたポストあるのに、ドア横に木で作った手製の集合ポスト置いてあったのも何気に不気味だった。




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