2018年06月19日

傾聴の技術9(事柄への対応)

 クライエントが発信した事柄(事実、出来事、状況)の中から的確なキーワードをとらえてクライエントに伝え返すことを「事柄への応答」といいます。
例1 「被災地の訪問はもう10回にもなるんです」
   「もう10回にも」
例2 「もちろん子どものことは優先順位1番で考えています」
   「優先順位の1番はお子さんのこと」

注1.クライエントの発信した言葉で短く伝え返す。
注2.単純なオーム返しではなく、クライエントが何をいいたいかの急所をはずさずに返していく。
注3.カウンセラーの準拠枠で評価したり、批判しない。



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2018年05月14日

傾聴の技術8(あいづち)

 前回配信の「うなずき」と同様、「あいづち」も簡単受容の一つです。「はい」「そうですか」「それで」「へー」「ふーん」「ほー」「はー」など、いろいろなバリエーションがあります。うなずきも、あいづちも、多様しすぎると会話の流れを阻害しますので注意が必要です。



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2018年05月01日

傾聴の技術7(うなずき)

 「うなずき=うなずく」行為は、相手の話している音声が聴こえているということを伝えるメーッセージ(信号)です。うなずかれると相手は聴こえている(あるいは聞いている)と安心します。相手の話す内容によってうなずき方も変わります。
ヽ擇靴は辰簗世襪は叩ΑΑΔΔ覆困は「浅く」「早く」
△弔蕕は辰箒譴靴は叩ΑΑΔΔ覆困は「深く」「遅く」 行ないます。
但し、うなずきがクセにならないように注意しましょう。


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2018年04月17日

傾聴の技術6(自己一致、一致)

 カウンセラーが専門家として、あるいは個人として仮面を付けていない姿を意味します。つまり、―秧茲乃兇蠅里覆せ僂乃錣襪海函´⊃深造乃錣襪海函´0戝廚靴討い襪海函平瓦亡兇犬燭海箸噺斉阿砲困譴ないこと)などがあげられます。ロジャーズは後に『透明であること』ということばを用いて、クライエントに対して自分自身を透明(嘘のない自分)にすること、と述べています。とても難しい課題です。


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2018年03月25日

傾聴の技術5(ロジャーズの共感)

 クライエント(来談者)の私的な世界を、あたかも自分自身の私的世界であるかのように感じる取ること=クライエントの怒りや恐れや混乱を、あたかも自分自身のものであるかのように感じること、しかし決して自分自身の怒りや恐れや混乱と混同しないこと、これを『共感』とロジャーズは述べています。したがって、ロジャーズが『共感』という場合は、正しくは『共感的理解』という過程を意味します。共感は「過程であって状態ではない」、ということを1975年の論文で発表した、といいます。


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2018年03月04日

傾聴の技術4(禁欲とは)

 本項は私自身の学びを振り返りながら配信いたします。ゆっくりとお付き合いいただけましたら幸いです。

 ロジャーズは、受容について何も条件がないこと、と位置づけました。「私があなたを好きなのは、かくかくしかじかだから」という感情がないことという訳です。つまり、カウンセラーには、ある種のアスケーゼ(禁欲)とクライアント(相談者=来談者)を1人の人間としてまるごと受け取ることが要請される、ということなのだそうです。

 私はコンサルタントとして長年生きてきました。ですから、この禁欲が辛くて仕方がないのです。「禁欲」という言葉の響きは誤解を与えそうですが、非常に的を得た表現だと思うのです。ロジャーズの信奉者にはなれませんが、彼が何を言いたかったのか、に耳を傾けることは大切だと思うのです。ゆっくり、ゆっくりと本項を考えて参ります。


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2018年02月17日

傾聴の技術3(基本的な考え方)

 基本的な考え方の中心にあるのは、人間の中に「実現傾向」を認める点です。人間を基本的によいもの、能動的なものと考えています。言葉を変えれば、人間は自己成長力を持っている、ということです。自分の可能性を自律的に実現していこうとする志向性を持っているのです。傾聴はこのような人間観に立たなければなりません。もう一つ押えておくべき重要なことがあります。。問題を解決するのは来談者(クライエント)自身であるという視点です。聴き手(カウンセラーorセラピスト)が主役ではありません。ロジャーズはこの視点を来談者(クライエント)が中心と明言しました。


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2018年01月29日

傾聴の技術2(準拠枠とは)

 「準拠枠」とは、自分の関心、経験、価値観、感情、知識、思考、想像力など、といわれています。つまり、個人がこれまで培ってきた「人生の枠組み」ともいえるでしょう。ところが、この枠組みが傾聴の妨げになることがままあるのです。「決めつけ」などがその典型となります。頭でわかっているだけに心を白紙にして人の話を聴けないのです。自分の枠組みを一旦棚上げして聞く。これはとても難しいことだと思います。人間は神様ではありませんが、この枠を関係づくりにどうコントロールできるかが課題である、と考えます。



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2018年01月15日

傾聴の技術1(傾聴の意義)

 傾聴は相手を理解するために不可欠な技術です。相手を理解するためには三つの方法があります。〜蠎蠅砲弔い討両霾鵑鰺解する方法(本人や第三者から得られたデータといえます) 他者を通じた理解ではなく、自分の知覚や関心・経験・価値観・知識・想像力・感情で相手を理解する方法(思いつきや決めつけになりやすいので要注意) ロジャーズが説いている相手を内側から理解する方法(相手に寄り添い、相手の欲求・葛藤・感情などの内面の世界を理解する)

 が傾聴の基本となるもので要求水準が高くなります。傾聴の理論や技術をご一緒に考えて参りましょう。

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2017年11月20日

一流から学ぶ7

 どんな分野でもいい、どの程度の能力でもいい、世界一でなくても有名でなくてもよい。黙々と自分にできることにベストをつくしている人には、誰もが頭が下がる思いがする。」これは故斎藤茂太先生のお言葉です。自分への励ましと慰めを込めて「そうありたい」と精進してまいりました。現場一筋に精力的に活動しています。歳は重ねましたが、「力はまだ衰えていない」、と自負しております。            
敬具



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