転載元:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1264751456/
暇なので笑えるコピペを大量に貼って行く
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5003555.html
伊勢神トンネル02


4: ロザリー ◆PiGJDrhfQc 2010/01/29(金) 18:38:17 ID:IEeQX+KqO
シャレコワシャレコワ



47: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 07:55:26 ID:qwiBdgUU0
おはようございます。

二年前に職場の機械に中指を
巻き込まれて、第二関節から
潰れて切れたのね。

痛いを通り越すってみんな体験
した事あまりないと思うけど
口では言い表しにくい、びりびりした感じ。

潰れてしまったんで、くっつける事は
出来なかったんだが
半年ほどで断面も塞がり、短い中指が完成したわけw

痛みも無くなった一年目、
たまぁ~に、無いはずの指先に激痛w
これにはマジで焦った。
ネットで調べたら、医学的に解明されてるらしい。

まぁ、それで安心していたわけだが
最近、祖父が急死する1時間前に
無いはずの中指に、強い力で握られた
感触を未だ怖くて忘れられん。

みんなに伝わるか分からんが
思わず怖くて書き込んでみる。



48: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 08:20:27 ID:+AGrRifgi
>>47
無くなった手脚が痛むのは幻肢痛だよね

幻肢痛はともかく、お爺様が亡くなる前に握られる感覚って
不謹慎かもしれないが面白いな、初めて聞いた
ともかく、乙です




70: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 14:27:43 ID:h1/mrjV30
「高架下」
 バイトに行くのにバイクで走ってた。
小雨が降る夜だったんだけど、バイトの時間には少し早くてちょっと煙草でも吸おうと高架下でバイクからおりたんだ。
で、軽く一服してたわけなんだが、ふとあることに気がついた。いつも走っている道とは別に道があったんだ。
「へ~、こんなところに道があったんだ」と10数年間気づかなかった地元の道ってことで興味が出てきた。
「これ…、どこの道に出るんだろ」と、バイトまで時間があるから走ってみることにした。国道と田んぼに挟まれた道が続いている。「ほんと、どこにでるんだろ?」と走っていた。
すると、バイクのライトが電信柱の横にある何かを照らした。「なんだ???」スピードを落とす。
……どうやら人みたいだ。横は田んぼだし、農家の人だろうと思ったんだ。その時は…。


72: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 15:45:14 ID:h1/mrjV30
 スピードを落としたまま、その人に近づく。電信柱にもたれてる。動かない。何をしているのだろう。短い時間でそれくらいのことを考え、そしてその横を通り過ぎた。で、ちらっとその人を見た。
 「!!!!!!」
 バイクのアクセルを一気に回す、この場にいたくない!そう思った。
「何だあれは!?人じゃない!!!」
 そう、人は人だがあんな体制で生きていられるわけが無い。体は直立なんだけど、頭が…、頭が肩のほうに首が90度折れ曲がって電信柱に頭を当ててもたれかかっていたんだ。
一瞬だったけど、無表情なおじいさんともおばあさんともとれる顔、とにかく老人だったと思う。
心臓の鼓動が早い。呼吸が乱れる。ほんとうに驚いた。あそこまではっきりと視えてしまうとは…。
 さっさとバイトに行こう。そう思うはいいが戻る気にはなれない。だから、知らない道を突っ切るしかない。そう、知らない道を…。



74: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 16:00:14 ID:h1/mrjV30
「くっそ~、霊感があるとは自覚してたけどあれだけはっきり視えるのかよ~!最悪だ~!」とか、独り言を言いながら、まだ走ってた。
バイトまで時間はあるとはいえ、知らない道を走っているわけで、どこに出るかもわからないし、まぁ、別の意味で”でて”しまったわけなんだけど…。
 と、しばらく走っていると、向かって左側に高架下が見えた。しめた!!そこをくぐって別ルートで元の道に戻れるかもしれない、と思い高架下に向かった。
まぁ、雨も降っているし、気持ちを落ち着かせたいっていうのがあって、高架下で一服することにした。雨が少し強くなっているな…。
そこには雨音と風の音、上で車が通り過ぎる音だけが鳴り響いていた。音が反響してちょっと怖い。しかもカッパを着て走っていたとはいえ寒くなってきた。
まぁ、あんな体験した後だし。とか一人で苦笑いをしたりして…。そこで、音楽を聴きながら行こう!とiPodと取り出した。
そして、音楽を聴きながらヘルメットをかぶりバイクのエンジンをかけた。この高架下を通り抜けるために…。



78: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 16:14:43 ID:h1/mrjV30
「ん~?なんだぁ~?」おかしい。違和感。
進もうと思う方向がこんなにも暗いか、っていうぐらい暗い。
ライトで先を照らすが約5メートル以上先がはっきりみえない。
この、通ろうとしてる高架下がどんなのか説明をしていなかったわけだが、トンネルに近い。3,4メートル上を道路が通っている。この道路の道幅からして、突っ切るのに10メートルあるかないか。ほとんどトンネル状態。
で、まぁ、先がみえないわけで。高架下もといトンネル抜けた先に、民家や店・工場などの光が灯っているのがうっすらでも見えてもおかしくないはず…。
「今、夜とはいえ暗すぎやしないか?」と思いつつ早くバイトに向かうべくアクセルをゆっくりと回していった。




80: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 17:02:57 ID:h1/mrjV30

 バイクをおそるおそる発進させ、進む。
 「?」
 「??」
 「???」
 …ない、出口がない??
もう数分走っている。しかもバイクで。おかしい。やっぱりおかしい。さっきあんな事があったから何かまずいことになってるんじゃ…!?と焦っていた。
そう、その予感は的中した。
『…ぺたっ』
 「ん?」
 『ぺたっ…、ぺたっ…』
 何か、はだしで廊下をあるいているような、そんな音が聞こえる。いや、まて、今自分は音楽を大音量で聴いてるはずじゃ?
 音楽は聞こえている、でも、足音も聞こえる。どういうことだ?出口が無いから気が気じゃないっていうのに更に追い討ち。かなりパニック状態に陥っていたんだと思う。
 「あ~~~~!うわ~~~~~~~!」叫びまくり。
 でも、足音は消えない。直接頭に響くような、そんな音。
『ぺたっ、ぺたっ、ぺたっ!!!』
 足音はスピードを上げてきているようだ。近づいてきている気がする。でも、振り向けるわけが無い。
バイクのメーターを見ると60km/hは余裕に越えている。
「やばい、やばい、やばい!!!」
本能がそう告げる。でも足音のスピードがさらに上がっていく。
 『ぺたっ、ぺたっ…ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた!!!』
 もう、すぐ後ろだっ!!死ぬっ!!と思った瞬間。
  シーン…
 音がやんだ。耳元では大音量で音楽がなっている。「助かった~…」と安堵した。



81: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 17:03:37 ID:h1/mrjV30
 その瞬間
 『バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!』
 ヘルメット(フルフェイス)をものすごい勢いでたたく音が。衝撃は無いがものすごい音だけが頭に響く。絶対に後ろにいる!それがヘルメットを叩いている。
 『バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!』
 「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
もうフルスロットルで走り、叫ぶしかなかった。いや、声になっていなかったかもしれない。後ろなんて振り向けるわけが無い。ミラーなんてその時へし折ったのだから。

…数10分走っただろうか、恐怖の絶頂に達したか!?というくらいにフッ!!と急に周りの景色が変わった。
「出れた…のか?」
前には田んぼが広がっている。ぼんやりと民家だろうか、ずっと先に光がみえる。
助かった!!そう思い一目散に元の道に戻ろうとバイクを走らせた。そして、元いた道まで戻り、そこで携帯を開いた。
そう、安心した瞬間、数10分走ったことでバイトに遅れるのでは!?、と急に冷静になったんだ。で、時間はというと…。
「え?…脇道に入ってから2分ちょっとしかたっていない…??」
あの先のみえない高架下は?足音は?ヘルメットを叩かれた音は?鮮明に覚えている。
でもこれはどういうことだ。自分だけ時間の流れが遅かったのか?あの恐怖体験は?もう、何もかもがわからなかった。
異次元に迷い込んでしまったような…、狐につままれたような感覚のまま、異様な寒さに、恐怖に体を震わせバイトへ向かった。

 とある夜の話は以上です。



82: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 17:04:46 ID:h1/mrjV30
 ―後日―
 友人にその話をしたところ、その高架下を見に行こうじゃないか!と、まぁ、当然の流れなのだけど、行くことになった。もちろん明るいうちに。
 そして…
 「そうそう、こっちの道に入ったんだけどー」
 といった瞬間、友人は「はぁ?」って顔になった。自分はというと「はぁ!?」って。意味がわからなかったのだ。
 道が無い。というか、フェンスが立っている。その先は、ボロボロのあまり舗装されていなそうな道?が続いていた。
 確認のためといって、フェンスを越えずっとその道を行ったが、あの老人のもたれかかった電信柱は見当たらない。しまいには、その問題の高架下が見つからない。
 結局その日友人には馬鹿にされ散々な一日だった…。

 でもね、その数日後、近くの高架下で死体が見つかったんだ。自殺だと思われるものが。
 車の排気ガスを車内に、ってやつらしかった。しかも、その車一ヶ月近く放置されていたんだ。日陰になっていたとはいえ、くそ暑い夏の中一ヶ月。どうなっていたかも想像したくない。
でも、今考えるとこの人が見つけて欲しくて、自分に訴えかけていたのでは?と思った。でも、あんなことされると…ねぇ?無理じゃぁないと思いませんか?
〈終わり〉



87: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 18:16:26 ID:fXy0MD5bi
父方の田舎で聞いた話。
明治時代、ここからさらに山奥にA村という寒村があった。ひどく貧しく年中食べ物に不自由していたという。
そのため間引きや姨捨も頻繁にあったようだ。
ところがある年、その村だけが大豊作に沸いているという噂が流れた。
味や大きさも立派な農作物が山ほど取れ、麓の街で売りさばい結構な稼ぎになっているそうだ。
それを妬んだ同じくらい貧しい隣村の若者が、農作物を盗もうと真夜中A村に潜り込んだ。
そして畑を見つけると、噂どおり立派な大根を引っこ抜いた。
「ぎゃあああああああああああああ」
凄まじい叫び声が、その大根から聞こえた。

この話を聞き及んだ近隣の村々は寄り集まり、総出でA村に押しかけた。
A村の畑を検分すると、畝のところどころに不自然な盛り土がしてあるのが分かった。
ここに至ってA村の村長は観念した。
A村ではある呪(まじな)いでもって、大豊作を興させたのだという。
それは、嬰児を生きながら畑に植えて、養分とするものだった。
しかしこうして露見したからには効果はなくなる。それどころか呪(のろ)いが返ってきて村は終わりだ。
そう言って村長は泣き崩れた。

事実、三年と経たないうちにA村の連中は死に絶えたという。
しかし近隣の村々でA村を悪しざまに言える者はいなかった。
そもそもなぜあれほどの数の嬰児がA村にいたのか?この近隣の村々では、嬰児を間引きする時にはA村に送り、処理の代行、つまり押し付けるのが慣習となっていたのだ。



90: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 18:56:42 ID:Hh/9lzDDO
カノジョ。けど重い。ノロケじゃない。
もう、悲劇のヒロインに浸りきっててイタい。俺の発病後、カノジョは仕事をやめ、俺の看病がしたいと言い出す。
身内が近くにいないので、助かるけど仕事辞めんの?実家だから大丈夫。とのことで看病スタート。
始まってみたら、ガソリン代だ新しい洋服が欲しいが金がないだ言い出す。俺の貯金を使い始める。俺の残高毎月減って行く。

ネットで俺の病気を調べて来ては、主治医と話してくる!とか言って古い事例持ち出してきてとんちんかんな質問したりしてる。主治医には毎回平謝り。
カノジョには病状変われば説明してくれるしって言っても聞かない。
実際俺のは死亡率が高い病気ではあるんだが、今のところ治療は順調なのに、同じ病気で闘病途中で亡くなった人のブログとかをプリントアウトしてきては読ませようとする。残された人の気持ちがわかると言って泣く。

主治医からも、カノジョの様子はおかしい。君が精神的にまいる前になんとかしたほうがいい。なんだったら精神科を紹介する。と言われている。
その話をカノジョにしたらガン切れして暴れ出し、俺の輸血中の点滴の管引っこ抜くわなんだで部屋中血まみれ。なんぞこれ。
とりあえずカノジョの母親に相談して、カノジョが追いつめられてるみたいなのでゆっくり休んでもらって欲しいと伝えた。
次の日、ムスメが心配だっていうから代わりに来たのよー、とカノジョの代わりにカノジョの母親が来て4時間居座る。
俺、病気じゃなくてこの親子にやられる。気がする。こんなのが6ヶ月続いてる。



92: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 19:10:38 ID:TT28Q5JrO
>>90
す、スマン

わろたw



93: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 19:43:59 ID:ViK2G9vX0
>>90
うん、その母娘に殺される前に逃げた方がいいよ
その悲劇のヒロインの立場に酔いしれたいだけの彼女にしてみれば、恋人が病死したら最高に盛り上がる展開だからね…



96: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 20:45:41 ID:fXy0MD5bi
父方の叔父に聞いた話。
父達の実家は山奥にある、文字どおりの田舎の村なので、ある程度大きくなった子供にとっては退屈な場所だった。
特に不良気取りの少年達には。
叔父が中学一年だったある日の放課後、同じ学校の三年生の杉田とその手下に捕まった。
杉田は制服を「ツッパリ」風に改造して学校内で幅をきかせている、正直関わりたくない奴ナンバーワンだった。

杉田達は叔父ともう二人捕まった生徒を連れ、裏山への道へ入って行った。
その先には古い墓場があり、十基ほどの墓と六体の地蔵が据えられていた。
なんだかすごく悪い予感がした。
杉田は手下から金属バットを受け取ると、捕まった一人に差し出した。
「あいつ気に食わねぇ」
と杉田は地蔵の一体を指差し。
「首ぶっ飛ばせ」
とだけ言った。
言われた少年は半泣きになり、
「すみません、勘弁してくださいよ」
と頭をペコペコ下げた。
それを見て手下どもが笑う。

捕まってる叔父ともう一人も真っ青になっていた。
杉田は何も言わず、じぃっと少年にガンをたれる。
地蔵も怖いが杉田も怖い。叔父もそう思ったという。
少年はよろよろと地蔵の前まで行くと、バットを構えた。
「やれ、やれ」
手下どもがヤジる。
意を結した少年がフルスイングする。
カーン
地蔵の首が藪の中へ飛んで行った。
「あーあ、やっちまったやっちまった。呪われるぞー」
手下のヤジについに少年がポロポロ涙を流す。
それ見て杉田が満足そうにニヤーっと笑う。
サドという奴だ。叔父は尚更杉田が怖くなった。

(続く)



97: 96 2010/01/31(日) 20:47:44 ID:fXy0MD5bi
(続き)

「次、あれ」
叔父の隣にいた少年に、杉田が金属バットを渡す。
今度の少年は迷う事なく地蔵に向かった。どのみち仕方ないのだ。
しっかり構えて、フルスイング。
ドッ
しかし金属バットは地蔵の肩に当たり、衝撃で台座から落ちた。
「なにやってんだよー」
手下どもがヤジる。
叔父が地面に転がる地蔵を見ると、頭から落ちた地蔵の首は折れていた。
「何やってんだよ」
杉田が打ち損なった少年の足にケリを入れる。
ウッとうめいた少年はそのまま地面に転がる。
「最後 、お前」
叔父の番だ。
「お前、野球部だよな?」
確かにその通りだった。とは言え今はただの下っ端だが。
「あれ行け」
これまでの地蔵の倍はある一体を指差した。台座の位置が他より低いので、頭に高さはそれほど変わらなかったが。
その地蔵を見た瞬間、叔父はイヤなかんじがした。
とんでもないことになる気がした。
「勘弁してください、勘弁してください」
杉田は無言でみぞおちにパンチを入れてきた。
それでも必死に踏ん張って。
「あれだけは、あれだけは勘弁してください」
「聞こえねぇ」

