2006年01月20日

引越しました!

突然ですが、思うところあってブログを引越しました。
新しいブログへはコチラからどうぞ。

ここでのエントリはこれで70本目となりました。
短い間でしたが、かなりお世話になりましたね〜。
(プレビューの見やすさは素晴らしかったです)

引越し先でもこれまで通りマイペースで更新していきますので、
末永いお付き合いを・・・

と言っているうちに、さっそくテレビでニュースが・・・


nzrugby999 at 19:54|Permalink

2006年01月16日

すべては帝王のために

7人制ラグビーの全国大会「ナショナル・セブンス」が終わりました。
全国から集った地方代表がしのぎを削り、オークランドが最上位グループであるカップ戦で優勝。病気のため同行できなかったエリック・ラッシュ監督はさぞや嬉しかったでしょう。

オークランドは初日の特徴のない試合運びから一転、2日目には非常に切れのいい動きになっていてビックリ。
「MVPかな?」
と思われた、デビッド・スミスが大活躍。(選ばれませんでしたが)

「この大会って、彼のためにあるようなもんだよね。」
テレビを観ながら、夫がポロッともらした一言にドキリ。まさに、その通り。
「たったひとりに捧げられた全国大会って?」

少なくとも有力選手にしてみれば、チームのため以上に彼のためティジェンス@香港セブンスに戦っている面があったかも。
その彼とは、
NZセブンスの帝王、ゴードン・ティジェンス監督です。
(2004年の香港セブンスにて→)

国内セブンスはこの大会をもってオフシーズンに入りますが、国際セブンスはまさにこれからが佳境。つまり、この大会は国内の総仕上げと国際大会に出場する選手の選考会を兼ねているのです。

特に今年は、3月に英連邦諸国のオリンピック、4年に1度の「コモンウェルス大会」があり、ティジェンス監督にはここでの、
「3連覇達成を花道にセブンス引退、15人制の監督へ転身」
という強い希望があります。

そのため、今年は彼にとっても選手にとっても非常に重要な年なのです。チームが優勝できなくても、ファインプレーを手土産に国代表となり、さらに認められれば、15人制のヒエラルキーを、
NPC→スーパー14と上って行くことができるかも!

実際、イサイア・トエアバのように、セブンスからNPCの数試合を経ただけで、去年11月のグランドスラム・ツアーで若干19歳にしてオールブラックスに大抜擢されたシンデレラボーイもいます。

今年は、たくさんの有力選手がスーパー14に移ったり、日本へ行ったりで、“新人の大量採用”が期待できることもあり、選手の意気込みも一段と強かったでしょう。

夜にはさっそく、ナショナルチーム結成のための4日間の選考合宿参加メンバー31名が発表されました。さすがセブンス!
監督の一存で決まるんでしょう、すご〜いスピード決定@@
ここからさらに17人が選抜されることになります。

個人的に気になった、
ウェリントンのトゥ・ウマガ−マーシャルはケガのため選考漏れ。
同じくウェリントンのナイジェル・ハントは今年も選ばれました。
(雰囲気がピリ・ウィープそっくり!NPCのポジション、年齢まで一緒!)

オークランドのデビッド・スミスやサウスランドのタニ・プキは意外にも選考外。スタンドプレーよりチームプレー重視? 

プキはなんとな〜く「タマちゃん」こと、今年からスーパー14デビューする、ウェリントンのタマティ・エリソンを彷彿とさせる華があったんですが、華よりダンゴ(あれ?字違い´。`?)

そうそう、昨日言ってた「サウスカンタベリーのきこり軍団」。
テレビ放映された準決勝には残っておらず観られませんでしたTT

彼らはトンガから呼ばれたプレーヤーで、サウスカンタベリーのある町できこりをしながら集団生活をしているそうです。試合があるたびに山を下り、
チェーンソーをボールに持ち替え夢に向かって走るのです。
オシゴトもプレーもがんばって〜♪

