転載元:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1245407426/
じわじわと笑えるボケて(bokete)画像
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4651673.html
トンネル


10: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/19(金) 22:46:31 ID:qzptn8FO0
松谷みよ子「現代民話考」にでていた話。
終戦から幾らもたってない頃と思われます。
当時の家は、台所が土間のままってのいうのも多かったんですね。
記憶を頼りに書いてるので細部はちがうかも。

タクシー運転手の奥さんが、まだ五才になったばかりの子を
残して亡くなった。
父親は仕事ででかけている時間が長く、そのあいだ隣の家に子どもを
預けていたのだけれど、深夜になっても帰ってこないのものだから、
親切で面倒をみていた隣人もさすがにしびれを切らして、子どもを
ひとりの家に帰してしまうことも多かった。
子どもは寂しくて、父親が帰ってくるまで、親の名を呼んで
泣いていたそうだ。
ある晩、子どもの泣き声がぴたっと止まり、笑い声が聞こえてきた。
隣人は、「ああ父親が帰ってきたのだな」と納得したのだけど、
そのしばらくあとに父親の帰宅する音が聞こえてきて、
「父ちゃんおかえり」と子どもが出迎えている。
そうした夜が何晩かつづいて、不審になった隣人はある晩、子どもの
様子をみにいった。
子どもは、暗い部屋でひとりで喋っては笑っている。
その様子が、だれかと話しているもののようなので、翌日、父親に
そのことを話した。
父親は、子どもに毎晩だれと話しているのか、とたずねた。
「母ちゃんだよ。おいらが寂しくて泣いてると、母ちゃんがきて、
だっこしたり、頬ずりしたりしてくれるの」
「それで母ちゃんはどっから入ってくるんだ?」
子どもは、土間の縁側を指さした。
「あの下から、にこにこしながら這ってでてくるよ」

それから父親は仕事をかえて、早く帰宅するようになったそうだ。



20: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 00:21:15 ID:3tOvZQbJ0
藍花はいじめが原因で学校を転校する。
「早くたくさん友達を作って、家に呼んでね」と母に送り出される藍花。
しかし新しい学校のクラスメイト達は妙に態度がよそよそしく、なかなか話しかけてくれない。
その上、藍花の持ち物が盗まれたり、無言電話がかかってくるようになる。
藍花は「これはいじめでは」と思うが母を心配させたくなくて言い出せずにいた。
そんなある日、藍花は机や椅子に不気味な模様が書かれているのを見つける。
それは呪いのおまじないのようだった。ショックを受けた藍花はついに手首を切って自殺してしまう。

藍花の葬儀で「藍花さん、なぜ死んでしまったの」と号泣するクラスメイト達。
母は「あなた達が藍花をいじめて自殺に追い込んだんでしょう!あの子の日記に書いてあったわ!」とクラスメイト達に詰め寄る。
しかし事実はまったく違っていた。
クラスメイト達は可愛い藍花と仲良くなりたいと思っていたがそのきっかけがつかめず、
結果的に彼女を遠巻きにするような形になってしまっていた。
物を盗んだり無言電話をかけたのも藍花への憧れの気持ちからだった。
あの不気味な模様は、呪いのおまじないではなく友情のおまじないだった・・・。

一人、藍花の遺影に向かって語りかける母。
「お母さんね・・・昔、親友に友情のおまじないだと偽って不幸になるおまじないを教えた事があるの。
だって彼女の彼がほしかったから・・・。その彼があなたのお父さん。その報いなのかしらね・・・」



葬儀からの帰り。藍花のクラスメイト達が話しながら歩いている。
「ねえ、今回の事だけど藍花さんが誤解したのも無理は無いと思う。
あの友情のおまじない、後で調べたら本当は不幸になるおまじないだったの」
「そんな・・・!あのおまじないを最初に言い出したのは誰?」
「確か・・・先生ですよね」
女教師は冷たい微笑みを浮かべながら言った。
「そう。昔、親友から教わった友情のおまじないよ」



22: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 01:18:23 ID:d+EnSFzgO
>>20
星新一のショートショートのようだ



32: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 10:44:56 ID:4YHOTS2Y0
>>20はうまいな。
確かにショートショートっぽい。



28: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 08:57:17 ID:XGoFDjkR0
二十歳位の頃、一人暮らししてた時の話
ある夜、一人でベッドに入ってウトウトしてたら
いきなり耳元、至近距離から滅茶苦茶でかいおっさんの声で

    『わっ!!!!』

って声が聞こえた
超ビクッって飛び起きたら誰も居ない
ただ、『わははははははは』っておっさんの笑い声だけが自分から遠のいていった



29: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 09:21:53 ID:BAW5yvn50
>>28
俺もそういうのたまにある
うとうとしてて、いきなり脳内に誰かのでかい声が響いてびくっとなって
これって幽霊なのか夢の世界に入りかけてたからなのか分からなくてとまどう



31: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 10:25:18 ID:MclYeOJd0
>>28
陽気なオッサンですねww



33: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 10:47:27 ID:mdRsqy3KO
>>28
笑いながら走り去るオッサンを想像して、
殺伐とした世の中に、爽やかな一筋の風が吹いた気がしました。



34: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 11:27:15 ID:2F1AnwNj0
>>28
幽霊って、そういうイタズラするのかな?


中学の修学旅行、女子5人で怖い話をしてた時、
いきなり私の左耳元で「ボソ…ボソボソ…」と男の太くて低い声が。
えらくこもってて、何言ってるかは聞き取れなかったんだけど、
すごく近くて、息が吹きかかってる感じさえした。

死ぬほど驚いて、両手で左耳を押さえて「キャー!!」って叫んだら、
他の4人は「え?何、どうしたの?」って感じで静まり返った。

でもその3秒後くらい、
左隣にいたSちゃんが、同じように耳を押さえて、「キャー!!」

私とSちゃんだけ、お互い何が起こったのか理解してるから、
「聞こえた!?」「近い!!」「何言ってた!?」「わかんない!」
って言いながら半狂乱になった。

私とSちゃんが特に怖がってたから、イタズラされた感じがした。



35: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/20(土) 11:35:00 ID:410Vc2d/0
そういうおちゃめな幽霊になりたいわあwww



83: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:06:05 ID:m2hpAMu/0
小学校のころ、海沿いの青少年の家でクラス合宿があった。
近くの神社までの道を往復するという肝試しをしたあと、あとは寝るだけという時間帯がやってきた。
怖い思いをした直後の妙なテンションのせいか、僕らは男女合わせて八人のグループで建物の一階の奥にある談話室に集まった。
消灯はついさっきのことだったので、まだ先生が見回りにくる可能性があったが、見つかったらそのときだ、と開き直っていた。
なぜならその中に一人、怪談話の得意なやつがいたのだ。普段は目立たないのに意外な才能というのか、とにかく彼の話す怖い話は訥々とした語り口と相まって異様な雰囲気を作り出していた。

僕らは夢中になって彼の言葉に耳を傾けた。いや、その場から離れられなかったというべきか。
畳敷きの談話室は背の低い本棚が壁際にならんでいるだけで、その本棚に車座になった僕らの影がゆらゆらと揺れていた。円陣の真ん中に、彼がろうそくを立てているのだ。
いつもは体育の授業も休みがちで、青白い顔をして教室の隅でじっとしているイメージの彼が、そのときは僕らを支配していた。誰ももう寝ようなんて言い出さなかった。
一人で部屋まで戻れと言われるのが怖かったのだ。
淡々と話は進み、女の子たちの顔が次第に強張っていくのが分かった。男の子の方も半ば強がりで次の話を早くとせがんでいたが、それも恐怖心を好奇心にすり替えようと自分を騙しているのに違いなかった。

ふっ、と話が途切れ、部屋の中に静寂がやってきた。
彼はちょっと休憩というように手を挙げ、持ち込んでいた水筒に口をつけて喉を動かしている。
スン、と誰かが鼻を鳴らし、連鎖するようにスン、スン、という音が静まり返った談話室の中に流れた。
そんな空気にたまりかねたのか、男の子の一人が無理に明るい口調で言った。
「こんなゲームしようぜ」



84: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:09:27 ID:m2hpAMu/0
みんな目をつぶって、いま幽霊がいそうなところを同時に指さすんだ……
そんなことを言い出したその子に、男の子も女の子も戸惑ったが「おもしろそう」という彼の一声でやらざるを得ない雰囲気になってしまった。
「じゃあつぶれよ」
言いだしっぺの子がそう言って、僕も嫌々目を閉じた。
急に自分の心臓の音が大きくなる。
「もう指さした?」
そんな声が聞こえ、慌てて適当に指をさす。
いそうなところを感じたわけじゃない。なんだかそれを感じようとするなんてことは、「しないほうがいい」と思ったのだ。

目を開けろ、という声が聞こえて恐る恐る瞼を開く。
キャッという短い悲鳴がした。
ほとんどみんなバラバラの場所を指さしていたが、その中で女の子が二人、ほとんど同じ方向に指を向けていた。
やだあ、なんてふざけてみせているが、声が震えているのが分かった。
「次の話」
と彼がぼそりと言って肩を少し突き出す。
僕らは蝋燭の火に顔を近づけた。車座が小さくなる。

また彼の寒気のするような話が始まり、なぜか不思議な余韻の中で終わる。息を吐く音がそれぞれの長さで微かに聞こえる。
「また幽霊がいそうなところを指さそう」
同じ男の子が言った。ああいいよと強がって別の子が目をつぶる。他のみんなもつられて目を閉じた。少なくともこの僕は、一人だけ目を開けているのが怖かった。
「じゃあ目、開けて」
そう言われて目を開けると、今度は男女のペアが同じ方向を指さしていた。僕は思わずその白い壁から視線を逸らせる。なにか見えてしまう気がして。
その後も彼が一つ話をするたびに、この霊感実験のようなゲームは行われた。
ゲームを言い出した本人も血の気の引いたような顔をしている。けれど誰もやめようとは言わない。全員が抜け出せない繰り返しの輪の中に囚われてしまっているようだった。


