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001 朝目新聞

意味怖人気作

【意味怖】とっておきの「怖い話」

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「出る」と評判の廃屋で、おれたちグループの中でもいちばん気が強く、
心霊現象完全否定派である竹田が夜に一人で肝試しをすることになった。

他愛ない雑談から、いつのまにかそういう話になってしまったのだ。

「やめといた方がいいって」とおれたち四人は引き留めたが、竹田は鼻で笑い、

「じゃあ、必ず約束守れよ。おれが一人きりで朝まであそこで過ごせたら、
おまえらはおれに二千円ずつ払う。もしおれが逃げ出したりズルをしたら、
おれがおまえら全員に二千円ずつ払う。証拠のハンディカムはちゃんと回しとくから」

『……っと、位置はこのへんでいいか。映ってるよな?
つーわけで、一人肝試しのはじまりはじまり。
拍手~。ハァ、朝までヒマだねしかしこれ。
携帯もノートパソコンも駄目とは、
自分で言いだしたもののチト厳しい縛りだったかな。
まあいいや。
さて、と。このままボーッとしてるのもなんだからさ、
ひとつおれが、そう霊なんか一切信じてないこのおれが、
とっておきの「怖い話」をしてやるよ。
おまえらのこと。おまえたち「四人」の話。

……おまえたち、まだ気づいていないのか?
違うだろ、本当はとっくに気づいてて、
なのに知らないふりをしてるだけなんだよな。

……なあ、正直に言うよ。
おれはいま、怖くてたまらない。

この廃屋がじゃない。
おまえたちが、だ。
おまえたちの視線が。

いま、こうして、おまえたち「四人」におれを見られていることが。
怖くて怖くて死にそうだ。ずっと前から。

…………
どうやら賭けはおれの負けだな。
ちゃんと払うよ、六千円は』


結局、竹田はおれたちに金を払うことはなかった。
ハンディカムの映像だけを残し、あの夜に廃屋から出たあと、突然失踪したから。
行方はいまだに知れない。

いまでもたまに、おれたち四人は竹田の残した映像を見る。そのたびに不可解な気分にとらわれる。

いったい竹田は、おれたちの何がそんなに怖いのだろう

【意味怖】保護活動

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大昔、とあるホームページで、「怪我をしたかわいそうな動物に寄付を」というのがあった。
片足が無い犬や、内臓が飛び出た猫たちの画像があり、目を背けたくなるようなものばかり。
だが、回復経過の画像を順を追って掲載していたので寄付もそこそこ集まっていたようだ。
ちゃんと寄付を手術に充てているようで、元気な姿にホッとさせられるホームページだった。

【意味怖】少女の願い

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少女のところにお星さまが降り立ちました。
「なんでも一つ願いをかなえてあげよう」
少女は泣いていました。

「家族を消してちょうだい!あんな家族、まっぴらよ!」
次の日、少女が目を覚ますと、いつものようにお母さんと
お父さんとお兄ちゃんがいました。
少女は後悔する。

その夜、再びお星さまは少女の目の前に現れた。
「気に入ってもらえたかな」
少女は言いました。
「昨日のお願いを取り消して」
お星さまは言った。

「一度叶えたお願いは取り消せない」と。
少女は泣きました。

【意味怖】アイスピック

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近ごろの警察はなにやってるんだろうね。
血税でで食わせてもらってるくせに、ろくな働きしねぇんだからとんだ穀潰しだ。

先週、職場の近くで殺人事件があったんだよ。
若い女をアイスピックでめった刺し。
しかも普通のアイスピックじゃない、業務用の三本歯の
やつでだぜ?怖ぇだろ。

小さな町だから、どこいってもその話で持ちきりだよ。
マスコミもかなり大きく取り上げてる。
滅多にない大ニュースだから無理もないけど、恐怖を煽るだけ煽って無責任なもんだ。
うちのばあちゃんなんか、可哀相なくらい怯えちゃって、
毎日何時間も仏壇の前で手を合わせてる。

