にゃらの官能小説読書録

フランス書院文庫(黒本)愛読歴20年超の40代男の読書録。当面は新刊を中心に感想を書いていく予定です。FC2が本家ですが、何かあれば移転する予定です。どうぞ宜しくお願いします。

2017年12月刊情報

◎フランス書院文庫12月刊情報

フランス書院公式ホームページの「これから出る本」コーナーにて、12月のラインナップが発表されています。(タイトルのリンク先は版元ドットコムさんの紹介ページです。)






天海佑人『全裸家政婦【ふたりの兄嫁と義母】』




「旦那様、私が今夜のお相手を務めさせて頂きます」
裸エプロンを足下に脱ぎ落とし、ベッドに上がる美琴。
訳あって鳥居家の当主となった真也の生活は激変!?
どんな要望も叶えてくれる義母とふたりの兄嫁。
全裸お掃除、浴室でオッパイ洗体、お尻のご奉仕まで。
24時間、淫らな「おもてなし」をご堪能ください!



前作が『三匹の人妻奴隷家政婦』という題名なので、家政婦を題材とした作品は連続となります。(表紙イラスト担当は引き続き赤尾真代さんです。)「激変!?」「ご堪能ください!」というあらすじからコメディタッチの作品を思わせますね。






御堂乱『先生の奥さん【完全調教クラブ】』




「どうだ、奥さん。俺のでかいのが入ってるだろ」
子宮口を衝き上げられ、白い喉を仰け反らせる蓉子。
次々に体位を変えられ、カメラに撮られる淫らな姿。
落ちこぼれ生徒を家に上げたのが悲劇の始まりだった!
愛する夫にも言えず、苦痛と屈辱に耐える日々。
思い出の詰まった夫婦の愛の巣で二穴を穢され……



御堂乱さんの前々作品が『女教師【完全調教クラブ】』でしたし、先生繋がりで続編かと思われます。





神瀬知巳『ママと妹が僕の部屋に入り浸り』




「お母さんにバレないようにエッチしよっか」
コタツの中、和晴の股間に足を這わせる小悪魔。
一人暮らしの僕のアパートに押しかけてきた母娘。
狭い部屋での共同生活、視界に入る胸チラ……
兄妹の姦係に気づいた義母は叱ると思いきや、
「ママも我慢できないの」と欲情してきて……



9月に新刊を刊行なさったばかりの神瀬知巳さんですが、今までより早いピッチでの新作というのが驚きでもあり、思わず過去作品の続編ではと疑ってしまいました…。和晴という主人公は今までに登場していないので、恐らく新作とみて良いかと思います。楽しみです。






天崎僚介『夜這い未亡人【てほどき寝室】』




(やっぱり来た、私をいやらしい目で見ていたものね)
闇の中、寝たふりをして女陰を火照らせる恭子。
荒い息遣い、胸を揉む手、ふとももに忍び寄る指。
悠斗を熟女フェロモンで挑発しつづけた38歳の柔肉。
渇ききった未亡人の女体は、肉欲に溺れてしまい……
叔母、兄嫁、義母――淫らなてほどき未亡人たち!



「夜這い」、「てほどき」という言葉は最近のフランス書院文庫のトレンドになって来ました。誘惑作品のエース作家がどのように調理なさるのか、楽しみにしています。






綺羅光『人妻奴隷姉妹』

人妻奴隷姉妹 (フランス書院文庫)
綺羅 光
フランス書院
2017-12-26



「お姉ちゃんのよがり声を聞いて興奮してるのか?」
縄掛けされた肉体を深いストロークで抉られる歩未。
美姉妹を互いの眼前でいたぶり抜く容赦ない暴虐。
姉の夫の屈折した欲望が30歳と28歳を蟻地獄へ。
穢され、嬲られ、奉仕させられる屈辱の肉檻。
ドス黒い欲望に染められる人妻たちの白い肌!



キャリア30年以上の大御所もまだまだ負けぬとばかりに、コンスタントに新作を刊行なさっています。






鏡龍樹『雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる』




「お願い、私の身体をあなたの肌で温めて」
教え子の肉茎に腰を揺らし吐息を漏らすあゆみ。
真夜中の寝室、喪服のままで、身体を寄せ合い、
獣のように、性悦を貪り狂う二人は知らない。
果穂と紗栄子――二人の哀しき未亡人教師もまた、
満たされない欲望で女体を疼かせていることに……



こちらもキャリア20年以上の大ベテラン作家による新刊です。前作が約7年半振りの新刊でしたが、定期的に刊行なさるようで嬉しい限りです。






◎フランス書院文庫X

偶数月の10日前後はフランス書院文庫Xの刊行日です。今回はハードXノベルズからではなく、フランス書院文庫やリアルドリーム文庫作品からなのが特徴です。

夏月燐『若妻と誘拐犯』

若妻と誘拐犯 (フランス書院文庫X)
夏月 燐
フランス書院
2017-12-13



(もう夫を思い出せない。昔の私に戻れない……)
監禁された薄暗い六畳間にもれる若妻の呟き。
誘拐犯と二人きりの密室で朝から晩まで続く肉交。
志織の成熟した肉体は意に反して恥辱の絶頂へ。
27歳と24歳、狂愛の標的にされた人妻たち!




【元の作品】

『若妻と誘拐犯 密室の43日間』




(もう夫を思い出せない。昔の私には戻れない……)
監禁された薄暗い六畳間に、若妻の哀しい呟きがもれる。
誘拐犯と二人きりの密室で、朝から晩まで続く肉交。
対面座位で貫かれながら、清楚な美貌を染める志織。
27歳の成熟した肉体は、意に反して恥辱の絶頂へ……
狂愛の誘拐犯と美しき人妻、二人だけの43日間!
(元作品のあらすじより)



『狂愛の絆 若妻とストーカー』




誰かに見られている、誰かに尾けられている……
顔の見えない脅迫者の影におびえる若妻・有紀。
家族のいない停電の夜、男はついに自宅へ不法侵入。
夫婦の寝室で「夫」のようにフェラチオを要求。
後ろから裏穴を穢されながら、24歳は哀しく呟く。
私、大嫌いな男に犯されて感じはじめてる……



先月の北都凛さんのようにかなり久々のご登場となるのが夏月燐さんです。作品自体はちょうど12年前となりますから当時の色合いを残しているかはともかく、560ページという分量でヒロインが二人という点からすると、この両作品の合作ではないかと思われます。そもそも暫くご縁がなかった(とみられる)作家さんが何故今ごろになって?という疑問が出ましたが、来年1月にフランス書院文庫から『女子なぎなた部【全裸稽古】』が発売されるようですので、その販促とも言えるのかもしれません。(公式ホームページの紹介ページが11/30に追加されました。)






御前零士『絶望の淫鎖 襲われた美姉妹』




「それじゃ、姉妹仲良くナマで串刺しといくか」
ベッドの上、上下逆さで重ねた肉体を貫く男たち。
成績優秀な女子大生・美緒、スポーツ美少女・璃緒。
姉へのコンプレックスで妹のとった行動が悲劇を生む!
中年ストーカーに三穴を穢される絶望の肉檻!




【元の作品】

『啼きくらべ 恥辱に乱れる美少女姉妹』




可憐な美姉妹が中年男の肉罠の餌食に!
Fカップの美巨乳で容姿端麗、成績も優秀な姉・美緒。
溌剌とした健康美に満ちた美少女の妹・璃緒。
仲の良い姉妹がコンプレックスによる擦れ違いから
肉欲の権化に処女を散らされ淫獄へ堕とされてしまう!
「そんな……なかはやめ……っ、こんなのいやあッ」
(元作品のあらすじより)



御前零士さんは前回(2017年10月)の際もご登場となりましたが、慣例の通りリアルドリーム文庫時代の作品のリメイクとなりそうです。まだリアルドリーム文庫での版権が残っている状況での刊行のようでしたが、前作もフランス書院文庫X化に合わせたかのように、リアルドリーム文庫側もフェアの対象作品としているのが不思議です。
さて本作では「元の通りであれば」、フランス書院での御前零士作品としては初めての美少女凌辱ものとなるようです。こちらは412ページという分量からして、大幅に加筆されているのは間違い無さそうです。





DSKさんのブログでは、12月発売の「気になる」官能作品をピックアップなさっています。
2017年12月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫X※右側は底本の表紙 2017/12/13 発売若妻と誘拐犯(著:夏月憐)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(もう夫を思い出せない。昔の私に戻れない……)監禁された薄暗い六畳間にもれる若妻の呟き。誘拐犯と二人きりの密室で朝から晩まで続く肉交。志織の成熟した肉体は意に反して恥辱の絶頂へ。27歳...
2017年12月の気になる官能書籍

毎年の恒例になりました『こんな官能小説が読みたかった!2018年版』のDSKさんの書評も楽しみにしています。






◎美少女文庫

美少女文庫の方も中堅どころの作家さんで固めていて、やはり手堅い印象ですね。山口陽さんの作品は『我が家のリリアナさん』という葵渚さんのオリジナル作品がありますので、そのノベライズとなりそうです。






鷹羽シン/たくじ(イラスト)『日米俺嫁大戦 金髪処女ビッチvs.黒髪の妹巫女』




「ホウタの××、レニーの奥まで入ってマス……ワタシ、ビッチのフリまでして、やっと、バージン捧げられマシタ……。……アレ? おかしいデス。ワタシ、涙が出てきちゃいマシタ。シアワセなのに……」
青い瞳に煌めく滴を滲ませて、微笑む金髪グラマー幼なじみ・レニー。
大胆すぎる再会ハグ&キスも、爆乳を見せつける挑発コスプレ撮影会も、過剰なスキンシップデートも、スパイスーツ姿での夜這いも――全部、恋する乙女の背伸びだったのだ。
「俺も、初体験の相手がレニーで幸せだよ」
砲太は豊満ボディを力いっぱい抱きしめて、膣内の感触も肉棒で存分に堪能する。
 ――――…………
「だ、だめです! にいさまのお相手は、天孕の巫女たる、この美凪なのです!」
しかし、遠く山奥の神社から、二人の関係に嫉妬する黒髪の妹巫女が襲来して……








青橋由高/HIMA(イラスト)『僕には家事妖精(シルキー)なメイドがいます』




「絹葉の蕩け顔、見ないでくださいませ!」
屋敷や暖炉に取り憑く家事妖精の女心を奪った少年ご主人様の愛と責め。
英太郎は絹葉の両手首をがっちり握ってベッドに押しつけると、律動を激しくしてくる。
「ああいけません、顔を隠させてください」
「ダメだって、目を瞑っちゃ。いつもみたいに瞬きしないで、じっと僕だけを見つめて」
至近距離で、感じている顔を見られながら、白い貴婦人は身も心も主に捧げていく。
 気づけば絹葉はだらしなく喘ぎ、少年の腰に両脚を巻きつかせていた。
(マスターの××、また逞しくなりました。私のイキ顔に興奮してくれているんですね)
イギリスから日本へ渡って以来、妖精とも亡霊ともつかないシルキーになって以来、こんなにも人を愛しく思えるなんて……。








山口陽/葵渚(原作・イラスト)『我が家のリリアナさんと夏休み!』




「達也さんの精液、今日もこんなにいっぱい、注いでもらえて……私、とても幸せです」
両腕を広げ、満面の笑みを浮かべるリリアナさん。白銀の髪も、煌めく褐色の肌も、溢れんばかりの巨乳も、興奮をそそるお尻も、全部、アナタのもの……。
リリアナさんとの甘い甘い同棲生活も季節は夏……最高の夏休みが今始まる!
汗だく濃厚セックスに、いちゃいちゃ混浴ご奉仕、二人きりの大胆水着ショー!
何度愛しても愛し足りないリリアナさん。
時にはぬるぬるオイルマッサージで、淫魔コスプレで搾られて。
しっとり浴衣エッチでも、可愛い絶頂姿を見せてくれる……
我が家のリリアナさんは、どんな願いも叶えてくれる!

