転載元:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1247582111/
じわじわと笑えるボケて(bokete)画像
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4651673.html
トンネル


12: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/14(火) 23:57:29 ID:86yuUbdjO
去年の真夏の夜だったかな。
俺は暑くて夜中(3時頃?)に起きてしまったんだわ

二度寝しようと思ったけどさ、暑くて寝られないんだわ

何分かボーッとしてテレビつけたら生放送がやっててさ、俺は「こんな夜中に生放送…?」って思ったけど観てたわけ

まぁそれがさ、ヘリコプター?みたいなので上空から何かを映してる映像だったのよ



13: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/15(水) 00:02:03 ID:86yuUbdjO
「あれ?どこかで見たことあるな…」って思って、よく見たら自分の家が上空からカメラで放送されてるわけ

でも…よく見てみると、真夏なのにコート着てる女が俺の二階の部屋の窓を一心不乱に叩いてるのね…

あれ…?ちょっと待てよ
俺が夜中に起きた原因って、暑さじゃなくて、うるさいからだって気付いたの
その瞬間、テレビが砂嵐? ザーってなって続きが観れなくなったのよ

俺さ恐る恐る、窓に近づいてカーテン開けたのよ
誰もいない…
なんか安心して、すぐベッドに入って寝ちゃったのよ。

次の朝起きて、窓のカーテン開けたら誰もいなかった
でも、なにかおかしい
朝日で窓に反射して部屋の中がみれたの

そしたら、ベッドの下に女いた…



24: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/15(水) 09:11:10 ID:oGsn+YyR0
>>13
怖いお。
自縛霊かな



14: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/15(水) 00:12:26 ID:JjeDCsc+0
怖!
外側から窓を叩いている女と思いきや、実際は中からとは・・・
最近の霊はヘリでの実況もするのかよw
それは夢なのか?



16: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/15(水) 00:16:07 ID:uvuCJigpO
それ見た瞬間、部屋を出て一階のリビングに行った…。
しばらくの間、怖くて自分の部屋に戻れなかったよ

今でも、明確に顔覚えてる。



27: 1/2 投稿日:2009/07/15(水) 13:32:02 ID:T6moeibt0
コピペ

忘れもしない二十歳の誕生日、よりによって深夜。
山道をドライブ中、些細な口論から彼氏の怒り爆発、山頂(?)の駐車場に置き去りにされた。

友達か警察に連絡しようかとも考えたが、後々語り話で「真夜中ひとりで!しかも歩いて下山したんだよー!」とか(笑)そんな武勇伝にしたくて、私は歩き出した。
若かったし、本当に馬鹿だったと思う。

所々、電灯はあるものの(ちゃんと歩道もあった)かろうじて点いてる感じ。
かなり薄気味悪い。
だけど猛烈に頭にキていたので恐怖はなかった。

途中、何台か車が私を追い越していった。
中には歩道スレスレをゆっくりと徐行して走り、私が振り向くと脅えた様子で逃げて行く車もいた。
地元の人間だって深夜ひとりでこんな場所を歩かないだろう。
きっと良くあるネタの幽霊だと思われてるに違いない。
それがちょっと面白くなって、こんな状況下だというのに楽しみながら下山していた。

「ねえ、どーしたの?」
真横から突然男の声がして思わず叫ぶ、膝がガクンとなってうずくまってしまった。
すると「ごめんごめん」と笑い声、見れば白っぽい車がすぐ脇にある。

「どーしたの?ひとり?」
「実は彼氏と喧嘩して~」
派手に驚いた手前恥ずかしくて余計な事まで話してしまった。
同じ年くらいの好青年で(ものすごく爽やかだったので)後部座席に黄色の服を着た女の子もいたから妙に安心してしまったのかも。

暫く話をして「乗せてくよ」と親切を言ってもらえたけど、一番近くのコンビニまで後10分くらい?という所まで下山出来ていたので断った。
コンビニを過ぎれば民家がちらほらある。


28: 2/2 投稿日:2009/07/15(水) 13:33:20 ID:T6moeibt0
二人は特別しつこくするわけでもなく「じゃあ、気を付けて」「頑張ってね!彼氏殴っちゃいなよ~」といい雰囲気で別れた。

世の中捨てたもんじゃない。あんな親切な人もいるんだな。そこに比べて彼氏は最低だ!付き合いを本気で考え直さなきゃ!
なんて言ったらいいのか分からないけどすごく満たされた気分になって、怒りもおさまった。

夏だったけど妙に涼しくて、いい気持ちで足取りも軽く進んでいると、また「どーしたの?ひとり?」声を掛けられた。
あれ、おかしいな、車の近付いてくる音なんてしなかったのに。
ふと横を見るとさっきの二人、白っぽい車…。
咄嗟に「もー、やだぁ~」と私は言った。
からかわれてると思って。
私の反応に二人は笑顔を返してくるだけ。
そこで、ふと、考える。途中から合流出来る訳がない山道だ。
前方に走り去った車が一体どうやって後方から現れるのか。
また山を登り直したと言うのには時間的に無理がある。

「どーしたの?乗せていくよ」
「女の子ひとりじゃ危ないよ~」
足もあるし、火の玉も見あたらないけど、この二人怖い。
私は恐がっているのを悟られまいと必死の笑顔で再び断った。

そうして、車は走り去ったけど、1分もしないうちにまた後ろから…。
うわー、ダメだ、幽霊装って車脅かしてる場合じゃなかった。
なにあの車、車ごと幽霊だー!
もう頭の中ゴチャゴチャになって、少し先に見えているコンビニに走ればいいのに足が動かない。
やっぱり音もなく近付いてくる車をただただ、待ち構えてしまった。
心臓が止まりそうだった。

車は私のそばまでくるとスピードを落として、だけど今度はそのまま通り過ぎた。
通り過ぎる瞬間、運転席の男は前を向いたままだったけど、後部座席の女の子が私をジッと見ていた。
あわせちゃった視線が逸らせなくて私も凝視、すると、女の子が、ガオーッて感じで(獣が口を開ける感じ)歯を剥き出しにした。
覗けた口の中は真っ赤だった。
見た感じ血っぽくて、黄色の服にポタポタ滴っていた。



61: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/17(金) 19:57:32 ID:JFAlvU8N0
>>27
じわじわくるわ。



44: 縦目 投稿日:2009/07/16(木) 23:08:45 ID:BcbpWcFS0
俺がまだ、9歳かそれくらいの頃。学級にガネってあだ名のやつがいてね。そいつはかなり変わってて、今ならアスペルガーなどの病名がつきそう。言ってることはおかしいし、すぐキレるし、まあ友達は誰もいなくて、いつも一人で遊んでた。

ある日ガネが、お寺の沼(そこは窪地になってて親には近づくなって言われてた。当時は広いように感じたが、今からすれば直径30mくらい)の岸で何かやってた。俺はたまたま土手の上を通りかかったら、そいつが俺に気付いて、「おい」といって何か大きなものを投げつけてきた。

石だと思ってとっさによけたが、足下に落ちたそれは石ではなく、その沼にすむ亀だった。
しかも手と首がもがれたらしく、甲羅の穴から土手の草むらに血がこぼれた。しばらくそれに目線が釘付けになったが、ふとガネのほうを見ると、口元がくちゃくちゃと動いていた。

幽霊話でなくてすまんが、生まれてから俺が最もぞっとした体験。


62: 44 投稿日:2009/07/17(金) 22:10:46 ID:NAl3BNsE0
続き
俺がガネと同じクラスになったのは小3からで、そのときすでにガネって呼ばれてた。家がクズガネ屋(廃鉄回収業)をやってたからだと思う。ガネは小3になっても教室内で排泄することなどしょっちゅうで、よく担任の女の先生を泣かしてた。

ガネは、ほとんど誰とも話さなかったが、席替えで俺が近くになったときこんな話を聞いた。
「俺んちの母ちゃん、父ちゃんに出す料理に、毎日細かく切った髪の毛を混ぜてるんだぜ。早く死ねばいいんだって。」
もちろんここに書いたような脈略のある言葉ではなかったので、俺の勘違いかもしれない。
ガネは、その後5年生の初め頃、施設に行った。それからどうなったかは知らない。



52: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/17(金) 14:44:40 ID:4Z2jmmsAO
>>44
うわ…今日亀を食って嘔吐する夢見たこと思い出した
この偶然がきもちわる……



57: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/17(金) 17:51:01 ID:EsbOCeYa0
>>44
そのガネってのはアスペルガーじゃなくてただの頭がおかしい奴だと思うぜ
なんだっけ・・・衝動を抑える事が出来ない病気って有ったよな



84: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 22:25:49 ID:XdI2wl8ZO
あまり怖い話ではないかもしれんけど……。というか不思議な体験か。

俺が小学生低学年の頃の話。
俺の地元はど田舎で、学校から家まで一時間くらい歩いて通ってた(チャリは道が狭くて危ないので乗らなかった)
その通学路の途中に何ていうか、石をいくつも積み重ねた石垣みたいなものがあった。
高さは大人の人の肩くらいで苔が生えてて、道から外れた薄暗い草むらの中にひっそりと佇んでいた。
俺はちょっと不気味なのと、延び放題の草むらの中にわざわざ入っていく必要もないのとで、そこには決して近付かなかった。
だがある日、帰りながら振り回してた給食袋(だったと思う)がすっぽ抜けて、その石垣のそばに落ちた。
俺は「あ~草で足切ったらやだな」とか考えながら草むらをかきわけて石垣のそばまで近付いた。

で、給食袋を見つけて掴んだ所で、視界の端に何か赤いものが見えた。
それは石垣の上にいた。
50センチくらいの真っ赤な体の蛇がこっちを見ていた。
本当に鮮やかな赤で、イチゴみたいな色をしていた。

俺がびっくりして固まっていると、蛇がゆっくりと鎌首をもたげた。
ビビった俺は、とっさに鞄の中にあった給食のパンをちぎって投げた。
餌を与えれば俺から興味がそがれると思っだな。蛇がパン食うわけなかろうに。
蛇は一瞬だけパンを見た後、ゆっくりした動きで石垣の中に消えていった。

俺は急いで家に帰り母ちゃんにそのことを話したが、まともに取り合ってもらえなかった。
「本当だって!」と騒いでいると、爺ちゃんが現れたので蛇のことを話したら、とても驚いていた。
何でも爺ちゃんも子供の頃に全く同じ場所でそいつを見たらしい。
ということは、あれは逃げたペットではなく、ずっとあそこにいることになる。
爺ちゃんいわく、「あれは蛇の神様だ。食べ物をあげたのはよかった。もしかしたら守ってくれるかもしれん」と。

後日友達と探しに行ったが、結局見つけることはできず、俺は嘘つき呼ばわりされた……。
未だにあれは何だったのか分からない。



85: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 22:27:12 ID:usgUXTGG0
イチゴヘビでググれ



87: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 22:33:48 ID:JgS8FtSv0
スレチだったけど( ;∀;)イイハナシダナー



91: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 23:26:46 ID:XdI2wl8ZO
スレチですまんかった。
おわびに俺が体験した一番洒落にならん話を。これも子供の頃の話だ。

まあ俺の実家はそういう感じのど田舎なわけだ。
夏休みともなると、子供が遊ぶ場所なんて限られてくる。
昆虫採集、友達んちで漫画読む、山や川に遊びに行く……まあそんくらいしかない。
で、俺らがよく泳ぎに行ってた川があった。
流れは遅かったけどやっぱり危ないってことで一応泳ぐのは禁止されてたんだけど、皆気にせず泳いでた。

ある日のこと。
暇を持てあましてた俺らは川へ遊びに行った。
俺と友達のAはその日は釣りに、BとCは少し上流で泳いでた。

BとCが泳いでるポイントのすぐ近くにはコンクリートの堰堤(ダムみたいなやつ)があった。
そこの下は深い大きな穴になっていて、飛びこみスポットとしてよく使われていた。

しばらく俺はAと釣りをしていたが、ふとBとCを見ると堰堤の上に登ろうとしていた。
「あー飛びこみするんだな」と思ってAにそのことを伝え、二人でそれを眺めていた。
それに気付いたBとCがこっちに手を振ってきたので、俺達も振り返して答えた。

堰堤の上に登ったBとCは、二人同時に飛びこんだ。
大きな水しぶきが二つ上がり、俺とAは歓声をあげた。



92: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 23:30:22 ID:XdI2wl8ZO
と、水面に上がった二人の様子がおかしい。
慌てた様子で岸にあがり、何かをわめいている。
二人は顔をぐちゃぐちゃにして泣いていた。

