転載元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1465740116/


17: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/13(月) 12:37:46.23 ID:07lqmEwo0
1957年(昭和32)4月4日午後2時過ぎ、中野区内に住む、ある主婦のもとに一通のハガキが届く。
そこには「子どもを戻してもらいたかったら、午後4時までに東上線鶴ヶ島駅へ115万持って来い」と書かれていた。

4月2日夜、近くの銭湯に出かけたまま行方不明になっていた12歳になる中学一年生の息子は誘拐されてしまっていたのだ。
2日夜の時点で警察に通報しなかったのは、離婚しているとはいえ、子どもの父親が当時の有名なプロレスラー清美川であり、
スキャンダルになるのを恐れたためである。

脅迫状の指示通りの金を用意して鶴ヶ島駅に出向き、周囲には刑事が見張っていたが、誰も現れなかった。やがて少年の同級生から、
銭湯から少年が25歳前後の男性と一緒に出て行くのを目撃した証言が得られたが、容疑者の特定には至らなかった。

日本棋院七段名人の長男・林邦太郎(当時26歳)は精神を病み、約5年間入院していたが、現在は退院し、自宅で療養していた。
ところが4月4日ごろから精神状態が不安定になり、6日に再入院する。そして林は医師の診断を受けている最中に異常な言動を繰り広げる。
不審に思った医師は4月9日午前10時ごろ自宅を訪問。家族とともに林の四畳半の部屋に踏み込む。

畳をあげて床下を調べてみると、少年のバラバラ死体が二つの大型金魚鉢と二つの熱帯魚用水槽に収められていた。
具体的に言うのであれば、金魚鉢には頭部と両足が、水槽には胴体と両腕が、ホルマリンに漬けられていた。
それぞれ蓋はパテで密封されていた。そのバラバラ死体は行方不明となっていた12歳の少年であることが判明し、林は直ちに逮捕される。
また林は飼っていた12匹の猫を皆殺しにして、しかも半分ほど食べてしまったことも判明する。

林は詳細な日記『若松湯』を残していた。ノートには「ついに捜し求めていた理想の少年を見つけた」
「金魚鉢に入ったあの子は、見ても見ても飽きるということがない。ホルマリン漬けになったあの子は生きているときより、いっそうかわいい」
などと書いていた。
林は精神鑑定を受けたが、責任能力が認められ1958年7月、懲役10年の判決を受け、控訴せず服役した。



19: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/13(月) 14:31:21.12 ID:/zgVZnOt0
>>17
A君と銭湯で一緒になった同級生は事件の数日前に、彼が30歳くらいの丸顔の男に背中を流してもらっていたのを目撃
A君は後で同級生に「さっき僕の背中を流してくれたあの人に、僕は殺されるかもしれない」と笑いながら話していた



31: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:43:29.95 ID:ofFR9ce70
町山智浩「USAカニバケツ」とかいう本に載っていた実話
この本はアメリカの裏話的なコラムを集めたものだが、その中で後味が悪かったのを

タフマンコンテストという、誰でも出場可能で優勝者には1000ドルが与えられるボクシング大会
ただし誰と当たるかは運次第で、出場者は「何があっても興行主に責任を求めない」と誓約する必要がある
2003年、小さな子供をもつ30歳の母親が女性版の大会に出場したが、対戦相手が軍隊上がりだったため、
子供の目の前で殴打され脳出血により死亡。
死んだ女性の夫は興行主を訴えたが、上記の誓約のため敗訴。
女性の名前を冠した州法ができ、フロリダ州ではそのような大会が開催できないようになったとはいえ
他の州ではいまだに大会が開かれており、興行主は大儲けしているんだとか。



45: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/16(木) 03:15:06.50 ID:ZY2wyRog0
日本むかし話で個人的に後味の悪かった話

あるところに水車小屋に住むお爺さんと60歳のお婆さんがいた
お婆さんは米の精米に来る村人に水車小屋を貸して
そのお礼に米をもらうことになっているが
このお婆さんには「若い」と煽てられると気前がよくなる悪い癖があり
水車小屋を借りに来た村人に「若い」と言われるとお礼を受け取らないどころか
お爺さんが作った野菜をあげてしまうほどで、お爺さんからはいつも注意されていた

そんなお婆さんの元にある日、柿売りが来る
お婆さんは柿売りに「わしいくつに見える?」と質問をする
柿売りが正直に「60に見える」と答えるとお婆さんは怒って柿売りを追い払う

その後、村人からお婆さんの性格を聞いた柿売りが再び水車小屋へ向かい、お婆さんに「若い」と言うと
気分をよくしたお婆さんは「どのくらい若く見える?」と質問する
柿売りは「9つか10に見える」と答えるが
流石のお婆さんも「いくらなんでもこのわしがそんな馬鹿な」と柿売りに迫る
とっさに柿売りは「9つか10というのは9に10を足したら19になる、つまり19か20か21に見える」と
謎の足し算(多分、か→加ってことだと思う)で対応する、すっかり気分が嬉しくなったお婆さんはヘソクリの小判を出してきて柿を全部買ってしまう

お爺さんが畑から帰ってくると柿の山に埋もれるお婆さんが
お爺さんが「これはいったいどうした?」と聞くとお婆さんは今日あったことを話した
するとお爺さんは「いいか婆さま、19に20を足すと39、そこに21を足すと60になるじゃろ」と、これまた足し算をする
すっかり元気のなくなったお婆さんは「わしのへそくり返せー」と大泣きするのだった。

確かにお婆さんの「若い」と言われた時の気前の良さはやり過ぎで自業自得な話なんだけど
最後に大泣きするお婆さんの姿が可哀そうで後味が悪かった



90: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 02:27:22.24 ID:p6dhLPmS0
>>45
いや、BBAのせいで爺さんが可哀想で後味悪いよ…



70: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/17(金) 22:46:26.86 ID:I8hd5x2H0
横山光輝の「殷周伝説」の聞仲太師の話

中国古代史の殷から周にかわる時代を
「封神演義」をベースに史実重視の内容で描かれた漫画で
ジャンプの「封神演義」と違い仙人達は現実的に描かれてる。


聞仲太師は殷に長年仕える国の大役で
皇帝である紂王の養父であり教育係でもあった。
聞仲の厳しい教育により、紂王は文武両道に優れた才気ある若者に育つが、
聞仲が長年国を留守にしていた間、妖怪の妲己が後宮に入り、
妲己の色香で惑わされた紂王は、色欲におぼれた暴君となってしまう。

国に帰った聞仲は、紂王を正し、荒れた国を立て直そうと奮闘するも、
地方の諸侯の反乱、奸臣だらけの宮殿、妲己の横槍と問題だらけで思うように進まない。



71: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/17(金) 22:48:41.38 ID:I8hd5x2H0
外患として一番危険視している、太公望のいる西岐に討伐軍を何度も送るが、
すべて太公望の計略に破れ、その都度、妲己に嫌味を言われる。
そしてついに自ら大軍を率いて西岐へ出征するも
やはり太公望の計略に破れ、敗走の途中に身を寄せた村で、
自分が長年仕えた国より地元の山賊のほうが頼りにされている現状を目の当りにし、
失意のまま追っ手により戦死する。

養父である聞仲太師の死に紂王は涙を流すが、
聞仲は反乱を企てていたという妲己の言葉を信じ、聞仲の一族を処刑してしまう。


聞仲太師は、奸臣だらけの殷の中において非常に善良な人物で
老骨に鞭打ってまで殷を立て直そうと頑張ったのに
それがまったく報われずに終わるのはなかなか可愛そうだった



73: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/18(土) 01:15:31.26 ID:Wf3XILw00
4コマ漫画であったネタ

幼い孫「神様お願いします、大好きなおじいちゃんを5分でいいから長生きさせて下さい」

神様「ええよ、5分だけなら」

その後、おじいちゃんは寝坊したり、電車に乗り遅れたり、料理を焦がしたり、待ち合わせに遅刻したり、トイレに間に合わなくなった

おじいちゃん「最近、何をやっても5分遅れるんだ……」



74: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/18(土) 01:44:44.11 ID:Wf3XILw00
週間ストーリーランドって番組であった「ふえるほうき」という話。盗作で番組が終了したらしいから何か元ネタあるかもしれんけど

主人公は「世界一の大金持ちに成りたい」と願い、「ふえる貯金箱」という魔法(?)のアイテムを手に入れた

貯金箱にお金を入れてみると、翌日には中の金額が増えていることが確認できた(貯金箱の外側に金額が表示されている)
どうやら銀行や郵便局のように預けたお金が増えるシステムのようだ
主人公は全財産を貯金箱に入れ、さらに借金までして貯金箱に金を入れた
やがて貯金箱の中の金額は一億円を越えた
主人公は貯金箱からお金を引きだそうとする
すると貯金箱がそれを拒否する
貯金箱「私の役目は『あなたを世界一の大金持ちにすること』です。まだ世界一には程遠い。世界一になるまでは一円たりとも使わせるわけにはいきません。今の調子なら、100年後には世界一になれますよ」



75: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/18(土) 02:45:51.18 ID:Htgqxrov0
そのあと貯金箱が倒れだかなんかでその人死んでなかったっけ
記憶が曖昧だけど



81: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/18(土) 12:18:48.84 ID:OgEBp27t0
映画「帰ってきたヒトラー」
第二次世界大戦のベルリン陥落時に自殺したはずのヒトラーが現代にタイムスリップして
政治をネタにするコメディアンとして人気者になる話
という大筋は原作も映画もいっしょ
原作では「今までのヒトラーが登場する作品のようにヒトラーをただ単に怪物に描くだけでは
なぜ当時のドイツ人がヒトラーを支持したのかわからない」
ということで、人間味あふれ、環境愛、動物愛、禁煙、禁酒など賞賛すべき特徴をそなえた共感できるヒトラーを歴史的事実に沿った範囲で描きだしたのに対し、
映画のヒトラーは、イヌに噛み付かれてキレて思わずイヌを射殺するという残酷な一面も見せる。



82: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/18(土) 12:21:15.64 ID:OgEBp27t0
また原作では、世話になっていたキオスクの店主によってテレビ局に紹介されてデビュー、デビュー後もキオスクの主人とは友好関係を保っていたのに対し
映画ではクビになった元テレビ局社員の青年がネタを探している時にヒトラー発掘
世話になったキオスクの主人に対しては、3000円くらいの借りを「総統に奉仕できたことを誇りに思ってくれ」と踏み倒す、コメディ調だが外道ぶりを発揮
その青年はヒトラーのコメディアンとしての成功のおかげで正社員となりヒトラーの秘書と恋仲になったが、
映画の終盤、ヒトラーと若者が秘書の家に行くと、秘書の祖母(ユダヤ人)が
「お前がテレビでやっていることは、昔政権をとって私の家族を殺した時と全く同じだ!」
と激昂しヒトラーたちを追い出す。
追い出されたヒトラーは青年に「ああ悲しむべきことだ、秘書にユダヤ人の血が入っていたとは、
しかし安心したまえ、君と秘書の間に子供が生まれればアーリア人として遇しよう」
と真顔で言ったため、青年は愕然とする。



83: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/18(土) 12:27:04.18 ID:OgEBp27t0
怪しく思った青年が、ヒトラーが出現時にたまたま映った映像を見ると
何もない空間から突然ヒトラーが姿を見せており、しかもそこがかつての
総統司令部の地下壕であったことから青年はヒトラーを本物と確信。
上司に訴えるが上司も周囲の人間も信じず、青年は精神病院に入れられる。

ある記者がヒトラーのあまりの人気について懸念を示した際、その上司は
「あのようなことはもう起こらないでしょう。我々自身を信じるべきです」
と答えたが、横で聞いていたヒトラーは
欧州各地が移民問題に揺れ、あちこちで暴動が起きている状況(実際の映像)を頭に描きながらほくそ笑む。
「再び私が活躍できる地盤が整った」
でEDが二曲流れて終了
(一曲目は「彼が帰ってきた!」というヒトラー帰還を喜ぶともとれる歌、
二曲目は「ヒトラーを殺しちまえ!」という内容の曲)