神瀬知巳「世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師」5

神瀬知巳「世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師」
(フランス書院文庫、2009年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年12月10日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

母親が浮気して出奔し父親も家庭を省みない環境に置かれた遼一はある日ひとみと深い仲になるが、母親の面影に似た怜子とも倒錯した関係に陥ってしまい、どちらかを選べない彼の為にひとみから3人で暮らす事を提案される。


【登場人物】

真田遼一
17歳。高校2年生で陸上部に所属している。生徒会長も務めており努力家で優しい性格で、端整な容貌をした文武両道の優秀な少年。母は昨年浮気して家を出て行ったばかりで父親も関心を抱かず、心身のバランスを崩し学校を休みがちになった。童貞。

朝岡ひとみ
30歳。遼一の通う高校の英語教師でクラス副担任。学内で優秀なクラス担任を担う怜子のサポート役でもある。水泳部の顧問も務めており、女らしく優雅で上品なグラマラスな女性。5年前に一度結婚したが、夫は間も無く病死した。それ以来男性経験は無い。

北見怜子
24歳。遼一の通う高校の数学教師で、2年生になった彼のクラス担任になった。女子テニス部の顧問を務めており、プロポーションが良くクールで高貴さを漂わせる雰囲気が遼一の母親に似ており、彼が関心を抱くようになる。恋愛経験は全くなくて不器用で処女のまま。

※第一章と第二章は遼一が高校1年生の時の話ですが、人物の年齢は第三章以降で統一しています。


【展開】

両親の離婚騒ぎで気落ちし欠席がちだった1年生の遼一は冬休みに美術室で補習をする為鍵を開けて貰おうとひとみを待ち続けていると、昼になって彼女は約束をうっかり忘れていたと謝罪し、慌てていたのか競泳水着にブラウスを羽織った姿でやって来る。カーテンを開けようとしてうっかり花瓶を倒しそうになりひとみが花瓶を支え助けを求めるが、尻を突き出した格好に欲情した遼一は、彼女に抱き付きながらぺニスを取り出し水着越しにお尻の谷間へ擦り付けながら射精してしまい、秘所を弄られたひとみも思わず気を遣ってしまい教え子のキスを受け入れてしまう。

その日の放課後ひとみは更衣室で水着に付着した精液の臭いを嗅ぎながら久々にオナニーしてしまい、教え子に余計な気遣いはさせまいと電話をして次の日も美術室での補習に立ち会うことを約束したものの、遼一が責任を取って退学すると口にしたのを聞いて背後から抱き付き股間の盛り上がりに触れる。仮性包茎ながらも彼女が目にした中では一番大きなぺニスに惹かれていくのを感じつつ手扱きしてあげると、そこへ校内の見回りで怜子がやって来てすかさず首に巻いていたスカーフを解き、股間を隠しながらも手淫を止めようとはしない。怜子が去り緊張から解放されたのか遼一がスカーフの中で盛大に射精したのを見ると、綺麗にしてあげると自ら勃起に顔を伏せて残汁を吐き出させ、再びぺニスがいきり立つのを知るとそのまま口唇奉仕で射精に導いてしまう。ひとみも我慢できず黒い下着のクロッチをずらし精液の付着したスカーフを秘唇に擦り付け、彼の見ている前で陰核を指で弾きながら達するのであった。

遼一が進級し生徒会長となり以前のように頻繁に逢えなくなったひとみは、ある日英語準備室に呼び出して窓際に立たせねちっこくアニリングスを施しパイズリフェラで迸りを受け止めると、色欲女のように振る舞いながらオナニーを披露してしまう。女教師という立場から恋心を露呈させる訳にもいかず、ひたすら遼一の性欲処理係を装うものの童貞を奪ってしまいたいという衝動に駆られ、わざと彼を煽る言葉を並べて挿入を促してしまう。中出しされて遼一の告白を引き出すと二度の射精でまだ萎えない少年との交合を求め、屈曲位で膣穴深く白濁を受け止める。

その頃女子テニス部の練習を終えた怜子は部員たちが遼一が女性と絡み合っていたのを校舎の窓から見えたという不穏な噂を聞いてしまい、生徒会室へ向かい教え子が机に伏せたまま眠っているのを見掛けて起こそうとするが、遼一が寝ぼけていたようで唇を奪われてしまう。優秀な生徒から女の匂いを漂わせているのに気付き、怜子は遼一を床に正座させるとネチネチと問い詰めるが、一向に相手の女の名前を割らないことに業を煮やし自らのテニスウェアが欲情させていることに気付かずに股間の盛り上がりを指摘する。言葉なぶりにしながらぺニスを露出させると手扱きで射精させ、濡れた秘所をクンニさせてその無様な姿を携帯のカメラで撮ると、恭順させたことを示すかのように毎日のように逢うことを強いてしまう。
遼一との爛れた関係も二週間が経ち球技大会が開かれた午後に怜子は図書館に教え子を呼び出し、全裸にして手を縛り椅子に座らせ彼が窓の外の光景に目を奪われているのに嫉妬して手で射精させると、お仕置きとばかりにチンぐり返しにしてアヌスを下でほじりながら二度目に導いていく。そんな怜子の態度に遼一は余裕の無さを感じるが、手を自由にされてせっかちなまでに騎乗位で繋がった彼女が実は処女だったことに驚きつつも、デレに転じた担任教師を可愛いと思いながら中出ししてしまう。

怜子にかまけてばかりの遼一は三週間後のある日の放課後にひとみから用があると準備室に呼び出され、白衣の下に球技大会で着ていた大胆なパンツ姿にタンクトップという姿を見せられる。女教師がノーパンノーブラでしかもパイパンにまでして自分に抱かれるのを期待していたと知り、遼一はサディスティックにひとみを押し倒しバック姦で中出しすると、彼女の求めに応じて後ろの処女も奪い腸内に白濁を注ぎ込む。遼一から怜子も好きになったと聞かされたひとみは、少年の母親に似た厳しさを怜子に見いだしていることに気付き、異常な関係なのかもと呟きつつも三人での仲を提案してみてはと告げるのであった。

日曜日を迎え怜子は遼一の父親を交えて三者面談をするつもりで自宅を訪ねたものの、とんだ肩透かしを食らったものの素直に帰る気にはならず彼の言葉を待っていると、まるで抱かれることを期待していたようだとわざわざタイトスーツで訪問した意図を見抜かれる。遼一は自信たっぷりに怜子をバックにして貫くと、まだ迷っている彼女に言い聞かせるように激しくピストンし、危険日だけど中に出してと告げられると絶頂へ導きながら気絶させてしまう。目覚めた怜子は遼一の書き置きを見て家庭教師のバイトをしていると初めて知り浴室に向かうと、暫くしてひとみがやって来てグラマラスな裸体を見せながら身体を抱き寄せられ腕を拘束されてしまう。女同士でと抗う怜子をよそにひとみは若い女教師の身体の感じるところをさんざん愛撫しては何度もアクメに導いていると、いつの間にか遼一が帰宅する時間になっておりすっかり無毛になった怜子の秘所に挿入を促す。なおも言葉だけはアンバランスな関係だと抵抗するものの、教師が生徒に恋するという罪を半分ずつ背負っていこうというひとみの言葉に納得しまたも中出しを受けると、今度はディルドーを使ったひとみと膣穴で繋がりながら遼一に後ろの処女も奪われて絶頂を迎えるのだった。


【レビュー】

神瀬知巳作品としては六作品目と最も脂の乗り切った時期であり、前後の作品ともに約400ページ前後に渡る分量となっている。(注:本作は17行であり、通常の16行換算では400ページを越えている)ねっとりじっくりと主人公をショタコン気味に愛していく未亡人と若手女教師との情交は、最後の1章を除けば高校の至るところで繰り広げられており、官能小説で必要な背徳感は十分に味わえるのではなかろうか。

メインヒロインで全体の約7割に渡る描写を占める未亡人女教師のひとみは、1年生の時の担任で2年生では副担任というポジションであり、まだ経験の浅い若手女教師の怜子を見守る位置にもいる。まだ10代の主人公に惹かれつつも年の差も意識せずにはいられず、セックスに至るまでの迷いも盛り込んでいるのだが、意外にも未亡人らしさは感じられずに主人公にアニリングスを施すのは突拍子な印象でもある。

主人公が2年生の時の担任となる怜子は浮気で出て行った彼の母親に性格的に似ているところもあり、教え子に対してサディスティックな態度で初めてを迫ってしまい、恋愛に不器用なためにどうしようか迷う描写もあってひとみとは一味違っている。主人公とひとみで出来上がっているところに割って入るポジションで賛否はあるだろうけども、対抗ヒロインとしての立ち位置としてはこれで良いと思われる。

主人公はひとみに対しても怜子に対してもアニリングスを受けて悶えたり甘えてみたりと当初は甘えん坊な一面が見えるが、中盤で怜子との経験を経てからは自信が付いたのかSっ気を見せるのはらしいというところではある。個人的には自信過剰なよりは甘えん坊の方が好ましいと感じるので、本作はかなりのお気に入りな方に入ると思う。


愛好家SさんとDSKさんのブログにて、本作を紹介なさっています。

1625『世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2009/02 発売●あらすじ家庭不和に悩んで欠席がちだった優秀な少年が、若くして未亡人になった女教師と深い仲になって生きる力を与えられた。そして、少年に恋人がいるのを知った担任の女教師は、自分の気持ちに気づく事になる。●登場人物【真田遼一】16歳。童貞。高校一年。陸上部所属。努力家で優しい性格で、端整な容貌をした、文武...
1625『世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師』

2009/2/23 発売世界一甘い授業-未亡人女教師と新任女教師著:神瀬知巳、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「先生、今ね、とっても淫らな気分なの…」濡れたブラウスに透ける女教師の柔らかな乳房。太腿の付け根には漆黒の翳りを隠す極小...
世界一甘い授業-未亡人女教師と新任女教師(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)








2005年にデビューして以来常にフランス書院文庫での誘惑路線でのトップクラスに居続けている神瀬知巳さんですが、2017年は意外にも年三作品目と量産体制にあるようで、それでも初めは既刊の後日談かと思っていました。




「お母さんにバレないようにエッチしよっか」
コタツの中、和晴の股間に足を這わせる小悪魔。
一人暮らしの僕のアパートに押しかけてきた母娘。
狭い部屋での共同生活、視界に入る胸チラ……
兄妹の姦係に気づいた義母は叱ると思いきや、
「ママも我慢できないの」と欲情してきて……



和晴という主人公はこれまでの神瀬作品には登場したことがないので、恐らくは完全新作ではないかと思います。初期の作品では「書きたいだけねっとりじっくりと」という足し算の論理が働いていたものの、キャリアを経ていく内に「少ない分量でも読者の想像に委ね興奮させられるか」という作風に転じてきたように思われます。まぁたまには足し算の論理の作品も読みたい気もしなくはないですが、無理のない範囲で新刊を出していただければ嬉しい限りです。

神瀬作品に限りませんがショタコンめいた愛情を主人公に注ぐ作風とは言え、近年は徐々に主人公の年齢が上がってきているのは時代の要請だと言えるのかもしれません。「こうしたい(こうされたい)」と思う初体験もありですが、神瀬作品では主人公の後半のテクニシャン振りを描いてもおり、近年のフランス書院文庫の凌辱作風のチートな主人公に通じるものもあります。一冊で二度美味しい作りが神瀬作品のロングランヒットの秘訣なのかと思いますが、いかがでしょうか?

宗像倫「夢の女看護師寮」4

宗像倫「夢の女看護師寮」
(フランス書院文庫、2017年11月、表紙イラスト:渡邉康明)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

夢の女看護師寮 (フランス書院文庫)
宗像 倫
フランス書院
2017-11-25




【あらすじ】

大学進学を機に新居に引っ越しし不注意で指を怪我した慎司だったが、従姉の佳奈が勤務先の病院まで付き添ってくれて同じナースのしのぶや唯と知り合う。そして1ヵ月後に指の固定が取れたお祝いの飲み会に誘われた帰りにしのぶの部屋に招かれ脱童貞を果たしたものの、その後はあしらわれてしまい何とか逢う機会を待っていた時に唯に誘われて…。


【登場人物】

高村慎司
19歳の大学生で佳奈の従弟に当たる。1年浪人して志望校に合格し、新居で引っ越し作業をしていた時に転倒して指を怪我してしまい、佳奈の勤める病院で手当てを受けたのがきっかけでしのぶや唯と知り合うことに。佳奈に仄かな好意を抱いていたが…。女性経験はない。

里崎佳奈
25歳。慎司が住む街の総合病院で看護師として働いており、既に婚約者がいて彼の海外赴任が終わったら結婚する予定。現在は病院の借り上げ社宅であるマンションに一人で暮らしており、隣人同士のしのぶや唯と度々女子会を開いているらしい。艶やかな黒髪にスレンダーながらも豊かなバストの持ち主。過去にナンパ男に無理やり犯された過去がある。

太田しのぶ
30歳。佳奈と同じ病院で働くナースで異動により職場は変わったものの、部屋が隣同士で元は先輩後輩という間柄もあり親しくしている。肩まで伸ばした栗色のウェーブ掛かった髪形でスタイルが良いが、過去に何人かの患者と付き合ったものの、本人の気の強い性格もあってか長続きせず現在も独身。

小久保唯
20歳。この春からインターンとして採用された看護学校の5年生。深い栗色のショートカットに小柄な体格で、愛らしい性格もあり誰にでも好かれそうなタイプ。見た目に反して男性経験はそこそこあるが、イマイチ恋愛にのめり込めずにいて現在はフリー。佳奈の隣人でしのぶとは反対側の部屋で暮らしている。


【展開】

引っ越しの手伝いで来てくれた佳奈の目の前で転倒して利き手の指を骨折した慎司は、彼女の付き添いで勤務先の総合病院で治療を受けたが、泊まりで介護してあげようかと提案され戸惑いつつ申し出を断る。そして話の途中で佳奈が借り上げ社宅で男子禁制の寮に住んでいることを聞き、更に彼女には婚約者がいて彼が帰国したら入籍するつもりだと知って少なからずショックを受けてしまう。

治療を始めた翌月やっとシーネ(添え木)が取れた慎司は佳奈の提案でしのぶや唯も招いて飲み会を開くが、マンションに着いたところでしのぶがコンビニに行きたいからと付き添うことになり、他の二人が自室に入った後で買い物を済ませて部屋に招かれる。しのぶと二人きりの状況で勃起したのを覚られてしまうが、手でならしてあげると誘われ呆気なく果ててしまったものの、まだガチガチなのねとお掃除フェラまでしてくれる。どうやら慎司の口からセックスさせてと言わせたかったらしく、しのぶは横たわった慎司に避妊具を着けさせてから交わるが、二年ぶりの交合で痛みを感じ挿入を解くと指ピストンと陰核弄りさせる。程よく濡れたことを確認すると正常位での慎司の突き上げに合わせて果ててしまったものの、恋愛に臆病なしのぶは慎司から一週間後に連絡が来ても逢えないと断ってしまう。