俺とAが「どうした?」と聞いても「穴!穴の中に!」とかわめいていて要領を得ない。
仕方ないので俺とAは川に入って、ゴーグルを付けて穴を除いてみた。

暗くてよく見えなかったが、ちらっと藻の塊のようなものが見えた。
更に目をこらしてみると、それが何であるのか分かり、俺は気絶しそうになった。

人だった。後を向いた人が、穴の中でまるで川底から生えてるみたいにゆらゆら揺れていた。
藻の塊に見えたのは髪の毛だった。
俺達は急いで川から上がり、走って大人を呼びに行った。

後で聞いた話によると、どうも堰堤から飛び込んだ時に川底の岩に足をはさみ、そのまま溺れたらしいとのことだった。
溺れた人は俺達は知らない人だった。
それからというもの、堰堤からの飛びこみは全面禁止され、その川で泳ぐことは今まで以上に厳しく咎められるようになった。
俺達四人はそれ以来一度もその川で泳いでいない。



95: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 23:42:34 ID:B5T4hJeA0
>>91
これはこわい、川で溺れたことあるからなおさらこわい
なぜこの話を先にしなかったのかとあれ程



96: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 23:48:02 ID:XdI2wl8ZO
>>95
何か書こうと思った時に、これより先に蛇が浮かんだんだよね。
正直反省はしている。



105: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 00:08:39 ID:b0V4nxHd0
>>91
秀逸



94: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 23:33:25 ID:MpSte3GzO
>>92
うわぁ…飛び込んだら先客がいたとか勘弁だね。実体があるだけに幽霊より怖いわ。



98: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/21(火) 23:56:37 ID:JgS8FtSv0
触ったって・・・



163: 祖母さんから聞いた話・1 投稿日:2009/07/22(水) 18:01:19 ID:Hb3HysTfO
おそらく呪いとかそういう類のものになるのか?
イマイチ記憶が定かではないんだが…思い出しつつ書いてみようと思う。

うちの祖母さんは、元看護婦で、戦前病院に勤めていたらしい。
当時は今と比べて、死人の数が半端なく、死んだ人からナースコールとか窓の外の人魂とか
よく聞く病院の心霊現象が、本当に日常茶飯事だったそうな。

そんな訳だから、祖母さんは幽霊はいるものだと、よく子供の頃の私にそういう類の話をしてくれた。

これはそんな中でも、1番悲しい話として、聞いたものだ。

祖母さんが新米看護婦だった頃、同期に、もうすぐ同じ病院の院長の息子と結婚する予定の、とても綺麗な看護婦さんAさんがいたそうな。
ところが、その医者に横恋慕していたのが、婦長。

ところがその婦長とAさんがとある患者さんの処置にあたった時、婦長は、Aさんへの指示を間違えて、今でいう医療ミスを犯して、患者さんを死なせてしまった。


164: 祖母さんから聞いた話・2 投稿日:2009/07/22(水) 18:05:45 ID:Hb3HysTfO
ところが、婦長は、自分はそんな指示をしていないの一点張り、Aさんは懸命に
自分の無実を訴えたが、ベテランの婦長とAさんとでは、当然婦長の言い分ばかりが通り、Aさんの主張は結局聞き入れられず、Aさんはその場で発作的にオキシドール?か何かの原液を服用して、自殺してしまった……止める間もなかったそうだ。

美しかったAさんの、見る影もないほど、喉が真っ赤に焼け爛れた無残な死に様に
祖母さんたち同期は、悲嘆に暮れながらも、それ以上は成す術なく、
身寄りのなかったAさんを、仲間うちだけでひっそりと弔った。

何年かして、婦長とAさんの恋人だった院長の息子が結婚し、婦長はこの病院で出産した。

ところが、生まれた子供は……ぱっくりと、喉まで口が裂けていた。
口咳裂という病気……ようするにうさぎ口だったようだ。
祖母さんたち看護婦はそれを見て、あっと思ったらしい。
その様子はまるで、劇薬を飲み、喉が焼け爛れて亡くなったAさんそっくりだったという……。

結局、その子供がどうなったのかまではわからない……祖母さんが話したがらなかったからだ。

作り話かと思われる方も少なくないだろうが、この話をする時、
いつも祖母さんは、涙を流していた……。
その涙は到底作り話で孫を困らせるための嘘泣きには見えなかった。



165: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 18:09:29 ID:dFtG/VVrO
>>163
奇形児テラコワス



738: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/26(日) 06:48:45 ID:KKhWshsR0
>>164
みつくちに対する偏見はなあ。手術で直るし。
まあ、婦長の子供がどんな程度かはその場に居ないとわからんからねえ。

寧ろその婦長がどう不幸になったかとか、詳細教えて欲しいわ。
Aさんが可愛そう過ぎる。



169: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 19:05:25 ID:SxMA5AcN0
次の怖い話どーぞーー



170: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 19:17:29 ID:nsz2mQKZ0
この間、観光で神奈川県の津久井湖に遊びに行ったんだ。
まぁ男2人でのドライブだったんだが、津久井湖を一望出来る駐車場があったので
そこで、休憩を取る事にした訳だ…
俺は湖を背にして友達と会話してたんだ。
当然友人は、湖の正面を見ている事になる。
普通に会話していたら、友達の視点がおかしい…
目が泳いでいる感じ、自分ではなくその先の湖に視点が集中している。
振り返って見たが何も無い。

そこで、友人にどうかした?と訪ねてみた。
友達は、なぁここの湖って泳いでいる奴いるの?
俺は、確かに夏だがこの時期に津久井湖で泳ぐ猛者は居ないだろ。
それに、半端なく汚いし…
友人もいやそれは、俺もそう感じてたんだけど今さっきはっきりと首だけ出して
こっち見てたんだ…ほら…
俺は背筋が一気に寒くなって振り向いた、確かにいる。
首と上半身が出てこっちを見てる、しかし何かがおかしい
上半身は水深の割に出過ぎているし、第一崖しか背後に無い。
こいつどっから、現れてきたんだ?                   



171: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 19:22:01 ID:nsz2mQKZ0
続き
しかもまったく動かない、普通立ち泳ぎしていたら普通は上半身動くだろ…
真っ昼間なのに、寒気が止まらなくなってきた。
近くに、誰か居ないか人を探すが昼間のこの時期に津久井湖にくる物好きはそうは居ない。
そうこうしている内にそいつがすーっとこちらに段々よって来た。
湖面から、首だけが静かにこっちに動いて来る。

近ずくに連れて、顔が段々と見えてくる…見たくはないが
視線を外せない…口が裂けてる、というか下あごが腐って落ちてる
突然ちゃぷんという水音と共に首が沈んだ。
何だいまのは?友人がボートレンタルしてるからあの場所まで言ってみるか?
心底勘弁してくれと懇願した。こいつは昔からだが、恐怖の神経が麻痺している。
他にも話はあるがリクエストがあればの話します。
速攻で車に戻って帰宅してカキコしました。
怖くなかったらごめん。                     



172: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 19:31:54 ID:BNJWjjJa0
>>171
湖などの水場には、よく幽霊が集まるよ。
滝、湖、海、川、風呂、便所…幽霊にまつわる話は後を絶たない。
俺の知り合いの話だが、深夜に友人と河原に車を止めてしゃべっていたら
いきなりカーステの表示がグルグル回り出した(液晶表示がおかしくなった)らしい。
で、いくらボタン押しても言うこと聞かないし、深夜の河原は不気味だしで
精神的に追い込まれてさっさと吹っ飛んで帰ってきた。

ちなみにカーステは川を離れたら急に戻ったらしい。
今までもそのときの一度しかそういう現象は起こらなかったって。



175: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 19:50:59 ID:jMRb/XyU0
>>172
あなたの連れは中々の際物ですね。
他に何かあればお願いします。



177: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 20:01:58 ID:RMsl9qTD0
>>171
おもしろかったです。そして怖かった・・
また一人でトイレいけなくなるじゃないかwww。゚(゚´Д`゚)゚。

まだ体験談あるならお願いしますね(´∀`)



174: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 19:33:31 ID:qW2ICNoVO
こわいよぉぉぉぉぉ
よまなきゃよかったぁぁぁぁぁ



178: 1/3 投稿日:2009/07/22(水) 21:05:16 ID:rO57XEjUO
読みづらかったらごめんね

この季節になると毎年思い出す洒落にならなかった話し。

小学生だった頃、仲の良い三人で自転車に乗り少し離れた区民プールに行くのが日課になっていた。
そこに向かう道のりは某花火で有名な川沿いの道で、上は高速が走りその下は金網が張られて中に入れないようになっている場所もあり、そこ近辺にはブルーシートの方々が数多く暮らしている。その金網のなかは絶好の雨風しのげるポイントだったんだと思う。
学校でも不用意に近づかない事と良く注意されていた。しかし通り道だし、普通にジョギングなんかをしてる人などもいるし、いつもその道を通っていました。歩道のみの、まっすぐ川沿いを走れる近道だったし。


179: 2/3 投稿日:2009/07/22(水) 21:11:06 ID:rO57XEjUO
それでプールで遊んだ帰り道、軽快に自転車で走っているとその金網ゾーンの大分手前で友達が
「あれなにやってんだ?」みたいな事を言って前を凝視している。
つられてもう一人と先をよく見ていると、遠目にも汚さそうに見える人が歩道側から何か黒い物を掴んで、金網の向こう側へ放り投げている。



180: ごめん3/5 投稿日:2009/07/22(水) 21:12:52 ID:rO57XEjUO
なんか少し重そうなカバンを両手で投げている感じだった。金網の中に入る為に荷物を投げているんだと思ったんだけど、子供心に異様な感じがしてみんなと顔を見合わせたんだ。
なんだか通りたくなかったんだけど、まっすぐな道だから抜け道はないし、少し躊躇したけど、みんなで自転車のスピードを落として近づいて行ったんだ。
なんか見てはいけない様な気がして反対側に顔をそむけて通過しようとしたんだけど、やっぱり横目で見てしまった。



181: 4/5 投稿日:2009/07/22(水) 21:14:36 ID:rO57XEjUO
その汚いおじさんがこっちを思いっきり見ていました。なぜかニヤニヤしていて気持ち悪さを感じました。するとこっちを向けとばかりにおじさんはいきなり大きな声で叫んだんです。
「またぁ!!やっちまったあぁぁぁぁ!!!!」
「うわっ!」
ホントにびっくりして、友達の自転車にぶつかって止まってしまいました。



182: 5/5 投稿日:2009/07/22(水) 21:17:16 ID:rO57XEjUO
汚いおじさんはニヤニヤこっちを見ています。
「!!!???」
頭が軽くパニックでしたが、金網の向こうに放り投げていた物が目に入ってきたんです。
金網の向こうにあったのはカバンではなくて、黒い猫でした………
「うわぁああああ!!!」
それを見た瞬間出せる限りの力を出し自転車をこぎました。
大分離れた所で止まり
「今の見た!?見た!?」
と、お互い確認しあい警察に言った方がいいか等話したのですが結局そのまま帰りました。
それからはしばらくその道は通りませんでした。
またやっちまったっていうのは、趣味でやってるのか、食べる為にやってるのかしばらく悩んだものでした。
終わり



183: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 21:30:27 ID:Fzt/1YEF0
>>178
せめて、生きる為だと思いたい。遊びで殺すのは怖過ぎる。



184: 178 投稿日:2009/07/22(水) 21:46:53 ID:rO57XEjUO
>>183
生きる為に食ってたとしても…………
当時ホント怖くてしょうがなかったよ……



186: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 22:05:56 ID:SrFEUUim0
お、規制解除されてるみたいなので書き込み。
結構前にあった話なんだけども、その日いつものように仕事が終わって夕方(6時過ぎくらい)家に帰ってきた。
いつものように居間に入ると、そこでお袋が部屋の電気も付けずに耳塞いで暗い部屋の中でうずくまってたんだ。
かなり面食らった私。 だってこんな様子のお袋見るのは初めてだったんで、何かあったと焦ってお袋の側に駆けよって声をかけたんだ。