(続く)



98: 96 2010/01/31(日) 20:48:38 ID:fXy0MD5bi
(続き)

そう言う杉田の目はギラギラして、どんなことでもやりかねない怖さがあった。
諦めた叔父はゆっくり地蔵に近づいた。
間近で見ると、よりイヤなかんじが強まった。
「許してください、許してください」
口の中でつぶやきながら金属バットを振りかぶる。
飛ばす方向を見ると、視界の端に杉田がこっちを睨んでいるのが見える。
フルスイング。
ゴッ
瞬間、杉田の首が三回転して捩じ切れ、そのまま頭が前のめりに落ちた。
地蔵の首にはヒビ一つ入ってなかったという。

(終)



100: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 21:52:42 ID:9q7rBYBB0
>>98

まさしく天罰ですな



99: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 21:17:44 ID:WomZtmp3O
地蔵GJ



110: 本当にあった怖い名無し 2010/02/01(月) 04:24:55 ID:P6E+zL03O
小学5年生の頃の話
その日は林間学校でした。皆で作るご飯、お泊まり、とくれば後は肝試し
男3女3の六人グループで森の中を懐中電灯だけで散策して宿舎に戻る
といったありふれたヤツでした。その森は地元では自殺の名所と名高く、昼間でも足を踏み入れたくない場所です
よりによって私はしんがりをつとめるハメになりました。
途中で先生たちが潜んでいて、度々私たちを脅かして来ました。これが意外に怖かった
そしてゴール近くの目印である小川と小さな橋に差し掛かった頃、私はこの日一番の恐怖を味わいました。

何かにつられるように橋のそばにある大木を見上げると、明らかに首吊り死体と思われるモノが静かに揺れていました
前をいく友達は気付いていない様子。私はきっとアレも先生達がしかけたモノに違いない。と思い込んでその場を足早に後にしました
と、宿舎の明かりが見え始め、皆の緊張の糸が緩みきった頃に最後の脅かし役が近くのサトウキビ畑からヌルっと現れました
白い着物をきたソレはうつむいていて顔は見えませんでしたが、こっちへおいで、と手招きをしていました
今までとは質の違う脅かし方で妙に不気味でした。私達は、ワーキャー言う事もなくその場を走り去り宿舎に駆け込みました

最後のが一番怖かったね~と話ながら、先生たちに文句を言うと、先生たちの顔色が変わりました。そんな役いない。と
担がれてると思った私は先にゴールしていたグループや後から来たグループにも話をしましたが、誰も見ていない…
うすら寒くなってきた私は、じゃあ橋のそばの首吊りは?と先生達に聞きました
それがトドメになったように、先生たちは肝試しを中止しました
後日、ユタのおばさんが家に祈祷をしにきました。手招きの話をすると
それはこんな感じだった?と招き猫の要領で、手を動かしました
私がうなづくと、それは「こっちへおいで」じゃなくて、「こっちへ来るな」って意味だよ
と言っていました。



111: 本当にあった怖い名無し 2010/02/01(月) 05:47:05 ID:942wPfe10
>>110
ユタって事は沖縄か。



114: 本当にあった怖い名無し 2010/02/01(月) 10:03:20 ID:GereS0e30
>>110
そういや、東洋と西洋とでは、手招きと追い払う時の手の動きが逆らしいね



126: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 01:59:34 ID:T+pJz0MA0
三年の夏までは俺よりも頭悪いくらいだったのに、秋くらいに何故か覚醒。気持ち悪いくらい頭良くなった奴がいた
同じバスケ部だったんだけど、勉強だけじゃなくて、ある日を境に何かが乗り移ったみたいに上達していた。引退してたから意味は無いんだけど
本人も本気で気持ち悪がってて、「宇宙人に改造されたんじゃないか」と自分で言ってた

それで何を思ったのか三年の秋に、俺と一緒に行く予定だった県外の私立大学から地元の国立へ進路変更した
そこは結構な難関なのに一発合格。しかも特別待遇
そいつは「何か怖いなww」って言ってた

で、俺は予定通り県外へ出て、ここ一年ぐらいそいつとは連絡していなかった
それで先週、そいつの訃報が入った
一年前までは病気なんて全然しないような奴だったのに、死因は心不全
殆ど原因不明らしい

大学へ入ってからもそいつの覚醒っぷりは凄かったらしくて、何かいろんな賞とかとってたらしい
その賞金や、貯めてたらしいバイト代とかが全部遺されて、二十歳そこそこの癖に遺産相続やらまで行われた。何か知らんけど俺はバットとアンプをいただいた



127: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 02:05:46 ID:T+pJz0MA0
そういうのが全部遺書みたいに纏められてて、何だか不気味だった
自殺じゃないのかって疑われてたようだけど、調べてもやっぱり自然死としか言いようがない、みたいなことを言われたらしい

俺の貯金は妹の学費に、とか、二十歳の大学生が書いて遺しておくか?
自然死なのに?

何か凄い怖い
あいつなんで死んだんだろう



128: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 02:37:01 ID:6lECg6+l0
>>126
死亡時の詳しい状況は?



129: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 02:56:18 ID:5HcfL3Hg0
>>128
ソファだか椅子だかに座って伏せてて、朝飯だ起きろって起こそうとしたら起きないみたいな感じ
全然苦しんだりはしてなかったらしい



132: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 04:03:33 ID:xFUOhIUfO
>>126
全部ネタじゃないとしたらナニかと契約したんでしょうね



141: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 14:31:08 ID:uvEz8Dz20
>>126-127
こういう話好きだ
悪魔的なものと契約して天才になった代わりに
命を持っていかれたのかね
現実的に考えたらクスリとか。覚醒って言葉を見たときに思いついたよ
自然死とあるから違うんだろうけど



175: 本当にあった怖い名無し 2010/02/04(木) 01:13:01 ID:mUaYOveC0
学生時代の話です
友人Aの部屋に行くとガラス瓶が9つ置いてあった
1つの瓶には凄く大きなゴキブリが1匹、1つの瓶には大きなムカデが2匹、他の瓶には名前が知らない大きな虫が数匹ずつ入っていた
1匹ずつ入っている瓶には文字が書かれた紙が入っており、複数匹入ってる瓶には入っていない
瓶の中に入った紙には知り合いBの名前が書かれた紙もあった
その内に1つの瓶で共食いが始まり、「飼っているのなら共食いする前に餌を入れてやればいいのに」と言うと「共食いさせる為に餌をやらないんだ」とAが言った
1匹だけになるとAが誰かの名前を書いた紙を入れた
なぜ紙を入れるのかは聞いても教えてくれなかった

後日、Bが授業中や放課後に奇声を上げ妙な行動をとるようになった
「虫が入ってきた」と服を脱ぎ出したり、叫んだりするが虫はどこにも見当たらなかった
そのうち、Bは殺虫剤を持ってくるようになって周りに撒いたり、Bの周りに置くタイプの虫除けを置くようになった
Bは水から虫の卵が入ってくると言いご飯を食べず風呂も入らず、寝ると虫が食べに来ると言って眠らず窶れていった
その後、Bは学校を休み入院した

もしかしたらAの瓶に関係があるのではないかと思うと凄く怖い



176: 本当にあった怖い名無し 2010/02/04(木) 01:26:17 ID:T52kN3ga0
>>175
虫を共食いさせて行って最後に残った一匹って・・それもろ蟲毒じゃん。
立派な呪いの一つです。



177: 本当にあった怖い名無し 2010/02/04(木) 01:41:29 ID:RXqYz6jD0
書き込みます。
怖いかどうかわかんないけど、2年ほど前の話。
休日に公園で読書してたらそのまま眠り込んでしまい、起きたら暗くなってた。
焦って携帯で時間を確かめたら9時過ぎてた。
どうも6時間くらい寝てたらしい。
さすがに寝すぎたと慌てて公園を出て、車を停めてあった駐車場に向かった。
時間が時間だけに、だだっ広い駐車場内に人影は無く、停めてある車は俺のを含めて4台くらいだったと思う。

その駐車場からは丘が見えるんだけど、その上が墓地になってたりして、暗い時間帯になると薄気味悪いんだよね。
ちょっと怖くなった俺は、小走りで車の前まで行って扉の鍵を開ける。
ふと周囲を見渡すと、いつの間に現れたのか、20mほど離れた場所に人が立っていた。
さっきまで誰の気配もなかったのに、いつの間にかそいつは立っていた。
街灯の薄暗い光に照らされたそいつは男のようで、黒づくめのジャージかトレーナーのような服を着ており、顔には目だし帽か覆面のようなものを着け、目の部分だけが見えていた。
まるで忍者のような出で立ちのそいつは、ご丁寧に背中に棒状の物(忍者刀?)まで背負っていた。

その忍者男がじっと立って、こちらを見ているのだ。
なんとか悲鳴をあげずにいたものの、驚いて固まってしまった俺。
一瞬、そいつと見詰め合ってしまった。
忍者男は妙に黒目がちな目で俺を見ていた。
突然、忍者男がこちらに向かって走り出した!
「うわあぁぁぁ!?」
と情けない悲鳴を上げた俺は、必死で車の扉を開けて運転席に飛び乗った。
扉を閉めてロックすると、そいつの方を確かめる。
あの距離でダッシュしてきてるはずだから、もう運転席の前に来ていてもおかしくないはずである。
だか、何故か忍者男は、まだ先程の場所にいた。
どういう訳か、忍者男はその場で激しく足踏みしているだけで、走ってはいなかったのだ。
目を疑う俺の目の前で、男は激しくその場ダッシュを続けていた。
(続く)



178: 本当にあった怖い名無し 2010/02/04(木) 01:42:32 ID:RXqYz6jD0
(続き)
忍者男を確かめながらキーを入れ、車のエンジンをかける。
その瞬間、忍者男は俺の車に向かって走り出した!
今度はその場ダッシュではない、どんどん近づいてくる!
忍者男はあっという間に運転席の側まで来ると、運転席の窓を軍手を着けた手で叩き始めた。
パタパタパタパタパタパタ・・・
忍者男が妙なソフトタッチで、窓を叩く音が車内に響く。

「うわあああぁぁぁぁ!!」
悲鳴を上げながら、俺は車を急発進させて逃げ出した。
駐車場の出入り口まで来てからバックミラーで確かめると、忍者男はさっきの場所に立ったまま、こちらをジッと見ていた。
家に帰り着くと、その日はすぐに寝ちゃった。
次の日、車を確かめると、窓にびっしりと手形が・・・というような事は無かった。
ただ、何故かわかんないんだけど、助手席の足元に一塊のお米が置いてあった。

俺は一人暮らしだから車使うのは俺だけだし、誰も車内に米を持ち込むヤツなんていないのに。
それも米粒が、なんか絵の具みたいなのを塗ってあるみたいで、全部黄色く染まってるんだよね。
気持ち悪くって、お米はすぐに捨てて車内を綺麗に掃除した後、お守りをもらって来て、その後は車内に置くようにした。
忍者男とお米が関係あるのかもわかんないし、霊的なものとかじゃないとは思うんだけど、その時はとにかく薄気味悪かったから。
結局、忍者男が何者なのか、強盗の類か、異常者なのか、それとも霊的なものなのか、わかんないんだけどね。
聞いてて怖くないかもしれんが、俺はしばらく怖かったです



185: 本当にあった怖い名無し 2010/02/04(木) 12:22:06 ID:LpLoh88/0
>>178
昔なんかで読んだけど、忍者って色を塗った米を目印代わりにしてたらしいな。
道標として地面にまいたりとかさ。
色も何色もあって仲間内で色ごとに意味を決めておいて情報伝達の手段としても用いていたそうだ。

その忍者男にとって黄色が何を意味するのかは解らないが、他の仲間のために目印を残したか、もしくは>>178に対するメッセージだったのかもな。



186: 本当にあった怖い名無し 2010/02/04(木) 15:22:08 ID:nvSIM1bP0
忍者の霊だったのか。。。怖いな



212: 本当にあった怖い名無し 2010/02/05(金) 04:45:07 ID:96GQUcAx0
私は小学低学年のころから霊感というか霊を見ることが多いのです(過去50回以上は見ています)
といっても直接見たことは数回しかなく、鏡・ガラス・水の反射で見えることがほとんどです

これは昨日の深夜3時頃のことです
何時ものようにPCで仕事をしていたのですが左側にある予備のPCのOFF状態のモニターに顔が移っていることに気付きました
最初は自分の顔だと思い気にもせずに3分くらい仕事に没頭していたのですが
その顔が突然、クルっと横を向いたんです(私は目を動かしただけで横を向いてません)
ギョッとしてよく見ると自分の顔ではなくて髪の長い女性の横顔でした(私はショートなので明らかに髪の長さが違います)
私の上半身に被るような感じで私以外の女性の肩から上が映っていたのです

髪は肩程度で顔はグレー、目の部分が真っ黒、顔が不自然に斜めに傾いていたのが印象的でした
次の瞬間女性が後ろ向き(私から見れば正面)になり同時に頭痛に襲われ意識が朦朧となりました
今までは一時的に憑依されても自力で振り払えたので今回も大丈夫だろうとお経を唱えたのですが頭痛は治まりません
さらに顔面をかきむしられ首や耳の辺りも強く握られ「うぅぅぅぅ」という喘ぐような声が耳元で・・・
その瞬間に私は気を失いました

気付いたのは明け方5時過ぎくらい、頭痛は治まっていたけど首を捻ったのか首から肩にかけて痛みがありました
顔を洗いに洗面所へ行ってみると顔・首・耳のあたりが真っ赤に腫れていて首の周りにはハッキリと手形が付いていました
喉に何か詰まっているような気がして唾を吐いたらかなりの量の鮮血が混じっていて同時に喉と首に激痛が・・・

PCに映った女性の顔は横顔だけでしかもグレーだったので断言はできませんが思い当たる事はあります
先月高校時代のクラスメート(交通事故で即死)の葬儀に出席したのですが、その時遺族の人から事故の衝撃で首が折れていたと聞いています
その子とは卒業後は同窓会で合うだけの付き合いでしたが
葬儀で見た遺影の髪の長さ・形が昨日PCに映った女性とそっくりだったのです

まだ首の痛みは完治してないけどなんとかこの投稿を書き上げて投稿させていただきました



213: 本当にあった怖い名無し 2010/02/05(金) 09:38:03 ID:fspjnYTF0
>>212
こえぇぇ
212と仲が悪かったわけでもないのにそんなことを・・・?
他にも過去の恐ろしい経験があるならまた書いて欲しいな



215: 本当にあった怖い名無し 2010/02/05(金) 10:47:20 ID:ig9XFFjw0
>>212
意識を失うほどの頭痛ってかなりヤバイと思うよ
ひょっとして脳の病気かもしれないから病院行った方がいいよ



221: 本当にあった怖い名無し 2010/02/05(金) 17:54:25 ID:LFadGF7n0
なんと恐ろしい…



234: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 05:29:29 ID:WOtrqvdH0
 これは大学の友人Tから聞いた話。
 今年の夏、Tは家族と一緒に、香川の山奥にある父方の実家に帰省した。
 香川は雨が少なく昔からため池が多いが、父の実家もため池に挟まれた道を通った奥、坂道を登り切った先にあった。
 実家に向って左側のため池は、他と比べていくらか大きく、真ん中に四畳半くらいの小さな島があった。そして島の上には石碑があった。
 石碑は村を救った雨乞い師の墓だと聞かされていた。
 江戸時代のある年、何ヶ月も雨が降らず、作物にやる水どころか自分たちが飲む水すら乏しくなった時、流れの法師が村を訪れた。
 村人たちの哀願を受けて、その法師が祈祷を行うと、数日のうちに村を雨が降り注いだという。