どうしてもしのぶに逢いたいと慎司は寮の前で張り込んでいると、そこへ帰宅した唯と会い咄嗟に佳奈と話をするためだと嘘をつくが、ならば帰ってくるまでウチにと誘われ彼女の部屋に招かれる。長話の末にトイレに入って用を済ませると、何と唯がトイレと浴室の仕切りの向こうで着替え始めており、それを見た慎司は衝動的に彼女に抱き付き押し倒してナマで挿入して果ててしまう。慎司に好意を抱いていた唯はその呆気なさに怒る気もせずシャワーを浴びると、リビングで待っていた慎司を見て彼女がいないなら付き合っちゃおうと提案し、避妊具は無いだろうと口唇奉仕でイカせようとする。暴発を免れた慎司はバッグからゴムを取り出して装着すると正常位で交わるが、後ろからしたいと告げて体位を変えつつも、唯が顔を見ながらしてと嫌がり始める。再び正常位で交わっていると隣室のドアの開閉音が聞こえたがどうにか言い繕い、声を出すまいと恥じらう唯とともにフィニッシュする。

二人が付き合い始めてから十日後唯の部屋で二度目の交合を済ませた慎司は帰宅しようと外に出ると、何としのぶとばったり顔を合わせてしまい部屋に入れてもらい恋人になったと釈明する。けれどしのぶも忘れられない。そんな押し問答の末にナマでしのぶに挿入して果てると翌朝まで居座り、出勤前の慌ただしい時にもしたいと求め指ピストンで絶頂させる。何だかんだ言いながらも避妊具を用意していたしのぶは前に果たせなかった騎乗位で慎司と繋がるが、疲れるからとバックで犯してもらいながらお尻を叩いてと求めてしまう。しかし慎司のタフネス振りに先に音を上げてしまい、しのぶは口でしてあげるとペニスからゴムを外し、濃厚な白濁を飲み干すのであった。

慎司がしのぶの部屋に泊まった数日後唯の初めての夜勤の日に彼女の部屋を訪ねた慎司は、夜になったらしのぶの部屋にでも行こうとふとベランダを見ると、隣室と繋がっていることに気付き部屋に入れないものかと思案する。幸い佳奈の部屋の窓はロックされておらず中に入ると、布団で眠る彼女がロングTシャツ一枚だと気付き、下着越しに秘所や乳房を触り始める。しかし佳奈が目覚めてしまうと姦るしかないと決意し、指ピストンで濡れていることを指摘した後に正常位で犯すが、興奮のあまりにあっさりと果ててしまう。精液を掻き出してあげると指ピストンを始めると、佳奈をイカせるつもりで指を早め潮吹きまでさせるが、彼氏の名前を口にしたのを聞いて闘争心に火が付きナマで挿入する。屈曲位にして膣内の天井を意識した突き上げに佳奈が絶叫するのも構わず中出しするが、愛してると言っても彼女の返事を聞くことは無かった。

その翌週佳奈とコンタクトが取れずにしのぶに連絡を取った慎司は部屋に招かれると、早急なまでに交合を求めつつも指ピストンでしのぶもヨガるのを見てテクニックが上がったのだと自信を持つ。ナマでの交合の果てに外で出すとしのぶから本当の用事はそれだけでないでしょうと問われ、佳奈に謝罪したいから手伝って欲しいと頼み、しのぶを使って佳奈の部屋のドアを開けさせる。しのぶの目の前で佳奈を押し倒した慎司は彼女の秘所を露わにしてクンニでイカせると、タオルで手を縛ってから従弟に犯される体なら良いだろうと告げて挿入する。二人を見守っていたしのぶは佳奈が本気で嫌がってはいないと見抜き、「佳奈が寮にいるうち」と期限を切り説得させ、見ていると自分もしたくなるからと部屋を立ち去る。唯がいながらも自らはセカンドラバーだと言い切る先輩ナースの言葉に免罪符を得られたのもあって、佳奈もやっと慎司を受け入れるのであった。

あとは唯を説得させるだけと考えた慎司はある日佳奈を連れて唯の部屋を訪ねると、単刀直入に佳奈やしのぶとの関係を告白する。佳奈に憧れを抱いていた唯は期間限定の関係でしのぶも二番目で承知していると聞かされれば納得せざるを得ず、更に目の前で慎司と佳奈が交わっているのを見せてとねだると、二人のシックスナインや騎乗位での交わりを目の当たりにする。オナニーして軽いアクメに達した唯に順番が回り慎司はナマなのを知りながらも交わると、背後で佳奈もオナニーでイッたのを見て唯を愛撫してと招き、二人が期間限定でのレズ関係になるのも認めて膣内へ射精する。

三人との奇妙な関係を順調に進めてきた慎司は20歳の誕生日の前夜に佳奈に招かれて部屋を訪ねると、三人お揃いでキャップまで被ったナース服姿で出迎えてくれる。スポーツで同じ指を痛めた慎司は入浴介助だとしのぶに浴室へ連れて行かれると、後を付いて来た唯に佳奈とレズり合い準備するように告げ、立ちバックでしのぶと交わって背中に精を浴びせてリビングに戻る。唯が佳奈を責め立てる姿に欲情すると佳奈にイラマチオさせ、しのぶも愛撫に加わったのを見てペニスを佳奈に挿入するが、先に彼女の方が女たちの二点責めに呆気なく絶頂してしまう。慎司が果てていないのを見て女たちが口唇奉仕を始めるが、初めての感覚に先端を咥えていた唯の口内に射精してしまい、まだしてもらってないと拗ねる唯を含め三人をバックにするとそれぞれの膣内を交互に抜き差しし誕生日を迎える。

九月に入りやっと指の怪我も完治した慎司は病室の奥の並びにあるトイレの個室で夜勤明けの佳奈に口唇奉仕してもらうが、流石にここで本番はダメと窘められる。今夜は慎司の快復祝いと佳奈の退寮祝いを行うからと告げられ、慎司は退寮の意味するところを知るだけに聞いていない振りをするが、佳奈の口からこれからもちょくちょく「寮にいる」からと関係の継続を約束してくれたのである。嬉しさのあまり慎司は佳奈の口内に射精するが、この従姉は帰ってから夜まで眠りたいけど昔みたいに一緒に寝る?と誘いを掛けるのであった。


【レビュー】

大学進学を機に新居に引っ越ししたものの、不注意で指を怪我した主人公は、手伝いに来てくれた従姉のナースである【佳奈】(25歳)に付き添われて治療を受けたが、その時に知り合った【しのぶ】(30歳)や【唯】(20歳)と親しくなっていくまでが本作の前半部分である。三人は男子禁制の女子寮で暮らしており、佳奈からみて他の二人とは両隣の住人という関係だが、従姉とは言え仄かな好意を抱いていた主人公は佳奈に知られまいと「侵入」を繰り返していく。
やがてそんな関係も佳奈の知るところとなり主人公はここぞとばかりに「強引な和姦」によって引きずり込むと、他のヒロインたちを巻き込んで彼女が快感に溺れていく姿を披露し、それぞれとの関係を認めさせて「つかの間の」ハーレム形成に繋げていくのが後半である。(「強引な和姦」路線はこの作者がデビューしてから一貫して描いている流れである)

主人公を誘って脱童貞に導いたものの過去の経験から恋愛に踏み込むのを躊躇するしのぶ、恋人関係になれたものの佳奈にも憧れを抱く唯、婚約者がいながらも主人公に強引に迫られて背徳の喜びを感じる佳奈とヒロインそれぞれの設定は凝っている。とは言え現実的に考えると主人公と唯の年齢が最も近く、「つかの間の」ハーレムという判断になるのも佳奈には婚約者かいるし、しのぶも年の差を考えて愛人的なポジションを望むからである。ナースという立場もあって情交場面の過半で避妊具を着けてと求められるし、だからこそナマで交わる倒錯も描かれるのだが、甘いようで苦味も…という作者の持ち味もあってイマイチ振り切れないところが感じられたのは致し方ないのかもしれない。






「強引な和姦」という作風でデビューなさった宗像倫さんの久し振りの新作ですが、本作のあらすじでも「聖域への侵犯は終わらない」と書いていることから、あくまでも甘いだけの誘惑作品ではないよと予告なさっている訳ですね。近年ではそうした甘々誘惑自体を謳う作品は一時期に比べると減って来ていますが、本作を誘惑?凌辱?で二分しようとすると非常に難しいものです。しのぶは自らアプローチを掛けてきたのだから誘惑ですが、唯と佳奈は嫌がっているのに主人公が犯した形であるけれど、二人とも主人公への好意自体は元々あったのだから凌辱とは言い切れない。だから「強引な和姦である」、そんなところでしょうか。

昨今フランス書院文庫の誘惑路線では初めは嫌がるヒロインもいながらも、主人公からの懇願に負けて身体を許してしまい、射精しても萎えない逞しい一物に惹かれていく…という展開はお約束になっています。逆に凌辱作品も然りで人妻、未亡人、女教師と肩書きこそ違えど、初めは立場もあって拒まざるを得ないが、いざ抱かれるとその次の二度目からは受け入れてしまう。乱れている場面を盗撮されて、或いは淫らになる薬を使われて(実は使っていない)という免罪符があるからなのかもしれません。そうした傾向が更に進んでいくと、最早誘惑・凌辱に分類する必要は何だろうと考えてしまいます。でも売り手(書き手)としては分かりやすいアイコンがあってこそなのかもしれず、せめて題名からして判別できるようにしていただければ良いのかなと思います。

宗像倫さんの作品の場合そうしたヒロインの言い訳と本音を巧みに書き上げていらっしゃいますが、ちょっと回りくどいのかな?と思われるところも見られます。佳奈は凌辱された過去があるといった要素は、無くても良いのかなと思うところです。好意を抱いていた従弟に抱かれて初めてセックスの良さを感じたというなら分かりますけれど、そういう訳でも無さそうだからです。もっとストレートな表現でも官能小説として成り立つ訳で、変に難しく捻る必要も無いのかなとこれはあくまでも私の勝手な意見ではありますけどね。

鷹山倫太郎「尼僧とシスターと僕」4

鷹山倫太郎「尼僧とシスターと僕」
(フランス書院文庫、2017年11月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

尼僧とシスターと僕 (フランス書院文庫)
鷹山 倫太郎
フランス書院
2017-11-25




【あらすじ】

大学の先輩である美紀のフィールドワークに付き合わされ、県境の集落にやって来た壮太は十和子のいる修道院を訪ねるが、姿が見えないと探し回っていると、淋浴中の十和子の裸体に見とれてしまう。しかし彼女に気付かれ最悪の初対面を済ませた後、美紀の母親の芳江が出家している寺に泊まるが、何と大胆にも十和子を抱いてあげてと唆され…。


【登場人物】

吉岡壮太
20歳。文化人類学を専攻する大学生で、先輩である美紀に地母神信仰に関する学術調査に付き合うよう頼まれ、県境にある集落で10日間フィールドワークに付き合うことになった。美紀から好意を持たれていることには気付かない真面目な青年だが、女性経験は数える程度にある様子。

唐沢十和子
29歳。県境のある集落にある修道院で独り修行に励んでいるシスター。産まれてすぐ修道院に置き去りにされたこともあり孤児ということを引け目に感じ、万事控えめな性格で男性との付き合いもない。手足が長く腰まで伸ばした栗色の髪型がハーフを思わせ、バストもEカップとスタイルも良い。

片岡芳江
40代半ばと思われる美紀の実母で、夫が亡くなり美紀が進学したのをきっかけに出家し現在も修行中の身である。古い寺に独りで暮らしているが、同じ地域にある修道院の院長と懇意にしており、三年前に亡くなってからは十和子の母親代わりを自認している。慈愛に満ちた優しげな美貌は若々しく、メートル超えのふくよかな乳房が特徴的な豊満な体型で、時折妖艶な雰囲気を漂わせ壮太を惑わせている。

飯島美紀
25歳。芳江の実娘で大学院で文化人類学を専攻する才媛。美人ではあるが周囲の男を引き寄せないほどに冷たい印象を与えるが、唯一壮太にだけは先輩の特権を駆使しつつ特別扱いをしている。スレンダーながらもDカップとスタイル抜群だが、もしかして壮太が巨乳好きではないかと気掛かりな様子。一応男性経験はある。


【展開】

学術調査で修道院を訪ねたものの十和子が見付からず、壮太は美紀と手分けして行方を探し裏手に回ると、彼女が淋浴しようと修道服を脱ごうとしているところであった。色気などないクラシカルな装いに目を奪われ裸体を見とれていると後ろから美紀がやって来て声を掛けられ、その物音で十和子に気付かれた上に覗きは破廉恥だと美紀に叩かれてしまう。そんな最悪の初対面の話を芳江のいる尼寺で話をすると、彼女は災難でしたねと言いつつも宗派は異なれど十和子と懇意にしており、これからの滞在が良縁となりますようにと色っぽく言われ壮太の困惑は隠せない。

調査を始めて三日目の夕方になり寺の文献を探していた壮太は、芳江から間もなく外出中の美紀が帰宅する頃だからと入浴を勧められるが、何故か芳江が白襦袢姿で入ってきて背中を流してあげると告げられる。俗人さながらに妖艶な雰囲気を漂わせる芳江に欲情した壮太はエレクトしてしまうが、唐突なことに十和子を女にしてあげて欲しいと唆され、しかも勃起に気付いていたらしく問答無用とばかりにお珍棒と呼びぺニスを握られる。ふぐりにまで手を伸ばされ呆気なく果てたものの、更に芳江はお清めと称して濃厚なフェラチオまで施し二度目に導かれるが、まだその先もと期待したところで美紀が帰って来て中断させられてしまう。

