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トンンエル


8: 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o 2009/04/29(水) 23:24:23 ID:cTamJuAi0
友人の山で枝打ちをしていた時のこと。
木の幹の向こう側にある枝を切ろうと体を捻って回り込んだところ
釘で打ちつけてある能面と数cmの距離で鉢合わせになった。
思わずのけぞって、ぶり縄の足場を踏み外しそうになり
すんでのところで10m下の地面に落下するところだった。
後で木の所有者である友人に聞いたが、全く覚えがないとのこと。
あれは藁人形のようなものだったのだろうか?



12: 本当にあった怖い名無し 2009/04/30(木) 00:09:33 ID:I3UcMXxkO
>>8林業って年収いくら?



45: 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o 2009/04/30(木) 23:17:49 ID:t+7iwWqk0
>>12
うちの山だと去年は赤字でしたよ。多分50~80万円くらいの。
森林組合の賃金と人から頼まれた仕事とアルバイトで食いつないでいる状況です。




9: 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o 2009/04/29(水) 23:26:26 ID:cTamJuAi0
山林作業者に聞いた話。

風の強い日、何気なく空を見上げると無数の紙切れが宙を舞っていた。
山頂あたりから麓に向かって、幾千幾万枚もの紙の群れが飛び去っていく。
その一枚々々には大きく黒い文字のようなものが描かれていたが、判読はできなかった。
下山の途中、道端の山林や麓の集落を見て回ったが、紙切れは一枚も見つからなかった。



29: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/04/30(木) 18:57:34 ID:u3KG1eMV0
友人の話。

仲間何人かでキャンプに出かけた時のことだ。
夜も更けて他の者は寝入ってしまい、火の側に居るのは彼一人だった。
欠伸を噛み殺しながら
“そろそろ火の始末をして俺も寝ようかな”などと考えていると、
覚えのない声が話しかけてきた。

「何しているんだい?」

顔を上げると、火を挟んだ向こう側に、誰かが座っていた。
ぼんやりとしか見えない、大きな黒い影。
視界に霞でも掛かったかのよう。
何故かその時は不思議とも怖いとも思わず、普通に返事をした。

「んー、火の番をしてる」

相手の正体は何者なのか、何でこんな時間にこんな場所に居るのか。
そういった類いの疑問がまったく頭に浮かばなかった。
先程まではシャンと起きていた筈なのに、寝惚けた時のように、思考が上手く
働かなかったという。
ぼんやりと“俺寝惚けているのかな”と考えているうち、また話しかけられた。

「その火が消えたらお前さんどうする?」
「んー、消えないよ」
「こんな山ン中じゃ、一寸先も見えない真っ暗闇だろうな」
「んー、この火が消えちゃったら、そうなるだろうね」
「闇は深いぞ。中に何が潜んでいるかわかったもんじゃないね」
「んー、暗いのは怖いよ。だから火の番をしなくちゃね」



30: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/04/30(木) 18:59:00 ID:u3KG1eMV0
(続き)
声の主は、頻りと火を消すように勧めてきた。

「火の番なんか止めちゃえよ。もう眠いんだろ。寝ちゃえよぐっすりと」
「んー、そうしたいけど、そういう訳にも行かないんだよね」
「俺が消してやろうか?」
「んー、遠慮しとくよ」
「消すぞ」
「んー、でも直ぐまた点けるよ、暗いの嫌だから」
「一度消えた火は直ぐ点かないぞ。無駄だからもう寝ちゃえよ」
「んー、ライターもあるし、火種があれば直ぐ点くよ」
「ライターか。それがあれば直ぐに火が点くのか」
「んー、点くと思うよ。簡単に山火事になるぐらい」

すると声はライターを無心し始めた。

「火が消えないならライターなんてもう要らないだろ。俺にくれよ」
「んー、これは大切な物だから駄目だよ」
「俺が代わりに火を見ててやるよ。だからライターくれよ」
「んー、僕のじゃないから、やっぱり駄目だよ」

こんな押し問答を何度くり返しただろうか。

やがて影がゆらりと立ち上がる気配がした。

「火が消えないんじゃしょうがないな。帰るとするか。また遊ぼう」

その言葉を最後に、何かが山の闇の中へ去って行った。




31: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/04/30(木) 19:00:43 ID:u3KG1eMV0
(続き)
「ばいばい」
小さくなる気配にそう挨拶していると、いきなり強く揺さ振られた。
ハッとして身構えると、揺すっていたのは先に寝ていた筈の仲間だ。
目が合うや否や、凄い勢いで問い質される。

「お前!今一体何と話してた!?」
「何とって・・・あれ?」

そこでようやっと思考がはっきりし、明瞭にものが考えられるようになる。

「えっ今、僕、何かと会話してたの!? 夢見てたんじゃなくて!?」

気が付くと残りの皆もテントから顔を出し、こちらを恐ろし気に見つめている。
彼を揺すり起こした者が、次のように教えてくれた。

曰く、テントの外で話し声がしたので目が覚めた。
夜中に迷惑なヤツだと思い、テント中の寝顔を確認してから青くなった。
人数から判断する限り、今外には一人しか出ていない筈だ。

恐る恐る外を覗くと、焚き火を挟んで座る影が二つ。
片方は間違いなく友人だったが、もう一方が何かわからない。
人の形をした、黒い塊に見えたらしい。

友人と影は何度もしつこいくらいに言葉を交わしていた。
どうやら火を消す、消さないで揉めている様子。

“絶対に消すんじゃないぞ!”

声に出せない願いを胸中で叫んでいると、じきに影は立ち上がり山奥へ消えた。




32: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/04/30(木) 19:01:33 ID:u3KG1eMV0
(続き)
いつの間にか他の皆も起き出しており、背後で息を殺していた。
影がいなくなった時、テントの中では安堵の溜め息が重なったそうだ。

その直後慌てて外に飛び出し、憑かれたように火を見つめる友人を引っ掴んで、
ひどく揺すって目を覚まさせたのだと、そう言われた。

思わず、影が消え去った方角の闇をじっと見つめてしまった。
何も動く気配はない。足元で薪の爆ぜる音が聞こえるだけだった。

その後彼らは、その山を下りるまで絶対に火を絶やさないよう心掛けた。
不寝番を二人立てて、火の番を交代でしたのだという。
その甲斐あってかその後、あの黒い影はもう現れなかったそうだ。

「僕はあの時、何と会話していたのかな?」

思い出すと今でも鳥肌が立つのだそうだ。



38: 元登山者 2009/04/30(木) 21:43:04 ID:N25dTX+t0
田舎で聞いた話です。

田舎でお年寄りから聞いた話です。
その人の家は豪農で田植え時期には手伝などで大忙しだったそうです。
毎年、田植えの前には田んぼ沿いにある山の祠にお供え物を持ってお参りし
豊作を祈っていたそうです。
戦前とのことだったので、60年以上前だと思います。
その年もお供え物を持って行き、畦道を一人帰っていました。
春とはいえ、山村の日没は早く周囲は薄暗くなっていました。
まだ、少年だった老人は急ぎ足で帰っていると、田んぼの真ん中あたりで
光るものを見たそうです。
「なんじゃろ?ありゃあ」と思い、眼を凝らしていると、牛のようです。
牛が光りながら田んぼの真ん中にいたそうです。
「えらいものを見た!」と思い何度もコケながら家に帰り、前祝で大騒ぎを
している大人たちに見てきたものの一部始終を話すと
宴席は静まり、とりあえず解散となったそうです。老人も「早く寝ろ」と
両親に言われ、宵の口から床につきましたが眠くありません。
布団の中でぼーっとしていると、隣室から両親の声で
「今年は不作かもなあ・・」「前は冷害だった・・・」と聞こえてきました
その年は不作だったそうです。

老人はその話をしながらいいました。
「結局、あの光る牛の正体はわからなんだし、見ちゃいけんもんだった
 でも、綺麗だった。」
綺麗なものには毒があるということなのでしょうか?



39: 本当にあった怖い名無し 2009/04/30(木) 21:44:27 ID:gqjpz4unO
はじめまして。
普段は山板にいるのですけど、以前に山歩きしていて不思議な物見つけたので…
かなり昔(いつ頃か失念しました)、余り人が歩かない山道下っていた時です。
その時は解らなかったのですけど、千と千尋の神隠しだっけ?あの中で出てきた人型の紙そっくりな物が、ポツリと道に落ちてました。
何枚か見つけたのですけど、スルーして下山しました。
オカルト詳しくないんで、よく解らないままなんですけど、何か曰くあるもんだっけのでしょうか?
あんな形の紙の意味をご存知の方いらしたら、教えて欲しいと思いまして…
長々とチラ裏すみませんでした。



41: 本当にあった怖い名無し 2009/04/30(木) 22:30:16 ID:ouU77EJ30
>>39
陰明師の式神

と云うのは冗談で
近所の神社で、紙を切り抜いた人型に息を吹きかけて
御供えすると一年無病息災というのがあるが。


42: 本当にあった怖い名無し 2009/04/30(木) 22:34:24 ID:jpcovekC0
大祓人形かな?
http://sasaking.jp/weblog/archives/2005/12/post_488.php
名前を書いて神社に収めると、穢れが祓われるって感じ。
近くに神社でも有ったんじゃないか。



44: 本当にあった怖い名無し 2009/04/30(木) 23:00:22 ID:gqjpz4unO
>>41,42
早速のレスありがとうございます。
そんな風習あるのですね!
近くには大きな神社はなかったですけど、祠っぽい物はあったかもしれません。
ただ普段ほとんど人通らない道なんで、不思議に思ってました。
鹿や猪が出てくるより、よっぽどびっくりしましたもんで…。
どうもありがとうございます。