 帰省してから数日後、昼間に寝過ぎたTは夜の村の散歩に出かけた。 
 心配する祖母に適当な事を言い、懐中電灯片手に村を巡った。
 さすがに田舎の村は街灯が少なく、懐中電灯がないと足下が危なっかしかったが、風が涼しくなかなか心地よい散歩となった。
 行きに来たとおりにため池に挟まれた道を通っていると、ふと左側に異変を感じた。
 池の真ん中の島に石碑が建っている。

 その上に人影が見える。
 行きしに石碑を懐中電灯で照らした時にはそんなものはなかった。
 ふいと、その人影がこちらを向いた。
「貴様は、あの家の者か?」
 とあごで実家の方を指す。
 距離があるにも関わらず、すぐ側から囁かれたように声が響き、思わずTはうなずく。
「そうか」
 人影が何度もうなずいた。
 懐中電灯を向けていないのに、人影の輪郭ははっきり捉えられた。あるいは人影自身が発光しているのかもしれない。
 その姿は山伏に似ていたが、頭の小さな帽子以外に装飾らしいものは何一つなく、衣類の色は茶系統に見えた。
 雨乞い師の霊?
 盆でもあるし、そういう事もあるかとTが思っていると、不意に雨乞い師がこちらを向いた。

(続く)



235: 234 2010/02/06(土) 05:30:45 ID:WOtrqvdH0
(続き)

 目が合った瞬間、10mは離れているはずの雨乞い師の手がTの喉を捉えた。
 そのまま一気に引き寄せられ、雨乞い師の眼前に突き出されたTは、初めてその顔を間近に見た。
 憤怒の形相、そして顔中を這い回るみみず腫れ。右まぶたの半分、鼻の頂、両耳の一部、頬の皮、至る部分が欠損していた。
「長かった、のう、長かった」
 Tは雨乞い師の腕を両手で掴み、なんとか振りほどこうとするがびくともしなかった。
 次の瞬間目眩がしたかと思うと、背中に激痛が走る。
 いつの間にかため池の畔にある竹藪に体を突っ込んでいた。

 急いで逃げようとするTの足を雨乞い師の手が掴み、またため池の中央まで引きずられた
「おう、よく見れば面影があるわ。この村に生まれたのが運の尽きよのう」
 言葉は静かだったが、顔や体の血管は激しく脈動し、充血した白目の中にある瞳は人とは違うものだった。
「ちょっと待って、ちょっと待ってくれ、分からない、分からない」
 Tがなんとか言葉を絞り出すのも聞かず、Tを掴んだ腕を一回転させると、道路に向って放り投げた。

 道路下のコンクリートブロックに左肩から激突し、今まで感じたことのない激痛をTを襲った。
「ぎぎぎぎやややや」
 その左腕を掴んだ雨乞い師は、嬲るようにため池の上空で振り回した。
「ふひゃはひゃははは、痛いか、痛いか、俺は楽しいぞ」
 力任せに上方に放り投げる。
 頂点で浮遊感を感じたTが下を見ると、真下は道路のアスファルトだった。
「いいいいいいい」
 絶望的に叫ぶTを雨乞い師は腹を抱えて笑う。
 アスファルトに落下したTの右足は逆方向に折れ曲がり、頭も打ったようでクラクラと吐き気がする。
「やめて下さい、お願いします」
 右手で拝むTの髪の毛を掴むと、雨乞い師は自分の眼前にTを持って来る。
「やめて下さい、やめて下さい、やめて下さい」
 雨乞い師は、ゆっくりとTの顔を眺めると、なおも拝むTの指を掴み、なんなく折り曲げる。
「ぎぃぃぃぃ」
「ひゃははは、いい声だ。こうでなくては」
 さらにもう一本をへし折る。

(続く)



236: 234 2010/02/06(土) 05:32:08 ID:WOtrqvdH0
(続き)

 目の前で反り返った二本の指を見て、Tが絶望的な悲鳴をあげる。
「ぃぃぃぃぃぃ」
「おい、折れかかっているぞ」
 そう言うと、Tの口の中に指を突っ込み、歯茎ごと引っこ抜く勢いで奥歯を一本抜き取った。
「おや、ひとつ間違えた。ひひひひひひ」
 今度は掌ごと口の中に突っ込み、
「面倒だ、まとめて引っこ抜くか」
 と顎ごと引っこ抜こうと力を入れる。
 気を失いかけていたTが新たな激痛に身をよじる。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 その時
 タン、ベチャ
 雨乞い師の力が緩んだのに気づいたTが見ると、雨乞い師の脇腹が大きくえぐれて血を吹き出していた。
「あ?」
 タン、ベチャ
 今度は右太ももが破裂し、血肉を飛び散らせた。
 雨乞い師の手から力が抜け、Tは小島の上に放り出された。
「貴様らぁぁぁぁぁ」
 咆吼する雨乞い師が周囲を見渡す。その顔が、
 タン
 破裂して頭蓋骨をへばり付けた頭皮がべろりと右側に垂れ下がった。
 さすがに力を失った雨乞い師が石碑から落ちる。
 Tが周囲を見渡すと、ため池を取り囲むようにたいまつの群れがあった。その中には銃口から煙を出す猟銃を構えている人影もあった。
 何艘もの小舟が小島に取り付き、鎌や鍬、日本刀を持った村人たちが乗り込んできた。
「往生せい、往生せい、往生せい」
 そう言いながら村人たちは手にした得物を雨乞い師に振り下ろした。

(続く)



237: 234 2010/02/06(土) 05:33:37 ID:WOtrqvdH0
(続き)

 驚くべきことに、雨乞い師はまだその動きを止めてはおらず、振り下ろされた鎌や鍬を掴み取ろうとしている。
「指、指、細く(こまく)、細く」
 ぐっちゃ、ぐっちゃ、聞くに堪えない音が続くなか、Tは意識を失った。

 翌日手術が終わって祖母から聞いた、昔話の続き。
 村の窮地を救った雨乞い師は、そのまま村に居続けた。
 米を食らい、牛を殺し、女を掠った。
 あまりに狼藉が続き、日照り以上に疲弊した村人たちはある決心をした。
 その日、村人たちは雨乞い師を庄屋の家に招きいれ、大いにもてなし、酒を飲ませた。
 泥酔して寝込んだその隙を狙って、心得のある者が匕首で雨乞い師の首を落とした。
 これで全て終わったと思ったその瞬間。
 雨乞い師の眼がカッと開き、視線の先にいた庄屋に飛びかかり、喉を噛み切って殺してしまった。
 その後はひどい有様だったという。正体をなくし数に任せて斬りかかる村人たちと、すでにこの世の者ではない雨乞い師。
 結局何人も死者を出しながら雨乞い師を解体した村人たちは、雨乞い師の肉片をまとめて壺に入れ、塚を作った上で水を流し込んでため池にした。
 しかしそれだけでは収まらなかった。
 六十年後、そんな事も忘れかけていた夏の夜、雨乞い師は再び姿を現した。今度はひたすら復讐のために。
 以後、六十年周期で現れる雨乞い師を、村人たちはその都度解体し、再び封じ込めたのだった。
 そして今年がその六十年周期の年だった。
 しかしここまで話を聞いて、Tは疑問に思ったという。
 雨乞い師を最初に殺害した理由だ。
 本当に雨乞い師の狼藉が原因だったのだろうか。それでここまでの恨みを残したのだろうか。

(続く)



238: 234 2010/02/06(土) 05:34:37 ID:WOtrqvdH0
(続き)

 ひとつだけ祖母に聞いてみた。
 そんな塚、村の外に移せばいいんじゃないか?と。
 祖母の答えでは、一度そんな考えも出たのだが、途端に村を焼けるような大日照りが襲ったのだという。
 雨乞い師を村の外に出すと元の水不足に戻る。
 本当かもしれないが、単なる強迫観念かも知れない。
 どちらにせよ、村人は雨乞い師を殺害した。
 村の日照りを防ぐために。
 それは許されることなのだろうか?

 俺はこの話を、盆明けになってTの見舞いに行った時に聞いた。
 話のとおり重傷のTは、元の通り歩くのは難しいらしい。
 しかしTを見たところ、体よりも精神的な、生きる力を見失っていることの方が問題だと感じさせた。
 それが強大な雨乞い師の力に接したためか、自分の祖先でもある村人たちの選択によるものかは分からない。

(終)



240: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 13:06:11 ID:oExdPxmK0
>>234-238
乙!ゾッとした
スプラッタ系の怖さがある話もいいね



241: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 16:09:27 ID:MsxiGc6q0
知り合いからきいた話だが投下していい?



242: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 16:19:59 ID:vVmQ8UwF0
>>241
ばっちこい



243: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 16:37:43 ID:MsxiGc6q0
ありがとう。
それでは、同僚が体験した話です。

数年前、大きな台風が来た夜のこと。
同僚Yは出張からの帰途、浸水する道路を必死で走行していた。
時間は零時近く。夕方過ぎから警報も出ていたので、その頃は
車量もほとんどなく、数十メートルおきに置かれた外灯の明りだけ
が頼り。視界は最悪。道路はどんどん水かさを増してくる。
Yはそれでも叩きつける雨の中、ワイパーをフル回転させながら
必死に車を走らせていたんだけど、ついに前に進めなくなった。
窓を開けて下を覗き込むんでみると、タイヤがほぼ水に浸かって
いて、ドアの隙間からはじわじわ雨水が染み出し始めてきていた。

もうこりゃ駄目だ、と悟ったYは、自分の入ってる自動車保険に
「集中豪雨の際のトラブル」みたいな条項があったことを思い出して、
応援を呼んでみることにした。


247: 243 2010/02/06(土) 16:56:50 ID:MsxiGc6q0
実際こういうのを呼ぶのは初めてだったから、ちょっと緊張しつつ
ケータイを鳴らすと、深夜にも関わらず向こうはすぐ出た。丁寧な
対応で、事情を話すと、レスキュー班をすぐ派遣してくれるとのこと。
Yは自分の現在地の詳細に伝え、お願いしますと言って電話を切った。

雨はまだまだ激しく降っている。風も轟々。外は真っ暗で心細い。
早く来てくれないかなーと思いつつぼんやり時間をやり過ごして
いると、サイドミラーにぼんやり近づいてくる明りが見えた。



249: 243 2010/02/06(土) 17:17:21 ID:MsxiGc6q0
やっと助けが来たようで、Yはほっとした。

軽トラのような車両がYの車の後ろにぴったり止まり、
中からレインコートを羽織ったスタッフが現れた。
窓をコンコンと叩くので少し開けると「大丈夫ですかー?」
思っていたより若いまだ青年のような男だったが、Yには
救いの神に見えた。

「早かったですね」
「出られますか?」
「ドアが水圧で開かないみたいなんです・・・」
「じゃあ、窓から出ましょう。僕が引っ張るんで」

手際よく、Yは無事に車から出された。スタッフの男は、自分と揃いの
レインコートをYに羽織らせ、後ろのトラックまで誘導してくれた。



258: 243 2010/02/06(土) 22:35:13 ID:MsxiGc6q0
すみません。書き溜めたので落とします。

Yはレスキュー車の助手席に乗せてもらった。タオルも貸してくれた。
スタッフの青年は、自分はYの車のエンジンとか車両の不具合状況を
調べなきゃならないから、ここで少し待っていてくれと言った。

「あ、これサービスです。温まりますよ」

青年はYに魔法瓶を差し出して、自分は豪雨の中出て行った。至れり
尽くせりだなーと感謝しつつ、Yは魔法瓶の中身を注ぐ。紅茶だった。
あったかい。湯気と共に良い香りが車内に立ち込めた。猫舌なので、
紅茶をちょびちょび舐めるように飲んでいると、携帯が鳴った。画面
を見ると、保険会社からだった。レスキューが無事着いたかどうかの
確認だなと思い、Yは電話を取った。

「あ、Yさん、○○社です。ご状況いかがですか?」
「あ、どうもー」

「実はですね、大変申し訳ないのですが、△△道が波浪警報のため現在
通行止めになってしまっていて、Yさんがいらっしゃる地点まで、大きく
迂回していかなければならないため、スタッフがそちらに着くまでに最低
あと4、50分は掛かってしまうと思われます」

「・・・・・え?」



259: 243 2010/02/06(土) 22:38:20 ID:MsxiGc6q0
「もしもーし?」
「・・・・・・」
「もしもーし、Yさん、大丈夫ですか?」
「あの・・・」
「はい」
「あの、スタッフの方、もう着いてます。」
「え?」
「10分まえくらいに・・・男の、若い人。
私、もう車両から引っ張り出して貰いました。」
「え、本当ですか?」
「ええ。今、紅茶をいただいて・・・」
「紅茶?」

会話がなかなかかみ合わない。保険会社の社員は、矢継ぎ早に
質問をしてきた。そのレスキューは何時頃来たか、どんな車両で、
どんな人相で、どんな服装で、何人来て、どんな対応をしたか。
Yは答えながら、携帯を握る手に汗がにじんでいくのを感じた。
不安から自分がだんだん早口になっているのが分かった。
保険会社の社員は、Yさん落ち着いてください、と言った後、
一呼吸置いてこう告げた。

「・・・あの・・・それは・・・本当に当社のスタッフでしょうか?」



261: 243 2010/02/06(土) 23:08:24 ID:MsxiGc6q0
保険会社の社員の話では、Yの元にきた男は服装や車両の特徴も、自社スタッフと
まったく異なるという。通常、豪雨時の応援には最低2人以上のスタッフを派遣
することになっているし、暖かい紅茶のサービスなんていうのも行っていない。

Yはわけが分からなくなった。
保険会社の社員も同じくわけが分からないようで、

「現地に向かっている筈のレスキュースタッフと連絡を取ってみて、現状を
確認し次第、再度連絡します」

と告げ、Yの返事も聞かず、電話は切られてしまった。

Yは暫く放心したが、自分の置かれている状況を整理すると背筋が凍った。
前方のYの車両の脇で何か作業をしている風なレインコートの影。あれは
一体誰なのか。保険会社のものではないとしたら、今自分が乗せられている
この軽トラは何なのか。この紅茶は何のために飲まされたのか。



264: 243 2010/02/07(日) 01:09:30 ID:RtFP89Q80
ここから逃げた方が良いのか、助けをまった方が良いのか。
Yは混乱する頭で考えた。窓の外を見ると、一時期よりは
雨は弱くなっていた。もし、逃げ出せるとしたら今がチャ
ンスなのかもしれない。でも、どこへ?しかも足場は最悪だ。
ふと、前を見ると男の姿が見えない。あれ?と思い、フロント
ガラスの結露をぬぐってもう一度よく見たが、やはりさっきまで
いた筈の男のレインコート姿が見えない。どこへ行ったんだろう。
Yは意を決して外に出てみることにした。さっき男が貸してくれた
レインコートを羽織ろうかと思ったけどやめた。車から降りると、
水嵩は膝下まで来ていた。Yは恐る恐る軽トラの周りを一周した。
男に鉢会ったら間違いなく悲鳴を上げただろうが、会わなかった。
その時、携帯が鳴った。



265: 243 2010/02/07(日) 01:17:29 ID:RtFP89Q80
保険会社からだった。

「あ、Yさん大丈夫ですか」
「はい」
「あの、あと10分ほどで救助スタッフ到着するそうなので、もう
少しの辛抱です。大丈夫ですか?」
「あんまり大丈夫じゃないです。」
「あの、念のため警察にも通報を入れたので、それもそちらに
向かっていますので・・・」
「私は、この場に居たほうが良いんですか?それとも逃げた方が
良いんでしょうか?」
「あの、実はですね・・・」
「はい」
「Yさんが現在いらっしゃる近辺、刑務所があるそうなんですよ」
「え?」
「その辺りいつもなら夜中に巡回のパトカーなんかもいるらしいん
ですが、今夜は台風でそれもないので、十分に気をつけてくれ、
とのことでした。」