その頃調査から帰って来た美紀は今回の旅行で壮太と結ばれたいと決意したのに、十和子の件で怖い先輩だと思われたに違いないと自らの不器用さを悔いていたが、隣の壮太の部屋から大きな物音がする。顔を赤らめ熱にうなされて倒れている壮太を見付けたが、何故か手を引かれ押し倒されて唇を奪われてしまう。ロマンチックとは言えないが壮太に委ねるつもりで愛撫を受けていたが、その途中で彼が我に帰ったようで美紀を犯そうとしていたことに始めて気付いた様子だが、彼女は秘所をさらしたままで終わりに出来ないと続きをしてと求める。クンニで絶頂した美紀は壮太の小柄な身体に似合わぬ偉容にたじろぐが、肉棒の蹂躙を受けて中出しを受け入れると、今度はヒップを突き出してもっとしてと性交を求めるのであった。

翌日修道院に泊まりで訪ねた壮太だったが朝早い時間に股間の違和感に気付きそっと目を開けると、何と十和子が黒いベールを纏った修道服姿で彼の朝勃ちを露わにしてぎこちなく触れていることに気付く。じわじわと性感に追い込まれた壮太は盛大に射精し十和子に浴びせてしまうが、彼女の意図が分からずに起きることが出来ない。その日一日をぎこちなく過ごし尼寺に戻ってきたが、その晩芳江の部屋に呼び付けられ何故十和子に手淫までさせておきながらセックスしないのかと問われる。神仏に仕える身であっても生身の女だから性欲はあると言わんばかりに説かれた壮太は、芳江の自慰を目の当たりにすると滾った若竿を挿入し、法衣から溢れた乳肉に顔を埋めながら射精してしまう。なおも勃起したままの肉棒を見て芳江は法衣を脱ぐと、横たわった青年の上に跨がりあられもない声を挙げ絶頂してしまう。

翌日壮太は美紀と共に修道院を訪ねるがすぐさま芳江の呼び付けられ彼女が尼寺に戻っていくのを見送ると、礼拝堂の清掃をしている内にポケットに入れたペンを落とし懺悔室にまで転がっていってしまう。服が引っ掛かり出るに出られないでいると、そこへ十和子がやって来て自らの淫らな行為を懺悔し、壮太への好意を打ち明けているのを聞いてしまう。またしても間の悪いことと思っていると十和子に声を掛けられて彼女の部屋に連れて行かれ、単刀直入に抱いて下さいと求められる。脇の下の秘毛が未処理だと知って壮太の興奮は増し、指で陰核を責めてアクメさせると正常位で処女を奪い、二度目は四つん這いにして獣のようだと恥じらうシスターを貫くのであった。

しかし芳江や十和子とはこの時の一度限りで滞在も最後の夜を迎えると、芳江の提案で慰労会と称して十和子も招き般若湯を飲み空かしていくが、突然芳江は飲みが足りないとばかりに口移しで壮太に飲ませてしまう。呆気に取られる十和子や美紀のいる前で何と芳江は壮太に抱かれたと暴露し、酔い始めた青年を誘惑して十和子にも奉仕に加わるように告げる。呆然とする美紀をよそに二人の聖職者から口唇奉仕を受けた壮太は射精するが、これをきっかけに何かに取り憑かれたかのように美紀から十和子の順に荒淫を繰り広げ、更には芳江をも押し倒して快楽絶頂へ導くと、美紀のフィールドワークを引き継ぎまたここに来るからと宣言する。聖職者たちも頼もしそうに壮太を見つめるのであった。


【レビュー】

「尼僧とシスター」という大胆な題名(と川島健太郎氏によるイラスト)から抱く印象は、いずれのヒロインも聖職者で性に対して慎みを持たねばならない立場であり、その一方で生身の女性である以上は淫欲も内包する複雑な設定である。官能小説でお馴染みの女教師以上に貞淑であるべき聖職者二人が大学生の主人公と出逢い、自らの性欲と向き合いながらも仏道や修道に身を置くだけに、越えられぬ最後の一線があるのは自然な流れと言えるのかもしれない。

・未亡人尼僧の【芳江】(40代)
地母神信仰にまつわる学術調査で先輩の美紀とともに県境のある集落を訪ねた主人公を待ち受けていたのは、美紀の母親でもあり夫を失ってから出家中の身の芳江で、本作での情交場面の大半において旗振り役となっている。娘の研究に協力するのを口実としながらも彼女の真意は別のところにあり、主人公を巧みに誘惑しながらも自らもまた女としての欲情と向き合い、関係を築いていくのだが…。

・芳江の娘【美紀】(25歳)
知的でお堅い印象の美紀は主人公に好意を抱いており、大学院生の先輩としての特権を利用してこき使うのを口実にしながらも、二人きりとなる今回のフィールドワークに誘った張本人である。あわよくばという期待を抱いていた美紀に対し、意外にも主人公から迫る形で関係を結んだものの、立場的には第三のヒロインと言えるかもしれない。

・身寄りのないシスター【十和子】(29歳)
産まれて間もなく修道院に預けられ肉親を知らない十和子は亡くなった修道院院長に育てられたが、修道中の身でしかも捨て子という負い目もあり自己否定の強い一面を持っている。そんな殻に閉じこもっている彼女を主人公に抱いてもらい、新たな世界を知ってもらうきっかけになればというのが芳江の真の狙いである。

芳江が仕掛けた誘惑をきっかけに美紀とも関係を結び、多少の紆余曲折がありながらも十和子をも抱いた主人公だが、帰京する前夜に十和子を招き慰労会を開いた芳江の提案でシスターを再び抱く機会を得る。これに待ったを掛けるのがすっかり恋人同士になったと思っていた美紀であり、あっけらかんと主人公との性交を暴露した母親に呆れつつも、負けじと恋人だと主張して乱れ始める。十和子もその若さ故の行動を見て羨ましいと思いつつ乱交に巻き込まれていくが、獣欲に目覚めた主人公は芳江が思っていた筋書きと違う形で活躍し、この関係はまだ続くということも示唆している。
真面目なヒロインが淫欲に溺れ激しい乱れっぷりを見せるのは鷹山倫太郎作品の特徴だが、本作では地の文での説明がやや長いようで、その分ヒロインの落差が大きすぎるような印象も感じた次第である。

水沢亜生「混浴先生 塾講師と女教師と家庭教師」4

水沢亜生「混浴先生 塾講師と女教師と家庭教師」
(フランス書院文庫、2017年11月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

海外旅行に出た両親を幼馴染みの優香里や英里子とともに国際空港で見送った悠輝だったが、二人が交わす怪しい会話の意味を知るまでもなく、英里子が研修でいない隙に優香里に誘惑されて童貞を失い親しい関係となった。戻ってきた英里子とも深い関係となった悠輝は、従姉の奈緒からもモーションを掛けられ…。


【登場人物】

森島悠輝
今春に高校へ進学したばかりの少年。大学教授を定年退官した父親に付いていく形で教師だった母親も退職し旅行に出たために、母親の教え子であった優香里と英里子が保護者という形で面倒を見てくれている。小さい時から姉のように慕う優香里と英里子を同じようにオナペットとしていたが、実は母親がそれを知って二人に相談を持ち掛けたことで話が進んでいく…。

東条優香里
32歳。昨年まで悠輝が通っていた中学校の英語教師だったが、教師を辞めて英語教室を開いている。恩師である悠輝の母親を頼り足繁く森島家を訪ねているせいもあり、悠輝の保護者的な立場となった。ロンドンにいる大学教授の夫とは別居状態にあり協議がまとまり次第、離婚するつもりでいる。肉感的なグラマラスボディの持ち主。

望月英里子
27歳。今年から悠輝が通う高校のクラス担任で英語を教えている。育った家庭の経済状況が悪くなりイジメに遭っていたところを悠輝の母親が親身に接してくれた恩もあり、優香里と同じように彼女の息子である悠輝を気に掛けている。いわゆるボンキュッボンなスタイルの良さで、お嬢様育ちで上品な為か恋愛自体をよく知らず、表面的に数人の大学講師と一度限りの関係を繰り返していたらしい。

雪村奈緒
悠輝の母親の姉の娘(従姉)に当たる大学1年生?で、彼より三つ年上である。小さい頃から悠輝を子分のように扱いつつ可愛がって来たが、叔母に頼まれて悠輝の数学の家庭教師に就くことに。茶色いショートボブの髪型に快活で愛らしい顔立ちだが、意外にも破瓜相手は先輩女子とのレズプレイでまだ男性に抱かれた経験はない。


【展開】

悠輝は海外旅行に出た両親を見送る為に優香里と英里子とともに空港にやって来たが、二人の交わす怪しい会話が何を意味するのか分からず、しかも英里子が拗ねた顔をしながら研修へ向かっていくことになった。ある日優香里に頼まれ部屋の片付けをしたが、汗を流したらと入浴を勧められたのに、何故か彼女まで黒いランジェリー姿になって付いて来る。当然のことながら勃起に気付かれたものの、優香里は初めて?と問いながらキスをして若竿を扱き射精に導いてくれたがその先は無しと言われてしまう。
翌日悠輝は優香里に誘われドライブデートに出掛けると途中で寄ったビーチでは日焼け止めを塗ってと挑発され、更にその後に寄った温泉旅館では露天風呂で洗いっこしようと誘われ、焦らしたお詫びにと口唇奉仕で飲精までしてくれた。わざわざ宿泊してまでの情交に決めたのは夫の寝ていたベッドではしたくなかったからだと聞かされ、悠輝は念願の童貞喪失を果たすと翌日の帰りの車中で女教師姿の優香里を抱いてみたかったと話し、英会話教室に寄ってバックで交わった後に彼女の部屋へ戻る。新調されたベッドを見て喜びを隠せない優香里を誘い悠輝は浴室でパイズリをしてとおねだりして射精しベッドに戻ると、英里子が戻る前夜まで何度も交わるのであった。

二日後離婚協議でロンドンに飛び立った優香里と入れ替わるように英里子が悠輝の面倒を見ることになり、悠輝が入浴すると聞いて背中を流してあげると提案し、優香里とはどうだったかと尋ねる。自慢気に手解きの話を聞かされても初心な英里子には鵜のみに出来ず、童貞君の妄想の為せることと断じて私が筆下ろししてあげると告げたものの、イマイチやり方が分からずに悠輝に教わりながら泡姫のように奉仕を始める。そして対面座位で交わり中出しされた後に自分の思い込みだったと気付く羽目となり、英里子は正直に奉仕の仕方を教えてと請い、その晩と翌日一日中に渡り性欲の赴くままに交わる。
その翌朝にお目覚めフェラからシックスナインの果てに騎乗位で交わり、研修の報告に学校へ行くと言うと悠輝もプールで泳ぎたいと付いて来るが、二人きりの状況で少年にハレンチな悪戯をされた上にアナルに興味があると知って、優香里に先んじることが出来ると後ろの処女を捧げてしまう。

数日後帰国した優香里に誘われ悠輝と三人で例の温泉旅館に泊まった英里子は、混浴露天風呂に優香里と一緒に浸かりながらお互いに悠輝に抱かれたのだと意識していると、突然優香里に誘われキスをしながら陰核を弄られ絶頂してしまう。それを見ていた悠輝にエッチなんだとからかわれ、二人は少年の逸物に奉仕して射精させると、岩に手を付いてヒップを突き出すような格好で挑発する。英里子のことは知ってか知らずかいずれはと約束していた優香里は彼に後ろの処女を捧げることに応じ、後輩教師に秘所を弄られながら挿入され絶頂してしまう。

二人から相応しい若い恋人が出来たら歓迎する、でも容赦はしないと聞かされ悠輝はすぐに彼女が欲しいとまでは思わなかったが、この日から母に頼まれて数学を教えてもらうことになった奈緒が一層女らしくなっていたことに戸惑いを隠せない。私の家に一緒に暮らしていればこんなハプニングだってあったのよとスカートの中身を露わにされ、やっと奈緒が自分に好意を抱いていたことを知るが、何と従姉は女同士のまぐわいで純潔を失っているようで男と経験してみたいとせっかちなまでに求められてしまう。ほんの好奇心のつもりで悠輝を誘ってみたものの想像した以上のテクニシャン振りに奈緒は本気になり、翌日に遊園地のプールでデートした後に悠輝の家に向かい、バックで嵌められて最初で最後の彼氏にしてとおねだりするのであった。

しかし翌日悠輝が危惧していた通り二人の関係は自宅を訪ねて来た優香里と英里子に発覚し、リビングのソファーでお仕置きと称して手を縛られ延々と焦らされて射精できないようにされる。そこへ目覚めた奈緒がやって来ると二人の先生はこれから30分我慢できたら交際を認めてあげると告げるが、端から射精させる気満々で優香里が少年の前立腺を指で刺激してイカせてしまう。どうやら二人は悠輝を取られるのではと勘違いしたようで、奈緒は自分も仲間に加えてくれるのだと分かり、和解した女たちは三人満足するまで抱きなさいと要求する。奈緒は先輩女教師たちに興味を抱き、積極的に悠輝のピストンに加勢し、二人も負けじとばかりに感じやすい奈緒を絶頂に追い込み半日掛けてやっと全員に降参だと言わせることに成功する。