さ、お次はウェリントン・セブンスです!行きまっせ〜♪

nzrugby999 at 21:36|Permalinkセブンス 

2006年01月15日

ラッシーのいないセブンス

昨日は「ナショナル・セブンス」をテレビで観ました。
いいなぁ、7人制ラグビー、セブンスのアッカる〜い雰囲気♪
開催地のクイーンズタウンもピーカンのお天気で、ワカティプ湖を囲む景観も、相変わらず素晴らしかったです。
「おぉぉぉ〜、これぞニュージーランド♪」
という眺めです。

セブンスのシーズンは北半球だと15人制のシーズンの終わり、つまりかなり春めいてきた頃からが本番。南半球の場合は15人制のオフシーズンの真夏に始まって秋へ。

いずれも気候のいい時期で、浮かれて観るにはもってこい!
間違っても雪の中をこごえながら、ずぶ濡れになって観るスポーツではなく(ラグビーは雨天どころか雪でも決行のスポーツです)、
15人制と違ってサポーター(というより普段はラグビーなど観てなさそうなフツーの人を多数含む観客)のコスプレでも有名です。

ビキニやアフロのカラフル・ウィグはお約束♪
雪が降ったらいくらなんでもビキニは寒いし、
雨が降ったらウィグのセットが乱れるってもんです。(ホント?)
見るからにラガーという、いかついおニイさんのボンデージとか、ナースルックとか。気合入ってますよ〜@@

その辺のところは、以前にこんなのを書いてましたので、よろしかったらどうぞ。

プールゲームで今日のところは予選なので、万遍なく観るに留まりましたが、試合結果はこんな感じです。

個人的にはオタゴやサウスランドに、「おぉ!」と思うほどポリネシアン系がいたのが目新しかったかな? 
「オークランドって、けっこう白人多くな〜い?」
というのが、みんなの一致した感想。意外でした。

ラッシー@香港セブンス一番残念だったのは、セブンスと言えばこの人、オークランドの監督、いずれはゴードン・ティジェンス監督の跡を継いでNZセブンスを率いる、ラッシーことエリック・ラッシュの姿がなかったことです。
(↑まだプレーヤーだった頃。2003年の香港セブンスにて)

数日前の報道によると、
ラッシーはクリスマスの後、肺に血栓があるのが見つかり、
集中治療室に送られ、2週間も入院していたそうです。完治には半年を要し、飛行機にも乗れず、今は監督業どころではない状態のようです。

フィジーのセルヴィと並ぶ、セブンスのレジェンドの、
1日も早い回復を心から祈っています。

さて、今日の決勝戦、どうなるでしょう?
「サウスカンタベリーのきこり軍団がんばってぇぇぇ♪」
(↑この話はまた次回にでも) 

nzrugby999 at 00:10|Permalinkセブンス 

2006年01月14日

ケルストンは宝の山

「とにかく面白いから」と貸してもらったビデオは、
1999年のNZ高校ラグビーの決勝戦。

北島の雄  「ケルストン・ボーイズ・ハイスクール」
            対
南島の名門 「クライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクール」

ケルストンは公立校ながら、超がつくラグビー・エリート校
とは聞いていましたが、ここまですごいとは!

この試合だけで、
サム・トゥイトゥポウ (今シーズンからスーパー14「ワイカト」)
シオネ・ラウアキ (オールブラック)
モーズ・トゥイアリイ (オールブラック)
ジョン・セニオ (NPCのノースランド、ケビン・セニオの弟)
が出ています。
「きゃ〜♪ 私でも名前と顔が分かる人がいっぱ〜い」

夫が「突貫小僧」と呼んでこよなく愛するサム。
彼はある種のアイランダーにありがちな、おっさんくさい外見で
“天然パパ”な風貌。
「彼にも高校時代があったんだ〜」
と、妙に感動。青春してたんでしょうね〜。

当時からヘッドギアを愛用していたようで、最初から最後まで、かなりサイズが合ってなさそうな、ブカブカなのをしっかり目深に被ってました。(高校の備品?まさか・・・ね?)

ビックリだったのはポジションが10番だったこと!
そうか、高校時代は突貫じゃなく、華やかなスタアだったのね♪
でも、決して蹴らない(蹴れない?)10番で、
蹴ったのは全試合で1回だけ@@
おぉ、見よ!この徹底ぶり。アイランダーのド根性ラグビー!

