2007年05月

2007年05月05日

号外! 松坂 vs イチロー FENWAY PARKより

グリーン・モンスターアップデートは一ヶ月後とお伝えしてから数日しか経っていませんが、これはどうしても書かないわけにはいきませんっ!

2日前、友人から「フェンウェイのボストン−シアトル戦、チケットがあるよ!」と電話があり、即「行くぜぇ〜!」、僕は電話越しに叫びましたね!

翌日のお昼過ぎ、快晴の下、男4人が小型のレンタカーに乗り込んでいざマンハッタンを出発。
ボストンまでは渋滞と休憩を考慮して片道4時間あまりの予定が、渋滞が思ったよりひどくて、車を止めて球場に入れたのはプレイボールの20分前でした。

ブルペンでのウォームアップゲートをくぐり、真っ先にグラウンドを見ようと通路を急いで駆け抜けると、そこはフェンウェイの緑とファンの赤いT-シャツでいっぱいでした。
さらに運のよいことにライト/センターのボストン・ブルペンがすぐ下にあって、先発の松坂がウォームアップしているのを間近で見ることもできたのです。


フェンウェイ・パークはYANKEE STADIUM同様、球場内は歩いて何処にでも移動できます。さすがに前列のBOX SEATまでは入れませんが、それでも試合開始のイチローへの第一球を見るためにバックネット裏まで行きました。


愛すべきレッドソックス・ファン球場の近くまで来てから気がついたのは、ほとんどのファンが何かしらのレッド・ソックス・アイテムを身に着けているということ。
もちろんヤンキースやメッツでもT-シャツやキャップをかぶっているファンは多くいますが、ここフェンウェイではもう9割以上の人間が「私はレッド・ソックス一筋なのよぉ〜!」と宣言しているかのよう。

だから応援も「球場全体が一つになって」的フンイキで、この温度の高さはニューヨークのチーム以上のものがあります。
8回にみんなで歌う「SWEET CAROLINE」なんてサイコーです!!!
(Take me out to the ballgameみたいなカンジでファンが一緒になって、しかもアクション付きで歌うフェンウェイ名物のお約束ソング)


松坂vsイチロー試合自体は?
日本で中継観てたヒトたくさんいますよね?
いやぁ、松坂荒れてましたね、、、
5回、5安打、5四球、7失点、、、三振は一個だけ。
『DICE-K』の名が泣きます、、、
(ダイスケを英語風に発音するとき、「ダイス」と「ケ」を切って、サイコロのダイスと三振のKに引っ掛けてるわけです。このDICE-K T-シャツ着てるファンも多く見かけました)DICE−K

モニターでのアップで見ると、下半身は安定しているのになぜかリリース時に頭がブレルのがわかります。
どうも身体の上と下のバランスというかコーディネイションがくずれちゃってるみたい。

幸いボストン打線がシアトルのHoracio Ramirezを攻略したからよかったものの、そろそろ本来の力を発揮してくれないと地元ファンの信用が無くなってしまうぞよ、ダイスケくん!


それでも8回裏にはその日二本目になるマニー・ラミレスの一発でボストンが勝ち越し!
岡島や抑えのパペルボンにかわってロメロが9回を締めてボストンの勝利。
もうラミレスのホームランが出たときの歓声と熱気は描写のしようがないくらいのもの。
イヤイヤおもしろい試合でした。


PS: もし、あなたもフェンウェイで観戦するチャンスがあるならば!?
外野の最上階をオススメします。
ライト側の最上階にはオープン・バーがあり、遠目にグリーン・モンスターを眺めながらニュー・イングランドの風に吹かれつつビールを口にする。
開放感があって、なおかつファン同士の温かい会話もあり、ベースボールを楽しむ環境としてはニューヨークよりもベターと言わざるをえませんね。

試合後はまた夜中のフリー・ウェイをニューヨークまでかっとんで戻ってきました。
家に着いたのは朝の3時。
帰国まであと10日。ホントに忙しい毎日です!?

最上階からの眺めはサイコー!

nywine at 11:31|PermalinkComments(3)TrackBack(0) ニューヨークな暮らし 5 

2007年05月01日

A Life in New York 最終回 −孤寒を旅行く−

Dancetheater Beこれまで何百時間もの時を費やして書いてきた当ブログ。
「まったく伝えきれない」とも言えるし、「必死で言葉を選びながら、出来るだけのことはしたのだ。 これで十分じゃないか」とも思える。

つまるところ、「言葉にできるのは人間の胸中にあるモノの、ほんのわずかでしかない」、ということなのでしょう。

最後に多くを語ることはせず、本当に伝えたいことをシンプルに。


僕はこの街、ニューヨークに感謝しています。
ここで出逢った人々、友人、恋人、仲間、家族。
すれ違うだけの出会いもあったし、これからもずっと続いていく人生で重なり合う人たちも多い。
そのすべての人たちに僕はありがとうと言いたい。

人を傷つけたこともある。
その悔いはこれからもずっと背負っていかなければならないのかもしれない。
でも不思議と自分が傷ついたことは、これからの生き方への教訓や糧となってくれる、そう強く感じています。

多くの素晴らしい出会いに恵まれ、僕のニューヨーク生活は本当に幸せだった。
これからは、その幸せを出来るだけ多くの人と共有したい。

そして、愛する人とその幸せをもっともっと大きく育てていけるならば、僕を支えてくれる人たちと、今は亡き母へ無限大の感謝の心を届けられるはずだ。


−旅とは、その旅の終わりに家路に着いたとき、明日への夢と希望を与えてくれるものでなければならない−

そして、多くの先人が語ったように、人生の旅は永遠に続いていくものだと思う。



『孤寒を旅行く』

打木村治さんの大河小説、「天の園」「大地の園」で繰り返し語られる言葉。
並んだ文字からは寂しさを感じるけれど、実はそうではないこと、小説を読んでいただければわかってもらえるはずです。


Thanks a million, New York City!

僕にとって、ひとつの旅が終わります。



−明日に向けて−

このブログは今回で一応の締めくくりとなります。
ですが、僕は帰国後新しい仕事をこなしつつ、もっと本格的な文章に取り組みます。
それが近い将来、『小説』というカタチでみなさんの目にふれることを望んでいます。

「書きたい」という自らの欲求と、「書かれる」ことを切望してやまない僕の中に秘められた記憶があります。


帰国準備の為しばらくアップデートはお休みですが、少なくとも一ヶ月以内にはまた新たな視点から世界を眺めた文章を公開していく予定です。
ブックマークはそのままにしておいていただけるよう切に願っております。


1年半の間、ブログ『ニューヨーク ワインな暮らし』を読んでいただき本当にありがとうございました。


April, 30, 2007  クイーンズ・ニューヨークの自宅にて
                            依田 有滋


              −See you later−


In the Air

nywine at 14:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ニューヨークな暮らし 5