「ちょっと、お袋!なにかあったの?どうしたの部屋も明かりもつけないで?」お袋は、いきなり声をかけたんでかなりビックリした様子だったけど、
私の顔を見て安心したのか「なんだ○○かぁ、ビックリさせないでよぉ」とか宣った。いやビックリしたのはこっちだし。
暗い部屋の中で電気も付けずに耳塞いでうずくまってた人間の言うことか?なんてちょっと呆れかけてたんだけども、この後、お袋が妙な事を聞いてきた。
「ていうか○○、おまえ、どこから家に上がってきたの?」どこから家に?なんとも妙な問いかけに半ば呆れながら
「あのさ、お袋。どこから家にってそりゃ玄関からにきまってんだろ。つかさ、どこから帰ってきたとおもって、、、」
そう言い終わらないうちに、その玄関からコンコンとガラスをノックする音が聞こえてきた。「あれ、誰か来たかな?」私は誰が来たのか確認しようと
玄関のほうを覗きみようとしたんだけど、お袋が焦った様子で止めてきた。「また来た、、、さっきのあれだ絶対、、、」



187: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 22:10:10 ID:SrFEUUim0
さっきのあれ?私はなんのことだかさっぱりだったんだけども、帰ってきたときのお袋の様子と「さっきのあれだ」ってのは関連してると思った。
「ねぇ、帰って来たとき凄く様子がおかしかったけど、そのさっきのあれって奴が原因なの?」この問いかけにお袋は黙って頷き
「あれがね、ずっと玄関をノックしてるの、あんたが帰ってくる少し前から。お母さん、それが怖くて怖くてたまらなかったの、だからずっと
耳塞いで、それが居なくなるの待ってたんだけど、そうしてるうちにあんたが帰って来たのよ、玄関から」お袋の顔が青ざめている、
ちょっと尋常じゃないなと思った。「あれって、なに?見たんでしょ」お袋は顔を下に背けてる。思い出したくもないって様子だった。
この間も、まだ玄関からコンコンというノックの音は続いてる。このままじゃ埒があかないと思い「ちょっと見てくるよ、さっきのあれとは
違うかもしれないし、宅配とか近所の人が来てたら困るでしょ」そう私が言うと、お袋が「駄目だって!行かない方がいい、絶対後悔するから」
といって掴んだ腕を離してくれない「大丈夫だって、なにかヤバイもんとかだったら、玄関開けたりしないし、ただ見てくるだけだから」
お袋が掴んでる腕を強引に振り払って私は玄関に向かった。

うちの玄関は曇り硝子が張ってある引き戸なんで、玄関を開けなくても外にどんな奴がいるのかはある程度わかる。
私は玄関まで行き、そのノックしてる奴がどういった奴なのか、その曇り硝子越しに見た。たぶんお袋も来客だと思って玄関まで行き、
これを見たんだろうね、玄関に立つ赤い人影を。



189: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 22:15:21 ID:SrFEUUim0
最初見たときは、そんなに違和感とか変なモノって感じはしなかった。だってただの人影だったんだもん、背丈はたぶん小学生とかそれくらい
だったかなぁ、赤いってことを除けばね。だからただの来客だと思って玄関を開けようと、ほんと硝子一枚のとこまで近づいたんだわ。
そのときノックする手が硝子越しに良くみえたんだよね。真っ赤な人の手がさぁ。ほんとに真っ赤だった、赤い手袋とかでなくて、真っ赤な素手。
このとき「あ、これは人じゃないな」ってやっと気づいたのよ。
ただ、もう気づいた時は遅かったんだよねぇ、だって玄関開けようと近づいてるわけじゃない、だから向こうにも見えちゃったんだよね、、、私が。

近づいてる私の存在に気づいたそれは、この後、もの凄い勢いで玄関をノックしだしたんだわ。

コンコン、コンコンコン、コンコンコンコンコンコン、コンコンゴンゴンゴンゴンゴン、
ガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャン。

ほんと凄かった、もうね玄関の硝子が割れるんじゃないかってくらいの勢いで叩き続けてる。ほんとはすぐに逃げ出したかったんだけどねぇ、、、
動けなかった、怖くてさぁ、だって真っ赤な人影が凄い勢いで玄関叩いてるんだよガシャンガシャンガシャンガシャンって、
あれにはマジでビビって足が竦んじゃったよ、いい大人なのにね。
だけどずっとその場には居られない、だって怖いもん。だからなんとか気を張ってその場から離れようとした、ただこいうときって不思議と
駆け出せないんだねぇ、たぶん相手に気づかれないように(すでに気づかれてますがw)って考えが働くからなんだろうけど、
ゆっくりゆっくりと後ろに下がっていったんだわ。すると人影にちょっとした変化があった。
最初見たときとは違ってなんか背が高くなっているような気がする、けどもノックをする腕はさっきの位置とは変わってない。
背が高くなってるんではなくて伸びてるんだよね、頭がさ。


192: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 22:20:51 ID:SrFEUUim0
首が伸びてるんではんくて、ほんとに頭だけが上に向かって伸びていってる、そんな感じがした。そしてその伸びた頭は徐々に玄関の上にある小窓に近づいていってるんだけども、
この小窓って奴が運が悪いことに明かりを入れる為の窓なもんだから、曇り硝子ではないんだよね、、、、、だから、その小窓に近づいてるのがわかった段階で人影から目を反らす
べきだったんだよね、本当はさ、、、だけども、、、目が反らせなかった怖くて逆に目を反らせなかったんだよね。
そして見ちゃったんだよね、、、、真っ赤な人影の顔を、、、、たぶん、、、小学校低学年くらいの子供だと思う、真っ赤な顔でさ、、、髪と眉はなかった。印象的だったのは
だらりと開けられた真っ黒な口と、カッと見開かれた目。その目でさ、ギョロギョロと家の中を見てるんだよ。
もうそれ見たら限界だった、、、、いい大人が「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」って叫んで駆けだしてたよw 
んで居間に逃げ込んで、お袋と一緒に耳塞いでガタガタ震えてた。どんだけの時間、耳塞いでうずくまってたかわからないんだけど、
いきなり「おい!どうした!!」って肩を掴まれて起こされた。

仕事から帰ってきた親父だった。
「親父かよ!!ビビらせんなよ!!」
「なにがビビらせんなだ!ビックリしたのはこっちだ、どうした二人して電気も付けずに部屋の中で!!」

いきなり声をかけられてビックリはしたが正直、帰ってきた親父の顔を見てほっとした。そして思わず聞いてしまった。「親父、いったいどこから家に上がってきたんだ?」と。

こういった体験だったんだけど、これが数年前の話、で最近になって「新耳袋」とかでも似たような話が載ってたんだけども
これって全国的に出没してるんかねぇ。



191: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 22:19:49 ID:BNJWjjJa0
赤は警告の意味あるから。悪霊には違いない。
赤の次が黒だったかな。相手にしないのが正解。



194: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 22:24:54 ID:CcmfI07c0
怖い・・・GJ!



195: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/22(水) 22:35:35 ID:W2BX1vTI0
そして親父も玄関を見に行って(ry



220: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 00:49:59 ID:ZhK3l5Lk0
自分が物凄く生活が荒れてて周りの人々に迷惑を掛け捲っていた頃の話です。

昼下がりに寝ていると誰かが毛布をかけてくれた。
家族の誰かがしてくれたと思って[・・・アリガト・。・。」
なんて思った次の瞬間!!

全身が金縛りになって全く動かない状態に!!
でふと目をやると何とそこに立っていたのは黒尽くめの死神だった。
かけてくれたと思っていたのはその死神が着ていたマント。

頭ん中を己の鼓動だけが響いてるような状態で
「頼む・・・どこかに行ってくれ!!」と必死に念ずると
その死神は逆にグッとこっちに近づいてきて
さらに耳元に顔を寄せてこの世のモノとは思えない醜い声で
 
オマエモ ドウルイダロ

ってつぶやいた。で気を失って・・・

その後、自分は緊急入院して2週間昏睡状態が続き
結局半年間入院することとなりました。

皆さんも日頃から負のパワーを貯めるような生き方をしないよう
気をつけてください。



282: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 13:44:09 ID:dxnaRwLK0
>>220
負のパワーを貯めるような生き方って例えばどんなん?
自分の経験からでいいから教えて。



363: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 01:17:25 ID:RmQipj+r0
>>282
端的に言うなら人の信頼を裏切ることです。

自分のことを大切に思ってくれて
信頼してくれる人々の善意を踏み躙って好き勝手にやる。
孤独からくる淋しさのスパイラルに陥ってさらに悪に手を染めて
奈落の底に堕ちていく。

大切な人の涙や叫びや想いを無視して・・・

具体的に書かなくてもわかるでしょう。

そーやって溜まってしまった負のパワーは必ず清算する時が訪れます。



274: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 13:06:47 ID:InAN1qrlO
今5才になる子供がいるんだ。

昔から何か見えるみたいでさ。まだ乳児の頃、ドア空けて風呂とか入れてると誰もいない場所を見てずっと笑ってるとかしょっちゅうあった。

んで夜中の2時ぐらいかな?一緒に寝てる子供がいない事に気づいたんだ。

トイレかなと思ってトイレに行ってもいない。

リビングに行くと、うちにはリビングに子供用の小さい2人乗りの室内用のブランコがあるんだけどさ、

電気も点けないで乗ってるんだよ。
それだけでも怖いんだけど、うちの子供しか乗ってないのに喋ってんだよね。
誰かいるかの様に、むかいの席にむかって。

んでブランコから下ろして、「誰と話してたの?」
って聞くと、「いつも一緒にいる子だよ」
って言うんだよ。

もう訳がわからず怖かった。でも考えてみると、その子が産まれる前に一度、嫁が流産したんだ。もしかしたらその子なのかなとか思うけど。



283: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 13:49:04 ID:MoAwr6HcO
>>274
乳児~幼児にはよくある事例で、脳の形成に関係がある様だ。
はっきりと人格を認識する例(架空の友達とか)もあるし、たまに誰もいない場所に人がいると言ったりする例もある。
別に幽霊ではないよ。



286: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 13:54:56 ID:2o+qQOxn0
>>274
無意識下における願望の具現化って話を聞いたことがある
特に近しい年代の子供が周りに居ない場合に発生しやすい
年代と言うよりは身長と置き換えても良い
本人の周りに居る状況において、親は二人いる。そして子供は一人という状況なら尚更起こりやすいのだそうだ
ただ、幼稚園や小学校に行きだすと、この現象は解消されるのがほとんど
要するに自分と同じ大きさの友達が欲しいって話を小難しく書いてみた( ゚д゚)おつかれさん



287: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 14:11:53 ID:2o+qQOxn0
>>286
この話には続きがある
脳内で形成された友達は場合により成長する。この時にいくつかの事例に分類する事が出来る
一つは多重人格者。自分とは違う対照的な自分。若しくは理想的な自分を形成する病気とされている
ただ、これも一つの多重人格の産まれ方の一つであるとされているが、本人じゃねーからわかんねーよボケでおk
そしてもう一つが幻覚症。あれだ。脳内で妖精さんが住み出すのとは別で、これは脳外で育つ。本人の脳内で形成された3D映像だ
故に本人にしか見えないし、本人としか会話が不能。姿は脳外にあるが、会話は脳内で行われているというやつだ
わかりやすく例えると電柱と楽しそうに話すおっさん
まあ良くある話なんだが、これが人間として成長してるならまだしも神様や悪魔、もしくは本当に妖精さんになったりすることもある
子供には愛情と共に環境も考えてやった方がいいって話( ゚д゚)



277: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 13:11:05 ID:JxQyovtIO
よく話に聞く子供特有の想像の友達なんじゃないの?



284: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 13:53:54 ID:CChIbiWS0
幼児にはよくある事と言われても、実際に何もない空間に喋りかけてる子供はさぞかし不気味であろう
大人になってもやってたらさらにヤバイがw



294: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 17:02:37 ID:c2BygEWQ0
海の底の底で足をザックリ切って
4日後くらいに傷口からフナムシが生きて這い出てきた事ある
太ももに蠅の卵を産みつけられたこともある
蠅の時は腿が変色したから医者に行ったら薬くれた
両方実話
海で怪我したら痛くてもしっかり傷口の中まで洗った方がいいよん



295: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 17:12:21 ID:fj3qQKZv0
>>294
ぎゃあ~、怖えぇえぇぇ。



296: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 17:22:30 ID:iGlsc4Qs0
>>294
普通に怖いんだがw



301: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 18:05:07 ID:FY8wpLoJ0
>>297いやいや、フナムシはちょっと信じられないけど、
ハエとかはフツーに卵産みつけるし、生きたままたかられるでしょ


>>294皮膚の中に入ってたってこと?
普通のじゃなくてヒトヒフバエってやつ?