47: 元登山者 2009/05/01(金) 00:17:23 ID:f/R6z3OS0
田舎で聞いた話

田舎で同級生から聞いた話
彼の家は牛飼いで、今でもたくさんの牛を飼っています。
夜は牛を牛小屋に入れるのですが、翌日になると怪我をしている
牛が時々いたそうです。
引っかいたような傷があったり、噛まれたような不思議な傷だったりと
獣に襲われたような感じだったそうです。
小屋を点検しても狐なんかの穴はなく、小屋自体も新しく建てたものだった
ので壊れているところはありませんでした。

牛小屋と彼の家は離れているので、夜通し見張ることはできません。
ある日、彼は不寝番に立つことにして牛小屋に泊り込みました。
敷物や毛布を持ち込み、小屋の隅っこで寝転んだそうです。
あたりは真っ暗になり、いい加減に眠くなった彼は電気を消し、寝ることに
したそうです。疲れていたのか、直ぐに眠ってしまったそうです。
どれくらい経ったか、なんだか小屋の中が騒がしいのに眼が覚めました。
牛が騒いでいるようです。

「なんだ?もしかして・・・犯人か?」と思った彼は懐中電灯と木刀を持ち
騒ぎの方へ行ってみると、一頭の牛が尻を振るように暴れています。
ちらっと見えた限りではサルのように見えたそうです。
「コラッ、なにしよるんじゃ!」と怒鳴り、懐中電灯を向けると
そのサルのような生き物は彼のほうを向きました。
なんとも形容しがたい生き物だったそうです。大きさは大人のサルくらい
、毛は黒くヌメっとしたような感じで長い爪と歯が見えたそうです。
思わずウゲっと思い、たじろいだ彼に「ケーっ」と言った感じの鳴き声の
ような悲鳴のような声で鳴くと、牛から離れて壁へ取り付き屋根にある
通気孔から外に出て行ったそうです。

続きます




48: 元登山者 2009/05/01(金) 00:26:41 ID:f/R6z3OS0
続きです

気持ち悪いのと驚いたので唖然としていたそうですが
またアレが来ると思うと気味が悪く、小屋の電気を全部つけて朝を待った
そうです。
日が昇り、彼の両親や従業員が来ると昨晩の一部始終を話しました。
すると、従業員の一人に似たような話を知っている人がいました。
その生き物の名前はわからないそうですが、灯りが発達してなかった昔は
時々、牛を襲っていたそうです。子牛などは食い殺されることもあったと
のことでした。
どこから来るのか、何が苦手なのか等もよく解らなかったそうなので、とり
あえず、小屋を改装して鍵を付けたりしたそうです。

「とにかくよ、気持ち悪かったわ。入って来ねえように鍵付けたし
通気もファン付けて入れねえようにしたけど・・・なんかなあ」
彼はそう言って締めくくりました。




49: 本当にあった怖い名無し 2009/05/01(金) 00:52:47 ID:u/vob9vSO
>>47-48
不気味だなぁ
なんかチュパカブラを思い出した


67: 本当にあった怖い名無し 2009/05/01(金) 16:19:59 ID:nupKAOZT0
天気がいいので大学の友達とそいつの地元の山にちょっと登ってきた

木陰で暗いくらいだったが、意外と急なこともありあっというまに汗だくに
もうすぐ頂上というところで後ろから「ほー、ほー」という男の声が
呼ばれてるのかと振り返るが、後ろには誰もいない
しばらく歩くとまた声がするが、やはり誰もいなかった
鳥かと一瞬思ったが、あきらかに中年男性のような声

「なあ、さっきから変な声がしねえ?w」
と先を歩く友人に言うと、そいつは歩きながら器用にバックをあさると
アルミホイルに包まれたおにぎりを取り出し後ろに投げた
すると「ほっほっほー」みたいな声がして、それ以降声は聞こえなくなった

友人にあれはなんだと聞いてもよくは知らないと言われた
地元の習慣で声がついてくるときは食べ物を投げるらしい
ちなみに友人はその声が聞こえていなかったらしい

なんだか釈然としなかったが、とりあえず山頂で食べた梅おにぎりは美味しかった
あと帰り道で海苔を先に巻くか、後に巻くかで大議論した
先に巻いた方が御飯に味がなじんで美味しいと思うんだけどな・・・



77: 本当にあった怖い名無し 2009/05/01(金) 21:28:38 ID:isVUJGjj0
>>67
山で食べるおにぎりの美味しさは異常



103: 本当にあった怖い名無し 2009/05/02(土) 23:55:48 ID:I4+LITTX0
>>67 体験談ではなく民話で恐縮だが、「ほー、ほー」の声で思いあたるハナシがある。

 江戸時代の頃。とある村の若者達は、冬の間、丹波の奥へ木びきに雇われて行っていたそうな。
 木びきたちの小屋の外で、夜になるときまって「ホー、ホー」という呼び声がきこえてきたそうな。
 ふくろうの声かと思うとそうでもなく、もっとずしりと重く背中が寒くなるような声なのだそうだ。

 もし、その声のまねをして「ホー、ホー」とやると、その者は何かにつかれたように外へ出て行き
そのまま、行方不明になってしまう…。
 が、外の声に応じて「ホー、ホー」と言い続けていると何もおこらないということだ。
 これは言い伝えによれば「グニさん」という物の怪の仕業ということらしい。

 ある晩、若者達は退屈しのぎに、グニさんをからかってやろうということになり、
いつものように森の奥から「ホー、ホー」がきこえてくると、「ホー、ホー」と呼び返す。
 これを、順番に繰り返していたそうな。

 すると、その声はだんだん小屋に近づいてきて、とうとう屋根の上で聞こえるようになった。
 若者達は、さすがに怖くなってきたが、途中で止めるわけにはいかない。
 小屋の中では若者達が交代で、必死に「ホー、ホー」と続けていた。

 夜が明けるにつれて、外の声がだんだんかすれてきて、とうとう聞こえなくなる。
 すっかり夜があけたので、外へ出てみると小屋のまわりにおびただしい血が流れ、
その血が山の奥へと続いており、その血をたどって行くと、山奥のある大木のところでとぎれ、
そこに身体は人間でくちばしがあり、手に羽根の生えた怪物が倒れていた…。

 この民話は、はりまの伝説(加東郡編)等に収録されていたもので、「グニさん」と若者達の必死さが、
なんとなく面白かったので、印象に残っているお話でした。

 >>67の聞いた「ほー、ほー」の声の主が、グニさんの同類かどうかは分からないのだが、とても面白かった。
 もし、都合が悪くないのであれば、その山が、どの辺りの山なのか教えて頂ければ嬉しい。



120: 本当にあった怖い名無し 2009/05/04(月) 14:13:28 ID:XdwIp8e90
>>103

> もし、その声のまねをして「ホー、ホー」とやると、その者は何かにつかれたように外へ出て行き
>そのまま、行方不明になってしまう…。

> が、外の声に応じて「ホー、ホー」と言い続けていると何もおこらないということだ。

ここが分かりにくいな
声を真似せずに「ホー、ホー」言うということか?
だが「ホー、ホー」なんて皆似ているように聞こえるぞ



125: 本当にあった怖い名無し 2009/05/04(月) 22:25:26 ID:3AKNIgqq0
>>103です
>>120 グニさんの「ホー、ホー」の声に答えて「ホー、ホー」と答えるという事です。分り難くて申し訳ありません。
民話集によれば、グニさんはプライド高く、真似される事が、我慢ならないそうですw

因みに「グニさん」は、個人的には「狗賓(ぐひん)さん」=「天狗」が訛ったものじゃないかと思っています。
その姿はカラス天狗に似ているようですし…。
ウィキでみると、狗賓は、階位の低い天狗、もしくは天狗の総称のようで、行き過ぎた自然破壊に対する警告を与えるとか…。
ならば、「木びき小屋」へ現われるのも納得ですw

又、長野、岐阜あたりでは「山の神に餅を備える狗賓餅など…」の風習があるようですね。
>>67の「おにぎりを取り出し後ろに投げた 」というのも、その風習のアレンジのような気もします。

こうして妄想を膨らませると、民話にある山の怪異も結構、現代まで続いているようで楽しい気がします。



129: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 00:30:58 ID:JUv42I+VO
>>125
山の怪異じゃないからスレチかもしれないんだけど、千年前から書物で伝わる怪談が、現代の怪談として形を改めて伝えられているのを知って驚いたことがある。
携帯からだからおかしな部分があったらごめん。
片輪車という割と有名な怪談がある。宇治拾遺物語だかにも載っているし、江戸時代の甲賀郡誌にも載ってる。長野にも類話がある。
内容は、民家の並ぶ道筋を毎晩、車輪が片側にしかついてない車(牛車だろう)が通る。
その車には女が一人乗っているらしいが、見ると祟りがあるとかで、車が通る時刻には皆戸を閉ざしていた。
だが、祟りを信じなかったある者が覗き見をする。車の女はすぐ気付き、仕返しをしてやる、子供の寝床へ行ってみろと言い、去っていく。
寝ていたはずの子供はいなくなっていた。
悲しんだ親は、子供に罪はないから返してくれという和歌を詠み、戸口に貼りつけておいた。
翌晩もやってきた怪しい車の女は和歌に気付き、風流さに感心し、子供を返す。
以上が古い伝承。
一度切ります。



131: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 00:43:30 ID:JUv42I+VO
>>129の続き。
現代編なんだけど、おいらの知人に忍者の二大名産地の一方である甲賀に代々住んでる人がいる。姓も、甲賀流忍者の祖か何かと同じだし先祖は多分忍者。
その人から偶然聞いた話。子供会の肝試しの時に聞いた怪談話だと。
知人の住んでる近くの川近くの家の前を毎晩、助手席に女が一人乗っただけの白い乗用車が通る。怖がって付近の住民はその車を見ないようにしていた。
だが、確かめてやろうと覗いた人がいた。覗いてから、寝ていた子供のところへ行くと子供がいなくなっている。

