2012年02月10日

「カードショッピング枠の現金化」、警察庁がカード会社に疑わしい取引の届出強化を要請

【ニュース】
実質ヤミ金融「カード現金化」、届け出低調 3年で43件のみ
クレジットカードでほとんど価値のない商品を購入させ、代金の大半を返金する「ショッピング枠の現金化」が実質的に高金利で融資するヤミ金融に当たるとして、警察庁が警戒を強めている。過去3年間に疑わしい取引を届け出たのは国内カード会社267社のうち4社計43件にとどまっており、同庁は9日までにカード会社に対し、積極的に届け出るよう求めた。
(日本経済新聞 2012/2/9)

数年前から被害の拡大が懸念されているクレジットカードの「ショッピング枠の現金化」ですが、カード会社による対応はあまり進んでいないのが現実のようです。

売上処理的には通常のカードショッピングと変わらないため、対象の加盟店が現金化業者との確信が得られないと、なかなか届け出は難しいのかもしれません。

ご参考 >>
日本クレジット協会:クレジットカードのショッピング枠の「現金化」の誘いに注意
日本クレジットカード協会:『クレジットカードのショッピング枠を現金化』にご注意ください!
  

2012年02月09日

2011年12月のクレジットカード業販売信用業務取扱高は前年比+5.1%、経産省調査

経済産業省が昨日、2011年12月の特定サービス産業動態統計調査の結果を発表しています。

クレジットカード業の販売信用業務の取扱高は、エコポイント終了に伴う駆け込み需要の反動で、11月は伸びが大きく鈍化しましたが(前年同月比+0.3%)、12月は同+5.1%とやや盛り返しています。

ちなみに、2011年通しての年間取扱高は前年比+3.9%と、低い伸びにとどまりました。やはり、東日本大震災後の3、4月の落ち込みが大きかったようです。

クレジットカード業の取扱高
(カッコ内は前年同月比。単位:百万円、%)
年月販売信用業務 消費者金融業務 
2011年1月2,753,315(5.0)133,882(▲51,8)
2011年2月2,455,712(7.3)134,652(▲47.7)
2011年3月2,473,271(▲3.2)147,812(▲52.4)
2011年4月2,538,741(▲2.9)132,867(▲50.5)
2011年5月2,713,582(5.3)154,776(▲47.2)
2011年6月2,741,966(7.5)135,444(▲43.6)
2011年7月2,908,494(7.9)128,120(▲34.9)
2011年8月2,771,874(5.1)142,639(▲25.5)
2011年9月2,695,834(4.2)152,807(▲18.9)
2011年10月2,794,697(5.4)145,665(▲9.8)
2011年11月2,884,990(0.3)152,112(▲8.2)
2011年12月3,103,501(5.1)123,347(▲5.3)



(資料)経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」(クレジットカード業編)

関連記事 >>
2011年11月の結果:2012年1月13日の記事参照
  

2012年02月08日

電子マネーの普及状況(2011年12月末)、日経調べ

今日の日経流通新聞に、2011年12月の前払い式電子マネーの普及状況が掲載されていました。

12月は、年末年始向けの食品や日用品向けの利用が増加し、流通系電子マネーが好調だったようです。特に「WAON」は大きく決済件数を伸ばし、一気に5,400万件を超えています。

主要電子マネーの普及状況
(2012年1月6日付け日経流通新聞より)
 発行枚数月間決済件数利用可能拠点数
Edy6,820万枚(10.4)3,200万件(6.7)289,000ヵ所
Suica3,565万枚(11.2)5,284万件(33.5)163,400ヵ所
PASMO1,919万枚(14.0)1,624万件(2.7)118,000ヵ所
nanaco1,597万枚(27.7)5,400万件(28.6)99,600ヵ所
WAON2,320万枚(31.1)5,480万件(15.9)134,000ヵ所
ICOCA662万枚(13.7)249万件(40.7)139,070ヵ所
(参考)
iD1,661万枚(7.2)1,927万件(5.8)537,000ヵ所
(注)2011年12月末現在。カッコ内は前年同月比。「Suica」の決済件数は、西日本鉄道の「nimoca」などを含む。「iD」の利用可能拠点数は対応決済端末台数。


(資料)日本経済新聞、日経流通新聞
(注)「WAON」は2008年4月分から公開。2009年3月の「Edy」、「Suica」、「PASMO」、「ICOCA」の利用件数は推計値。

>> 関連記事
2011年11月の普及状況:2012年1月7日の記事参照
  

2012年02月07日

米シティ、中国本土でクレジットカード事業の認可を単独取得

米金融大手のシティが2月6日に、中国本土でクレジットカード事業を行なうための認可を中国政府から取得したと発表しています。

Citi:Citi Receives Approval to Launch Credit Cards in China(2012/2/6)