2012年発売の原作では移民問題についてはあまり触れられず全編コメディタッチだったけど
(著者ティムール・ヴエルメシュ自身はハンガリー人の息子)
映画までの数年間に時勢が変わり、単なるコメディにはできなくなったのだろうか。



91: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 04:06:22.97 ID:eVsAYZoA0
個人的に後味悪いというか、モヤっとしたヤフー知恵袋の質問と回答。

相談者は彼女との結婚を考えている男性。
男性は一生に一度の彼女へのプロポーズの仕方に悩んでいた。なんとか彼女を感動させたいと考える彼に、同僚が提案したのはフラッシュモブ。
通行人に見せかけた演出者たちがパフォーマンスをして盛り上げるという最近流行りの祝い方。男性はその提案に乗り、同僚や上司を巻き込んでフラッシュモブのために練習を重ねた。
休みの日にまで集まってくれた人もいた。
さて当日、フラッシュモブによるプロポーズが行われた。しかし彼女の答えは「考えさせてほしい」というものだった。思わぬ展開に男性は困惑しつつも、平謝りに同僚や上司に謝り一時解散となる。
後日、彼氏彼女の共通の友人から「彼女はプロポーズの仕方が不満だった」と聞かされた。
男性の相談は「喜んでくれなくてショックだった。とりあえず嫌だったとしても、上司や同僚の手前、嘘でも彼女にはニコニコして欲しかった。謝りに行きたいが気持ちの切り替えができない」というもの。

それに対するベストアンサーは「彼女さんが悪い、男性の同僚や上司、それから男性の気持ちを考えて嘘でも喜ぶべきだった。そんなこともできない彼女さんは今後も彼女自身の気持ちしか優先しないだろう」というもの。

いや、そもそもの発端は彼女を喜ばせたくて始めたことなのに「嬉しくなくてもせめてニコニコしろ」っておかしくないか、と思った。
彼女さんの気持ち考えたら、大切な約束の場で自分にとって嫌な演出されたら、彼氏との価値観が合ってるのか不安にもなるだろう。
プロポーズの場で自分の気持ちを最優先して何がいけないのか。
主役の彼女を差し置いて「周りを優先しろ」って質問者にも回答者にも、モヤっとした。



94: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 08:42:21.30 ID:Dna6V5pR0
>>91
結局お互い結婚しない方が身のためだな



103: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 15:11:57.03 ID:19gZOET80
>>91
同調圧力っていうものなのかな?とにかく気持ち悪いな
その話で思い出した、昔どっかで読んだ話

Aさんが勤めていた飲食店で、お客様の男性からサプライズの注文があった
その男性はこの店で彼女にプロポーズする予定でいて、求婚した瞬間にロマンチックな曲を流してほしいとのことだった
男性が指定した曲は今時の若者が好みそうな感じの曲だった(RADWIMPSだかセカオワだか忘れたがそんな感じの)

男性の彼女が来店するんだけど、これがもの凄いブスだったんだそうな(男性の容姿にかんしては何も書かれてなかった)
AとAの先輩店員は陰で笑う
先輩は彼女のことをモンスターに見立てて、「この曲をかけた方がいいんじゃねーの?w」と、あるゲームで敵モンスターとエンカウントした時にかかる戦闘BGMの名を口にしたを
Aは笑いながらも「冗談やめてくださいよw出来るわけないでしょう」って感じで先輩を軽くいなしたらしい

そしてついに男性は彼女にプロポーズする
彼女は感極まって涙ぐむ
Aさんは事前に準備しておいた端末の「再生」を押してロマンチックな曲を流そうとした
予想通りというか、流れ出したのは先輩が言っていた戦闘BGM(この曲のイントロがまた気持ち悪い。いきなり聴くとギョッとする)
男性も彼女もAさんもビックリ
先輩はというと、爆笑していた

後日、Aさんと先輩は店長から呼び出されて事情を説明させられた
戦闘BGMが流れたのは先輩の工作が原因
先輩は端末をこっそり弄って、戦闘BGMが流れるようにセットしていたらしい
先輩の自己弁護によると、戦闘BGMをセットしたのはAさんへのウケ狙いで、端末の画面に表示された曲名を見て笑ってもらうためだったらしい
「まさか本当に再生するとは思わなかった。再生する前に画面を見て確認しなかったAが悪い」
というのが先輩の主張

たしか話はそこで終わってた気がするから続きは知らない
プロポーズなんて一生記憶に残るであろうイベントの一つなのに、こんなおふざけで台無しにされたというのがなんとも気まずい
その戦闘BGMも嫌でも記憶に残るような個性的な曲でさ…



105: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 17:45:10.33 ID:+hlp5ZDA0
>>103
これで先輩の主張が通ってAが全ての責任を押し付けられてたらさらに後味悪いというか、胸糞だな…



95: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 08:47:06.51 ID:gZ0VKCZp0
ドラマなんかでもよくあるやつだ
大事な告白とかプロポーズを「みんなが見ている」イベントで行って断れない状況を作るやり方
これ、やる方は相手が絶対OKすること前提で考えてるだろうけど、あんまり相手のこと考えてないやり方だと思う



98: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 10:03:13.43 ID:gZ0VKCZp0
父の日ってことで思い出したサザエさん(原作)の1エピソード

「今日は何の日かな-?」と子供達に聞く波平さんだけど、カツオやワカメはつれない返事
誰に聞いても返事がつれないのでショックを受けて一人で外出する波平さん

実は家族総出でサプライズパーティーの準備してたんだけど、いざ本番という時に主役の波平は一人で屋台で飲んだくれ
家族達は「サプライズなんてしなきゃよかった」って困るオチ

誰も得しないのが後味悪いし、何か切ない



107: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 19:42:40.13 ID:txsPLr2WO
大昔うちの近所で起きた話。

Aさんは中年のおばさんで病気がちで生活保護をうけていた。
Aさんのアパートの近くにBさんって人がいてAさんを宗教に誘い入信させた。

独身で天涯孤独のAさんは宗教に入って友達が増え、Bさんに深く感謝し会合にも頻繁に出ていたが
癌で入院することになった。

AさんはBさんにアパートの部屋の鍵を渡し、入院が長くなりそうだから冷蔵庫の中とかの食べ物を捨てといてと頼んだ。

Bさんはうちの母(Aさんと仲が良い)に手伝いを頼み2人で冷蔵庫の中を片付けたが
何故かBさんはすぐに腐りそうもない缶詰めやカレールーなんかを持ち帰ろうとしたから母は止めたらしい。

Aさんはその後数年間、入退院を繰り返し、もう長くないのに周りも気付き始めると
無人のはずのAさんの部屋でたまに物音が響くようになり
自転車や窓から見えていたテレビなどの家電が次々なくなっていった。

ある日、Bさんの娘がAさんの自転車に乗ってるのに気付いた母が聞いてみると
「そうだよ、これAさんの自転車。どうせAさんはもうアパートの部屋に帰れないからいいんだって母さん言ってた」

母が嫌な顔をしてるのに気付いたBさん娘がキレた

「どうせAさん家に置いといても福祉の人が捨てるから良いんだ!Aさんが死ぬ前に金目の物を貰うのは当然!
(同じ宗教の)他の人たちも貰ってるんだから悪くないもん。
うちのお母さんが宗教に入れてやったお陰でAさんは成仏できるんだから良いんだ!」


どうもBさんはAさんの鍵のスペアを作っていたようで、その宗教の人たちはAさん宅を物色、めぼしいものを持って帰ってたらしい。

Aさんは死語、福祉の人に弔ってもらい都の納骨堂に入りましたとさ。

Aさんの家財道具盗んだならその宗教の仲間で葬式くらいあげたれよorz



108: 1@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 23:19:35.34 ID:19gZOET80
>>107で思い出した知人の体験談

Aさんは俺の知人
BさんはAさんの近親者でお金持ち
Bさんの養子はある理由で大喧嘩してからBさんとほぼ絶縁状態だった

Bさんは病に倒れ要介護の身となった
AさんがBさんの介護をするようになった
AさんはBさんの家の鍵から通帳まで何から何まで預かっていたらしい。AさんとBさんが昔から親しいから(というかBさんはAさんのことをAさんが産まれた時から知ってる)
養子は「自分はBの世話は一切しない。Bの遺産も一切いらない」と公言していた

しかし、とうとうBさんが病院でお亡くなりになられてしまうやいなや、養子は物凄い速攻で他県からBさん宅まで駆け付けて、Bさんの遺産を確保したらしい
Bさんの葬儀が一段落し、Aさんは家事をするために一足先に帰宅した
残った親戚一同はBさん宅で一夜を明かした
後日、養子がAさん不在でAさんの兄弟はいる席で親戚一同にこう言ったらしい
「AはBの家から高級布団を盗んで持って帰った」
それを聞いて養子の親戚がAさんのことを方言でこう言ったらしい
「"どえれえ”奴だな」
その場にいたAさんの兄弟の1人が激おこぷんぷん丸
その兄弟は養子に「名誉毀損だ」とめちゃくちゃ抗議しまくり、Aさんに電話して一部始終を報告した
兄弟はAさんに報告しながら泣いていて「気持ち悪くて吐きそう」とまで言ったらしい


109: 2@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 23:21:27.39 ID:19gZOET80
Aさんも大変ショックを受けたそうな
(俺からもAさんを擁護させてもらうと、Aさんは決して犯罪なんてしない人だと思う。聖人君子とまではいかないが真面目な人)

Aさんも養子に電話して抗議して、こう言った
「布団を盗んだと言うなら、あなたはBさん宅に泊まった親戚一同をどの布団で寝させたのか」
養子はこう答えたらしい
「自分はBの家に行ってなかったから、Bの家に布団が元々何枚あったかなんてしらないもん」
Aさんは電話での話し合いじゃ埒があかないと思って、それ以上は養子に抗議するのを一切やめたらしい
周囲からは「名誉毀損で訴えろ」とも言われてるんだけど、Aさんはすっかり憔悴してる様子で、もう喧嘩はしたくないとのこと
何よりAさんが一番ショックだったのは「"どえれえ”奴」呼ばわりされたことなんだそうな

さらに親戚一同の何人かは養子の話を信じてるらしくて、その中にはAさんの別の兄弟もいるらしい

あくまで俺の憶測だが、何者か(容疑者はいる)が悪意をもって養子に何らかの出鱈目を吹き込んだ、という可能性もある



110: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/19(日) 23:26:15.48 ID:19gZOET80
「自分はBの家に行ってなかったから、Bの家に布団が元々何枚あったかなんてしらないもん」

ほんとに脳みそわいてんのか?って言いたくなる
一発殴りてぇ



125: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 08:33:56.35 ID:56+9OkMp0
既出かな?
海外のドラマで見た話

主人公は40代くらいの売れっ子映画監督。
三度離婚を経験しているものの悠々自適の生活に満足している。
ある日独り暮らしの主人公の元へ弟が訪ねてくる。
この弟が幼い頃から超天才で、今は科学者。
兄弟はタイプが違うものの昔から仲が良かった。
兄はわずか10歳で飛行機を作ってしまった弟を尊敬すらしていた。
訪ねてきた弟が持ってきたのは大量のスズメバチが入ったガラスの箱で、弟は突然そこに両腕を突っ込む。

刺される!と驚く主人公。でも弟は笑っている。
スズメバチは全く攻撃してこない。
実は弟が訪ねてきた理由がこれを見せたかったからで、発明したある薬によって生物から攻撃性をなくすことが出来ると言う。
弟は、この薬で人間から攻撃性を無くし世界を平和にしたい、そのために兄の財力を頼りにきたのだった。
人間でもある一部の地域で実験済みで、とりあえず成果を見てほしいと言う弟。
実際に見に行くと、そこでは普通なら喧嘩になるような場面でもみんなが許しあい、笑い合っている。
これなら…と協力を承諾する主人公。