翌晩、子供を返してほしいという旨の貼り紙を戸口にしておくと、親心にほだされて子供を無事返してもらった、という話。
古い伝承の改竄だろうと思ったが、よく聞いてみると、詳細な場所まで聞かされていたんだと。
おいらが話を聞いた知人は全く同じ伝承があることを知らず、かなり驚いていた。
江戸時代の甲賀郡誌と、長野にも同じ伝承があると言ったが、甲賀流忍者は元々長野の望月村という場所から来たんだそうだ。
それを聞いて、長野と甲賀という離れた場所に同じ伝承がある理由が推測できて面白かった。



73: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/01(金) 20:07:32 ID:hZ1mpMKZ0
知り合いの話。

仕事で山に籠もっていた時のこと。
夜中に小用を足そうと裏口から出ると、何やら仮設トイレ横の闇中で動く物がある。
子供ほどの小さな影だ。
猿かなと思いながら近よると、あっという間に山へ消え去った。
辺りを懐中電灯で照らすと、浅く掘られた穴とその中に団栗を見つけた。

少し離れた位置に同じような穴があり、やはり中には団栗が収められている。
動物がこんな真似するのかと思いはしたが、時間も遅いのでそれ以上調べず、
そのままトイレを済ませて寝ることにした。

翌朝、外に出た彼は目を疑った。
昨日穴があった場所に、小さいながらもしっかりとした苗木が伸びていたのだ。
半日足らずでこんなに成長するなんて・・・団栗じゃなかったのか?
しかしこの勢いで成長されると、トイレや倉庫に干渉し邪魔になる。
とはいえ引き抜くのも何か躊躇われ、仕方なく別の場所へ移植したのだという。

移動させられてからは、芽が伸びる速度は普通の樹木レベルに戻ったようだ。
なぜあの夜だけあんな急成長をしたのか、幾ら考えてもわからない。

やがて交代の要員が来、引き継ぎを行っている時にこの話を振ってみた。

「あぁ、それは恐らくヤマンボってやつですよ」

年嵩の同僚はあっさりとそう教えてくれた。



74: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/01(金) 20:09:22 ID:hZ1mpMKZ0
(続き)
伝わる話によれば、昔からここの山にはヤマンボと呼ばれる妖怪がいて、
団栗や他の木の実を埋めては育てているのだと。

「何でそんなことするのかって、そこまでは伝えられてないですけど。
 思うに恐らく、自分たちが食べる樹の実を育てているんじゃないですかね。
 私は見たことがないんで、あくまでも想像ですけども」

へえ、とそれを聞いて感心したそうだ。

私にこの話をしてくれながら、彼はこうも続けた。

「聞いたことがあるんだけど、日本の自然は手を加えず放っておくと森になるんだと。
 恐らく気候帯の所為だろうけど、ひょっとしたら俺があの夜見た、何というか精霊
 みたいなのがいて、樹とか森とかを育てているのかもな。そう思った」

この国にはそんな精霊もいるかもな。聞きながら、私もそう思った。



85: 本当にあった怖い名無し 2009/05/02(土) 07:30:21 ID:l5ITtFe00
>>73
ほのぼの~w
リスなんかも隠したドングリを一定数忘れるようにできてて
それが春に芽を吹いたりするね、彼等も山の精霊の一部なんだろう。

全然関係ないけど、タケノコって本当に1晩で1Mも伸びるものなの?
そんな早さなら見てて伸びてるのがわかるよね。
植物がそんな早さで伸びるのがちょっと気持ち悪いというか信じられないというか…



93: 元登山者 2009/05/02(土) 13:24:47 ID:+Fco6B460
同僚から聞いた話

職場の同僚から聞いた話です。
彼は渓流釣りを趣味としており、休日には穴場を探して山に入るそうです。
ある秋のこと、渓流を探して山に入っていた筈なのですが、紅葉が綺麗なの
に誘われて、地図でもよくわからないような場所に着いてしまいました。
「ヤバイ、迷子になってしまったか?」と思ったそうですが、近くに水の音
が聞こえ、そちらに行ってみると渓流がありました。
「お、いい沢があるじゃん」と思い、迷子になったことを忘れて釣りはじめ
ました。
意外と良く釣れ、気がついたら夕方近くになっていたそうです。
道もよく解らないので車から用具を出して野営することにしました。
金網の下で火を熾して釣れた魚を焼いている途中、いつの間にか眠っていた
ようです。パチパチとはぜる音で眼が覚めました。
「いけんいけん、魚が焦げちまう」と思い、金網を見ると一匹の魚もありま
せん。

続きます



94: 元登山者 2009/05/02(土) 13:44:59 ID:+Fco6B460
続きです。

「おかしいな、寝てる間に盗られたか?」
狸とか狐にでも盗られたかと思い、また魚を出し、焼き始めました。
焼き始めてしばらく経つと、また眠ってしまったようです。
ふと眼を覚ますと、また魚はありません。
「クソっ、次は絶対に寝ないからな」と眼の下にメンタムを塗って
最後の数匹を焼き始めました。
しばらく経つと、また眠くなってきました。しかし、メンタムを塗ったので
そうそう眠りません。
眠くなり、頭がカクンとなって眼が覚めるというのを何度か繰り返すうちに
ガサガサっ、と目の前の茂みから何か動くような音がしました。
「ん、きたか?」と身構えようにも眠気でぼんやりとしています。
そのまま茂みを見ていると、にゅっといった感じで手が出てきました。
「手?なんでこんなところから?」と眠い頭で考えていたそうですが、眠気
に負けて寝てしまいました。

「結局、気がついたら朝でさ。魚は一匹も食えんかったわ。」
そういいながら話す同僚に「手、気持ち悪くなかった?」と聞くと
「意外と綺麗な手でさ、白くてなんか女の人みたいだった。」
と笑いながら話していました。



96: 本当にあった怖い名無し 2009/05/02(土) 15:59:54 ID:WS2quFMu0
なんか、休日に読むのがぴったりだよな>山怖
ほのぼのだけじゃないんだけど、こう、緩やかな時間の流れというか



121: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/04(月) 17:12:52 ID:kf+xz0+y0
友人の話。

勝手知ったる山中を歩いていると、何処からともなく口笛が聞こえてきた。
珍しいな、こんな時期に入山している者がいるとはね。
自分のことを棚に上げ、そんなことを考えた。

口笛を聞きながら歩くうち、見覚えのある分かれ道に出た。
そこではたと困惑して足を止めた。
確かにこの場所を自分は知っている。
だのに、どちらに進めば山を下りられるのか、それがさっぱりわからない。
信じられないことに、熟知している道の繋がりをすっかり忘れてしまっていた。

まぁ何とかなるさ、と適当な方へ進み出す。
しかし、それから出会す道という道がさっぱりわからない。
間違いなく知っている筈の道なのだが、いざ進もうとすると急にわからなくなる。
やがて踏み入れる道どれもに見覚えが無くなってしまった。

拙い、本格的に迷ったか。

焦っているうち、奇妙なことに気が付いた。
ずっと途切れなく、あの口笛が聞こえ続けていることに。
それどころか、いつの間にか随分とはっきり聞こえるようになっている。

・・・口笛の主が少しずつ距離を詰めている・・・

急に怖くなり、足早に走り出した。
口笛はしっかと後をついてくる。



122: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/04(月) 17:14:23 ID:kf+xz0+y0
(続き)
その時、別の音に気が付いた。
水音だ。近くに川が流れている。
何とかせせらぎに辿り着くと、流れに沿って下ることにした。
苦労はしたが、無事日が暮れる前に山を下りることが出来た。

不思議なことに山を下りると、道筋が楽に思い出せるようになっていた。
かなり離れた場所に出てしまったので、戻るのに苦労はしたが。
口笛はいつの間にか聞こえなくなっていた。

後日、林業の関係者にこう言われた。

「嘯き丸に狙われたな。
 あの口笛を聞いてしまうと道を忘れてしまうんだ。
 力尽きてたら隠されるところだった。
 お前さん、助かって良かったな」

ウソブキマルって一体何なのですか?と問い返すと、

「ここに昔からいる鬼の名だよ。
 嘯きってのは口笛のことだ」

話をしてくれた人は、煙草を燻らせながらそう教えてくれたという。



133: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 05:23:28 ID:pu8Gji/X0
>>121
昨日ちょうど山で口笛聞いたからちょっと怖い…



127: 元登山者 2009/05/04(月) 22:47:13 ID:L7qV79dK0
私の体験した話です。

学生時代、バイクで一人旅するのにはまっていました。
ある年の夏休み、バイクに乗って旅に出ました。
最初の2,3日は天気も良く林道脇や川原でテントを張っていました。
ある日の夕方、夕立だろうと思っていた雨は夜になっても止まず、仕方なく
雨宿りをしていた廃線の駅で一晩過ごすことにしました。

固形燃料のコンロを使って夕食を済まし、そのままになっていたベンチに
寝袋を敷き横になりました。
夜半に尿意を覚えて、眼が覚めました。雨は止んでいたので外で立ち小便を
していると、顔に冷たいものが当たりました。
「ん?また降り出したか?」と思い、空を見上げると白いものがちらちらと
しています。雪でした。

「寝ぼけてんのか?」と思い、なんどか顔を叩きましたが、どうやら幻でも
寝ぼけてる訳でもなさそうです。
「はあ、夏に雪がふるとはねえ・・・」と思いつつ、駅舎に戻り寝ました。
翌朝、眼を覚まし外を見てみましたが、昨晩の雪は影も形もありません。
「そりゃそうだよな・・」と朝食の準備にかかりました。
コンロを使い、湯を沸かしている間、駅舎の中に書いてある沢山の落書きを
見て回っていました。その中の一つに眼を惹かれました。
「昭和○○年、○月○○日、○○線廃線 名残雪に見送られ終電は無事発」
なんとなく昨晩見た雪を思い出し、「駅舎にも魂ってあるのかもな・・」
と感じました。



