穴

27: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 00:57:33.88 ID:H3Yz/q0N0
令和にもなったことだし、俺の体験した話を書こうかな。
地味に長くなるから、覚悟し読んでくれ



31: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 02:22:03.43 ID:H3Yz/q0N0
 高校生の頃、俺は某チェーン店な牛丼屋でアルバイトしていたんだよ。
 前やっていたスーパーに比べたら全然よかったし、9時には退勤させてくれたから正直満足していた。
 家からの距離はそこそこあったものの、通っていた高校からは近かったので平日とかは学校から真っすぐに向かっていたんだ。

 その日も9時退勤して「明日は休みだぞ!」とか思いながら自転車に乗って帰路についたんだけど、その途中にある神社に目がいった。
 そこは住宅街の奥の方にあって、俺の帰り道からだと鳥居が見える程度なんだが、その時は少し状況が違っていた。鳥居の奥で何か光っているのが見えたんだよ。
 朝出勤なら毎回バイト帰りに俺が毎回賽銭を入れてたとこだから、夜中でも案外と抵抗が無かったんだよな。うっかり、というべきかその神社の鳥居のほうまで近づいちゃったんだ。
 するとどうだろう、俺が何の明かりかと思っていたのは「蝋燭」の火で、それを頭に括った女が棒立ちしているという異様な光景がそこにはあった。更に女の足元には何故か茶碗に盛られた白米があり、
その周りでは鼠? と思われる小動物が何匹か転がっていた。恐らく死んでいる。
 その光景に思わず息を吸い損ねるような音を出した俺は案の定女に気づかれて
「け……ケー、ケー」
 と変な言葉を発しながら足元のご飯を持ち、俺に向かって近づいてきた。
 声にならないような悲鳴を上げながら必死にチャリをUターンさせて、俺は帰路へとまっしぐら。
 帰り道は車通りもそこそこな道路なんだけど、何分田舎町なもんだから夜になると驚くほどに何も走らないんだな、これが。
 俺の心中はもう「見てはいけないモノを見てしまった」って気持ちで一杯で、人生史上最大の速度でペダルをこいでいたと思う。

 しばらく走ると、行きつけのコインランドリーが見えてきた。
 見慣れた光景にホッとした俺は自転車もいつもの速度に戻り、コインランドリー前の橋を渡っていたんだ。
 すると
『カンコン、カンコン、カンコン』
 と異様な音が聞こえてくる。
 俺の自転車に合わせたようなリズムで何か、芯の無い鉄棒を叩いたような音だった。
 そこで近くから聞こえていることに気が付き、何が音の原因かを突き止めたとき、絶句した。
 1/5



32: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 02:23:16.31 ID:H3Yz/q0N0
 結果的に言うと、音の原因はその橋の「高欄」っていうんだっけ?
 あそこの外側をハシゴみたいに両手両足を使って走るあの女がいた。
 更に何が怖いって、俺の自転車速度に追いついているのもそうだけど、何よりも一度も俺から目を話さずに猛スピードで
『カンコン、カンコン、カンコン』
 って、血眼になって追ってきてたんだ。
 俺はもう本当に発狂して出来るだけ「そっち側」を見ないようにして自転車をこいだ。
 幸いと言うべきか、そんなに長い橋じゃなかったし、外側から内側に入れるような場所もフェンスが邪魔して通れないような構造になっていた。

 何とか家に着くことが出来た俺は玄関のドアに鍵をかけて、台所にあった包丁を装備して、スマホで近所の寺の電話番号を調べた。
 もう藁にもすがる思いで色んな寺に電話をかけまくった、夜の10時近くだって言うのに。
 更にバカだったのは俺が無知だったこと。俺がかけた寺からはことごとく『お祓いは出来ません』って言われてしまった。
 寺も神社も一色単にしていたから、どこでもお祓いをしてくれると思ってたんだなこれが。
 結局、八方塞がりで青ざめていると最後にかけた寺の誰か(住職だとは思うけど)が「寺ではお祓いをしていないけど、神社でなら話を聞いてもらえるかもしれない」、
 と教えてくれた。
 正直なところ、今回の発端も神社だし、神社とはもう関わりたくない思いで一杯だった。
 しかしながら背に腹は代えられない、そう思ってその夜は布団を被って大音量で音楽をかけ、電気を点けっぱなしにしながら眠った。

 次の日、俺は朝一番に近くの神社(ちゃんと人の居る)へと足を運んだ。
 財布にはそれなりにお金を詰めてきたし、ぼったくられてもいい。命あっての物種、逆では無い。といった思いでそこの神主に会って、
「とにかく祓ってください! お願いします! 丑の刻参りを見てしまったんです!」と頼んだ。
 すると神主は
「祓うも何も、貴方からは何も感じられません。まずは事の経緯を話してください」と、冷静に返されてしまった。
 それで俺もハッと頭を冷やし、一から全てあの女とのことを話した。
 神主は「なるほど」と言ってよく分からんお札を一枚渡してくれた。
 2/5



33: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 02:24:35.52 ID:H3Yz/q0N0
「これは?」
「これはただの気休めです。今から祓うのでは無く、縁を切らせていただきます」
 何を言っているのか分からなかったので、詳しく話してもらった。
 以下、その時の会話を思い出せる範囲で書きだすから言葉が滅茶苦茶だったり、読みづらかったらすまん。

「俺さんが見たのは丑の刻参りであり、丑の刻参りでは無いのです」
「どういうことですか?」
「丑の刻参りと言うのは知っての通り、頭に五徳と蝋燭をつけて藁人形に釘を打ち付ける。しかしながら、
その話を聞くにそのような動作はしていなかったようですね」
「確かに、視力が悪いので藁人形があったかどうかまでは分かりませんが、女は棒立ちでした」
「そこです。その時点で丑の刻参りの最中では無かったのです。
確かに藁人形を使わなかったり、蝋燭を利用しない地域もあるそうですが、
行動自体をしていなかったというのなら、呪っている最中とは思えないのです」
「じゃあ何をしていたんですか」
 神主はふっと一息つくと、「ここから先は私も話しでしか聞いたことの無いので、絶対とはいえません」
とだけ前置きをし、話し始めた。

「『橋姫』という妖怪、もしくは人物を知っていますか? 彼女の行った丑の刻参りこそがその正しいやり方の一つなんですよ。
結局は陰陽師に頼らざるを得ない、そんな力を持たせた儀式なんです。しかしながら、現代における儀式は不完全なんです。
現代ではゲタやカタナを入手すること自体難しいですから、完璧な儀式を成し遂げようとする執念があればそれだけで呪い殺せると思いますよ。
それも原因で「呪詛返し」という難点が浮いてしまっています」
「じゃあ、俺が見たことで呪い返されることを恐れ、追ってきたとか? にしては人間の速さじゃなかったんですけど?」
「それはそうですよ、俺さんの見た女性は既に人間ではありませんから」
 それを聞いた時、分かっていても背筋が凍った。
 3/5



34: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 02:25:35.79 ID:H3Yz/q0N0
「呪詛返しされた側の末路、知ってますか?」
「えっと、見た人を殺さなきゃ自分が呪われて……どうなるんです?」
「そう、分からないんですよね。しかしながら私の知っている限りでは『彷徨い続ける』と伝えられています。
なのでその女性は既に呪詛返しを受けた存在なんだと思います」
 神主が言うにはそのような存在は霊とも悪霊ともとらえず、異形のモノとして扱うらしい。
「そして彼女は貴方に食べ物を与えようとしてきたんですよね」
「はい、当然食べませんでしたけど」
「そうですね、食べてたらその時点でどうしようも無くなります。詳しくは……」

 その後の話は専門用語? ヨグイ? ヨモイ? とかよくわからん言葉が多すぎてあまりちゃんと聞いていなかった。
 結局、俺は縁というものを切って貰い、「縁が出来たお蔭でそういうものに干渉されやすくなっています。
これからはその神社に近寄らず、心霊スポットなどの怪しい場所にも行かないこと」
とだけ約束をした。