グランドスラム・ツアーが良かった、モーズ。
前に無名時代の写真を見せてもらったことがありますが、
すんご〜い、アフロヘアでした!
「ヘッドギア不要」と断言できるくらい、頭の周りを真ん丸〜く取り巻くチリチリへア@@

ところが、彼もサム同様にヘッドギアを被ってました@@!
ギアの隙間からアフロヘアがわんさかはみ出していて大変なことに。
「あれだけの髪、ギアの中に収めるだけでも一苦労?」
と、余計なことに目が行ってしまって、集中できない!

結論から言うと、今のスキンヘッドに近い短髪は精悍で大正解!
やっぱり頭は小さくまとめなきゃ。小顔はオシャレの基本♪
ケルストンボーイズ@AB練習ねっ? そこのシオネ・ラウアキ。

(ケルストン・ボーイズのモーズとシオネ→)

ということで、
「もう2度と黒ジャージを着ることはないだろう」
と各方面から太鼓判を押されているシオネ。

もう巨体で目立ちまくり。まだプロっぽく絞られていないので、かなり重そーな印象。オールブラックスになってからも、
「80分連続で走れない」
という評価が、堂々まかり通っていたのがよくわかります(笑)

実はケルストン、オールブラックスの
グラハム・ヘンリー監督が校長兼ラグビー部の監督だった
(校長自ら@@)高校として有名です!これがラグビーエリート校の発端なんですが、この件は話すと長くなるので、またいつか。

クイーンズタウンで「ナショナル・セブンス」がありますね♪
よい週末を。

nzrugby999 at 07:29|Permalink

2006年01月13日

チーフ・オブ・チーフス

チーフ(chief)という英語を聞いたら何を思い浮かべますか?
職場で主任や係長クラスの人をそう呼んでいる人や、
CEOのCとして最高経営責任者、社長以上に全権を握る経営者を思い浮かべる人もいるかもしれません。

「チーフっていったら、長官とか酋長じゃない?」
という意見もありそうですね。ニュージーランドでチーフといえば、
圧倒的にCEOのCよりも酋長です(笑)

しかし、個人的には酋長と言われると、どうもアメリカン・インディアンやアフリカなどどこか遠い国の族長のイメージで、実生活につながりません。そこで、いちいち日本語訳にせず、チーフのまま話を進めることにします。

チーフは、NZでは尊敬と敬意をもって口にされる言葉です。
マオリやパシフィック・アイランダーに国家意識が芽生えたのは、「西洋人がそれを持ち込んだから」と言っても過言ではないくらい、彼らの社会は長い間、部族(tribe― トライブ。これもNZでは非常によく耳にします)を中心に営まれてきました。

チーフスロゴスーパー14に「ワイカト・チーフス」がありますが、これは
「ワイカト最高経営責任者たち」
ではなく、
「ワイカト酋長たち」です。
(←ワイカトのロゴマーク)

マオリ人口の多いロトルアをフランチャイズに持つチームで、実際、ポリネシアン度の高いチームです。

部族の長、それがチーフなのです。
他国ならキングともなるべき、絶大な権限を持つ、最高位の人。
一部上場企業のCEOどころじゃありません(笑)

オールブラックスのアシスタント・コーチ、ウェイン・スミスは、タナ・ウマガがオールブラックスからの引退を発表した時、選手たちが泣いていたと語っていました。

「泣いたのは誰だろ?」
まっさきに思い浮かんだのが、
ジェリー・コリンズ
次に、
マア・ノヌ
そして、グッと下唇を噛んで涙をこらえる(想像ですが・・・)
ロドニー・ソオイアロ

私が勝手に「ウェリントン三人衆」と呼んでいる面々です。
彼らの共通点はサモア系であること。

マアはタナ同様、NZ生まれ。他2人はサモア生まれです。いずれもアイデンティティーに強い誇りをもっていることでしょう。

彼らがオールブラックスというエリート集団の中にあって、タナを「チーフ・オブ・チーフス」として崇めていたことは、想像に難くありません。

彼らのタナを見る視線には、
「いつかはタナのように」
という憧れや努力目標などとは異質の、絶対的な尊敬と忠誠が滲んでいる気がしてなりません。時代が時代なら、
「この人のためなら死ねる」
となっていたのでは?