外資系の金融機関が中国本土でカード事業を行なう場合、現地金融機関との合弁事業という形態がほとんどで、これまで単独でのカード事業の認可を得ていたのは香港の東亜銀行だけでした。米国の銀行への認可付与を契機に、中国のカード市場の開放は加速するのでしょうか。ぜひ、日本のカード会社の単独認可取得にも、期待したいところです。
  

2012年02月06日

MasterCard日本地区社長、「NFC」と「FeliCa」は共存

少し前の記事ですが、1月27日の日経産業新聞に、MasterCardの日本地区社長ロバート・ルートン氏のインタビューが掲載されていました。

「当社などが手掛ける『NFC』の普及は、日本で浸透しているおサイフケータイの主流規格『FeliCa』の終わりを意味しない。将来は両者が共存し、消費者が目的に応じて使い分けるようになると思う」(日経産業新聞の記事より抜粋)

上記の通り、「NFC」と「FeliCa」のすみ分けについて言及している部分があったのですが、日本では既に「FeliCa」がかなり普及しているだけに、国際ブランドも「NFC」と「FeliCa」の両にらみで非接触IC決済サービスに関する戦略を練っているという状況なのかもしれません。
  

2012年02月02日

すかいらーくグループ、約2,600店舗でクレジットカード・電子マネーの取り扱いを開始

すかいらーくが1月31日に、グループのファミリーレストラン約2,600店舗で、クレジットカードと「Edy」、「iD」および交通系電子マネーの取り扱いを開始すると発表しています(2月1日より取扱開始)。

すかいらーくなど:すかいらーくグループの約2,600店舗でクレジットカードおよび複数電子マネーがご利用可能に!(PDF、2012/1/31)

ちなみに、ニュースリリースによると、クレジットカードの「VISA」・「MasterCard」ブランドおよび電子マネーは三井住友カード、クレジットカードの「JCB」・「アメリカン・エキスプレス」・「ダイナースクラブ」ブランドはJCBが加盟店業務を担うようです。

ガストなどの低価格レストランでのカード決済や電子マネーの導入は、コスト面から難しいのかなと思っていただけに、今回の発表は良い意味で意外性を感じさせてくれました(カード会社側がかなり頑張ったのかもしれませんが・・・)。業界最大手の全国規模での導入を受け、他のファミリーレストランでも、新規導入や対応サービス拡充の動きを期待したいところです。
  

2012年02月01日

ビットワレット、「Edy」を「楽天Edy」に変更

電子マネー「Edy」を運営するビットワレットが今日、6月1日より、会社名およびサービス名称、ロゴマークを変更すると発表しています。

ビットワレット:商号、サービス名称およびロゴ変更に関するお知らせ(2012/2/1)

具体的には、会社名、サービス名称ともに「楽天Edy」とし、ロゴマークも「楽天Edy」をベースとしたものになります。


        ロゴマーク:「Edy」⇒「楽天Edy」

「楽天グループとしての位置付けを明確化」(ニュースリリースより)するためには仕方がないのかもしれませんが、“サービス名称ぐらいは、「Edy」のままでよかったのでは”と思うのは私だけでしょうか。
  

2012年01月31日

2011年11月のクレジットカードショッピングは前年同月比▲1.8%、日本クレジット協会調べ

日本クレジット協会が今日、2011年11月のクレジットカード動態調査の結果を発表しています。

11月のクレジットカードショッピングは前年同月比▲1.8%と、7ヵ月ぶりの前年比マイナスとなりました。2010年11月は、エコポイント終了に伴う駆け込み需要の影響で同+13.4%と大幅に伸びていただけに、仕方がないのかもしれません。ちなみに、クレジットカードキャッシングは同▲9.9%と、ようやく二桁のマイナスを脱しています(2008年10月以来)。

クレジットカード動態調査
(カッコ内は前年同月比。単位:百万円、%)
年月ショッピング キャッシング 
2011年1月2,677,248(4.3)121,131(▲52.3)
2011年2月2,391,453(6.5)120,881(▲48.3)
2011年3月2,480,126(▲2.0)136,991(▲52.0)
2011年4月2,482,092(▲3.3)121,539(▲50.1)
2011年5月2,587,908(1.5)138,660(▲48.3)
2011年6月2,601,608(3.9)120,675(▲45.2)
2011年7月2,780,448(4.7)113,577(▲36.6)
2011年8月2,640,484(1.8)127,756(▲27.4)
2011年9月2,583,492(1.2)137,585(▲20.9)
2011年10月2,664,110(3.3)130,726(▲11.8)
2011年11月2,760,439(▲1.8)137,109(▲9.9)