と不安要素だけを告げて電話は切れた。



268: 243 2010/02/07(日) 02:01:07 ID:RtFP89Q80
電話を切ったけど、車内に戻る気にもなれなかったYは、念のためもう
一度軽トラの周りを一周してみることにした。男の姿が忽然と見えなく
なったことが、とにかく不安だった。そうしてYが、ちょうど軽トラの
真後ろにまわり込んだとき、突然、軽トラのエンジンが掛かる音がした。
まさかと思ったが、雨の中軽トラが地響きを立てて動き出した。しかも
バックに。Yは慌ててバシャバシャ水を蹴りながら、後ろに逃げた。だけど、
軽トラはまだ下がってきた。のっそりと。Yが真後ろにいるのが分かっていて
あえてじりじりと押し潰そうとするように下がってきた。Yは軽くパニックに
なった。逃げても逃げても、トラックは後ろ向きに迫ってきた。

そのとき、逃げ惑うYの目に、こちらに近づいてくる車の明かりが飛び込んで
きた。Yはそれにむかって必死で走った。
今度こそ本当に保険会社のロゴの入った大型車だった。



271: 243 2010/02/07(日) 02:37:31 ID:RtFP89Q80
軽トラはYを追うのをやめて、前方にすごい速さで走り去って行った。
Yは雨の中倒れこんで、保険会社の救助スタッフに抱き起こされた。
保険会社のスタッフ2人もYをひき殺そうとする軽トラをちゃんと見ていた。

Yの車は何もされていなかった。窓ガラスが粉々に割られていたとか、扉が
外されていたとか、シートがズタズタにされていたとか、タイヤがすべて
パンクさせられていたとか、フロントガラスに手形がいっぱいついていた
とかいうことも何もなく、雨の浸水被害だけで、人為的な損壊は本当に何も
なかったそうだ。だから、あの男が雨の中でなにをしていたのかは全く不明。
あの謎の紅茶も、毒だとか睡眠薬が入っていたとかいうことも何もなく、
本当にただの紅茶だったらしい。いちよ警察に、男の人相なんかも話した
らしいけど、指名手配犯にそんな奴はいないし、近くにあるっていう刑務所
内でもその日は脱走犯とかいなかった。別にその辺りは事故現場で、幽霊が
出るとかいわくつきスポットでもないし、だから本当に、あの青年が何者で
何が目的なのか誰にも分からない。なんでYをひき殺そうとするみたいに突然
バックしてきたのかも謎。ただ、ちょっと気味の悪い事件だったから、その後
保険会社からはYに解約して欲しいって言われたらしい。

ごめん、これで終わりです。
長い割りに怖くなくてごめん。実際きいたときは、もっと怖かったんだけど。



272: 本当にあった怖い名無し 2010/02/07(日) 03:01:11 ID:A3ZNuRRW0
乙です。
正体不明すぎる怖さがあるね。



273: 本当にあった怖い名無し 2010/02/07(日) 03:22:17 ID:J/I7oNIm0

こえぇな、なんで解約させられたんだろう



298: 本当にあった怖い名無し 2010/02/07(日) 23:22:34 ID:C9LEyIP80
一つ体験談を。自分は健康の為にジョギングを日課にしている。
いつも同じコースじゃ飽きるから、たまにはと思って河川敷を走る事にした。
そして高架下に差し掛かったんだけど、その辺り、陽当たりの悪さと橋の影で昼間ですら不気味に薄暗い。
ましてや日も傾きかける冬の夕刻、まさに一寸先は闇だった。走ってハイになってた気持ちも一気に冷めて、引き返そうと後ろを振り向いた。


30mぐらい離れた所に、いかにもといった一人の浮浪者が立っていた。髪はぼさぼさで顔はよく見えない。
「お前か!?盗みに来たのお前だろ!?」
そう言っていたと思う。凄まじい形相でこっちに向かって走ってきた。
「あぁ、この人はやばい・・・」身の危険を感じ、真っ暗な高架下を全力で駆けた。
しばらくして人通りのある場所に出れた時は涙が出そうになった。
捕まってたらどうなってたか・・・



308: 本当にあった怖い名無し 2010/02/08(月) 10:59:54 ID:lJD5s2fj0
うちはパン屋やってて、創業50年ぐらいになるのかな。
今は俺が跡継ぎ候補。
父親にケツ叩かれながら、修行しています。
パン屋は朝が早い、なんて言うけど、既に朝じゃないからな。まだ夜。
2時位に起きて用意するんだ。
最近は生地の用意任されてるから、俺1人だけがキッチンに立ってるわけ。
これ、一ヶ月前くらいかな?草木も眠る丑三つ時にドアの外に誰か立ってるんだよ。
上半分だけシャッター閉めてさ、下は俺が潜り抜けられるぐらいだけ開けてるんだけど。
足だけ見えるわけよ。

不気味な話なんだけどね。
そいつ何をするでもなく、気付くといなくなってる。
気になっては居たんだが、こっちも商売だしな。営業外の時間に構ってる暇は無いし。
ところが、最近になるとねこっちもアイツ来てるか気になっちゃってさ。
ついついふっとドアの方見ちゃうんだよ。
で、足があると「今日もか~」なんて習慣みたいになってるよ。
家族も元気だし、大した事故もしてないし、店もいつもと同じだしな。

一昨日ね、父親に話したんだよね。
「足が店に来てるぞ」ってね。
父親が「寝ぼけてるのか?」ってそれだけ言って終わったけどな。

昨日か、また生地の仕込みをしている時だったかな。
「足、いるかな?」ってパッと見たんだな。
そしたらいたんだよ。
足。
でもさ、昨日は髪の毛が少し垂れ下がってるのも見えたんだ。

あいつは一体なんなんだろうな。



310: 本当にあった怖い名無し 2010/02/08(月) 11:52:11 ID:d+fdID6+0
>>308
最初は髪は見えなかったわけだよね
伸びた・・・?それかその時は屈む姿勢になってたのかな・・・
どっちにしても怖いし、そのうち顔見えたら怖いからどうにかした方が
いいんじゃないか



315: 本当にあった怖い名無し 2010/02/08(月) 16:42:32 ID:rXEjLtP00
>>308
多分おまえさんの親父、心配で見に来てるんだな、親孝行しろよ



327: 本当にあった怖い名無し 2010/02/08(月) 22:56:04 ID:U3P9tckv0
>>308
なにそれこわい
次の日は手がシャッターにかかってたら嫌だな



353: 本当にあった怖い名無し 2010/02/09(火) 11:23:45 ID:Nt52kWfo0
人が聞いたらどうか分かんないけど、自分的に死ぬほど洒落にならない話



自分、自宅住まいで家族と暮らしてるんだが、バイトから帰宅して仮眠を取った後、レポートやるために深夜に起きた。2時くらいだったと思う。
家族はもう寝てて、家は真っ暗。とりあえずコーヒーを飲もうと思ったのと、パソコンがリビングなので1階まで降りていった。
階段を降りると、右にトイレのドア、目の前に洗面所への扉、左手に出ると玄関前を通ってリビングの扉がある。まぁどこにでもある家なんだが。

リビングに入る時に、なんとなく玄関の扉を見ると、2つある鍵が2つとも開いてたのな。
普段そんなことないから少しびっくりしつつも、裸足のまま玄関から身を乗り出して急いで鍵をカシャン、カシャンて閉めた。瞬間。
前触れなしにガチャッ、て、本当に間髪開けずに扉を開けようとした音が聞こえて、目の前で扉が少し揺れた。
まさかだったので本気でびっくりして、しばらくそのままフリーズしてたんだけど、もしかして家族が外に出てた?てまず思った。

だからドアの確認穴?から外を窺ったんだけど、真っ暗な空間が広がってるだけで何もない。扉の左の方が縦に磨りガラスになってるんだけど、そこから外灯が点いてるのを確認できただけ。だけど、人の動きに反応して外灯が点く仕組みだから、誰かがいたのは確実。
家族だったら、鍵を閉めた音が外からも聞こえただろうから、そこにいるはずだし、遠慮なしにインターホンを鳴らしまくるからとりあえず家族じゃない。

こんな時間だからどうせろくでもない人間だろうと思い、他の戸締りをしっかり確認して、コーヒー沸かしてリビングでレポートを開始した。
そこでちょっと不思議に思ったのが、リビングでいつもペットの猫と犬がその辺に転がって寝てるはずなんだけど、猫がいない。先ほど玄関に不審者がいた気配があったのに、犬が吠えたりしていない。
まぁでも猫は2階で家族と寝てることもあるし、そんなこともあるだろうと大して気にしてなかったんだ。


354: 本当にあった怖い名無し 2010/02/09(火) 11:25:22 ID:Nt52kWfo0
録画したドラマ見ながらレポートやってて、もっかいコーヒーを飲もうと思った頃に、また玄関でガチャガチャッ、てドアを開けようとする音が聞こえた。
自分の膝の上で寝てた犬が、足音でもしようものなら耳を立てて吠えるはずなんだが反応なし。
ドアを執拗に開けようとしているようで、絶えずガチャガチャやってるのは聞こえてる。時間は2時41分。
もう一度ドア穴から確認しようかとも思ったけど、ドアの外に誰かがいるのは確実なので、怖いし、とりあえず2階へ行って父親を起こそうと思った。

そっとリビングのドアを開けて、玄関の方を覗くと、ドアが少し揺れながら、ガチャガチャッ、ガチャガチャッ、て継続的に音がしてる。
なんとなく、目の前を通ってることが知られたくなかったので、もう一度リビングに戻って、テレビの音量を大きくして、屈みながらそっと2階まで移動しようとした。
すると急に音が聞こえなくなった。玄関の方を見ても、本当に何の気配も感じられない。
先ほどまで煩いくらいだったから、余計に不気味だったんだけど、何故か自分はドアの外を確認しようとしてた。ホラー映画の登場人物とかが「そっち行くなよ馬鹿じゃねぇのw」と明らかにやばい方へ誘い込まれるように行ってしまう気持が分かった。
吸い込まれるように、そっとドアの前まで行って、ドア穴を確認する。
真っ暗だ。何も見えない。
…あれ?真っ暗?と思ったら、真っ暗な視界が少し揺れた。
何なんだろうと思ってじっと見てると、少しずつ、視界が開けてきて、真っ暗だった原因が人だったってのが分かった。
緊張で頭がぼーっとしてきて、心臓がすごくドクドクいってて、音が聞こえなくなって、視界が狭まって、もうその穴の中を見ることしかできなかった。
目が合って、表情が分かって、顔が分かって、全身が見えた。
思わず悲鳴をあげたと思う。聞こえなかったから分かんないけど。
それは女で、目を見開いてるんだけど無表情で、肌の色がほとんど白に近くて、まるで死人みたいなんだけど、それは明らかに自分だった。



355: 本当にあった怖い名無し 2010/02/09(火) 11:26:09 ID:Nt52kWfo0
そのまま意識を失ったらしくて、朝玄関で倒れてるところを家族に発見された。
リビングにはやりかけのレポートもあったし、飲んだ後のコーヒーカップもあったし、何よりあのリアルな感覚が残ってるから、夢ではないと思うんだけど、一体なんだったのか分からない。
最後に見た顔が焼き付いてて、鏡見るたびにドキッとする。

一番ぞっとしたのは、発見されたのが玄関の中じゃなくて、外。鍵は掛かってたらしい。
この時期リアルに洒落にならないし、自分の精神面がかなり心配になった。
でも自分の精神が可笑しくなったにせよ、鍵掛けたまま外に出るなんて不可能だけど…むしろ幽霊とかお化けの類であってほしいと思ってる。

ちなみに、猫はあの夜から行方不明だ。



406: 本当にあった怖い名無し 2010/02/10(水) 06:24:56 ID:G2GN+5d40
>>353
面白かった。ありがとう。



417: 本当にあった怖い名無し 2010/02/10(水) 15:11:46 ID:Bn/vfQo80
新聞配達をしていた頃、恐怖の7号棟と呼んでいた場所がありました。


団地の朝刊を配達していた時、空き部屋から呻き声のような悲鳴のような声が響き渡る。

おかっぱ頭の和人形が階段に立っている。

火災報知機や置いてある自転車の電子ベルが急に鳴ったり止まったりする。

空き部屋のドアの隙間から真っ白い女性が覗いている。


心霊スポットみたいなもんだから、毎日きも試し気分でした。



418: 本当にあった怖い名無し 2010/02/10(水) 17:32:57 ID:661WGH5x0
なんか女の幽霊って多いなぁ。
男の幽霊が出てくる話より、女の幽霊が出てくる怖い話のほうが多い気がする。
女の方が怨念てかこの世に未練が残るのかなぁ。



453: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 09:35:33 ID:UjJoVLrb0
少し長くなってしまい、オチもないんだが投稿。

ちょうど今から2年前、俺が厨房の3年の頃。
1月の終わりから2月のはじめに掛けての頃。
いつもツルんでた奴から、夜の8時くらいに『○○で飯食ってるから来いよ』みたいなメールが入った。
ちょうど滑り止めの私立の受験も終わり、その日は常連だったチャットも入りが悪かったので即OK。
親に一言断って、すぐに家を出て向かった。
そこからは普通に飯を食いつつ雑談し、ゲーセンに向かい、10時に解散。
ふとケータイを見たら既に親から催促の嵐だった。

高2になった今では10時までほっつき歩いてても軽く叱られるだけだったが、名目上受験生ではあり、本命の公立受験を残していたので、流石に親もお怒りになられた。
すぐ親に今すぐ戻ると電話をし、チャリをかっ飛ばした。
で、家のすぐ前のT字路が見えてきたわけだが、ちょうどこの位置→┝ に原付が止まってる。
田んぼや畑がわんさかあるとても田舎の道なので珍しいな、とは思ったので良く見ると、人がうずくまる様にして乗ってる。
やべえ、死体!?それとも急患!?どちらにしろ確認しなきゃ!と思って急いで近づく。
バイクの横に行き、よく見ると女の人で、どうやら単にケータイをいじっていたご様子。
ただ口元がニヤケていたので気持ち悪い、と思い離れようとした所でふと気づく。

あのケータイ、画面が真っ暗だった…

いや、放置してて画面が暗くなったのかも、という確認の意味も込めてもう一度その女の人の方を振り返ると、その人、電源の入っていないケータイのボタンをひたすら連打してるorz
しかも、文字を打っているそぶりではなく、ただひたすら同じボタン(おそらく7か*あたり)を連打。ニヤけ顔はそのまま。
もちろん画面は暗いまま。バイクの隣でチャリを止めてる俺には見向きもせず、ボタン連打。
その瞬間叫ぶでもなく、漏らすでもなく今まで以上の速さでチャリをこいだ。
家についてから親に説教されたわけだが、その間ずっと鳥肌立ってた。

あれから2年たつが、あのリアル言葉(霊?)は見てない。というか見たくも無い。
特にオチは無いんだが、家のすぐ近くと言うこともあって洒落にならん話でした。



461: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 15:05:01 ID:RrY8+Ctc0
3年前の話です。確か、高校に上がる前の春休みでした。
私はボランティアサークルに所属していて、
年の離れた人とも交流があるのですが、
その中の一人にバトン部に入っている高校生がいました。
ある日、彼女がミーティングの帰りに言ったのです。
「○○、オカルトって興味ある?」
私は「ん? ユーレイとかの話ッスカ?」と食いつきました。

後日、ミーティングで1枚のMDを渡されました。
(当時はMDだったんですね。懐かしい)
彼女は言うのです「これ、呪いのMDね」
内心では冷笑しながらも、とりあえず家で聴いてみる事にしました。
発表会で使う曲を選んでいたらしく、
内容はトランス、ヒップホップ、マーチといかにもな音楽です。
ラベルに書いてあるのは、丸い女性らしい文字で10曲のトラック名。