記憶に新しいところで、オールブラックスがグランドスラムを達成したスコットランド戦の直後、黒ジャージのマアとスーツ姿のジェリーがタナを担いでピッチを練り歩くという出来事がありました。

快挙達成で活きのいい若手がキャプテンを担いで喜んでる
誰にでもそう見える構図だったでしょうが、個人的にはあの3人の組み合わせには、もっと深い意義があったと思っています。

いくら若手でも、あの場でピリ・ウィープ(マオリ系)やシオネ・ラウアキ(トンガ系)がタナを担ぐことはなかったでしょう。サモア系チーフが導いた勝利を部族で祝しているのを、他の部族の人たちは温かく見守り、部族に属する者同士としての敬意を表していたのではないかと思っています。いずれにしても感動的でした。

と、今日もまた、タナの話になってしまいました´。`A
あー、タナが止まらない!!

nzrugby999 at 22:03|Permalinkオールブラックス 

2006年01月12日

タナの言葉

タナ2@スーパー12百試合タナほどの名選手の「オールブラックス引退」となると、とても1、2回のエントリでは足りません。
いくら語っても名残惜しいことにはかわりありませんが、
今日もタナの話で。

これだけ慕われているタナの人柄。それを表すのに彼自身の言葉以上のものはないでしょう。メディアに出た彼の発言を拾ってみます。

人は常に自分の人生を支配したがるものだ。
一生涯ラグビープレーヤーであり続けたいけれど、それがかなわないのはわかっている。今が(オールブラックスを引退するのに)最良のタイミングなのは間違いない。」
彼らしい率直で明白な言葉。
この有言実行ぶりがリーダーとしての信任を得てきたのでしょう。

「例え今シーズンが12戦11勝という結果にならなかったとしても、
やはり決断していただろう。」 
ただし、ワールドカップが2007年ではなく、今年であったとしたら、
もう1年続けていた可能性もあったことを認めています。

過去のいかなることにも後悔はない。
過去を変えることはできない。前に進んで、それとともに生きていくしかない。」
去年のライオンズ戦初戦で、タナとケビン・メアラムがキャプテン、ブライアン・オドリスコルに対して行ったタックルが、
「危険なタックルだったのではないか」
として物議を醸した一件に関しての、有名な発言。

オドリスコルはかなりの負傷を負い、そのまま退場。IRBは「問題なし」としましたが、この一件は、
「スペアゲート事件」 (相手を頭から突き落とす危険なタックルを英語では「スペア・タックル」と呼んでいることから)
として、双方に禍根を残すことになりました。
(オドリスコルはグランドスラムツアーの段階でも全治しておらず、
彼がキャプテンを務めるアイルランド戦にはタナは不参加

この件は、イギリス・メディアからの猛烈なバッシングなど、タナの輝かしいキャリアの中で最も辛い出来事だったことでしょう。当時の彼の憔悴とそれを覆す鬼気迫るプレーは今でも忘れられません。

You just have to move on and live with it.
(前に進んで、それとともに生きていくしかない)
という言葉に、彼のさまざまな想いが凝縮されているように思います。

「与えられた環境の中、物事や出会った人たちから多くを学んだ。それによりよりよい人間となり、子どもたちがその恩恵に授かれることを期待している。
コーチ陣も揃って、彼がオールブラックスとして人間的に成長したことを認めています。子どもへの恩恵― やっぱり家族想い!