 それからはその女を見ていないし、そういう場所にも近寄っていない。
 でも未だに頭に焼きついたあの目と顔だけは離れないんだ。
 リュックや衣服が鉄の何かにぶつかって音を立てるたび、思わず音のした方を凝視してしまう。
 またあの女じゃないか、ってね。
 4/5



35: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 02:27:22.22 ID:H3Yz/q0N0
 実際に投稿してみると4つ分けで十分だった、スマヌ。
 出来事もこれだけだから、それ以降は平和に過ごせています。

 というわけでこれが5/5



48: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 08:46:47.79 ID:yu4GsyeR0
>>35
一度に投下してくれてたし部活つも書いてくれたんだね、ありがとう
面白かったよ



43: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 04:43:45.34 ID:OUka6Rwg0
うちの裏の山は古くからご神体山と言われていたが、特に神社とかはなかった。
そのかわり頂上に近い場所に注連縄がかかった木があって、
これはかなり太く、古い木だったが生きてはいなかった。
枯れた状態だったんだな。これはうちの爺さんが子供の頃からそうだったということだ。
その木は高さ3mほどで折れてなくなっていて、
だいたい人の腰の高さくらいに直径20cmほどのうろがあった。
これは里のものには「屁のうろ穴」と呼ばれていて、
山に入ったものはそこに尻を押しつけて屁をするしきたりだった。
おそらく何百年も前からそうやっていたに違いない。



44: 本当にあった怖い名無し 2019/05/01(水) 04:45:09.97 ID:OUka6Rwg0
それで昨日、俺が親父といっしょにキノコ採りに山に入って、
大漁のお礼にその木に参拝し、まず親父がうろ穴に尻を押し当てて「ぶぶっ」とやった。
次に俺が「ぷ~う」と高音の屁をしたとき、
木全体が急に赤く光りだした。中から光っているようだったが、
どういう仕組みかわからなかった。
それと同時に警報のような「ビコン、ビコン」という音が鳴り出し、
山全体がズズズズと揺れ、こんな内容が頭の中に響いてきた。
「燃料補給98%完了 発進します」そして木があった下から
直径20mほどの円盤が、土をはらいのけながら姿を現し、空に昇っていったんだ。
俺と親父はひっくり返ってそれを見ていたんだよ。

おわり



62: 本当にあった怖い名無し 2019/05/03(金) 02:13:48.78 ID:7KU2ayrQ0
ここ1ヶ月くらいで、入院するほどではないが、そこそこの病を3回患った
3日の有休後に出勤すると、俺さんやばいですよと、パートのおばさんが話しかけてきた
何がやばいのかサッパリ分からなかったので、何がやばいのですかと問い返した
複数憑いてますよと、そのおばさんはいう
○○神社に行きませんでしたか、ともおばさんはいう
たしかに俺のリュックには○○神社でいただいたお守りがぶら下がっている
俺さん神経系の病気じゃないですか、ともおばさんはいう
たしかに直近の病は帯状疱疹だから神経痛がひどい
おばさんは、鳥が悪さをしているともいう。家に帰ったらお守りに塩を撒いて処分すれば大丈夫だともいう
おれは、その言いつけを守らずお守りは処分していない
その後、2週間のうちに発熱、靭帯損傷と立て続けにやらかしているんだが、お守りは処分した方がいいのだろうか



63: 本当にあった怖い名無し 2019/05/03(金) 08:04:27.43 ID:2D/FSftg0
どこまで酷いことが起きるか、処分しないで記録し続けてみたら?



78: 本当にあった怖い名無し 2019/05/04(土) 13:28:34.10 ID:tE3MgwSQ0
死ぬほど洒落にならないかどうかはわからんが友人に聞いた話。

友人が若い頃、ある雪の降った日。
友達を二人家に誘って飲み食いし、
夜中までコタツでいろんな話をしたり、
ノートに絵を描いたりしながら過ごしていた。

やがて三人はコタツで雑魚寝。

翌朝起きて、昨日何話してたっけ、と
何気なくノートを見ると、
片隅に雪ダルマの絵が描かれている。

「あれ?これ描いたの誰?」
「ん?知らない」
「俺じゃないよ」

三人とも自分の絵じゃない、と言う。

雪ダルマはリアルというか、
他の部分は普通の雪ダルマなのに、
目の部分だけ人間の目みたいに描かれていてる。

その場の誰の絵でもない、というのが
相まって、三人とも気味悪がってビビりまくったらしい。

話は以上。誰かが騙してるのかわからないけど、
特にオチもその後の展開もない。

本当の怖い話ってオチとかが無いみたいなんで、そうなのかな、と思った。



79: 本当にあった怖い名無し 2019/05/04(土) 14:27:18.63 ID:3zeZdm+b0
>>78
想像するとなんかその場所にはいたくないかな
目だけリアルな雪だるまの絵…
描いてみたけど怖いよ



81: 本当にあった怖い名無し 2019/05/05(日) 00:20:37.77 ID:4F856QgQ0
それじゃあ俺の実家での話。
基本的に友人には話したことがあるけど、大抵冗談だと思われているから皆もそう思ってくれて構わない。
長いから分割して書き込ませてもらう。

俺の実家にはちょっとした風習があって、「コヅツミ」って言うんだけど、
誰かが妊娠したり、出産した際には祝いとして小包を渡すんだ。
中身は大抵お菓子や玩具が大半で、気を使ってくれるようなところからは赤ちゃん用の道具なんかも入れてくれてたりする。
少し珍しいのはその中に必ず「自分が幼少期に使用していた物や、思い入れの深い物」を必ず一つは入れておくこと。
そんで数年前に俺の友達(仮にA)が結婚して、めでたく子供を授かったとの知らせが来たんだ。
俺もそのAも幼馴染で、同じ場所の出身だったから電話で「じゃあ小包送るわー」「おう、ありがとな」
くらいの他愛無い会話だったんだけども、電話をしてた際に近くでテレビを見ていた女友達(Bとする)が
「あれ? 俺君ってもしかして〇〇(実家のある地域)出身?」と眉を浮かせて聞いてきた。
俺が「そうだよ」とだけ言ったら、Bは「ふーん」といってまたテレビを見始めた。

翌日、仕事も休みだったのでBに買い物に付き合わされていた。
折角デパートに来たんだし、と思いついでにAへの小包の中身を探しているとBが
「もしかしてコヅツミの中身を探してる?」とたずねてきた。
俺が「そうだ、それが祝い方だからな」とだけ返してまた物色を再開しようとしたら、
「待て、コヅツミの意味を分かっていてやっているもんだと思ったら。アンタ、何も知らないでしょ」
と言いながら半ばキレたような様子で俺を止めてきた。
「は? ただの祝いの行事だろ、どこの田舎にもそういう風習はあるって」と言ったのだが、
「それは祝い事なんかにするもんじゃない、ただのシュだ」とBは言った。
その時にシュという音が聞きとれただけで、どう書くのかは分からないがBがそう言っていた。
「場所変えよう」
Bにそう言われるがまま、威圧感に委縮しまくっていた俺は近くの喫茶店に引っ張り込まれた。



82: 本当にあった怖い名無し 2019/05/05(日) 00:21:44.02 ID:4F856QgQ0
「いい? コヅツミって言うのは、祝い事に送るんじゃなくて恨みがある相手に送りつけるのよ。
しかも、その中に自分の念の詰った物、それこそ身体の一部なんかを入れて送りつけるのよ」
「それ、ただの呪いじゃん……」と青ざめる俺に対して、
Bはいたって冷静に「呪いとはまた違うんだけどね」と流していた。
その後は俺が何を聞いても、「今話しても信じないでしょ」と返すだけで、
先に俺がイライラして解散しちゃった。