すみません、続きます


126: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 08:44:44.67 ID:56+9OkMp0
弟ともう一人の協力者とともに、世界中に薬が散布されるよう場所と日時を選び薬を散布する。
その日から、世界は変わった。
今まで仲たがいしていた人々はみんな握手をし、肩を組む。
アメリカと北○鮮ですらお互いのトップが和解。(アメリカの大統領がクリントン、北○鮮はジョ○イルだったかな?)
みんな平和になった世界を満喫していた。
ところが数年後、奇病が流行り出す。
急速に脳の働きが衰え、ボケが始まり、そのまま死んでいくという、それまでにない病気で、ワクチンがなかった。
主人公と弟の両親も死亡。
それがどうやら数年前に自分達が撒いた薬の副作用だと弟は気づく。
人間から攻撃性をすべて奪うと、脳が全く機能しなくなっていくのだった。
攻撃性や闘争本能は生物が生きていく上である程度必要なのだと気づいたときには遅く、世界人口は激減。
ワクチンを作ろうとするもうまくいかない。
協力者は自分達のせいで世界が滅亡すると悲観し銃で自殺。
絶望した主人公は弟にゆっくりと死ねる薬を打ってもらい、今までの思い出をビデオに向かって話しながら息絶えていった。


平和を願ってした善行の結果がこんな感じなのが後味悪かった。
あとその後弟がどうなかったのかも不明だし。
実際観ると面白いのは面白いんだけどね。



128: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 13:21:21.18 ID:0rBYUyBQ0
>>125
面白い話だな
人類皆平和ボケで死んでいくのも悪くない



129: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 13:35:15.49 ID:ETGr7zLi0
>>125
原作小説だと一部の地域で実験済みなんじゃなくて、とある町の暴力事件の件数が0なのに気づいて、その町の水から薬を作るって流れだったな
で、薬を散布したあとでその町のアルツハイマーの発症率が異常に高いことに気づく



130: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 14:14:55.37 ID:WXlq5N2K0
>>125だけど、そっちが正解かも、ありがとう。
10年近く前に見たドラマだったから所々違っているかもしれない。

せっかく世界平和を手に入れたのに、平和になることとは生き物としてボケていくことだという終わりかたが何とも言えなく後味が悪かった



134: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 16:11:07.40 ID:R1OYXgEB0
>>125
これ面白いね



135: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 16:57:26.25 ID:WXlq5N2K0
同じ海外のドラマシリーズでクラウチ・エンドって既出?
既出じゃなければ書きます。



136: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 20:03:54.34 ID:knJCl5980
ここは既出上等だし聞き覚えのないタイトル



137: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 21:06:05.64 ID:WXlq5N2K0
では書きます。
やはり10年くらい前に観たドラマなので細かいところが違っていたらごめんなさい。

【クラウチ・エンド】
主人公はアメリカ人の新婚夫婦(夫・弁護士、妻は多分専業主婦)。
新婚旅行にイギリスにやって来る。
夫の友人がイギリスにいて、夕食に招待されているというのでタクシーで行くことに。
その住所が「クラウチ・エンド」の一角。
タクシーの運転手に住所のメモを渡すと「クラウチ・エンド…?」と嫌な顔をされるも向かう。
途中【地下で600人が行方不明】という謎の看板があるも夫婦は気づかない。
目的地に近づくと「ここからは歩いて行ってくれ」というタクシーの運転手。
とりあえず降りるが細かい住所がわからず運転手に聞こうと振り返ると、タクシーはすでに消えていた。

夫は友人に携帯で連絡しようとするが、圏外。
夫婦は仕方なく誰かに聞こうと辺りをうろつくが、まだ夕方なのに誰も見当たらない。
何か変だと感じつつうろつくと、突然少年少女(多分姉弟)が現れる。
夫が声をかけるも姉弟は不気味な笑みを浮かべながら逃げてしまう。追いかける夫婦。
姉弟はある家の生け垣に飛び込む。
迷った末、夫が後を追うことにする。
妻はしばらく待つが夫が帰ってこず、心配になり生け垣を覗きこむと、夫が妙な怪物(植物の蔓の化け物っぽい)に引き込まれそうになっていた。
夫が「逃げろ!」と妻に叫び、妻は逃げた。


すみません、続きます。


138: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 21:24:10.28 ID:WXlq5N2K0
妻がしばらく逃げると、突然肩を叩かれる。
驚きつつ振り向くと、いつもと変わらぬ姿の夫がいた。
「危なかったが、何とか逃げてきた。一緒に行こう」と言う夫。
妻はホッとするが、一緒に行動するうち夫が何かおかしいと気づく。
妻はここに来る前に通った大通りに面した道路(目印は大きな時計塔)を目指そうとするのに、夫は真逆の方向に進もうとするからだった。
夫を信じようとは思いながらも不信感が拭えず、一人走り出す妻。
夫は途中まで追い掛けてきたがやがて見えなくなる。
妻はとにかく時計塔を目指そうと走り続けると、また【地下で600人が行方不明】の看板があり、妻は恐怖を覚える。
最初にタクシーで降ろされた辺りに出たとき、また例の姉弟が現れる。
二人は不気味な笑みを浮かべながら
「あなたも一緒に行くのよ」
「彼(夫)もいるよ、仲間もたくさんいるから」
などといい妻に迫る。
逃げようとすると、蔓の化け物に取り込まれた姿の夫が襲いかかってきた。
「一緒に行こう」と不気味な笑みを浮かべる。
一度は捕まりそうになるも、近く似合った意思を投げつけると夫の片目に当たり、解放された隙に逃げる。
走り続けると、目の前に見慣れた人々が行き交う大通りがあった。
あそこまで行けば…と走る主人公の足に、姉弟がしがみつき「逃がさない」「地下へ行こう」と言う。
何とかふりきり、大通りに出た妻。
乱れた服装で呆然とする妻に、たまたま通りかかった老夫婦が「あなた、どうしたの?大丈夫?どこからきたの?」と声をかける。
妻は必死に「クラウチ・エンドに夫が…」と言うと、老夫婦の妻の態度が一変。「クラウチ・エンド…?まさか…」と真っ青になり逃げようとする。
老夫婦の夫が「そこに交番があるから行きなさい、私たちは関わりたくない」と去っていった。


すみません、もう少し続きます。



139: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 21:33:31.69 ID:WXlq5N2K0
妻は不審に思いながらもとにかく交番へ行く。
駐在の警官に落ち着くよう促され、何があったか聞かれる。
コーヒーだか紅茶を入れてもらう間に「夫が行方不明なんです…」と説明する妻。
足元にはいつの間にか黒猫がすり寄ってきていた。
警官から「それで、旦那さんのお名前は?」と聞かれ「ロバートです」と答える妻。
すると警官が笑いながら「奇遇ですね、その猫は拾ったんですが、首輪にロバートと書いてあったんですよ。誰がやったか知らないけど可哀想に目が…」と言う。
妻の近くに飛び乗ってきた黒猫の片目には、妻が化け物と化した夫につけたのとそっくりな傷があった…



結局クラウチ・エンドとはなんだったのか、招待してきた夫の友人はどうなったのか、奇妙な姉弟はなんだったのかは明かされず後味が悪かったです。



160: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/22(水) 09:52:40.69 ID:cr3qWZae0
>>137
面白いし、うまくまとまってるね
いい感じの後味悪さ



140: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 22:01:38.32 ID:nPjRJ6Hl0
スティーブン・キングの「クラウチ・エンドの怪」のドラマ化かな?
知らない間に異世界の「クラウチ・エンド・タウエン」とかいう処に迷い込む
タウエンはケルト語かなんかで墓地の意味で
ケルト人が生贄をささげてた場所みたいな感じだった。



141: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/21(火) 22:17:19.79 ID:WXlq5N2K0
>>140
あ、多分「スティーブン・キングの恐怖夜話」みたいなタイトルのドラマシリーズだったからそれかと!
私はこのモヤモヤ感がたまらなかったです。
ロアルド・ダールや阿刀田高好きなんでw



187: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/23(木) 17:33:18.58 ID:C7GuOkuE0
いつも二人で行動してる仲良しペアが友達でもなんでもなかったことが後味悪い
aが大親友だと思い込み、くっついてきたがbは嫌々ながらもなにも言えずにズルズル数年…て関係だったらしくある日bが爆発した
全然関係ないcdeをも味方につけて、いかにaが迷惑かウザいか数年苦しめられたか言い放ってaを徹底的に精神的にも社会的にも叩きのめした

bが「aが○○の話をしてくるから○○を嫌いになった」とまで言っていたのには恐ろしくなったよ…
あんた、aがニコニコしながら○○の話をしてる時に楽しそうに聞いてたじゃん…
腹が立ったので「そういう気持ちで仲良くするのは残酷なだけ、優しさとは言わない。数年間苦しんだと言うが気持ちを現さなかったあんたが全面的に悪い」と説教したら隠れるようにモジモジしはじめて呆れた



188: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/23(木) 17:43:24.97 ID:bKVGUY8Q0
>>187
いるよね、そういう人
嫌ならはっきり言えなくても距離おくようにするとか
口では言いづらくてもメールでならとか方法はあったろうに勝手に追い詰められてキレだすとか意味不明
aにも問題はあったのかもだけど、bみたいなやり方嫌いだ



192: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/23(木) 22:14:31.53 ID:C7GuOkuE0
>>188
aはえげつない嫌がらせ受けて病んでしまった過去があって、そこをbに依存する形で救われた感じだったので陰湿きわまりなかったわ
その過去に虐めた奴等の仲間なんじゃないかと思ったほど
未だに「キチガイa引っ越しざまあ、b大変だったね」とネタにされてて嫌な気持ちになる



194: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/23(木) 22:47:43.46 ID:cWGxVxVV0
>>187>>192の書き方だとbやcdeに悪意があるように感じるけど、実際自分がすごい嫌ってる相手でも、向こうはこっちのことを慕ってくる場合、それを無下にできる人って少ないと思う



195: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/23(木) 23:20:25.96 ID:bKVGUY8Q0
>>194
分かるけど、だったら最後まで付き合ったれよと
出来ないならそう言うべきだよね

みんなでaを追い込む必要はなかったかなと思うわ



212: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/24(金) 22:31:46.07 ID:bDG7EDxa0
週刊ストーリーランドから「おちるワイン」

冴えないOLの主人公は、「おちるワイン」という名の魔法のアイテムを手に入れる
どうやらこのワインには惚れ薬の効果があるらしく、飲むと「恋に落ちて」しまうのだ
主人公は船上でのパーティーで意中のイケメン御曹司にワインを飲ませることに成功する
イケメン御曹司は主人公にベタ惚れ
主人公はヘブン状態
しかしうっかりワインを落として船の甲板にこぼしてしまう
すると急に船が激しく揺れ始める
船に乗っていた人々は次々と投げ出されていく
愛しのイケメン御曹司も海に落ちて消えてしまった
揺れが静まる頃には、船上にいるのは主人公一人だけとなっていた

主人公は気が付く
ワインが甲板に染み込んだことにより、この「船」も主人公に恋をしてしまったのだ
そして船は主人公の周りにいる男たちに嫉妬し、主人公を独占するために殺したのだ

その場にへたり込む主人公
「私…これからどうなるの…?」

船は主人公を乗せて海の彼方へと消えて行った



215: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/24(金) 22:44:39.61 ID:G0VMo25T0
>>212
んー、まずワイングラスが主人公に惚れそうだね



235: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/26(日) 18:44:17.82 ID:LoLNuacY0
鉄腕アトムのとある一話。