86: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:11:47 ID:m2hpAMu/0
そしてやがて気づき始める。
指をさす方向がだんだんと揃い始めていることを。
目を開くたびに息を飲む音がして、みんなの視線がそちらに向く。今度は四人がほぼ同じ方向の窓を指さしていた。厚手のカーテンがしてあって、外の様子は覗けない。きっと外からも蝋燭の小さな明かりは見えないだろう。
へへへ、と誰かが照れたような笑い声を漏らした。誰も窓の外、カーテンの向こうを確認しようとはしなかった。
みんなそちらからぎこちなく視線を逸らすだけだった。
「次の話」
と彼がまたひっそりと言った。
その彼が喋り始めてすぐに、今までの怪談とは違うことに気付いた。
真夜中に子どもたちが集い、霊のいる場所をあてる指さしゲームをする話だった。
まるで僕らのことのようだ。
一話二話と話が進むにつれ、だんだんと指は揃い始める。二人、三人、四人、五人……
そして最後の話が終わったとき、全員の指が同じ場所を向いた……
そこで彼の話は終わった。
はずなのに、みんな息を吐かない。
これからその続きが始まるのだ。
「目をつぶって」
と彼は言った。
誰も逆らえなかった。
僕の前には蝋燭のゆらめきだけが闇の中、陽炎のように残っている。
僕らが沈み込むように丸く座っている談話室の、あらゆる方位がぐにゃぐにゃと動いているような気配がある。
どこを指さしても、とても嫌な場所を指さしてしまいそうな予感がした。震えながら、手が動く。
「目を開けて」
と闇の中から声が聞こえた。
そして僕たちは全員が同じ方向を指さしているのを見た。



87: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:16:12 ID:m2hpAMu/0
大学一回生の春だった。
僕は大学に入って早々に仲良くなった先輩と二人きりで心霊スポットを訪れていた。
その人は怪談話の好きだった僕がまったく敵わないほどの妖しい知識を持っている怪人物で、僕は彼を師匠と呼び、行く先々について回っていた。
「この世には、説明のつかないことがあるものだな」
山鳩の声が彼方から聞こえる暗闇の中で、小さなランプが僕らの顔を照らしていた。
僕のとっておきの体験談を聞き終えて、師匠は一言呟いて頷いたきり反応しなくなった。
なにも言ってくれないと怖さが増してくる。
今いるここは人里を離れ山道をくねくねと登ってようやくたどりつく、打ち捨てられたようなプレハブ小屋だった。
色々な資材らしきものが散乱し荒れ放題に荒れていたが、中は広い。ブルーシートの埃を払ってその上に座っていたが、なにもない空間が身体の外側に張り付いて、無性に冷える。
心霊スポットに居座って怪談話に興じるという無茶を、よくやれたものだと思う。話している最中から変な気分だった。ここには二人しかいないはずなのに、もっと多くの気配が聞き耳を立てているような気がしていた。
「その……指さしゲームは始めてだったんだな」
ようやく師匠が口を開いた。
「そうです。たぶん、みんなも。それがどうかしましたか」
師匠は目を細めながら口元を緩めた。
「最後、みんながどこを指さしたか、あててやろうか」
驚いた。そして同時に、その談話室の中の詳しい様子を説明してないんだから、分かるはずはないと思った。
「お前の話だけでわかる」
師匠はさも当然のように言い切った。
僕は少し緊張する。分かるはずはない。けれど、不気味な雰囲気の漂う夜のプレハブ小屋の中では、その確信が揺らぐ。



93: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:25:25 ID:m2hpAMu/0
ランプの周りを飛ぶ小さな羽虫の音を聞きながら、暗闇に浮かび上がる顔を見つめる。
「全員、その怪談話をした『彼』を指さした」
そう言いながら師匠は僕の眉間のあたりに指を向け、ついでその指を隠すように握る込む。
「と、言いたいところだが、違う」
なぜなら、と続ける。
「お前は一度もそのゲームを真剣にやろうとしていない。霊の気配を探すなんてことは恐ろしくて出来ないからだ。むしろ、自分の指がそんな場所をさすことを恐れている。他の人と同じ方向を指さしてしまえば、本当にそこに霊がいるような恐怖心を抱いてしまう。
そう思っている。だから逆に、何もない場所を指さなくてはならない、という強迫観念にとらわれてしまうことは想像に難くない。そしてそれはゲームが進むにつれて、その場のみんなの共通意識になっていった……」
師匠の言葉は揺らぎのない不思議な自信に満ちていた。
「最初に女の子ふたりの指が揃ったあと、たぶんみんなこう思った。『もう一度、あの方向に揃うのは怖すぎる』と。だから意識的に、あるいは無意識にその方向を避けた。
そしておそらくその方向から全く離れた場所、例えば反対方向に偶々別の男の子と女の子が指を揃えてしまう。そしてみんなは思う。『あそこも駄目だ』と。また、指をさせる方位が減る。自然、次に指が揃う確率が上がる。繰り返せば繰り返すほど」
スッ、スッ、と文字を書くにように指を虚空に走らせながら師匠はプレハブ小屋の中を見回す。
「そして、『彼』が今の自分たちの置かれた状況とそっくりな怪談を始める。これは反則だ。どんなに怖くてもお話の中、というフィルターが外され、怪談が現実を侵食し始める。子どもたちの心が恐怖で満たされていったことは間違いない。
そうして、たった一つの強迫観念に支配される。『次は絶対に他の人と同じ方向を指さしてはいけない』と。まして彼の語った怪談の結末である、全員が同じ場所をさすなんてことは、絶対にあってはならない」



94: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:27:30 ID:m2hpAMu/0
師匠は指を下ろし、そのまま頭を垂れた。
「だから、みんな目を閉じたまま考えた。絶対に他のみんなが指ささない場所。そんな方向に霊がいるはずがない場所。いそうだなんて、思いつかない場所……」
ふいに寒気がした。まさか、師匠には分かってしまうのか?
「そこは、その談話室は、一階にあった。だから……」
師匠は顔を上げて右手を突き出し、そのひとさし指をゆっくりと真下に向ける。
「みんな、下を指さした」
その言葉を聞いた瞬間、頭の中に鮮明な記憶が蘇った。

女の子の悲鳴。男の子の悲鳴。バタバタとどこへともなく逃げ惑う足音。
全員の指が下を向いたとき、僕は得体の知れない金切り声を耳元で聞いた気がした。背中に重くて冷たい液体が流し込まれたような気がした。とにかくその場を離れようとして誰かにぶつかった。転んだ僕の目に、蝋燭の前で驚愕の表情を浮かべて硬直する彼の姿があった。
やがて談話室から喚きながら数人が飛び出して行き、その騒ぎを聞きつけて先生が寝巻き姿で走ってきた。
僕らは散々に怒られ、一発ずつビンタを頂戴した。
特に蝋燭を持ち込んだ彼は、先生の部屋に担がれるようにつれていかれてしまった。怪談話をしていたときの落ち着き払った態度は消え失せ、ごめんなさいごめんなさいと泣き喚いていた。

「よく、分かりましたね」
そう言うしかなかった。改めて、この人は凄い人だと思った。
「おそらく全員の指は厳密にはバラバラだったはずだ。自分の真下や、畳の上のどこか。いずれにせよそれまでに二人以上が同じ方向を指さしてしまったようには揃っていなかったと思う。
でも目を開けて、他の子の指が向いている方向を見たとき、みんなの意識は『下』というその記号だけを認知していた」
そう指摘されて始めて気付いた。確かに、指は揃っていなかった。なのに『揃った』と錯覚していた。



96: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:29:40 ID:m2hpAMu/0
「思い込みの強い子どもに、そのゲームは酷だったな」
師匠は口元だけで笑った。
僕は左腕をさすりながら肩を縮める。あの恐怖体験に、そんな心理トリックが隠れていたなんて……
ふと頭の中に微かな引っ掛かりを覚えた。
あれ? だとすると変だ。
「この世には、説明のつかないことがあるものだなって、言いませんでしたか」
僕の話を聞き終えたあと、確かに師匠はそう言った。しかしその直後、見事に心理的な説明がついてしまった。
あのときにはすべて飲み込んだ言葉のように聞こえたのに。なんだかあっけない。
「誰が、その話のオチのことだって言った?」
師匠がゆっくりと言葉を吐く。その瞬間、ゾクリと肌が粟立った。
ランプのほの明かりの中で首を巡らせて、蜘蛛の巣が煙のように覆っている小屋の四隅に視線をやりながら、師匠は語り始めた。
「ここは、倒産した土建会社の資材置き場だったらしい。それがどうして心霊スポットになったのか、まだ話してなかったな。まあ、あっさり言うと、社長がここで首を括ったんだ。そこの柱にネクタイを巻きつけてな」
ランプをそちらに向ける。
なにかおぞましいものでも見たように、僕は思わず身を引いた。
「で、そのあと夜中に小屋の前を通ると窓の内側に誰か立ってるのが見えるって噂が立った。その窓の向こうの人影は、異様に首が長いんだと。死んだ社長が浮かばれない地縛霊になって今もこのプレハブ小屋の中を彷徨ってるっていう話だ」
ところが。
と師匠は一拍置いた。
「社長が首を括った理由を辿っていくと、面白い別の噂に突き当たる」
カタン、とランプを置いて立ち上がった。
ブルーシートから出て地面の上を円を描くように歩き始める。