その後、Bの話が引っ掛かっていた俺は実家の母さんに聞いてみた(俺は母子家庭です)ところ、
特に情報を得られそうも得られそうになかったので今度は婆ちゃん(祖父は他界いています)に聞いてみた。
「婆ちゃん、友達にさ小包は祝いの風習じゃないって聞いたんだけど……」
「あれ、俺ちゃんに話したと思ってたわ。実はアレ、ちゃんとした習わしじゃねんだわ」
「え? どゆこと?」
「わしもちゃんと知らないから勘弁してほしいんだけど、あれって昔やってた何かを真似っこしてやってるだけなんだわな」
それを聞いて、更にBの話に信憑性が増した。
もうこの行事の真実を知りたくて仕方が無かった俺はすぐさまBに電話をかけ、
「何でもいいから教えてくれ!」とだけ。
するとBは待ってた、と言わんばかりに事の顛末を話し始めた。



83: 本当にあった怖い名無し 2019/05/05(日) 00:22:45.56 ID:4F856QgQ0
かなり昔ことらしいんだけど、その頃の日本って地域によっては村同士の小競り合いがあったらしいんだよね。
っていうのも昔の人って「隣の芝生は青く見える」理論が強かったらしくてさ、村が飢饉に見舞われたら近くの別の村を……
なんてこともザラだったらしい。
そんな中、ある村(K村)も飢饉に襲われていた。
困り果てたK村の人々を見兼ねて、ある男が立ちあがった。
「争いはしたくないけど、土地は欲しい」と考えた末、男は村人全員にあるお願いをした。
そのお願いと言うのが「ありったけの食料をかき集めてきてくれ」というお願いだった。
万策尽きていた村人たちは男の言うがまま食料をかき集め、
これによって男の作戦の幕が上がったのだ。

作戦と言っても単純なもので、
隣村でそこそこ潤った土地を持つS村に足を運び
「この掻き集めた食料を全て上げるから一月だけ村を交換しないか?」
というもの。
S村の村長は悩んだ末に、山の様な食料に目がくらみ了承したそうな。
村の交換を済ませた男は村人たちにすぐさま山に木を取りに行かせ、
村を守る為の武器やら柵やらを作らせた。



84: 本当にあった怖い名無し 2019/05/05(日) 00:25:00.58 ID:4F856QgQ0
そうこうしているうちに一ヶ月。
何の収穫も出来ないようなK村に住まされていたS村の人々は
自分達の村から持ってきていた食料を消費し、難なく飢饉を乗り切っていた。
そうして自分達の村へと差し掛かり、男に向けて
「約束の期間は過ぎた、そろそろ返してもらう」と言った。
すると男は有無を言わさずに弓でS村の住人を虐殺し始め、
終いには男以外のK村住民たちも攻撃に加わっていた。
恐らく、人を殺すということよりもK村に戻らなくてはいけないという恐怖の方が大きかったんだと思う。

結局K村へと押し返されたS村の住人たちは泣き寝入りとなり、
その怒りによって一つの道具を作ったという。
それが「コヅツミ」だった。
S村の住民はどこからか攫ってきた子供を殺してはそれを包み、
さらに殺された村人の一部などを同封して元K村民へと送っていた。
しかも、K村民が何かの祝いをするたびに送るのだ、
「次はお前達の番だ」とでも言わんばかりに。

そうして精神や統率の取れなくなったK村は自然に消滅し、
結局残ったS村民も少人数だったそうな。
そんな行為が長期間続いたもんだから、いつからか風習として
更に滅茶苦茶なのは「祝い事のある際に」なんてとんでもない尾ヒレがついた状態で伝わっていたらしい。
婆ちゃんが「正しい習わしでは無い」と知っていたということは、昔と言っても
さほど昔では無いのかも知れない。



85: 本当にあった怖い名無し 2019/05/05(日) 00:26:39.71 ID:4F856QgQ0
それを知った日に俺はすぐさまAへと電話を掛け、
全てを話した。
Aも「マジか……」と絶句しており、
これからはお互いにやめることにした。
Bには感謝している。もしかしたら、無知なままこんな風習を子供にも教え、
縁起でもない習わしをめでたがっていたのかも知れないのだから。

今でも某ネットショッピングなどの配達で小包が届くたび、この話を思い出す。

こんな長々と大して怖くも無い話を語ってしまってごめんな。



88: 本当にあった怖い名無し 2019/05/05(日) 04:47:53.16 ID:S1/VFUmi0
そうなると、もうBの正体が気になる
つまり自分は知らなかったけど同じ地元出身だったてことだよね?しかも彼女はなぜか真実を知ってた



133: 本当にあった怖い名無し 2019/05/07(火) 23:16:49.20 ID:/1gTLNrZ0
全然見知らぬ他人なんだけど、ビルの警備やってた時そのビルで飛び降りされた。
大きいビルだけど夜だれもいないから基本宿直1人、何かあったら本社から応援って体制でやってて、
そいつはそのビルに勤めてる奴だった。
帰ったふりして実はまだビルの中にいて真夜中に飛び降りた。

「見回りの時きづかなかったのか。本当に見回りしてたのか」
て話になってビル内の防犯カメラしらべたら、そいつは一箇所に隠れるんじゃなくて
俺のあとを追うようにして移動しながら隠れてた
いわゆる擬似ストーカー状態で、飛び降りるときなんか俺が部屋にいるのを確認してから飛び降りてた。

その時の表情とかもカメラに写ってて、画質の悪さなのか俺の思い込みなのか凄い目つきで俺睨んでるの。
もうその場でゲロ吐いて「責任とります」て言ってバイトやめた。
わりとトラウマ。



163: 本当にあった怖い名無し 2019/05/12(日) 07:54:06.66 ID:bPhTjbqh0
荷物を置き、トイレを借りようとして部屋を出てふと気付いた。
玄関の上がり口に、中学生の男の子が背中を向けて座っている。
ちょうど靴ひもを結ぶときに腰かけるみたいに自然で、私は親友の弟だと思い「こんにちは」と声をかけた。
それくらい自然だった。

当然、彼は振り向かず、ただ背を向けて座っている。
私は彼が何なのか気付いたが怖くなかった。

用を足し、部屋に戻るときも、彼は同じ所に座っていた。
親友にそれを告げたら「玄関を入るときは居ないが、部屋に上がって振り返るといる」のだそうだ。



165: 本当にあった怖い名無し 2019/05/12(日) 08:15:19.38 ID:bPhTjbqh0
親友が借りた部屋自体は事故物件ではない。
もともとこのアパートに住んでいたのは両親と中学生の息子の3人家族で、息子さんが学校へ行く途中で交通事故で亡くなり、ほどなくご両親も引っ越されたそうだ。

「出る」とわかっていても挨拶してしまうくらい、肩をたたいたら体温を感じそうなくらい自然な姿で「息子さんが帰って来てるよ」と教えてあげたいが、ご両親の行方は全くわからないという。

私が親友のところにご厄介になっている間、いつでも彼はいた。
親友は一度留年し、5年間あのアパートで暮らしたが無事に大学を卒業した。

たまに会ってお酒を飲むと「あの子どうしてるだろうね」という話題になる。
ちなみにそのアパートは素敵なマンションに建て替えられ、格安の部屋はもうない。



170: 本当にあった怖い名無し 2019/05/12(日) 13:55:26.48 ID:qnqstrRw0
>>165
なんだか可哀想な話だ
なんとしても思い出の詰まった家に帰りたかったのだろう
でも父ちゃんも母ちゃんももういなかったんだな



183: 本当にあった怖い名無し 2019/05/13(月) 03:19:42.98 ID:HiWoHdYr0
ドアのラッチボルトという部分が緩くなってるらしく(ドアノブと連動してる部分)
玄関の窓を開けておくと気圧差で自室のドアが勝手に閉じたり開いたりする。
と言ってもドタバタ忙しなく開閉するわけではなく、ゆっくり開いたり閉じたりする程度。
玄関の窓も換気する時や熱い時くらいにしか開けないので、ドアを修理しようとは思わなかった。