-------------------------------------------------------------------
ある日、アトムはウランやお茶の水博士と一緒に、親交のある医師を訪ねた。
その医師は、相手の気持ちを大切にしながら人と接することが自然にできる
思いやりのある人物で、アトムたちもその医師を大変尊敬していた。

そんな医師の命を執拗に狙う褐色の人物が現れた。
時に交通事故に見せかけて、時に医師の自宅に忍び込み医師の命を
脅かした。が、そのたびにアトムが立ちはだかり医師を守った。

しかし、医師は命を狙われてしまうことにどこか心当たりがあるのか
怯えつつも、自分の状況に驚いていない様子だった。

毎回、あと一歩のところでアトムに防がれてしまう
褐色の人物は自爆覚悟の肉弾戦を挑んできた。
が、そこでもすんでのことろでアトムが医師を守った。
逃げる褐色の人物。
アトムたちはその人物を海を見下ろす崖の淵に追いつめた。


236: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/26(日) 18:46:56.67 ID:LoLNuacY0
追い詰められた褐色の人物は大きく目を見開き、医師に向かってこう言った。
「お前は俺の家族を奪った」
それはベトナム戦争の時だった。
医師は徴兵され戦場に赴いたが、思いやりのある心優しい医師は、
同時に非常に気の弱い兵士でもあった。
医師は上官の命令に従いとある村の捜索を行った。
ある家屋に恐る恐る入ると物陰から物音がした。
医師は条件反射的に手にしていたマシンガンを物音の方向に向け発射した。
弾倉が空になるまで打ち続けた。

弾倉が空になり硝煙がおさまった後、医師が確認に行くと、赤ん坊を抱いた母親らしき
人物が赤ん坊とともに血まみれになって絶命していた。

悲鳴を上げ、呆然とする医師。
そこに父親らしき人物が入ってくる。
狂ったように泣き叫び、倒れた母子に駆け寄る。
「物音がしたんだ。ゲリラかと思ったんだ。おれは悪くない。」と言い残し
医師は走ってその場から立ち去った。

褐色の人物はその父親で、家族の復讐を果たすべく医師の命を狙ったのだった。

アトムたちに追い詰められた、褐色の人物はこう叫んだ。

「こいつはおれの家族を殺したのに、なぜのうのうと暮らしている。
おれはこいつを殺しちゃいけないのか?戦争だったら人を殺してもいいのか?
何の罪もない人間を殺してもいいのか?」

褐色の人物は海に身を投げた。

-----------------------------------------------------------------



242: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/26(日) 23:03:18.91 ID:hmUKpN0B0
手塚治虫自身による、焼き直しとも言えるし別の視点による作品とも言えるね
人間の子供のような純真な正義感を持つヒーローのアトムと
被害者とは医者同士であり世の中の汚いものも見てきたBJ
アトムは看護婦母子を殺した男を守り切ったが、BJは復讐を止めなかった
この二作の間に手塚治虫も歳と人生を重ねていることを思うと深い
ただ>>235も言うように
より子供の心に訴えるのは、純粋に正義と任務を果たしたはずなのに苦い思いをするアトムの方かな
BJの苦い思いは世間の正義じゃなく自分の主義(医者だからどんな悪人でも命は助ける)を曲げた事だし

BJの話は私も読んだけど、主治医が復讐後ハワイのダイヤモンドヘッドで死のうとするのが象徴的に描かれてる
奥さんと子供の墓があるんだっけ
だからBJは主治医を助けたかったけど本人はある程度納得してたんだよな



293: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/28(火) 12:40:25.55 ID:JsOP73sw0
既出だったらごめん、「声優ましまし倶楽部」って
4コママンガの最終回が後味悪かった。うろ覚えなんで細部違うかも

主人公は売れっ子声優目指してるましのって女の子
けど鳴かず飛ばずで良さ気な仕事が回ってきても自業自得でダメにしちゃったり要領悪い
親友にあおいちゃんっていう同じ夢を持った声優の子がいて、
この子は仕事しつつ舞台役者の道に進もうかと検討。ましのは無職で親のスネかじって
暮らしてるため焦りを感じる。
そこでパパ(実父、そこそこ金持ち)にねだって専門学校の声優コース受けたい、
レッスン頑張るからお金出して!と相談

話は数年後に飛ぶ、貧乏だけれど役者が楽しくイキイキと暮らすあおい
そこで偶然ましのに出会う。今何しているの?と聞くと専門学校に入ったんだけど
向いてなくてやめちゃった、上手くいかないのは神様のせいなんだよってパパが言ってた
今はパパと毎日神様にお願いしてるよーと明るく言うましのに、へ、へぇ…と答えるあおい。それで終わり
アオリは「ましのは変わらない、これからも、ずっと!」

ましのはクズだし甘ったれだしどうしようもないキャラなんだけど
本当に何にも変わらずダメな人生のままっていうのが後味悪かった…少しは救いがあるかと思ってた



317: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/29(水) 11:51:00.34 ID:ZKAfgM0u0
会社内で盗撮騒ぎがあり、ある怪しい奴から個別に事情を聞こうという話になった
その面談の朝にその怪しい奴が事故死してしまった
そいつが犯人なのはほぼ確定なんだけど、死に方が死に方だけに社内のモヤモヤが凄い事になっている
「追い詰めたから自殺してしまった、私達にも責任ある」「もしかしたら冤罪?」とまで言い出す人すら居る
最後まで認めようとしなかったし状況証拠だけで明確な証拠もないから嫌な気持ちだけが残ってしまった



319: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/29(水) 11:55:29.10 ID:akTXe+pG0
>>317
まさしく後味悪い話だな
また盗撮が起きたら亡くなった人の疑いも晴れるかも…



320: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/29(水) 12:06:59.59 ID:ZKAfgM0u0
>>319
でも明らかにそいつなんだよねえ…
しかも、自殺みたいなありえない事故なんでそこもはっきりしなくてモヤモヤしている
盗撮は悪いと思うけど、なにも死ななくたって



323: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/29(水) 12:47:55.57 ID:wIa6WpO00
>>317事故なら事故で怖いね



358: 1/3@\(^o^)/ 2016/06/30(木) 16:09:53.04 ID:dc1FtV6F0
既出かも知れないけど、ディスカバリーチャンネルで見た話。実話だそうです。
うろ覚えだけど語っていきます


とある数学者は特に目覚しい発見や成果を挙げられず、とても貧乏な生活を送っていた。
彼には家族はいたものの別居中で、友達もおらず、根暗な人だった。
ある日、いつも通り図書館で何か研究の手がかりになるようなテーマを探していると、一冊の本を見つけた。

その本の内容は、「人間の行うあらゆる自己犠牲行為も、結果的には自己の種を受け継いでいくための戦略である」と言ったものである。(多分ドーキンスの『利己的な遺伝子』かな?)
例えば、ある人が、車に轢かれそうになった小さな子を体を張って救い、自分が轢かれて死んだとする。
自分が死んじゃってるので一見種の保存に反してるようだけど、この自己犠牲行為によってその人の一族の評価が上がり、逆に種が受け継がれやすくなる、みたいな感じ。

この本を呼んだ数学者は、これを数式化できるのではないかと考えた。
早速そのことを本の作者に伝え、共同で数式化の研究に努めた。



359: 2/3@\(^o^)/ 2016/06/30(木) 16:12:55.80 ID:dc1FtV6F0
長い月日が立ち、何回も2人はレストランなどで会って話し合い、ようやく数式化することが出来た。
この事で2人は賞を貰い、またニュースなどで大々的に取り上げられ、数学者はとても裕福になった。
また彼は金が手に入っただけでなく、作者という大切な友達も手に入れた。
2人はその後もよく一緒に食事をしたりしていた。
しかしある時、数学者は自分の成果について疑問に思った。
自己犠牲は結局は偽善的であり、本当に人の為に行動している人などいない。それをただの論だけでなく、数式化して確実化してしまった。
数学者はこの世界がとてつもなくむなしいものであるように感じ、やっぱりこれは間違っているのではないかと自分に言い聞かせた。
その後に作者と会った時に作者に数式は間違っているという考えを話すと、
「何を言ってるんだ、俺達2人で何度も確かめた結果出来た完璧な数式だろ?」
と笑われた。
しかし数学者も引き下がらず、
「いや、絶対間違っている。この世界はそんなに虚しいものじゃない。俺自身で証明してみせる」
と喧嘩別れをしてしまう。



360: 3/3@\(^o^)/ 2016/06/30(木) 16:15:03.32 ID:dc1FtV6F0
その後数学者は敬虔なキリスト教信者となり、他人に優しくし、人のために生きる人間となった。
彼は街の子供にお菓子やおもちゃを配ったり、浮浪者立ちを家に呼んで食事パーティをしたり、現金をあげたりまでした。
家に呼んだ浮浪者達に好きな物を持って帰るように言い、挙げ句の果てに家までを浮浪者にやり、自らが路上生活となる。
ある日路上で新聞にくるまって寒さをしのいでいるところを喧嘩した日以来会っていなかった作者に見つけられ、一体どうしたのか聞かれる。
すべてを話すと、作者は彼があまりに酷い暮らしだったのでマンションの一室を借り家具なども揃えて数学者に貸すことにした。
しかし数日後、数学者は拳銃で頭を打ち抜いて部屋で自殺する。遺書には、「この世界は愛で満ち溢れているはずだ。自己犠牲は自分の為でなく人の為だ」と自らの数式を否定することが書かれていた。
しかし、数式も自己犠牲の論も正しく、彼の抗いも無駄なものであった。

文章が拙くてごめん、本当に救いようのない話でただただ後味が悪かった。



367: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/30(木) 23:30:35.58 ID:1OPycsa40
まだ出てないみたいなので
悲しみのイレーヌ

主人公は超チビだけど切れ者のフランス人刑事カミーユ。コンプレックスの塊のようなカミーユだったがイレーヌという美しい妻を持ち(死んだ母親以外で)初めて人を愛することを知った。
イレーヌは臨月を迎えカミーユは幸せの絶頂にいた。
そんな時に事件が起きる。被害者は娼婦二人。正体の分からない人物が借りた家で惨殺されていた。

二人の遺体は異常なほど執拗に破壊され、部屋には不可解なメッセージが残されていた。
カミーユは捜査に乗り出すが、その間にも第二第三の事件が次々と起こってしまう。難航する捜査の途中、カミーユは二件目の現場の特徴がある推理小説の見立てであることに気づく。
そこから更に調べを進め、事件の全てが様々な推理小説の殺人現場の見立てであったことを突き止めた。
カミーユは新聞記事に犯人へのメッセージを載せ犯人とコンタクトをとることを試みる。
狙い通り犯人からの返事があった。しかしその手紙はカミーユ宅に直接送り届けられていた。犯人は刑事のカミーユが自分の「作品」を理解してくれたことを喜びんでいた。
犯人に住所がバレていることに驚くカミーユ。そこに捜査チームの一人の刑事が新聞記者に情報をリークしていたという知らせが入る。

記者の素性を詳しく調べると記者は元売れない推理作家だった。そして記者が過去に唯一出版した作品の内容は、妊婦が殺され腹を裂かれて胎児が取り出されるというものだった。
犯人が記者だと分かり青くなったカミーユは急いで妻のイレーヌに電話をかけるが応答は無い。イレーヌは家にもどこにもいなくなっていた。
手がかりを求めて記者のアパートにいくが案の定記者の姿は無かった。その代わりに書きかけの小説の原稿が見つかる。
その内容は何とカミーユが主人公でこの事件を追っているものだった。
原稿はカミーユが記者のアパートで原稿を見つけるところで終わっている。
ここまでが物語の第一章。つまりここまでは読者は犯人の小説を読んでいたという仕掛け。