100: 指さし ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:35:12 ID:m2hpAMu/0
「土建会社が倒産したのは、資金繰りが悪化して不渡りを出したからだが、その資金繰り悪化に止めを刺したのが、杜撰な設計で始まった地元の自治体の公共工事を最低制限価格ギリギリで落札してしまったことだ。設計の通り行おうとする限り工期は遅れに遅れ、
自治体の担当と侃々諤々のやりとりを繰り返しながらキャッシュフローが目に見えて澱んでくる。なんとか工事は終え、自治体からの支払いも完了したが、そのころには土建会社としての足腰はボロボロになっていた。そしてその一年後に倒産、という流れになるんだが…… 
実はその公共工事の最中にある事件が起こっていた」
ピタリと師匠は足を止める。
「基礎工事をするために地面を掘り返していたときのことだ。現場監督と数人の作業員が、土の下からなにかの遺物らしきものを見つけてしまった。通常、貝塚やら古代人の遺構なんかの遺物を見つけた者には教育委員会に報告する義務が生じる。
しかしこれが工事をする会社にはやっかいな代物で、一通りの調査が終わるまでは工事を中断せざるをえないし、場合によっては工事そのものが中止されることもある。体力のない中小の土建会社にとっては死活問題だ。
だから、その報告を現場監督から受けた社長は、遺物発見の事実を隠すことを指示した。
そしてその掘り起こされた遺物は密かに別の場所に運び込まれ、埋め直された。もちろんその土建会社の私有地だ。すぐあとで、その土地の上にまるで覆いをするようにプレハブ小屋が立てられる。資材置き場として使われていたが、やがて土建会社が倒産の憂き目に会い、
社長はそこで首を括って死ぬ…… つまり、ここだ」
師匠は静かに言った。
空気の流れがほんの少し変わったのか、小屋の隅につまれた藁の束から饐えた匂いが漂ってくる。
ゾクゾクとなんだか分からない寒気が足元から這い上がってきたような気がした。



101: 指さし  ラスト ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:38:08 ID:m2hpAMu/0
「一体、掘り出してしまったものは何だったのか、それは伝わっていない。この噂自体、工機を動かしていた作業員からの又聞きで土建会社の元従業員たちの間に密かに囁かれていたものらしい。
ただ、会社の倒産も社長の死も、その遺物の呪いによるものではないかと噂されている。見つけてはいけないものを見つけてしまい、それをもう一度埋めてしまうなんていう、とんでもないことをしたからだと。
社長が首を括ったのが本社や他の施設ではなく、この山奥の資材置き場だったなんて、それだけで因縁めいているじゃないか」
師匠は柱のそばに立って、それを撫でた。社長がネクタイを巻きつけたという柱だ。
「そしてその社長の霊が未だにここに囚われているというのも、底知れない、暗い重力のようなものを感じさせる」
さっきから、遠くなったり近くなったりしながら、耳鳴りのようなものがしている。
僕は耳を塞ぎ、叫びたくなるのを必死で堪え、それでも師匠の口元から目が逸らせない。
何かが立ちのぼってくる。
目に見えない何かが。
「お前は、このプレハブ小屋にまつわる話をまったく聞いてない段階で、特にお題もなく怪談話をするのに、わざわざその小学校のころの体験談をした。まるで選んだように。だから、言ったんだ。この世には、説明のつかないことがあるって」
師匠は足音も立てず僕の前にもう一度座った。


さあ、目を閉じて、指をさそうか



102: 今夜は ◆oJUBn2VTGE 投稿日:2009/06/21(日) 00:39:42 ID:m2hpAMu/0
終わり



103: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 00:40:23 ID:nN8TxcIN0
GJ!!!!!



104: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 00:40:28 ID:Q/AQahb20
おつかれさまです



105: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 00:40:37 ID:jcAkLfoKO
なるほどこれはいい怪談
乙です



106: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 00:42:21 ID:wiWtto5PO
こいつは面白い話だな。今度怪談するときにやってみるわ。



116: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 01:03:31 ID:wK9BTlIX0

なんだか立て続けに読めて贅沢気分w



122: 最終退室者(1/6) 投稿日:2009/06/21(日) 02:54:28 ID:Ji+DSlua0
以前働いていた東京の会社で体験した話…。
この会社は8階建ての建物の6階部分を、ワンフロアー間借りしてオフィスにしていた。
それぞれの階は100人以上が収容できる中規模クラスの建物だ。

この建物のその他の階には、それぞれ別の会社が入っていたのだが、
収容人数に対してトイレの個室の数が極端に少ないため、
非常階段を昇り降りして他の階のトイレを利用させてもらう事がよくあった。

この建物は夜、各フロアーの最終退出者が施錠すると自動的にセキュリティーが設定され、
最終退出の後は2~3分後に空調および照明がすべて落とされてしまう。

エレベーターもその階を素通りし、非常階段の鉄扉も内側からのみ開くようになるので、
警備員を除いて、階段側から共用廊下へ侵入することができなくなるのだ。

当時私の部署は納期直前の時期に差し掛かっていたため残業がひどく、
早朝から深夜まで仕事に縛りつけられていたので、
唯一の憩いの場がトイレの個室になっていた。

夜10時ころになり、一呼吸入れるためトイレで休憩することにした。
同僚から見とがめられるのを避けるため、わざわざエレベーターに乗り、
8階のトイレの個室に入ってしばし携帯電話でニュースを読む。
この8階は、我々の会社と同じくIT関係の会社が1店舗入っていたと思う。

ほどなくして、その階の最終退出者が施錠し、
「ピッ、ピッ、ピッ」という一定リズムの電子音が遠くで鳴り始めた。
自動セキュリティー開始の合図である。

それを意識の外でぼんやり聞きながら構わず携帯を弄っていると、
2~3分後にすべての照明が落とされた。



123: 最終退室者(2/6) 投稿日:2009/06/21(日) 02:55:09 ID:Ji+DSlua0
ふいに目の前が完全な闇に包まれる。それまで静かに聞こえていた空調の音も消え、
見えるのは自分の携帯電話から発せられるバックライトの光だけだ。

このような状況にはこれまで何度か遭遇していたので、
のんびり慌てずにキリの良いところまで携帯電話を操作して、
いよいよ個室の扉を開けて外へ出ようとしたときだった。
不意に人の声が聞こえてきたのだ。

その声はぼんやりとしていて話す内容まではよく聞き取れなかった。
しかし聞き耳を立てていると、徐々にこちらへ近づいてくるようだ。
最終退出の後、警備員が確認に来たのだろうか?

既に消灯されてから5分以上が経過していたので、
このフロアとは何も関わりのない私がこの場にいるのは極めて具合が悪い。
とりあえず相手をやり過ごしてからこっそり出ようと、
ドキドキしながら聞き耳を立て続ける。

居室以外の共用部分はどの階も造りが同じになっていて、
見るからに安物の実用一辺倒なみすぼらしいカーペットが敷かれている。
そこからトイレに踏み込むと耐水性を優先したリノリウムの床になる。

カーペットを歩けば軽い衣擦れのような音がするのだが、
履物によってはあまり音が聞こえない場合もある。

それに対してトイレに入ればいかなる履物でもすぐにゴムが擦れるような
「キュッ、キュッ」という特徴的な音を立てるため、
仮に忍び足で歩いたとしても少なからず、摩擦音が聞こえるはずだ。

声がいよいよ近づいてくる。しかし相変わらず内容はハッキリとしない。
それどころかとても陰鬱なボソボソした独り言のような声なのだ。



124: 最終退室者(3/6) 投稿日:2009/06/21(日) 02:56:14 ID:Ji+DSlua0
そもそも警備員が二人で歩いてきたとすれば、
そんなに小さな声で話すだろうか?

なおも、声が近づいてくる。心臓が徐々に激しく鼓動を打ち始める。
その声はトイレの入り口の辺りに差し掛かったようだ。
しかし何も足音は聞こえない。
声からすると移動はスムーズに淀みなく続いている。
しかし衣擦れや足音が一切聞こえないのだ。

「どうし…、こ…な……に…、ど…し…、こんな………。」

不気味な声が近づいてくる。僅かずつではあるが、聞き取れる部分が増えてきた。
だが、相変わらずボソボソとした声で、途切れ途切れにしか聞こえない。
その声がトイレの入り口の辺りで一旦足を止めたようだ。

本当に警備員だろうか?
なぜなら足元の隙間から懐中電灯の明かりなどが一切漏れてこないのだ。
数秒間その場にとどまった後、再び声が聞こえ始めた。
どうやらさらに近づいてくるようだ。

「どうして、こんな……に…、どうして、こんなこ…に…。」

相変わらず足音は聞こえない。
だが、どうやら自問自答するような言葉を繰り返しているようだ。

俺は入り口から最も遠い個室に入っていたのだが、
既に声の感じからすると入り口のすぐ横の洗面所の辺りまで近付いているようだ。
そしてこれまで聞き取れなかった陰鬱な声がハッキリと聞き取れ始めた。



125: 最終退室者(4/6) 投稿日:2009/06/21(日) 02:56:56 ID:Ji+DSlua0
「どうして、こんなことに…。どうして…。こんなはずではなかったのに…。」

その声を聞きながら全身の鳥肌が一斉に逆立つのを感じた。
何かを後悔しているようだ。
しかしその声が地獄の底から聞こえるような、非現実的な響きを伴っている。

全身から嫌な脂汗が流れ始める。鳥肌が一向に収まる気配もない。
声の陰鬱さもそうだが、どうして足音がしないのだろう?

そして、なぜこれ程の完全な暗闇の中を、
独り言を呟きながらトイレに入ってくるのだろう?

そういえば、8階のトイレは俺がこのビルで働き始めた2年前から、
いつも故障中の張り紙が貼られた個室が1つだけあった。

なぜ2年間も故障したまま修理されないのだろう?
これまで別の階で水が溢れて大騒ぎになったことがあったが、
その時はすぐに修理されて使えるようになったのではなかったか?

『まさか!』と嫌な予感が頭をよぎり始める。
その故障中の個室は、俺がいる個室のすぐ隣にあったのだ。

個室のすぐ外、私のいる場所から1mも離れていない場所で、
再び「どうして、こんなことに…。」という声が聞こえた。

ゾクリとして身動きできないでいる。呼吸すらまったくできない。
携帯電話は省電力のために既に消灯し、少し前から完全な暗闇になっている。
自分の目が開いているのか閉じているのかもわからないくらいの完全な暗闇だ。



126: 最終退室者(5/6) 投稿日:2009/06/21(日) 02:58:03 ID:Ji+DSlua0
その数秒後、何かを絞ったような「キシキシキシ」という軋み音が聞こえたかと思うと、
「うぐっ、ぐぅ…、うぅぅぅ…。」という、
くぐもった苦しげな声が『隣の個室の中から』聞こえてきたのだ!