462: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 15:06:35 ID:RrY8+Ctc0
ところが。
11曲目があったんです。
私は彼女に電話をかけました。不通でした。
少しビクつきながらも、そのまま流します。
アップテンポのトランス。クラシック好きですが、ノレなくもない。
その、3分43秒。(1、2秒の誤差はあるかもしれませんが)
「キュラキュラ」とカセットを巻き戻す音が。
いきなり、曲調が変わりました。
トランスからインドとかアラブとか、あの辺りの民族音楽に。
「びっくりした……」
私のMDコンポにはカセットデッキが付いていません。
少し落ち着いて考えれば、巻き戻し音なんて鳴るハズがないじゃないですか。
「担がれた……」
多分、編集したんだろうな。(当時はAudacityとかを知りませんでしたが)
苦笑しながらベロを停止に傾けます。(コンポはshape製の2004年ぐらいの奴です)



463: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 15:07:21 ID:RrY8+Ctc0
……」
止まらない。
未だにシナプスが反転しそうなコードの音楽が流れ続けるんです。
接触不良を疑い、リモコンから停止させようとします。
「……なんで?」
怖くなった私はイジェクトボタンを連打しました。
当然のように、反応無し。
この時点で4分21秒です。モニタを凝視していましたから確実です。
ゴン……
ゴン…… ゴンゴン ゴンゴンゴンゴン!
何かを打ちつけるような音が鳴って、ノイズが流れました。
(あれは絶対にPCの打ち込みなんかじゃありません。生音でした!)
かなり速いテンポの打ち込み。
音からイメージすると、コンクリに頭を打ちつけているような。
(そんな状況でそんな音を聞いた事は無いけれど、パニックになってて)



464: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 15:08:02 ID:RrY8+Ctc0
それで、気付いたんです。体が動かない事に。
指は真っ白になっていて、ベッドの縁を握っていました。
私にこんな握力があったのか? 
と思う程強く握っていて、ベッドの縁は少し歪んでいます。(木製なので)
本格的に怖くなって、体に力を入れるのですが全く動きません。
その時、聴覚だけは鋭敏で、コンポからすすり泣きが聞こえてきたんです。
耳をふさぎたいのですが、手は動かない。
泣き声はだんだん大きくなっていって、ついには叫び声が。
誰か助けて! と声を上げたいのですが、喉すら動きません。



465: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 15:13:02 ID:RrY8+Ctc0
7分49秒。
再生が停止して、コンポが勝手にMDを吐き出して、GOOD BYEの表示。
爪の食い込んだ掌は血を滲ませていました。
「何かあった!?」
弟が私の部屋のドアを開けて飛び込んできました。
私は弟にすがり付いて泣きました。
今では殺意が湧く事がある弟ですが、あの時ばかりは感謝しています。

あの時、弟がとびこんで来た理由は、私が叫んでいたから、だそうです。
私の耳に聞こえた声は、もちろん私の声ではありませんでした。



466: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 15:14:32 ID:RrY8+Ctc0
その出来事を彼女に伝えると、「ね? 凄かったでしょ?」と笑われました。
「私、あんな曲入れたつもり無いんだけどね。ちょー怖い」
選曲で集まった時、友達は泣き始めたそうです。
何よりも怖いのは渡してくれた彼女が私に楽しげに渡したことでした。
サディスト極まれり、といったところでしょうか。

以来、私のコンポは電源を入れてもつくことがなく、捨てました。
MDは怖いので粉々にハンマーで割ってから燃えるゴミに出しました。
さすがに、また戻ってきたなんてフランス人形みたいな事はありませんが、
寒がりになった気がします。



495: 本当にあった怖い名無し 2010/02/11(木) 23:59:43 ID:MyG4I4ec0
これは大学2年の夏の話だったかな。
途中出てくる会話文については、大体こんな感じで言ったというニュアンス的なものだと受け取ってください。


その頃俺は友人に誘われて心霊スポットをよく巡っていて、あの日も迎えにきてくれた友人Aの車に乗って行った。
車にはもう一人友人Bが乗っていて、A,Bともに怖いもの知らず…というか幽霊が見たくて見たくてしょうがないような奴らだった。
もちろん俺も幽霊を見たいと思っていたから誘いにのっていた訳だけども。

ちなみに場所は九州で、向かって行った場所は海沿いの某廃墟。
地元では割と有名な心霊スポットで、実際に行ってみるとかなりの雰囲気はあった。
特に衝撃的だったのが…部屋が一室まるまる焼け焦げていて、幽霊が出るとかそういった以前に安全面での危険性も大きかったのを覚えている。
その某廃墟を少しうろうろしたりしていたが、

しかし、そこでは何も起きなかった。

問題は、帰り道にて起きた。

ずっと直線の道路を走っていると突然、
友人B「なあ、トンネルの前の山側の方さ、なんか動いてね?」
言われてみると…まだ少し距離はあるが、たしかに山の側面だろうか…何かがうごめいているのが見えた。

友人B「動物か何かか?」
Aは運転しながら、
友人A「う~ん、でもあれなんか妙に赤くね?」
俺「よくわからんなぁ…」



496: 本当にあった怖い名無し 2010/02/12(金) 00:06:30 ID:wXHt1orb0
そうこう言いながらもそれが見える位置まで車が近づいていき…
(ある程度見える位置だったので、怖さもあってゆっくり近づいていった)

それがたしかに赤い色であることがわかった。

そしてそれが人の纏う服(着物?)であり、着ているのは長髪の女性?だということも。

何やらうごめいて…と見えていたものは実はすごい勢いで山の側面を駆けずり上がろうとしていて、
しかし斜面がきついせいかなかなか上りあぐねているようで…


これはおかしくないか?と思った。
時間は深夜3時ぐらい。
こんな時間に、山の奥に何があるというのか…
そして何よりあの動き。
それはもう相当必死に見えた…。
とにかく異常な動き方をしていた。

やめればいいのにAはさらに車を近付け、停車…
俺とBは正直かなり怖気づいていたので「それ」を直視することができなかったが、

友人A「やべ、感づかれた。つか止めた瞬間かな、たぶんこっち見てる」
Aだけは見ていたようで…

そこでAも完全に怖気づいたのか、即車を走らせてそれはもう急いで逃げ帰った。



497: 本当にあった怖い名無し 2010/02/12(金) 00:09:04 ID:wXHt1orb0
運転してるときはすごい張り詰めたような顔をしていたけど、
帰った後のAの怯えようがすごかった。

聞いてみると、
友人A「え、お前らバックミラー気付かなかったか?ずっと赤いの映ってたぞ…」
と。
俺もBも気づいてなかったのでそのこうを告げたが、
どうやらもし憑いてきてたら…というのを気にしてるらしかった。

そこでさすがにこれはヤバイだろ!とい話になりお祓いに行こうってなったんだけど、
お祓いの話になるとAがすごい嫌がる訳。
どうもうさんくさいからって理由で、仕方なく俺とBだけでも後日お祓いに行くことにした。
Aは結局来なかった。

しばらくは何が起きる訳でもなかったんだけど…
その1か月ぐらい後だったかな。
もう帰省先から戻っていたんだけど、
自分の親からメールがきた。

「A君、交通事故で亡くなったって」

ありがちな結末だけど、俺はそれがあの時の霊らしきモノの仕業以外に考えられない。
お祓いに行かなかったからなのか、あの時そばで直視したせいなのか…よくわからない。

あれから心霊スポットに行くことは無くなった。
(不謹慎ながらもオカ板とか見ている辺り、懲りてないのかもしれませんね)



499: 本当にあった怖い名無し 2010/02/12(金) 00:13:14 ID:El8eWQew0

女のしてる事は気味悪いけど後はお決まりだな



500: 本当にあった怖い名無し 2010/02/12(金) 00:20:48 ID:wXHt1orb0
ちなみに、その女みた場所は以前新聞で幽霊騒動があった場所としてあげられていたそうな。

詳しくは知らないが・・・



503: 本当にあった怖い名無し 2010/02/12(金) 01:37:19 ID:WQTAxhXa0
乙。怖かったよ。



550: 本当にあった怖い名無し 2010/02/13(土) 05:45:43 ID:4z99pCgX0
今から、10年以上前の話し
俺の家は長屋で、隣に40才位のおっさんが、独りで住んでいた。
小学校が夏休みに入ったころ、家の周りに、ひどい悪臭がするようになった。おっさんが亡くなって、腐り、蛆だらけで発見された。
それから、すぐに、おっさんの幽霊がでるとか、見たとか、噂が立つようになった。おれの親なんかは、一笑に付していたが、俺は半信半疑だった。

そんな、ある晩、俺は寝ていたので夜中だったのだが、表でギャーッと悲鳴が聞こえた。その声に、最初に反応して、窓を開けたのは、俺の斜め向かいの家、つまり。おっさんの向かいの家だった訳だが、開けて見たおばさんも、顔面蒼白で悲鳴をあげた。
街灯に照らされた、おっさんの家の窓に、おっさんの顔が、はっきりと映っていた。俺の父親も飛び起きて出ていったが、それを見て固まっていた。母親と俺に来るな!と言った。表の男性は、尻餅ついて、震えていた。

父親が、悲しげな顔をして、ほおか、さびしかったんか、辛かったんかと言った。
父親の目から涙が出ていた。なんか、緊張感がとける感じがした。おっさんの顔は消えていた。
その後、幽霊話しは聞かなくなったが、借手が付く事はなかった。今は、俺の家共々、取り壊され、分譲住宅に変わっている。



616: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 16:47:02 ID:+kA4RskS0
私には、娘が二人いる。
A子は、来春から、社会人だ。
B子は、来春より、大学生になる。

妻が急逝したのは、A子が中学生、B子が小学生の時だった。
A子が高校の頃には、私には尊敬できる女性ができていた、彼女も私を愛してくれた。
しかし、それで生じた再婚問題は、危うく、家族をバラバラにするところまで揉めた。
トラブルはこれだけじゃない。二人ともよくさびしさを我慢してくれたと思う。
私の教育方針は、よく話し合うことだった。幸い、彼女らの性格にも、この方針は相性が良かったようだ。

B子が都内の私立高校に進学し、最初の秋、私は授業参観に出た。
A子はむくれていた。なぜなら、A子の参観には出れた験しが無かった。
その寂しさをよくわかっているからこそ、これまでのB子の参観にはA子が出ていた。
思えば、その立場を取り上げられたのも、彼女の不満の原因の一つだったかもしれない。
しかし、B子はとても嬉しがっていて、参観中、溌剌とした姿で、授業に取り組んでいた。



617: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 16:47:47 ID:+kA4RskS0
この日、私はC子ちゃんの母親と知り合った。
C子ちゃんは、先生からすれば、安牌といった生徒らしい。
安牌というのは、この場合、彼女を指名しさえすれば、解答が出てくる、といったものだ。
「C子はこの答えが分かるか」というような指名は、理数系の質問でよくでていた。
御恥ずかしながら、血筋というべきか、私も、B子も理数系は苦手だ。
利発そうなお嬢さんだと思っていたし、その母親には、敬服もしていた。

C子ちゃんの母親は、B子の元気の良さを気に入ってくれていた。
私から見た限り、C子ちゃんは勉強はできるが、その他の部分、特に社交性に問題があった。
彼女もそこを気にしていたようだった。
この日から、私はC子ちゃんのご家族と、家族ぐるみの、お付き合いをさせていただくことになった。

B子とC子も、片方がコミュニケーション能力に問題があるが、ギクシャクながらも仲良くなっていった。
B子は、頻繁にC子を家に招き、A子もC子を気に入り、姉妹そろって、C子をかわいがった。
C子ちゃんはあまり笑わない娘であったが、楽しそうな笑い声が響くようになっていった。
帰宅後に、三人娘の笑い声をきくのが、いつしか、私の趣味になっていった。



618: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 16:48:30 ID:+kA4RskS0
ある日、残業で遅くなり、自宅にかえると、姉妹そろって私を出迎えにきた。
二人とも、沈うつな表情をしていた。靴を脱ごうとしたときに、24半位の靴があることに気づいた。
C子ちゃんかなと思いはしたが、二人の様子から違うと思った。

二人が用意してくれていた、晩飯を平らげている最中。
B子は自室に戻り、A子だけがいた。
「パパ、C子ちゃんを帰したくない」
A子の言葉に私は不審さを抱いた。
いつもなら、きちんと理由をいうはずなのに、それもない。
「C子ちゃんは、お母さんのもとにいちゃいけない」
結論ばかりで、理由がない。
漠然とした不安感が私に募った。
「どうしてそんなことをいうんだ」
口に出せないような理由がある、その可能性を考慮し
私は出来る限り、信頼できる父親よろしく、穏やかに声をつむぎだした。
しかし、A子はクビをふるばかりで。
「しばらくだけでも、うちで預かることできないかな?」
話し合いになりそうもない。
「一存で決められない理由でもあるのか?
 …長い話になりそうだから、パパ、お風呂にはいってくるよ
 その間に相談して、三人で、降りてきなさい。
 B子と二人で、しっかり支えてやるんだぞ」
A子は、階段あがっていった。



619: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 16:50:28 ID:+kA4RskS0
入浴は長かった。考える事が多かった。
A子とB子の表情、A子の話の内容、察するに、C子ちゃんのご家庭で何かあった。
その何かは、本人の許しなしに、口にできないような内容。
他所の家の、とんでもない事件に、我が家が巻き込まれる可能性
父親として、リスクを避けたいような考えが頭を占めていた。
そんな時に、曇りプラスチックの扉の向こうに人影があらわれた。
「A子?もうおりてきたのか。すぐいく」
影の背丈からそう判断し、湯の中から立ち上がった。
しかし、影は退室するそぶりを見せず、曇りプラスチックから、隠れるようにしていた。
「A子!C子ちゃんだって待っているんだから、邪魔をするんじゃない」
こういったときに影が扉の前に立ち、それを開けた。
A子ではなく、C子だった。何をしていたのかも一目瞭然だ。
「おじ…さん」
C子ちゃんは、うつむきながら、声を絞り出していた。
脱衣所の扉からは、姉妹が二人、クビをつっこむようにして、中の様子を確認していた。
私はたちまち、鼻の奥が、ひくつくのを感じ、瞼が熱くなるのを感じた。
C子ちゃんの体には、年頃の瑞々しい、可憐さもなく、痛々しい痣や傷跡だらけだった。
首から下、腰から上、この範囲に限定されていて、計算づくの加害者像がみてとれた。
「うちにお泊りしような。それから…もう、こんなこと、されないようにしなくちゃな」
C子ちゃんに先に脱衣所を使わせ、その後で、A子に用意させた外出着に着替えた。
事と次第によっては、即警察行きのつもりだった。



620: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 16:53:17 ID:+kA4RskS0
C子ちゃんは、ぽつりぽつりと、何があったのかを教えてくれた。
私の記憶が確かなら、C子ちゃんの母親の教育論は、苦しみの共有だったはずだが。
テストの減点の回数、折檻されるのが、彼女の家の、本当の教育方針だったそうだ。
その上、当時は、C子ちゃんの父親が、母親に愛想を尽かし
外で愛人をつくって、家によりつかなくなっていて
父親の目が届かなくなるや、彼女を虐待する回数も増えたそうだ。
体育のある日には、制服の下に体操着を着込んでいかせる、等々の隠蔽も念入りだった。
C子ちゃんは、うちに来るたびに、自分の家が異常だと自覚を深めていったらしい。
そして、とうとう、耐え切れなくなって、理想的な家族のいる、うちに助けを求めたのだった。
「血のつながってないパパでもよければ、うちにおいで」
これが私の結論。
「お姉ちゃん、バイトがんばるからね」
これがA子の結論。
「四日違いで妹か、C子おねえちゃん」
これがB子の結論。
満場一致で、C子ちゃんをうちの娘にすることになった。