去年の夏、ドアが閉まる音で夜中に目が覚めた。
すぐに寝直そうとするとまた大きな音で「バタン」と鳴る。
何度も、何度もドアが閉まる音が鳴る。
目を閉じながら「なにかおかしいな」と思った。

勝手にドアが開閉するとはいえ、その動きはゆっくりだ。
たまに勢いよく閉まって大きな音が鳴ることは確かにあるけど、連続で聞こえたことは殆どない。
というか音が聞こえる間隔がおかしい。明らかに早すぎる。

恐る恐る目を開けて見てみると、
尋常ではない速度でドアが開閉され続けていた。
気圧とか風とかそういうレベルではなく、明らかに誰かが開け閉めしてる速度で。

「バタン!」「バタン!」「バタン!」

寝起きということもあって理解が追い付かなかった俺は茫然とその様子を見続けることしか出来なかった。
いつの間にかまた眠ってしまったらしく、気が付いたら朝になっていた。
ドアは開きっぱなしだった。

ゾッとしたのはその日、玄関の窓は閉まっていたこと。
これじゃドアが勝手に開閉するなんてあり得ない。
確実に「なにか」が開け閉めしていたんだ。

それから半年後、実家に住んでたばあちゃんがデコトラに轢かれて亡くなった。
もしかしたらあの異変はなにかの予兆だったのかも知れない。



191: 本当にあった怖い名無し 2019/05/13(月) 19:11:53.77 ID:5VZ14b+b0
>>183
玄関に窓がある家には住んだことがないので興味深い
それだけ



219: 本当にあった怖い名無し 2019/05/15(水) 18:18:00.61 ID:/MRolboU0
同級生の話。

小学生の頃、同級生だったAさんが高校生で子どもを妊娠した。
彼氏は年上だったらしいがまだ結婚出来る年齢ではなかったらしい。
だから双方の家の親は話し合い、
その子どもは下ろすこと。
二人は子どもの件が片付いたら別れること。と決めた。
だがAさんは最後まで子どもは生むし育てる。彼氏とも別れない。
と親に反発し、結局下ろせるぎりぎりの時期に家出をして行方不明になってしまった。

行方不明になった彼女が何処で何をしていたかは分からない。
最初は彼氏と駆け落ちめいたことをする予定だったのに、彼氏の方は怖気づき彼女を捨てたとかそんな話は聞いた。
親も必死に彼女を探したらしいが、見つからなかった。
警察へも捜索願を出したとか出さなかったとか聞いたが、この辺りの詳細は分からない。

ただ今から数年前、彼女は発見された。

近所の公園に子どもの遺体を遺棄した罪で、警察に捕まったのだ。

そして狙ったのか。はたまた偶然なのかは分からないが、その子どもの死体を発見したのは
彼女と別れた例の彼氏だったらしい。

子どもの遺体はミイラ化していて、恐らく生後間もなく亡くなっていただろうと新聞に書かれていた。

Aの家族も彼氏の家族もそれから直ぐにこの街から出て行ったのでその後のことは分からない。
子どもの遺体が捨てられた公園も、最近漸く改装工事が終わり、名前も変わった。



296: 本当にあった怖い名無し 2019/05/21(火) 00:00:20.07 ID:nW6qDE3c0
洒落にならねーかは知らんけど、、、
以前、大学のサークルの集会が長引いてさ、俺実家暮らしだからちょっと抜けて親に「帰り遅くなるから飯いらないのと犬の散歩してくれ」って頼むために電話かけたんだよ。

iPhoneの電話帳開いて家の電話選んで、いつも通り「プルルルル...」ってしばらく鳴ってたんだけど、いきなりその音の質が全く違うものになったんだよ。「映画の中の大昔のラジオ」みたいな感じの電子音。

「まぁ古い電話機だしこんなこともあるだろ」って思ってたんだが、いきなり知らねーおっさんの声で
「た...ただいま留守にしております、伝言の際はピーっという音の後に」って。よくある留守電のアナウンスじゃなくて普通に話してる感じ。
ビビって即切って、もっかいかけたら普通に親出た。その事話したら「今初めて電話なったよ」との事。帰ってから着信履歴も見たがたしかにその日俺からの着信は一回だけだった。
でも俺のiPhoneには二回親に発信した履歴が残ってんだよな。一体あれはなんだったんだろう。



313: 本当にあった怖い名無し 2019/05/21(火) 15:05:20.55 ID:vNkExWxz0
>>296
うわっ怖



314: 本当にあった怖い名無し 2019/05/21(火) 18:07:50.32 ID:MsZ6h4pl0
>>296
時空のおっさんが出たんじゃね?
ついつい繋がっちゃって、一般人と分かったから
慌てて、留守番電話の真似したんだろ



299: 本当にあった怖い名無し 2019/05/21(火) 02:55:42.93 ID:CBXbiSW90
目撃地点から自宅までは2kmほど。
「これは洒落にならんなぁ」と思いながらも、素早く着替えて寝床に潜り込んだところで、寝室から続くリビングの窓の向こうに奴の横顔が見えた。
自分の顔がひきつるのが分かる。
今度は先ほどよりも背筋を伸ばしており、酷い猫背程度だった。
「追って来たのか」と気が気ではなかったが、幸いにもこちらには目もくれずにそのまま通り過ぎて行った。
リビングの窓から壁を跨いで続くキッチンの窓からはそいつの姿は視認できなかった。

私の部屋は3階にあり、その窓は隣の壁と60cmも離れていない。
前の住民からは「窓づたいに雨漏りするから、梅雨時はリビングの窓の障子を開けない方が良いよ」と言われていたが、今思うと何故「雨の日」ではなく「梅雨時」という表現を使ったのか、念押しの様に最後にそれを伝え置いて行ったのか違和感を覚える。
あれは知っていたんじゃないだろうか?

途中から文章雜になってごめん。
早く吐き出したくて。
まだ怖くて障子を閉めに行けてないんだ。



301: 本当にあった怖い名無し 2019/05/21(火) 04:29:01.27 ID:1zsE0wP80
>>299
とりあえずファブリーズ



302: 本当にあった怖い名無し 2019/05/21(火) 06:36:56.76 ID:H0dCrWOl0
>>299
また、見たらスマホで撮ってみて



355: 本当にあった怖い名無し 2019/05/23(木) 21:02:17.03 ID:g1bYp1gC0
現在進行中の怖い話…なのか。
家族の中で伝染していってるからこれを読んで伝染したらスマン。


妹が帰り道に怖いものを見たという。
それは道路の反対側、もう潰れた会社の車庫の前にぽつんと置かれた狸の置きもの。
あのお腹が膨らんでてなんか持ってるやつ。
大きさはそんなにない。ペットボトルぐらいのサイズ。
だが何故かそれと目が合ってしまう。
「どんなに逸らしても駄目。あいつ絶対こっち見てた。暫く動けなくなった」
それ以外に怖いことがあったかと言えばそんなことはない。
ただ妹は不気味な人形に遭遇しただけ。
その人形と目が合ってしまっただけだ。

だがその話を聞いた私に、妙なことが起こった。
その日の夜、珍しく夢を見たのだが、夢の中で私は狸を殺していた。
何か刃物を振りおろし、狸の身体をずたずたに裂いていた。
首を落としたが狸は死なない。首だけになっても襲い掛かってくる。
だから私は何度も何度も何度もその狸の頭を踏み潰していた。

気味の悪い夢を見たが、
ただでさえ実際にその狸の置物と目があってしまったとビビってる
妹にそんな話は出来ない。
夢はその日の夜だけだったし私はあまり気にしないでおいた。
妹もそれ以来、その道は通らなかった。
「動けなかったのが何より怖い。
 途中、メールが来なきゃ私は多分ずっとその狸を見続けていた気がする」



