ルート : 小河内ダム → 水根沢 → 鷹ノ巣山 → 榧ノ木尾根
天候 : 曇り 時々 晴れ


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紅葉がよい時期を迎えていそうな奥多摩・鷹ノ巣山へ。

最初は日原から稲村岩尾根ルートを考えていた。
しかし、調べているうちに見つけたのが、小河内ダムから登る水根沢林道。
紅葉はこれからといった感じだったが、
沢音を聴きながらの心地よい山歩きができそうなので、こちらを選択した。

小河内ダムの駐車場から国道に下って、水根バス停からむかし道の入り口へ。


車道を少し登っていって、集落の片隅から登山道が始まる。
しばらくは、植林帯と広葉樹林が交互に出てくる感じ。
このあたりはまだ緑色だった。


最初は水根沢に沿って高巻きの道だが、だんだんと沢に近づいていく。
小さな滝のそばを越える。
少しずつ紅葉が始まっていた。


沢に差し込む光を背に、気持ちのいい場所。
紅葉が盛りのときにも歩いてみたくなった。


沢から離れて徐々に高度を上げると、少しずつ木々の色づきも深く。


途中、出会ったのはひと組だけだったけど、もっと歩かれてもいい道だと思った。
道は一旦、植林の中に入り、そこはかなりの急登でシンドイが。

植林を抜けて、榧ノ木尾根に出るといよいよ紅葉の中心へ。


尾根を少しだけ登ると、今度は石尾根に乗っかる。
はじめて歩く石尾根。広くて気持ちがいい道だ。
目指す鷹ノ巣山が見えてきた。


天気予報からすれば、もっと晴天を期待していたけど、空は雲が広がり、ちょっと寒々としていた。
それでも視界は意外とクリアー。
霞んでいるけど、一番奥には南アルプスが見えた。
甲斐駒から北岳、農鳥岳あたりだろうか?


マルバダケブキの綿毛がたくさんあった。


鷹ノ巣山への最後の登り。
距離は短いけど、結構きつい…


そして、山頂に到着。
登ってきたルートでは全然、人に会わなかったけど、山頂は大賑わいである。


早月尾根は錦色。もっと陽があれば…



富士山は頂上付近と裾野が雲に隠れていて、中腹だけが見えている感じだった。
(写真には上手く撮れなかったけど)

ランチ休憩をしていると、紅葉の尾根にスポットライトが。


全体に薄日が当たっただけで、また色を変える紅葉。
天気はやや期待はずれだったが、いい時期に来れた。


さて下山開始。もと来た石尾根を下っていく。


思っていたよりも歩く人が少なく、静かな山歩きを楽しめた石尾根。
すでに葉を落とした木も多いけど、カラマツの黄葉がいい感じだった。


榧ノ木尾根に向かう巻き道とのジャンクション付近のブナ。


榧ノ木尾根に戻り、水根への分岐(登ってきたルート)を過ぎると、どんどん紅葉が鮮やかに 。


雰囲気のある立派なブナ。


モミジの赤色も。


このあたりの彩りは最高。
どこまでも続く錦色の尾根道を下っていく。



まだまだ続く紅葉の森。


ここは黄色系。
サクサクと落ち葉を踏む音も心地よい。


榧ノ木尾根は、この時期、落ち葉で踏み跡が薄くなってる場所もあるが、
そんなに不安を感じることはなかった。
ここはおすすめできるルート。

紅葉の尾根を抜けて、緑色の世界に戻ってきた。
最後に、ちょっと虫食いだけど、紅一点。


倉戸山からは評判どおりの急斜面を下りて奥多摩湖へ。
疲れた足には、かなりしんどい下りだったが、
想像以上にきれいな紅葉を楽しめた榧ノ木尾根の余韻に浸りながらのゴールであった。