621: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 16:59:21 ID:+kA4RskS0
そこからが、大変だった。
C子ちゃんの母親は、捜索願いを出していた。
このときには、私は、私の敬愛する人にも、事情を説明していた。
その人とは、A子とB子、双方が通った、高校の保険医である。
縁談が破談になった頃より、疎遠になっていたのだが
彼女は、出来る限りの協力を約束してくれ、校長先生にも話をとおしてくれていた。
学校側は、C子ちゃんの母親に、彼女の居場所を頑として教えず。
C子ちゃんは、毎日、A子とB子と共に、早朝にタクシーで通学し、開門前に裏口から登校した。
それから数日後、誘拐容疑で、警察の捜査がはじまったらしい。
学校側は、かねてからの予定通り、私のことを警察に言った。

ある早朝、私が容疑者として、任意同行を求められる傍ら
ABCの三姉妹は、事情聴取に応じる為、別のパトカーに乗った。
取調べでは、私のやったことが、違法行為であることを、警察官が口すっぱく言ってきた。
「目の前に殺されそうな人がいても、犯人の腕をへし折るな、そういうことですね」
私はこのように言って、取り合わなかった。
この間に、A子とB子は、洗いざらいぶちまけたらしい。
幸いにして、C子は、母親のもとにもどらされることもなかった。
三日目の取調べでは、若い新米っぽい刑事に代わり
事実確認を求めてくるのに、私が頷くだけとなっていた。
「つまり、貴方は、虐待をとめたかった」
コクン
「しかるべき施設に相談すべきでは」
フルフル
「どうして?」
「信頼していい人間がいることを、学んでほしかった。」
「………」
細かなところから、こんなかんじの動機の確認、三往復くらいはさせられただろうか。



622: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 17:09:55 ID:+kA4RskS0
警察側がどう動いたのかは、分からないし、興味もない。
ただ、その結果と思しきことが、この話の決着のつき方にあらわれている。
一度だけ、C子ちゃんの母親が、父親に付き添われ、面会にきた。
C子ちゃんの母親は、憔悴しきった様子だった。
父親は、ガラスの向こうで、土下座してみせた。
彼がいうに、C子ちゃんの母親は、娘を見世物のように扱っていたそうだ。
勉強ができれば、鼻が高い位は想像がつく、出来なければ、出来るまで折檻するということなのだろう。
父親は、父親なりの苦悩があったらしい。
仕事もあるため、C子ちゃんにつきっきりとはいかない。
外に漏れれば、醜聞どころの騒ぎではない。
何度かはお手伝いさんを雇ったらしいが、すべてC子の母親がキャンセルしたそうだ。
「結局二人とも、自分の面子が第一だったんですね」
両親そろって頷いた。

その翌日、私は釈放された。
C子ちゃんの母親は、被害届けを取り下げ、警察も誘拐容疑の捜査をうちきったのだ。
警察署から出て行くと、C子ちゃんの父親が、C子ちゃんに別れを済ませているところだった。
A子とB子が、C子ちゃんの両脇を固めていた。
その視線の先をたどってみると、駐車場の門の外から、C子ちゃんの母親がこちらを見ていた。
その顔はけしょうっけもなく、目の下を赤くはれ上がらせていた。
こうして、ご両親の同意の元で、C子ちゃんを預かることになった。養子は断られた。

C子ちゃんの母親は、施設で静養する予定であると、父親からは説明を受けていたが
醜聞が広まるのを恐れたのか、自殺したと、後に聞かされた。
自分をも殺す自尊心なんぞ、ばからしい。そんなだから、愛娘を虐待するのだ。


私には、二人の娘がいる。A子は来春から社会人、B子は、来春から大学生。
今の私には、妻もいる。B子と同い年、そう、C子だ。



626: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 17:30:27 ID:agz4Rsfk0
正直、>>622の一番最後の行が一番怖かった




627: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 17:34:23 ID:fWlXUt3P0
>>622の最後の一文がなければ、いい話だったのにな



623: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 17:18:32 ID:+kA4RskS0
私は、この結論を書くために、長々と、申し述べさせていただいた。
私の隣で寝るようになってから、判明したのだが、C子は頻繁にうなされている。
おびえきったような寝言が、寝室に響くことも、珍しいことではない。
深く抉れた心には、治療薬を塗ることもできない。
実に、もどかしい。



629: 本当にあった怖い名無し 2010/02/14(日) 17:44:42 ID:J5skxYLw0
養子が無理だから嫁にしたってこと。
ちょくちょく見られるパターン



659: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 03:24:25 ID:vbPzxs590
お前ら道路の脇に花束が置かれている場所をカメラで撮った事ある?
俺はフィルムカメラで撮った事あんだけど。

花束に気付かずに撮っちゃって、そしたら白い影が写ってた。
道路にかなり大きくて、のぺーんと白いのが横たわってんの。
あからさまに気持ち悪くてネガと一緒に台所で燃やしたけど、何故か白い影だけ焼け残った。



662: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 07:27:16 ID:N3jFD6wwi
不思議な事

何故に日本の幽霊には縄文時代的な幽霊はいないのか?



663: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 09:52:50 ID:C1z4y9FX0
実はいるけど、大抵はホームレスと間違えられてるだけかも知れない



675: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 14:13:23 ID:Pxbub9wM0
死ぬほどは怖くないけど、洒落にならないなと思った出来事。

2年前、生駒山に初詣のような感じで寄った。
1月の半ばくらいかな。当時付き合ってたやつと二人で
ドライブしているうちにちょっと見かけたから行ってみたわけ。
ちなみに霊感みたいなものは二人ともなくて、
俺が辻褄が合わないような目に遭いやすいってくらい。
奈良側から上って、すぐになんかの神社についた。
結構有名だと思うけど、もうその神社の名前は忘れてしまった。
日本で唯一歓喜天?ガネーシャ?を祭ってるとか
そんな呼び込みだった。

俺も彼女も神社巡りとか嫌いじゃないから、
ああ、面白いね、って感じで登ってみたわけ。山道だよ。
石段が続いててさ。両脇に奉納された地蔵がずっと何百何千連なってる。
でも不気味な感じじゃなくってさ、
すがすがしい感じで、石段登っても全然疲れなくて
不思議だなあと思ってた。
本殿?奥の院?、まで結構あって、かなり立派な神社だった。
でも一番奥の一番でかい社殿には、歓喜天がいなかった、ような気がする。

だから、せっかくだから歓喜天のいる社殿にも回って行こうって話になって、
いろんな小道をぐいぐい進んでさ。
そして小さめの社殿に着いたんだよね。
その社殿には普通にお参りしたんだけど、なんか裏側に道が続いてんの。
裏側は岩山なのね。崩れそうな石段でさ。
フェンスが張ってあって、登れないようになってる。
で、俺はその石段の行く先を見上げてみたの。
そしたら石の鳥居が見えた。奥に祠のようなものがある。



676: 2/3 2010/02/15(月) 14:14:38 ID:Pxbub9wM0
その祠に注目した瞬間、いきなり目の前に、なんつーの?
バン!バン!バン!って、白い和紙に、黒い太い墨で
カタカナで真言?みたいなのが浮かぶの。どんどん殴り書きされていく。
オンマニなんとかかんとか、みたいな。もっと違うやつだったけど。
不動明王の真言とかって、よく祀ってある所に行くと書いてあるじゃん。
あんなのがすごい勢いで、縦横無尽に書き込まれていくの。

でも目はその祠を見てるわけ。でも一方でその、埋まって行く白い和紙を認識してるわけ。
光景がダブるというか、すごく妙な感じ。
ハア???って思って、視線をすぐそばにあった看板に移した。
「この上の祠は、以前は修験者が修業の場としていましたが、危険な為、
 現在は通行止めです」と書かれていた。
俺はぼんやりと、ああ、今のはその修験者の人達が唱えていた真言だったのかな?
と思った。

彼女に話すときっと変な顔をされると思って言わず、歓喜天の祀られている
社殿についた。扉が閉まってて、ご本尊である仏像はよく見えなかった。
それで、手をぱんぱんと打って合わせ、目を閉じた瞬間、
ぶわっと俺の後ろに数えきれないくらい大勢の人々が並んでいる映像と、
俺の周りに緑色をした、よくわからない生き物がいくつかいるのが見えて
これまた「なんじゃこりゃあ」と思ってびっくりした。
なんかいろいろいたんだけど、はっきり覚えてるのは、
エメラルドグリーンの直径20センチのまりもみたいなのがいたこと。
焦って振り向いてみたけど、参拝客がまばらにいるだけで、
そんなのは何にもなかった。



677: 3/3 2010/02/15(月) 14:15:45 ID:Pxbub9wM0
それでも、石段を降りるのもなんだか体が軽いくらいだし、
爽快な気分だったので、よい初詣をしたな、くらいに思って帰った。
しかしその年の春から今年の夏くらいまで、ものすごいひどい年になって、
マジで死ぬ寸前までいった。今はうって変って幸せに暮らしてるけど。
なんか今になって思うと、この生駒山での参拝は、
よかったのか悪かったのかよくわからない。
俺は、歓喜天の参拝の時に見えた、
俺の周りにいた生き物たちをそこに置いて来てしまったような気がする。
それらは何であれ、それまで俺を守ってくれていたような気がするのね。
だから、詳しいことが分かるような人、
この体験って何だったのか、意見を聞いてみたい。

ちなみに、本当に実話。地味な話だから分かると思うけど。



692: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 21:51:20 ID:Nw0wOffY0
>>675->>677
面白かったです



678: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 14:36:23 ID:cuMfQgEK0
ひな人形かざった。
外出から帰って来てみたら全部後ろ向きになってた。



679: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 16:23:26 ID:EeLXyIu30
>>678本当なら俺なら気絶する。



680: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 17:00:55 ID:U5owo9CL0
いいねいいね。怖い話がいっぱい



696: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 23:36:09 ID:RBRuzCrS0
そんなに怖くないかもしれないけど俺からしたらかなり怖かった出来事

俺はそのころやたら右半身の怪我が多くてとても困っていたんです。いつの間にか骨を折っていたり足の骨が曲がってたりしたんです。
そのことを母にぽろっといってしまったんです。
そしたら同じくらいの時期に祖父が右足を折り祖母が右目だけ見えなくなってしまったり、その上父までもが右手を折ってしまっていたのです。

さすがに何か怖くなった俺は友人の勧めで荒神神社?って所に行くことになりました。
友人の勧めで行った神社でおばあさんに突然「心配しなくていいから」と言われていきなり御札をもらいました。
そのおばあさんが言うにはその御札を自分の部屋の入り口に貼っておきなさいとのことでした。
それと御札に何か変化が起きたのならすぐに来てとのことでした。
いきなりそのようなことを言われたのでとても怖かったのですがその人の言うとおりにすることにしました。
家に帰りすぐさまその方のいうとおりにして怖かったのですぐに寝てしまいました。後一回書かせてください



697: 本当にあった怖い名無し 2010/02/15(月) 23:41:10 ID:RBRuzCrS0


疲れていたということも手伝ってかその日はすぐに寝てしまいました。
眠ってからいったい何時間たったのかは分かりませんが突然目が覚めてしまいました。
すると、付けたままだったはずの電気がいつの間にか消えています。
いつ消したっけ?と思っていると自分の部屋の入り口の御札を貼っているところに誰かがいます。
誰だろうか?と思っていると突然寒気がしましたそして突然目を閉じておかなくてはと思って目を閉じて寝た振りをしました。

そしてしばらくすると 何かを破くような音がしました。そして続けて くすくす くすくすという笑い声が聞こえてきました。
誰か助けてくれと思いつつ寝た振りを続けていました。いつの間にか寝ていたのでしょうか次に目を開けると朝でした。
助かったと思って昨日女がいたところを見ると御札の右半分が無くなっていました。
すぐにその御札を持って昨日の神社に行くと昨日のおばあさんがいました。
急いで事情を説明すると「あんた生きててよかったね」と言われました。その後なぞの御祓いを受けた後は右半身の怪我とかは
無くなりました。
スレ汚し失礼しました。



703: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 04:39:41 ID:jZoC6XSv0
つい先日ガチで怖い目にあった。
ちなみに自分は大学生で昔都内なのに築50年くらいの立派な
日本家屋に住んでた幼稚園生の頃に毎晩のように金縛りに遭ってた(嫌ではなかった)
以外何の霊経験もないし、幽霊見ることもないです。

―1―
1月の終わりの日曜だった。
彼女とのデートが成功裏に終わり、テンション高めで帰宅した。
俺は今アパートの二階に住んでるんだが、そこに洗濯物を干せる程度のスペースのベランダがある。
帰ってすぐに風呂行って寝ようと思ったんだけど、
ふと窓の外のベランダに目を向けたら、見た目普通のおばさんがいたわけね。
スーパーの安売りだったり八百屋の軒先にいそうな至って普通の。
ただ表情は最初から最後まで無表情だった。何の感情も読み取れないくらい。
まぁ自分の部屋だし明らかにおかしいんだけどテンション高いせいか
窓開けておばさんに
「何してるんですか?何か用でもあるんですか?」って言っちゃったわけ。

対応ミスったwwwとか思いながら何言おうか考えてたら
そのおばさんが急にグッと俺の腕を掴んで来て引っ張ってきた。
意味わかんなくて何も言えずたその場から動かないくらいに抵抗してた。
それでなんとなく瞬きしたんだよ。
そしたらおばさんの後ろにある光景がとんでもない事になってた。
いつもならアパートの2階から前の道路が見えるんだけど、
なぜか知らんマンションのベランダになってる。それも十数階建てのマンションの高い位置のベランダ。
自分の部屋はいつも通りなのにおばさんがいるベランダからが異常だった。



704: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 04:41:14 ID:jZoC6XSv0
―2―
知らない町並みが見えるんだけど特に何も動いてなくて音も何もしない。
風とか空気の流れ(エアコンの室外機とか換気扇とかの人工的な風みたいな?)も一切感じられない。
なんだか目の前のおばさん以外が写真みたいだった。
んでさすがにヤバイというか怖いと思ったんでおもいっきしおばさんに?まれた腕引っ張った。
すると別におばさんの力が増して引きずり込まれるわけでもなくあっさり手が離れて
気づけばベランダの異常も元に戻ってた。
で、時計を見たわけ。
俺が帰ってきたのは10時28分だったんだけど、(帰ったら時計見るのが習慣なので間違いない)
事が過ぎてからなんとなくもう一度時計みたら、
見た瞬間に27分から28分に表示が変わった(デジタル時計ね)。
どう考えても一連の出来事は数分間あったはずなのに
なぜか時間が進んでないどころか若干戻ってる。
時計が壊れてるわけでもない。マジで背筋凍った。
まぁ話はこれくらいであれからしばらく経つけどおばさんに再び会うこともないし、
日常で不幸があったとか、なんとなく調子が悪いみたいなことも全くありません。
大家さん(親戚)には話すべきなんだろうか・・・


あのおばさんとあのベランダ。あれは誰でどこだったんだろうか。
そして俺んちのベランダはどこへつながっているんだ・・・



712: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 16:24:01 ID:Ky9EFbFw0
>>703
おもろかった。乙です。
おばちゃんからしたら、>>703が不審者で
おばちゃんの部屋であるはずの風景が消えて代わりに
703の部屋が写ってたのかも。



713: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 16:49:46 ID:6XNH+ZjI0
>>703
時空のおっさんの嫁?