356: 本当にあった怖い名無し 2019/05/23(木) 21:03:16.93 ID:g1bYp1gC0
それから数日。母から連絡があった。
「あんたたち、妙な場所に行った?」
何でも最近妙な夢を見るのだという。
(母には霊感がある。割と強く一時期は無料でお祓いみたいな事もしていた。
 と言っても知り合いがそういう事で悩んでいたら相談に乗って、
 悪いものが遠ざかるように仕向けたりって程度だったが。)

「どんな夢?」
「なんか、狸が悪さしてるんだよね。
 あれは駄目。絶対良くない。
 あと置きものが見えた。
 どっかの工場の倉庫だがかの前にぽつんと立ってるの。
 あれが睨んでる。
 分かる?ほら良くある狸の置きもの。
 あんたたちが住んでる場所から~~~
(此処で妹がそれに遭遇した場所に近い場所を言い当てた)」

私は妹に相談してから妹が遭遇した話と夢の話を話した。
母は「ああやっぱり」と頷いて妹に代わるように言った。

母から妹には暫くその道には近づかないこと。
いつものように仏壇に供えた塩をお守り袋に入れて持ち歩くようにと言っていた。
あと夢を見た私にも母は同じように仏壇に置いた塩を枕の下に入れて寝れば多分大丈夫。
ただ絶対興味本位でその場所には近付いちゃ駄目。
多分向こうはあんたたちに興味を持ってる…と思う。
(断言しないのはここ数年で母の力はすっかり衰えてしまっているから。
 なんでも最後に乗った相談でほとんど力を持って行かれてしまったとか。)

「気にしないのが一番だけど、なんか妹は絶対呼ばれてる気がする。
 何かしら理由を作ってもう一度自分の所に来させようとするはず。
 だから絶対近付いちゃ駄目だよ。
 何があるか分からないからね」



357: 本当にあった怖い名無し 2019/05/23(木) 21:03:39.01 ID:g1bYp1gC0
近付いたら死ぬ、までの事は無いと思うがとは母は言っていたが
私も妹も怖い思いなんてしたくない。
なので今は母に言われたことを二人で守っているが
今日、帰ってきた妹が真っ青な顔で言った。

「あの道を通らないようにって使ってた道で事故があったんだ。
 なんか、人が死んだっぽくて。
 どうしよう、すっごい怖い。
 なんでも繋げるのは良くないって分かってるけど、
 やっぱりあの狸のことが気になっちゃうんだよ……」

何より嫌なのは私たち家族は全員動物好き。
狸も勿論好きでネットで画像や動画を頻繁に見る程度には好きだ。
なのに最近狸を見るとあの置きものが出てきてしまって気分が落ち込む。
例のじぶりのアニメも当分見れなさそうだ。

今夜、また狸を殺す夢を見ないことを祈る。



377: 越直美の歪む顔 2019/05/24(金) 20:32:47.68 ID:+MVSIj/r0
これを知ってますか?
2ちゃんで炎上した大津いじめ事件ってあったじゃないですか?
あれは自殺じゃなくて殺人なんです、詳しいことはググればわかります


その大津市長の越直美の話です
大津いじめ事件は担任やら教育長やらかみんな事件を隠蔽しようとしたので2ちゃんねらーの怒りは収まるところを知りませんでした

越直美もその一人で、確か生放送だと思うのですが、越直美がテレビで保身に走り、大津の犯人を庇うようなことを言いました

その直後、画面の越直美の顔が歪みました
ぐにゃっと膨れ上がり化けもののような顔でぞっとしました
本人の顔が実際歪んだわけではありません

視聴者に見える顔が怪物だったのです

先日、父に「呪いなんだってー」とその画像を見せました

父は、
「これ本物だわ。画像の歪みなら他の部分だけ歪む。これは顔だけ歪んどるわ」

皆さんも知らなかったら「越直美 大津いじめ 顔が歪む」で画像をググってみてください



385: 本当にあった怖い名無し 2019/05/26(日) 19:03:16.07 ID:5hbhitrW0
>>377
おい一枚も歪んでる画像出てこんぞ



413: バレエシューズ 2019/05/28(火) 19:18:57.75 ID:ZJFS2Yux0
>>385
当時2ちゃんで話題になってた
画像見たくないから張れないが今も載せてるサイトある



404: 本当にあった怖い名無し 2019/05/28(火) 01:44:20.58 ID:ksY2Un1R0
中古の一軒屋を買ったんだけど、一年くらい住んでて間取り的に中がたたみ一畳分くらい狭いことに気がついた
とはいっても壁壊して確かめましょとはならないわけよ、住んでるし
一年くらい普通に住んでて気づいただけだし、おかしな事が起きるわけでもない
ビルみたいに配管通したりするスペースが広めに取ってあるのかな?と
でも壁壊したら~みたいな展開がもしもあったらやだねって家族と話していた

6月だったかジメジメした時期に、
ちょうどそのスペースが隠れてるんじゃないかって場所あたりの、廊下に面した壁にヒビが入ってきて、だんだん割れてきたの
自分は気にしてなかったんだけど、嫁と娘がヒビからくさい臭いが出てくるって毎日言い始めて
家の中でも段々変なことが起き始めた、娘が何もない廊下でいきなり転んで、足ぱっくり割れて何針も縫ったり
嫁が風呂上りに貧血?で突然倒れ某エクソシスト映画ばりの痙攣おこしたり
夜中に変な人影が家に出る!って娘が言い始めたあたりから、母娘で集団パニックみたいになっちゃってもう大変

ひょっとしてガスでも出てるのかなって思って、ヒビに鼻つけてくんくんしても別に匂わないし
仕事で家にあまりいないうえ、鈍感なのか自分には何も起きない
一度だけ、居間で家族と例のヒビの話してるとき、ベランダのガラスを誰か?がドンドンドン!って結構激しく叩き始めて
でもベランダ見てもカーテン開けても誰もいないのは体験した
とうとう嫁がもう昼間一人で家にいれないと実家に帰ってしまい、娘も全力で同調
嫁実家の両親はそういう話を笑って聞いてくれるタイプなので
色々相談して、距離も近く娘も転校の必要がない嫁実家に引っ越すことになってしまった。



405: 本当にあった怖い名無し 2019/05/28(火) 01:44:40.50 ID:ksY2Un1R0
幽霊のせいで俺はマスオさんやぞ!的な冗談で笑えるくらい引越し後は何も起きないので
やっぱり件の家は処分して賃貸でも借りようかという流れに落ち着いた
ある時、会社の同僚にその話をすると、興味津々で壁の中を確かめたいと言ってくれた(ありがとう!)
正直色々あったので自分も一度確かめたかったから、同僚の勢いをもらって売却前に壁を割って確かめることに

あれだけ戻りたがらなかった嫁娘も、なぜか当日は壁の中を確かめておきたいと言い出し同僚含め四人で元我が家へ
実際、生活品を回収しに何度も家には戻っていたのでそこまで久しぶりでもない
同僚はどこから大きなハンマーとバールを持ってきていたので、男二人で割れ目のあたりからバキバキと破壊した
中は確かにたたみ一畳分の板張りの部屋になっていて
カビのせいか床は真っ黒なタールでも塗ったみたいな色でじめっとしてカビ臭を放ってた
四人でなんか部屋あるね・・部屋?みたいな反応になって、娘が折檻部屋?監禁部屋?みたいな謎推理をしてたけど
結局なにがわかる訳でもないので、変な後味だけ残し後日引き渡しておしまい。

ただ壁壊してからしばらくはまた変な事が続いて、同僚がその年の秋くらいから虫がいる!虫が見える!って
手で払うような仕草を仕事中とか会議中にも頻繁にするようになって大声出したり(今は治ってるがこれが一番やばかった)
娘が心霊含めオカルト系にのめり込んだり色々あった、色々あったけど全部出すと怖いしめんどいからこれでおしまい。