368: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/30(木) 23:32:56.82 ID:1OPycsa40
二章は短く本物のカミーユの話。原稿を見てイレーヌが絵描きだったカミーユの母親のアトリエにいることを知り急いで駆けつける。
しかし時すでに遅く腹を裂かれて殺されたイレーヌと十字架に張り付けにされた胎児を見つけて終わる。
エピローグは逮捕された犯人が刑務所からカミーユに宛てた手紙。
快楽殺人犯に見せかけて有名な推理小説の殺人を真似たのも、最後に自分の作品の殺人を再現したのも全てはカミーユを主人公にした新作の話題作りのため。
今度の新作は世界中の注目を集め自分は一躍スター作家になるというようなことが得々と書かれている。最後に「こんなことになったのも全てはあなたの責任なんじゃないですか?」とカミーユに問いかけて終わり。

この記者は作中で何度もカミーユの捜査の邪魔をする嫌なヤツで最後までカミーユがやられっぱなしだったのがストレス溜まりまくりだったし全ての殺人が単なる自分の作品の宣伝ってのが後味最悪だった。



382: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 08:55:06.67 ID:ko39fsTC0
>>367
面白かったよ
ややこしい話を上手くまとめてあると思う



374: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 06:41:22.00 ID:xCKQzTeS0
自分は現在26歳。 一昨年3/10に病院や薬局の備品のルート営業の面接を受けた。
結果は一週間後と言いながら翌日に採用の電話。311…
早さに不安になるも、勤務開始キリのいい4/1を希望し会社は承諾。 一応それまでは他の会社も受けることにした。
向こうの都合も考えて、逆算し書類送付は3/14まで面接は3/20(この年は3/21の金曜が祝日)まで、 断るなら3/28までに決めた。
3/18。書類送付はもうなく後は送付済の会社から面接の通知があれば受けるだけ。4/1まで時間はあるし呑気に過ごす。
王将で優雅なランチの後に会社から着信。何の連絡かな?
やはり待てないから他の人にするだと。???
慌てながらも結果3/20からで事なきを得る。この時点でおかしい。
3/19。上司不在につき3/24からでとまたもや着信。既に…



375: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 06:42:23.02 ID:xCKQzTeS0
まあ採用は採用…
不信感タラタラの中迎えた初日、3/24(月)。
まずは納品に同行。同行の50過ぎおっさんに言われたこと
・今回の人事は会社を一新するくらいのつもりで失敗は許されないから一週間3月いっぱいつまり計6日見て決める
・これは試用期間の更に前
・普通にしていれば問題ない
・責任者の自分が面接時に不在だったからこうなった
・車内無言はNGだから喋れ
・今月既に初日で1人切った
・4/1からは自分が直に見た即戦力が入るがまず一週間とかない



376: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 06:44:39.39 ID:xCKQzTeS0
同じく納品に同行な2日目は30前の気さくな人、年も近いし話しやすかったため会話もまあ弾んだ。
この会社も悪くないと思いつつある?言われてみればこのやり方も正しい?
3日目、初日のおっさん再び。2日目の人からの俺の印象、口数が少ないと。
もうこの時点で本採用はないからとふてくされる。無言無言。
一昨日は初日だから自分から振ったが今日はそっちから話せだと。
半ば腹いせに紙をめくる際に指を舐める癖を指摘したらそういうのはやめろと言われた。
年を取ると指が乾くから仕方ないのだとさ。指サックつけろ。
納品を終え会社に戻り、君を一週間見るのは無理と言われた。
・ファミレスでの昼食時にいきなり携帯出したのが決め手
・会計時に車に戻っていいと言われたからそうしたが入口で待つのが常識
・普段なら長い目で見れるが今回は時間がない
去り際、捨て台詞でいつか雇わなかったことを後悔させてやると言い放ったら
2日目の気さくな人がガチ切れ、言葉遣い考えろ、頭おかしいちゃうかとか
心療内科で薬もらえ、あんまり調子に乗るなよとか。
やらかす前の初日、薬局での納品後に入っちゃいけないラインがあると言われた。
超えていたら即切っていたとさ。先に言え。



377: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 06:48:14.63 ID:xCKQzTeS0
面接も偉いらしい老婆とそいつの娘らしき若いんだが若くないんだがわからん女2人の
雑面接で、ぶっちゃけその時点で不信感はあった。
書類送付済なのに(⚪︎⚪︎大学高校だからか)大学2つ出てるのですか?とか。
後にわかったこと、俺と同日入社で同じく一週間見られる35歳も早々に切られたよう。



378: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 06:49:08.59 ID:xCKQzTeS0
3/11
○○です。面接の結果ですが、頑張ってもらいたいなと(面接の若いんだか若くないんだか女の声)。

採用ですか!?ありがとうございます。

いつから来れますか?

きりのいい4/1からでいいですか?

(電話の向こうで誰かと話しながら)わかりましたと
3/18
4/1からという話でしたが、待てないので他の人にします(例の女)。

採用取り消しですか?

はい。

ちょっと待って下さい。もっと早くに行けます。

いつからですか?

(慌てて思わず)明後日から行けます

(電話の向こうで誰かと話しながら)なら来ていいです



379: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 06:50:30.79 ID:xCKQzTeS0
3/10 面接。結果は一週間くらい
3/11 採用通知。4/1からで承諾
3/18 待てないから他にする、20日からで事なきを得る
3/19 上司不在につき24からでと
3/24 一週間で決める
3/26 君を一週間見るのは無理、いつもならもっと長い目で見られるが今回は時間がないから

時は流れ昨年末
労基法の監査署に匿名で密告。
この件自体は違法ではないようだが
残業代未払いはあったはずだから
そこから調べられはするらしい。

今年2月
監査署から電話
守秘義務につき詳しいことは言えないが
調べた事実だけは報告してくれた。
洗いざらい調べてくれたらしい、健康診断の結果まで
あくまで抜き打ち検査のていで
複数回に亘り調べてくれたよう
詳しいことはわからないが
口調からするに俺の勝ち
監査署の人も俺寄りだったし



380: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 06:53:31.96 ID:xCKQzTeS0
そして5月
たまたま知った

倒産していました
4/1で事業停止、自己破産
厳密には今月で正式に倒産のよう

理由は競争激化
負債2億
ですって


スカッとする反面後味の悪さも感じてはしまい
俺がチクったことと倒産は無関係だよな
少しばかり早めはしたかもしれないが

齢56にして失職した指舐め老害の運命や如何にとかね
てめえのその雑人事が結果的に倒産に追い込んだことも気付かないままって
やはり後味の悪さも感じてはしまい



381: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 08:17:33.49 ID:gXre45XI0
>>380おつ。そんなとこ採用されない方がましだよ。
近所のコンビニも、病気のオーナーに代わって店を任されてる元コンビニ経営してたババアが好き勝手して人が辞めまくってるよ。
クズに寄生され乗っ取られた会社は潰れるのよね。



404: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 12:36:47.91 ID:qEhbxkak0
>>381約40年の歴史ある会社がこうも簡単に倒産とは。当時親にも俺が悪い言われたなあ



384: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 09:14:39.04 ID:ME3g7yc/0
>>380
大変でしたね…
胸糞悪いけど最後は救いがあって良かったです



383: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/01(金) 09:11:31.89 ID:4/7ev9Df0
これ、2日目の人が一番の癌なんじゃ



428: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/02(土) 10:58:34.05 ID:hLwAdizc0
ツイッターで話題になってただいらんどって漫画のエピソード

主人公のチンピラはある日突然不思議な国に飛ばされる
そこはぬいぐるみのような人間たちやしゃべる草花に囲まれたメルヘンな世界
いくつかの国を超え夜の国にいけば現実世界に戻れるかも、ってことで知り合いになったお姫様と一緒に旅する
道中「こどもの国」を通る。ぬいぐるみのような子どもたちに囲まれ一緒に遊ぶことに
そこで、一人だけリアルな人間「ジョセ」を見つける
驚いて少年ジョセにお前はどこから来た、と尋ねるとブラジルからだとびくびくしながら答える
一緒に旅して元の世界に戻ろう、と言うも拒否。
主人公はこれまでの経験からこのままだと現実の記憶を忘れぬいぐるみのような体に変化し
この世界の一員になってしまうのを知ってる。
それを伝えるもなお拒否「この世界の住人になると、夜、一人に一人づつお母さんが迎えに来てくれるんだって、
僕のとこにも今日こそ来てくれるはず」
そして夜になるとジョセたちの元に「お母さん」がやってきてさあ一緒に帰りましょうと言う
泣いて喜ぶジョセ、ついていくなそれは本当の母親じゃない、もう戻れなくなるぞと忠告するも
「本当のお母さんじゃないから嬉しいんだ、もう殺される心配をしなくてすむもの」と笑顔で答える

翌朝、他の子供たちに言いつけられ道中必要なアイテムを渡すジョセ
体は完全にぬいぐるみになっていた。主人公たちの事ももう覚えてない。
子どもたちと混じって楽しそうに遊ぶジョセに背を向け主人公たちは去っていった

リアルな絵柄から最後、ぬいぐるみになっちゃったジョセの絵で「うわ~…」ってなった
夜の時点でちょっと見た目変化しはじめてるのも地味に怖かった



458: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/03(日) 15:22:08.99 ID:PPnDPG9F0
「アイシテル~海容~」ってマンガ
ドラマ化もされたから結構有名かも

小学一年生の男の子キヨタンは両親に溺愛されて育ったため、よくいえば子供らしく素直、悪くいえば悪気なく痛いところを突いてくるタイプ
中学生の姉はキヨタンの言動に苛つかされることもしばしば
ある日キヨタンの母が今日は午後まで授業があると勘違いし友達と会っている間に、午前授業だったキヨタンが帰ってきていたようで、家の前にランドセルだけが置かれていた
どこかに遊びに行ってるんだろうと思い帰りを待つが、夜になってもキヨタンは帰ってこず、警察に届けを出すことにする
翌日の朝、散歩中の人がキヨタンの遺体を発見する
監視カメラに映っていた映像によると、犯人は近所に住む六年生の少年だった
未成年のため名前も顔も教えてもらえない加害者の少年を恨むキヨタンの母

実は加害者の少年は、四年生の時学校の帰り道に声をかけてきた男に性的被害を受けていた
当時父親は仕事ばかりで家庭には目もくれず、母親はチャットに夢中で被害を受けた直後の息子の帰宅にも気付かず、服のままシャワーを浴びた我が子を罵った
それ以来少年は両親に心を閉ざしてしまう

少年とキヨタンが出会ったのは、トイレに行きたいのに家に入れなくて困っているキヨタンを助けたことから始まる
なりゆきで少年の家に遊びに行くことになった二人
しかし「ただいま」も「おかえり」もない母親と少年はキヨタンは不思議がる
少年は微妙な気持ちになりつつもキヨタンをキャッチボールに誘う
しかし毎日父親とキャッチボールをしているキヨタンと父親がほとんど遊んでくれない少年では勝負にもならなかった
ことあるごとに「僕はパパとママに愛されてるんだ」と言うキヨタンに少年はつい「お前のお母さんだって家にいなかったじゃないか、お前のことなんてどうでもいいよ」と言葉を荒げてしまう
それを聞いてキヨタンも怒り、「お兄ちゃんはそんなに悪い子だからママがお帰りって言ってくれないんだ、パパがキャッチボールしてくれないんだ!みんなお兄ちゃんが嫌いなんだ」と言い返す
少年は激昂し、その場でキヨタンを殴り殺したのだった



459: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/03(日) 15:26:36.99 ID:PPnDPG9F0
事件の経緯と息子が過去に暴行を受けていたのに気づいてあげられず、自分たちが一番だった少年の両親はこれから息子に愛情を注ぐことを決意する
またキヨタンの母親も、少年がキヨタンを助けてくれていたこと、キヨタンが少年にひどいことを言ったことを事件記録を読んで知り、少年に手紙を書く