それと同時に、個室の壁をめちゃくちゃに暴れて蹴飛ばすような、
「ドカン! ドカン! ドカン!」という大音量が立て続けに鳴り始めた。

突然の出来事に死ぬほど怯えながらも、その大音量を合図に手探りで鍵を開け、
「うわぁ~!」と思わず叫びながらトイレの個室を飛び出した。

しかし完全な闇で扉を開けた後も何も見えない。
自分がどちらを向いているのか、出口がどちらにあるのかもわからない。

慌てて携帯電話のボタンを適当に押し、
しばらく待ってから淡い光を前方に向ける。
隣の扉はやはり閉まったままだ。誰の姿も見えない。
しかし、「ドカン! ドカン! ドカン!」という恐ろしい音が鳴り響いている。

携帯を握りしめたまま、うっすらと見える道を必死に走り、
転ばないように最小限の注意を払いながら非常階段を目指す。

ようやく鉄の扉に辿りついてドアのレバーを押し下げるが、
扉が「ガツン! ガツン!」と何かに引っかかって、
押しても引いても全く開かない。

「うわぁ、ドアが開かない! 開かないぃぃぃぃ! 誰か開けてくれ~!」と叫んだが、
ふと見ると「-」のような形のドアロックを90度回して解錠しながら、
レバーを下げなければ開けられないことを思い出し、
転げ出るように非常階段へと飛び出した。



127: 最終退室者(6/6) 投稿日:2009/06/21(日) 02:59:10 ID:Ji+DSlua0
その階段も真っ暗に消灯されている。
元々、動体センサーで動くものを捉えて蛍光灯が点灯するようになっていたので、
気にせず階段の手すりを手探りで探し当て、転げ落ちるように階段を駆け降りた。

自分を追いかけるように背後から点灯していく蛍光灯。
その光に励まされながら階段を降り続け、自分のオフィスがある6階まで辿りつくと、
非常ドアを引き開けた。いつもと変わらない明るい共用部分にほっとする。

8階の開かずの個室だが、これまで変な噂は一度も聞いたことがなかった。
我々の会社の他の人間も時折8階のトイレの個室を使う者がいたようだが、
私のような体験をしたものは1人もいなかった。

この話は会社の誰にも相談できなかった。
だがそれ以降、どんなことがあっても決して最終退室者にならないよう、
気をつけたのは言うまでもない。



134: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 06:38:40 ID:RROB6oEM0
>>すごく怖かったよ~



138: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 07:05:12 ID:5V4VKLYlO
>>
俺がそんな体験したら発狂するな多分



144: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/21(日) 10:32:18 ID:19EzSGuHO
>>よく無事で…。日常に忍び寄る恐怖ってヤツですね。

心霊スポットに行く場合なら心の準備が出来てるから、まだマシだけど
こういう日常生活のふとした瞬間に不意討ちでくるのは怖い。



214: 土着信仰 投稿日:2009/06/22(月) 04:24:58 ID:tBdN5rFB0
俺文才ないし、誤字脱字もありまくるかもしれないが、カバーしてほしい

えっと、俺の親の実家の墓には、明治以前の遺骨が入ってない
何故かというと、その実家がある山奥の集落には独自の土着信仰があってなかなか仏教が定着しなかったから
というか、明治まで寺という概念がなかったらしい
その『土着信仰』なんだけど、けっこう特殊な物だった
とあるホラーゲームの影響で、俺は学校のレポートの題材にそれを選んだ
そもそも土着信仰とは、外界との交わりのない集落において発生する集団睡眠が発展したようなものだと俺は思っていたから、その『土着信仰』を信じてなかった
正直霊的な物とも無縁だったから、この話を洒落怖スレに投稿する事になるとは思ってなかったけどね
まあ、それでその『土着信仰』は、簡単に言うと山を信仰していたという感じのものだった
その、俺の祖先ともいえる人々が住んでいた集落は山に囲まれたところにある
もちろん海なんて馬鹿のように遠いし、前述のように仏教より土着信仰が定着するような世界だったから
食料はほとんどが山の幸だった
魚も山の川で取れる物、畑も山から流れ出る川の水が必要不可欠であったし
季節の山菜も大切な食糧であった、もちろん猪や熊といった動物の肉も山無くしては得られない
山に支えられて生きてきた集落だったから、独自の『山中心の輪廻思想』が作られた
山の作った糧を得て、生活を営み、死んだら山に還り、山の養分となり糧を生み出すって感じ
そこで、また独自の埋葬方法が生み出された
それについては、後で述べたい

ただ、俺は集落で聞き込むうちに、山が神格化さていた訳ではなく
山に住む神様に対する信仰があり、そこから『山中心の輪廻思想』ができていたと知った
それが問題だった


215: 土着信仰2 投稿日:2009/06/22(月) 04:27:24 ID:tBdN5rFB0
その山に住む神様を、俺は簡単に『ヤマガミ』と呼ばせてもらう
そのヤマガミ様の何が問題かというと
よくある鶏が先か卵が先かの話に例えたい
信仰対象であるものが同じもの、山=神様、の場合
鶏=卵、であり、どちらを先にしてもどちらも同じものなのだから問題ない
しかし、山=神様でないとすると
山が先にあり、信仰されていたから、そこに神様が生み出されたのか
それとも、神様がいたから、その山が信仰の対象になったのか
と、鶏が先か、卵が先かの問題が始まる
聞き込みを鵜呑みにするのなら、後者で間違いないのだが
俺は山に住む神様だの、幽霊だのに俺は会ったこともないのだから信じていなかった
集団催眠として扱うのなら圧倒的に前者のほうが楽だったこともあり
俺はそのヤマガミ様の調査を始め、存在を否定しようとした

まず、以前聞き込んだ家も含め家々を訪ね、ヤマガミ様について聞き込んだ
『おじいちゃんのおじいちゃんが見たことがあると、おじいちゃんから聞いたことがある』byよぼよぼのおばあちゃん、といった骨董品的な目撃情報や
ご丁寧に目撃した人物、場所、時間、ヤマガミ様の格好、反応をまとめて本のようにされた物もあった
結果、2日かけて目撃情報を集めたのだが
面白いことが2つ分かった

が、その前に、その集落独自の埋葬方法について説明させてほしい
死んだ人間を棺桶に入れる所までは変わらないが
その棺桶を、故人の家族が交代で担ぎ、近所の村人たちが鈴を鳴らしながら
山の中腹辺りにある割れ目まで運び、棺桶ごとそこに投げ込むといったものだ
その割れ目がかなり深いものらしく、底に落ちて行った棺桶は山と融合し
死者は大地に還る、ということらしい
割れ目の淵には石の塔があるのみで、墓というよりは儀式の場所に近いものと聞いた



216: 土着信仰3 投稿日:2009/06/22(月) 04:28:37 ID:tBdN5rFB0
さて、面白い事の1つは、その埋葬方法から、普通の火葬し墓に埋める方法に変わってから、ヤマガミ様を見たものはいないということ
これは、山を信仰する儀式の風化により、ヤマガミ様を信じる人間がいなくなったためだとも考えられる
つまりこれは集団催眠だと証明するにおいてかなり強いカードになる
そして、もう1つ
外見が一部分以外バラバラだということ
あるときは猪の体だったり、人型だったり、羽があり飛んでいたりと、外見が一部を除いてバラバラだった
同じ一部分というのが、顔だ
全て、石のような丸い顔に、白い苔が生えていてフサフサしていて
目の位置には触角のようなものがある、という事だった
これも、インパクトのある部分以外違っているということ
つまりこれも集団催眠だと証明するにおいて強いカードだ
しかも、ヤマガミ様は遠巻きに人を見ているだけで、逃げても追ってこず
追いかけると逃げ出すだけだった
つまり、話しただの、遊んだだの、直接的な接点は無く、遭遇者全員がただ見ただけであった

ここまで調べると、あとは儀式の場を見に行って
僕も探してみましたが現にヤマガミ様に会いませんでしたからそんなもんいません
という事にしよう、と俺は布団に入った

翌日、バイクで近場のスーパーへ20分かけて行き
スポーツドリンクと、ポテトチップスのうす塩とコンソメ
ガム類、チョコ、おにぎりを買った
出発は午後2時を計画していた、話を聞くに徒歩30分ほどでその場所には着くらしい
一応聖域だということで、祖母に渡された線香と、買い込んだ菓子類をリュックに詰めて
俺はその『聖域』に向かった



217: 土着信仰4 投稿日:2009/06/22(月) 04:31:10 ID:tBdN5rFB0
砂利道を歩き、沢を超えたところで、もう本当に森の中だった
何年使われてないのか分からないが、荒れ放題だった
俺はポケットからイヤホンを出し、携帯に繋いで音楽を聴きながら歩いた
木の根っこを踏み越え、笹をよけて行きながら、地図を確認し
このまままっすぐでいいことを確認すると、俺はリュックの脇にさしてあったペットボトルを抜き、スポーツドリンクをラッパ飲みした
太陽が見えて、手をおろして、前を向いたらそこで30mほど先に『ヤマガミ様』を見た
すごい不思議な感覚だった、ペットボトルを手に提げたまま俺は硬直していた
人型だった、全身真っ白で、顔が本当にフサフサした苔のような白い何かで覆われていて
目があるところに触角みたいなものがあった、口は見えなかった
モリゾーだっけ、あれから目と鼻と口と色を引いて触角だけを付けたような感じだった
耳元でなっているはずの音楽も聞き取れないような、もうほんとうの無音だった
手足の感覚が無くて、目も反らせないまま、頭だけが動く、金縛りみたいだった
ヤマガミ様も俺を見ていた、異常なほど体感速度が圧縮されたみたいに長い時間があった
すると、ヤマガミ様が視界の中で大きくなってきた
俺はヤマガミ様の全身を見ていた、ヤマガミ様の手も足も動いてないのを確認していた
俺は立ちすくんでいた、足が前に進めるなら逃げ出している