407: 本当にあった怖い名無し 2019/05/28(火) 08:20:02.35 ID:eYeZ0/Wk0
>>405
その色々こそがこのスレにピッタリなのに!
でも怖いもんね。落ち着いてよかったね。



423: 本当にあった怖い名無し 2019/05/30(木) 03:47:19.45 ID:1XblyLZ10
ワイが高校の頃の話をさせてくれ。

ワイは多少の霊感があるんやけど、
高校の頃、ワイよりもずっと霊感の強いダチと心霊スポットについて話したり実際に行ってみたりしてたんやけど、ある時行った場所でヤバイ体験した話。

ダチがヤバイところがあるって紹介してきたので、夏休みに行ってみようって話になったんや。
高校生やったから免許持ってないからダチの兄貴に車出してもらって行ったんだよ。

S県の田舎の方にある廃神社なんだが…近くに行っても場所が分らず、近くにいた70代くらいのお婆さんに聞いてみたんだよ。そしたら…
「廃神社?確かにこの近くにあるが、行かんほうがええ…というより行ってはいかん…特に助手席に座っとる子は絶対にな…」
ってダチのことを指差したんだ。
そんなことを言われたたもんだから、ワイとダチの兄貴は

「マジでやばいんじゃ…」

って行くのを躊躇ってたんやけどダチはそんなの全然気にしてなくて

「何だあの婆さん…余計なお世話だよなぁ」

って息巻いてた。
結局お婆さんには場所を教えてもらえなかったので自力で探してた。
10分くらい車で探してたらクソ長い石階段を見つけた。
ダチが「ここじゃね?」って言ったので取り合えず車を止めてその階段を登ってったんだ。
5分位登り続けてたら鳥居が見えてきてワイもテンションが上がってきた。
でもこのテンションはその後すぐに下がることになった。



424: 本当にあった怖い名無し 2019/05/30(木) 03:48:22.00 ID:1XblyLZ10
鳥居の前まで来たときに神社を見た瞬間にダチは気づいたようで
「ここやばいわ…なんていうか…霊的なものも感じるしそれ以外の…なんていうのかな…よくわからないものを感じる…」

と心妙な面持ちで話したあと、すぐに

「でも、だからこそ面白そうだわ!」

と、テンションを上げて笑ってた。
そんで、いざ鳥居をくぐろうと1歩前に出たときワイはゾワッと寒気を感じた。
それと同時にダチの様子がおかしくなった。
急にうずくまりだしてブツブツボソボソ何か言い出したんだ。
ワイとダチの兄貴は様子がおかしくなったダチを心配して声をかけようとしたら、ダチがいきなりワイ達にも聞こえる声で

「寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い!」

って震えながら繰り返し言ったんだ。
流石にこれはまずいと思ってダチの手を掴んで帰ろうとしたら、ダチはワイの手を振り払って神社の裏手に走ってった。

すぐにワイ達もダチを追って行ったらダチはある場所で立ち尽くしてた。また何かボソボソ言いながら。

その場所には一つの地蔵様があってその後ろに小さいお墓のような長めの石がたくさん立ってた。
ダチに近づいて「帰るぞ」って言ったけどダチはボソボソ言い続けてただただ立ち尽くしてた。
流石にこれはだめだ。と思ってダチが何を言っているか耳を立ててみたら、

「そうじゃない…違うんだ。あれは俺のせいじゃない…何を言うんだ…お前のせいだ…違うって言ってるだろ…〇〇様…お許しください…」(〇〇様の〇〇はよく聞き取れなかった。)

ってずーっとボソボソ言ってた。



425: 本当にあった怖い名無し 2019/05/30(木) 03:49:00.18 ID:1XblyLZ10
仕方ないからワイとダチの兄貴でダチを担いで帰ろうとしたら、さっき会ったお婆さんがワイ達のところにきた。
そんで、血相を変えて
「だから言っただろう。早くここから離れな!そしてここに行ってこい。ここに書かれているところにいる人は私の知り合いだ。視てもらえ。」
と、住所の書かれた紙を渡された。

流石に、ここまで訳のわからない状況になっているから、ワイもダチの兄貴も、お婆さんの言うことに従って、住所に書かれてる場所に急いで向かった。

向かってる最中もダチはボソボソ言い続けてた。正直めっちゃ怖かった。何を言ってもボソボソ言い続けてるし、目は死んだような目だったし…

書かれてた住所について、そこの住職の人に事情を説明した。
ヤバイと言われてる神社に入ったこと。
入った瞬間に寒気を感じたこと。
その瞬間にダチがおかしくなったこと。
お婆さんに言われてここに来たこと。

事情を聞いた住職さんは目を見開いて、驚いたような顔をしたあと、

「分かりました。こちらへ。」

と言ってワイ達をある部屋に案内した。
その部屋は壁に御札のようなものが何枚か貼られていて不気味だった。



426: 本当にあった怖い名無し 2019/05/30(木) 03:50:35.91 ID:1XblyLZ10
部屋に入ってすぐにワイは
「ダチはどうなってるんですか?もしかして幽霊のしわざですか?それとも神様のしわざですか?」
と聞いたら、住職さんは
「うーん…どちらとも取れるしどちらとも取れない存在…ですかね。
霊体に神様の力が宿った者…と思ってください。気の毒に…たまたまチャンネルがあってしまったのでしょうね」
と言われた。
ワイは何も知らずに心霊スポットなどに行っていたわけではなく、多少の知識はつけていたので、そんな存在がどれほど怖いものかはわかっていた。だから
「じゃあ…ダチは助からないんですか?」
と絶望を感じていたら…
「助けることは可能です。しかし、これまでと同じように興味本位で心霊スポットなどにはいけなくなってしまいます。おそらく、彼は霊体がつきやすくなるので…」
と住職は言う。
ダチの兄貴もそれを聞いてホッとしていた。
ワイもホッとした。
しかしまだ気になっていることがあったから聞いてみた。
「今回ダチについたのはどんな霊なんですか?ヤバい奴なんですか?」
と聞いたら
「そうですね…信仰されなくなって弱った神様から力を奪おうとしていた霊ですから、大変危険な悪霊です。急いで祓わないと最悪命に危険が生じます。」
「ではお祓いを行いますので彼を…」
と住職さんが言い、お祓いを済ませた。
お祓いをしている間も、ダチはボソボソ言っていたが、最後は眠るように倒れ、そのまま気を失っていた。
その後、ダチを車に乗せて、住職さんにお礼を言い、お婆さんにもお礼が言いたいのでこれからまた戻ると伝えると
「無駄ですよ。だってキミエさんは…3年前に亡くなってますから。おそらく最後の力を振り絞ってあなた方を助けたのでしょう…もう、会うことはないですよ。」
と言われ、背筋がゾッとした。
その後、ダチは意識を取り戻した。
ダチ曰く「鳥居をくぐる直前までしか覚えてない」
らしい。
一応ワイ達が体験したことをダチに説明して、心霊スポットにはもう行ってはだめだと忠告した。
ワイもそれ以来は心霊スポットには行っていない。
最近弟が心霊スポットに行ってきたらしいので思い出しカキコ。



449: 本当にあった怖い名無し 2019/06/01(土) 11:59:39.02 ID:UJKP4fqA0
洒落にならんほどこええ話ってここでいいんだな?あんな体験は二度としたくねぇよ
心霊系DVDやようつべでも頻繁に登場する千葉にある化けトンに去年の真夏にいったわけよ

一人でな 俺はぼっちなんだ 悪かったな! んで地図を頼りに深夜に到着して
入口から出口までひととおり巡回してみた 案の定 何もでねぇ!
でも居座れば出ると思って持ってきたボイレコから音楽を流してダンスショーの開催だ

トンネルの真ん中でつばきならぬあせきを飛ばしまくるワイ 真夏だからそれなりに暑いからな!