「世の中にはどうにもならないことがある。
恐らく今の段階で、子どもが私の人生の原動力だろう。
彼らのもとに戻り、彼らにとってベストなことをする時が来た。」

それはまた、タナ自身にとってもベストなことになるでしょうね。
Good luck, Tana! 

nzrugby999 at 20:04|Permalinkオールブラックス 

2006年01月11日

タナの未来

昨日、オールブラックス引退を発表したばかりのタナ。
「昨日の今日でいきなり“タナの未来”なんて言われても〜」
って言われそうですね(笑)

ところが、この引退、あれこれ考えれば考えるほど、
未来はバラ色♪
とっても楽しみになってきたんで、新たなエントリにしてみます。

「オールブラックであるために家族との時間を犠牲にしてきた。それは望んでしたことだったが、今は自分が何かを犠牲にして家族に報いる時だと思っている」
それはタナにとり、黒ジャージを脱ぐことでした。

誰もが認めるように、彼のフィットネスレベルであれば、2007年のワールドカップを花道に引退することも可能だったでしょう。しかし、彼はここで問題を2年先送りするよりも、
「家族のために」
という決心に素直に従うことにしたようです。

そしてもう一つ気になるのが、
「家族ともっと一緒の時間を過ごし、ウェリントン・ラグビー、ハリケーンズ、さらに広い社会に何かを返していくことを楽しみにしている」
と言っていることです。

何かを返していく(≒貢献していく)― putting something back
「このsomething―サムシングって、何だろう?」
そう考え始めた時、急に彼の行く手がバラ色に見えてきました。

そうか! 
彼はオールブラックスでいかんなく発揮され、誰もが認めるところとなったリーダーシップという天賦の才を活かして、
家族へのみならず、
NPCのウェリントンへ、
スーパー14のハリケーンズへ、
そしてもっと広い社会へ― それはつまり、彼自身が所属する、
サモア系を始めとするパシフィック・アイランダー社会へ
貢献していくことを目指しているのでは?


ニュージーランドにおけるアイランダーが、スポーツ選手や芸能人など一部の有名人を除いて、社会的にはあまり上に見られていないのは事実でしょう。

なにか事件があった時、「容疑者はマオリかパシフィック・アイランダー」と報じられることもたびたびです。しかしながら、私は彼らが大好きで、素晴らしい人たちをたくさんたくさん知っています。

タナのように、オールブラックス初のアイランダー・キャプテンとして世界的に名を馳せた人が、自身のアイデンティティー確立のために立ち上がったら? 考えるだけでもワクワクしてきます。

現にタナは、アイランダー率が高く、荒っぽいパワープレーで鳴らしたウェリントンやハリケーンズのモラル改善のために尽くしてきたことで知られ、ニュージーランド人では唯一、世界的なスポーツ界のモラル向上に貢献した人に贈られる、
「ピエール・ド・クベルタン賞」も受賞しています。

家族のために、
チームのために、
社会のために、
キウイの、夢と希望と誇りと尊厳(dignity)のために 
彼がこれから何をしていくのか、ますます目が離せません。

今後のキャリアは、この時期でのオールブラックス引退が、体力の限界でも、引け時の演出でもなく、次のステップへ向かうための、かけがえのないタイミングであったことを証明していくことでしょう。

タナ@スーパー12百試合達成タナ、黒ジャージを着ていてもいなくても、
あなたは真のリーダー。
今後の展開を楽しみにしてるよ、もちろん、プレーもね♪

(↑スーパー12での100試合出場記念式典にて)

nzrugby999 at 17:20|Permalinkラガー 

2006年01月10日

ありがとう、タナ!

とうとうこの日が来てしまいました。今日、オールブラックスのキャプテン、タナ・ウマガがオールブラックを引退することを正式に発表しました。(記者会見の模様は公式サイトでどうぞ)

引退話は去年11月26日に、「ウィークエンド・ヘラルド」がスクープしており、記事に目を通した瞬間に、
「決まりだな。」
と思っていたので、正直、意外感はありませんでした。しかし、やはり一抹の寂しさを感じます。記者会見に臨むタナの表情が揺ぎなく、確信にあふれていたのが、せめてもの救いでしょうか。

引退の理由は、
家族ともっと一緒の時間を過ごすため
と、非常にタナらしいもので、これは本心でしょう。
オールブラックであるために家族との時間を犠牲にしてきた。それは望んでしたことだったが・・・」
彼の言葉は、迷い抜いた時間の長さを感じさせるものでした。