297: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/23(木) 17:27:53 ID:f8hSmCrd0
傷口で生きてられる虫がいるはずねーだろw



343: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 00:13:00 ID:8+YB8pWA0
あれは俺が一番やんちゃだった厨房の頃の話。
俺の住んでいる地域には古い幽霊が出るとの噂の沼がある。
まぁ、「眺めていると水面に女の生首が浮かぶ」とか
「池の水面から手が伸びてきて引きずり込まれる」などというありふれた噂だったが…
その日、夜になったところで友達とその沼に行ったんだ。
その時は、まだ出入りも自由だったしね。
どうせそんなもの出やしないだろうと沼の周りをぐるりと一周
最初にいた所まで来たところで異変に気がついた。
沼を挟んだ向かいの岸に誰かいるんだ。
友達は全員近くにいるからおかしいな、誰なんだろうと近づいて確認しようとした瞬間…
ドンッと背中を強く押された。
勢い余った俺はそのまま二転三転して沼にドボン。
幸い、大して深くなかったので(腰くらい)大事にならなくて済んだが…
後になって知ったんだが、俺は、友達がふざけて背中を押したと思っていたんだが
友達曰く「ドボンという大きな音がしてびっくりして見ると、お前が沼に落ちていた」らしい
よくよく考えると、あの時近くとは言っても、5メートル位離れていたから突き落とせるはずないだよね…
まぁ、今となってはその沼もフェンスで囲まれちゃったから侵入不可能だけど…



374: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 05:23:30 ID:CHcqCrKt0
自動車免許を取りに行っていたときに、免許センターで仲良くなった人から聞いた話。

筆記試験が終わり、知り合いも来ていないし1人でぼーっとしていると、20代後半くらいだろうか?
のサラリーマン風の人が話しかけてきた。
その人はとある手違いで免許証を失効してしまったらしく、最初はその経緯なんかをおもしろおかしく話していたのだが、ふと「まあ信じなくても良いんだけど…」と奇妙な話をし始めた。

その話というのは、その人(仮にA男さんとします)が前に不動産関係の職に就いていた時の話だった。

A男さんがその職場に就職して2年目くらいの頃、とある物件を買い取る事になり、その調査に上司の同行としてついて行ったらしい。
その物件というのはどうも競売物件らしく、色々と「わけあり」だったらしいが、その時はA男さんは詳しい話は教えてもらえず、本人もその事を特に気にしていなかったらしい。
現地につくと普通の民家で、特に変わった事はなかったらしく、そのまま室内に入って色々と手続調査などをする事になった。

調査も順調に進み、さあ次は2階だと話していた頃、ふいに2階から「パタパタパタパタ…」
と、子供か少し大きめの犬が走るような音が聞こえてきた。
上司とA男さんは顔を見合わせ暫らく無言だったが、「まあ何か風か何かで何かが揺れたんだろう」と、そのまま2階へ上がった。

暫らく2階を色々回っていると、今度は2階の奥のほうの部屋からまた「パタパタパタパタ…」と走るような音が聞こえてきた。
流石に2人ともおかしいと思い、音のする方へといってみると。どうやら音源は一番奥の部屋らしく、そこから走るような音がずっと聞こえてきていた。

A男さんは流石に怖くなったらしく、上司に「何なんですか…?」と聞くと、上司は「ちょっと入ってみる」と言いドアを開けた。
A男さんはビビってしまっていて、部屋の中を見ることも出来ずに壁際に張り付いていたらしい。

続く



375: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 05:24:33 ID:CHcqCrKt0
>>374続き

ドアを開けた直後、「うわっ!」という上司の声が聞こえてきた。
あわててA男さんも部屋を覗いて見て、上司の悲鳴の意味が解った。
その部屋は8畳くらいの部屋だったのだが、四方の壁紙がボロボロに剥がれ落ち、そこに無理矢理といった感じで何十枚、何百枚というお札が貼られ、更にそのお札の殆どもボロボロになって剥がれ落ちているという有様で、明らかに他の部屋とは部屋の損傷具合が違い、異様な空間になっていた。

そして、更に不気味だったのが、明らかに部屋は無人なのにも関わらず、部屋を誰かが走り回るようなパタパタパタ…という音が部屋の中心でずっと続いてた。
まるで部屋の中で子供がはしゃいでいるかのように。

A男さんはそれでここはただ事ではないと思い、呆然としている上司を無理矢理部屋から引っ張り出し、急いで部屋のドアを閉めるとそのまま全く動かない上司を引き摺るように屋外へ飛び出した。

外に出てやっと少し落ち着いたA男さんは、上司に「…何なんですかね…あれ」と聞いたのだが、何か上司の様子がおかしい。
目の焦点が合っていないというかなんというか、上司は呆然としたまま無表情で直立の状態で、何度話しかけても反応がない。
何度か話しかけると「ああ…」とか「うう…」とか反応はあるのだが、一切会話にならない状態だった。
A男さんは何がなんだかわからず頭が混乱していたが、混乱しながらも上司をなんとかしなければと、携帯で救急車を呼んで暫らく待っていた。

救急車を呼んで2~3分した頃だろうか、突然A男さんは後ろから肩をガッと掴まれた。びっくりして後ろを振り向くと、年齢は80歳くらいで髪がぼさぼさ、ボロボロの服を着たお婆さんが物凄い形相でこちらを睨んでおり、A男さんが「何でですか?」と聞くとおばあさんは突然大声で「お前もか!お前もあいつらの仲間か!お前らも呪われてしまえ!!!!」と叫び出した。
続く



376: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 05:26:19 ID:CHcqCrKt0
>>375続き

騒ぎを聞きつけ近所の人が出てきたのだが、それでもお婆さんは絶叫をやめなかった。近所の人たちは、まるで何かを察したかのように冷静にお婆さんをA男さんから引き離し、お婆さんを宥め始めた。

そしてA男さんと呆然としている上司を少しはなれたところに連れて行き、お婆さんの
身の上などを話してくれた。
お婆さんは若い頃あの家のあった土地に住んでいたのだが、○○○に何年も嫌がらせをされ、とうとう耐え切れなくなって家族で一家心中をしてしまったらしい。
しかし、発見が早かったためお婆さんだけが助かり、お婆さんの夫と一人娘は治療の甲斐なく死んでしまった。
その事実を知ったお婆さんはそれから数年は落ち込んだりもしたが、近所にアパートを借りて普通に暮らしていたらしいが、だんだんとおかしくなっていき今のようになってしまった。
そして、あの土地はそのまま○○○に乗っ取られてしまった。

近所の人はこうも言っていた。
「旦那さんと娘さんは余程悔しかったんだろうね…それいらいあの家ではおかしな事が何十年も続いてね、土地を乗っ取った○○○も、後になって土地を買った人も発狂して自殺してしまったんだ」「あなたもそうなりたくなかったらあの土地には関わっちゃいけない」と。

A男さんはその後、今件とは別の事情でその職場を辞職した。
上司の方は、入院して3日後に意識を取り戻し、その後はとくには何も無いらしい。
上司の話では、部屋のドアをあけたところまでは覚えているらしいが、それから意識をちゃんと取り戻すまでの間の事は何も覚えていなかった。

ここまで話すと、A男さんは「世の中には説明の付かないことってあるんだね」「人間の恨みというのは恐ろしい」と言っていた。
俺はこの話が事実かどうかは確認のしようが無いし解らない、ただ、怖いというより
悲しい話だと思った。

終わり



377: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 06:59:39 ID:CYHS7s1D0
死ぬほどじゃないかもしれない、ただ俺が昔体験した怖い話だ。
あれは俺がまだ小学校の高学年くらいの頃の話だ、ウチには妹がいてそのせいで人形とかがあったんだ。
その中でよくあるような赤ちゃんの人形があるだろう、たしかぽぽちゃん人形とかいう名前だったと思う。
兄弟で同じ部屋だったから俺は二段ベッドの下で寝てたんだ、その頃妹はおもちゃを片付けるのが面倒なのかよくベッドの下の隙間に入れてた。

その夜も多分その人形はベッドの下にあったんだろう、真夜中に何か手をぐいぐい引っ張られる様な感覚がしてふと目が覚めたら手がベッドから落ちてていくら力を入れても上に上がってこない。
それでも力を入れてたらふっと引っ張る力がなくなって手を持ち上げたら、手にしがみ付いてるんだよぽぽちゃん人形がさ。
あまりに怖くて叫んで人形を放り投げたらそこで目が覚めて汗びっしょりだった。
それでさ、ただの夢かと思ったんだけどさ、横見たら何故かぽぽちゃん人形が横に置いてあったんだ。
ああいう人形って横にしたら目をつぶるだろ、でもさその時人形は横にしてるのに目が開いててじっとこっちを見てたんだ。
それから人形は目を閉じなくなった。
そして、俺ももう大人になったが未だにその目の閉じなくなったぽぽちゃん人形は実家の押し入れに仕舞われてたんだが、ちょっと前に帰った時に整理するとなくなってた。
誰も触ってないっていう倉庫の奥からだ、お前達も見たことない赤ちゃんの人形みたらどこかに引き込まれない様に気を付けてくれ。



381: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 10:25:19 ID:JB6zJMWX0
幽霊の気に入らないところは、好きな場所に好きなようにワープできることだよな。
あと、遠くから望遠鏡などで見てるのにこっちの存在に気づくところ。
幽霊はどんな視力してるんだ?



382: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 10:40:33 ID:0TVKEwlh0
>>381
オマエが意識するから来るわけだし
オマエが視認するから気付くだけ。



435: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 18:20:48 ID:+ItTdzKOO
今月始め、札幌から積丹までソロでツーリングに行った時の話なんだけど…
 
民宿で、他のライダーと交流しながら1杯やっていると、こんな話を聞いた…
 
余市~積丹間は、片道1車線の、トンネルの続く道(国道5号線)なんだけど、海岸沿いのその道を深夜に走ると…
 
意識はハッキリしているのに、どこからともなく聞こえる女の子の声に導かれ…
気が付くと、反対車線を走っていると言う…
もしその時、対向車が来たらと考えると…
 
ちなみに割と最近からこの道は、ツーリングのシーズンになると白バイのお巡りさんが、良く巡回してるんだけど…
 
話に寄ると、上記の様な事故が多発したと言う事で、巡回が始まったんだとか…
走り屋が滅多に使う道でもないのに…だ



505: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/24(金) 21:44:55 ID:+ItTdzKOO
>>435に追加

①現地の人の話では、深夜になると空気が冷えて、風音が変化するからでは?…との事。
②国道229号線の間違い!(5号線は札幌~小樽~余市間)
③過去のトンネル崩落事故で、観光バスが潰された事件あり。

亀レススマソ



553: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 03:10:05 ID:3LlRtlzk0
どこかで見つけてきたわけではなく体験談なんですが
東京に来たての頃親戚の家に間借りしていました。
とは言ってもその親戚も苦しいので家賃は月3万円だけ払っていましたが、
立地もよく、僕が住む部屋もそこそこ広いので満足していました。

入居して10日くらい経った頃、奇妙な事が起こり始めました。
急に体が重くなったかと思うと、小さく呻き声のような声が聞こえてきました。
不自然に思っていましたが、あまり気にする事はありませんでした。
知り合いに話すとすごく気味悪がって「出た方がいいよそこ」と言われましたが
今更それも億劫だし、元々神経が図太いのでそのまま住む事にしました。



554: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 03:23:30 ID:3LlRtlzk0
しばらくして、次は女の人の声が聞こえてきました。

僕の住んでいる部屋の隣にはGさんという50歳くらいの男性が住んでいました。
その人もこの家に格安で間借りさせてもらっている人でした。
壁が薄いので、TVを見る時や音楽を聞く時などはいつもヘッドホンを
していました。
ある時、ヘッドホンをしている僕の隣で、声がかすかにしているような
感じがしたので、ヘッドホンを外してみると、
「ちょっと。」と呼んでいるような女の人の声が耳元ではっきり聞こえました。

