米澤穂信

2017年11月28日

満願 米澤穂信



「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。(「BOOK」データベースより)

夜警/死人宿/柘榴/万灯/関守/満願


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2011年01月21日

折れた竜骨 米澤穂信


ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、“走狗”候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年─そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場。(「BOOK」データベースより)


魔術が普通にある世界で領主が殺される。誰が殺させたのかはわかっているんだけど、実行したのが誰なのか、どうやって殺したのかが謎。領主殺しを示唆した暗殺騎士を追って来た病院兄弟団の騎士が謎を解いていく。
徐々に謎が解けていきどうやって殺したのかはわかって、実行犯を確定しようとしていた最中に、領主が宣言していた通りに呪われたデーン人が攻めてくる。事前に募っていた傭兵と呪われたデーン人の戦闘シーンが実に生々しい。
登場人物にはそれぞれバックボーンがあり、呪われたデーン人が攻めてくる意味もちゃんとしていたので、のめり込みやすかったです。
キリスト教やイギリス・ローマの話などが出てきてわかりにくいかと思ったんだけど、物語の中で自然に説明されていて理解しやすかったです。

今まで読んできた米澤作品とは毛色がちょっと違っていたけど、こうゆうのも書くんですね。「さよなら妖精」を読んでいると違和感がないのかな?!まだ読んでないのよねぇ~^^;



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2010年07月24日

ふたりの距離の概算 米澤穂信


米澤穂信、青春ミステリーの傑作シリーズ〈古典部〉最新作!
春を迎え、奉太郎たち古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、急に辞めると告げてきた。入部締切日のマラソン大会で、奉太郎は長距離を走りながら新入生の心変わりの真相を推理する!(「BOOK」データベースより)


久しぶりの古典部シリーズです。以前までの作品は続けて読めてたので随分ご無沙汰感がありました、まあ途中小市民シリーズが出ましたしね。
で、またまたホータローの「やらなくていいことなら、やらない。やらなければならないことなら、手短に」という省エネルギー精神発揮。
しかし、それをマラソン大会20kmの間で終わらせようなんて考え誰が思うんだろう。ホータロー曰く20kmなんて距離を何も考えないで走り続けられるわけがないということらしい、あと、時間的なタイミングね。
しかし、また面白いキャラが出てきたもんだ「大日向」。今後シリーズに出てくることがあるのかな?!



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2009年11月14日

追想五断章 米澤穂信


古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、結末の伏せられた五つの小説を探していた。調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。二十二年前のその夜何があったのか?幾重にも隠された真相は?米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長編。(「BOOK」データベースより)


門井さんの「おさがしの本は」に続いての、表向きは本探し?の物語ですね。
この作品のタイトルに入っている「断章」って言葉や、リドルストーリーなどなど、「本」についての知らない言葉がたくさん出てきました。読書によって好きな「本」についての新しい知識は嬉しいかぎりです。
感想としては、良く出来た話でした。頼まれて本を探しているうちに、その作家の過去の事件や、人となりなどを知ってしまう。なぜ自分がこの仕事を引き受けたのかも、自分の中ではわかっていたことだけどはっきりとしてきてしまう。
リドルストーリーがいい感じでいかされて、考えが右往左往し、衝撃の結末?!あとは読んでみてください!いいですよ!



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2009年10月27日

犬はどこだ 米澤穂信


開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。(「BOOK」データベースより)


犬はどこだ?
確かに野良犬退治はあったけど、それはちょっとした縁作り?近所づきあい?やりたいこととは程遠い。いやしかし面白かったぞ!面白かったと言っては語弊があるのか?そうでもないよね?
半年間の引きこもりからのリハビリがてら自営業をしてみるこころみはいいかと思う。やはり人に使われたり使ったりは気を遣うよね。まあ、人を使うことにはなるのだが。
紺屋S&Rの二人はもともとそうゆう能力があったのかな?紺屋は記憶力がいいみたいだし、半田は・・・行動力?いいな、私も調査会社がいいな。(影響されやすい・・・)
二つの話が一つになっていく感じもいいですね。しかし、他の作品と違って最後の最後まですれ違い。間際になって電話や調査結果で気づくって、いい展開ですね。
流石米澤さんです!