翌朝昼近くになって目覚めた悠輝を待ち受けていたのは浴室でのマットプレイで、ローションでぬるぬるになりながら四人でまぐわうと、奈緒のリクエストに応えてアナルヴァージンを奪う。そして一同は悠輝が童貞喪失をした温泉旅館の露天風呂にやって来ると、堂々と青姦が出来ると喜ぶ奈緒に対し英里子は頻繁にこんなことをして大丈夫?と問うが、優香里は耳をすませてみてと返し隣の風呂でも同じことをしているし一日貸し切りだからと告げる。三人が並んでヒップを突き出すその光景に、悠輝は訪れた幸せに感謝せずにはいられないのであった。


【レビュー】

2017年も誘惑作品を手掛ける期待の新人さんが次々とデビューしてきたがそのラストを飾るのが「水沢亜生(みずさわ・あき)」氏であり、フランス書院公式の紹介によると「規格外の新人による王道濃厚誘惑小説」とのことで、作品を読んでみるとその宣伝文句に偽りなく濃厚な作りに仕上がっている。「混浴先生」という題名の通り各情交描写においてこれでもかと言わんがばかりに浴室(浴場)での交わりがあり、塾講師・担任教師・家庭教師といういわゆる「先生」と呼ばれる立場のヒロインを揃え、密度が高くて甘々な路線は最近の官能小説の王道だとも言えるのかもしれない。

・塾講師の【優香里】(32歳)
主人公の母親が夫とともに定年後の海外旅行へ出掛けたこともあり、息子を託される形で彼女が実質的な保護者となるが、主人公の年上好きという性癖を作り上げた当事者の一人である。息子が優香里たちのことを性の対象にしているとあっけらかんと告げる主人公の母親も現代らしいのだが、当の優香里は一応離れて暮らす夫がいる。しかし夫婦生活は破綻しており恩師の黙認もあるということから、自ら積極的に主人公を誘惑し始めは主導する形だが、早射ちながらも精力に溢れる少年にいつしか溺れていくことになる。

・担任教師の【英里子】(27歳)
優香里と同様に主人公の母親を恩師と仰ぎ彼を可愛がっているのだが研修でいない隙に優香里に先を越されてしまい、自慢気に話す主人公をにわかに信じられず「妄想」と捉えて、始めは疑似童貞喪失プレイをするところが特徴的である。勘違いだと分かり主人公の手慣れた様子に優香里の手解きが原因だと嫉妬しながらも、お嬢様らしい育ちの良いヒロインが色々と教え込まれて次第に淫らになっていく。

・家庭教師で従姉の【奈緒】(大学生)
主人公より三つ年上の奈緒は小さい頃から子分のように扱いながらも、彼に対して仄かな恋愛感情を抱いているのだが、優香里と英里子という魅力的な年上美女が二人いては自分の出番なんてと感じていた。そんな時に主人公の家庭教師を頼まれてこれ幸いとばかりに誘惑し、何とか自分に振り向かせようと努力する。やはり主人公の性欲の強さに溺れていくのは他の二人と同じである。

お互いに主人公への想いに気付いていた優香里と英里子だけに三角関係は許容していたものの、年の釣り合う若い恋人を意外にも早く見付けて来た主人公に対してお仕置きとばかりに搾り取ろうとするのが終盤である。結局主人公に従わされるようにハーレムというのは予想通りの着地点だが読んでいて気になったところとしては、新人さんらしい総花的な作りで終盤になるほど慌ただしく、情交場面を盛り込み欲張り過ぎな印象を受けた次第である。英里子や奈緒のちょっと複雑な要素もシンプルに「性経験の少ないお嬢様」、「じゃじゃ馬な生娘」でも良かったのかもしれない。とはいえ今後もこの名義で作品を出していただけるのであれば、引き続き注目していきたい新人さんである。






既に12月刊行予定の作品ラインナップが紹介されていますのでこれ以上の新人デビューはなく、水沢亜生(みずさわ・あき)さんが2017年最後のフランス書院文庫デビューとなります。優香里や英里子の情交場面においてはヒロインの心情をしっかりと描かれており、お名前を出して恐縮ですが神瀬知巳作品からの影響を強く感じましたが、奈緒のレズ好きの設定はどちらかと言えば巽飛呂彦作品からのような気がします。

別にヒロインが若いこと自体に特段の不都合はありませんが、年上の二人と若い奈緒との整合性が取れずに終盤がごちゃごちゃになっていたような印象を受けました。(因みに公式ホームページでは奈緒は21歳となっていますが、主人公が今年高校に上がったばかりで奈緒が三つ上だから普通に18~19歳くらいでしょう)

端的に申し上げると慌ただしいというのか、お風呂に拘りつつ後ろの処女も書きたいしマットプレイもやらせたいしという、新人さんならではの「足し算の論理」が却って読みにくいなと思った次第です。次回作があるとするならば変に回りくどい設定や展開を避け、シンプルな作りの誘惑作品を見たいかなと感じました。

鷹羽真「友達の美しいママ【僕専用(おかず)】」4

鷹羽真「友達の美しいママ【僕専用(おかず)】」
(フランス書院文庫、2017年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

友人の母親の綾子のスカートの中を盗撮していたことがバレて叱られた潤一は、どうせ嫌われるならばと秘めていた欲望を打ち明けると、綾子が優しく手扱きで射精に導いてくれた。しかし潤一が一度の放精で萎える筈がなく、バックにしての中出し性交に及んでしまう。潤一の口付けを拒み母親と人妻の立場に拘る綾子は、あくまでも「おかず(オナペット)」という扱いを甘受し続けるが…。


【登場人物】

広瀬潤一
高校に通う少年?友人である相馬拓也の家を週二回ほど通っていたが彼の母である綾子に惹かれ、ある日スカートの中を盗撮していたところを見付かり叱られるが…。母親を病で亡くしてからは父親もそれを忘れるかのように仕事に追われるようになり、ほとんど家には誰もいない状況である。童貞だが性の知識だけは人並み以上に持っている。

相馬綾子
38歳。拓也の母親で元ナースとして一回り離れた医師の夫と職場結婚、息子を妊娠・出産してからは専業主婦となっている。肩まで伸ばした黒髪に穏やかで包容力のある優しい女性で、年齢を感じさせないほど若々しく巨乳。亭主関白な夫とは久しく関係を持っておらず、熱心に自分を見つめている潤一に関心を抱いている。


【展開】

相馬家で盗撮を見付けた綾子は潤一を叱っていたが、自分に性的な魅力があるからだと告げられ、これ以上暴走させないためだと言いながら日焼け止めに使うロンググローブを付けて若竿を手で扱き射精に導いてしまう。布地越しに白濁を浴びせられた綾子は脱衣所へ逃げ込むが、精液の臭いを嗅いで発情したところを追ってきた潤一に見られてしまい、一度きりと懇願されバックでの性交を受け入れ中出しされる。首筋にキスされながら恋人になってという少年の願いははね除けたものの、一度の放精で萎える筈がなく「おかず」として扱われ再び剛直の蹂躙を受けてしまう。

その晩綾子は夫を求めるが邪険に扱われてしまい、そのやりきれなさを抱えたまま次の日を迎えると、夕方を迎えた頃に潤一が息を弾ませながら相馬家にやって来る。初体験の想い出にとせがまれて渡した筈の黒い下着が白濁まみれになっているのを見て、潤一の底無しの性欲に戦きつつも学園でオナニーするのはダメだと諭すと、代わりに「おかず」になってと求められリビングに移動する。白濁まみれの下着を穿き潤一のオナニーの「おかず」になったものの、少年が見ているだけでは満足する筈もなく、抱き付かれて処理した腋の匂いを嗅がれながら薄布越しの秘所に精液を浴びせられる。更に潤一の要求はエスカレートし口唇での清拭からオナホールのように扱われ、濃厚な種汁を吐き出されると、まだまだだと迫られて二度目の口内射精を受け止めるのであった。

潤一が相馬家を訪ねて来る回数は益々増えていき、夫や息子のいる日曜日には電話を掛けて来て、綾子はテレフォンセックスさながらに相互オナニーを求められる。流石に息子がいないのに毎日訪ねられては近所の目もあるからと諭すと、潤一はことも無げにならば広瀬家に来て手料理を作ってと告げ、黒いブラジャーTバック、セパレートストッキングを穿いてエプロンとロンググローブを着用してと求める。ドラマで観た家政婦がタイプだと綾子は潤一の妄想に付き合わされパイズリで顔面射精させられると、次は裸エプロンで料理をしながらハレンチな言葉を投げ掛けられた末に、シンクに押し倒されて立ちバックで嵌められてしまう。連続絶頂の末に唇を奪われた綾子は自らの淫らな本性と向き合うことになり、頑ななに拒んでいた恋人という関係を受け入れる。

ある日いつも放課後を迎えると真っ直ぐ相馬家にやって来ていた筈の潤一が姿を見せないのを不審に感じた綾子は、風邪をひいたらしいと息子から聞いてメールを送るが返信がない。やきもきしながら翌朝を迎えると潤一より連絡を受け、いそいそと外出の支度を整えスーパーで買い物すると潤一の部屋を訪ねる。薬のせいか眠っている潤一の寝顔を見て可愛いと思いながらも彼のリクエストに応えナース服に着替えると、パジャマを脱がせて寝汗を拭き始めるが、蒸れた股間の肉臭にクラクラしていたところを潤一に見られてしまう。すぐにでも爆ぜてしまいそうな若竿を口内でイカせると、楽にしてて良いからと綾子は自ら服を脱いで騎乗位で腰を振り二度目の射精に導く。勿論潤一がそれで満足する筈もなく続きを求められるのだが…。

こうして季節は秋から冬を迎え綾子は潤一が福引きで当てた温泉旅行の券を貰ったものの、夫や息子は全く興味が無さそうで結局は潤一と二人で行くことになった。旅館に泊まった潤一は綾子を邪険に扱う相馬父子に苛立ちを覚え、今夜こそと綾子が眠った隙を見て縛り上げると目覚めた恋人にこれから調教を始めると宣告し、荒縄で括られた乳房やヒップを執拗に愛撫すると秘所責めで潮を噴かせるほどの快感を与える。潤一の怖いほどの決意を汲み取った綾子は全身に歯形を付けられ、濃厚なベロチューを繰り返しながら心まで捧げると告げ絶頂に至るのであった。新年を迎え親戚の娘の結婚式に参列した綾子は夫がそそくさと帰るのに失望を覚えつつ話がしようと潤一に電話すると、二時間掛かる遠い場所にも関わらず宿泊先まで駆け付けてくれた。まるで綾子が主役と言わんがばかりに着飾ったドレス姿に欲情し、潤一が股間を滾らせているのを見た綾子はペニスを取り出すとねっとりと玉舐めまでして射精に導き、打ち上げられた白濁を浴びてウットリとするのであった。


【レビュー】

単独ヒロインの作品を手掛けることの多い作者だが、フランス書院文庫でのこうした作風は『別荘の未亡人兄嫁【濃密な七日間】』(2015年8月刊行)以来約2年ぶりとなるのだが、鷹羽真作品ではお馴染みとなっている淫らなオノマトペと手袋を用いた手扱きの描写がふんだんに用いられている。

ヒロインは友人の母親である【綾子】(38歳)のみで、親離れをしつつある息子の友人である主人公が幼くして母親を亡くし父親も仕事人間で家庭を顧みないのもあり、母親代わりという立場から愛情も込めて接していた。そんなある日彼が自分のスカートの中を盗撮していたと知り叱責したものの、嫌われるかもしれないと追い詰められた少年から自らの性的魅力を聞かされ、良き妻良き母であろうとしながらも彼に押される形で性交に至ってしまう。

前半の三章はひたすら主人公の妄想を押し付けられ、綾子が頑ななまでに口付けを交わすことだけは避けようとし、「おかず(オナペット)」扱いされることで人妻の立場に拘ろうとする。一章で一回の性交描写は第二次性徴の真っ只中にある少年らしく、何度も綾子に白濁を浴びせ汚していきながらも、本気で綾子を好きなんだと訴えるものの自分勝手な主人公という印象は否めない。

それでも綾子が陥落してからの後三章では主人公の家を訪ねたり、逆に家に招いたりしながら次第に淫らな一面を見せていくのだが、本作では若干もの足りない点がある。それは綾子が友人の母親という設定なのだが、息子はバイトに明け暮れているし夫も仕事人間で不在がちなので、綾子が二人とのやり取りで疎外感を抱く要素ではあるが背徳性としてはイマイチ弱いと感じた。主人公もそれほど肉食系という訳でもなく、綾子から母親や人妻という肩書きを奪ってやろうとまでは考えていなそうだし、やや抑え目なページ数だったのでその先まで踏み込んで描写しても良かったのかもしれない。続きを読む

2017年11月刊情報

◎フランス書院文庫11月刊情報

フランス書院公式ホームページの「これから出る本」コーナーにて、11月のラインナップが既に発表されていますが、暫く登録の無かったAmazonサイトにて、榊原澪央さんの新刊がやっと登録されました。

※フランス書院文庫ホームページにて11月刊の情報がアップされたので、作品タイトルからのリンク先はそちらの作品紹介ページとしています。(11/17更新済み)






鷹山倫太郎『尼僧とシスターと僕』

尼僧とシスターと僕 (フランス書院文庫)
鷹山 倫太郎
フランス書院
2017-11-25



「マリア様、淫らな私をお赦しください……」
腕で覆った豊麗な乳房、下腹で可憐に茂る黒叢。
清廉なシスター・十和子の沐浴を覗いた瞬間から、
壮太の理性を狂わせる「最高の禁忌」が幕開いた!
欲望を法衣に隠す尼僧・芳江、純潔修道女・十和子。
二人の聖女が僕にだけ見せてくれる淫猥な素顔!