218: 土着信仰ラスト 投稿日:2009/06/22(月) 04:32:35 ID:tBdN5rFB0
ヤマガミ様が大きくなっているように見えたのは、何のアクションも無くこちらに接近してきていたからだと気付いた
あと10mほどの距離という所で、唐突にあることに気づいた
いままで近づいてきたという例は無かった
もし、ヤマガミ様が人を食うとしたら?今まで崖に落とされた棺桶の中の死体を食べていたとしたら?人里に糧を与えていたのも人間がいなくなり死体を食えなくなるのを防ぐためとしたら?何十年も人を食えないで腹を空かしてたとしたら?俺が格好の餌としたら?
歯がガチガチ言った、距離はあと5mくらいだった、俺よりも2回りも3回りもおおきかった
ヤマガミ様の顔の触角の下あたりの生物であれば口がある部分がモゴモゴ動いた
俺は死を覚悟しようとしてしきれずガタガタ言っていた
ヤマガミ様の顔が視界から消えた、石のような見た目の腹が目の前を埋め尽くした
ヤマガミ様がしゃがみこみ触角が俺の顔の真ん前にあった、口の位置がモゴモゴしていた
「ひっ」という声が出た、何かが頭に触れた、八つ裂きにされ食われると覚悟した
「さむしい。さみしい。さびしー。さむしい。」
俺にはそう聞こえた、気付くと俺はペットボトルを手に立ち尽くしていた
耳元で鳴る曲はスポーツドリンクを飲んだ時と変わっていなかった

俺は耳からイヤホンを外すと、地図を確認し割れ目の淵まで歩いた
石碑がたっているだけの、谷みたいな場所だった
俺は持ってきたポテトチップスうすしおの袋を開け、一枚取り出すと齧った
そして、袋の端を掴んで、割れ目の中に撒いた
コンソメ味も開け、一枚食べながら、同じように撒いた
線香に火を付けると、地面に立て、チョコを半分脇に置いて俺は帰路についた

結局、自分の体感したものが何だったかはよく分からないし
俺も調べていくうちに催眠にかかったのかもしれない
締め方が分からないけど、土着信仰ってなんか素敵だよな



244: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/22(月) 15:32:53 ID:lFz+MyZW0
>>214
>というか、明治まで寺という概念がなかったらしい
寺請制度も知らない厨房の創作かよ



246: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/22(月) 15:55:10 ID:ERp0XnAe0
>>244
檀家制度は当時の国の戸籍管理制度だから、村単位までの規模を取りこぼす事はないと聞いた事が有るなぁ。



248: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/22(月) 16:40:25 ID:lFz+MyZW0
>>246
当時は年貢の取立ても厳しかったからね
循環型エコロジー生活を送っていますなんて言ったら見逃してくれるわけない
米を作れ米をと強制される

それに阿呆らしくて上では突っ込まなかったが、当時は四足の肉食はタブーだったんだよね
動物名を言い換えたりしてたまにこっそり食べることはあったが
生活の支えになるくらい肉食していて目こぼしされるわけない
生類哀れみの令の頃に集落ごと餓死しているだろw



253: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/22(月) 17:18:54 ID:4bO14Kb/O
>>248
生類憐れみの令は、地方によっては無視、或いは軽視されてたし
廃止後は、その反発の様に、獣肉食が広まったらしいけどな

ちなみに、それ以前も、猪や熊、兎や雉などの野生動物の獣肉は
牛や馬、犬猫のような家畜より、遥かに受け入れられてたらしいぞ



255: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/22(月) 17:28:10 ID:MFwCq1pQ0
>>248
サンカ等の山の民は昭和の始め頃までは存在していたはずだが



268: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/22(月) 22:04:19 ID:H+5JOZZVO
>>214 おもしろかったよ~!
ヤマガミ様に会いてー!



302: 深夜のドライブ 1 投稿日:2009/06/23(火) 00:39:42 ID:bn0ryByu0
空気読まずに投下

今年の3月半ばの話

高校の卒業式も終わり、大学の入学式までまだ数週間あり暇だった俺と友人のひろしが俺の家でだらだらとマンガを読んでいると、同じく友人のなおきから「車でどっかドライブいかね?」と電話があった。

話によると、なおきの兄貴が長期出張に行く事になったらしく、その間車を借りれる事になったので、どこか遠くへ深夜のドライブに行こうということらしい。
俺たち2人はひたすら暇だったので二つ返事でドライブに行く事にした。

ただし、俺達は免許を取ってから機会があればあちこちにドライブへ行きまくっていたので、地元の周辺はほぼ行きつくしており、暫らく考えた末に「ひとまず高速に乗ってから、どこか適当な知らない場所で降りてそこから下道を進もう」という事になった。

1時間半ほど高速を進んだ辺りだろうか、山の中の人気の無いインターチェンジが見えてきたので、そこを降りる事にした。

高速を降りると、予想の反してかなり整備された道だった。
人家や店が無いだけで街灯も多く、俺達は雑談をしながら暫らくその山道を進んでいると、運転をしていたなおきが「あの横道入ってみないか?」と提案してきた。

その横道は今まで走ってきた道とは違いかなり狭く、街灯も何もなく少し不気味な感じがしたが、単調な広い道に飽きてきていた俺達はその道を進む事にした。
横道は予想以上に狭く、所々に木の枝が道まで突き出している場所などもあり、3人で「なんかこえーな…」などと話しながら進んでいたのだが、ふいに後部座席にいたひろしが「…あ、あれは」と何かを見つけたらしく止まってくれと言い出した。

続く



303: 深夜のドライブ 2 投稿日:2009/06/23(火) 00:40:35 ID:bn0ryByu0
続き

助手席にいた俺と、運転していたなおきは何も見ていたなったため、車を路肩に止めた後でひろしに聞いてみると、一瞬だが林の中に女の人らしい人影を見たという。
俺はひろしが俺となおきを脅かそうとしているのだと思い、「またまた~w」と茶化すように聞いたのだが、ひろしは大真面目に「いや、マジだって、とりあえずちょっと引き返してみてくれよ」と真顔で言い出した。

俺となおきは「まあのせられてやるか」的なノリで車を引き返し、ひろしが女の人を見たという場所まで戻ると、さっき通った時は気付かなかったのだが、その場所には舗装されていない下り坂の横道があり、その先には真っ暗な林道が続いていた。

なおきが「お前が女の人見たのってここか?」と聞くと、ひろしは「道があったのは気付かなかった、でも女の人は間違いなく見た。ほら、その先にちょっと大きい石あるだろ?あの辺り」と言うので、半信半疑のまま林道を下り、その場所まで行く事にした。

石というか岩の辺りまで来ると、その場所は少し開けており、車を止めて降りてみたが周囲には誰もいない。
俺はひろしに「誰もいねーじゃん」と、はいはいそろそろネタばらしよろしく的に聞くと、ひろしはちょっとキレ気味に「マジで見たんだって!」と言い出した。
仕方なく俺となおきは岩の辺りを車のライトで照らしたりしていると、岩の裏側の下のほうに何かが見えた。

最初になおきがそれに気付き、俺達は岩の裏側へと回り込んだ。
そこで俺達は背筋に寒い物を感じた。
岩の裏側に回ってみると、さっきまで気付かなかったのだが、女物のブーツの片足だけが落ちていた。

続く



304: 深夜のドライブ 3 投稿日:2009/06/23(火) 00:41:18 ID:bn0ryByu0
続き

俺が「…もしかして自殺?」と独り言のように呟くと、なおきが「近くに車とかなかったぞ、どうやってこんなとこまで来るんだよ、置き去りにされたとかか?」などとあーだこうだ話していたのだが、ふと気付くとひろしが全く会話に入ってこない事に気が付いた。

俺がひろしに「お前はどう思う?」と聞いたのだが、ひろしは林の中の一点を凝視していて全く返事をしない。
なおきが「ひろし?」と聞くと、ひろしは真っ青な顔で林の中を指差した。

その方向を見てみると、背の低い木の枝や草が折り重なっていて良く見えないが、7~8mくらい先に明らかに人がいる。
更に良く見てみると、女の人のようだ。
年は10代後半から20代前半くらい、服装も普通で何もおかしなところは無い。
強いて言えば、髪の毛が結構長いのだが、それが顔にかかっていて表情は全く読み取れない。

なおきが「なんだ。やっぱ置き去りにされたんじゃね?可哀想だから家まで送ってやるか」と林の中に足を踏み入れようとすると、ひろしが「やめろ!」と突然大きな声を出した。

なおきはそれを意に介さず女の人を呼んだりしていたのだが、俺はその女の人がおかしい事に気が付いた。
髪の毛が前に垂れ下がっているから顔が見えないのかと思ったがそうではなかった。

続く



305: 深夜のドライブ 4 投稿日:2009/06/23(火) 00:42:05 ID:bn0ryByu0
続き

首が180度逆を向いていた。
俺がその事に気付いたとき、その女がなおきの呼び声に答えるかのように振り向いた。正確には「背中をこちらに向けた」
暗くて目は見えないが、その女の口元は微笑むように笑っている。
流石になおきも女の異常な姿に気付いたらしく、3人とも暫らく黙ってしまった。
というより動けなかった。

沈黙していたのは10秒もなかったと思う。
突然ひろしが俺となおきの手を掴んで車の方へ走り出した。
ひろしに引っ張られ走る俺は、何となく後ろを振り向いた。
するとその女が微笑んだまま後ろ歩きで草や木の枝をかき分けながらこちらへ
向かってくるのが見えた。

車に大急ぎで乗り込み、俺が「おい、追ってきてるぞ!」と2人に言いながら岩の方を見たのだが、その女が見えない。
俺は「あれ?追ってきてないのか?」と少し安心していると、必死でエンジンをかけていたなおきが突然「うわあああああああ!」と叫び声を上げた。

なおきのほうを見ると、運転席側の窓にマニキュアをした「真っ白い手の甲」が見えていて、それがゆらゆらと揺れている。
ひろしとおれはなおきに「早く車動かせよ、洒落になんねーよ!」とせかし、なおきは物凄い勢いで車をバックさせて元来た道へ戻り始めた。

林道から舗装されたさっきの道に戻り、俺とひろしが林道の方を見てみたが、あの女は追って来ていない。
少し落ち着いた俺達3人はそれからほぼ無言だった。
俺は何かあの女の話をすると現れそうで怖かったのだが、なおきとひろしも同じ心境だったのだと思う。

続く



306: 深夜のドライブ 5 投稿日:2009/06/23(火) 00:42:58 ID:bn0ryByu0
続き

先ほど降りたインターチェンジから高速にのり、そこで俺は「とにかく明るいところにいたい」と、途中にあった結構大きいドライブインに入る事を2人に提案して、2人ともその方が良いと同意してくれた。