723: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 21:56:11 ID:HNPuCY3C0
先月、会社を辞めざるを得なかった時の話。
結構長くなるので長文苦手な方は注意。
当方、今の会社(もう前の会社だが)に勤めて3年目の女。
特定されるかもしれんが、もう辞めたし会社がどうなろうが知ったこっちゃない
ので話す。

建築関係の会社に勤めていたんだが…入社当時は事務じゃなく営業として働いて
た。
しかし勤め始めて半年程たった時、事務のお姉さんが産休に入るというので女が
私しか居ない小さな会社。半ば強制的に私が事務を引き受けることになった。
事務について社長から説明を受けたあと、社長が「事務の子はあんまり長続きし
ないんだよね。」と言ってきた。その時は適当な相槌打って流してた。

事務と言っても経理までやるわけじゃないし、仕事自体はすごく楽で暇だった。
「あーこんなに暇じゃ退屈でみんな辞めてくよなー」と社長の言葉にも納得して
いたのだ。


続く


724: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 21:57:47 ID:HNPuCY3C0
続き

ここからが本題。
先月、その会社を辞めざるを得なくなった事件が起きた。
その日もいつも通り出勤してきて適当にポットのお湯沸かしたり朝刊確認したり
と朝の雑務をこなしていた。
エレベーターホールからエレベーターが上ってきた音がした。「あーこの時間は
Y部長だな」とかそんなことを考えながら入り口に目をやった。
案の定Y部長であった。いつも通り挨拶しようとしたら、Y部長のちょっと後に
女の人が居て、入り口のすぐ向かいにある応接室にスッと入っていったんだ。
「あれ?こんな朝早くY部長のお客様かな?」って思った。
私はお茶を用意しようと思い、Y部長に「今お客様、お見えになりましたか?御
一人でよろしいですか?」と確認したんだ。
そしたらY部長は不思議そうな顔をして、「いや…誰も来てないと思いますが…」
って言うんだよ。
私はおかしいなと思って応接室に行ってみた。…確かに誰も居ない。
それに、なんか畳のような焦げ臭いような変な匂いがしたのを覚えてる。
なんか気味が悪くなって、すぐに自分のデスクに戻ったんだ。
まぁその日は大事にしたくなかったし誰にもその話はしないで終わったんだ



725: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 21:59:37 ID:HNPuCY3C0
続き

その次の日、全く同じ事が起きたんだよ。
私は、「今お客様見えましたよねぇ!?」とY部長に確認。Y部長は「いや、来
てませんよ…?」と。
いや、絶対来てた筈だ。昨日と同じ背格好のパンツスーツの女性が見えたんだも
ん。
再び慌てて応接室へ。その後を追ってくるY部長。さすがに私も若干取り乱して
いたと思う。
やっぱり誰も居ない。そして昨日と同じ変な匂い。
私が首をかしげてるのを見てY部長が一言…「もしかして…Sさん(私のこと)、変
な匂いしませんか?」
私は、「あーなんかしますね。昨日もしてたんですよ。ちょっと換気しましょう
か」と気持ちを落ち着かせようとそう応えたんだ。
そしたら今度はY部長が青ざめた様子で俯いて震えてるんだよ。
「どうかされましたか?」って訪ねようとしたらY部長がバッと顔を上げて、
「行くところがある。Sさんも来なさい…」って言うんだよ。
私は滅多に外回りとか社用の外出とかがない。だから意味分からなかった。



726: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:01:09 ID:HNPuCY3C0
続き

「え、どちらに行かれるんですか?」って聞いたら「とりあえず話は後です。今
は黙ってついてきてください」って言うんだ。そして社員の一人に何か話してい
る。私は慌ててコートやバッグを持ってY部長に着いて行った。
Y部長の車に乗り込む。Y部長は何処かに電話している。
「例の女性がでた」とか「まただ」とかそんな言葉を多様してたように思う。正
直、緊張と恐怖であんまり覚えてない。Y部長は最後に、「これからすぐ向かい
ます」とだけ言って電話を切った。
Y部長が運転する車は高速に乗り、2時間くらい走ったところで高速を降りた。
高速降りてちょっと走ったら部長は車を路肩に止めた。そしてトランクを漁り出
し一枚の細長いタオルを取り出し、「申し訳ないがこれで目隠しをしてくれない
か?」と私に渡してきた。私は怖かったので思わず「嫌です。一体なんなんです
か?何処に行くんですか?」と問い詰めた。部長は「私を信じてください。大丈
夫です。だからお願いします」としか言わない。仕方ないから目隠しをした。部
長はすぐに運転を再開したようだった。
怖い。もうそれしか考えられなかった。手汗もすごかった。一体どれほど走った
だろうか。




727: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:02:39 ID:HNPuCY3C0
続き

部長が車を止めたようだ。「Sさん、タオルを外してください」
私がタオルを外すと、車の目の前には大きいスギノキ。その横に和服を着た女性
が。どうやらここは森の中のようだ。
私はいきなり視界が自由になったのと緊張でふらふらしてなかなか車から降りら
れなかった。部長がドアを開けてくれて肩を貸してくれた。
そのまま和服の女性に近づく。女性はY部長とアイコンタクトらしきものを取っ
ていた。どうやら初対面じゃないらしい。「この子が例の…」とY部長が話しか
けたら女性は話を遮り、「話は後で。大体把握出来ていますから。それより急ぎ
ましょう」と森の奥へ奥へとどんどん歩いて行く。私と部長はその後を着いて行
った。
すると、お寺みたいな建物が見えてきた。
その建物を見たとき、今更になって「あーきっと会社で見た女性は霊的なものだ
ったんだろうなー」って思った。
私たちはその建物のの横にある、小さな古屋みたいなところに通された。
しばらくして、ご住職みたいな人が現れた。




728: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:04:09 ID:HNPuCY3C0
続き

「こんにちは。Yさん、お久しぶりですね。そちらのお嬢さんがSさんか。初め
まして。私はここの住職でございます。」みたいな挨拶をしてたと思う。
そして、住職はY部長に「Sさんにはあの事は話していたのですか?」と質問し
ていた。Y部長は「いえ…それが…」と俯いている。住職は一瞬怖い顔をしたが、
すぐに優しい顔になり「まぁ話は後です。準備は出来ています。どうぞこちらへ。
」と6畳ほどの暗い和室に私のみが通された。そこには経文やら数珠やら太鼓や
ら蝋燭やら、いかにもこれから除霊しますよというようなものが置いてあった。
その中でも一番気になったのが小さなビンだ。暗くて何が入ってるかはわからな
いが、なにかが詰めてあった。
「さぁ、どうぞこちらへ。」と座布団を差し出され、私はそこに正座した。
「これからなにがあっても目を開けてはいけません。」と住職が言う。
私はもう言われたとおりするしかなかった。
「では目を閉じてください」
ここからは何が起こっているか、住職が何をしていたか分からない。
ただやたらと大きいお経とまたそれとは別の声がしていたように思う。私の意識
はそこで途絶えた。
気がつくと私は崩れるようにその場で横になっていた。
「気がつきましたか?」どうやら住職に起こされたようだった。
「今日は疲れたでしょう。泊まって行くと良い。」と私を抱えて立たせてくれた。
聞きたい事はいっぱいあるのに上手く喋れない。声が出ない。
別室に移され、そこにはお布団が用意してあり、住職は私を横に寝かせてくれた
のだ。



729: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:05:09 ID:HNPuCY3C0
続き

もう外は暗い。住職は「もう大丈夫ですよ。ゆっくり休んでください」とにっこ
り。私は自然と涙がこぼれ、止まらなくなっていた。
住職は「一人じゃ心細いでしょう。一人、ここに居させますので」と外で見た和
服の女性を呼んでくれた。
気がついたら外が明るくなっていた。横には和服の女性が。ずっと付いていてく
れたのだろうか。

「おきましたか?丸一日眠っていたんですよ。まぁ詳しく言うと丸一日半ですけ
ど」と笑いながら「ではご住職を呼んできます」と部屋を出て行った。

寝すぎたせいか頭が回らない。何も考えられない。ぼーっとしてるとふすまが開
いて住職が入ってきた。「おはようございます。体調はいかがですか?食事の用
意が出来ていますがどうしますか?」と聞いてきたので私は「食欲がありません
ので…それより…」と事情を聞こうとしたら住職に「忘れましょう。すべて悪い夢
だったのです。もう大丈夫」と話を遮られてしまった。気になることはいっぱい
あった。でももう何も考えたくなかった。
それにこれ以上聞いてもきっと住職は教えてくれないだろと思い、私は住職の言
うことを受け入れた



730: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:06:42 ID:HNPuCY3C0
続き

それから半日ほどそこで過ごしただろうか。和服の女性が「お迎えが来ましたよ」
と部屋に入って来た。身支度を整え、外に出ると社長とY部長が立っていた。
社長もY部長も泣いていた。「ごめんなごめんな」と何度も言っていた気がする。
私は何も喋りたくなかった。一刻も早く家に帰りたかった。帰りの車中では私も
社長もY部長も終始無言だった。
家では、両親が私の帰りを待っていた。しかし私はすぐに部屋に篭った。
リビングでは社長とY部長が何かを話しているようだった。
社長たちが帰ったあと、私はリビングに行った。両親は私の顔を見ると泣き出し
た。
そして「大丈夫か?もう何も心配するな。会社ももう辞めていいから」と言って
くれた。
机の上には退職金とは思えないほどの札束が置いてあった。

あれから会社には行ってないし、本当の事情も聞いていない。
あれはなんだったのだろうか。会社を辞めてしまった今では何も分からない。

今は無職で家事手伝いをやっている。

長文スマソ

結構端折ったけど最近の私の実体験でした




734: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:35:54 ID:JWzsBuez0
>>723
ふつうに怖いな・・・
お寺に行かなければどうなったか想像しただけで怖い・・・
しかも退職金が大金とは、世の中には知られてはいけないものがあるということか。



744: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 23:52:44 ID:xw59WeVq0
>>730
乙でした
事務の女性にだけ祟りなす女性の霊……一体、どんな因縁があったのでしょうね?
ひとまず、無事で良かったですね



731: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:18:16 ID:McTiHpO70

そこまで怖い体験をしたわけじゃないのにいい思いしたな



733: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:30:22 ID:HNPuCY3C0
今思えば何があったのかちゃんと聞いておけば良かったのかもしれないが、当時は疲れと緊張と恐怖で
それどころじゃなかったな。
ちゃんと聞いておけばここでも話題にできたのかもしれないが。



735: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:36:54 ID:/bh+iKYu0
ちゃんと聞いていたら消されたんじゃないの。
知らぬが仏って言葉があるしな~



736: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 22:45:11 ID:HNPuCY3C0
社長が事務の子は続かないって言ってた本当の意味が分かったよ。
もう関わりたくないな。実は実家の会社が、働いてた会社の顧客だったんだか契約は解消した。
だからもう関わることもないだろうけど。
しばらくはこの退職金で生活してこう思う。



774: 本当にあった怖い名無し 2010/02/17(水) 23:27:12 ID:Fh4LLWiH0
>>736
親から事情を聞けばいいのに



740: 本当にあった怖い名無し 2010/02/16(火) 23:22:47 ID:qyK8sJTP0
追尾されてるY部長のほうが危なそうな件



796: 首なし地蔵 2010/02/18(木) 10:51:09 ID:qHWiZd6Y0
「首なし地蔵」

小学生の頃、近所の公園で毎日遊んでくれたお兄さんがいた。
その人は皆から「セミの兄さん」と呼ばれていて、一緒にサッカーをしたり虫取りをしたり、
どんな遊びにも付き合ってくれた。自分はその頃都会から転校してきて間もなく、そのお兄さんの
ことをほとんど知らなかったのだが、遊べば遊ぶほどに不思議な雰囲気をもつ人だなと思った。
すごく物知りだなーと思う時もあれば、え?こんなことも知らないの?と驚くこともあった。
ある年の夏休みに、セミ採り用に改造した3本重ねの虫取り網を使って、そこら中でジージー鳴いてた
セミというセミをあっという間に全て捕まえて、セミの鳴き声でやかましかった場所を嘘のように
沈黙させてしまったという武勇伝を聞き、それが彼のあだ名の由来だと知った。
小学生にとってはいつでも遊んでくれる楽しい遊び相手だったが、大人達にはいい年して
仕事もせず大丈夫なのかしら、などと白い目で見られていたので少し複雑な気分になることもあった。

ある日、いつもの公園に遊びに行くと、セミの兄さんの周りにたくさんの子供たちが集まっていた。
けいどろや缶蹴り、氷おになどの遊びをするときは10人以上の大人数になることもあるが、
セミの兄さんの周りには明らかに20人近くはおり、その中の半分は近所の友達で、
もう半分は見知らぬ顔だった。どうやら隣町の団地にある山の森に遊びに行くらしく、セミの兄さんが
隣町の小学生も集めて皆で行こうということになったようだった。
その当時は学区外への移動については学校であまり注意を受けておらず、自転車さえあれば
10Km程度の移動はさほど問題ではなかった。その場にいた大部分のメンバーが行くことになり、
セミの兄さんを先頭に隣町の団地に出発した。この時、セミの兄さんの自転車をこぐスピードが
めちゃくちゃ速くて、うちらは息を切らしながら「やべーよ、何であんなにはえーんだよ」
などと言いながら何とかついていった。うちらが目的地に到着したのはおよそ20分後で、
その後さらに5分ほど待つと全員が到着した。セミの兄さんは皆に向かって大声で言った。
「これから森に入るけど、ここはやばい場所だから絶対に一人で行動しちゃダメだからな!」



797: 首なし地蔵 2010/02/18(木) 10:51:50 ID:qHWiZd6Y0
セミの兄さんについてきた連中のほとんどは、この団地の山の「有名な噂」を知っていた。
鬱蒼とした森の中の道を進むと「首なし地蔵」と呼ばれる地蔵がある。酔っ払ったサラリーマンが
地蔵の首を蹴り壊し、その呪いでサラリーマンの一家は火事で全員死んでしまったのだが、
今でもその地蔵の前を通ると、『くびをよこせ、くびをよこせ、くびをよこせ』という
不気味な声が聞こえるらしい。隣町であるうちらの小学校にもその噂は流れてきており、
面白半分に女子に話すと大げさに怖がられ、学校の先生や親たちも皆、この噂を知っていた。

「ここ、毎日ガッコ行く時に通ってるけど。今までに一回も聞こえたことないぜ、そんな声」
隣町のKという男子がそう言ったものの、やはり皆は興味があるらしく、かく言う自分も「首なし地蔵」が
本当にあるのかどうかを自分の目で見て確かめたいと強く思っていた。今にしてみると、それが間違いだった。
セミの兄さんを先頭に、10人以上の大人数で首なし地蔵を目指して森の中を進んでいった。
すでに日が暮れかけており、オレンジ色の夕日が木々の葉っぱの隙間からキラキラと差し込む光景は
どこか幻想的でもあった。道をだいぶ進んだところで、セミの兄さんが突然ぴたりと止まり、
うちらに向かってここで待てと制し、「ちょいとションベン」と言ってそのまま道脇の木陰に入ってしまった。