僕はなんだろうと思いながらも「はい なんですか。」と姿は見えませんが答えてみました。
すると体がまた少し重くなった感じがして、呻き声が聞こえてきました。
うめき声はいつもの何倍も大きく、押入れの方からなにか強烈な気配もします。
僕が「うるせぇんだよ」と怒鳴ると、呻き声はやみました。
そして気配がした押入れに近付き半開きになっていたところを全開にして
中を見ました。何も変わったところはありませんでした。
程なくGさんが「どうしたの?」と部屋を訪ねてきました。
僕は何度も謝って、「なんか幽霊出るんですかねここ。」と聞いてみました。
Gさんは「ああ 出るかもねえ」とだけ言っていました。

気分が悪いのでその日はすぐ横になり
「幽霊だからってびびってもらえると思ってんのか馬鹿が」というふうな罵声を
誰にか分からず吐いて寝る事にしました。すぐにまた「ちょっと。」と聞こえてきました。



556: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 03:38:40 ID:3LlRtlzk0
それから1週間近くなにも起きていなかったのですが、
ある日屋根からゴン ゴンという音が聞こえてきました。
僕はネズミだと思い大して気にはしていませんでしたが、
ふと押入れの方に気配がしたので振り返ってみると
少し開いた押入れから痩せた顔の女の人がこっちを見ていました。
顔だけひょこっとだしている形でした。
僕は早足で押し入れに近付きその女に近付くと、さっと隠れるように
顔を隠しました。

するとまた呻き声が聞こえてきました。
僕は腹が立って「いや なんかあるんならはっきり言えよ」と部屋の中を
見回しながら言いました。呻き声はすぐにやみました。
「うーとかおーとか言っとけばうわーとか言ってびっくりしてくれると
 思ってんの。馬鹿じゃねえの。」と腹が立って言ってみると、
また「ちょっと。」と聞こえてきました。
斜め後ろを見るとさっきの痩せた女が這いずるような形で横になって
こっちを見ていました。
全身ガリガリで、驚くほど細い体をしていました。
僕は「うん だからちょっと何。」と言って女を見降ろしました。
女はそれ以上何も言いませんでした。
しばらく睨み合いになった後、また大きな呻き声が聞こえてきました。



558: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 04:03:09 ID:3LlRtlzk0
とりあえず呻き声に「うるせえ」と言い、
聞こえてくる方向に向かっていきました。
戻ってみると女は消えていたので、そのままGさんの部屋に行き、
度々大きな声を出してしまった事をお詫びしてから、
「かなり大きかったんですけどうめき声聞こえました?」と聞くと
「うん 聞こえたけど 大丈夫?」と心配そうにいっていました。

その後「気味悪いな」などと言うGさんと少し話して、
一階にいる家主の親戚の所へ向かいました。
親戚(おじさん)は60過ぎで、親が残してくれたこの家に
間借りする人を除くと一人で住んでいました。
おじさんに色々と説明して聞いてみると、「それは強烈だね・・。」と
深刻そうに言って、
「俺もね、たまに女の人に説教みたいなのされるんだよ。
 夢かどうかよくわからない感じなんだけど。」と僕に聞かせてくれました。

そして、僕の部屋に以前住んでいた人の事を聞きました。
5年ほど前に行く宛をなくした母子を住まわせてやっていたらしく、
母は55くらいで、娘は26、そして娘は色々心の病気にかかっていたらしく、
母親が部屋から出るとパニック症候群というのを起こして叫びまわっていた
ようでした。人の何倍も食べるのですが、そのすべてをほぼそのまま吐いてしまい、
栄養失調でガリガリで、点滴も血管が細すぎるせいで、等色々話してくれました。
そして先が長くなかった娘は亡くなり、母親はどこかへ消えて、その後
同じ部屋に中国人の青年が住み出し、その青年は2か月程度で近くの公園で首を吊って
死んでしまったそうです。
僕は「そんな事先に言えよ」と笑いながら言うと、おじさんは
「言おうと思ってたけどね・・・。」と申し訳なさそうに言った。

「どうする?お祓いでもする?」と聞かれましたが
特に悪い事もしてないのに余計なお金を使わされるのも癪なので
しばらく様子を見る事にしました。



559: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 04:58:23 ID:tK/zWPbfO
二十歳の夏の時の話
友達と車で毎晩のようにナンパに行っていた。とある海岸通りを過ぎ、友達が「収穫ないし、今日は帰るか?」と話かけてきた。
明日も仕事だしな、帰るか、と俺。そんなこんなで帰り道、車を走らせていると
あるトンネルの入り口に白いワンピースを着て、むぎわら帽子を深々と被った女の子を発見!
時計を見ると夜中の2時を回ったあたり。こんな時間にこんなところで何やってんだ?と友達。
とりあえず車をUターンさせろと俺。車をUターンさせ彼女の近くへ
こんなところで何やってるの?助手席から話かけるも無言…とりあえず車を脇に寄せ、歩いて彼女に近づき、再度話かけるも無言…

ふと彼女の足元を見ると裸足、しかもびしょびしょに濡れている。
友達が深々被ったむぎわら帽子を覗き込もうとすると顔を背ける。???
こんな時間に一人でこんなところいたら危ないから送ろうか?
またしても無言…
何かえもいわれぬ気味悪さを覚えその場を退散。



560: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 04:59:02 ID:tK/zWPbfO
その日はそのまま帰宅し、数日たったお盆休み。両親と弟は田舎に墓参りにいって、その日は一人。
昼の2時~くらい、連日の夜遊びで疲れが溜まっていたのかウトウトと昼寝をしてしまった。
一時間位昼寝をして、時計を見ると15時過ぎ。
すると、玄関が開く音がする。アレ?誰かきたのか?横になったままボーッとしていると
勝手に上がりこんだみたいな足音がする。
足音をよーく聞くと、ピチャピチャと濡れたような音。しかも一人じゃない…
やがてその足音は2階にいる俺に気づいたのかしらないが、階段を上がりだした。
あまりの恐怖でガタガタと震えている。無意識のうちに、身体は金縛りなのか寝た状態から動かない。
ガチャン!! と部屋の扉が開く
そこには、数日前の夜中、トンネルで見た白いワンピースの女と、もう一人ひまわり柄のワンピースをきた女が立っていた。
二人ともむぎわら帽子を深々被り顔が確認出来ない。
幽霊ってこんな昼間でもでんのかよ~~と呟く余裕もなく
二人がベッドの側に歩みよってくる。
そしてベッドの横に立ち、白いワンピースの女がひまわり柄の女に

「ねぇ、誰かさんに似てない?」

するとひまわり柄の女が、俺の顔を覗き込むように顔を近づけた。
「うん、似てるフフッ」


その女、目は空洞 顔は真っ黒。


ギャーーーーと力の限り叫んだところ、身体が動くようになり、その女達も消えました。

が、自分の部屋のベッドにいたつもりが、なぜか風呂場で倒れていて時間は夜の10時を過ぎていました。
未だにあの日の経験はなんだったのか?不思議で仕方ありません。



561: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 05:26:11 ID:5WpobmqSO
>>560
こぇぇぇえ!!!!!!



569: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 08:32:54 ID:bdWqwe9BP
>>560
>「ねぇ、誰かさんに似てない?」
誰に似てるんだろう?凄く気になる



588: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:28:21 ID:fKVojrHb0
1/4
釣り好きの叔父さんから聞いた話

叔父さんは紀伊半島によく渓流釣りに行っていた。
その日も林道から3時間程上流に登ったところにある穴場に行った。
途中10メートルくらい落差のある滝なんかも登る。
穴場はシーズン中いつも入れ食い状態らしいが、その日は一匹も釣れない。
諦めかけた時一匹の大物がかかった。
50cmはあろうかというイワナだった。
叔父さんは大喜びしたのもつかの間、イワナの体を見てびっくりした。
体がぐにゃりと曲がっていた。
奇形は良く釣り上げるが、こんなにひどいのは初めてだった。
こんな体でここまで大きくなったのに、殺してしまうのはかわいそうだと
イワナをそっと逃がしてあげた。
「あれはキリクチやった、きっと主やな」
紀伊半島だけに棲むイワナで絶滅寸前らしい。



589: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:30:03 ID:fKVojrHb0
2/4
だいぶ薄暗くなってきたので、その日の成果は諦め沢を降る。
来がけの難所である滝まで来たとき、もう辺りは薄暗くなっていた。
叔父さんは大きな岩に持っていたロープを回し崖を降りはじめた。
普段そんなことはぜず、慎重に足場を探しながらゆっくりと降りるらしい。
懐中電灯の類を持ってきていなかった叔父さんは、
こんなところで一晩過すのはまっぴらだと横着した。
下まであと3~4メートルというところで、
引っ掛けていたロープが外れたらしく落下。
ゴツゴツとした岩場に着地し足に激痛が走る。
あまりの痛さに、これは間違いなく骨折してると思った。
周りに落ちている枝切れで足を固定し、なんとか川を降りようとしたが、
真っ暗な中、しかも片足では大して進むこともできず、
諦めて川岸に座り込んだ。



590: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:31:33 ID:fKVojrHb0
3/4
睡魔か空腹か骨折の痛みのせいか、意識がもうろうとしている中、
何かが叔父さんのすぐ近くにいることに気付いた。
フンフンフン フゴー フンフン フゴー
それはしきりに叔父さんの臭いを嗅ぎまわっていた。
牧場の牛を臭いを更に酷くしたような獣の臭いが鼻をつく。
クマや!死んだふりしてもあかん!
そう思ったが、体を動かすことも目を開けることもできなかった。
しばらくその獣は叔父さんの周りを回っていたが、
突然足をぐいっと持ち上げられたかと思うと、
ゴツゴツした川原を引きずられだした。
体中を岩に何度も打ちつけられ、
この後自分が食べられることが分かっていながらも、
痛いがな、もうちょっと優しくしてくれ
などと思っていたところで記憶がなくなった。

気がつくと夜は明けていて、川原に寝転がっていた。
辺りを見回すと、そこは車を止めた林道のすぐ脇だった。
相変わらず激痛が走る足を引きずり、
叔父さんは自力で車を運転して病院に行った。



591: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:33:02 ID:fKVojrHb0
4/4
そんな体験談を聞いて
「クマに助けられた?」と尋ねた。
「あれはクマやない、クマやったら引きずられてるとき横か上におるやろ」
四本足で歩く熊が人を咥えて引きずる姿を想像してみる。
確かに体が邪魔になる。下手したら踏みつけられるかも。
じゃあ何?と不思議がってる俺に叔父さんは言った。
「牛鬼や」
ええ?昔話の?あれ人を襲って食べるんじゃなかったか?
信じられないという問いかけに
「キリクチ助けたやろ?せやから助かった。
 あれ捕まえとったら多分わしも食べられてたわ」
叔父さんが言うには、
川の主であるイワナに温情をかけ食べずに逃がしてあげたので、
牛鬼は叔父さんを食べずに助けてくれたとのこと。
それ以来叔父さんはイワナを釣り上げても逃がすようにしているらしい。
「キャッチアンドリリースや、アマゴは食べるけどな」
そう言って豪快に笑った。



617: 1/10 投稿日:2009/07/25(土) 17:54:50 ID:P1SawmcOO
二年前の今頃。

その日、来週に迎える彼女の誕生日のプレゼントを買いに都内のある繁華街に居た。
俺はその日バイトが休みだったので昼過ぎからうろうろとプレゼントを物色していた。
交差点の向こうに彼女が気に入りそうなアクセのショップがあったなぁ…なんて考えながら、そのスクランブル交差点で信号待ちをしていた。

ふと、反対側の歩道の同じく信号待ちをしている人々の一番右端に居る赤いシャツの若い女性が視界に入った。
瞬間、背筋がぞわっとする感じがした。
視界の一番端に入っただけで直視した訳ではない。と言うか、直視出来ない何かを感じた。
霊感とか全くなかったけど、本能的に「あれ、ヤバい」って感じて、信号が青に替わったと同時に俺は斜め左前側に進路を進めた。

気のせいかな?とか自問自答しながら、薄気味悪かったので早くこの場所から離れようと思って早足で歩いてた。
それでも怖いもの見たさと言うか、どんな容姿なんだろ?とスケベ根性が頭を過り、一瞬だけ目線の先を右側に送った。

ちらっとだけしか見れなかったが、その女性らしき姿は其処にはなく、同時に、今度は全身の血が逆流するような身の毛のよだつ感覚と、鳥肌がぶわぁと立って、ガバッと反射的に前に向き直った。

