石綿健康被害救済法の救済対象疾患を検討していた中央環境審議会の小委員会は5日、一定の条件を満たす石綿肺とびまん性胸膜肥厚を対象に加える答申案を大筋で了承した。政府は5月にも政令を改正し、対象疾患に追加する見通し。

 石綿肺は石綿を大量に吸入することによるじん肺の一種、びまん性胸膜肥厚は肺を覆う膜の病変。労災保険では適用対象だが、中皮腫と肺がんのみを認めた同法の対象外で、労災保険に未加入の個人事業主らは救済される手段がなかった。

 答申案によると、石綿肺は著しい呼吸機能障害をきたしている場合を対象とする。石綿を扱った職歴が明らかでなくても、大量に吸入したことを示す資料などで総合的に評価するとし、工場近隣に住む石綿肺患者も救済可能になる。びまん性胸膜肥厚は職歴の確認が必要となる。【大場あい】

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