(資料)日本クレジット協会「クレジットカード動態調査」

関連記事 >>
2011年10月の結果:2011年12月27日の記事参照
  

2012年01月30日

三菱UFJニコス、「UFJカード」のサービスを「MUFGカード」へ移行

三菱UFJニコスのウェブページに、「UFJカード」ブランドの「MUFGカード」ブランドへの変更に関するお知らせが、1月23日付けで掲載されていました。

三菱UFJニコス:「UFJカード」ブランド変更に関するお知らせ(2012/1/23)

具体的には、今年7月をめどに、「UFJカード」のポイントプログラムなどのサービスを、「MUFGカード」のものに統合していくとのことです。

ちなみに、「UFJカード」自体は、既に2009年12月に募集を終了しています。今回あらためて三菱UFJニコスの“新規募集終了カード”の一覧をみましたが、カード業界の再編やうつろいの速さとともに、「スヌーピーカード」や「LINDA」などのカードに少し懐かしさを感じてしまいました。。
  

2012年01月28日

丸善・ジュンク堂、三井住友カードと「MARUZEN JUNKUDO VISAカード」を発行

丸善書店ジュンク堂書店三井住友カードと提携し、「MARUZEN JUNKUDO VISAカード」を発行すると発表しています(2月1日より募集開始)。

丸善書店、ジュンク堂書店、三井住友カード:「MARUZEN JUNKUDO VISAカード」を発行(2012/1/27)

「MARUZEN JUNKUDO VISAカード」の主な特典等は以下の通りです。

・年会費:1,312年(初年度無料、次年度以降も年間10万円以上の利用で無料)
・三井住友カードの通常のポイントサービスに加え、丸善およびジュンク堂での年間カード利用金額10万円毎に1,000円分のQUOカードをプレゼント
・ジュンク堂書店に併設されている「カフェ・ド・ジュンク」の飲食料金を割引


「MARUZEN JUNKUDO VISAカード」

書店でのカード利用が10万円に達しないと還元が受けられない点は、やや残念ですが、丸善やジュンク堂をよく利用する読書家の方は検討してみても良いのではないでしょうか。
  

2012年01月27日

JTB、海外専用VISAプリペイドカード「MoneyT Global」を発行

JTBが今日、VISAブランドのプリペイドカード「MoneyT Globl」を発行すると発表しています(3月より発行開始)。

JTB:Visaトラベルプリペイドカード 「MoneyT Global」を発行(PDF、2012/1/27)

「MoneyT Globl」は、事前に専用口座へ日本円を入金しておくと、海外でATMからの現地通貨の引き出しやVISA加盟店でのカードショッピングができるプリペイドカードで、個人向けプランのほか、ひとつの専用口座で複数のカードを管理できる法人向けのプランも用意されるようです。

ちなみに、同様の海外専用VISAプリペイドカードは、クレディセゾンが昨年7月に「NEO MOMEY」というカードを発行しているほか(2011年6月6日の記事参照)、JTBも2009年7月に「Global money」というカードを発行しています(当初はJTBの子会社による発行、2009年5月13日の記事参照)。JTBのニュースリリースでは、この「Global money」と今回の「MoneyT Globl」の関係について何も触れられていませんが、“リニューアル”という位置付けなのでしょうか(サービス内容はほぼ同じですが、一部手数料が微妙に増減していました)。
  

2012年01月26日

NTTデータ、「CAFIS」の決済センターの一つを大阪に移転

NTTデータが1月25日に、同社が運営する「CAFIS」(カード加盟店とカード会社・金融機関との間の決済データを仲介するネットワークシステム)のセンターの一つを大阪に移転すると発表しています。

NTTデータ:CAFIS、INFOX-NETのBCPを強化(2012/1/25)

具体的には、現在、東京と千葉で二重化運用を行なっているCAFISのセンターのうち千葉のセンターを、今年5月に大阪に移転するとのことです。

ニュースリリースで、“この対応により、関東地域における大規模災害が発生した場合でも、大阪サイトを経由して、継続した取引処理が可能となります”とされている通り、決済インフラを担う基幹サービスとしては、BCP(事業継続計画)の観点から当然の判断といえそうです。ちなみに、データセンターはかなりの電力を消費するだけに、センター移転のもう一つの狙いとして、東京電力の電気料金値上げを見越したコスト削減などもあるのかもしれません。
  

2012年01月24日

「ちょコム送金」、「Pay-easy」や銀行振込をカード払いできるサービスを開始

サーバ型電子マネーの「ちょコム」を運営するNTTスマートトレードが今日、「Pay-easy」や銀行振込の支払いがクレジットカードでできる「ちょコムバンク支払い」を開始すると発表しています。

NTTスマートトレード:「ちょコムバンク支払い」サービスの提供開始(2012/1/24)

