三崎亜記

2009年08月20日

刻まれない明日 三崎亜記


「開発保留地区」─それは十年前、3095人の人間が消え去った場所。街は今でも彼らがいるかのように日々を営んでいる。あの感動から3年─“失われた時”が息づく街を舞台に描く待望の長編。(「BOOK」データベースより)


「失われた町」の完全なる続編。理由もなく3095人の人間が消えた町。あれから10年後の世界。
「失われた町」は正直苦手な話でした。悲しい話で、作品に出てくる人達は悲しんではいけないなんてせつな過ぎるでしょ!
だから最初は続編とわかったときはどうなんだろ?とおもったのですが、「その後」が好きな私としては、ちょっと興味もあった。
結論から言うと、よかったです!
その失われた町で不思議なことが起こっているのです。それが、なんとも暖かい不思議。10年たっているのに・・・って感じで。
後半はなぜ人間が消えたのかの原因をなんとなく解明していて、その対応をしている人達の話なのですが、こちらもせつないのですが、いい話。みんな幸せになって行く。

全体的に今までの作品が伊坂作品みたいにリンクしているところがチラホラと。ちょっと嬉しくなりました。



バナ−



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2009年03月23日

廃墟建築士 三崎亜記


ありえないことなど、ありえない。不思議なことも不思議じゃなくなる、この日常世界へようこそ。七階を撤去する。廃墟を新築する。図書館に野性がある。蔵に意識がある。ちょっと不思議な建物をめぐる奇妙な事件たち。現実と非現実が同居する4編収録の最新作。(「BOOK」データベースより)

七階闘争/
廃墟建築士/
図書館/
蔵守


「七階闘争」
訳のわからない設定。読み終わっても、主人公と同じ心境ですよ。六階や十二階よりも後に出来た七階って・・・何?それぞれの階が違う存在なの?!

「廃墟建築士」
いきなり廃墟を建設するの?まあ、なんとなく無くはないのかな?!って感じですけど、、、。作中に出てくる連鎖廃墟なんてものを考えると、いきなり廃墟を目的とした建設っていうのもわからないでもないが、、、。

「図書館」
これはこれは、久しぶりの設定ですよ。「バスジャック」に出てきた、私が三崎さんの作品で一番好きな「動物園」の続編?スピンオフ?的な作品。これはこれでけっこう好きです。舞台が図書館なのもよかったですね。室内に閉じ込められた書籍があんなことやこんなことに。いいです!

「蔵守」
いや〜、一番わけわからなかった。しかしながら、ちゃんと目的はある。人間が自分でしてしまったことへの始末のためにこんなことをって、なんだか今の地球を汚してしまった人間みたいですよね。それを示唆しているのかな?!



バナ−



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2008年09月11日

鼓笛隊の襲来 三崎亜記


戦後最大規模の鼓笛隊が襲い来る夜を、義母とすごすことになった園子の一家。避難もせず、防音スタジオも持たないが、果たして無事にのりきることができるのか―(「鼓笛隊の襲来」)。眩いほどに不安定で鮮やかな世界をみせつける、三崎マジック全9編。『となり町戦争』の著者、1年4ヶ月ぶり待望の新刊。(「BOOK」データベースより)

鼓笛隊の襲来/
彼女の痕跡展/
覆面社員/
象さんすべり台のある街/
突起型選択装置/
「欠陥」住宅/
遠距離・恋愛/
校庭/
同じ夜空を見上げて


「バスジャック」に続く短編集第二段です。三崎さんは短編集の方がいいですね!今回も奇想天外な世界を見せてくれました。

「鼓笛隊の襲来」は昔はこうだったんだろうなぁ〜と思わせる、おばあちゃんの存在を再認識しました。
「彼女の痕跡展」と「校庭」は人間の記憶のあいまいさの怖さをデフォルメして、不思議な世界が描かれていました。
「覆面社員」はなんでもあたりまえになってしまう怖さが描かれています。
「象さんすべり台のある街」はなんだかた懐かしい感じだったなぁ〜。
「突起型選択装置」はなんだろ?!どこでも聞いたことのない話、読んでみないとわからない不思議な感覚。面白かった。
「遠距離・恋愛」は近未来都市?!変わった遠距離・恋愛のお話。愛があれ距離なんてっていう話なんだけど、ちょっと変(^^;)
「同じ夜空を見上げて」は読み始めて、あれ?これはあの電車事故のお話?なんて思ってしまったけど、ちょっと違う。状況としては同じかもしれないですね。悲しいけど、前向きで、最後の話としてはよかったですね。



バナ−




o_oslot1118o_o at 00:30コメント(4)トラックバック(2) 

2008年09月07日

となり町戦争《映画》


【あらすじ】
戦争という「業務」で繋がれた“僕"と“香西さん"次第に現れる戦争の本当の姿と、リアルに芽生える恋のゆくえ…「舞坂町はとなり町・森見町と戦争を始めます。開戦日5月7日。」ある日届いた、となり町との戦争のお知らせ。偵察業務に就かされた“僕"は、業務遂行のために、対森見町戦争推進室の“香西さん"と夫婦生活を始める。戦時にもかかわらず、町は平穏を崩さない。かろうじて戦争状態と分かるのは、日々のニュースで発表される戦死者の数だけ。だが、戦争は淡々とした日常生活を静かに侵食していき、“僕"は、知らず知らずのうちに、その戦争の中心にいたのだ…。


本だけだと自分の想像の世界だから限界がありますが、映像が加わるとそれはそれでけっこう楽しいものですね。
この話って、戦争を一種の行政の業務と捉えていて、淡々とした世界を描いていて、別世界でしたね。
しかし、映画を見ることで、この作品の物語を振り返ると恋愛物語でもあるのですね。
よかったです。



バナ−




o_oslot1118o_o at 23:51コメント(0)トラックバック(0) 
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