ドライブインに入ると、時間はもう3時頃、人気は殆どなく駐車場に仮眠中のトラックが数台止まっているだけだったが、俺達は明るいところにこれたためホッとして急に緊張の糸が切れた。

自販機で暖かい飲み物を買い、ドライブイン内のベンチでみんな無言で各々に飲み物を飲んでいると、自販機のある通路の方から「ふふ…」と女の人が笑う声が聞こえてきた。
3人とも声に一瞬「ビクッ」としたが、まさかな…と3人で「気のせいである事」を確認するために自販機のある通路へと向かった。

そこには「あの女」がいた。

体が正面を向いていたため顔は見えない。
本来後頭部がある後ろ側から、「ふふふ」とさっきの笑い声が聞こえてくる。
俺達はパニックになり半狂乱で車に乗り込むと、そのまま猛スピードで車を飛ばし地元へ帰った。

その後俺達は各自進学し、俺は地元とは別の場所で一人暮らしを始めた。
あれ以来、実害は無いが時々「あの女」が視界の端に見える時がある。
ひろしとなおきとは今でもよく連絡を取り合うが、2人ともあの日の事は一切口に出さないため、2人にも同じ物がみえているのかはわからない。
俺は「あの女」が視界の端に見えるたびに気のせいだと思うようにしている。

終わり



307: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/23(火) 00:46:05 ID:G/kLx4+Q0
足がゾクゾクした 乙
しかし後ろ向きで草をかき分けるって事は相当腕の関節柔らかいんだな



314: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/23(火) 01:26:02 ID:4jf+kCwW0
ID:bn0ryByu0 乙

真夜中の森で、吊ってる人でも発見してしまったのか
と思いながら読んでいて思ったこと
その女と出会うのと、吊ってる人を発見してしまうこと、どちらが怖いだろうか?
そして私自身、真夜中に付近(車で1時間圏内くらい)の有名スポットへ
一人で写真撮りに行ったりしていた時期もあったので(今は無理w)、
その時にそういうことがなくてよかったなぁと、しみじみ思った



315: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/23(火) 01:30:39 ID:cDq2tgyR0
>>314
まままま真夜中に一人でスポット??(゚Д゚;))
し、し、しかも写真まで撮ったって、あんた何者???



318: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/23(火) 01:38:24 ID:4jf+kCwW0
>>315
人間誰しも、怖いもの無しな年頃はあるものでしょw
二十歳そこそこの頃は暇つぶしとネタ作りをかねてよく行ってたよ、
そもそも真夜中の一人ドライブが好きだったんでね
ちなみに写真には毎回何にも写らないんだよね
でもこういう話は仲間内ではいいネタ話にはなるので、気が向いたらやってみるといいよ
この場合の「気」というのは、気力的な意味合いの「気」ね
気力が落ちている時は、些細なことが怖く感じるのでお勧めしない



319: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/23(火) 01:44:44 ID:cDq2tgyR0
>>318
怖い物なしの年頃なんてなかったよ(゚_゚)今だってコワイモノアル
何も写らなかったのは、もしやその「気」が弾いたのか



481: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 05:11:19 ID:kxkE0xi10
5年くらい前の話です。

友達のアパートに、借りていたDVDを返しに行きました(住宅街)。
そのアパートには、来客用の駐車スペースがなかったので、
歩いて5分ほど離れたコンビニで、
友人へのお礼がてらのお菓子やプリンなどを買って、
店員さんに、
「10分くらいで戻るので、車を停めていて良いですか?」と了承を得て、
友人のアパートへ向かいました。
歩いている最中に、黒塗りの車が近寄ってきて、
(私は左側の歩道、運転席は右側)
「○×という建物を知らないか?」と気かれました。
車内の音楽が大きい上に、
運転席の男性の声がカタコトの日本語で聞き取りにくかったので、
「すみません、聞こえませんでした。何処をお探しですか?」
と、助手席側のドアに近寄ったときに、
いきなり後部座席から、2人の男性が降りてきて、
私の後ろを囲むようにスタンバイして、1人が助手席のドアを開けようとしました。
そのとき、道沿いのマンション(ベランダが車道向け)の2階から、
「どうしました?大丈夫ですか?」と、大声で言ってくれた方がいらっしゃいました。
その声で、数軒のベランダから人が出てきてくれて、
「何が起こったの?」的な雰囲気になりました。
すると、男性達は急いで車に戻り、急発進で立ち去りました。

最初に話しかけられたときには、車内には運転手しかいないように見えました。
そう考えると、後部座席から出てきた男性達は、シートの下に屈んでいたのでしょう。
変な事(および人物)に関わることの多い人生の中で、
一番ギリギリだったと思われる事項です。



487: 供養塔1/2 投稿日:2009/06/25(木) 11:22:33 ID:8BI67mvv0
N県のK大橋。知る人ぞ知る自殺の名所がある。
(↑内容から個人特定に繋がるかもしれないので敢えて伏せさせてもらいます)
あまりの自殺の多さに欄干には4本の有刺鉄線が張られているほどだ。
そして橋の袂には小さな供養等がある。
夏にはかなりの人が訪れる心霊スポットになっていた。

数年前、ちょうど今ぐらいの時期。
まだ夜は薄寒かったが、単車を購入したばかりの俺達はなんとはなしに
「行ってみよう」ということになりそこまでツーリングに行った。
心霊スポットである事は噂に尾鰭が付くほど聞いていたが、実際に訪れたのは初めてだった。
初めてなのに、来たことがあるような妙な感覚だった。デジャ・ヴュってやつだろうな。

話は脱線するが「リング」の小説を読んだことがあるかい?
こんな描写がある。―小説を読んでその場所へ行ってみたいと思う。
そこは描写を頼りに記憶へ描くとこんな場所だろうな、と想像する。
しかし実際に現地へ行って見ると、まず間違いなく想像とは全く違う。と。

だから噂しか聞いたことがないのにその場所を「知っていた」という時はその一度きりだが
それだけで既にかなり怖かったのを覚えてる。

橋の手前にバイクを止め、エンジンを切るとこれでもかというほど静かだった。
国道が遠いせいで周囲の騒音は全くなかった。
橋の下はダムから流れる川になっており、高さは相当のものだった。
夜では下は全く見えない。

暫くいると人間不思議なものでその場に慣れてくるらしく、皆で周辺を探索した。
私の友人太郎(仮名)が調子に乗って橋の袂にある供養塔に右足を乗せ
友人に写真を撮れと促した。いやそれは本気でやめたほうがいいぞと止めたが
聞く耳もたず。結局写真は撮影され、その場では特に何も起こらなかったのでその日は解散した。
数日後その写真を現像したということで見たのだが、特に異常はなかった。



488: 供養塔2/2 投稿日:2009/06/25(木) 11:24:11 ID:8BI67mvv0
その年の夏、その友人達は3人で別の県までツーリングに行った。
俺は仕事で行けなかったため、お土産よろしくと見送った。
そして仕事中1本の電話が入る。ツーリングに行った友人からだった。
こっちは忙しく電話に出る事ができなかったため、後で掛け直そうと思ったが、あまりのコールのしつこさ。
仕事だってわかってるはずなのに…とブツブツ呟きながら電話に出ると
「あのな…」
友人は半分泣きながら話し始めた。
友人達が走っていた国道は見通しもよく、彼らもそんなにスピードを出すタイプではないから
事故はまず起こすはずがない、と思っていた。
ところが事故にあったのだ。道路にひょこっと現れた女の子を避けるために。
いわゆる回避事故。だがその女の子は「飛び出した」ではなく「現れた」のだ。道路に突然。
それは3人全員が見てるから間違いない。
そして太郎は転倒し激しいクラッシュ。二人ともすぐ駆け寄り太郎の身を案じた。
一人がそこで女の子に罵声を浴びせようと振り向くと、誰もいない。
見通しよく隠れるところも一見すると全くない場所で女の子は現れ、そして消えた。
「脚が痛い!脚が痛い!」と太郎はしきりに悶える。
それはそうだろう…太郎の右脚は完全に大腿部辺りから無くなっていたのだから…
そしてどこを探しても太郎の右脚が事故現場から見つからなかったのだ。

さらに驚いたことがある。
その事故から数日後、当時の彼女にアルバムを見せる機会が訪れ
一緒に昔のアルバムから最近のまでじっくり見ていると…
あの供養塔に右足を乗せた写真から、彼の右脚が消えていた。
写真が変化するなんてことがあるのか…心底震えた。

結局太郎は義足をつけ、今は平和に暮らしてはいるが二度とああいう場所には近づかないという決意をしたようだ。
当たり前な話だが、そういう現場に行く際はくれぐれもご注意ください。できれば行かない方が懸命です。
ましてや供養塔にはそれなりの意味があります。知らずに行ったとしても迂闊な行動を取らぬようお願いいたします。



494: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 13:15:22 ID:urO2D08K0
怖いというか不思議な体験をした話です。

ある日の土曜日の夕方に(独り暮らし用の小さめの)ヤカンにお茶を沸かした所、翌日の朝になったらもう残りが少なくなっていたので、
「後で沸かそう」等と思っていました。
数時間後やけに喉が渇いたのでお茶を2杯飲んだのですが、
ここでふと「こんなに残りあったっけ?」と思って蓋を開けたら残りが全く減っていないように見えました。
おかしいなーと思いつつもそのときはあまり気になりませんでしたが、
また数時間後お茶を飲んでもお茶がなくならず重さも変わらないように思えて、
妙に気になり色んなコップに10杯ほど注いだのですが(ヤカンは目いっぱい沸かして10杯ちょっと程度です)
それでもまだ出てくる出てくる。

このヤカンが気持ち悪くなり、台所に行ってひたすらお茶を流したのですがそれでもいくらでも出てくるので、
蓋をあけてどうなってんだ!と中を確認したら、既に空っぽでした。
その後ヤカンからはもうお茶は出てきませんでした。

この時だけの現象でしたが、今でも不思議でしょうがありません。

駄文失礼しました。



510: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 16:47:11 ID:Z5bMXLa2O
>>494
霊かもしれんが、霊じゃない方向に考えれば、寝不足かなんかが原因の幻覚かなぁ
ある筈のない虫が沸いて這いずりまわったり、
白い壁にカラフルな花柄が浮かび上がって動き出したりするくらいだから
もうお茶出てないのに出てるような感触がして、
ヤカン口からお茶が流れ出してるように見えるってこともあるんじゃない?
寝て起きて次の日見ても、いろんな容器に十杯分のお茶が残ってたら説明つかんが



495: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 13:25:18 ID:HDHeqbRHO
大量に溜めておけばこれからのお茶代を節約できたのに…



497: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 14:13:22 ID:58rnoJiZO
幽霊がお茶を飲みたかったのかも (美味しいお茶どうぞ)って一緒に飲みたかったのかも
(いつもありがとう)ってしてたら 良い事あるかもね ←あったかも
カナ?