今月のインパクトある表紙第1弾ですが、川島健太郎さんが手掛けていらっしゃいます。ド直球な尼僧とシスターな組み合わせですが、個人的には誘惑作品はヒロイン二人で競い合うくらいがちょうど良いのかなと考えています。(しかしみき26歳・女子大生がいるので、ヒロインは三人かな?)楽しみですね。






榊原澪央『高慢女上司【全裸勤務】』




「偉ぶる女ほど、すぐ濡れるってのは本当だな」
デスクに手をつき、開いた股間を覗かれる美咲。
顎でこき使い、パワハラを繰り返す女上司に、
男の面子を潰された部下が牙を剥いた!
オフィスで裸身を晒し、ピストンによがる33歳。
人妻課長、女社長、秘書……三匹の淫らな社畜!



『高慢』で始まる題名は鬼龍凱さんのデビューからの三作品に共通していましたが、他の作家さんに使われるということは?というのは余談ですけど、どこかコメディな路線も窺える榊原作品なだけにパワハラを受ける主人公にあまり悲壮感を感じさせないですけどね…。表紙イラストは赤尾真代さんによるものです。

【参考作品】









水沢亜生『混浴先生 塾講師と女教師と家庭教師』




「成績アップのご褒美はお風呂でね……」
バスタオルを胸に巻き、教え子を誘った優香里は、
優しく手を添えて自らの濡れた秘部をいじらせる。
脈打つ肉棒をしごく指先、喉奥まで咥える朱唇。
びっしょり汗をかいた後は寝室で肉交レッスン。
三人の「先生」から混浴で教わる大人の愛し方!



10月に続いて新人さんがデビューとなりますが、この作者さん「みずさわ・あき」と読むようです。女優さん?と思ったのは私だけでしょうか?丹野忍さんの描くヒロインは20代後半くらいを思わせます。こちらもヒロイン三人のようですね。






北都凛『専業主婦・美帆 夫の知らない奴隷生活』




「奥さん、簡単にイッたらお仕置きだぞ」
白昼の寝室、こぼれる乳房を荒々しく揉みしだかれ、
甘蜜あふれる肉穴を犯され、何度もイキ果てる26歳。 
寿退職をして幸せな新婚生活を送っていた美帆は、
新居を斡旋した不動産屋に弱みを握られ、性奴隷に!
浴室で、リビングで続く、夫の知らない調教の日々!



フランス書院文庫Xでは過去作品の加筆修正版を出していましたが、黒本としては『新妻と誘拐犯【密室の48日間】』以来9年8ヵ月振りの新作でしょうか?(リアルドリーム文庫の作品で同じ26歳の美帆というヒロインが登場するのが若干引っ掛かりますが…。)DSKさんのブログ記事によりますと、織田nonさんによるイラストではとのことですが、確かに絵心のない私が見ても同じ方が描いたと分かるくらい特徴的であります。(公式でもアナウンスされましたので確定です。)
因みに来月フランス書院文庫Xを刊行なさる御前零士さんが帯にて、本作の推奨コメントを寄せています。

【11/11追記】いつの間にかリアルドリーム文庫での北都凛さんのこちらの作品の電子書籍での取り扱いは、ほとんどのサイトにて終了となっていました。恐らく本作の底本がこちらで、改題した上で約50ページほどの加筆と並行し全体的な修正を行ったのではないかと思われます。美帆の他にあやの34歳・人妻とダブルヒロインとなっているようです。

新妻【贖罪】 私は牝になる (リアルドリーム文庫 24)
北都凛
キルタイムコミュニケーション
2009-09-30








宗像倫『夢の女看護師寮』

夢の女看護師寮 (フランス書院文庫)
宗像 倫
フランス書院
2017-11-25



看護師寮――白衣の天使が本性を露わにする最高の楽園!
妖艶ナース・しのぶが教えてくれた秘密の初体験。
新人ナース・唯の瑞々しい奔放な美肉を味わって、
昂ぶりきった獣性は憧れつづけたナース・佳奈へ。
寮内に充満する牝フェロモンが慎司を牡へと変えていく。
すべての女を独占するまで「侵犯」は終わらない!



約1年振りの新作は「侵犯」と言いながらも完全に誘惑作品のようですし、「しのぶが教えてくれた秘密の初体験」からすると「童貞」の主人公ではないかと思われますね。今までとは違って凌辱作品ではありません。(しつこいようですが)表紙イラストは渡邉康明さんによるものでほぼ間違いないでしょう。

こちらは久し振りに渡邉康明さんがご担当なさった黒本作品です。










鷹羽真『友達の美しいママ【僕専用(おかず)】』




「一度だけ、潤一くんの思い通りにさせてあげる」
恥ずかしそうに下着を脱ぎ豊麗な裸体を晒す綾子。
四つん這いにされ貫かれれば唇からは恍惚の吐息が……
潤一の獣欲に煽られ与えてしまった38歳の完熟肉。
スマホ撮影、テレフォンセックス、コスプレ姦淫。
一線を超えた危険な関係はエスカレートしていき……



あらすじと272というコンパクトなページ数から推測するまでもなく、単独ヒロイン作品ですね。後述しますが12月には美少女文庫でも新刊が発売となります。






DSKさんのブログでは、11月の気になる官能作品を多数取り上げています。
2017年11月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫 2017/11/25 発売友達の美しいママ-僕専用(著:鷹羽真)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「一度だけ、潤一くんの思い通りにさせてあげる」恥ずかしそうに下着を脱ぎ豊麗な裸体を晒す綾子。四つん這いにされ貫かれれば唇からは恍惚の吐息が……潤一の獣欲に煽られ与えてしまった38歳の完熟肉。スマ...
2017年11月の気になる官能書籍








◎美少女文庫11月刊情報


ほんじょう山羊/笹森トモエ(原作・イラスト)『サキュバステードライフ 現代淫魔との同棲事情』




「ああ、すっごい! 射精されながら、奥をズンズンされるの……凄くいいわ!」
「さ、櫻待さん! 櫻待さんっ!!」
求められるがまま膣奥を抉りながら、同級生の名前を呼ぶ。
「来てっ! あああ……来てっ」
トロンッと冬子の表情が蕩けて、瞬間、射精が始まった。
サキュバスの末裔と称するセーラー服の同級生の中に多量の精液を撃ち放
つ。流しこむ。注ぎこむ。
「ああ、射精てる! あっは……幸せ」
精を幸せそうな表情で受け止めながら、冬子も絶頂に至ってくれた。
(櫻待さん、綺麗だ……)
本能のままに喘いでいる表情に、思わず見惚れる。美しい姿だった。



美少女文庫×同人サークルによるノベライズもすっかり定着化した感がしますが、今回はサークル「NANIMOSHINAI(なにもしない)」の代表作品からです。この題名は『SUCCUBUS STAYED LIFE』が正しいようですが、韻を踏まえてではないかと思われます。目次ではヒロインは櫻待さんの他に二人ヒロインがいるようです。






みかど鉄狼/米白粕(イラスト)『元勇者はロ リ エルフ村をハーレムにデキました!』




ニコラ「この、ろ り こ ん ろ り こ ん ろ り こ ん!ほら、あたしたちのちっちゃな××に××を突っこみたいんでしょ、なにが元勇者よ!」
ベリィ「はわわっ! おち×××がパンパンじゃないですか! このままじゃ、恩人のカイトさんが爆発してしまいます!」
レモン「レモンともせっくすして? レモンだけ、仲間はずれなんて嫌だもん」
社畜から魔王を倒す勇者へ転生して三百年、ず~~~っとつらい戦いと修業を続けてきた。
勇者を引退して、三人と出会って、やっとこのロ リ エルフ村で、理想のスローライフが実現できたのだ。
もう、ロ リ エルフたちとのハーレムで幸せになってもいいんじゃないか?
ベッドの上で広がる、ロ リ エルフ三人の純粋無垢な挑発ヌード!



みかど鉄狼名義での美少女文庫第二弾は、転生した元勇者と幼いエルフたちとのスローライフを題材にしたファンタジー要素満載の作品です。「デキました!」なだけにオチも何となく分かるような気はします。

※諸事情により一部ワードに改変を加えていますので、ご理解のほどお願いします。






わかつきひかる/三上ミカ『金色狼な妹と新婚スローライフ』

金色狼な妹と新婚スローライフ (美少女文庫)
わかつき ひかる
フランス書院
2017-11-20



帰ろう、妹が待つ山奥のツリーハウスへ。
両親の跡を継いで、村を守る勇者になったリヒト。
冒険の旅にも出ない村の勇者を続けてきたのは、妹を守るため……。
狼の獣人、拾い子、だとバレて村を追い出された妹のグリッタと始めた山奥暮らし。
「私のせいで……ごめんなさい」
君は謝るけれど俺は今の生活が好きなんだ。
「えへへ。幸せ。私、もう死んでもいい」
血がつながらないからこそ結ばれた初体験。
「ダメ、お兄ちゃん、私、イキそう!」
露天温泉でお湯を掛け合いながら混浴H。
「欲しいの、私、精液が欲しいの!」
 発情したグリッタのもふもふ金色毛皮を撫でながらの種付け後背位H。
やっとわかった……君を泣かせないことが俺の勇者としての役割だったんだ。



10月に刊行された『処刑姫リーゼロッテ』から2ヵ月連続での刊行となりますが、本作は元勇者のスローライフという何処かで聞いたような(以下略)、確か前にも出したような(以下略)…。

ご関係者の苦労のほどが窺えます…。

『処刑姫リーゼロッテ』は凌辱風味なのに対し、こちらはほっこりとしたわかつきひかる作品の定番路線のようですが、わかつきさんは昨年こんな作品を出していました。

わかつきひかる/八坂ミナト(イラスト)『エルフ嫁と新婚スローライフ』

エルフ嫁と新婚スローライフ
わかつき ひかる
フランス書院
2016-12-23



イラストご担当の三上ミカさんは今年の1月に刊行された作品では、サークル「アクアドロップ」での原作もなさっていました。

みかづき紅月/三上ミカ(原作・イラスト)『おやすみせっくす 僕のために眠る妹』


宗像倫「息子の担任女教師に耽弱(おぼ)れて」4

宗像倫「息子の担任女教師に耽弱(おぼ)れて」
(フランス書院文庫、2015年3月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年11月22日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

息子の担任教師に亡くなった妻の面影を見出だし想いを抱く裕太だが、それを見た隣人の女子高生の郁美から性処理を手伝ってあげると言われ困惑する。少女からその気があるならアプローチしてみたらと言われた裕太は由佳に告白すると、付き合いは出来ないと返答されつつも意外な申し出を受ける。


【登場人物】

大庭裕太
33歳。フリーのWebデザイナー兼プログラマー。2年前に乗っていたバイクで事故に遭い妻を失っている。小学2年生のひとり息子がいる。

本多由佳
28歳。裕太の息子の担任教師で小学2年生のクラスを担当。ショートカットの黒髪の似合う理知的な女性だが、男性付き合いは少なく処女のまま。性的な知識があまり無く、裕太の求める事を従順に受け入れがちな面がある。

相沢郁美
大学受験を控えた高校3年生。大庭家の隣に住む美少女で裕太に惹かれてはいるが、付き合っている彼氏はおりセックスも経験済み。小学6年生の時に赴任したばかりの由佳が副担任だった事もあり、彼女に興味を抱く裕太に急接近する。


【展開】

街中で由佳と話をした後自宅に戻った裕太は待ち受けていた郁美から性処理を手伝ってあげると誘われ手コキや相互愛撫を受けるが、その積極的な様子に不審を抱き訊ねると、由佳と話す時の表情から裕太が想いを抱いていると見抜き、彼女と付き合ってみてはと勧められる。

電話で告白するも呆気なく撃沈された裕太だが、2日後の面談の時に由佳から1度きりならとデートしても構わないし処女を奪って欲しいという意外な申し出を受け、週末にリゾートホテルでウブな彼女の反応を楽しみながら破瓜儀式を終えるのだった。

翌日郁美から口唇奉仕を受けた裕太は由佳との進捗を聞かれ顛末を話すが、郁美は戸惑いながらも裕太から差し出されたローターを使って絶頂する所を見せて裕太に股がり、彼氏にすら許していない生での情交を立て続けに受け入れる。

セックスをするだけなら絶対断らないという郁美のアドバイスを受けた裕太は、あっさりと言いなりになる由佳の反応に意外だと感じつつ、水曜日の晩にはホテル、金曜日には真面目な由佳にズル休みさせて彼女の部屋で情交を重ねていく。

次の逢瀬の約束を待ちわびる由佳だが、裕太の息子から父が郁美と仲良くしていると聞かされ翌日の晩に逢う事を決意し、夜の公園の駐車場に停めた裕太の車の中で由佳は郁美との関係を問い詰める。
このままでは喧嘩別れになると危惧した裕太は車の中で由佳を押し倒し快楽を与えてその場を押し切ろうとするが、絶頂を迎えても彼女の頑なな態度は変わらなかった。