赤シャツの女性は目の前に居た。



618: 2/10 投稿日:2009/07/25(土) 17:56:36 ID:P1SawmcOO
セミロングの髪にチェックのミニスカにルーズソックス。
顔立ちや服装から女子高生に間違いないだろうが、生気が全く無い表情からこの世の者では無いと一目で本能的に理解した。
何より、赤いと思っていたシャツは彼女の首筋に真一文字に入った切り口から流れ出た大量の血が染めていた色だったからだ。

思わず「うっ」と呻く俺の傍らをその娘が通り過ぎる時、頭の中に直接、無数の虫の羽音に似た耳鳴りと共に、低いくぐもった女の声が響いて来た。
声ははっきりとした言葉としては認識出来なかったが、苦しみとか、怨みとか、怒りとか、色々な感情が渦巻いている様な、思念みたいな感情が脳にダイレクトに響いて来る感じだった。

気が付くと交差点の途中で硬直して立ち止まっていたらしく、車のクラクションで我に返った。

「・・・何だ・・・・・今の?」
周りを振り返っても赤シャツのJKは確認出来ず、白昼夢か幻を見たような・・・しかし全身は汗でびっしょりだった。

もうなんだかプレゼントを探す気力も失せて今日は帰る事にした。と言うか、あの一瞬の出来事でどっと疲労感が身体を重くしていた。
帰る道すがら、あの娘は一体何だったのか?色々考えていた。
自殺でもしてさ迷っているのか?とか、首筋の傷から誰かに殺害された娘なのか?とか、若いのに無念だったろうなぁとか…。
何だか無性に悲しくなり、柄にもなくちょっとだけ心の中で手を合わせてみた。

もしかしたらそれがいけなかったのかも知れない。



619: 3/10 投稿日:2009/07/25(土) 17:58:30 ID:P1SawmcOO
夕方4時頃、へとへとになりながらアパートのドアを開けた瞬間、誰かに思いっきり背中を蹴られて、つまずきながら両手を付いて玄関に倒れ込んだ。
振り返るとそこには誰も居なかった。直ぐさま外の共用廊下を見たが誰も居ない。
「・・・連れて帰って来ちゃった?」

元々霊感が無いので交差点ですれ違って以降、何かを感じる気配は無かった。
単純につまずいただけか?とか無理矢理自分に言い聞かせるように部屋に入った。
入ったと同時に部屋の一角に目が行った。
机の上に飾っていた彼女との2ショットの写真が、びりびりに破かれて机の上に散乱していた。

「連れて来たんじゃなくて・・・今、出ていった?」
虫の知らせか、何か嫌な予感がして俺は彼女の携帯に電話した。
・・・・・出ない。
多分これからバイトだろうから今電車の中か何かで出られないんだ、とか、また自分で自分に言い聞かせている。
心臓がバクバク鳴っている。俺はもう一度彼女に電話を掛ける。出ない。
いてもたってもいられなくて、取り敢えず彼女の安否を確認したくなって彼女のバイト先に行ってみようと思った矢先、携帯が鳴った。
良かったぁと思って着信画面を確認すると、非通知の表示だった。



620: 4/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:00:20 ID:P1SawmcOO
「・・・もしもし」
声はない。代わりに電波が悪いのか、スピーカーの向こうからは雑音みたいなノイズしか聴こえて来ない。
「もしもし?・・・・・もしもし!」
何か向こうで話してるような気もするのだが、雑音が酷すぎて聞き取れない。
埒が明かないので携帯を切った。切った瞬間、違和感に気付いた。

「何で着信音鳴ってんだ?」

通常俺は非通知着信は受信拒否に設定している。ただ拒否に設定していてもピリリと一瞬だけ音が鳴ってしまう。
だが着信音は非通知だったにも関わらず俺が出るまでの数秒鳴り続けていた。
背中を冷や汗が滴るのを感じ、頭の中で何かヤバい、何かヤバいと思ってたらまた携帯が鳴った。

非通知だった。
暫く出ようかどうか画面を凝視したまま固まっていたが、意を決して出ることにした。

「・・・・・・・誰?」
相変わらずノイズが酷かったが、向こうの声を聞き取ろうと受話器に当てた耳に神経を集中した。

「・・・・・・・・・・・・ワ・・・・・・・タ・・・・シ・・」
怖くて携帯を放り投げた。女の声だった。



621: 5/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:01:38 ID:P1SawmcOO
何をどう整理して考えればいいのか分からず、頭の芯がカーッと熱くなり目眩がして倒れそうになった。

それでも、彼女の身にも何か善からぬ事が起こりそうな不安が拭えず、もう一度携帯を拾い上げ、アパートを飛び出した。

駅に着くと構内アナウンスで、〇〇駅で人身事故の為運転を見合せているとの案内が流されていた。

彼女がバイト先に行く為に乗り換える駅だった。

駅に向かう途中も何度も彼女の携帯に電話をしたが応答がない。
人身事故の相手が彼女と決まった訳ではなかったが、半分泣きそうになりながら無事でいてくれ、人違いであってくれ、と心の底から念じていた。

携帯が鳴った。
非通知だった。

息を飲んで電話に出る。
受話口の雑音も、周りの雑踏の音も耳に届かず、その声だけが頭に響いた。

「・・・・・・・・・・・・ワ・・・・・・・タ・・・・シ・・・・・・・・・ジャ・・・・・ダ・・・メ?」

頭の中が真っ白になった。



622: 6/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:03:05 ID:P1SawmcOO
得体の知れないモノに逆ナンされてるのか俺は!?
咄嗟に「彼女をどうした!?彼女をどうした!!!」と叫んでいた。
しかし電話はもう切れていた。

気が動転していたのか、着信履歴からそいつに電話をしてもう一度文句を言ってやろうかと履歴画面を出した。
非通知の着信履歴は一件も無かった。
冷静に考えれば非通知相手にこちらから電話は出来ないのだが、着信履歴は残るはず。
だが俺の携帯は昨日の夜から誰からも着信していないのだ。

白昼夢???
一瞬、今日一日の出来事は全て俺が勝手に妄想した絵空事だったのか?と無理矢理納得し掛けた時、再び携帯が鳴った。

着信画面に彼女の名前。
「うわ~俺やっちまったぁー」とか「そりゃそうだよなぁ~」とか、あまりに現実離れした今日の出来事を、この彼女の電話一つで打ち消してくれる気がして、一気に安堵して電話に出た。

しかし、電話口からは、聞き覚えのない、男性の声が出た。



623: 7/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:05:02 ID:P1SawmcOO
「〇〇警察です。E美(彼女の名前)さんのお知り合いの方ですか?」
「・・・そうですが?」
「E美さんなんですが、実は先ほど〇〇駅で事故に遇われまして、現在病院に搬送しているところなんですが・・・」

警察の方の話だと駅のホームから転落し、命に別状はないものの、頭に怪我をして意識が朦朧としているらしく、万が一のため身内の方に連絡をしようと携帯を拝借し、俺からのたび重なる着信履歴に気付き連絡をしてくれたらしい。

彼女とは同じ大学だったので、そこに電話をして実家の連絡先を調べてくれと伝え、彼女の搬送先の病院を聞いて電話を切った。

怒りが込み上げて来る。絶対あいつがやったのだ。
陳腐な三文小説地味ているが、嫉妬心から俺の彼女を殺して俺を奪おうとしているのだと、その時は本気で思った。

彼女の容体もすごく気になったが、それよりも先ずもう一度あいつに会ってはっきりケリを付けなければと思い、何故だか俺はもう一度昼間の交差点に向かった。



624: 8/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:08:11 ID:P1SawmcOO
辺りが少し暗くなりかけていたが昼間よりも信号待ちをしている人達は更に増え、それでも例の場所に同じように赤シャツのそいつは居た。

恐さとか不可解さとかを超越して俺はその時怒りに満ちていたので、こっちから詰め寄ってそいつに向かって大声で怒鳴っていた。

途中、そいつの隣に居た三人組のホストだか客引きだかが、自分達に絡んで来たと思い込まれ胸ぐらを掴まれたりしたが、そいつらにも赤シャツの異様な姿が見えたのか、誰も居ない空間に構わず怒鳴っている俺を気味悪がったのか(多分、後者)、気が付くと居なくなっていた。

その間も赤シャツのそいつは無表情でただ前だけを向いていただけだったが、俺が少し正気を取り戻し、そう言えば昼間手を合わせた時の事を頭の中で思い返してちょっと心苦しく感じた瞬間、目の前からそいつはスーゥと消えた。

そして、また、非通知から着信が入った。

「・・・・・・・・」
無言だった。

言いたい事は全て出尽くした感があり、俺も何を言えば分からず無言でいた。



626: 9/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:12:12 ID:P1SawmcOO
うまく説明出来ないが、なんと言うか別れ話を電話でしているような気まずい雰囲気と言うか、お互いがお互いの次の言葉を待ってると言うか…。
相手から嫌な雰囲気が感じられなかったからそう思ったのかも知れないが…。

俺は一人で勝手に分かってくれたんだな、って解釈して思わず「ごめんな」って口に出してしまった。

そのまま電話は切れた。


後日、彼女の病院にお見舞いに行った。
思っていたよりも彼女は元気で、後頭部を十数針縫ったものの、後は軽い打撲程度で済んだ。
ホーム下に転落こそしたが電車の到着まではまだ時間があり、駅員が緊急連絡をして最悪の難は免れた。
その後、ホームに居合わせた人達に引き上げられ、病院に運ばれたらしい。

複数の目撃者の証言から、彼女が一人でふらふらとホームから落ちる姿が目撃されており、彼女も模試の追い込みで連日徹夜続きだったらしく、落ちた瞬間の事は詳しくは憶えてないそうだ。

それよりも、ホームから心配そうに声を掛けている人達の狼狽した姿を下から見上げて見ているアングルが新鮮だったとか、彼女は嬉々としながら記憶の断片を思い返すように俺に熱く語っていた。



627: ラスト/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:14:14 ID:P1SawmcOO
「なんにしろ無事で良かったよ。」
「てゆーか、あたし自殺とか勘違いされちゃってんじゃないかと思うと超~ハズいんだけど(笑)」
「…ところでさ、あと他に何か気付いたとか、変なところとかなかった?」
「ん~特にない(笑)」

俺は彼女に特に心配を掛けたくなかったから、あの出来事については一切話さなかった。
出来れば、俺一人の思い過ごしか妄想で処理したかった…いや、あくまでそう自分に言い聞かせたかったからだ。

「あ!そう言えばあの時、変な感じの娘がいた…
「え!?」
「ホームの上からサラリーマンとか男の人達がわたしを助けようとしてた時なんだけど、その娘だけ一人わたしのこと気にもしないで超~シカトっぽかった。」
「そ…その娘……どんな格好してた?」

突然、ピリリっと携帯が鳴った。
彼女に病院では携帯の電源は切っておけ、と突っ込まれ、ゴメンゴメンと謝りながら携帯を取り出し、確認した。

非通知からだったので呼び出し音はすぐ止み、履歴にも着信が残っていた。
そう……もう終わった事なんだな………。

「で、その娘の格好だっけ?」
そう言われて顔を上げた。
携帯を耳にあて、首から流した血でシャツを真っ赤に染めた彼女がニヤリと笑って俺を見ていた。

「コ ン ナ カ ン ジ」

俺はその場で気絶した。


「マ タ ア エ タ ネ」



628: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:17:44 ID:8TrJM9fkO
長編おつ



629: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:19:09 ID:LTaFhIel0
マジでこわかったwwまたトイレ一人でいけなくなるじゃないかwww



630: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:32:49 ID:JVOr6Wux0
名作現る!!



