95年のナトリウム漏れ事故後停止している高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)について、全国の原子力工学の専門家ら33人は31日、運転再開に反対する緊急声明を発表し、民主、社民両党に提出した。

 声明では、もんじゅは14年以上停止したままで腐食などの点検が不十分▽高速増殖炉の将来像が変更され、実用化につながる技術開発の実益に乏しい▽高速増殖炉は経済的に成り立つ見通しがなく、欧米諸国が撤退した技術。核兵器に適した高純度のプルトニウムが容易に生産できる--と指摘している。

 呼びかけ人の小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子力工学)は「実現性のない技術開発に巨額の税金投入は許されない」と話している。【山田大輔】

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