128: 本当にあった怖い名無し 2009/05/04(月) 23:01:38 ID:O3PcO9Ys0
>>127
なんか切なくなった・・・



130: 元登山者 2009/05/05(火) 00:34:18 ID:k7LCETkl0
友人から聞いた話

友人から聞いた話です。
彼は私の田舎の中学で国語の教師をしています。
趣味は短歌を作ること、と生まれ着いての国語教師のような性格で
仕事の往き帰りや、山に行っては一首できないかと頭をひねっています。

ある秋、仕事を終えていつも通る田んぼ沿いの道を歩いていると、ふと
上の句が浮かんできました。
「お辞儀した 稲穂を巡る 赤とんぼ・・・」と上の句をつぶやきつつ
下の句を考えていると
「・・・・・・ってのはどうだい?」と誰かが言いました。
「いや、それでは字余りになるんだよなあ」と彼が応えると
「そうか・・・残念」と誰かは言いました。
「ん?今の誰だっけ?」と思った彼は振り返りましたが誰もいません。
あたりを見回しても、誰もいない夕暮れの田んぼが広がっているだけで
人の気配はありません。
「おかしいな・・誰かがいた筈なんだが・・」とあたりを探していると
「じゃあ、こんなのはどうだ?」と何処からともなく声が聞こえました。
飛び上がって驚いた彼は全速力で家に帰ったそうです。
翌日から同じ道を使うのが怖くなったそうですが、怖がりながらも
通っているそうです。

「とにかく、腰抜かすかと思ったわ」と彼は言っていました。
今でも同じ道を使っているそうですが、それ以降は何事も無く通勤して
いるそうです。



142: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 12:54:54 ID:Z+qp38ViO
聞いた話です。そこは山奥だったんですが隣の村との交通が不便ということで道がつきました。道がついたので今までは畑なんか作れるとこじゃなかったんですがブルを持って行って一気にならして畑を作ったそうです。


143: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 13:00:58 ID:Z+qp38ViO
畑ができてからそこを通る何人からいつも畑にお坊さんがいるという話があったそうです。持ち主は気にしてなかったみたいだったんですが、家族までお坊さんを見るようになったそうです。



144: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 13:21:22 ID:Z+qp38ViO
困った持ち主が調べてみると、昔その畑の場所で行き倒れたお坊さんがいたとお年寄りから聞けたそうです。お墓もあったのにブルで一気に潰してしまったためお墓があった場所もわからず、昼夜問わず現れるお坊さんに困り続けていました。



145: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 13:32:07 ID:Z+qp38ViO
とりあえず畑を止めて近くのお寺の住職さんを呼んでお経をあげてもらったところお坊さんは現れなくなったそうです。今はお墓を新しく作り手を合わしているとのことです。携帯からすいませんでした。



146: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 13:35:17 ID:6k/jp5B20
>>142
お坊さんが幽霊ってことは、そのお坊さん成仏できてないんだよね
生前の職業柄ちょっと可哀想
南無南無

まぁ、当事者じゃないので、勝手なカキコすると、24時間の見張り番がいると畑を荒らされなくていいような希ガスです
畑で作業する人には申し訳ないけど
それとか、地上げ屋の新しい手法とか、、

あそこに幽霊が噂→いわくつき物件として、地価下がる→地上げ屋仕込む→開発利益ウマー
なんちゃって



148: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 15:21:50 ID:Z+qp38ViO
>>146
凄い山奥なんで地上げ屋なんてこないですよ。コンビニが一番近くて車で1時間半かかりますから(笑)あと幾つか聞いたのでアク禁取れたらパソコンから書いてみます。



149: 本当にあった怖い名無し 2009/05/05(火) 17:51:41 ID:ctCCBmJ00
天気がいいので、どこかに連れて行けという妻子を無視して
遊び仲間といつもいく山のゴミ拾いボランティアへ
ゴミ袋とトング?を片手に山道を登って行き、袋が一杯になったらお終いという軽い活動なんですけどねw

山はすっかり新緑に覆われ、どこかで鶯が練習していた
袋に半分くらいまで順調にゴミを入れていると、道から少し外れたところに見慣れた赤い缶が
何気なく挟んだら意外と重くて、雨水でも溜まったのかと逆さにした途端
中から黒い棒のようなものが何本もざらざらと出てきた
しかも、缶を振ればまだ中にあるようで次々と出てくる

なんだと思ってしゃがみ込んで、それをよく見ると
それは髪の毛がぐるぐる巻きになった釘だった

汗ばむ陽気だったのに、突然背中がひやりとして
慌ててその缶を放り投げると、みんなのいる山道の方に戻っていった
誰がなんのためにやったのかは不明だが、とても不気味だった



155: 本当にあった怖い名無し 2009/05/06(水) 03:52:27 ID:lzTo0KUb0
>>149
ゴミ拾いに行って空き缶放り投げるなよww



157: 本当にあった怖い名無し 2009/05/06(水) 06:58:52 ID:dU98GPtQ0
始めていった山の方向標識がぽっきり折られて立てかけてあり、矢印の指す方向へ行った。
10分くらい歩いてなぜかこの道じゃないと山勘が働き、案の定登山道が荒れ始めたので戻った。

標識を信じて行動してるときにはこれが一番怖い。



160: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/06(水) 18:20:55 ID:t3CF7nuR0
友人の話。

「うちの本家は、○○の山奥にあるんだけどね。
 そこの地頭っていうか結構大きな家だったらしいの。
 でね、江戸時代まで遡るんだけど、そこの御先祖様が雷様と出会ったっていうのね」

「納屋で縄打ってると、ドーンと大きな音が裏の畑でしたっていうのね。
 御先祖様が慌てて畑に向かうと、肌の真っ黒い大きな男の人が倒れてたって。
 どうしたの?って尋ねたら、おかしなことを言うわけ。
 『いやいや、菜を駄目にしてスマンスマン』
 『うっかり足を踏み外して、つい下まで落ちてしもうた』
 ってそんなことを言ったんだって」

「どこから落ちたの?って聞いたらその人、空を指差して苦笑したんですって。
 あぁこりゃ雷様だって気が付いて、失礼があっちゃいけないって思ったそうで。
 でも先方えらく腰が低かったみたいで、
 『迷惑を掛けた。何か詫びが出来ないか?』
 そう聞いてきたっていうのね。
 そんな詫びなんてって恐れ入ったらしいんだけど、『どうしても』っていうから、
 では稲光が私どもに落ちないようにして下さいって、そう答えたんだって」

「すると雷様が言ったんだって。
 『狙って落としている訳ではないからそれは難しい』
 『代わりに今度から、天が鳴ったらあすこの草で織った幕の下に入ると良い』
 『アズマ(雷)が避けて通るから』
 そう言って別れを告げてから、山を滑るように登って見えなくなったっていうのね」



161: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/06(水) 18:21:40 ID:t3CF7nuR0
(続き)
「それで、その草っていうのが麻だったのね。
 だから昔は、うちの地方じゃ麻で蚊帳を作ってたんだって。
 で雷が鳴ったら、その下に逃げ込んでいたんだっていうの」

それで、そんな代物を前掛けにしてるって訳ですか?
私の目の前にいる彼女は、制服の上に首から変わった前掛けを提げていた。
自分で細工したのか、細かい目で織り込まれた網が、丁寧に縫い込まれている。

「そうなの。私の仕事ってパソコン業務が多いのね。
 雷除けの蚊帳ならば、有害な電磁波なんかも防ぐんじゃないかと思うのね」

真面目な顔できっぱりと、彼女はそう宣った。



164: 本当にあった怖い名無し 2009/05/06(水) 21:16:10 ID:Zn328M7W0
子供の頃、じいちゃんから聞いた話

千葉県 鋸山

そこのある場所に、お地蔵さんがいっぱいあって、
自分と同じ顔のが一体あるんだって

そのお地蔵さんの首が落ちてて、縁起悪いとかって
乗っけても、また落ちてるんだって

自分はヘタレだから行ったことない



166: 本当にあった怖い名無し 2009/05/06(水) 23:03:52 ID:U+2KVjvB0
熊本県の山鹿市にある、変なスポットの話を投下します。
山怖まとめにある「不動岩 首引き伝説」に関連する体験談ですが、怖い話でなくてすみません…

小学生の頃に、地域学習の一環として「一ツ目神社」と「首石岩:くびいしいわ」に遠足で連れて行かれました。
二クラス合同で40人ほど、担任の男性教師が2人引率について。
一つ目神社(薄野一目神社)で、史跡案内ボランティアの老人に天目一箇神の話やら
一つ目小僧の話を長々と聞かされた後、神社の背後にある一つ目水源に案内されました。
ここで休憩でもするのかと思ってたら、老人は水源の右手にある藪の中の登山道に入っていきます。
(山鹿防災マップで確認すると、首石岩は一ツ目神社のちょうど真東の方向です)
やや開けた場所に辿り着き、老人が指差した方を見上げると、人の顔を彫りこんだような岩がそびえていました。
両眼を伏せて、口を真一文字に結んだような表情で、丸い兜をかぶってるようにも見えます。
「あれ、人の顔に見えん?」「見ゆる、見ゆる」と同級生も話してました。
私も、「なんてでっかい石人の頭だろう」と少し気味悪く感じました。

九州北部の豪族(筑紫の君磐井や肥の君など)の古墳には【石人:せきじん】と呼ばれる石像が
埴輪の代わりに埋められていることがあります。
阿蘇の凝灰岩を彫った物で、人間の子どもサイズから、2mを越える巨人のようなものまで大きさは様々です。
馬の石像もあり、これは、石馬(せきば)と呼ばれます。
地元のあちこちの博物館で 石人のレプリカが見れるので、真っ先に連想したわけです。

案内の老人は、その首石岩の顔が自然に出来たものか、人の手で彫られたものかは教えてくれませんでした。
でも、人が顔を彫れるような手頃な大きさの岩ではないし、伝説で首石の胴体と言われている「不動岩」も、
同じような変はんれい岩が侵食作用を受けて自然に形作られたものだから、
おそらくは首石岩の顔も自然に削られてできたものだったのでしょう。