30分、踊り狂って地面に大の字で寝転がって休憩してた そしたらどっからか口笛が聞こえてくるのよ
耳をすませると「ふるさと」の口笛ヴァージョンだった おまけにときどき音程はずして音痴になるのww

近づいてくるもんだからやべぇ!他の肝試し連中がきたと急いで立ち上がり見渡した
・・・・・誰もこねぇや 口笛は聴こえてるよ? 足音もしないしな
とりあえず走って口笛の方面にかけだしてみたけどお客はんはいらっしゃらないw
「なんでぇ、いねーじゃねぇか こんな姿 見られたら恥ずかしいしビビッた」



真ん中に戻ってさて踊るかとボイレコのスイッチを押そうとしたら「ケイスケ!!」と怒ったような声が聞こえた
いや、とびあがったね 俺の下の名前だもんw 振り返ったらいない そりゃそうだ♪ ぼっちのわいにはダチはいねぇ! (オラこんなトンネルいやだ~♪
家族?兄弟?いるわけねーだろww実家でおねんね中さね
「幽霊だとしたら名前までわかるんかい すげーなぁ」と思いつつ聴こえなくなったんで踊ろうとしたんだ



450: 本当にあった怖い名無し 2019/06/01(土) 12:00:35.64 ID:UJKP4fqA0
音楽流して踊ってたらかすかに走ってくる音が聞こえたんで「わっやばっ」ときってそっちの方を見た

走ってくる音は大きくなってくる 来るかなと思ってたら足音がやんだ


ん?だれもいねーじゃん と思って顔を元の方向にむきなおしたら瞬間!!


ドタドタドタドタドタドタドタ!!!!「おおおおおおう!!!!ケイスケー!!!!!」(ボイチェンしてさらに低くしたバスボイスのおっさんみたいな声)
瞬時にそっちの方向むいたら顔が真っ白で目の部分が黒くてムンクの叫びをしつつ
ランナースタイルで全力疾走して突っ込んでくる物質がいた 「この物質はにんげんではありませーん」
物理的出現してたら明らかに顔面とごっつんこしてたが半透明だったもんで通り抜けたようだった
足音と物質をみた瞬間 しゅんそくで鳥肌がたっても、ゾワーーーッと全身痺れた
ついでにすっころんで尻もちをつく地面にワイのクソの臭いのするケツをプレゼントという結果を招いた


そして口笛が聞こえてきた ふるさとだ さっきのおっさんムンクがふいているイメージが脳裏に浮かんだ
通り抜けたんじゃなく体内に入り込んだかもしれないとビビッて急いで車に戻って帰宅


帰路の間もガンガン 脳内再生されてうるせーったらねぇよ こころなしか耳でも聴こえてる感じするし
重低音バスボイスも「ケイスケー」叫んでるしよ 脳裏に焼きついたと言う意味では憑かれたんかな?
帰宅してからワイはパソコンを起動させ音程はずしのふるさとではなく正規のふるさとを聞いて脳内再生を塗り替えようとしたが
重奏になりやがった! 2つ重なって脳内再生されてるよ ふざけんなよ!

ベッドにはいって寝ようと瞼をとじた 秒で電気をつけた
「あ、ダメだわ お持ち帰りしてるわ 寝てなんとかなるもんじゃねぇわ」
「瞼の裏に浮かんでるわ~ ムンクを瞼裏に張りつける形になったわ~」



451: 本当にあった怖い名無し 2019/06/01(土) 12:02:38.04 ID:UJKP4fqA0
おっさんの顔は夢を見るまで浮かんだままで夢の内容がまた悪夢でしたわよみなさん

あのお米様トンネルにいんのよ 正座させられてあのおっさんムンクから
説教されてんのよ 勘弁してください 離れてくださいといったら

「怖い思いをしにケイスケは来たのだからお望み通りにしてやったまでだ
でていってあげたのだから逆にありがとうございますはどうした?
どーだ? 怖かったか? もう一発怖い思いをさせてやろう そしたら二度と肝試しをしようなどとは思わないだろ」

目が覚めた 夢だったかと安堵してたら耳元で「ケイスケ!!!!!」

そのまま気絶して朝を迎えました  約束通り離れてくれたようであの後は特にないけど
ふるさとの口笛が聞こえてくるどビクッとしてしまうようになったった 
ぶっちゃけ 脳内再生すれば今もふるさとおっさんボイス共に余裕で再生されます おしまいだ



454: 本当にあった怖い名無し 2019/06/01(土) 20:26:59.73 ID:Jg/8YfmzO
>>451
うむ。何かドタバタではあったけど、勢いはあったからおけ(´・ω・)b



485: 本当にあった怖い名無し 2019/06/03(月) 08:07:24.87 ID:KH4v31vr0
>>451
文章変えれば、怖くなりそうなのにな



499: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 01:32:37.08 ID:h/9Xt2qq0
昔うちの敷地で呪いが行われたことがあったらしくワラ人形って知ってるか?とニヤニヤしながら聞いてきた
ワラ人形とはヒトガタにした藁に呪いたい相手の体の一部や写真を入れて名前を書き呪いをかけるというものだ
この時、注意しなければならないのは必ず丑の刻(鬼門の開く時間、霊が多くなる)に行うこと
人に姿を見られてはならない(呪いが自分に返る)こと
また、使う釘は五寸釘を使うこと(これには意味があるが省略)だと先輩が教えてくれた
なんでも、昔お寺の木に刺さっていたのを先輩達が発見し話し合いをした末に呪い返しの儀式をしたらしい
呪いを返された相手は生きていると呪いが返り苦しむ、死んでいる場合は地縛霊としてその場に縛り付けられるとのこと
ああ、そういうことかと話を聞いて俺はある朝のことを思い出し、妙に合点がいった
俺は「多分、裏の木ですよね?」と聞いてみた
先輩は一瞬目を丸くしキョトンとしたした後に「あれ?お前(その当時)いたんだっけ?まあ、気を付けろよ」とだけ言ってタバコを吸いに行ってしまった
まあ、それから特に変わったことはないがはっきりと見えてしまうのも困りものだなと思った



502: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 04:55:52.88 ID:sb0+tVqA0
昔会社の先輩から聞いた話だから嘘かホントかはわからない

ある日仕事で夜勤をやっていた帰り道、午前4時ぐらいだったと言ってたと思う
車を運転してると前にトロトロ30㎞ぐらいの速度で走ってる軽自動車がいたんだと
ちゃっちゃと抜きたかったんだけど夜で暗い上にカーブの多い山道だったので仕方なく後ろに付いて走っていたらしい
そしたら急にその軽自動車が停車し、運転席側から2メートルぐらいでフードを被っていて、明らかに両腕がないシルエットの人影が降りてきて
「ヴォー!!ヴォー!!」って感じで叫びながら先輩の車の方へ走って来た
先輩は「やべえっ!?」って思って車を発進させようと思ったけど
人影は既に先輩の車のところまで来ていて、そのまま叫びながら車の回りをぐるぐると回り始めた
人影はしばらく回り続けたあと、山の下り斜面側のガードレールを超えてそのまま山の中に消えてしまったらしい
ふと先輩が前を見てみるとその人影が乗っていた筈の軽自動車が無くなっていたとか

ついさっき夜勤の帰りで3時頃にゆっくり走ってる軽自動車の後ろに付けちゃって、その話を思い出してちょっとビビってしまった



514: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 18:32:47.14 ID:4PeKdPLz0
>>502
久しぶりにここで怖かった



504: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 11:02:28.64 ID:M/9krMYE0
俺が見た夢の話。基本的におばけとか一回も見たことないし、
ここの住人には悪いがあまり信じてもいなくて。
っていう立場の人間からの怖い話として読んでくれ。