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2009年05月19日

秋期限定栗きんとん事件(上・下) 米澤穂信


(上)
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。─それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…シリーズ第三弾。
(下)
ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ─。(「BOOK」データベースより)


始まりはなんだかラブロマンス?小鳩君もやっと恋をすることが出来るようになったんだね!ってな感じだったけど、デート中もたわいない会話でも先を読んで彼女に不思議がられたり、小佐内さんと行った甘味屋さんをすすめてしまったりと、なんだから可愛らしいカップルでした。
しかし、ながらそこは米澤さん、単なるロマンスだけで終わるわけはありません。連続放火事件が起きてしまうのですね。そこに、関わらなくてもいいのに小鳩君。またも、関わっちゃうんですよね。まあ、しょうがないって言えばしょうがないのかもしれないけど、、、。
解決編になると小佐内さんも出てくるのだけれど、最初のころは小佐内さんも彼氏が出来て楽しい毎日を無難に過ごしていくのですよ。しかし、前からの読んでいる私としては「嵐の前の静けさ」にしか見えない^^;
前回ほどの怖さはないけれども、それでも外見とはかけ離れた考えにこれでこそ小佐内さんって感じでした。



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2009年02月17日

儚い羊たちの祝宴 米澤穂信


ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。(「BOOK」データベースより)

身内に不幸がありまして/
北の館の罪人/
山荘秘聞/
玉野五十鈴の誉れ/
儚い羊たちの晩餐


とても怖いというかなんというか・・・。「バベルの会」恐るべしって感じですかね。
最後に「バベルの会」は何たるかが語られるのですが、単なるお嬢様の読書会ではないことはたしかです。米澤さんならではなのかな?!
「小市民シリーズ」「古典部シリーズ」「インシテミル」しか読んでいないので、ちょっと怖かったです。米澤さんってこんなものも書くのですね。



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2008年08月06日

夏期限定トロピカルパフェ事件 米澤穂信


小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは“小佐内スイーツセレクション・夏”!?待望のシリーズ第二弾。(「BOOK」データベースより)


怖いよ小佐内さん(^^;)
最初の2章は短編で雑誌に掲載された作品なので、それだけでも完結していたそうです。全部を読んでから解説にそう書いてあった。
私は最後の布石にしか思わなかったから、色々と最初2章のことが絡んでくるだろうと読んでいました。
しかしまあ、小佐内さんはねぇ〜・・・。すごいっすね。

そしておいしそうなスイーツたち。私は小鳩くん同様シャルロットが一番ですね。食べてみた〜い



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2008年07月01日

春期限定いちごタルト事件 米澤穂信


小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。(「BOOK」データベースより)


同じ作家さんだから似てしまうのはしかたがないですよね。小鳩くんがホータローに見える・・・。同じように推理して、しかも、なんだかいやいやなあたりもそっくりです。しかしながら、ホータローとはスタンスがちょっと違う。中学時代に何かがあって、なるべく小市民であろうとして、推理は進んでやらないと心がけてはいる。いるのだか・・・。
ホータローの場合はえるの「私、気になります」の一言で。小鳩くんは小佐内を逃がす(守る)ために推理をしてしまう。なんとも微笑ましい二人なのです。最初のうちはね!^^;
次回の作品は小鳩くんと小佐内さんの過去が明らかになるのかな?!



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2008年06月27日

遠まわりする雛 米澤穂信


神山高校で噂される怪談話、放課後の教室に流れてきた奇妙な校内放送、摩耶花が里志のために作ったチョコの消失事件―“省エネ少年”折木奉太郎たち古典部のメンバーが遭遇する数々の謎。入部直後から春休みまで、古典部を過ぎゆく一年間を描いた短編集、待望の刊行。(「BOOK」データベースより)

やるべきことなら手短に/
大罪を犯す/
正体見たり/
心あたりのある者は/
あきましておめでとう/
手作りチョコレート事件/
遠まわりする雛


ふむふむ、面白かった。
前3作の間を埋める感じで4人の日常?!(非日常?!)が描かれていて、よりそれぞれのキャラクターがわかり、「青春してるなぁ〜」って感じでしたね。
里志がなぜ摩耶花の気持ちにこたえられないのかが里志自身から語られ、ホータローがえるをどう思っているのか、最後にちらつかせ。
これで「古典部シリーズ」が終わってしまったらファンに怒られそうな一冊になってましたね。
次回は2年生になっていることを願って、長編でお願いできないものですかね。



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