蛇足:筑紫の君磐井が朝廷と衝突して殺された後、石人・石馬は首を折られたと言い伝えられています。
その出来事があってから石人は造られなくなり、玄室の壁石に装飾を施すようになったそうです。
山鹿市は装飾古墳が特に集中している地域です。



168: 本当にあった怖い名無し 2009/05/07(木) 00:01:27 ID:3ZHpPV02P
>>166
乙。
こういう話、好きだw



170: 本当にあった怖い名無し 2009/05/07(木) 00:40:29 ID:9U9GF6iP0
>>166
トンデモ説ですが、古事記や日本書紀は北九州の豪族(王朝)の史書をパクって
そのまま大和朝廷に書き直したものって説もある。
古い地名だけ見たら、北九州がやたら一致しているらしい。
その付近の古墳はロマンがあっていいですね。



179: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/07(木) 18:38:57 ID:r4YPCiJ20
友人の話。

彼女の母親は非常に霊感の強い人らしい。
しかし確かに霊感は強いのだが、それに対する反応は鈍いというか、のんびりしたこと
この上ないのだという。

その母君が彼女に語って聞かせた中にこんな話がある。

「昔はうちの実家も薪炊きだったからね。
 山で薪拾うのは子供の仕事だったんだよ。
 私も妹とよく裏山に登って仕事してたんだけど、そこでジキトリに憑かれたんだ」

ジキトリというのは一種の餓鬼憑きで、これに取り憑かれると急に空腹になってしまい、
力が抜けて動けなくなるのだという。

「ふらぁっと目の前が暗くなったんで、ああこりゃ憑かれたわって直ぐわかった。
 普通はそこで動けなくなるっていうんだけど、何くそ!って踏ん張ったのね。
 そしたら段々と脱力したのが治まってきて、そのうち平気になっちゃった。
 あちゃぁ、それが拙かったみたい」

「何が拙いの?」

「取り憑かれた人が仏さんのご飯食べたり、それが出来ずに飢えて死んだりすると、
 ジキトリは離れて山に帰るっていうんだけど・・・。
 私の場合、そのどちらでもないのね。
 だから私にはまだあのジキトリさんが憑いているのよ、どうやらこれが」



180: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/07(木) 18:40:25 ID:r4YPCiJ20
(続き)
「それ本当!?」

「うん。時々だけど、あの時と同じ空気というか、存在感を首筋に感じるもん。
 何ていうか、悪さはしないんだけどね。
 じっと見てるだけ、みたいな。
 だから放ってる。
 あれから体の調子もすこぶる良くなって、病気にもまったく罹らなくなったし。
 ただ、憑かれてからというもの、どれだけ食べても満腹感を感じなくてさ。
 私が食べる量の割に全然太らないのも、こいつの所為だと思うのね」

そう言って笑う母を見て、彼女は呆れ果ててしまったのだという。

ちなみに母君は非常にスリムで、いつお目に掛かっても元気そうだ。

「母の憑き物、どうにかして譲ってもらえないかなぁ・・・。
 最近ね、そんなこと考えちゃうの」

ダイエットに何度も挑戦している彼女は、冗談めかして笑いながらそう言った。
目だけは笑っていない彼女の笑顔は怖かった。



218: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/09(土) 18:57:46 ID:LL+dDVhT0
知り合いの話。

山中の緩やかな小道を足早に歩いていた。
すると突然、道が急な勢いで登り坂になり始めた。
あれ、おかしいな。ずっと先まで見通せるほど平坦に見えたんだが。
どんどん急勾配になる道に違和感を覚え、その場に足を止めた。

その途端、いきなり立っていられないほどに道が激しく傾いた。
堪らず後ろに向かって倒れ込む。
尻餅をついてから、坂道を転がり落ちる衝撃に備え、頭を抱え身を丸くした。

・・・あれ?

それ以上、身体が転がることはなかった。
恐る恐る顔を上げてみると、記憶にある通りの平らな道の上に座り込んでいた。
しばらくそのままへたっていたが、それ以上の怪異は起こらなかったという。



219: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/09(土) 18:59:59 ID:LL+dDVhT0
友人の話。

彼は幼い頃、山の中腹にある神社を縄張りとしていた。
近所の子とよくそこに行っては、様々な遊びをしたという。

ある時、長い石段を使って陣取りをしていると、上の方からザッザッと下りてくる音がした。
複数名いるようだ。
「誰も上にはいなかったけどな」と怪訝に思い、振り返ってみた。
仰々しい山伏の格好をした者が五名、しっかとした足取りで進んでくる。
挨拶しようとした次の瞬間、硬直してしまった。

五人が五人とも、その首から上が犬のそれであったからだ。
白い毛並の者、斑のある者、赤毛で片耳がない者など、各人風体はバラバラだった。

立ち竦む彼らを気にも留めず、五名の犬面山伏は悠然と下っていき見えなくなった。
どうやら他の友人らも動けずにいたらしい。
山伏が見えなくなると「今の見た?」「一体何だアレ?」口々にそう叫んだという。

その夜、彼の祖父が語って聞かせたところによると
「犬の顔をした山伏?
 そりゃ天狗だよ。
 ただ、天狗は天狗でも犬天狗っていう輩だって話だ。
 天狗としての位は低いとか、本職の山伏に聞いたことあるな。
 犬から徳を積んで行くと、よく知られた長鼻の大天狗に精進するんだとさ」
ということだ。

「天狗の仕事っていうのも、色々と大変らしいぜ」
仕事の愚痴をこぼしていた私に、彼はこの話をしてくれた。
彼なりに励ましてくれていたのだろうか、今ではそう思う。



242: 名も無き登山好き 2009/05/10(日) 13:01:49 ID:poiU036EO
自分が体験した事

ある山に登った時の事。
中腹まで来たら、めっさ古い廃寺があった。
古びた立て札があり、昭和32年住職絶えて放置すと書いてあった。
荒れるに任せた建物は、昔仏さんを奉っていたとは思えなかった。
ぼんやり見回すうち、ふと本堂内を見やると紅い木魚が目に入った。
内部まで草が生えている中、鮮やかな赤。
もう叩く人もおらんな、と思って立ち去ろうとして背を向けた。
ポク…ポク…ポク…
寂しげなリズムが背後から響いた
私は後ろを見ずに足早にその場を離れた。
ある晴れた8月の事だった。



243: 本当にあった怖い名無し 2009/05/10(日) 13:04:45 ID:hjymT2o10
>>242
あり。
めっさ、ということは関西の山か・・・



245: 本当にあった怖い名無し 2009/05/10(日) 14:33:34 ID:NzcfljB40
>>243
[おらんな]もあるよ

方言で山の位置が分かるのって面白いな
「リング」もビデオに残った言葉から
貞子の生まれた地方が特定できたってくだりがあったとか友人に聞いた覚えがある



333: 本当にあった怖い名無し 2009/05/13(水) 20:48:48 ID:RXulP37d0
>>242
荒れ寺や寂れたお堂は、妖の世界とつながってるから
関わらない方が良いという話が、今昔物語とかにもあったな



262: 本当にあった怖い名無し 2009/05/10(日) 18:25:03 ID:yfmRvKwX0
怖い話っていうか、今でも謎な話。秩父に当時つきあってた彼氏とドライブに行った時のこと。
釣り堀とか名水とかがある所なんだけど、釣り堀で初めて釣りとかして
釣った魚を炭で焼いてもらって食べたり、楽しく過ごした帰り道に道に迷ってしまった。

でもさ、山道を下って国道に出るには一本道で迷うはずなんかないのよ。
けど、なぜかいつまでたっても国道に出られない。

日が暮れてだんだん薄暗くなってくるし、一度車を止めてナビなんか無い頃だったから
地図拡げて今の位置を確認しなおした。
車を止めたのは古い神社の前。地図をたどって「よし、やっぱこの道でいいんだ」って
走り出す。10分経過、20分経過、けどいくら走っても一向に国道らしき道に出られない。

助手席で地図と景色を見てた私は、窓の外の景色と地図を見ながらナビしてて
ふとあることに気がついて愕然とした。
左手に神社を見ながら通り過ぎてしばらく走る。するとしばらくしてまた左側の
景色にあの古びた神社が現れるのよ。

運転している彼はいつもなら冗談とか言う人なのに顔があおざめてなんか深刻になってる。
「ねえ、ふざけてるの?同じ所をぐるぐる回ってるだけじゃないこれ」って言ったら
「いや、どうしても出られないんだ、同じ所にもどってきちゃう。」って泣きそうになってる。

ぞーっとしてすごく怖くなったんだけど周りに民家もないし、当時は携帯もないし
思わず車を降りて神社に手を合わせ「帰らせてください。ごめんなさい。お願いします。」
って真剣に祈った。

その後、もう一度車を走らせてみたら、すんなり国道に出られた。。
何だったのか今でも判らない。



334: 本当にあった怖い名無し 2009/05/13(水) 20:51:22 ID:RXulP37d0
>>262
典型的な「狐につままれた」と言う話ですね。
狐は良くそういう悪戯をするんですよ。

目の前の道が消えたと言う話まである



351: 本当にあった怖い名無し 2009/05/14(木) 11:43:34 ID:Y4cgiAFe0
>>334
262を書いた者です。道がなくなったら怖いですねw

おっしゃる通り、家に帰ってから年寄りに話したら「狐にばかされたな」と
笑われました。
しかしあれは不思議な体験でした。国道に沿って荒川が流れている反対側で
車窓からは荒川が見えるし、国道までは一本道で出られるはずだったんです。
道はカーブしてましたが分岐はしてないし。なのに空間がゆがんでいるかの
ように又走って通り過ぎた場所に戻る。まじめに怖かったです。