日曜日に郁美を連れて由佳の部屋を訪ねた裕太。かつての教え子に裕太と別れるように説得しようとする由佳に、郁美は自分も裕太が好きだが来春進学で上京し逢えなくなるからそれまで付き合わさせて欲しいと懇願され、申し出を受け入れる。
郁美と2人でローターや指で秘所を愛撫し由佳に立て続けに快感を与えた裕太は側面背位で繋がり郁美に見せ付けながら膣絶頂を与えると、取り残された郁美に騎乗位で跨がらせて少女の膣内に精を放つのだった。

翌月息子の為にバイクで温泉に連れていった裕太は示し合わせた通り、息子が寝静まったのを見計らい由佳と郁美を部屋に呼び3Pに興じる。直後に目を覚まし寝惚けた息子に見られたと思い驚いた裕太だが、それも刺激となり2回戦に突入するのだった。


【レビュー】

「強引な和姦」という作風がヒットし4冊目の刊行を迎えた作者の最新刊は、公式HPでは「凌辱」とされて帯にも「息子の先生をM調教」と付され過激な印象を与えるが、内容は凌辱としては穏やかだというよりは、苦味を内包した大人向けの官能作品。

前3作とは異なり息子がいて妻を失った男を主人公に据えており、亡くなってまだ2年と妻への想いも引き摺っている中で息子の担任教師の由佳に密かに関心を抱く所から物語は始まる。由佳や郁美から受ける奉仕や、反対に成熟しきっていない女陰へ触れる際に、妻と比べて似ていたり異なっていて新鮮さを抱いたりと随所に主人公の心情が描かれ、三十路という事もあり単に獣欲だけに流されない点も好印象である。

一方恋人として付き合いは出来ないが処女は奪って欲しいという由佳の申し出は、隣人の女子高生・郁美から性処理を手伝ってもらうのと共に最初は唐突な感もしなくもないが、後述するヒロインたちの内面を読み進めていけば納得できる所である。

処女のまま30代を迎えたくないというのと主人公に好感を抱いている事から曖昧な態度を取る由佳だが、主人公に性感を開発されて初めは軽いタッチすら嫌がる程度だったのが次第に貫かれて激しく悶えたりと反応の変化が見られて興味深い。
郁美は引き立て役というのもあり要所では存在感を見せているが、由佳が処女な分流石に郁美までとはいかないのだろうか、逆に遊び慣れた少女という一面がクローズアップされ過ぎていたのが残念でもあるし、工夫の余地はあったかもしれない。

フランス書院文庫での凌辱作品はどちらかと言えば青い凌辱者が自らの獣欲に任せて連戦で貫き…といった趣が強いのだが、本作の主人公は30代なのでインターバルをおかないとといった細やかな描写が好感を与える作風である。





冬しか会えない…というと何かのお菓子の宣伝文句になりますが、今年も宗像倫さんの新作がこの時期になって刊行されます。去年も一昨年も12月でしたから、少し早い登場になりますが…。

宗像倫『夢の女看護師寮』

夢の女看護師寮 (フランス書院文庫)
宗像 倫
フランス書院
2017-11-25



看護師寮――白衣の天使が本性を露わにする最高の楽園!
妖艶ナース・しのぶが教えてくれた秘密の初体験。
新人ナース・唯の瑞々しい奔放な美肉を味わって、
昂ぶりきった獣性は憧れつづけたナース・佳奈へ。
寮内に充満する牝フェロモンが慎司を牡へと変えていく。
すべての女を独占するまで「侵犯」は終わらない!




宗像倫作品=強引な和姦のイメージが強いからか、あらすじ自体は「獣性」や「侵犯」という言葉を使っていますけど、帯の「とことんしぼりとってあげる」のフレーズが全てを表しています。ストレートに誘惑作品ではないでしょうか。宗像倫作品は使われる言葉に深慮を窺わせるものがあり、背徳性やインモラルを感じさせますので、本作も期待したいところです。


また表紙イラストは恐らく渡邉康明さんによるものではと思われますが、黒本においてはダブルヒロインは川島健太郎さんの手掛けるイラストで度々拝見するものの、三人以上登場すること自体は珍しいのではないかと思います。今年発売された上原稜さんの『夢の一夫多妻』で八月薫さんが描かれたのが最近で、それより前になるとちょっと思い浮かばないなという印象です。

夢の一夫多妻 (フランス書院文庫)
上原 稜
フランス書院
2017-08-18



こちらは川島健太郎さんが描かれた表紙イラストですが、母娘丼や職業属性と言えばすっかりお馴染みですね。(メイドに割烹着と来て、今回は尼僧とシスターという…。)




尼僧とシスターと僕 (フランス書院文庫)
鷹山 倫太郎
フランス書院
2017-11-25



2017年11月のラインナップも楽しみな作品が多く、充実した読書ライフになりそうです。

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」5

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:醍醐芳晴)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年11月15日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

僕の新生活 おばさまと二人の美娘と
小日向 諒
フランス書院
2015-08-25




【あらすじ】

高校に通う薫は両親の海外赴任に伴い、母親の友人である沙苗が管理するマンションで独り暮らしを始める事になった。母娘が自分に好意を抱く理由が自らの中性的な容姿にあると知りつつも、次第に獣欲を隠し切れなくなり沙苗と関係を持ってしまう。


【登場人物】

如月薫
斎美市立高校2年生の16歳。父親の海外転勤で母親も付き添って行った為、沙苗の管理するマンションで独り暮らしを始めて間もない。身長は165㎝を越える程度で華奢な体格な上に、一見すると少女と見紛うような愛らしい容貌のために、女子に間違えられることもしばしば。生徒会の会計を務める真面目な少年だが、中学生の時に告白された少女二人と性体験を果たしているが、持ち前の精力旺盛で巨根なのが裏目に出て上手くいかずそれ以来彼女はいない。

久瀬沙苗
38歳。薫の母親の旧友で薫より頭一つ背が低くほんわかした雰囲気を持つ女性。巨乳。大地主である久瀬家に嫁いだものの、10年前に夫と死別し女手一つで娘2人を育てて来た。性的には渇望しているが、社会的立場もあり他に男を作る訳にいかず悶々とする日々を送る。見た目が非常に若く20代後半を思わせる。

久瀬菜央美
今春大学に入学したばかりの19歳。地元で名門とされるお嬢様学校の慶徳女子学院出身。可愛いものに目がなく同性を含め性交渉もあったが、薫に対しても同じように愛玩し、ある事件をきっかけに倒錯した趣味を剥き出しにする。170㎝近い長身だが母親と同様に巨乳で、そのスタイルの良さに嫌みのないほどの自信を持ち、モデルのバイトをしている。

久瀬結花
高校3年生の17歳。薫が通う高校で生徒会長に就き、幼馴染みである副会長の東堂龍成(建設会社の御曹司)と表面上は恋人関係だと公言するが…。薫に対してはほのかに恋心を抱くも、彼が龍成に片想いしているのでは誤解し素直に口に出せずにいる。(龍成は同姓愛者だが女子に告白されて辟易し、その隠れ蓑として結花に頼んで偽装してもらっている。)Cカップで母姉にコンプレックスを抱く処女。


【展開】

沙苗の管理するマンションに引っ越して来た翌朝、久瀬家の前で結花を待っていた薫は当主の沙苗の可憐さに目を奪われていると、そこへ菜央美が車を唸らせて近付いて来て少年を抱き寄せ愛玩し始める。時間ではと沙苗に促され菜央美が慌ただしく立ち去るとそこへ結花がやって来て、姉に何かされなかったかと訝しげな表情を浮かべながら問われるが、結花に畏敬の念を抱く薫はひたすら彼女の挙動に見とれるだけである。結花は新しい通学路を教える為に薫を学校まで連れていってくれることになったのだが、その途中で龍成とバッタリ出会し何故制服姿で二人でいるんだと問われる。そんな結花と龍成のカップルはお似合いで、薫は相手が相手だけに敵わないと思うしかない。

梅雨も明けたある日薫は沙苗に自炊のために料理を教えて欲しいと請うと、ならば慣れた場所が良いだろうと如月家にやって来るが、教えてもらったお礼は何と沙苗から葛餅を食べさせてもらうことだった。薫が頬張る姿を可愛いと愛玩する余りに沙苗が身体が密着させ過ぎている事に気付いてもらえず、いつしか彼女に欲情を覚え股間をたぎらせるが、ふとした事から勃起に気付かれてしまう。沙苗は自分が慰めてあげると手淫を施し射精に導くが、その偉容に圧倒され自らの性的渇望を満たそうと言葉巧みに薫を誘うものの、彼の手慣れた様子に戸惑いつつ休まずに情交を繰り返す少年に溺れていくのだった。

ある初夏の日に薫は庭仕事の手伝いを終え一汗流そうと久瀬家の浴室に入ると、菜央美が入っているのを失念し裸を見てしまい、その罰として自室で女装するように命じられる。菜央美が待つ間に薫は女ものの下着の窮屈さに巨根を締め付けられ危うい快感を覚え始めオナニーしそうになるが、そこへ部屋に入って来た菜央美から意地悪く言葉なぶりにされながら背後から密着されてしまう。菜央美は不釣り合いな屹立を目にするとまるで新しい玩具でも手に入れたかのように目を輝かせ、鏡に映った女装美少年にぶっかけてしまえと囁き手コキで射精に導くと、今度は自分を犯して欲しいと積極的に騎乗位で受け入れる。元々奉仕することに慣れていない菜央美は一旦休息を取るが、薫にストッキング越しの足指を咥えられると快感を感じてしまい、後は性欲の塊である女装美少年にされるがまま連続絶頂へ導かれてしまう。

勘の鋭い菜央美は薫にカマを掛け沙苗との関係を自白させると母娘での三角関係を受け入れ、ある日留守なのを良い事に久瀬家で情交に及んでいたがたまたま早く帰宅した結花に目撃されてしまう。結花が薫を好きなことを知っているだけに、もう母娘と逢わないで欲しいと無理難題を言っているのを聞いて、菜央美は部屋に乱入し頬を張り素直になりなさいと諭す。姉が立ち去ると結花は事情を打ち明け龍成とはただの幼なじみでしかなく、寧ろ薫が想いを寄せているのではと問うと勘違いだと気付き、両想いだったと知って処女を奪ってと薫に求める。二人とは話をして別れを告げるからという薫に対して、結花は母や姉の気持ちは分かっているから自分もその中に入れてと告げるが、経験者である薫にリードされ倒錯した願望を白状させられる。生徒会長でお嬢様らしくない被虐願望を抱く結花の性癖を見抜いた薫は、やっと想い人と交合出来たことに歓喜し処女相手だからという労りを見せながらも、エス性を露わにし中出しするのであった。

こうして結花と公然と付き合う事が出来るようになった薫だが、沙苗や菜央美の気持ちを考えると関係を清算する訳にはいかず母娘3人の関係を続けていたが、ある日菜央美にバッチリメイクされ女装させられて久瀬家のリビングで母娘3人と交わる。菜央美によって開花させられた倒錯性に目覚めつつも、母娘の中で最も嬉しそうに女装美少年に接するのは結花であった。裸エプロンの沙苗や高校時代のブレザーを着用する母姉が薫を愛していると、一足遅れて帰宅した結花もペニス剥き出しで女装した彼を見ると制服姿のままで我を忘れたかのように撮影に没頭し始める。
四人での乱交は初めてではないものの、沙苗は娘二人にじっくり見られての性交は初めてで、倒錯した状況下において孕ませ願望を口にしてしまう。沙苗に中出しした後で薫に抱かれた菜央美もまた同じことを口にする中、かねてから母や姉を差し置いて薫と付き合う事に悩んでいた結花から恋人関係を解消したいと告げられるが、同時に母娘3人を公平に愛して欲しいからという真意を聞かされる。そんな結花にお仕置きしながら薫は現役女子高生を孕ませるという欲望には抗えず、彼女にも濃い胤汁を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

昨年からフランス書院文庫でやけに多くなった主人公の「新生活」や「独り暮らし」という舞台設定に沿った作者の新刊の裏のテーマは、「男の娘を愛でる母娘たちとの倒錯的な情交」であろう。

38歳の母親の友人・沙苗は当然のように母性の象徴であるのだが、それを上回るほどの可憐さを併せ持ち、小柄なのに巨乳というアンバランスさもあって全般的には可愛らしい面が浮き彫りとなっている。見掛けに反して巨根で性体験もある主人公も熟れた女性との初の生での情交に可愛らしく喘ぎつつも、二回目からは大人ぶった余裕を見せたりとインモラルな雰囲気を醸し出している。

そこに長女の菜央美が参戦し、主人公に対しストレートに「男の娘にさせたい」という歪んだ性癖を剥き出しにして女装させてしまう。ここで主人公が女性もののパンティやストッキングを履かされていく内にゾクゾクするような背徳感を味わうのだが、これを彼の目線で描き切っているのが興味深いところである。その後の互いに着衣したままの情交はいつもの小日向諒作品のお約束だが、個人的には菜央美にもう一段階踏み込んだタチとしての主人公への「責め」が見せられるとなお良かったのかなと思うのだが、欲張り過ぎなのかもしれない。

主人公の想い人である1つ上の先輩の結花に関しては、とある事情から幼馴染みの御曹司と付き合っているが、密かに想いを寄せる主人公も彼に「片想い」だと勘違いして回り道している点が多少蛇足な描写にも思えなくもない。それでも品行方正な少女が主人公に対して母姉とはまた違った屈折した願望を抱いているのは非常に分かりやすく、終盤では2人より弾けた面を見せていて良かったと思う。

全般的に小日向諒作品特有の登場人物同士のドロドロした嫉妬の応酬を控え目にした作風は読んでいて心地好く、それでいて濃密な情交描写にも拍車を掛けられており、本作の趣向が個人的な好みにマッチしていたので大満足である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。