498: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 14:31:39 ID:ijj2wk2U0
>>497
そう考えると、幽霊かわいそす



515: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 18:28:22 ID:gbFiHuVY0
この前友人に聞いた話

友人が学〇院大学に通ってるんだが、
そこにサークルとかが合宿する時に使うための寮みたいなんがあるんだと

その近くに、めっちゃ古い廃校になった校舎があるらしいんだが
友人のサークルの二個上の先輩が、合宿でその廃校に肝試ししに行った時何故かそこにあった子供靴を家にもって帰って枕の後ろにはさんで寝たんだって

そんで次の日、枕をめくったらそこには何もない
昨日確かに持って帰って来たはずの子供靴がなくってたらしい

その後、その先輩は右足怪我しまくって
大会とかも出場できなくなってしまったらしい



516: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/25(木) 18:30:47 ID:gbFiHuVY0
その一年後の去年、
大学サークルで合宿行った時に皆でまたその廃校に肝試しに行ったらしいんだが
友人の一個上の先輩がその靴の話を聞いて、興味本位でその靴を持って帰って
同じようにその靴を枕の裏に入れて一晩寝たんだと。
そしたら次の日の朝、案の定その靴は枕の裏から消えている。
その先輩はグッスリ寝てて気づかなかったらしいんだが、合宿所の同じ部屋に泊まってた友人が言うには、
夜中に誰かが部屋に入ってきたらしい。

その後、一個上の先輩も右半身怪我しまくりで大会出場断念、あまりにも怪我が多いので
二人して御祓いに行ったら怪我がピッタリ止んだそうな。

来年あたり俺もその廃校行ってみる予定
もし靴があったら、持って帰りはしないが写真くらいは撮ってくるつもりです

駄文失礼しました。でも全部実話



536: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/26(金) 00:24:14 ID:L6CqyRfw0
僕が交差点で赤信号の為、停車していると目の前の横断歩道を親子が歩いていた。
そして目の前を過ぎ中央にさしかかった時にスポーツカーがスピードをあげたまま右折してきた。


いやな音とともに子供が跳ねられた。

宙を舞いクルクルと落ちていくのがスローモーションの様に僕の目に焼き付いた。
一瞬呆然としてしまった僕だが慌てて車から降り携帯で救急車を呼び母親の元へ駆け寄った。

ひいた車は見えない・・・・逃げた様だ。

母親はパニックを起こしており、子供の側で泣きながら助けを求めている。
子供の名前を何度も呼び、目を開けて〇〇!と叫んでいる母親に危ないからと言い歩道の方に避難して下さいと説得したが、聞きいれてもらえず子供の側を離れようとしない。
まあ、仕方ないな親としたら当然かもしれない。
そこで僕の後ろにいた車の運転手と協力して救急車が来るまで交通整理した。
やがて救急車が到着し、子供と母親を乗せ走り去っていった。
僕は救急車から少し遅れて来た警察官に事故を説明し逃げた車の特徴を説明し、帰途についた。
家に帰ったが今日見た事故がショックで食欲がわかない結局食事は取らずいると、いつの間にか夜もふけてしまい僕は眠りについた。
次の日、仕事を終えテレビを付けると事故のニュースがやっていた。
子供は死亡、即死だったらしい・・・・あれっ?僕は母親に駆け寄った時に子供が閉じてた目を見開いたのを見たのだが・・・・
気のせいじゃない口も動かしているのも見た!


後日ひいた車が見付かった。
人気の無い道路で何かを避ける様に急ブレーキを踏みハンドルを切って道路から外れ木に激突しているのが発見されたそうだ。


運転手は死亡


・・・・あくまで噂なのだが運転手の表情は恐怖で歪んでたという。



537: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/26(金) 00:31:09 ID:NDG+nlIG0
即死って事件事故から24時間以内の死亡じゃないっけか



538: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/26(金) 00:47:12 ID:k6Bxet+6O
そなの?
病院に運ばれるまで息があって、数時間に死亡でも即死?

あー、でもそこまでいかなくても、死亡認定するのは医療機関の人とかだろうから
救急車駆け付けた時に完全に亡くなってて、全く持ち直す気配なかったら即死扱いされるんじゃないかな?



539: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/26(金) 01:12:17 ID:ynXdVAKcO
周りのに居た人や遺体の状態から判断するのでは
発見時に既に死亡していたら即死扱いっていうのはありえないと思う



540: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/26(金) 01:13:03 ID:s9wsRqpa0
24時間というのは死亡事故の基準だな。
即死については事故事件後何分以内に死亡とかの具体的な定義は無いらしい。
事故した瞬間に死亡とかは有り得ないから、事故直後に生きた姿を見ていても不思議ではない。



641: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/27(土) 05:55:25 ID:XDnHxOAmO
10年以上前に朝から地域のゴミ拾いでカメラを発見!!
まだ使えそう!!と思い
自宅に持ち帰り中を見たらフィルムは入ってなく
とりあえず拭いて玄関の棚へ置いて夜、居間で母親とお喋りをしていたらシャーっとカメラのフィルムを巻く音?が聞こえてアワアワした。
早く処分しなくちゃって思いつつも放置…
友達がカメラ欲しいって言うからあげちゃったけど
あれは怖かった((゚Д゚ll))



684: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/28(日) 00:47:08 ID:v8dGNGbpO
本当にあった洒落にならない怖い話します



685: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/28(日) 00:50:34 ID:v8dGNGbpO
僕は中学の修学旅行で群馬に行きました。
二日目の夜、近くの畑の周りを一周して戻ってくるという肝試しをやる事になりました。
肝試しの前に先生が盛り上げて生徒を怖がらせようと話した話をします



688: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/28(日) 01:00:33 ID:v8dGNGbpO
僕たちの泊まったホテルに数年前まで小さな宿舎があったそうです
その宿舎はお父さんと、まだ幼稚園生の娘、二人で経営していました。

ある雨と風の強い日です
宿舎にズブ濡れになった男が『今夜泊めてください』と訪れてきました
でも、その日は満室。とめる事ができないので、父が『すみません。満室なので泊められません』と断ったが、男は『どうしても泊めて下さい。お金は払います。物置部屋でもいいので、今夜泊めて下さい』と…。
父は物置部屋くらいならあるし雨も強いから泊めてあげようと思った、その時、娘がワンワン泣きじゃくりながら『お父さん、お父さん、その人とめないで』と言ってくる



689: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/28(日) 01:15:38 ID:v8dGNGbpO
父は『お客さんに失礼だから』と言い、娘を叱ったが、娘は『泊めないで、泊めないで』とうるさい
父親は『いい加減にしろ、お客さんに失礼だし、雨も強い。静かにしてなさいと』怒鳴った
それでも娘は泣きじゃくりながら必死に『泊めるな』と言うが、父親は無視し男を泊めた。

次の朝、男はお礼をして宿舎を去った。
その数時間後、警察がパトカー数台と共に宿舎に訪れて『ここら辺でこの男見ませんでしたか?』と父親に写真を見せた。
父親は『あれ?この人昨日うちで泊まっていきましたよ(^^)でもどぅしたんですか??』と聞くと警察が『いや、この男ね、近くの一家皆殺しにしてるんだよ』と言った
父親は絶句、父は娘に何で昨日男を泊めるのを、あれほど拒んだか聞いてみた
そしたら娘が…
『え?だってお父さん、 あの人の肩に女の子の首が乗ってたじゃん』



728: 1/2 投稿日:2009/06/28(日) 02:49:28 ID:RBSo4qnX0
こんな話を聞いた。

視点をその人のものに修正して書く。



去年の秋口のことだった。

私は彼女を連れてある街の海辺の小さな博物館へ行くことにした。その街は戦前から続く日本でも有数の軍都であり、現在でも自衛隊や米軍の基地・施設が数多くある。私は子供の頃よく両親と来たことがあったのだが、出身県が違う彼女はその街に来たこと自体が初めてだった。

学生で車のない私達の交通手段はバスしかなかったのだが、あいにく博物館の前まで行ってくれるバスまではかなりの時間があったため、博物館の近くの公園行きのバスを使って公園からは歩いていくことにした。

土曜、だったように思う。天気も良い上にまだそれほど寒くもなく、公園はバーベキューや釣り、磯遊びを楽しむ家族連れで賑わっていた。

園内にあった地図を見ると、小さな山を一つ越えたところに博物館があることが分かった。海沿いの回り道か山道かの二択である。
私達は山道を選んだ。案外急な坂を登り切ると、少し開けたところに出た。戦中まで砲台があったと立て看板に記されていたが、おどろおどろしいような雰囲気は
なく、他の家族連れも散見された。ここから下っていけば博物館である。


と、私は近くに「関係者以外通行禁止」と記された看板のあるトンネルを見つけた。脳内地図を再生すると、どうやらこれを抜ければ博物館まで直線に近い道のりである。



729: 2/2 投稿日:2009/06/28(日) 02:51:53 ID:RBSo4qnX0
(続き)


とはいっても鉄格子や有刺鉄線で封鎖されているわけではなく、照明が無い上に結構な長さがあるものの出口もしっかりと見えていた。
どこか会社の持ち物なのか、そこの社員がたまに使うだけでメンテナンスが面倒だから明かりもつけていないのだろうか。
などと思いつつ、せっかくだから行ってみよう、と私の中に小さな冒険心が生まれた。怖がる彼女を勇気付け(宥め賺した、とも言える)、私達はトンネルの中へと進んだ。