山を登る人に話したら環状彷徨みたいな感じだけど周りに木とかあって自分が
いる場所の位置をある程度判断出来る場所じゃ考えられないなぁ、と言われ
ました。

余談ですが、その後日談。
双方の親と顔を合わせて、結婚へ向けて話が進んでたんですが
彼が結婚するならちゃんとした勤め先にって一部上場企業に転職したものの
そこで私より魅力的な女の子見つけちゃって別れることになりました。
女狐は山じゃなくて、転職した先にいたようです。w



276: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/11(月) 18:51:42 ID:8RTQ33Gr0
友人の話。

彼の住んでいる町は山深い場所なのだが、交通の便が良いせいか、季節によっては
大勢のハイカーたちで賑わうという。
毎年のように遭難者が出ているらしい。
大抵は無事に発見されるのだが、時折運悪く死んでしまう人もいる。

遭難した者たちには、奇妙な共通点がある。
生きて還ってきた者も、死んでしまった者も、必ず一様に右足を折っているのだと。
そして決められてでもいるかのように、彼らは皆、六月に災難に見舞われている。

「実はな。あの山って、昔は姥捨てに使われていたらしいんだ。
 捨てた老人が帰って来られないよう、右足を潰していたんだと。
 町の黒歴史みたいなモンだから、知っている者もほとんどいない話だけど」

二人で久しぶりに飲んだ夜、ポツリポツリとこの話をしてくれた。



282: 本当にあった怖い名無し 2009/05/11(月) 20:44:09 ID:fHar2sd80
>>276
姥捨て山だったところって気味の悪い話多いですね。

かなり以前、この板で
山菜採りに行って奥地に入ったら、変なじいさんが漆を生のまま「これは俺のだ、早く食べないと云々…」とばりばり食って
ぼこぼこにかぶれが出てそのまま溶けちゃった、自分は叫びながらおじさんのいるところまで逃げ帰ったみたいな気味の悪い話を見た覚えが。
なんでも飢饉の時に老人を山奥に捨ててた場所だったらしく…

姥捨ての山とかにだけは迷い込みたくない、姥捨てマップ作ってくれと思ったものだった。
でもそんなの正確な場所付きで誰も語りたがらないからどうしようもないんだけどさ。



278: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/11(月) 18:54:18 ID:8RTQ33Gr0
知り合いの話。

彼の地元の山には、化け物が出る竹薮があるという。
どんな姿格好をしているのかはわからない。
目撃した者が皆死んでいるから。

見つかった死体はどれも、恐れて引きつったような顔をしていたそうだ。
外傷は特に見当たらないのだという。
大の男が二人まとめて死んでいたこともあったらしく、誰もそこに近よらなくなって
久しいという。

「人が入らなくなったのが戦前のもっと前だっていうから、かなり昔の話だよ。
 今でも地元の人間はそこに近よらない。
 まぁ、元から通う便も悪くて寂しい所だったみたいだからね。
 好き好んで行く者もいないんだろう」

化け物には名前が付けられていたという。

「ヒッサギ、そう呼ばれてた。
 必殺と書いてヒッサギと読むんだって。
 この辺りじゃ戦時中、竹槍のことをヒッサギヤリなんて言っていたらしいよ」

面白いだろという表情で、そう話してくれた彼だった。



300: 名も無き登山好き 2009/05/12(火) 20:13:25 ID:CnsQLHHzO
自分の体験

ある山に登ったとき、山道を物凄いでかい赤ん坊が塞いでた。
余りの事に呆然としていると、後ろから山伏のような一団がやってきて皆で赤ん坊をとりかこむと、
サッと持ち上げ走って行ってしまった。
ひたすら呆然としていると、あちこちから大音で笑い声が響いてきた。
うわあと戸惑っているとはっと目を覚ました。
辺りを見回すと、古い使われなくなった小屋。
中腹で夜間になったため、目に入った廃小屋に野宿よりはと厄介になっていた事を思い出した。
夢かとホッとしたら、上から
「よかったね」
と子供の声。
それから一晩中眠れなかった。



301: 本当にあった怖い名無し 2009/05/12(火) 21:37:57 ID:zcZao+H20
>>300
何だか目まぐるしい体験だな
というか怖い、意味不明すぎて怖い
お前さんの文章が意味不明なんじゃなくて、体験が、ね



302: 本当にあった怖い名無し 2009/05/12(火) 21:48:50 ID:mYsC3vRr0
狸に化かされたのか幽霊にやられたのか
狸っぽいが



315: 本当にあった怖い名無し 2009/05/13(水) 14:22:37 ID:atwkGaNe0
恐くはないんだけど。


取引先の課長さんが、仕事の関係で、富士山の五合目にスーツと書類鞄だけで登る羽目になった。
途中までは車で行ったが、降りてから少し徒歩で登ったりしたらしい。
んで、降りてきてからの会話。

課長さん「なーんかさ、すれ違う登山客が俺をすっごい見てるんだよ」
私   「そりゃあ、五合目でスーツ姿のリーマン見たら、誰でもぎょっとしますってw」
課長さん「そうだろうけど・・・すれ違ってからさー、お年寄りとかがさー、
     今の人、足があったかしら・・・ってひそひそしてるのが聞こえてさー・・・」
私   「・・・・・」
課長さん「駐車場に戻ったら戻ったで、そこにいたおっちゃんに
     「よかった・・・思いとどまったんだ」って・・・」
私   「・・・・・・・・・」


そんな自分も
数年前に、某ダムにスーツで行って自殺志願者と間違われた体験談を山恐スレに書いたんですが
他にもそう言う経験をした人が増えたようで、それ以来、出かけるときは作業服でもOKになりました。



368: 本当にあった怖い名無し 2009/05/15(金) 17:39:21 ID:TRY+J8GqO
俺の親父の不思議体験です。

もう50年位前の話、当時田舎に住んでた親父はその日、深夜まで続いた村の寄り合いから帰ってくるところだった。
少々の酒も入ってほろ酔い気分の帰り道の途中、川を渡る小さな橋に差し掛かっていた。
そして橋の真ん中まで来たときふと横を見ると、月明かりに照らされる川の上、親父の位置から20メートル位先に、赤く光る『点』が宙に浮いていた。

「おや?」と見てるとその点だったものは、だんだん大きくなってピンポン玉位の大きさになったかと思えば、また元の小さな点になったりと、大きくなったり小さくなったりを繰り返していた、まるで呼吸をしてるみたいに。
最初は、赤く光る蛍か?と思ったが、その点は微動だにせずその場に浮いている、蛍ではないようだ。

親父はしばらく橋の上に立ち止まってその点を見ていた、が、橋を渡ろうと歩き出したとき、赤い点がスーっと横に水平移動した。
「ややっ!?」と立ち止まると赤い点も止まる、橋の真ん中に戻ろうと歩くと赤い点もスーっと動く。
親父が右に行けば右へ、左に行けば左へ、立ち止まれば止まる、親父の動きに合わせて赤い点は移動する。

「ははぁ、これは狐に化かされてるんだな」と、すっかり酔いも覚めた頭で考えた親父はその場で煙草に火を点けた、
理由は獣は火と煙を嫌うから(もし食べ物を持ってたらその場に置いて行こうとしたらしい)。しかしいくら吹かしても赤い点は消えなかった。

妖怪かもののけの類いならそのうち何かしてくるだろうと思い、小一時間見ていたが結局何も起こることはなかった。
痺れを切らした親父は家に帰ることにしたが、一応遠回りして神社に寄ってお参りしてから帰ったそうな。

霊の存在等は一切信じない親父ですが、「世の中不思議なことはある」と言って話してくれるお話でした。



544: 本当にあった怖い名無し 2009/05/21(木) 03:03:04 ID:UJ0WPqQ50
>>368
んじゃ、漏れがやられ(かけた)狐の化かしを

家から1kmの標高300mの神社に鮭をお供えし
それを持ち帰ろうと片手に持ち下山、がおかしい
後ろで「スタッ スタッ」と規則的に足音がする
(もいらは釣りと狩りをしてたためか聴覚がネ申)
さらに視界の端に金色のほうき?が揺れて見える

我慢して後ろへの意識を消し、視線を円を書くように
移動し続けながら無事下山(父に習った狐の化かし突破方法)
下山寸前で強い気配を前方と背後に感じ前を見ると、狐が尻尾を
振っていた そして後ろでもwwwどっちの夫婦?も
(´・ω・`)ショボーンな顔してたのに萌えたが・・・

あのしっぽの動きで催眠術にかかったのかな?化かされた人達は



547: 本当にあった怖い名無し 2009/05/21(木) 06:04:46 ID:Z2XoNVKI0
>>544
>父に習った狐の化かし突破方法
もっとくわしく



556: |* ゚∋゚)復活 ◆7DNPv/7WhY 2009/05/21(木) 17:14:01 ID:UJ0WPqQ50
>>547>>548
視線を今見てる視界から遠くへ飛ばす、という感じらすぃ
狐の催眠術(化かし)は視界の範囲内でかけるから、視界
から脱出しるて意図なのだろうか?左右の指定は無かった



548: 本当にあった怖い名無し 2009/05/21(木) 07:49:04 ID:xFdhFuMp0
>>544
>>視線を円を書くように

これ右回りとか左回りとかあるの?