631: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:38:19 ID:JhBApxI20
とりあえず一言
あばばばばばば



633: ◆60000E15kE 投稿日:2009/07/25(土) 18:47:04 ID:P1SawmcOO
629-631
ありがと(笑)
初投稿だったんでヒヤヒヤだったけど素直に嬉しい。
また良いの出来たら投下します。

長文・乱文失礼しました。



635: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:56:02 ID:MdbyDdo50
幽霊の話じゃないけど…高1の頃のバイト先での出来事。

同じ日に入った子がいたんだけど、別に普通の子だった私は年も近かったから結構仲良くしてたんだ。
でも彼女を嫌いな先輩がいて、凄い陰険なイジメをやりだした。
先輩なんだから、全て敬語で話せとか他の後輩にはそんな事言わないのに、その子だけに。
バイト先全体がストレスのはけ口にしてた。
言ってもない悪口を言ったとか…
私はそんなのが嫌で辞めたんだけど彼女は続けてた。
電話やメールで彼女の愚痴聞いたり遊んだりしてたんだけど…

ある日、彼女が自殺未遂しちゃったんだよね。
イジメの主犯各やイジメてた人達、店長、店の責任者の名前残して…
彼女入退院してる。
精神的にもオカシクなちゃって、何度も、お見舞いにいったし、退院してる時は遊んだりした。
それで、怖いって言うのが…
3年前、不況の煽りを受けて、個人店舗だったその店、ある会社に吸収されたの。
その時彼女をイジメてた人達、まだ全員いたんだよね。
吸収した会社って言うのが彼女の親が経営してる会社
皆、リストラ…家族もいるのに…今だ入退院を繰り返す彼女の病室で土下座してなきながら誤るけど彼女も彼女の親も許さない。
その上精神的外傷で医師の診断があって傷害罪で訴えられ敗訴した、その人たちは慰謝料、治療費を払わされている。
それで借金地獄。
闇金にも手を出しているらしい…
家庭崩壊。
悲惨な目にあってる。
まぁ自業自得。
でも生きてる人間が一番怖いよね。
仕事もなく、彼女が生きてるまで払い続けなきゃいけない…まさに生き地獄。

何処でどうなるかワカラナイから、人をイジメちゃイケナイよね…



662: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 22:04:13 ID:urm5plTO0
おばあちゃんの残した怪談。

おばあちゃんが子供の頃、何か悪さをすると
「とみおばさんになるよ!」と脅された。
とみおばさんとはお婆ちゃんの母親の末の妹で、
中学生くらいの時に行方不明になったまま。素行が非常に悪かった為、
とみは悪さをしていたから神隠しにあった、と親族からもそんな言われ方だったらしい。

お婆ちゃんが高校生の時、
家が改築されることになり、中庭にあった井戸も塞がれることになった。
ある日左官屋が「お骨です」と青ざめながら家の者を呼びに来た。
家人が井戸に案内されると、井戸の底から若い左官屋が人間の骨を次々引き上げてくる。

井戸の底に、壁が一部えぐれた様な窪みがあったのだが、そこに屈むような格好で引っかかっていたのはとみおばさんの骨だった。
30年近く、とみおばさんは誰にも発見されることなくその井戸の底にいたのだ。
死因、事故(?)の原因などは一切不明。
今も自分が住んでる家の基礎には、映画「リング」そっくりの蓋で閉じられた井戸がある。



663: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 22:08:22 ID:uL1dcht/0
>>662
殺しだろうな…



734: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/26(日) 05:26:17 ID:+V9QYzTuO
一応怖い話ですよ

真冬の出来事です
俺達4人(俺・A・B・C)
が冬山登山に出掛けて行きました
歩いているうちに雪が降りだし、風が吹き出して、
前に進めないような悪天候になった
すると目の前に運良く山小屋が見えたので避難する事にしました
小屋の中は寒く、疲れきった俺達はいつ寝てしまってもおかしくない状況
しかし、眠ってしまうと死んでしまうかもしれない
すると、一人の男が考えました
『一人ひとりが部屋の隅に座り、移動しながら肩を叩き合う』
A→B
↑ ↓
俺←C
こうしてみんなは朝までお互いの肩を叩き合い、無事生還することができました
下山途中、仲間の1人がこう言い出した
「4人じゃできない・・・」って
だから俺が
「あの小屋三角だったろw」
って言ってやったよw



795: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/26(日) 17:24:03 ID:LCnR+oud0
喫茶店でバイトをしていた時の話。

寂れた喫茶店で時間帯問わずいつもガラっとしてる店でした。
ある日、一組のカップルが来店し、コーヒーを一杯ずつ注文したきり
延々と席に座っている。
ほんと座っているだけなのね。話しもしないし、お互いの顔を見るわけでもない。
俯き加減に二人ともじーっと座っている。

そこにもう一人客が入ってきた。
若い男性で、この人はしょっちゅう店に来る常連。
漫画家なのかイラスト関係の人なのかわからないけど
小さいスケッチブックをいつも持っていて
店内の風景だとか、コップや食べ物をスケッチするのが日課みたい。
案の定、例のカップルを良い題材だと思ったのか
サンドイッチパクつきながら盗み見して鉛筆を動かし始めた。
コーヒーのお代わりを持っていくついでに何気なく
描かれたスケッチを見てビックリした。
四人用の席に向き合って座っていたカップル。
その男性の隣りにもう一人同年代くらいの女性が描かれていた。
絵の中のカップルはやはり俯き加減で暗い表情で描かれているのだが
その、いないはずの女性の絵は、すごく楽しそうにはしゃいでいるような
描写の仕方で、違和感ありすぎて、不気味だった。

悪戯心でそれが描いてあったのか
それとも実際そういう風に見えていたのかはわかりません。



798: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/26(日) 18:09:42 ID:EkSrNcCh0
>>795
これいい怪談だな~!!
意外性があるし、ゾッと来るね



796: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/26(日) 17:42:49 ID:h1pc46lHO
面白かったが、オチにもう一押し欲しい



804: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/26(日) 19:07:52 ID:hnpOg5T30
なんだかんだケチつけるやついるみたいだけど・・

俺は全部こわいよ。まじでwww
創作でも何でもいいから書いてくれる人達に乙です



861: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:05:43 ID:NTfTxL700
かなり長い(9レス消費)のでウザイと思った方はお手数ですがスルーを。
可能なら支援をお願いいたします。
2年くらい前の個人的には洒落にならなかった話。

(1/9)
大学生になって初めての夏が近づいてきた金曜日頃のこと。
人生の中で最もモラトリアムを謳歌する大学生といえど障害はある。そう前期試験だ。これを無事にやり過ごし、単位を獲得しないことにはせっかくの夏も存分に楽しめない。大学で出来たまだ少し距離感のある友人達(AとBとする)と翌週から始まるテストに備えて俺の部屋で試験勉強に励んでいてた時
A「試験勉強ウゼー。飽きた。ちょっとここらで気分転換しねぇ?」と言い出した。
B「んじゃ、どうする?ゲームでもする?」もう一人の友人が応える。
A「時期的にはちょっと早いけど肝試しとか?」
B「いやw 女もいなくて『キャー!B君コワーイ!』とかキャッキャウフフもないからメリットねーじゃん」
A「俺らまだでつるみはじめてから日が浅いだろ?ここらで友情を深めるイベントをと思ってさ」
ちょっと引き気味で
B「お前・・・まさかガチじゃねーよな?」
A「んなわけあるかwww 気分転換にはいいと思うんだけな俺は。実はこの近くでそれっぽいポイントを見つけたんだ。んで実は昼間のうちに準備もしてきてたりするんだが」
俺「準備済みとか段取り良すぎだろw」

Bは最初嫌がってたが、目的地が噂の心霊スポットとかじゃなくてチャリでいける距離にあるただの無人の神社だとわかるとしぶしぶだが了承した。
一方、俺は怪談とかは結構好きで、肝試しにも乗り気だった。
俺は全くの零感なもんで、中学生の頃に地元で仲の良かった友人達と有名心霊スポットに行ってみても何か見たり、何かが起こったりってことは今まで一度もなかったからまぁ気楽に考えてたんだな。



862: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:06:57 ID:NTfTxL700
(2/9)
目的地の神社に到着して、A曰く
「別に心霊スポットって訳でも無いからみんなでウダウダ良いながら行って帰ってだったら、なんの面白みも無い。だからちょっとした準備をしてルールを決めてやろうぜ」とのこと肝試しのやり方は
①3人でまず神前に入りお参りして神様に肝試しのお断りを(3人とも小心者だったので・・・)
②神社の裏手で火が燃え移る恐れの無い場所に風除けを立てて蝋燭(アロマキャンドルで代用)を3本設置
③神社の入り口まで戻る
④一人づつ順番に先ほどの蝋燭のところまで行き、行ってきた証拠に蝋燭に火を灯して帰ってくる
⑤全員が終ったら、全員で蝋燭の元に戻り、火を消して蝋燭と風除けを撤去
⑥最後に神前で「おさわがせしました」と御詫びして帰宅
というもの。じゃんけんでB、A、俺の順番となった。
内心で最もビビってそうに見えたBが一番最初だったので大丈夫かとか思ってたが、目に少し恐怖の色が見えたものの、当然のことだが、何も起こらなかった様で普通に戻ってきた。
次に行ったのがAだが、さすが肝試しの発案者だけあって全く平気な様子で戻ってきた。そして最後の俺の番となった。小さな神社であるため、鳥居をくぐるとすぐに神社の拝殿が見える。
夜の神社というだけで不気味ではあるが、この日は風もあまりなく月明かりも出ていたので、それほど恐怖感はなかった。
拝殿を通り過ぎ、本殿に沿って裏手に回る。俺達が設置した場所に二つの炎が灯った蝋燭が見える。
「やっぱり何も起きないか」と安堵とわずかな失望が入り混じった微妙な心境で最後の蝋燭に火を灯した。その後、もと来た道を戻り友人達の元に戻った。



864: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:08:45 ID:NTfTxL700
(3/9)
3人揃った所で、「やっぱり何も起きねーかー。」「でもなんやかんやでこの雰囲気はちょっと来ねぇ?」とか
無駄口を叩きながら蝋燭の元に戻って火の始末をして回収したが、この時もやはり何も起こらなかった。
最後に、何も起きずに無事帰途につけることのお礼と「おさわがせしました」の御詫びをして拝殿を離れた。そして、後十数歩で鳥居というところまで戻った時だった。
背筋に氷柱を入れられたような悪寒ともに肌が一気に粟立つ感覚に襲われ立ちすくむ。決して背後を振り返らないように隣を見るとAもBも同じものを感じたらしく立ち尽くしている。
俺「まさか・・・な」
A「おいおい、やっぱ神様怒ってんじゃね?」軽口を叩いてはいるもののその顔に余裕はなさそうだった。
A「出口の自転車のところまで後ちょっとだし、土産話が出来ると思っていっせいので振り向いてみようぜ。」
B「バカいうな。こういうのは見ない方がいいって相場が決まってる。このまま振り向かずにチャリ乗って帰るべきだろ。」
そんな中、その時の俺はというと、今ままで霊体験を一度もしたことがなかったこともあり、恐怖よりも好奇心が勝っていて
俺「いやいや、コレこそが肝試しじゃね?これはいっとくべきだろ。」
そんなこんなでウダウダ言ってる間にも背後の気配は徐々に濃密になっていく。
Bも俺とAに押され、結局全員で一斉に振り向くことに。

最初にぱっと見た限りでは、月明かりに照らされた神社の境内には何も見えなかったが、目を凝らしてみると自分達と拝殿の間あたりに黒い水溜りのようなものが見える。「あんなところに水溜りなんてあったけ?」さっき通ってきた時には確かにそんなものはなかったはずだ。
気付くと、つい先ほどまで聞こえていた微かな葉音も止んでおり、耳が痛いほどの静寂に包まれている。

とぷんっ

小石を川面に投げ込んだような水音が微かに聴こえたような気がした。
見ると先ほどの黒い水溜りのようなものに波紋が広がっている。



865: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:10:43 ID:NTfTxL700
(4/9)
そこからゆっくりと漆黒の2本の手の様な物が水溜りから突き出され、何かが這い出そうとしているように見えた。
その時、あれは幽霊とかそんな生ぬるいものではないもっと禍々しい何かだと自分の直感が告げていた。頭のようなものがぬるりと持ち上がってきたところで、俺達は弾かれたようにその場から逃げ出した。
自転車に飛び乗り元来た道を全力で走る。当然後ろを振り返って確認する余裕などなかった。3人とも這々の体で、元いた俺の部屋に転がり込んた。部屋のドアにしっかりと施錠した後、まだ恐怖の余韻が残る中、
「なんだよアレ。やばいやばいやばいやばい。」
「俺、幽霊とか見たこと無いけど、アレは絶対やばいって雰囲気的に幽霊とかのレベルじゃねーよ。」
沈黙が恐ろしくて、みんな口々に意味の無い事を言い合っていた。
しかし、その後しばらくたっても神社で見た何かが追って来ている様子がなかったので、電気を点けっぱなしにして、ミニコンポから音楽を流しっぱなしにした状態で寝ることになった。恐怖感からか目が冴えて全然眠れなかったが、朝日がカーテンの隙間から差し込む頃にはそれまでの緊張感からうとうとし始めていた。その時に夢を見た。