2015/2/23 発売僕の新生活-おばさまと二人の美娘と著:小日向諒、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(すごい、薫君の××、信じられないくらい気持ち良い)未亡人の空閨にみっちりと埋められていく張り詰めた亀頭。突き込まれ引き抜かれるごとに38歳の躯は悦楽の頂点へ。女子大生の菜央美には甘美で危険な「お仕置き」を命じられ、生徒会長の結花からは獣の体位での処女喪失をお願いさ...
僕の新生活-おばさまと二人の美娘と(著:小日向諒、フランス書院文庫)

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小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」4

小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」
(フランス書院文庫、2017年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

鈴笠家の養子として育てられて来た康太郎だったが、男として成長するにつれて美しい義母・弥生や美姉妹の摩耶と花蓮に対して性欲を抱くことに自己嫌悪を感じ、大学進学を機に一人暮らしを始める。鈴笠家の女たちも康太郎を苦しめてしまったのは承知しており、まずは弥生が親しい関係になると、康太郎が帰省する度に摩耶や花蓮もそれぞれに愛情を見せていく。


【登場人物】

鈴笠康太郎
19歳の大学生で、幼い頃に両親を亡くし鈴笠家に養子として引き取られている。身長170㎝くらいで大人しく優しい性格の青年だが、第二次性徴を迎えた頃から弥生などに性欲を覚え始めたことを強く諌め、大学進学を機に隣県にある大学へ通うために実家を出ることにした。女性経験はないが平均男子を凌駕するほどの巨根の持ち主。

鈴笠弥生
38歳。康太郎たちの義母に当たるが、亡き夫の恭平との実の子は花蓮だけである。小柄で女らしい丸みを帯びた身体付きに伸ばした黒髪が実年齢よりも若々しく見せており、癒し系なボイスを請われて地元FM局のラジオパーソナリティとして活躍している。Gカップの豊満な身体と、恭平に仕込まれた性戯もあって康太郎が関係に溺れていくが…。

鈴笠摩耶
26歳のOLで恭平と前の妻との間に産まれた子で花蓮の腹違いの姉である。170㎝近い長身にFカップというモデル並みの恵まれたスタイルに、セミショートにした黒髪がその聡明さを引き立てている。いかにも自信に満ちたように見えるが恋愛には奥手で、康太郎に惹かれているために全く男性経験がない。

鈴笠花蓮
19歳と康太郎と同い年だが数日ほど産まれが早いため実質的には彼女が姉である。高校時代には水泳部のエースだったので中性的な容姿だったが、大学進学を控え女らしくしたことで弥生の実娘らしく可憐な美女に変貌している。母姉たちに似ずCカップと控えめなのが気掛かりで、ずっと好きだった康太郎には素直になれず八つ当たりすることも。処女。


【展開】

大学に進学して以来初めて康太郎が帰郷することになり、玄関先で待ち切れぬとばかりに弥生に抱き付かれるが、熟れた身体に密着されて沸き上がる性欲を抑えようと試みる。そこへ摩耶が風呂上がりのラフな格好で現れ更にムラムラし始めたところに花蓮が現れ、康太郎を指差して帰りが遅くなるのなら何故連絡しないの?と一喝されるが摩耶に上手くあしらわれ、実は康太郎を待っていたのは花蓮だと告白する羽目になり赤面しながら部屋にこもってしまう。この騒がしさで性欲が一掃されたと康太郎は安堵し、いつものような家族団らんを楽しむことに。

実家に帰って数日後友人たちとタイミングが合わず暇を持て余していた康太郎は、ちょうど弥生がパーソナリティを務める放送の時間だとラジオの音声に耳を傾けるが、いつの間にか昼寝してしまい目覚めると仕事着のままの弥生に膝枕されているのに気付く。しかし甘い体臭と下から見上げるとボリューム満点の巨乳の誘惑に抗うことなど出来ず、ショートパンツを押し上げるほど勃起したのを弥生に見付かり、泣きたくなるほどの羞恥を感じずにはいられない。
しかし弥生は怒るどころか男子の生理は分かっていると微笑み、手扱きで抜いてあげると提案すると、乳房も露わにしてまるで授乳するかのようにして康太郎に甘えさせながら射精へ導く。精臭に惹かれた弥生は康太郎がまだ臨戦体勢にあると知るとパイズリフェラで飲精し、更にストッキングのシームを破かせパンティの股布をずらして騎乗位で童貞を奪う。繋がっただけで余裕のなかった二人は呆気なくフィニッシュするが、康太郎はまだまだだと体位を入れ替え、遮二無二腰を遣い二度目の中出しを果たすのであった。

冬休みを迎えた康太郎は斎美駅に着くと事前に連絡があった通り摩耶と待ち合わせしたが、何故かシティホテルに連れて行かれ部屋に入るなり、ベッドに押し倒され馬乗りにされて困惑を隠せない。どうやら摩耶は弥生との関係を把握しており裏付けも済ませていたようで、康太郎の言い分に嘘がないと知ると責任ある者同士だからと肉体関係自体は許してくれるのだが、リビングでことに及んだのは罰を受けてもらうと告げられる。すっかり萎えたペニスを見られただけで済まされず、パンストの爪先で陰部に刺激を与え屹立したのを確かめると、摩耶はストッキング着用のままストリングショーツだけ脱ぎ去る。ショーツを顔面に乗せられた康太郎としてはたまったものではなく、脚扱きによりストッキングの足指に白濁を吐き出してしまう。
摩耶はその勢いのままに騎乗位で処女喪失しようとしたが、経験がない故に痛みに耐えられずに康太郎に未通だと見抜かれてしまい、膝に抱き抱えられ労るかのように露わにされた乳房を揉まれる。更に生地越しに陰核を責められてアクメに達すると背面座位で初体験を迎え、まるでオナホを使うように上下運動を強いられて中出しされてしまう。二度目の放精で満足していない康太郎は摩耶の疲労を気にして身体をベッドに横たわらせると、まだ萎えない逸物を挿入してピストンで牝啼きさせた末に胤付けするのであった。

弥生とともに康太郎のセフレになった摩耶は、義弟が家を出るきっかけになったのはどうやら花蓮が女らしくなったことに原因があると知り、ならばと春休みに康太郎が帰省した折に関係を暴露しショック療法に打って出る。花蓮は常識はずれだと怒るが摩耶にやり込められ、自室で壁越しに聞こえて来た嬌声に煽られオナニーをしていると、摩耶が康太郎を連れて部屋にやって来てしまう。きっかけさえ作ればという摩耶の計画は成功し、二時間だけ外出するからと気を利かせていなくなると、花蓮は純潔を奪って欲しいと康太郎に委ねることに。意外にも自分の偉容を見ても花蓮が怯える様子もなく、破瓜もスムーズに済んだことで康太郎はこれまで両想いだとは気付かなかったと慰めるように正常位で交わり絶頂を迎えていく。

そして二年後の春。康太郎と花蓮が大学4年生を迎えようとしたある日四人でラブホテルにやって来ると、すっかり巨根に誑し込まれた女たちが口唇奉仕で射精させた後に康太郎が摩耶を犯し、花蓮は康太郎のペニスを型どったディルドを装着して弥生と交わる。根が男っぽい花蓮はすっかり仕切り上手になり、疑似男根で母や姉を貫くのも好きな様子だが、実は一番最初に孕ませるのは摩耶という取り決めがあり他の二人は避妊薬を飲んでいた。
危険日での中出しセックスを終えると次は花蓮に犯されてすっかり受け入れ態勢の整った弥生と交わるが、どうやら義母も受精願望があるらしく、次からは薬なしだと弥生に中出しを決める。流石に花蓮に迫られても三発目はすぐ出来ないとインターバルを取り、暫くして部屋に付いているプールで花蓮が競泳水着で泳いでいるのを見付けると、康太郎は水中で激しく貫き美しい背中に白濁を浴びせたが、これが花蓮の怒りを買い自己本意の射精は許さぬとエアマットへ押し倒される。馬乗りで逆凌辱の如く強制射精させられた康太郎が謝罪すると素直になった花蓮から受精願望はあるけど、他に性欲発散させる相手がいなくなるからと告げられ、その健気さに感動し再び精液を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

やや小難しい単語と少々大仰な言い回しが特徴である小日向諒作品も大台の10を越え、11作品目となり非常に喜ばしい限りである。小日向作品のお約束である着衣のままで、かつパンストを着用させたフェティシズム全開の情交が主人公の義母と義姉妹の三人三様な形で描写されているのは、本作も同じである。

(余談であるがフランス書院文庫ではデビュー3作品目と10作品目が一つの壁のようで、3作品目はデビューから伸び悩んでの壁で、10作品目というのは年2~3冊ペースの刊行で大体3~5年目で転機を迎えるからと推察する)

主人公【康太郎】(19歳)は両親を小学時代に亡くしヒロイン一家に引き取られた経緯があり、義母と義姉妹と思っていた彼女たちに女としての性欲を抱き始めたことを戒め、大学進学を機に隣県に移り住んでいる。夏休み、冬休み、春休みを利用して帰郷する度に、ヒロインの歳の順に肉体関係へと陥っていく。小日向作品の登場人物の特徴としてお互いに思慮深いところがあり、得てして相手を気遣うあまりに気持ちのズレが生じ、情交に至るところで秘めていた想いが発露して…という展開が多いのである。

・夏休み・義母【弥生】(38歳)
主人公を引き取った亡き義父の後妻で、年齢の割には天然でほんわかとしているが、包容力のある可愛らしい熟女である。性的にはその天然さと打って変わって技巧に長けており、身内に発情してと自省する主人公を上手くリードし手解きをしてあげるが、終盤には主従逆転し主人公が弥生を攻め立てる描写も見られる。

・冬休み・義長姉【摩耶】(26歳)
先妻との娘ということから弥生との血の繋がりは無いが聡明でスタイルが良く、主人公が初めて性の対象と見たのが彼女であり当の本人も悪からず思っていたところに弥生との行為を知り、理詰めで問い主人公が自白せざるを得ない状況に追い込みながらも実は…というのが摩耶のポイントである。摩耶が主人公を問い詰める際に、パンストを最大限に活かした倒錯的な性行為も含まれている。

・春休み・義次姉【花蓮】(19歳)
摩耶の腹違いの妹(母は弥生)で主人公とは10日ほど早く誕生しているので一応は姉だが、互いに呼び捨てにし合うほどの仲である。体育会系で弥生に似ない体格と男勝りな性格にコンプレックスを抱き、好意を抱いていた義弟の為に女らしく変身するが、これが裏目に出て彼が家を離れるきっかけとなるから皮肉なものかもしれない。先の二人との性行為を知って常識はずれだと罵倒してはみたものの、摩耶に論破されお膳立てをしてもらうことに。

一人一章という形で展開された物語は第四章で母娘ハーレムとなり主人公がヒロインたちを従える展開…と思いきや、ちょっと違うのがこの作者の持つ倒錯性である。とは言えそもそも戸籍上の関係で血の繋がりは無いという主人公と母娘たちなので、終章ではヒロイン皆が同じことを望むのは官能ファンタジーらしいところだと言えようか。






小日向諒作品の特徴としてやや小難しい単語と少々大仰な言い回しを毎回のように取り上げていますが、これがどういうことかを以前Twitterにて小日向さんから問われたことがあります。こうですとなかなか的確な返答はしずらいのですが、実際に作品から引用した方が分かりやすいかと思います。

本書87ページより引用(康太郎が弥生のパイズリフェラで二度目の射精をする場面)

 二度目の射精とは思えないほどの濃精が鈴口を割り、口蓋に勢い良く浴びせかけられる。口の粘膜を灼き焦がすような灼熱を孕んだ胤汁が、ぽたぽたと舌に落ちた。
(止まらない……何度も何度も、こんなに濃い精液が……)
 一度だけでなく、火山が噴煙を巻き上げるが如く巨大な卑柱は何度となく牡の欲望を吐き出す。その都度口蓋に浴びせかけられた白い粘汁がいくつもの層となり、無数の滴りが湯気を立てて零れた。



端的に言うならば「二度目とは思えないほど大量で濃厚な精液を口内へ射精した」ということなのですが、これを複数の単語で言い換えるというのが「大仰な言い回し」ということだと伝われば良いかと思います。実際に本作での小日向諒作品での情交回数は、第一章~第三章まで一回ずつで、第四章だけ弥生や摩耶とは一回ずつ、花蓮だけ三回とこれを加えても少ない方になります。但し一回に掛ける濃厚さでは言うまでもなく、これが小日向諒作品らしいと思う次第です。

さて小日向諒作品でお馴染みの作品間リンクですが、私が読んで分かったのは主人公・鈴笠康太郎の同級生が「二十八歳の義姉【初夜】」の主人公・折原駿一で、後輩が「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に登場する東堂建設の御曹司・東堂龍成ということです。

小日向諒作品では舞台となる斎美市にてほぼ同世界、同時間ということから、登場する人物の年齢が同じであれば同級生であり、年齢差によって先輩同士、後輩同士という関係でも繋がります。19歳の主人公は康太郎だけではないし、同い年の花蓮も市内の大学に通っているということは、顔見知りかどうかはさておき他の作品のヒロインと何処かで接しているとも考えられます。本筋は官能小説ですが、こうしたリンクを意識しながら読むと別の楽しみも見付かるかもしれません。

「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に付いては、近日中にレビュー再編集によりアップし直します。
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