387: 名も無き登山好き 2009/05/16(土) 13:22:32 ID:zhnEC22vO
自分の体験

とある山に登った時の事。
中腹まで来たら疲れが早めにでたので、沢辺で一息休んだ。
お茶を出し、一服しているとふと頭に何かが落ちてきた。
傍らに落ちたので見やると、まだ生きている魚だった。
鳥が捕まえた獲物でも落としたのだろうと思い、運が良かったなあと川に放した。
疲れも抜けたので登山を続け、山頂についた。
山の空気を堪能しているとまた頭に何か落ちてきた。
また魚、それも生きている。
先程の川辺からは大分それており、山頂付近に魚が居そうな水辺は無い。
何かに魅入られたかと、ぞっとして下山した。



389: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/16(土) 18:41:07 ID:JPvzn4oi0
知り合いの話。

彼は夜中のランニングを日課としている。
近くの山中腹に城跡があり、そこの公園まで往復すれば、彼の足で小一時間。
手頃なコースなのだという。

普段は公園の入り口で折り返しているのだが、ある冬の日、ふと熱いコーヒーを
飲みたくなった。
いつもは素通りする公園に入り、自動販売機でコーヒーを購入。
ベンチに腰掛けて、熱い飲み物を啜り始める。
月が冷たく無人の園内を照らしていて、これは中々の雰囲気だと悦に入る。

その時、闇の中からザッザッと砂利を踏みしめる音が近よってきた。

やがて月光の下、野暮ったいスカート姿の、背の高い人物が現れた。
一目見て仰天した。
そいつは首から上の頭部に、スーパーの紙袋を被っていたのだ。
何の呪いかその袋には、太いマジックで一面に図形が落書きされている。
大きさは様々だが、皆同じ形状の図形。

「簡略化された“目”に見えた」そう彼はいう。

そいつは一旦足を止めたが、またすぐに動き出すと、彼の隣に腰を下ろした。
向こうの体温が感じられるくらいに、密着した距離でピッタリと。
突然のことに逃げることも出来なかった。

相手は終始無言。
ひたすら不気味だった。


390: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/16(土) 18:42:12 ID:JPvzn4oi0
(続き)
チラチラと盗み見る内、剥き出しになった膝に目が吸い付いた。
ゴツゴツした皿の形、強そうな臑毛の剃り跡。

「・・・こいつ、男じゃん・・・」

もう我慢が出来ず、コーヒーを必死で飲み下した。
出来るだけさり気なく立ち上がり、自販機のゴミ箱まで空き缶を棄てにいく。

そのまま振り返ることなく、足を次第に速めながら公園の出口に向かった。
追ってくる様子はない。公園から出るや否や、全力疾走で走り出す。
最後に一瞬だけベンチの方を見たが、そいつはまだポツンと腰掛けていた。

後日、地元の高校生の間で、城跡公園に出る袋女が噂になっていると知った。
都市伝説のような調子で語られており、誰もその正体は知らないのだという。

「少なくとも、何かが袋を被って徘徊しているのは事実だ」

彼はそうボヤいていた。

彼は今でも深夜のランニングは欠かしていない。
しかし、あの公園に一人で寄ることは絶対にしないそうだ。
その甲斐あってかあれ以来、袋女には出会っていないという。



396: 本当にあった怖い名無し 2009/05/17(日) 08:25:05 ID:foLkA1rG0
>>389
こういう頭のおかしなのが一番怖い

昔、山小屋から離れたところでテン泊しようと準備してたら、細いハイヒールに毛深い足ミニスカの
女装した親父があたりをうろつきはじめ興味ありげにチラチラこっちの事を眺めてる。
泣く泣く山小屋付近の劇混みの広場まで1時間かけて帰った思い出が。



432: 本当にあった怖い名無し 2009/05/18(月) 15:02:00 ID:/oyiMqxBO
簡保に勤めてる人から聞いた話

山間の町に勤務していたとき、自宅訪問しての保険の説明なんかをやってたそうなんだが

山間の町なもんで、家によっては獲ってきた猪の皮が納屋の軒先に吊してあったりするそうな

それが、あまり大きくない家だと家の軒先、つまり縁側の目と鼻の先に吊してある家とかもあったとか

それで、そういう家に行ったとき
縁側で料金とか保証について説明していたら、何かがポタポタと落ちる音がする
吊された猪の皮を見ると、何か黒いものがそこから落ちていた
取り立てで血が滴っているのかと思ったが、よく見ると虫が毛の間から這い出してきて、それが地面にボタボタ落ちて這い回っていた

それ見たらもう自分が何喋ってるのか訳分かんなくなってきて、集中しようとしても視界の端でボタボタと落ちていく虫が気になってしょうがない

仕方なく、早めに切り上げでおいとますることに

帰りぎわに、もうすぐ昼時だから猪肉を食べてかないかと勧められたが、全力で丁重にお断わりして帰ったとか



563: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/21(木) 20:43:25 ID:MZ+CeexK0
友人の話。

彼の実家は、山を幾つも持っている旧い名家だ。
その山の一つに御堂があり、大きな黒い牛を描いた木板が保管されている。
画家の手による作品ではなく、何代も前の主が絵から何まで自ら拵えた物だとか。

伝わるところによると、その主の代の頃、凶賊が屋敷に押し入ったのだという。
使用人が次々と斬り倒され、最早これまでと覚悟を決めたその時。
何処からともなく黒い颶風が飛び込んできて、あっという間に賊どもを打ち倒した。
風の中心にいたのは、信じられないほど大きく黒い牛だった。
真黒い身体の中で目だけが赤く輝いている。

主は震えながらも尋ねてみた。
「もしやあなたは、この家の守り神様で?」

その家は牛馬の取引で財を成していたそうで、そのことから黒牛を見て神様かと
連想したものであろうか。



564: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/21(木) 20:44:07 ID:MZ+CeexK0
(続き)
驚くことに牛は、片言ではあるが言葉を返してきた。

「イナ。ワレ、コノイエニタタルモノナリ」

呆気にとられ、ではなぜ祟る相手を助けたのか問うてみた。
牛の話は難解でよく理解出来なかったらしいが、詰まるところ

“家筋を祟る代わりに、自分がもたらしたものでない凶事は退ける”

というのが牛の言い分であったらしい。
賊達を散々脚で踏み付けまくってから、黒い獣は夜の山に姿を消した―

言い伝えはここで終わっている。
その後なぜか主はこの牛を絵に描き表し、御堂を造って祀ったのだという。

「いやまぁ、御先祖様の気持ちは何となくわかるんだけどね。
 意に反して祀られちゃったりして、牛さんも不本意かもしれんな」

ちなみに彼の一族に、祟られているという実感を持つ者は一人もいないそうだ。

「ま、例え不幸があったとしても、それが牛さんの祟りかどうかわからないし」

友人はそう言って軽く笑った。



655: 本当にあった怖い名無し 2009/05/25(月) 15:33:29 ID:ulXKTSR4O
忘れてた出来事ふと思い出したので書くわ。全然怖くないけど。

①雨の日車で峠を走っていたら、頂上のトンネルの手前で赤い傘さした15・6歳のカップルが、
立ち入り禁止で封鎖されてた道のロープをかいくぐって朽ちた森へ進んで行くのを見かけた。
悪ガキとしか思わなかったが、また別の日通りかかったらトンネル上の山の斜面で、
雨降っていないのに赤い傘をさしたそいつら見た。普通に立てる勾配ではないので人じゃないのか、ふーん、としか感想がなかった。それ以降見ない。
②自転車で近くの山を登っていたら墓地があり、13歳位の灰色の女の子を見た。
足下はツツジ?の木に隠れ見えなかったが、おかっぱで切れ目、ブラウスに長めのスカート。その子だけ頭から指先まで全て灰色一色。
普通に昭和時代のお嬢さんみたいな感じで全然怖くなく、自転車と止めて不思議でまじまじと見て、女の子もこっちをじっと見てたが、
何だか失礼に思い、お辞儀して通り過ぎた。

③ドライブがてらそこそこ有名な山の神社に行こうとしても、辿り着けない日がある。
登り坂のカーブを曲がっているうちに、下山する道にすり替えられる。完璧に道を覚えているので、
ちょwなんで2・3キロ離れたここに繋がってんだよwwwとなる。無理に目指しても遊ばれるだけなので、無駄な抵抗は止めて帰る。

ちなみに他の人の運転でも起きて、同じ目にあった過去を忘れてる自分は、嫌われてるんじゃねーのと笑ってた。



656: 本当にあった怖い名無し 2009/05/25(月) 16:06:10 ID:1Ncwn5yk0
>>655




703: 本当にあった怖い名無し 2009/05/28(木) 01:52:20 ID:uhzPQtcnO
>>655
①そのカップル、最初に見たときは生きてたのかも……とか考えたらぞっとした。



675: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/26(火) 18:50:21 ID:rfBlirlx0
知り合いの話。

彼の実家の山には、多くの棚田が残されている。
その中に一つ、奇妙な田圃があるのだという。
斜面の真ん中辺りにあるその田は、誰も入らせないかのように太い針金で囲まれており、
畦寄りの場所には石碑みたいな物が二つ建てられている。
碑には時折、御幣のような物が掛けられたり、御供えがしてあったりして、きちんと
世話がされている様子。

「あそこはヤメダ(病田)だからね」
気になって実家の者に尋ねたところ、そういう答えが返ってきた。

「あそこで作業をすると、決まって家の者に悪いことが起こるんだ。
 かといって、潰してしまうのも恐ろしい。
 怒りっぽい誰かが居座っているんだろうと、昔からああやって祀ってるんだよ。
 お前もあまり近よらない方がいいかもしれんぞ。
 うちの筋なんだから、罰が当てられる可能性がある」

この御時世に信じられないような話だなぁ、そう感じたと彼は言っていた。
信じられはしないけれども、そこに近よることはしないそうだ。



691: 本当にあった怖い名無し 2009/05/26(火) 22:07:42 ID:GTrjy6NX0
>>675
似た話、東京都下の青梅でも聞いたことあります。
病田(ヤミダ)や忌み田(イミダ)と呼ばれていた田んぼで誰も農作業をしてはいけないのだとか。
畑にもそういう畑があったそうです、畑の場合作物を植えても生育が悪く何故か枯れてしまうのだとか。

でも、もうその田んぼは無くなって住宅地になってしまったそうですが、
果たしてその上に家を建てた人は大丈夫だったんだろうか?