俺は夢の中でバスに乗せられてたんだ。
バスは少し変わった席の配置になってて、右側・左側ともに、
一人がけのシートだけが後ろから前までずーっと続いてた。

全部の座席のうち4割くらいが埋まってた。
「4割」とそれなりに具体的に言えるのは、全員がバスの後ろ側につめるように座ってて、
前の方の座席がすっぽり空いていたからだ。
がらんと空いた前の方には、運転手の後ろ姿だけが見えた。



505: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 11:03:25.40 ID:M/9krMYE0
俺は後ろから2番目の左側の席に座ってた。
周りの乗客を見回してみた。彼らは全員微動だにせず、少し伏し目がちに前を向いて座っていた。
振り返って後ろに座っていた人を見た。少しうつむいた姿勢と前髪が表情を隠していた。
恐らく男性だったように思う。前を向き直った。
俺の前には、髪の長い女性が座っていた。

バスが停まった。

その場所は、俺の地元にある介護施設の中庭だった。
ちなみにだが、この介護施設は明治時代に建てられた孤児院をその前身としており、
永年にわたって無縁仏の供養を行なっている施設でもある。



507: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 11:05:24.39 ID:M/9krMYE0
バスのドアが開いた。

しかしそのバスのドアはなぜか最後部に、まるでワゴン車のバックドアのように設置されていた。

右側の一番後ろに座っていた乗客が立ち上がり、そのドアから降りていった。
そして次に左側の最後列、つまり俺の後ろの乗客が降りていった。
続いて右側の後ろから2番目、通路を挟んで俺の隣に座っていた乗客が降りていった。

次は誰が降りるんだろうと思って待っていたが、誰も立ち上がろうとしない。
しかしバスは発車する気配もなかった。誰かが降りるのを待っているようだった。
そして気がついた。ああ、次は俺の番なんだ。

ふと窓の外を見回すと、あたりは真っ暗闇になっていた。
いや、「真っ暗闇」という言葉では少し生ぬるいかもしれない。
暗すぎて、地面とそれ以外との区別もつかないくらいだった。
まるで暗闇の中にバスだけが置き去りにされてしまったような、そんな感覚だった。



508: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 11:06:15.21 ID:M/9krMYE0
なんとなく俺は察していた。
おそらく俺は、そしてこのバスに乗っている乗客たちはみな死んでおり、
このバスがあの世への渡し船なのだと。

ああ、いやだな。降りたくないな。
降りたら本当に終わりなんだろうな。
でも俺が降りないと、きっとこの人たちも降りられないんだろうな。
きっと俺が降りたら、今度は右斜め前のあの人、その次は俺の前のこの女の人かな。
もう決まってるんだろうな。降りなきゃいけないのかな。降りたくないな。



509: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 11:07:33.54 ID:M/9krMYE0
そんな逡巡を繰り返したが、ついに覚悟を決めた。
そして立ち上がろうとしたその瞬間、ばたん、とドアが閉まった。バスが発車した。

あれ?降りなくてもいいのか?

そう思った次の瞬間、俺の前に座っていた髪の長い女性がくるっと振り返って、
目を見開き、耳まで裂けるような笑顔でニタっと笑ってこう言ったんだ。


「よく降りなかったね」


そこで目が覚めた。目覚めると全身が汗だくで、シーツが背中に張り付き、
激しく、そして凄まじい速さで心臓が脈打っていた。
「ドドドドドドド・・・」と、頭の中に鼓動が直接響いてきた。
目をつぶり、そのまま少しじっとしていた。まぶたの裏に浮かんでは消える女の顔から必死に目を逸らした。鼓動は収まった。



510: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 11:07:59.82 ID:M/9krMYE0
ただの夢、と言われればただの夢なんだ。俺もそう思ってる。
でも今でもたまに思うんだよね。
もしあの時バスを降りていたら、俺はちゃんと目覚めることができていたんだろうか?



511: 本当にあった怖い名無し 2019/06/04(火) 11:51:09.28 ID:GxRsbbpW0
瞼の裏に浮かぶ女の顔からどうやったら目を逸らせんだよw



517: 本当にあった怖い名無し 2019/06/05(水) 01:48:55.92 ID:/1jGZNks0
俺が大学生の頃の話だ。当時福岡の大学に在籍してたんだが、地元は大分だったんだ。夏休みや冬休みなどの長い休みは地元に帰って高校時代の友人と遊ぶことが多かった。
大学2年のその年も、やはり地元に戻って遊んでたんだ。
でも大学生で毎日暇な俺たちは時間を持て余してたんだよな、もうビリヤードやダーツで遊んだりは飽きちゃっててさ、なんかこう大学生のノリって言うのかな?突然友人Yが熊本までドライブしようぜ!って言い出して、深夜1時から熊本に行くことになったんだよな。
大分から熊本は竹田~阿蘇の山中を越えて、県道で行く感じなんだけど、もう阿蘇の山中なんてひたすら山道だけでなんもお店がないんだよな。両サイドが高い杉の木で覆われた真っ暗な道をひたすら走り続けるんだよ。
しばらく走ってたら、前に女性っぽいシルエットの2人組がライトに照らされてさ、道の脇をこちらに歩いてきてたんだよな。
大学生の俺達は、おっ!女じゃん!可愛いか見てみようぜ!みたいなノリで速度を落としてすれ違ったんだけど、その女性2人は親子だったんだよね。40歳ぐらいの女の人と
中学生ぐらいの女の子、2人とも白いワンピースを着てて、こちらを全く見ずに前だけ向いて歩いていくわけ。
俺達は、なんだよー、親子かよー、なんて言いながら、若い女性という期待を打ち砕かれつつも、なんでこんな深夜の山道を親子が歩いてんだろうなwwここらへんに住んでんのかな?wみたいな会話をして、またひたすら続く山道を走っていったんだ。



518: 本当にあった怖い名無し 2019/06/05(水) 01:50:02.77 ID:/1jGZNks0
それから20分ぐらいかな?また前の方に女性ぽい影があらわれたんだよ。お、また女じゃん、とか言いながらまた車のスピードを緩めつつ顔を確認したんだよね。
顔を確認した俺達は一言も喋らずにとりあえずその横を通過したんだ。俺はその女性達を通過してすぐに友人に確認しようとした。
俺が
なぁ…さっきのって…
そこまで言うと友人Yは、
言うな…それ以上言うな…
って言うんだよね。それを聞いた俺は黙って熊本市内まで車をぶっ飛ばしたんだ、手は震えてたね。
市内についてから、ファミレスについたので、俺はあらためて友人に質問したんだ。
なぁ、さっきの2人組って、20分前にみた親子だよな?
友人Yは深く頷いて、俺もそう思ったんだが、怖すぎて確認したくなかったと、だから俺の質問を遮ったと。

本当にただ似てる2人組だった可能性はあるけど、見間違いじゃないと思うんだよなぁ。
あの白いワンピースで、前だけ見つけて会話もせず歩く姿、同じ2人組だって気づいた瞬間の鳥肌すごかったよね。



522: 本当にあった怖い名無し 2019/06/06(木) 08:19:50.55 ID:2T90at1c0
>>518
なかなかいいじゃん
怖かった



523: 本当にあった怖い名無し 2019/06/06(木) 09:58:01.30 ID:z+HpFHKQ0
>>518
山中での怪って怖いけどなんか惹かれるものがある


転載元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1556592358/
爺さん婆さんから聞いた幕末・明治・大正・終戦時代の話

【ヘルプ】俺の町がおかしい。『日本の町が乗っ取られようとしている』

淡々と1999年~のジャンプ短命・糞漫画を年代順に貼ってく

おまえらの夢をわりとマジに教えろください。

同じ作者で世界観がつながっている作品挙げてけろ

吹いた画像を貼るのだ『熱いなっしー!』

2chで見つけた叙述トリックコピペ

【失笑!】思わず吹いた秀逸なレス集合『スズメハチ』

人知れない不思議な場所