「特に2回のワールドカップの時は最悪だった」
と正直に本心を吐露しており、このまま3回目には臨めないと決断したのでしょう。

これからはスーパー14とNPCでプレーを続けるそうです。
年収100万NZドル(9千万円)で海外チームから誘いが・・
という憶測に関してはきっぱりと否定し、
「NZは祖国。この国を愛し、ここで子どもを育んでいく」
と断言しました。

very Tana@スーパー12タナ・ウマガ、32歳。
テスト数、74試合(うち21試合でキャプテン)
99年、2003年の2回のワールドカップに出場

特に今年は、
12年に一度のライオンズ・ツアー全勝
トライネーション優勝
100年来2回目のグランドスラム達成

と、輝かし戦績を収めました。

「このタイミングでの引退は私自身にも、家族にも、チームにも望ましい」
と、本人も認めているように、2005年というシーズンはこれ以上望みようなないほどの花道だったのかもしれません。

たくさんの夢と希望と誇りと、
キウイが好きな言葉― 尊厳(dignity)をありがとう、タナ! 

nzrugby999 at 21:16|Permalink

2006年01月07日

セブンスどっぷり

今朝は朝イチで「ニュージーランド・ラグビーならこの人に聞け!」と1月1日のエントリにも登場した情報通、ミスターJ(情報のJね´。`A)に誘われ、
「パシフィック・セブンス」に行ってきました。

セブンスとは7人制ラグビーのことで、アジアでは香港セブンスが断トツ有名ですが、ドバイ・セブンス、パリ・セブンス、ロンドン・セブンスなど、世界のあちこちで大会があります。

今日観たのは、こうした国際試合とはまったく関係のないローカル・イベントで、高校別、クラブ別、地区(南太平洋の国を含む)別での2日間トーナメントでした。今朝まで存在さえ知らなかった、
かなりのマイナー・イベントです(笑)

朝10時から夜9時までの長丁場。場所は「エリクソン・スタジアム」という普段はラグビー・リーグ専門のスタジアム。と、勝手がわからないだけに、サンドイッチに雨具まで用意していざ出発!

先生@Pセブンスいやぁ〜、楽しかったですよ。何が楽しいって、
「ポリネシアンLOVE」にはたまんない、濃さ〜♪
観客もプレーヤーもイベントの主催者も、みーんなみんなポリネシアン♪ 英語でない言葉がバンバン飛び交ってました。
先生供Pセブンス(←高校の部で優勝した「セント・ポールズ高校」のサポーター@@ 選手のママの1人かと思ってたら、な〜んと先生でした!決勝戦には民族衣装に着替え、裾をまくっての熱〜い応援)

「ねぇねぇ、このチーム、控えに白人がいるよ〜」
と思わずみんなで指差し確認してしまうほど、ポリネシアンだらけ。アジア人の観客というのも私たちぐらいだったかも・・です。周りのポリネシアンが日本語を話している私たちを不思議そうに見ていたり、7、8歳のポリネシアンの女の子に、
「ねぇ?中国人?日本人?私のおじいさんは日本人よ。」
と、声をかけられたり@@

去年のセブンス界のプリンス、IRB最優秀セブンス選手に輝いたオレネ・アイイがすぐそばに座っていたり、NZセブンスの大御所アマシオ・バレンスがいたりで、けっこうラッキ♪

オレネ@Pセブンスオレネはすでに日本のトヨタで活躍中ですが、(オレネ→)
12月に試合で膝の皿を割ってしまい、しばらくこちらで治療に専念するそう。今日もコルセットでガチガチに固めた足で来ていました。彼の目って吸い込まれるような美しさです。澄んだ目ってこういうことを言うんでしょうね。

アマシオ@Pセブンスアマシオは、「日本に行く」というのだけは聞いていましたが、どこに行くのかは謎でした。
(←アマシオ)
そこのところを、次男・善(8歳)が直接本人に聞いて確かめました。
サニックス
だそうです。3月には行ってしまうそうで、NZセブンスの大御所だけに残念〜。日本での新展開を祈ります。