「ちょコムバンク支払い」の主なサービス内容は以下の通りです。

「Pay-easy」の支払い
・「ちょコムバンク支払い」サービスのウェブページから誰でも利用可能
・「Pay-easy」納付書に記載されている収納機関番号や納付番号などとカード情報を入力し手続き完了
・手数料は、支払金額に応じて支同金額の4.52〜5.25%
・利用上限額は、1回10万円かつ月間累計10万円

銀行振込の支払い
・利用には「ちょコム送金口座」の開設が必要
・会員ページで支払先を登録後、振込金額等を入力し手続き完了
・手数料は、支払金額に応じて、支払金額の4.52%〜支払金額の5.25%+248円
・利用上限額は、1回1万円かつ月間累計10万円
・着金まで原則3営業日以内
・確認書類をNTTスマートトレードに送付し、振込先をプレミアム登録すると、利用上限額の引き上げ(1回10万円)、着金日数の短縮(原則1営業日以内)が可能

今回の「ちょコムバンク支払い」を利用すると、本来カード払いでない支払いをカードで支払えるため、支払い時に現金や銀行の口座残高がなくても大丈夫、カードのポイントが付く、などのメリットがあります。実際の利用シーンでの得失は、各支払い手段の手数料にも左右されると思いますが、新たな選択肢のひとつとして面白いのではないでしょうか。
  

2012年01月23日

じぶん銀行、アコムから「キャッシュワン」ブランドのカードローン事業を取得

三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムじぶん銀行が1月20日に、アコムが「キャッシュワン」ブランドで展開するカードローン事業を、じぶん銀行に売却すると発表しています。

アコム、じぶん銀行:アコム株式会社と株式会社じぶん銀行との業務提携および会社分割による事業承継に関するお知らせ(PDF、2012/1/20)

「キャッシュワン」ブランドのカードローン事業は、もともと銀行系消費者金融会社として設立されたDCキャッシュワンを、アコムが2009年5月に吸収合併し運営していたものですが、紆余曲折を経て、再び銀行が手掛ける消費者金融を担うことになったようです。

銀行の一事業となるため、今後は総量規制などの改正貸金業法の制約を受けずに事業展開が可能となりますが、携帯電話やスマートフォンを通じた銀行サービスの提供を主力とするじぶん銀行で、どのようなローン事業を展開するのか注目したいところです。
  

2012年01月20日

2011年11月の消費者向け無担保貸付金額、前年同月比▲1.4%

日本貸金業協会が今日、2011年11月の月次実態調査の結果を発表しています。

2011年11月の消費者向け無担保貸付残高は前年同月比▲23.0%、貸付金額は同▲1.4%となりました。貸付金額は、ようやくプラス圏に浮上するかなと思っていたのですが、そう簡単にはいかなかったようです。ちなみに、貸付残高の前年比も10月からほぼ横ばいと、11月は改善の動きが一服しています。

消費者向け無担保貸付の月次動向
(カッコ内は前年同月比。単位:百万円、%)
年月月末貸付残高 月間貸付金額 成約率
2011年1月6,991,178(▲23.7)195,237(▲50.4)29.8
2011年2月6,841,776(▲24.4)195,659(▲47.5)31.4
2011年3月6,646,751(▲24.6)225,424(▲49.3)30.8
2011年4月6,551,023(▲25.1)210,600(▲47.4)32.1
2011年5月6,433,560(▲25.9)235,635(▲44.8)32.0
2011年6月6,302,476(▲25.9)213,099(▲36.7)33.1
2011年7月6,139,176(▲26.0)204,099(▲25.5)32.2
2011年8月6,072,885(▲25.3)225,278(▲14.1)32.4
2011年9月5,974,266(▲24.6)239,204(▲9.9)32.2
2011年10月5,884,340(▲22.9)226,001(▲1.1)32.8
2011年11月5,771,474(▲23.0)229,009(▲1.4)33.1




(資料)日本貸金業協会「月次統計資料」

2011年10月の結果:2011年12月17日の記事参照
  

2012年01月19日

ファミリーマート、200店舗で「銀聯」を導入

ファミリーマート三井住友カードが1月16日に、ファミリーマートの一部店舗で「銀聯」の取り扱いを開始すると発表しています(1月17日より取扱開始)。

ファミリーマート、三井住友カード:ファミリーマートで「銀聯」決済サービスを開始します!(2012/1/16)

具体的な導入店舗は、中国人観光客の利用が見込まれる約200店舗になるとのことです。

ちなみに、1月18日の日経新聞の夕刊で、国内カード各社が現在6万店の銀聯加盟店を2014年半ばまでに15万店に増やす計画と報じられていました。今後も、カード会社による銀聯加盟店の積極的な開拓が続きそうです。