委員長には、元名古屋高裁長官で弁護士の中込秀樹氏(73)に就任をお願いしました。
委員は、外交評論家の岡本行夫氏(68)、
国際大学学長の北岡伸一氏(66)、
ジャーナリストの田原総一朗氏(80)、
筑波大学名誉教授の波多野澄雄氏(67)、
東京大学大学院情報学環教授の林香里氏(51)、
ノンフィクション作家の保阪正康氏(74)の6人です。
やはり、恐れていた通り、朝日側の人間で固めている。岡本行夫氏は河野談話支持派で、慰安婦を巡るアメリカでの対日決議案可決などの動きを日本国内における河野談話見直しなどの動きだと批判した人物である。
北岡伸一氏は、2007年6月27日の日経新聞紙上でアメリカでの対日決議案に関するコメントで『慰安婦問題は、政府が動揺するほどの問題ではない』と発言し、アメリカに広まった日本人の誤解を解く必要も無いと読み取れる発言をした方である。
田原総一郎氏は、海外で慰安婦問題を巡る誤解が広まった原因を朝日新聞ではなく日本政府だと断言しているし、波多野澄雄氏は『国家と歴史』なる著書で慰安婦問題を含めた戦後賠償で個人補償をしない日本政府は間違っていると断言した御仁である。
また、保阪正康氏は東京新聞へのインタビューで、1945年8月14日の閣議決定を持ち出し、慰安婦問題で『われわれには軍の関与を示す資料はないと言う資格はありません』と語った人物である。
残りの2名は『中立性』を訴えるためのダミーである。
さらに一言書くと、上記6名の平均年齢が68歳であることだ。又6名中4名が戦前に生まれている事も注記しておこう。
朝日新聞は社説で、歴史問題に関しては次世代の知恵で解決するべきと書いていた事を思い出す。だとすれば、今回の人選は主義主張が偏っている上に、年齢も偏っている。
朝日新聞が信頼を回復したいのであれば、30〜40代の歴史研究家に依頼し、1人ぐらいは産経系文化人を入れてはどうか?
これでは茶番だ。