この事件記録を読んだ時のキヨタン母がどうしても受け付けなかった
「キヨタンこんなひどいこと言ったの?うそでしょ?キヨタンは思ったことをそのまま言ってしまう子なんです!一年生なんてみんなそうでしょ?キヨタンがひどい子だと思われたままなんて可哀相すぎる!」
……いやいや一年生なら善悪の区別ぐらいつくし多少空気だって読めるだろ
少年に書いた手紙も「困っているキヨタンを助けてくれたのですね、ありがとう。キヨタンは思ったことをそのまま口に出してしまう子なのでごめんないね」と「も~うちの子無邪気でごめんね~」程度の謝罪にしか思えなかったし
更に「どうか生きて幸せな家庭を築いて下さい。愛する人との子どもがうまれたときあなたは初めてあなたのしたことを知るでしょう」ってホラーっぽい
中学生のお姉ちゃんに対しても「キヨタンには何度ムカついたかわかんない。その男の子にもひどいこと言ったんじゃないの」と言うお姉ちゃんに平手打ちし「ひどい!あなたが殺されればよかった」と言いかける始末

最終的に加害者家族は一生かけて償っていくと誓い、どちらの家庭も1からやり直していくんだけと最後まで母親には苛々させられっぱなしだった
数年後、結婚が決まったお姉ちゃんに母子手帳見せて「初めての子だからこんな細かく書いてたのよ!」って説明してたけどいやそれもっと早く見せてやれよ…お姉ちゃん何年苦しんだと思ってんだ……
とにかく最後まで被害者家族に同情できず、お姉ちゃんと加害者の少年が可哀想なだけの話だった



471: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/03(日) 23:35:23.85 ID:S23/N+Lj0
ジョンヘンリーはすごいやつ 1/2
ディズニーの短編アニメ「ジョン・ヘンリー」

奴隷が解放された直後のアメリカの話。
黒人青年のジョンは妻と二人。
奴隷時代に自分が繋がれた鎖を打ち直し、二本のハンマーを作った。

開拓中のアメリカでは、鉄道会社が多くの黒人労働者を雇った。
その報酬は、決められた工期で線路を敷き終えれば土地を分け与えるというもの。
作業半ばで鉄道会社(白人)は工期の繰り上げを告げ、労働者たちの土地を得る夢は絶望的に。

そこに現れたジョンヘンリー。
両手のダブルハンマーで、人の何倍ものスピードで杭を打っていく。
「ジョンヘンリーはすごいやつ」の合唱と共に、妻が「みんなも続くわ~」と声援を送る。

工事も終わりに差し掛かるころ、鉄道会社は蒸気ドリルを投入。
労働者たちは約束も反古にリストラの憂き目に。
怒れるジョンは蒸気ドリルにタイマンを挑む。
ダブルハンマーと自動杭打ちの勝負は、ジョンが先に小高い山の前まで到達し勝利したかと思えたが、勝負の刻限は日没まで。
沈む夕日を横目に、蒸気ドリルは山を削って進み始めた…。
失意のジョンは膝をつき、ハンマーを取り落とす。
そこに妻が颯爽と現れ「立ちなさいジョン、あなたならできる
みんなも続くわ~」と励まし、仲間と共にワクテカで山の向こうへ先回り。
ジョンの後には誰も続かない。

山の向こうではドリルの地響きとハンマーの雷鳴が轟き、どちらが勝つかわからない。
日没と共に、山を切り開いて現れたのはジョンだった。
蒸気ドリルは壊れ、ジョンもまた妻の腕の中で力尽きた。
その手にハンマーを握らせる妻。
もう勘弁してやって。


472: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/03(日) 23:39:18.01 ID:S23/N+Lj0
ジョンヘンリーはすごいやつ 2/2

エピローグで妻はジョンの子供を産み、息子に父親の武勇伝を聞かせる。
ジョンは死に、妻と息子には土地と家が残された。
まだ若い妻には未来があり、その顔は明るい。

全編を通して、白人を悪く思わないでというメッセージが感じられる。
鉄道会社の白人は、顔や声もわからず、役柄でさえ憎まれないようにしているが、こいつが山を掘らせてジョンは死んだ。
労働者の中にプアホワイト(老人)が一人いて、妻とも親しい気の良い白人役をやっている。

そして妻、いくら夢の為とはいえ、全然体を気遣ってくれないのね…。



480: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/04(月) 07:43:37.68 ID:UtwYPn270
>>471
見てなんだか嫌な感じ、と思った原因が文章に書き起こしてもらったことでなんかわかった気がする
ハンマーに形を変えても結局奴隷の鎖に繋がれていたことにかわりなかったなだな



514: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/04(月) 23:37:26.01 ID:6NPxJDJP0
紀元前356年7月20日頃、エフェソスにあった有名なアルテミス神殿が放火された。
放火犯はすぐに捕まったが、犯行の動機は
「世界一美しいアルテミス神殿に火をつければ、後世に自分の名前が残ると思ったから」
という身勝手なものであったため、エフェソス市民は放火犯を死刑にし、
彼の名前ヘロストラトスを一切の記録から抹殺することにした。



543: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/05(火) 10:06:41.49 ID:AmHyx27P0
ある兄弟に起きた実話
母子家庭で互いに支え合う必要があったからか、とても仲の良い兄弟だった。兄は運動が得意で、弟は勉強が良くできた。
小学生の頃、兄は野球選手になりたいと言い、弟は学者になりたいと互いの夢を語り合った事もあるという。
兄がプールでおぼれた。兄が高校生、弟が中学生の時だった。
命は助かったが、脳に障害が残り寝たきりになってしまった。
四肢にも麻痺が残り、一日中介護が必要な身体となった。母は一日中、弟は
学校以外の時間は全て兄の介護に当てた。

だが、当然収入は途絶える。たちまち一家は困窮した。
弟は自分で生活保護制度があると調べ、母に相談した。
しかし、当時はまだ生活保護が一般的でなく、恥と考えられた時代。
母親は猛烈に拒んだが、今のままではどうしようもない。
弟は自ら役所へと行った。

しかし、役場の職員の態度は冷たかった。本人が来なければ申請すら受け付けないという。
弟は推薦の決まっていた高校を辞退し、中学をやめた。夜明けと共に新聞配達のバイトをし、日中は
兄の世話、夜になれば別のバイトと、寝る暇など無い生活となったが、弟は決して弱音を吐かなかったという。
そのころから兄は死にたいと口にするようになった。一生このままだ、もう死にたい。
そんな日々が一年あまり続いたある日、弟は兄の首を絞めた。兄は最後にくっと声を漏らし、息絶えた。

生活も弟の心も限界に来ていた。弟は自ら警察に通報、即時逮捕された。
裁判では一切弁解する事なく罪を認めた。
弟に下された判決は2年間の少年更正院への送致。弟は控訴することなく罪を受け入れた。
少年院に送られた弟はむしろ以前よりも前向きな言葉を口にするようになっていた。
一刻も早く社会復帰して母を助けたいと言い、送られた後も大学検定試験の勉強に
勤しみ、真面目な態度で少年院での生活を続けていたという。
だが母は、弟を担当した弁護士に「兄を殺してほしいと思ったことなど一度もない、許せない」と語り
弟が少年院にいる間、一度も面会に訪れることはなかった。



571: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/06(水) 00:38:02.48 ID:1HjCb+460
>>543
時代とはいえ母親が酷すぎる



647: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/06(水) 16:50:01.60 ID:06fBhxuj0
しじんの村

元教師の「しじん」は生徒Tくんの自殺がきっかけで「自殺志願者を助ける」目的で「しじんの村」を設立。
自殺未遂を繰り返す人や、社会からあぶれた人たちを受け入れる。この村では本名を言わないルールがあり、各自ハンドルネーム(「しじん」「シュウ」「ハニコ」「フク」「Sカルマ」「ウッチー」など)で呼び合う。

立ち直る事が出来ず自殺をしてしまう人もいる。現村民のハニコの姉も遺書を残して首つり自殺している。その中の一文には「しじんの助けには本当に感謝しています。この村に来て、本当によかった。私は、1人じゃなかったのですから。」と書いてあった。

ある日の昼間にハニコが姉と同じ場所で首つり自殺をしようとする。みんなに止められるも、その日から部屋にひきこもるようになってしまう。
村には監視カメラが5台備え付けられている。自殺の抑止になればと、村民と相談して取り付け、しじんが監視している。
塞ぎがちだったハニコはSカルマに姉の遺書を見せられる。以外にも、それをきっかけに徐々に明るくなっていくハニコ。みんなの輪に入っていけるまで立ち直ったころ、ハニコとSカルマは互いの事が好きになっていた。


続きます。



648: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/06(水) 16:54:27.69 ID:06fBhxuj0
しかしある日、Sカルマの水死体が発見される。遺書があったことから警察は自殺と断定。
しじんは「ハニコは非常に危険な(また自殺しかねない)状態。私にはわかるんです…」と懸念する。

そして、ある夜にハニコがまた首つり自殺をしようとするが、しじん、シュウ、フクに止められ未遂に終わる。
その翌日、ハニコは再び生きようと決意した置き手紙を残し、ひっそりと村から出て行ってしまった。
しじんに見送られ、ここで一ヶ月に渡る取材が終了。
しかし、ハニコの消息が途絶え、連絡が取れなくなったことで(肖像権の問題で)この取材はお蔵入りとなってしまう。

ところが2年後の2006年9月、ハニコから突然連絡がありインタビューをすることに。
ハニコは笑顔で「立ち直る事ができて、しじんには感謝している。姉もSカルマさんも見守ってくれていると思う」とのこと。
ハニコと連絡が取れたことで放送することができるようになった取材班は、再び「しじんの村」を訪れる。

だが2年ぶりに訪れた「しじんの村」には誰もいなくなっていた。
取材をした年(2014年)の12月、主宰のしじんが自殺をしていたことで、村は閉鎖されていたのだった。
村に残されていたのは、監視カメラの映像が収められた数本のVHSと、数本のDVテープ。
テープには場所と日付が記されていた。中に収められた映像は、ハニコ姉の首つりシーン、Sカルマが川に突き落とされるシーン、しじんが何者かに2人がかりで川に投げ込まれるシーンが入っていた。
それらとTくんとその両親の写真、しじんの書いた詩がフラッシュバックのように流れ「死にたいやつは死ねばいい」などのしじんの声が聞こえる。
「あなたには真実が見えましたか?」のテロップとともに終了。



649: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/06(水) 17:02:31.39 ID:06fBhxuj0
【隠された真実のヒント】
・しじん曰く「自殺志願者を助ける」のが目的
 →実は自殺させるのが目的
・入り口の看板「しじんの村」
 →傾けたとき「しにんの村」と読める
・しじんの詩「しじんはしじんでありしじんであらず」
 →「しじんは死人であり詩人であらず」
 →「しじんの村」=「死人の村」
・しじんの詩「ね ね ね ね」
 →「ね」が4つで「しね」
・しじんの詩「一番美しいのは生と死の間」
・食事のとき「リンゴやブドウにもそれぞれの詩があります」
 →「死があります」
・ハニコの二度目の自殺未遂時、しじんの顔を睨むシュウとフク
・Sカルマはしじんに突き落とされた(遺書もしじんの捏造)
・ハニコ姉はしじんの幇助があり自殺
・スタッフを見送るしじんの後ろなど、至るシーンで監視をしているシュウとフク
・Tくんの写真に写っていた家族
 →シュウとフク=Tくんの両親
・しじんを川に落としたのは服装からシュウとフク
・「フク」「シュウ」というハンドルネームをつなげると…

しじんは人の死を見たいという願望が抑えられないサイコパスであり、Tくんの自殺もそれとなくしじんが幇助したのだった。
願望が強まったことでしじんの村を設立、自殺を止めるという表向きの理由を餌に自殺志願者を募る。
Tの両親はしじんの正体に気付き、息子の復讐をするため潜入。
復讐は成立したが、ハニコ姉の自殺としじんのSカルマ殺害を止められなかった。
Sカルマはハニコと親しくなったためSカルマ本人とハニコ両方が立ち直りそうになったため殺されてしまったのが特に後味悪いです。