694: 本当にあった怖い名無し 2009/05/27(水) 00:01:11 ID:2He+LVQo0
>>691
ケガレチだな。
そんな所に家を建てたり田んぼ畑を作れば家系全滅。
逆にイヤシロチを手に入れれば家系繁栄。
山間部の農村なら今でも結構あるよ。



676: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/26(火) 18:51:49 ID:rfBlirlx0
知り合いの話。

彼の住んでいる町の山には、一寸不思議な祠があるのだという。
小さな川を遡った淵、その傍らにある小さな祠だ。
渇水の折などにそこを訪れ、祈りを捧げるのだという。

「そうするとな、その帰り道、目の前に胡瓜が降ってくるんだって。
 いや比喩でも何でもない、まんま野菜の胡瓜が、天からドサドサッて。
 太くて瑞々しくて、咽の渇きを癒すには抜群らしい。
 元々そこの祠は、人じゃなくて河伯が建てたとかいう逸話も伝わってる。
 今は水涸れなんてこともなくなったから、胡瓜なんか願う人もいないけどね」

その祠、いつ訪れてみても綺麗に手入れがされているのだそうだ。



773: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/30(土) 22:19:35 ID:Q1b1pPHc0
友人の話。

山深い峠道を一人歩いていると、背後から鈴の音が聞こえてきた。

 リン リン リン

熊避けの鈴とは音色が少し違っていた。
誰だろうと振り返ってみたが、道上には誰の姿も見えない。
しかし音だけは確実に近付いてくる。

戸惑っていると、いきなりドンッ!と衝撃があって弾き飛ばされた。
大きな生物に体当たりされたような感じだったという。
尻餅を付いて呆然とする彼の前を、鈴の音だけが軽やかに通り過ぎて行く。
ようやっと立ち上がったのは、音が遠く聞こえなくなってからだった。

後日、実家の祖母からこんな話を聞かされた。
「あそこの山には昔から鬼が住んでいるそうだよ。
 時々人を獲ってたもんだから、偉い御坊さんに鈴を付けられたんだって。
 鬼が近よって来ても、察して逃げられるようにね。
 あんた運が良かったよ。
 鈴鬼が空きっ腹だったら、獲られてたとこだよ」

・・・この現代に鬼とか言われてもなぁ・・・
そう思いはしたが、それ以来鈴の音にはとても敏感になっているそうだ。



774: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/30(土) 22:20:51 ID:Q1b1pPHc0
山仲間の話。

風の強い夜、山で野宿していると、どこからか悲鳴が聞こえた。
外に出ると風音に紛れて微かに、しかし確かに苦しそうな人の声がしている。
声の主を捜そうとして耳を澄ましてみたが、どうも様子がおかしい。
まるで風に乗っているかのように、悲鳴は谷間の空中をぐるぐる飛び回っている。

一緒に宿していた杣人が言う。
「聞くな、どうしようも出来ん。
 あれは昔、鬼隠しにあった者が、鬼にゆっくり喰われてるんだ。
 十年ほど掛けてゆっくり喰われるらしい。
 里じゃ十年殺しって呼んで恐れてる」

「今は大丈夫。あの悲鳴が聞こえている間は、新しく人が獲られることはない」
杣人は最後にそう言って口を閉ざす。
悲鳴はゆっくりと山奥へ去っていき、じきに聞こえなくなったという。



785: 本当にあった怖い名無し 2009/05/31(日) 11:31:32 ID:AWL14p0s0
>>774
こ、怖い。
一気に食ってやれよ…



788: 本当にあった怖い名無し 2009/05/31(日) 17:25:48 ID:XD45xO3G0
>>774は意図的にゆっくり喰らってるのではなくて、鬼の棲む隠れ里(異空間?)と現世は時間の流れが違うということではないのかと推測してみた
鬼の世界ではこちらに比べて時間がゆっくりと流れるから、鬼の世界ではほんの数刻でも、現世では何年も経っているというような感じで



789: 本当にあった怖い名無し 2009/05/31(日) 18:03:39 ID:1/cPMXLt0
>>788
それ、逆だったら怖いな。
さっき誰かが食われたばかりなのに、また食われちゃう。
「おじいさん、さっき食べたばっかりでしょう」なんてのは通用しそうにもないし。



822: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/06/03(水) 21:20:54 ID:IUaDZNkJ0
友人の話。

彼の実家があった山村には、おかしな掟があった。
「○○谷地では言葉を喋ってはならない」というものだ。
なぜならその谷地には、ヤツシが隠れ潜んでいるからだと。
ヤツシとは山奥に住む猿のような物の怪で、時折人里近くに下りてくるという。

ヤツシは人の会話を盗み聞くうちに、それを習得してしまう。
言葉を覚えてしまうと知恵がつき、やがて村人に取って代わろうと願うようになる。
そして山に入った者を食い殺し、その姿に化けて村に入り込む・・・
そう言われていたのだそうだ。

すり替わったヤツシは、自分が物の怪であったことすら忘れ、その人物に成り切る。
それが死んでから焼き場で焼かれた後、燃え残った大量の和毛が釜から出てきて初めて、
「あぁこの人はヤツシにすり替わっていたのだな」と気が付くのだと。

「もしかしたら俺、物の怪の血を引いていたりしてな」
友人はニヤリと笑ってそう言った。



835: 本当にあった怖い名無し 2009/06/04(木) 01:27:59 ID:35igq3Jb0
>>822
人間殺して密かに入れ替わって当人になりすますとは
和製ドッペルゲンガーというところか。
昔あったスナッチャーっていうゲームとか、寄生獣っていう漫画を思い出した。

違うのは入れ替わった後、本当に本人そのものになって普通に暮らすという所だな。



838: 藤原時魚 ◆7DNPv/7WhY 2009/06/04(木) 06:09:33 ID:Y4AinTAp0
>>822
何年か前の山形の「山の怪」? 田のネ申とか山のネ申が人の魂(≒HDD)を
乗っ取り成りすましてしまう。長野市の飯綱山でも同じような昔話があった
ような・・・「逝ってはイイ(・∀・д・)クナイ! 」神域があるらしい(修験者か
神主以外禁足とか)白馬や安曇野だと「田植え前の数日は山に入るな」て
伝説の痕跡が残ってまつを(山から流れてくる水路に注連縄で結界?が)



824: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/06/03(水) 21:23:31 ID:IUaDZNkJ0
友人の話。

子供の頃、家族で渓流に遊びに行った。
鮎を釣る算段をする親から離れて、妹と二人で川に入って遊んでいたという。

「兄ちゃーん」妹が彼を呼ぶと、目の前の水面を指差した。
どこから流れてきた物か、黒い小さな壺が漂っている。
興味を引かれて手を伸ばすと、壺の中から何かが滑り出るのが見えた。
酷く小さな、でもズルリと長い、黒い毛に覆われた獣の手。
伸ばした手に痛みが走った。引っ掻かれたと気が付き、パッと手を引っ込める。

傷口を押さえて後ずさる彼の耳に、フゥーッ!と唸るような声が聞こえた。
壺の口がこちらを向いて、緑に光る二つの点が覗いている。
立ち竦む彼を残し、壺はそのまま下流に流されていった。

後日、その川で漁をしている叔父にこの話をしてみた。
「ほう川壺に出会ったか。しかし運が良かったな。
 あちらが腹減らしていたら、尻子玉抜かれてたかもしれん」
そう言うと、叔父は友人の父に向かいこう注意した。
「次からはもう少し下った所の原を使えや。あそこなら何も出ん」

・・・あの時の僕って、実は危なかったの!?
それからしばらくの間、彼は夢に出てくる小さな壺にうなされたそうだ。



871: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/06/06(土) 17:58:12 ID:MaQ2T8Pi0
知り合いの話。

彼の祖父はかつて猟師をしていたという。
遊びに行った折に、色々と興味深い話を聞かせてくれた。

「山にも色々あってな、入っちゃいけない山もある。
 山の神様がキツいのか、人嫌いのモノがいるのかはわからないけどな。
 儂も一つ、そんな山を知ってたよ」

「そうとは知らずにそこに入っちまってよ、野営してたんだ。
 夜が更けるにつれて、何か声が聞こえてきやがった。
 肝が冷えたね。儂の名前、それだけをブツブツと繰り返しとったから。
 声は一晩中、周りの森ン中をグルグルと回ってた。
 すぐそこにいる筈なのになぜか姿は見えなかったんで、こりゃヤバいぞっと。
 火を絶やさんように注意しとったら、とても寝るどころじゃなかったわい」

「その後どうしたかって? 夜が明けたら即行でそこを下りたよ」
祖父さんはそう言って何でもないように笑っていた。



922: 本当にあった怖い名無し 2009/06/08(月) 17:45:26 ID:2ggQ/B090
昔友人と京都の稲荷神社に行った時のこと
2人で一番上の神社を目指そうと山道を歩いてた
ふと目についたお稲荷様に賽銭を入れて
2礼2拍手1礼をやろうとしたんだがうろ覚えで1礼1拍2礼1拍とデタラメにやってしまった
「あれ?違ったかな?」と呟くと「違うよ」と低い声が返ってきた
絶対に友人の声ではなかったが「何か言った?」と聞いてみるが
近くに立っていた友人は何も言ってないし聞いてないらしい
風が強い日だったし声聞いたの俺だけだったから
気のせいかもしれないが場所が場所だからな~
文才ない上に怖くなくてすいません。



935: 本当にあった怖い名無し 2009/06/08(月) 20:50:23 ID:yKvavWO/0
>>922
「違ぇ~よ。テラワロスww」とかだったら腰抜かすなww



923: 本当にあった怖い名無し 2009/06/08(月) 17:49:36 ID:vVIKWBA20
デタラメすぎだ
そりゃ神様も突っ込みたくならあ



ゲームで怖かった場所

【画像あり】発見!グーグルアース・マップで見つけた奇妙な場所

外ですれ違う人間全員にそれぞれの人生があって、それが1億人もいるかと思うと気が狂いそうになる

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