その時に見た夢というのが風景も何もなく真っ暗な場所に、肝試しに使った蝋燭が3本立っており、その内の1本に炎が灯るというもの。目が覚めてから聞いて見るとAとBも同じ夢を見たらしい。
全員が同じ夢を見ていたということに気持ちの悪さを覚えながらも、その日は解散となった。
その日(土曜日)の夜、再び同じ夢を見た。暗闇に蝋燭3本が立っている。前回と違ったのは、3本の蝋燭の2本目に炎が灯ったこと。目が覚めてから何かを暗示しているようで、気味が悪かったが週明けの試験のこともあったので
あまり外出もせず勉強に励んだ。
予感していたことだが、日曜日の夜にもやはり同じ夢を見た。今度は3本目の蝋燭に炎が灯された。
何か嫌なもの予感させる夢だったが、試験をサボるわけにもいかず大学に出かけた。同じ講義と試験を受ける予定だったAとBが来ていなかった。気になりながらもその日予定されていた講義と試験を無事に終え、とりあえずAの携帯に連絡を取ってみたところ、少し混乱をしていて要領を得なかったが、

867: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:12:49 ID:NTfTxL700
(5/9)
A曰く「2本目の蝋燭が灯った夢を見て目覚めた日に神社にいたアイツが来た。」
ソレに気を取られたからなのか、何も無い階段で足を踏み外し、足を骨折して今、病院だという。今度はBに連絡とったところ、Bも似たような感じで自転車で事故に逢い入院中とのこと。

とりあえず、二人とも生きてはいることがわかりホッとしたものの、次は確実に自分の番ということに気付きジワジワと恐怖感がせりあがってくる。
そんなところに突然声をかけられ、座っていたキャンパス内のベンチから思わず飛び上がりそうになる。声をかけてきたのは同じ地元出身で、幼馴染の姉である2つ年上のCさんだった。
C「なーに、しけたツラしてんの?」
俺「なんだ、Cさんですか脅かさないでくださいよ・・・」
Cさんは知り合いを探すように周りをちょっとキョロキョロしながら、
C「別に脅かすつもりはって・・・うわっ!!」
C「ちょっと、D君(俺のこと)なんてモノ連れてんの。」
俺「ちょっ・・連れてるって何の話ですか? 何か視えるんですか。ってかSさん視える人なんですか?そんな話今まで一言も言ってなかったじゃないですか。」
C「ちょっと、一気に質問しないでよw」

ここでSさんについての説明とCさんから聞いた話をまとめると

Cさんについて
・地元の幼馴染の姉(長女Cさん、長男Eさん(神道関連の某大学生)、次男F(幼馴染)の3姉弟)
・地元の神社の娘
・昔からいろいろと視える性質だそうだが、わざわざ人に喋ることでも無いし、
 喋ることで鬱陶しいの(そういうのが好きな人間)にまとわりつかれるのも嫌だからとのこと。

聞いた話
・何か得体の知れないものが憑いてる。(人間の霊とかで無く良くわからんらしい)
・話を聞いた限りでは物理的に害を与えるというよりも、精神に障るタイプのヤツっぽい。
・憑かれたままだと碌な目に遭わないはず、下手すりゃ死ぬかもとのこと。



868: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:15:51 ID:NTfTxL700
(6/9)
その話を聞いて今も視えるか聞いてみたら
C「ほら、あの並木のあたり見てみ?」と言ってCさんは向こうに見える並木道を指差した。
俺「講義や試験を終えた学生がぞろぞろ帰ってるのが見えるだけですが・・・」
C「じゃ、メガネ外してもう一回。歩いてる人の足元あたりに注目!」
俺「!!!!」
周りの風景や人はぼやけて見えるのに、辛うじて人の形に見える漆黒のタールのようなものの上半身が
這うような姿勢のまま静止しているのがはっきり視える。
C「見えた?クロウリングケイオス(crawling chaosかな?)って感じだよねw」
俺「Cさん。実家の神社で巫女さんとかもされてましたよね?お払いとか出来ないんですか?」
C「無理無理w 自分に変なのがまとわり憑かないようにすることで精一杯。実家継ぎ損なってなけりゃ出来たかもだけどw」
C「それにしても何したの? 普通に心霊スポットとか行ったぐらいじゃあんなの拾ってこないよ普通www」
俺「マジ笑い事じゃないですよ。神社で肝試ししただけですよ。俺ら。」
C「うーん」
何か含みのある様子で軽く唸ると、急にSさんが俺の手を引いて腕を絡めて
C「ま、こんなトコで立ち話もなんだし、ちょっと飲み屋にでも行こうか?奢ったげるからさ。」
このCさん。あんまり女性っぽく無いサバサバした性格だけど、見た目は、無造作に後ろで束ねた長い黒髪の
和装が似合いそうな美人さんなもので、こんな話をしてる時なのにドキドキしてたのは内緒だ。
C「私とくっついてたらとりあえずは大丈夫。あと君は結構運がいいね。弟(長男の方)が実家の用事ついでに、
  私のトコに寄る予定あるんだ。後、2時間くらいで着くはずだから安心して良いよ。」
そう言いながらグイグイ俺を引っ張っていく。結局、2人で個室のある飲み屋に入り先ほどの話の続きをすることに。

(前レスミスってるorz SさんはCさんの間違いだ・・・)



869: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:17:45 ID:NTfTxL700
(7/9)
飲み屋に腰を落ち着けて、事の経緯を説明し、いろいろ聞いた話をまとめると以下。
(聞いた時にわからなかった言葉とかは後でググッて補足しています。)

●Cさんではお払いが出来ないことについて
⇒普通、神職自体には、霊とかその他諸々を払う力は無い。祀ってる神様の力を借りないことには払えない。
そもそも神職は巫覡に端を発しているので、霊を成仏させたりする坊主とは違う。
神様の力を借りるには相応の舞台装置が必要。つまり神社の外では依り代とかがなければ大したことは出来ない。

●神社の境内は神域のはず、なんであんなのがいるのか?
⇒坊主の作る結界とは違い、神社は神を降ろすための舞台装置(神を降ろし易くすための場)にすぎない。
神域とは舞台装置である神社に神が降りることによって始めて力を発揮する。神職や管理者がいたり、キチンと定期的に祀られてる神社は、神域として正しく機能しているためおかしなものは寄り付かない。
逆にそうでない神社は何か寄せるための舞台装置だけがある状態。色々とおかしなものが集まってくるので危険。

ここまで話を聞いて疑問に思った事を聞いてみた。
俺「なんでEさん(長男)が来たら安心なんです?さっきの話だと神職自体に払う力はないんでしょ?ましてやEさんて今まだ在学中で、正式な神職になって無いでしょ。
それともCさんと二人で力をあわせれば何とかなるってそういう話ですか?」
C「違う違う。確かに神職自体に払う力はないってのはEに関しても当てはまるんだけどね。ただ、あの子は色々と特別な訳。うちの神様に守られてるんだよ ね。具体的な効果範囲はわからないけど、少なくともEの視認できる範囲内には、幽霊とかその他もろもろの危害を加えるものは近寄れない。」
俺「それを聞いて気付いたんですけど、もしかして、地元の心霊スポットとかで肝試しした時に何もおこらなかったのって・・・」
C「そう、いつもEいたでしょww」
俺「でも、なんでEさんだけそんな特別扱いなんです?そもそも神様が1人だけを守ったりとかあるんです?神社って全国各地にあって、しかも有名な神様だと分霊でしたっけ?とかされて同じ神様を祀ってる神社がいっぱいあるのに」
C「んー。ちょっと長くなるけど良い?」



871: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:20:06 ID:NTfTxL700
(8/9)
Cさんより聞いた話(特定されない程度にぼかして記載している箇所があります。)

・彼女の実家の神社(A神社とする)は、全国に同じ名前の神社がある、つまり総本社の分社。
・ただ、彼女の一族は、元々は別の神社(B神社とする)を管理してきた一族。
・B神社は今もあるが、現在その直接的な管理は、B神社がある地域の町内会がおこなっており、彼女の実家は、それをサポートする立場。
・B神社は決して大きくは無いが延喜式神名帳にも記載されていたそれなりに歴史のある式内社(少なくとも千年以上)
・B神社は、全国的に見ても少し特殊な神社。(主祭神と建築様式の2点において)
・ある神様を祀っているが、その神様を主祭神としている神社は、全国でB神社のみ。
・B神社は、平安時代以降のある時代に戦乱だか災害だかで一度消失し、近年に再建された歴史を持つ。
・その空白期間、彼女の一族がどうしていたかというと、当代の神職を依巫として祀ってる神様を降ろして、
代々引き継いできた。(満10歳になった時に、次代の神職を確定させるために神降ろしの儀式があり、その後は当代と次代の間で取り決めたタイミングでもう一度神降ろしをして世代交代を行う。
世代交代の時期が決まってないのは儀式的なしきたりよりも確実に引き継ぐことを重視したためだと思うとの事)
・一方彼女の一族がそうまでしてその神様への信仰を守ったのは、B神社のある地域一帯に物凄く強力な力を持った何か
(人間とって都合の悪い神様レベルのものなのかもとはCさんの推測)がいて、それを封じる役割をその神様が担っていたからとのこと。
・神社が再建されたのは表向きには、神仏分離令が出た後に、その地域にも由緒正しい神社があったことがわかり、
これはぜひ再建するべきとの機運があったためとのことだが、その地域の鎮守としてB神社がなかった空白期間が長かったため、定期的に彼女の一族が封じるための儀式を行ってきたけれでも、それでは抑えきれず、封じてた何かの
悪影響が出るようになっていたからとのこと。
・それをあらわす証拠が再建された時の建築様式に現れており、いくら由緒正しいとは言え田舎の小さな一神社には
ありえない特徴があり、その再建した時代にその神社が重要視されていたことがわかる。



872: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:22:50 ID:NTfTxL700
(9/9)
・再建後は、B神社は鎮守としてきちんと祀られ(収穫祭ではあるが秋祭りもある)、定期的にその神社で儀式を行っているため、その何かは封じられていると事。

以上のような経緯で、Eさんは神様の一部を常時降ろしているような状態で強力に守護されているため、
Eさんの周りはEさん自身の体を舞台装置(依巫)とした一種の神域のようなものになっているとのこと。
よってEさんにとっては俺に憑いている程度のものを払うのは大したことでは無いという訳だそう。
場合によってはEさんがこの飲み屋に着いただけで、憑いていたものは消滅してるかもとCさんは笑っていた。
それを実感するエピソードとしては、Cさんが小学生の頃、弟が神降ろしの儀式を行った(弟が次代に確定した)翌日から、今まで通っていた小学校で視えていたいろんなものが、それ以降、全く見えなくなった事を挙げていた。
Cさんが中学生になった後、一年後に弟が中学校に通いだした時にも同じことが起こり確信したという。

そんな話をしているうちにEさんが飲み屋にやってきた。
Cさんから話を聞いた後だったが、1年ぶりにあったEさんは、俺には普通の今時のイケメン兄ちゃんに見えた。
E「久しぶり。姉さんから電話で聞いたけど、なるほど、ちょっと「障られて」るね。」
そう言うとEさんは俺の頭を軽くポンっと叩いて
E「よし。これで大丈夫。」
俺「へ!? もう終わりですか? もっとこう祝詞的なものとかは必要ないんですか?」
 (寺生まれのTさんの『ハァー!!』みたいな気合的なものとかもなかった。本当に軽くポンと頭を触られただけ・・・)
E「ないないw これでOKだから」
C「うん。頭から伸びてた紐みたいなのがもう視えないから大丈夫。」

物凄く拍子抜けしたが、その後、3人で飲んだ後にうちに帰って寝たが、例の夢はもう見なかった。
(翌日、入院しているAとBについてもEさんに払ってもらった。)

AとBが怪我したものの最終的にみんな無事だったのでよかった。
得られた教訓としては無人の神社には近づくなって事。

支援頂いた方々、どうもありがとうございました。



873: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:25:39 ID:+uoZpWrQ0
おお、良いものを読ませて貰ったよ。
どうも有難う。



874: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:29:17 ID:XDok8k/YP
乙、面白かったよ
Eさんカッコ良すぎるw



880: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:43:13 ID:nYt7qWn70
なんだかんだ言って神職tueeeeeee



883: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/27(月) 01:53:13 ID:n+1ePiSOO
寺生まれのTさんvs神降ろしのEさん

coming soon!!



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