675: なぜか作者名がNGらしい@\(^o^)/ 2016/07/07(木) 02:37:31.98 ID:A0bc8kvR0
ツツイ康隆「イチゴの日」
醜い少女を小さい頃から美人とおだててスーパースターにしたてあげ、
18歳の誕生日に生放送で
「実はドッキリでした!あんたは世界一のブスだよ!」
と明かし、茫然自失になったところを笑い者にする企画が持ち上がった。
テレビマンたちは「自殺するかもなー」とニヤニヤしながら全マスコミを動員したこの企画を実行。

そうして育てられたタレント少女は、なぜ昔から自分だけが美人扱いされているのか、下手に歌って踊るほど喝采を浴びるのか
自分と仲良くなった友達がすぐに転校したり氏んだりするのか、わからずいつももやもやしていた。
18歳の誕生日、間違って少女に手渡された「演出助手用台本」を読むとそこには
「お誕生日おめでとうのファンファーレとともに電光文字で「○○は世界一のブス」という言葉が現れ、
ブス音頭とともにこれまで18年間のプロジェクトチームの苦労、少女の歌や踊りや性格についてのみんなからのダメ出しの大連発
観客からのブスコールといった演出助手が延々3時間続く」
といったことが書かれていた。
自分が醜く、悪趣味な計画の犠牲と知った少女は1時間泣き崩れたが、スタッフや観客も含めた会場の総勢10万人以上に復讐を決意。
趣味の悪魔学によって悪魔を呼び出し(悪魔曰く、契約しなくても魔女になれるらしい)復讐の計画を練った。
そして本番生放送、ブスと司会者に告げられた瞬間、少女タレントは悪魔の力で司会者の体を捻じ曲げ、
その他のスタッフ、観客たちを空から落ちてきた巨大フォークで串刺し、逃げまどう人々の頭上からミルクと砂糖をかけ、大きなスプーンで潰しまくる
こうして大きなイチゴ牛乳ができたため、イチゴ牛乳好きの悪魔はおいしくいただきましたとさ。

切子も生きてるときから力を発揮できれば爽快だったのに



676: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/07(木) 03:25:06.05 ID:d6tZTeDx0
>>675
企画こそ後味悪いけど、かなり後味スッキリな話じゃん



678: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/07(木) 07:22:37.88 ID:mVx5L7M/0
>>675
なんか別の復讐方法無かったんかい



680: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/07(木) 11:07:51.41 ID:DHKTxqIA0
>>675
つげ義春の初期(探偵物)にそれの逆パターンがあったな。

ある屋敷の地下牢に当主の一人娘が「あまりに醜いから」という理由で生まれたときから鉄仮面をかぶせられて幽閉されている。
が、実は当主に恨みのある家政婦(かつて家政婦の弟の財産を騙し取り、自殺に追い込んだ)が復讐のために騙していただけ。
探偵が娘を解放し仮面を外してみればとんでもない美少女。
しかし娘に鏡を差し出しても悲鳴をあげ「私を見ないで」と泣き叫ぶばかり。


―生まれたときから「お前は醜い」と散々言い聞かされるだけで、自分の素顔を見たことがなかった娘には美醜の感覚が全く育っていなかったのである。



697: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/08(金) 21:21:08.28 ID:IkOw2bLV0
【作者/作品】
不詳。20年くらい前の児童文学だと思う。
歯医者の待合室で読んで、子供ながらにモヤっとしたお話。
内容から察知した方いたらフォローお願いします。

【内容】
美形の両親と愛くるしい妹を持つ小学生の主人公(容姿は十人並み)。
両親は分け隔てなく愛してくれるが、親戚は明らかに妹だけをちやほや。
いつも妹には女の子らしい人形、主人公には本のプレゼントなど、ちょっと差をつけられる。
でも主人公は腐らず「妹は本当に可愛いし、仕方ない」と思っている。
クラスには子役をやっている美少女がおり絡まれたりもするが(美少女は逆に、普通の家族の中で一人だけ可愛い)平穏な毎日を過ごしていた。

学芸会の季節がやってきて、主人公はみんなが嫌がる悪役を引き受ける。
本番では主人公の高い演技力が注目され、見学に来ていた美少女の劇団からスカウトされる。
美少女は、最初はむっとしていたものの、劇団仲間ができることを喜んでくれる(美少女は練習のため放課後友達と遊ぶことができず寂しい思いをしていた)。

褒められ、美少女とも仲良くなれそうな気配にウキウキで帰宅した主人公。
両親にありのままを話すが「そんな嘘をつかなくても、主人公には他にいい所がたくさんあるのよ」と諭されてしまう。
信じてくれない両親に悲しい気持ちになる主人公。
そしてふと、両親が自分を褒めるときは「自分たちに似ないで」という言葉を付け加えること、逆に妹には「私たちに似て見た目しか取り柄がない」などと言っていることに気づく。

目の前で「主人公のいい所」について熱心に語っている両親を見ながら、主人公は
「おとうさん おかあさん それってほんとに褒めてますか」
と心の中で問いかけるのだった。


要約が下手くそで申し訳ないんだが、
両親が終始、主人公(の容姿)を無意識に見下している感じが後味悪かった。
スカウトに関しても「可愛い妹と比べられて卑屈になった姉の幼稚な嘘」だと思ってる。
あと「妹は両親側」「主人公は自分たちとは違う属性の生き物」って線引きしてるのも暗に表現されていて、
兄弟姉妹で比較されるということに敏感な時期の子供に読ませる作品じゃないだろ…と今になって思ってる。



757: 名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 19:48:15.55 ID:aV3T7ss80
クリーブランド・モフェット「謎のカード」
会社を経営しているニューヨーカーの紳士がパリのレストランで謎の女からカードを渡される。
俺、もてたことないのにな、と思いながら男がカードを見ると紫色色のインクで何やらフランス語っぽい文章

男はフランス語ができなかったのでレストランのウェイターに見せると、ウェイターの顔色が一瞬にして変わり、「出て行け!」と追い出される。
わけわからんとホテルに戻った男がホテルマンにカードを見せると同じようにホテルマンの顔色が変わり、ホテルを追い出される。
仏英辞典を買って翻訳を試みるがらちがあかず、男はパリにいる共同経営者の親友にこれまであったことを話すと
友人「そんな酷いことが、まさか!かわいそうに、私は君をずっと知っているから何が書かれてても豹変しないさ、見せてごらん?
・・・これは!?すまない、私との共同経営の契約は解除してもらおう。これから一切私には関わらないでくれ!」
友人にまでそっぽを向かれた男は私立探偵に依頼し、カードをみせると翌日、私立探偵が警察を伴って来て
警察「あなたに退去命令が出ている。今後一切フランスへの入国を禁じる」
フランスから追放された男はニューヨークに戻り、妻にこれまでのあらましを語る。
妻「なんてことなの!私、フランス語ができるから見せて、あなたのことは知っているから大丈夫よ。
・・・あなたとは離婚します。もう2度と私の前に顔を見せないで」
友人も妻も失った男がニューヨークをさまよってるとカードをくれた謎の女を見つけたため、後をつけ家を特定し面会を要求。
なんども突っぱねられたが、ある日謎の女と話すことができることに。
しかし、女は病床で死ぬ寸前
男「なぜ私にこのカードをくれたんだ!何がここには書かれてるんだ!」
女「そ、そこに書かれている内容は・・・ガクッ」
肝心のところで女が死んでしまい、男は絶望したが、ふと手元のカードを見て絶叫した。
それまで紫色のインクで文字が書かれていたカードは白紙となっていた。



758: 名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 19:57:08.04 ID:aV3T7ss80
そして結末を教えろ!という読者の声に渋々?応じたと思われる同作者の続編「謎のカード・解答編」
実は主人公のニューヨーカーは悪の権化の仮の姿であったのだが本人も自覚してなかった。
そしてそのカードは主人公の本性を見せる依り代であり、そのカードを見た者はそこに主人公の顔をした悪魔が人々を殺したり、友人を裏切り死に至らしめたり、妻を裏切り殺したり、
といった光景を見たため、主人公に対して嫌悪感を抱き次々と主人公を追い出したのであった。

謎のままの方がよかっただろ、ということで後味が悪い。



808: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 16:36:40.85 ID:b9I1Nwvn0
高校演劇戯曲選のある話がひどかった
以下うろ覚え

舞台はある高校の音楽部、メインキャラのうち1人は反抗的な不良っぽい感じ
その不良はなんだかんだで音楽にハマっていく
そんな時、その不良が学校を辞めさせられるらしいと言う噂が流れ始める
しかも、不良だからと言う理由ではなく親の勝手な都合で辞めさせられるらしい
他の部員達が「それはちょっと酷いよね」「勝手すぎない?」「それなりに部活を楽しんでるのに可哀想」とヒソヒソ。でも、不良の家庭の事なのでとくになにもできないでいる
そこに不機嫌な不良が現れ、皆で右往左往し始める

結局無理矢理辞めさせられるのが確定し、不良が錯乱しその場にあった太鼓を狂ったように叩きながら走り回る
他の部員はお通夜のようにうつむいていて幕が降りる

全く意味がわからなくて唖然とした
なにがテーマなのこれ…
理不尽で救いがどこにもなくて書いた人の精神状態を心配した



810: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 19:16:30.40 ID:GZ/3/Jw60
後味悪いというか「うわぁ…」程度なんだけど、ある社労士のサイトに

「有休を拒否して訴えられてもすぐ是正が入ることはありません!安心してくださいね」

って明るいテンションで書かれててモヤっとした

社労士はあくまでの企業側の人間ということも解るんだが、仮にも法を扱う職業の人間が「抜け穴教えます!」みたいな書き方をしてて、なんか…労働者に救いってないよね、と思った



811: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 19:19:47.35 ID:SDwK/N9o0
この事件思い出した
たぶん、実際に鬱にさせられ解雇された社員も多いんだろうな

2016/02/04(木)
愛知県の男性社会保険労務士が「モンスター社員解雇のノウハウをご紹介」と題したブログを開設した問題で、厚生労働省は4日、社労士を
3カ月の業務停止処分にする方針を明らかにした。同省は社会保険労務士法に基づき、名古屋市内で社労士の聴聞を実施。社労士は
「皆さまに不安を与え、迷惑をかけた。反省している」と謝罪した上で業務を続ける姿勢を示した。

この社労士はブログで社員をうつ病にさせる方法を示し「モンスター社員に精神的打撃を与えることが楽しくなりますよ」などと記載。社労士は
聴聞で「中小企業の倒産を防止しようと経営者の目にとどめてもらうために発信した」と記載した理由を説明した。

愛知県社会保険労務士会は昨年12月、信頼を失墜させたとして会員権停止3年と退会勧告の処分にしている。社会保険労務士法は、
社労士にふさわしくない重大な非行があった場合、厚労相が懲戒処分にできると規定。戒告か業務停止処分にする場合は聴聞の手続きが
必要としている。



812: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 20:18:07.57 ID:OgfR4cxD0
>>811
方法を知りたい。そしたら社員側も対策を錬れるのに



909: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/15(金) 16:37:42.09 ID:Z14+F2du0
赤ちゃん死んだ スマホ撮影に驚いた母逃げ 北海道

北海道八雲町熊石見日(けんにち)町の海岸で、親とはぐれたトドの赤ちゃんが死んだ。
トドの親子の写真を撮ろうと人間が近づいた際、親が逃げ、10日以上放置されてしまったといい、衰弱死したとみられる。
町は「野生動物に不用意に近づかないで」と呼び掛けている。