なのに警察ときたら、まだ凶器すら判明できないだとよ。
まったく馬鹿にしてるとしか思えないね。

【意味怖】お先にどうぞ

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この山の崖は景色が良くてちょっとした名所。

展望台に出ると風が気持ちいい。

先には望遠鏡が設置されている。
自分の家はあっちの方角かな、なんて考えながら近づくと同じタイミングで一人の男が近づいてきた。

「あ、お先にどうぞ」

『ありがとうございます』

男は身を投げた。

あの時譲らなければよかった。

全身に痛みを感じながら俺は後悔している・・・

【意味怖】まだ遊園地は早かったのかもしれない

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小学校に入る前の娘と遊園地に行った
入り口には看板が貼ってあって、楽しんでねと書かれていた
まだ字が読めるようになったばかりの娘が、まじまじとその看板をみていて微笑ましかった
ジェットコースター、観覧車、コーヒーカップ、と色んな乗り物に乗ったが、
しかしどうにも娘はそわそわして楽しんでいる様子がない

俺はせっかく遊園地に来たんだから入り口に書いてあるようにしないと駄目だぞ、と言うと
やたら暗い顔になる
まだ遊園地は早かったのかもしれない
仕方ないから帰ることにした
そして娘はその日自殺した
俺は今でも自分を許せない

【意味怖】物憂げな年越し

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美紀は食卓の上の残り物を眺めながら、物憂げな表情を浮かべていた。
向かいの席には行儀の悪い弟が食卓に足を投げ出しテレビに目を向けている。

父と母のいる隣の部屋からは紅白歌合戦が聞こえてくる。
今年大流行したアイドルグループの出番のようだ。

弟の行儀の悪さは父親に似たのだろう。隣の部屋は散らかり放題でグチャグチャ、
床には空になった缶ビールが転がり、

耳まで真っ赤にした父親の少し薄くなった頭が視界の端に映る。
その向こうにコタツから頭だけ出して横になった母親が見える。

父親ばかりのせいではないがこの部屋の散らかりようは目に余る。
掃除する人間の身にもなってほしい。

今年になって家族の仲は一層険悪になっていた。
父親の派遣切り、母親のヒステリー、就職浪人の弟。

様々なことが重なり、ここ最近は喧嘩ばかりで家族の溝は深まるばかりだった。
弟と自分は何日も家に戻らないことが多くなり、家族とはすれ違い。

たまに顔を合わせてもそのたびに嫌味ばかり言い合うようになってしまった。

「来年もずっとこの状態は嫌だなぁ」

ふっとそんな考えがよぎる。しかし、そんな事を考えたってどうしようもない。

これまで何度も同じようなことを考えたが、
自分から動くことはできなかった。

誰かに助けを求めたいとも思ったが、
誰が来ようとこの問題に踏み入ることもできないだろう。

紅白歌合戦が終わってゆく年くる年が始まった。もうすぐ年明けだ。

今年中にはこのギスギスした関係をどうにかしようと思っていたが、もう手遅れだ。
大みそかのこの日、珍しく家族全員が揃っているというのに家族らしい会話も出来やしない。

「このまま家族がバラバラのまま年を越していいのかな?」

座布団の上にデンとのった母親のでかい尻を見ながら美紀はそう思うのだった

【意味怖】父さんが帰ってくる日

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今日は父さんが帰ってくる日だ。

父さんは船乗りで家にあまりいないから、
帰ってくるときはすごくうれしい。

にこにこ顔の父さんを久しぶりに見ると、僕も弟もつられてにこにこ笑ってしまう。
母さんもとても楽しそうで、父さんのいる間はテーブルにごちそうがいっぱい並ぶ。

お休みが終わるころ、父さんは僕と弟をかわるがわる抱っこすると、
「大きくなるんだぞ!」と言って、また船の旅に出る。

僕も弟も、父さんに会えるのがとても楽しみなんだ。

哀しい知らせが入った。
父さんの乗っていた船が沈んで、
父さんは二度と家に帰れなくなったという。

僕と弟は泣いた。
父さんがいない間だけだから、我慢できたのに。

最悪なことに、今日から僕らは夏休みだ。
僕と弟は、もう秋を迎えることはできないだろう。

【意味怖】父さんが倒れた

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いやー今日はマジ焦ったわ。昼過ぎにお袋から電話が来て、
「父さんが倒れたらしい」って。