一切の照明のないトンネルは思っていた以上に不気味だった。足元が見えないのは危ないので、気休め程度にしかならないもののケータイのライトを点けた。
別に地面に骨が落ちているわけでも壁に人型の染みがあるわけでもなく、普通のトンネルが続いた。

だが当然ながら、彼女には十分怖かったようだ。惚気であるが、無事に抜けた時の「もー!怖かったんだから!でもずっと手つないでてくれてありがと」と詰るような、だがどこか甘えたような目が忘れられない。



あれから結構な時間がたった。



あの時私はカメラを持ち、ケータイを持っていた。

手など繋いでいなかったと告げるべきか、今でも迷っている。



752: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/28(日) 17:29:21 ID:qRRz9V4FO
あんまり怖くないかも。
学生時代6畳ほどのアパートで一人暮らししてた時の話。
ある日、洗濯物をハンガーにかけてベランダに干して、
次の日取り込んだら、全く見覚えのない服が入ってた事がある。
女性が着る白いチュニックワンピみたいなやつと、
火垂るの墓のせつ子が着てそうな子供用の肌着とカボチャパンツ。
自分の服と、その知らない服が1つのハンガーに2枚かかってるような感じ。
干した時そんなの無かったし、3階のベランダに誰かが侵入するのも難しい。
チュニックも肌着も誰のか分からないし、友達や彼氏も気味悪がってた。
右隣の住民はサラリーマン、左は同じ大学の女の先輩。
ずっと部屋にいたしベランダで物音もしなかったのに。
かなり気持ち悪かった。



839: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/29(月) 14:35:14 ID:xTb0+isyO
中学の修学旅行で、京都に行った。
女子の部屋は恋愛話で盛り上がり、寝たのは深夜2時半頃だった。
自分は枕が変わるとなかなか寝付けないタイプで、3時過ぎまで「眠いのに眠れない」状態だった。
やっとウトウトし始めた時、隣に寝ていた子がモゾモゾと動き出した。
「…、大丈夫…、…違うけど…」
ごにょごにょと寝言まで言い出した。あ~、また眠れなくなっちゃう!と耳を塞ごうとした瞬間

「6時半ですね。はい、わかりました。気をつけます」

と、彼女がはっきりと言った。
寝言なのに、冷静でかしこまったような口調に意味もなく鳥肌が立った。

翌朝、6時に起床した私達は眠い目をこすりながら布団を畳んだり、着替えたりしていた。
今日の予定などを楽しくおしゃべりしていると、突然外から「ボンッ!!」と謎の爆音。
びっくりして部屋のカーテンを開けると、ホテルの前の大通りで車が炎上していた。
当然、私たちはパニックになり、教師の元へ走って行った。聞こえてくるサイレン、ホテルのアナウンス。
とりあえず落ち着こうと、友達の手を握る。昨夜寝言を言っていたあの子の手だ。

「…6時半、ぴったり。」

彼女はそう言ったあと、驚いている私を見て苦笑いした。
15年経った今でも友達だが、あの時の事を聞いてもただ微笑むばかりで何も答えてはくれない。



841: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/29(月) 16:06:26 ID:+6j2TpuF0
ひとまず>>839は面白い。
裏が取れれば尚面白い。



865: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/30(火) 01:56:09 ID:y+LGj67PO
今日、あった話。

横浜に旦那と犬の散歩にいきました。
詳しく場所を書くと山下公園です。
山下公園と赤レンガ倉庫間に公園があって、そこでトイレに寄りました。
入った瞬間イヤな感じがして一度出たんだけど、次のトイレはかなり遠かったから渋々入りました。
一番手前に入ろうとしたら鍵が閉まらず隣の個室へ。
で、用を足して手を洗おうとした時、鏡には鍵が閉まらなかった個室が映ってたんです。
鍵を見たら、個室に女がいました。
髪の毛長い女性が俯いて立ってました…
すんごい悲鳴をあげてトイレから出ました。
手も洗えませんでしたよ。

たまに見るけど、かなり久しぶりだったので怖かった。



871: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/06/30(火) 04:33:29 ID:y1Hab7OF0
これは俺が厨房の頃の話
柔道部に在籍していた俺はヒザを怪我していたんだ
順調に回復していたヒザにうれしくなり山を歩きたくなったんだ
まあ山ってか山頂にある神社へ続く階段なんだけどw
その山は霊山としても有名なんだけどそのときは何も知らんガキ
部の監督に断って山に行く許可をもらったんだ
時刻は夜の7時過ぎ、夏だがもう暗かった
歩ける楽しさをかみしめながら上った階段
気づいたらもう中腹にきていた
ちょいとここらで音楽でも流すか……
と思ってケータイでかけたのがマツケンサンバ
ご機嫌にまた一歩踏み出そうとしたその時
「…ぎゃー……おぎゃー……おぎゃー……おぎゃー」
ん?なんだ?と思っていたらまた追撃
「…あははは…うふふふふ」
今度は女の人の声
まずいと思って一目散に逃げ出した
すると後ろから足音がするではないか
ダッシュしながら後ろを振り向くと……
白装束の女がキリのようなものを持って走ってくるんだ
人生であんなに速く走った経験はない
人間本気になると痛みなんか忘れるんだなw
そんでもっていつの間にか学校についていました
なんとかあの女は振り切ったようだ
汗だくで道場に戻り帰ってきたことを監督に報告した
すると監督は「お疲れさん。でも背中のイタズラはあんまり好かないぞ」
何のことかと思いTシャツを脱ぐと背中に
◎←こんな感じの的が赤茶っぽいペンキ?で描かれていました
部のやつらに聞いても誰も知らないって……
あれはなんだったんだろう



930: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/01(水) 02:24:08 ID:BZPbbgcc0
女子トイレの窓を叩くのは? -実体験ー

昔いた会社での出来事。
ある日残業が深夜まで長引き、社内には俺と同僚の二人だけが残っていた。
仕事が終わり、同僚が先に外に出た。
俺は社内の戸締りを確認して最後にセキュリティーカードをカードリーダーに通すと
エラーが出た。一ヵ所窓が開いているらしい。
面倒くさいと思いながらもう一度確認して回ると1階の女子トイレの窓が開いていた。
窓を閉めて女子トイレを出ようとしたら、コンコンと窓を叩く音がした。
始めはコンコンだったが次第にドンドンと強くなった。
俺はその時同僚がふざけて叩いてるなと思った。
セキュリティーを作動させて外に出て同僚に聞いてみた。
俺「ちょっとぉ、深夜だからってふざけるのはやめてくださいよぉ。」
同僚「え?何の事?」
俺「女子トイレの窓を叩いたじゃないですかぁ。」
同僚「知らないよ。だいたい社内のどこにいたのかなんて知るはずないし。」
背筋が寒くなった。
思えばその日の夜は二人しかいないにもかかわらずセキュリティーが誤作動を起こして
サイレンが鳴ったりと変な日だった。
その会社は分析会社で時々人の骨や人の歯が検体として送られてくることもあるそうだ。
そういうことが関係しているのかもしれない。

ごめんなさい。長文な上上手くまとめられてなくて読みにくいかもしれません。
一応こんな体験をしましたということです。



939: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/01(水) 14:12:51 ID:Ek51Yl13P
昔犬の散歩に出かけた時の話です。
散歩に出たのは夜中の0時頃でした。
川沿いの散歩コースのカーブを曲がると、遠くに1台の車が見えました。
車はリアガラスをこちらに向けていましたが、ぼんやりとルームランプが付いているのが見えました。
中の人はこんな時間に何をしているのだろう?
自殺者も多く出る場所ので、その車もそうかもしれないと思いました。
とにかく気にしない振りをして通り過ぎてしまおうと思いました。
ところが犬は川の方に何か見つけたらしく、中々先に進んでくれません。

力任せに犬を引っ張り進んでいきました。そして車の姿がはっきりと見える所まで来ると、
車内の男がサイドミラー越しにこちらをジっと見ていることに気付いたのです。
横目で伺うと、ミラー越しに男と目が合いました。
生気のない目でした。
ゾっとしました。今にも車から出てきて何かされるのではと思いました。
怖くなった僕は、犬のリードをグイグイと引いて急いで立ち去ろうとしました。
足早に車の横を通り抜けました。その間も男はじっとこちらを見ていたことでしょう。
しばらく歩いた後、男が気になって振り返ると、僕は車の中にもっと恐ろしい物を見てしまいました。
それは無人の車内でした。
見てはいけない物を見てしまったと思った僕は、2度と振り返らず全速で帰りました。
次の日、川沿いの藪からバラバラにされた男の遺体が見つかったそうです。



961: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/01(水) 22:12:34 ID:ve3WQsiaO
自分的に死ぬかと思った話。
去年の夏休み、秋田のド田舎村に帰省したときの話です。
辺りは水田や畑ばかり。
大学で生物の研究をしてる私はカエルや蛭を探そうと猛暑の昼、水田へ向かった。
自転車で向かう途中、道のド真ん中にオッサンが倒れて手足をバタつかせていた。
日光浴かと思い近付くと笑っている、ひたすらゲラゲラ笑っている…、涎を垂らし笑いながら手足をバタつかせている。
嫌なもん(知的障害者かと思った)見たと思い、帰宅しました。
その後、何故か村中騒ぎになった。
爺ちゃんが「その人はヒャクセイ(ヒャクショウ)に当てられて手遅れ」と言ってた。
炎天下の下、気が狂ったらしい。
死ぬ程怖かった。



962: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/01(水) 22:20:04 ID:vklNlaHz0
>>961
くねくね でも見ちゃったのかもね。



965: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/01(水) 22:49:13 ID:dpBbdyxh0
>>962 くねくねの正体なのかもな。




ゲームのドット絵って「芸術」だよな

民族・国民性ジョークが集まるスレ

病院であった恐怖体験

【歴史に学ぶ】権謀術数【マキャベリズム】

【失笑!】思わず吹いた秀逸なレス集合『落としたショートケーキ』