町などによると、トドの親子は6月29、30日ごろに海岸に現れた。
住民らの話では、スマートフォンで撮影しようとした2人組が親子に近づいたことがあり、その際、親が驚いて海に逃げ込んだという。
赤ちゃんはその後も浜辺にとどまり、波打ち際や岩場で寝ていたが、今月13日夕に死んでいるのが確認された。

赤ちゃんは体長1メートル弱。道内の水族館関係者によると、トドは生後約1年間、母乳だけで育ち、人の手で育てるのは困難という。
通常、トドはロシア極東ムカチャッカファイヤー付近などで出産することが多いが、この赤ちゃんは同海岸近くで生まれた可能性が高いという。

町は住民らから赤ちゃんの保護を求める声があったことから、道内の水族館や研究機関に受け入れを打診したが、飼育スペースや飼育計画の調整などのために難航していた。




俺も動物を撮影しようとして追いかけた経験あるから身につまされる話で余計に悲しかった
気を付けよう



915: 1/2@\(^o^)/ 2016/07/15(金) 18:42:38.07 ID:9q1n+Zl+0
金田一少年の事件簿より

孤児院にエイジという男の子とケイコという女の子がいた(漢字失念)
院には他にも孤児達がいるが二人はいつも身を寄せ合うようにしていた
ある日ケイコは養子先が決まり、エイジとの別れに泣きながらも引き取られていった
しかし後で解ったが、ケイコは女中同然の扱いで家事にこき使われていた

のちにエイジも大きな観光会社の社長の家に後継者として引き取られた
成長したエイジは時々ケイコに会い、彼女の苦労を心配するうち愛するようになった
そんな二人の仲をエイジの養父母である社長夫婦は許さなかった
二人が旅行に行こうとすると当日エイジに会社の用事を言いつけて行かせなかった

ケイコだけでも楽しんで来いと送り出したが、彼女の乗った豪華客船は沈没した

冷たい海に投げ出されたケイコは体力の限界で体重く意識は朦朧としながらも
どうにか一番近い救命ボートまで泳いだが、そのボートはもう定員を超えていた
もう一人乗せたら確実に沈む、乗っている人々ももう体力の限界だ
やむなく、救命ボート上で彼女に一番近い人物は彼女を海へ突き飛ばした
ケイコはその人物のキーホルダーを必死に掴んだがそのまま沈み、死んだ

引き上げられた遺体を並べられた場所で、エイジはケイコの死に泣いた
他のボートの生存者から、乗ろうとした女性を突き飛ばした奴がいたとの目撃証言も
得られたが、その人も犯人の顔は覚えておらず、手がかりはキーホルダーだけ
おまけに探し出せたとしても緊急避難が適用されて無罪になるだろうという

その豪華客船でのツアーもエイジの養父母の観光会社が企画したものだ
つまりエイジは乗客名簿を見られる立場にあった…そこで
キーホルダーにあったイニシャルに該当する生存者全員を殺そうと決意した



916: 2/2@\(^o^)/ 2016/07/15(金) 18:44:26.40 ID:9q1n+Zl+0
が、イニシャルが該当した九人を全員は殺せず
いろいろ策を弄して四人殺したところで主人公金田一に犯人と見破られ
せっかく殺せたその四人もみんな無実で、ケイコの本物の仇は殺し損なった
(金田一の推理ショーのところでケイコを突き飛ばした人物が自己申告した)
数々のトリックも暴かれて追い詰められたエイジは
「ケイコはお前ら百人分の命より大事だったんだ」と叫び
壊れかけたモーターボートで湖へ逃げ、エンジンが爆発して死亡した


原作者と組んで長年金田一シリーズを描き続けてきた漫画家は
当時のインタビューで嫌いな犯人はいますか的な質問を受けた時に
エイジのように無関係の人まで意識して殺せる身勝手さは許せないと答えた
(※「当時」自体がもう15年くらい前なので現在は変わってる可能性あり)

が、漫画家にとって本意だったかどうかはわからないが、原作者の意向で
続編でエイジが生存して過去の罪を忘れて幸せになる展開になってしまう

生きていたが背中に重傷を負い過去の記憶も一切を忘れたエイジは
金持ちに使用人として引き取られ、新しい名前をつけられて戸籍を得て
別の犯人によって金持ちの一家がほとんど殺されてしまった後は
彼が助けた事で唯一生き残ったその家の娘と愛し合って結婚した


メタ的には「あの金持ちの家には連続殺人犯エイジに瓜二つな男がいるから
確かめに行こう」という名目で金田一を惨劇の舞台へ呼ぶだけの装置で
結婚オチはおまけだったのかもしれないが、どうにもモヤモヤする
お前別にケイコの仇でも何でもない四人を惨殺しといてそれかよ…
それに奴に同情する人がいたとしても、悲劇性が台無しじゃないだろうか
メロドラマ好きのおばはん読者以外誰も得しないんじゃないの少年漫画なのに

ちなみにエイジとケイコの交際に養父母が反対していた理由だが
二人が実の兄妹でしかも両方その自覚があったから



921: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/15(金) 21:16:31.77 ID:LPFhy5dj0
>>916
エイジは記憶喪失になったから連続殺人については無罪放免ってこと?



923: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/15(金) 22:05:08.19 ID:95QFukHuO
>>921
遠野は確か犯人だと暴かれた後最愛の妹にそっくりな、金田一の幼なじみの美雪に責められて妹に責められてるみたいな幻覚を見て絶望してボートに乗って爆死した事になってる筈
その後遠野かも知れない奴(と言うか遠野本人)は背中に蝶の形の火傷の跡があり(ボート爆発の時の怪我)記憶喪失になってる為自分が殺人犯だと全く覚えていない
だが実の妹を愛し、失ったが為に殺人を犯した遠野が、生まれ変わったかの様に別の女性を愛し結婚して新たな人生を歩もうとしているのを間近で見た金田一が遠野はボートで爆死したのだと
今ここで結婚式を挙げているのは遠野では無く別の人間だと断言する

…じゃなかったかな



924: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/15(金) 22:07:31.07 ID:+SKtVzS10
>>923
エエー……それを決めるのはお前じゃないだろう金田一……



922: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/15(金) 21:35:37.62 ID:ETZLvYpV0
イヌイットとかその辺りの民話

とある村に美しい娘がいた。
近くの村に住む青年が娘に求婚した。
青年は魚捕りの名人だったが顔が残念だったので娘は断った。
それでも青年は諦めず、毎日魚を持って求婚に来た。
青年が毎日魚を持ってくるので娘の家はとても生活が楽になった。
しかし娘は面食いだったので同じ村のイケメンと結婚する。
ある時、吹雪が続いたかなんかで娘の村が大飢饉になる。
村の男たちは吹雪の中、無理に食料調達に出かけてイケメンが命を落とす。
他の無事だった男たちも食料を得ることはできず、このままでは餓死する。
そこにあの青年が来て、村の人々に充分な魚を置いていく。
吹雪がやむまで青年は毎日やってきて村の人々に魚を渡した。
村人は口々に青年にお礼を言うが、娘は目を合わせようともしない。
見かねた娘の家族や村の長老なんかが「お礼を言いなさい」と娘に言うと
娘は青年に向かって「ありがとう。でもあんたとは結婚しないわ!」とだけ言って
青年の目の前で家の扉を閉めた。
おしまい



934: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/16(土) 00:48:16.92 ID:xUdfamxy0
>>922 それ読んで思い出した

マーク・トウェイン「エスキモー娘のロマンス」

族長を父親に持ち、裕福に暮らす美しい娘がいた
別の集落から嫁探しに来た若者が、たまたまこの娘と出会った
二人は互いに一目惚れし、手を取り合って族長の家に向かった
若者は「まさかあなたが裕福な族長の娘さんだったとは…」と驚く
族長は若者の眼の前で、鉄製の釣り針をばらまいて見せた
鉄の釣り針は貴重で、族長は若者に財産を自慢したのだった
若者は族長の家に泊まることになった
ところが、族長自慢の釣り針がひとつなくなってしまった
さっそく若者が疑われた
娘は若者を信じて弁護するが、彼は海に放り込まれてしまう
(魔女裁判みたいなもので、溺れれば無実というもの)
が、泳ぎを知っている若者は溺れなかった
娘は「信じていたのに、あなたが釣り針を盗んだのね!」と怒る
結局若者は殺された
ところが、娘が髪を梳いていると、なくなった釣り針が落ちた
族長が釣り針をばらまいた時、娘の髪に引っかかっていたのだ
若者は無実だった
族長も娘も後悔して悲しんだが、後の祭りだった

この悲話をアメリカ人の男が取材して書いた、という形式の短編
だが「エスキモーは石鹸を食う」「デブが美人」「不潔」「鉄なら何でもありがたがる」
みたいなバカにしたことも書かれている
価値観の違い的な問いかけも一応あるんだが、なんだかな…
たぶんマーク・トウェインの皮肉なんだろうけど



936: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/16(土) 02:27:35.98 ID:YSdzugfi0
ベン&エドというゲーム

荒廃し食糧危機が深刻化した世界で、人間の少年が餓えたゾンビと出会う
2人は親友となり、少年はゾンビと追いかけっこをして仲良く遊ぶようになった
そんな2人に悪党の魔の手が迫る
少年は悪党に捕まり、少年を助けようとしたゾンビも同じように捕らえられてしまう
ゾンビは悪党からレースへの出場を強要される
そのレースは回転する刃物やプレス機や酸のプールなどの障害物がコース上に設置された危険極まりない死のレースだった
悪党はこのレースでゾンビを見世物にして大儲けする気でいるのだ
ゴールの賞品は少年の解放

ゾンビは、親友である少年を救うために苛酷なレースに挑むこととなる
レース中に手や足を切断されようと、たとえ頭部だけになろうと、ゾンビは必死にゴールを目指し続ける
そしてついにゾンビはゴールし、少年は解放された
再開し抱き合う2人
ゾンビは少年の首筋に食らいついて噛み千切った

少年はゾンビのことを親友だと思っていたのだが、ゾンビはそうではなかった
ゾンビは初めから少年のことを「食料」だと認識していたのだ。追いかけっこの最中も、ずっと
このレースで走り続けたのも、少年を救い出すためではなく、少年を食べるためにだったのだ
https://www.youtube.com/watch?v=BKsZNkQ6PeY



994: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/07/17(日) 16:46:24.64 ID:kQeb+a+f0
上総広常のこと
上総広常は房総半島全域を本拠地としていた武士で保元の乱、平治の乱では源義朝に従っていたが
義朝滅亡以降は平家に従っていた。
1180年の頼朝挙兵の際には、当時の頼朝の全軍を上回る二万騎を率い参陣。
この際広常は、頼朝の力量をはかるためにわざと遅陣し、もし頼朝が大したことがなさそうなら頼朝を殺し、平家に首を届けようと考えていた。
遅れてきた広常に対し頼朝は「すこぶる彼の遅参を瞋り、あえてもって許容の気なし」と発言。
(細川重男「頼朝の武士団」では
「遅ーーーい!絶ッ!対ッ!許さん!」
もしくは
「今頃来たって遅いのよ!顔も見たくない!
ベ、べつに広常のこと、待ってたわけじやないんだからね!」
と2パターンに意訳されている)
自軍以上の軍勢に対してひるまず逆に叱咤する頼朝に惚れ込んだ広常は頼朝に謝罪し配下となった。
そして有力御家人として平家と戦っていた広常であったが、関東武士としての独立心から頼朝が朝廷の命令に唯々諾々と従うことに不満を漏らしていた。
これを謀反の兆しととった頼朝は梶原景時らに命じ、1583年上総広常を誅殺。
身の回りの品に謀反を示すものがないか調べさせたところ、鎧の中から神仏への願文を発見。
さては頼朝呪詛の文書かと開いたところ、そこには頼朝の武運長久を祈る文が書かれていたため、頼朝は激しく後悔した。