すぐに搬送された病院にバイクで向かったけど、
その間ずっと親父のこと思い出してた。

今日の朝も、いつものように「いってきます」と笑顔で仕事へ向かった親父。

経理一筋25年の真面目なサラリーマン。
風邪で熱を出しても会社を休まない親父。

毎日往復2時間も満員電車に揺られてるのに愚痴一つこぼさない親父。
頼むから無事でいてくれ!祈りながらバイクを飛ばした。

病院について拍子抜け。命に別状はなし、意識もある。
ただの貧血だったらしい。心底ほっとした。

でも、心配してたって言うのは何か気恥ずかしくて
「マジで勘弁してくれよ~、家のローンだって10年以上残ってるんだからさ~」

なんて冗談交じりで悪態ついちまった。
素直じゃねえなあ俺。

親父はバツが悪いのか「すまん‥」とだけいって後はずっとうつむいてたよ。

なんにせよ良かった。
救急車呼んでくれたウチの近所の公園の管理人さんには感謝してる。

【意味怖】母の弁当

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中学校に入ってから一人のDQNにずっと虐められてた
自分の持ち物に死ねと書かれたり殴られたりもしていて俺はちょっと鬱になってたと思う
心配する母にガキだった俺はきつく当たって錯乱して暴力をふるうこともあった
凄い荒れた日の翌朝、顔を腫らした母が笑顔で今日は貴方の好きなハンバーグが入ってるから
って弁当渡してくれた…申し訳ないやら情けないやらで泣きそうになりながら俺は学校行った

その日の昼にDQNが昼食忘れたからって俺に絡んできたんだよ
せっかく母ちゃんが作った弁当なのに、俺はDQNに殴られて弁当奪われた

お前の弁当うめぇなwwwって言いながら全部食われたあげく空の弁当投げつけられた
学校飛び出して、悔しくて俺泣きながら家帰ったんだよ…
家に着いたら母ちゃんも既に泣いてて、初めて早退した俺に驚きながらも強く抱きしめられた

翌日からイジメはなくなった

【意味怖】俺は気づいてしまった。

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終電が過ぎてしまって困っていた。
「あぁ、どうしよう」そんなことを何度も呟いていた。
ふと気づくと、目の前に黒いスーツを着た男が立っていた。

その男は俺と目が合うと驚いた表情をして俺にこう言った。
「お前さん、この前の・・・」
俺は考えた。見覚えがない人間にそんなこと言われても。
10秒間の沈黙があった。何故か俺はただならぬ危機感を感じていた。
「お前さん、この前の」
男が再びその言葉を口にしたとき、俺は気づいてしまった。

俺はその場を駆け出した。必死に走った。
もう大丈夫だろうと思って後ろを振り向くと男の姿はなかった。
俺は呟いた。
「あぁ、どうしよう」

数日後、俺がその男に殺されたのは言うまでもない。

【意味怖】日課

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今朝、妻が朝食を作る音で目覚めて、ベッドから起きたんだ。
それで、「おはよ~」っていいながら、二階の寝室から一階のリビングに入ったんだ。

そしたらさ、いつもなら「おっはー!」って言い返してくれるほど元気な妻なのに、
俺を無視してひたすら台所で包丁を動かしてた。

俺は、はっはーんと思った。
そういや昨夜、妻の浮気を暴いて、激しく言い争ったんだ。

それで今日、妻はバツが悪くて俺をシカトしてるのか。
俺は早く、その事は水に流したいのに。

妻(恵子)に「けいこ~水くれ!」って言っても恵子はおれを無視。
何だよ、人が折角この気まずい雰囲気をこわそうと思ったのに。

ふと時計を見たら、もうそろそろ会社にいく準備をする時間。
俺はそそくさと二階で着替えをすませ、また一階におりた。

その間、妻は俺に全く話しかけてこない。
俺もいい加減腹がたち、食卓には俺の分のご飯がちゃんと用意してあったが無視した。

俺は日課の、出社するついでのゴミ出しをするため、
台所の横にある黒色のゴミ袋を掴んだ。

そのなかは異様に重く、いつもなら東京都指定の半透明のゴミ袋のハズだったが、
今日は黒色の中身が全く見えないゴミ袋だった。

そのゴミ袋はあと五個ぐらいあったが、会社に遅刻しそうだっため、
一つだけ持って俺は玄関にいった。

知らない男物の靴もあったが、時間に急かされいたため、
たいして気にもせず、俺は集合住宅の階段をかけおりた。

住宅の真ん前にある、ゴミすてばに勢いよく怒りを込め
ゴミ袋を投げ捨てた
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