798: 首なし地蔵 2010/02/18(木) 10:53:42 ID:qHWiZd6Y0
5分ほどしてから、道脇のほうからガサガサと音がして人影がぬっと現れた。
俺はぎょっとした。現れたのはセミの兄さんではなく、変な目つきをした小柄な爺さんだったからだ。
その爺さんの目は鳥か昆虫のようにキョロキョロと忙しなく動きまわっており、気味が悪いのを通り越して
どう見ても異常だった。直感的にこれはまずいと思い、「やべえ、逃げろ!!」と脱兎のごとく走り出し、
入り口を目指して逃げまくった。逃げている途中、さっきまでは自信満々だったKが突然
「うわあ!うわあああ!!」と悲鳴を上げた。Kの視線の先を見ると、10mくらい先のところに変なモノがいた。
そこには逆さまの男がいた。そいつは頭で地面に立っていた。もう、そうとしか言えないほどに頭が足なのだ。
本来頭があるべきところに足があって、地面に頭を乗っけて、歩くくらいの速さでススススススー、と動いていた。
後頭部をこちらに向け、逆さまのままでそいつは迫ってきた。逆さまの体がスススススーと動くたびに、
周りの木々が『バキッ、バキバキッ、バキッ!!』と音を立てて揺れ出し、葉っぱや木の枝が大量に落ちてきた。
それと同時に耳鳴りがキーーーンとして、頭が強烈にガンガン痛み出した。逆さまの男はその間にもススススーと
こっちに向かって近づいており、うちらは発狂したり大泣きしたりしながら森の中の道を出口を目指して
ひたすら猛ダッシュで駆け抜けた。決して後ろを振り返らず、無我夢中で走り続けた。
なんとか森を出ると、10人以上いたメンバーが6人しかいないことに気付いた。Kや、セミの兄さんもいなかった。
「どうしよう、俺はもうあの森に絶対に入らんし、でも、母ちゃんとか心配してしまうし…」
誰かがそう言うと、皆沈黙してしまった。結局、各々自分の家に帰って親に話をして、その日のうちに
警察の捜索が始まった。いくつかの質問を受けた後、もう遅いから早く寝なさいと言われ、それに従った。
その夜はなかなか眠れず、逆さまの男の姿と、おかしな爺さんの姿が頭の中でぐるぐる回っていた。
そしてふと気が付いた。似ていた。確かに似ていた。逃げている時はパニック状態でほとんど意識できなかったが、
さっきの逆さまの男の後頭部とか、服装とか、体格とか、セミの兄さんそのものだった。



799: 首なし地蔵 2010/02/18(木) 10:58:47 ID:qHWiZd6Y0
翌日学校に行くと、昨日はいなかったメンバーの全員が来ていて、ほっとした。
しかし隣町の団地の男子1人とセミの兄さんが未だに見つかっておらず、警察の捜査が続いているそうだった。
途中ではぐれたメンバーに昨日のことを聞いてみると、「うちらも見たわ。やばいと思って奥のほうで隠れながら
いつ逃げようかって悩んでて、でもセミの兄さんがここにいろって言うから、警察の人が来るまでずっと隠れてた」
警察が来た時にはセミの兄さんの姿はどこにもなかったそうだ。そしてKの姿も。
ただ、問題の「首なし地蔵」があった所には、首がない5体の地蔵の後ろのほうの地面に大きな穴が空いていて、
その中に何十枚にも及ぶ大量の赤い頭巾が放り込まれていた。その赤い頭巾に埋もれるかのようにして、
穴の底から小柄な老人の腐乱死体が見つかった。死後1ヶ月は経っていたらしく、栄養失調による衰弱死との事だった。
俺はあの時セミの兄さんと入れ替わるようにして現れた、変な目つきの爺さんのことを思い出した。
キョロキョロとした目つきとその異様な雰囲気はあまりにも異常だったので、今でも忘れられない。

結局、Kもセミの兄さんもその後見つからず、警察の捜査もいつの間にか終わっていた。
俺らは隣町の団地の山には二度と近づかず、首なし地蔵のこともいつしか忘れていった。

それから10年ほど経ち、小学校の同窓会に呼ばれ久々に地元へ戻ることとなった。
そこで偶然にもあの時一緒に団地の山へ行った友達に出会い、恐ろしい話を聞いた。
なんと、あの後Kもセミの兄さんも見つかったというのだ。どちらも死体で。



800: 首なし地蔵 2010/02/18(木) 11:00:54 ID:qHWiZd6Y0
俺が就職と同時に地元を離れて間もなく、住宅一棟全焼、焼け跡から家族全員の焼死体が見つかるという
ニュースが地元で流れた。その住宅というのがまさしくKの家で、Kを除く家族の人たちは皆、リビングルームで
亡くなっていたらしい。しかし、火元を調べているうちに家の床下からもう一体の遺体が出てきて、
その遺体がKのものであると分かったのだ。他の家族の遺体とは異なって完全に白骨化しており、しかも
床下からはハンカチサイズの真っ赤な頭巾が何十枚も出てきた。首なし地蔵の後ろの穴に入っていた頭巾と同じように…。

そして、ほどなくしてセミの兄さんの捜索が再開され、例の団地の山奥でセミの兄さんが見つかった。
俺たちは全く気付かなかった事だったのだが、実は首なし地蔵のある場所の近くから小道が伸びており、
その先には小さな祠があったのだ。その祠には赤い頭巾を被った一体の地蔵が祀られており、
お供えものなどが置いてあった。セミの兄さんは、祠のすぐ近くの草むらの中から見つかった。

セミの兄さんの遺体の様子については、現在も捜査が続行中ということで詳しいことは教えてもらえなかったらしい。
ただ、「着衣した状態で白骨化していた」「他殺と認められる形跡があった」ということは確かで、
その友達は警察から不愉快な質問を色々と受けたようで、心底うんざりした様子だった。

俺はセミの兄さんがあの日、「ちょいとションベン」と言って木陰に入っていってしまったのを最後に、二度と見ていない。
でも、多分セミの兄さんの死体は逆さまの姿で見つかったのではないかと思った。
あの時の、逆さまの男の後頭部が、服装が、体格が、一緒に遊んでもらった兄さんの
姿そのままに、今でも目に焼きついているから。



801: 首なし地蔵 2010/02/18(木) 11:08:15 ID:qHWiZd6Y0
以上が自分が体験したことの全てです。不可解な部分が多いのですが、その時一緒にいた友達のほとんどは
自分も含めて地元を離れてしまったので詳しいことは分かりません。首なし地蔵は今でもそのまま残っているそうですが、
たまに和菓子などのお供えものが置いてあるという事です。
あと、しばしば自殺者が出ているという話も聞きました。
いずれにせよ、もう二度と、あの場所には行くことはないと思います。



804: 本当にあった怖い名無し 2010/02/18(木) 11:56:09 ID:BueIkArC0
>>801
乙でした
セミのお兄さんが姿を消した後、首なし地蔵の森では一体どんな事件が起こっていたのか……不思議ですねぇ



810: 本当にあった怖い名無し 2010/02/18(木) 13:45:17 ID:bT1YTB0i0
当時の彼氏とサファリパークに車で来園。
バスには乗らず、自分の車でサファリゾーンへ。
ヒグマゾーンのゲートが開く直前、運転席側の窓ガラスがスコーンと落ちた。
窓ガラスを何とかしなくては!
と思ったのか、ドアを開けようとする彼氏。必死に止める私。
車の中には、さっき売店で買ったフライドポテトと唐揚げの香ばしい匂いが。
その間も、ゲートはブザーと共に開いていく。

く、喰われる…!!!!恐怖でパニック!!!

ゆっくり開いていくゲートに、「緊急時にはクラクションを長押し!」
との文字が。私、泣きながら鳴らしまくりました。
彼氏はもうパニック過ぎて、
「大丈夫だよ!ヒグマは人を襲わないよ!」
なんて言ってた…襲うよ…じゃんじゃん。

結局、クラクションでジープのお兄さん達が駆けつけてくれて
事なきを得たんだけど、本当に死ぬかと思った。
ジープの中で、そのお兄さんにしがみついて号泣。
恐怖が去った後に体が震えるなんて、初めての経験だった。
今は怖くて動物園にも行けない。テレビで熊を観るだけでも
心臓がバクバクする。

ちょっと違う意味での怖い話、失礼しました。




813: 本当にあった怖い名無し 2010/02/18(木) 14:04:44 ID:efOrOdHo0
>>810
ヒグマは・・・マズい・・・



811: 本当にあった怖い名無し 2010/02/18(木) 13:56:12 ID:2cjF5MtP0
ライオンか何かに襲われてる飼育員の動画思い出した。
目の前で起こっても、ただ見てるだけで助けられないよな。



821: 本当にあった怖い名無し 2010/02/18(木) 20:31:59 ID:sF+IcXRmO
実家の近くにたんぼに水を引く為に農業用水を貯めておく池がある。
子供の頃はよく鯉やら鮒、エビ、ザリガニを取って遊んだ思い出がある。

そこは堤って言われてるんだけど、定期的に水を抜いてメンテナンスをする必要があるわけ。

水抜いた後は池底に生き物が取り残されてたり、水草なんかに引っ掛かったルアーとかが取れるから楽しみにしてた。
その日も、水抜きするっていうから父や近所の人達と堤に行ったんだ。
水抜いてる間は暇だから、近くの用水路で友達と遊んでた。
そしたら、父達が大騒ぎし始めた。
警察呼ぶとかただならない雰囲気にいそいで堤を見に行ったら来るなって怒られた。
でも、どうしても気になったから無理無理行くと…。

池底の真ん中に椅子にくくられた人間が沈んでた。
腐食し、所々白骨化したお婆さんが、ちゃんと椅子に座ってる。
あまりの光景に大泣きしたよ。

それ以来、水辺には近づけなくなったよ。




824: 本当にあった怖い名無し 2010/02/18(木) 22:35:55 ID:hodoYkPr0
>>821
怖い・・・



826: 本当にあった怖い名無し 2010/02/18(木) 23:13:03 ID:2jCuIjfS0
>>821
なんという殺人事件…
で、その犯人は捕まったかい?



827: 821 2010/02/18(木) 23:43:05 ID:sF+IcXRmO
その後、すぐ父に連れられて友達と一緒に家に帰ったので現場がどうなったかはわかりません。
当時、だいぶショックを受けてふさぎ込んでしまい学校も数日やすみました。
そんな様子を見てか、家でも学校でも誰も事件の話題はだしませんでした。

だいぶ経ってから聞いたんですが、犯人はわからず事件の全容は解明されないままです。
被害者は他所の人だったみたいで、生きたまま沈められたらしいです。

小さい町で起きた大事件でした…。



829: 本当にあった怖い名無し 2010/02/19(金) 00:10:07 ID:/qCoJpry0
>>827
生きたままとは…それは酷い話だねぇ
一体、犯人と被害者の間に何があったのか、気になる事件だ…



853: 本当にあった怖い名無し 2010/02/19(金) 22:21:31 ID:/GiIsaKZO
叔母が人形好きな友達から日本人形を貰って部屋に飾っていたら夜中うなされ、起きると、人形が光っていてニタリと笑ったそうです。叔母は怖くなり次の日に、地元の有力な神社へ相談に行きました。
宮司さんの話しによると、この人形は淋しがっているようで、元いた叔母の友達の家に帰りたがっているとの事でした。
叔母の友達の家には、他にも沢山の人形があるし、仲間が居る場所から急に移動させられた為に悲しんでいるというのですが、叔母の友達も怖がってしまい結局、この人形は供養処分されてしまいました。可哀相な結果でした。



913: 本当にあった怖い名無し 2010/02/20(土) 23:50:30 ID:4poBDBgQQ
人形の話出てたけど、今俺の住んでる家は田舎の茅吹きの古民家(家賃五千円)なんだけど。

以前ここに住んでて亡くなったおばあちゃんが飾ってたお人形が夜中に何か喋ってるようなんだよ一晩中。
2つ隣の部屋で仏間なんだけど、見にいくべきだろうか?
ついでに皆に写メでも見せてあげようかとも思うのだがなんか怖いしな。

身長60センチ位のドレスを着た女の子の人形だ。
ガラスケースに入ってる。
皆の意見聞かせてください。
マジな話、この家に住むようになってから霊を信じなければならんような事が大杉だわ。



916: 本当にあった怖い名無し 2010/02/21(日) 00:12:12 ID:nU1HlD5EO
>>913
いや、失礼だがマジなら連れて逝かれるかも知れんから直ぐにお寺さんに事情説明して収めさせて貰いな…
無なる物が生ある者になるのが一番怖いらしいよ。



918: 本当にあった怖い名無し 2010/02/21(日) 00:51:58 ID:BODvehfdQ
>>916マジなんです。
というか、本当にお人形の声なのかは分からないんですよ。
女の人の声なのは確かで、誰かと会話しているようなんですが、相手の声が聞こえない。独り言なのか?
近所に家は二軒、隣が200メートル、向かいが川を挟んで100メートル離れてる。
住んでるのはじいちゃんばあちゃんで徘徊癖はありません。
実は霊が浮遊しているだけなのかとも思うんです。
以前何者かが夜中に家に侵入してこようとした事がありまして。
それはこの世の者では無い事が分かりました。
何故かと言うと、鍵を掛けてないのに軒先を往復して「ここじゃないか?」
って入り口を探してるんです。
実は入り口には当時不思議な事ばかり経験する俺を可哀想に思って、隣のおばあちゃんがタラの木で作った魔除けを置いてありまして、その効果で入り口が見えないのだと感じたんです。(こういう事書いてる時点で痛いヤツなんですが当時はそう思いました)
で、足音が早くなりだして怖くなって、心の中で
「助けてくれ!」
って叫んだんです。
そしたら仏間にある仏壇のチーンて鳴るやつが鳴ったんですよ。
チー----------ン
相当焦りましたが、瞬間、外の足音が消えました。
誰が侵入しようとしていたか?目的は何か?
不明ですが、我が家はもしかすると霊の通り道になっているのでは?と思うんです。
ですから、お人形なのかは判らない。
それを確かめる為に覗くべきか、それとも今は無視している声に心で語り掛けてみるべきか…真剣に悩んでいるのです。



922: 本当にあった怖い名無し 2010/02/21(日) 01:45:50 ID:CLpMgBVG0
>>913の話で俺も思い出した。

親戚の家に身長60センチ位の、短いツインテールのフランス人形があったんだ。
白いドレスを着てて、真珠みたいなネックレス着けてて、目は手書きの金髪の人形。
それがどんな流れか知らねぇけど俺の家に来た。

ガラスケースごと貰ったんでそのままタンスの上に飾った。
しばらくして、誰も触ってないのに毎日ネックレスの向きが違うことに気がついた。(気がついたのは俺。)ひどい日は半周まわってて、留め金が手前に来てた。
さらには短かった(毛先が頬の位置だった)ツインテールがだんだん伸びて、肩について、しまいには肩を通り越して胸に届くくらいに伸びた。最初から比べると10センチくらい伸びたかな?

俺としては、ネックレスの向きが変わるのはなんらかの微細な振動が原因で、少しずつ動いてるんだろうと思ったし、髪は湿度のせいで伸びたと考えた。
ちなみに家族に確認したけど、ケースを開けて人形に触った人はいなかった。
でもまぁ毎日ネックレスを直すものウザいし、髪切るのもマンドクセと思ったんで、人形は神社で焼いてもらったよ。

後日わかった事なんだが、その人形が親戚の家にあった頃、親戚の家では奇異な出来事が多発してたらしい。
物が動くとか、激しいラップ音とか、変な影が出るとか。しかもそのフランス人形を置いてた部屋で。
なので、人形を気持ち悪がった親戚が、俺の一家に渡したそうだ。


こんな人形もあるから、913は気になるんならそれなりの処置をとったほうがいいかもよ。



919: 本当にあった怖い名無し 2010/02/21(日) 00:52:35 ID:F1s5vHskO
俺は営業やってる頃キティちゃんだらけの家に行った事があるぞ
窓も玄関も部屋もどこもかしこもキティちゃんのぬいぐるみだらけ
住んでるのは50代の後家さん一人。話をしても至って普通の人
あと、ビルの谷間にある庭がきれいな和風の平屋に行ったんだけど
玄関に指先くらいの大きさの靴がズラーっと並んでて
上品で感じの良いお爺さんと、人形抱いたお婆さんが出てきた
俺はお婆さんと人形には絶対触れちゃいけないと思って必死でお爺さんだけを見て喋ったんだけど
その間、お婆さんが何度も「この子がね、この子がね」と言うので堪えられなくなって逃げた



920: 本当にあった怖い名無し 2010/02/21(日) 01:10:48 ID:/qCXRXcW0
人形趣味があると全く怖くないので残念だ



921: 本当にあった怖い名無し 2010/02/21(日) 01:29:48 ID:i29a42LV0
見ていると欲しくなってくる人形は、人形が人間に飢えているのだそうだ
アウトレット品にはマズいものがあるとか




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