試合の方も高校生から準国代表までいろいろで、とっても楽しめました。フィジーはニューホープのウィリアム・ライダー他国代表が数人混じる混成チームで臨み、良かったですよ(地区別優勝)。
「セブンズと言えばこの人!」、セルヴィも付き添ってました。

NZセブンスのティジェンス監督の姿も。
今年はオレネ、アマシオ以外にも、リアム・メッサム、「タマちゃん」こと(って西蘭家のみの呼び名)タマティ・エリソン、イサイア・トエアバなど、去年の快進撃を支えた主力選手がごっそり抜けてしまったので、新しい選手の発掘に必死のよう。

日本行き以外の3人は15人制のスーパー14へ。
19歳のイサイアくんなど一気にオールブラックへ大出世!ティジェンス監督の見る目の確かさには定評があるものの、育て上げたとたんに子飼いの選手が7人制を卒業して、15人制へと行ってしまうので辛い役割でもあります。

セブンス同窓会的なこの催し、西蘭家は毎年参加で決まり!

nzrugby999 at 23:27|Permalinkセブンス 

2006年01月05日

モモンガとマジックハンド

前回、
「一家に1人はロックを」
という話になりましたが、さて現役オールブラックスのロック、
ロック@AB練習クリス・ジャック
アリ・ウィリアムズ

ジェームス・ライアン
ジェイソン・イートン

アンガス・マクドナルド
(マルチプレーヤーですが)
が家にいてくれるとしたら、
「誰を選ぶ?」    
という乱暴な質問です。(左からジェイソン、ジェームス、クリス↑)

この際、
どうしてうちに?それって・・・
夫?フラットメイト?兄弟?ボーイフレンド?親戚?息子@@?」
という細かいところは、問わないことにします。

私だったら、断然、
ジェイソン・イートンご指名♪
無名の新人で未知数、ほのぼの系でいいじゃないですか〜♪
(って向こうはいい迷惑?)

彼がなぜマジックハンドかと言うと、ズバリ、その手の長さです!
グランドスラム・ツアーで初めて見たときは、
白いフィジアン(フィジー系)かと思いましたよ@@

セブンスでフィジーの試合を見ている時、夫がよく言う一言。
「手首ひとつ分、腕が長いよね〜」
まったく同感。スピード勝負のセブンスですから、誰でも俊足。脇や前を軽やかに走り抜けていく相手選手。こっちも俊足ながら、
「あ〜、タッチの差で間に合わな〜い。トライ行っちゃうか?」

という瞬間、フィジーの選手だと腕がにゅ〜っと伸びてくるんです。
「出たっ!マジックハンド@@」
思わず言ってしまう一言。

子どものころありませんでした?巨大なはさみの取っ手の部分を開くとジグザグにクロスしたアーム部分の柄がググッと伸びて、先に付いた手が開いて遠くにある物がつかめるっていう、アレ!
(かなり年齢制限アリの局地的思い出?CMもありました)

自分の腕を伸ばせば取れるんですが、あえて座ったままこのマジックハンドを使ってぎこちなく取ってみて、みんなで「おぉ」と感動するとか、せっかく取ったのに落っことしてしまって、これまたみんなで「あぁ」と残念がるとか・・・。そんなものがありました。

マジックハンドのミソはたたんだアームが伸びてくること。
フィジアンやジェイソンがマジックハンドなのは、まさにソコ!
「えっ?こんなに腕、長かったっけ?」
という、普通の人の感覚を超えた長〜いリーチが意外で新鮮♪

しっかり、相手の襟首なんか捕まえて引き倒してくれた日には、本物のマジックハンドで物がつかめた時の感動が蘇るってもんです。こんなところで感情移入されてもウレシくない?´。`A

魔法の腕を持つジェイソンがさらにスゴいのは、走れるってこと!
「走れるロックか〜」
と夫も感心。
アリの「蹴れるロック」
がかなり定着した今、2メートルの長身を揺らめかせながら、かなりのスピードで縦横無尽に走るロックは新しい!

ということで、めっちゃ長くなってしまいましたが、
モモンガ・マソエ

マジックハンド・ジェイソン
ナキ・ボーイズの2人、注目してます♪


nzrugby999 at 20:02|Permalinkオールブラックス