2017年06月05日

「恥ずかしながら」の講演

木の連歌
木の連歌

2017年 06月 5日 (月)

今年になって何回目の講演会になりますか?先週の月曜日に木愛の会での木の連歌シリーズの7人目の講演者としてお話をさせていただきました。今までは講演や学生の前でのお話しのほとんどは木組みと伝統構法の事ばかりでした。それなりにそこに集中してお話をしますので自分で言うのも何ですがまとまっていたように思います。最近は年齢の影響もあるかもしれませんが木造に纏わるお話しには変わりないのですが自分がいつごろ何をやっててその背景に何があったかと言ったお話をするようになりました。それは自分の中身整理もあり資料を調べたりすることは楽しいのですがきっとお聴きになっている方々には心の動くものではないようにも思えます。

今回は伝統構法と在来の違いから自分が伝統構法にのめり込んで行った背景。そして今、その伝統構法をどのように展開しているか(現在は板倉構法で)をお話をしました。

お話の内容より会場の席が満席になっていたのには驚きです。

その満席の一番前に息子がいました。親父の話をどのように聴いたか?本人からは未だに話してくれません。

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o_toukairin at 06:51
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2017年06月02日

初めての京都 大山崎

大山崎
大山崎
大山崎
大山崎

2017年 06月 02日 (金)

京都大山崎は我々建築を生業とする人にはお馴染みの環境共生住宅の原点と言われています「聴竹居」で有名です。そして建築家、藤井厚二の実験住宅が点在していたことも有名なお話です。

その聴竹居の真下に今回、日本板倉建築協会の理事会会場になりました「五風十雨」(いたくら3号に掲載)があります。安藤先生が12年前に明治の蔵を改修したカフェとそれに続く板倉つくりの住まいです。12年前の先生のデザインは今の素朴な感じとは少々違っていました。聞くと当時の若い担当者がかなり凝ったとの事。やはり。

平屋の住まいの「芝屋根」は圧巻でした。2階から見たその屋根は2階居室が平屋に見えます。これも安藤先生の断熱の実験だったかもしれません。住まい手はかなり涼しいとの評価でした。

この日は残念ながら聴竹居に入る事は出来なかったのですが「アサヒビール大山崎山荘美術館」までは登りました。

ここを登ったところに「天王山」があります。そこに日本最古の板倉つくりに建物があると安藤先生が教えてくれました。それと聴竹居と合わせて再来を近いました。息子でも誘ってみるか!

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o_toukairin at 07:13
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伝統木造と木組みのトラス

合掌
合掌

2017年 06月 02日 (金)

奈良に蟾臂犬噺世い泙更務店があります。木組みの木造トラスを専門に加工する会社です。原田さんはご夫婦で木組みの墨付けから加工まで全部手作業で行っています。工務店開設当時は木造トラスを理解してくれる人が少なく、師匠大工に教わった事を見よう見まねでお話をするのですが中々伝えるのは難しかったようです。そこで「木造トラス研究会」なるものを立ち上げ、伝統構法とトラスについて皆さんの前で7年前からお話をするようになったようで、それをもとに本も3冊ほど出版をしています。

そんな勉強会に先月の17日に久しぶりに参加をさせていただきました。木組みの構造の考え方。木組みの技術とその考え方など、木造の突っ込んだお話を聞くことが出来ます。

参加者が私を入れて7人。先回にお邪魔した折も同じような人数でした。「もったいない。」このような木造に纏わるお話を聞くチャンスは少ないように思います。木造のお話は今の住宅業界の中で採り上げられることは多くにありますが木材や木組みを理解して設計、施工している人は少ないと原田さんご夫婦は嘆く。

じゃ、多くの方々に知らしめる組織を作りましょうと言ってしまいました。今回参加された方々のほとんどがそれに賛同して頂いたのですがさて、これからどのように進めるか?

酒の席は怖い!!

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o_toukairin at 06:38
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2017年05月17日

知多半島めぐり

美浜
美浜
美浜
美浜
美浜

2017年 05月 17日 (水)

これもゴールデンウィークの事。子供の日に美浜の「山の広場」に出向く予定をしていたところまたまた、息子を誘った。そうしたら家内も行くと言いだし、挙句に娘まで。結局家族4人全員でいく事になってしまいました。この「山の広場」の見どころは小山の様にそそりたつ巨大な「陶器」のオブジェをバックにした劇場。美浜町にお住いの陶芸家スティーブンさん、ヒメナさんご夫婦の作品なんです。6トンの土を約16年かけて完成させたもの。このステージで横笛などのステージが行われ、音響の良さも感じる。

お昼にこれも美浜町にお住いの現在、仕事を一緒にしていますお宅を訪ねる。「パンを焼くから寄って。」その言葉は私には天使のささやきの様に聞こえました。手作りの石窯から出来る自然酵母からの焼きたてのパンをアツアツで頂けるなんて最高です。ここのお宅では味噌や醤油などの発酵食品を手作りしていて、それを大勢の方々に教えています。そこで発酵と腐敗の違いをお聞きしました。その講釈は後にします。

ひとしきりお腹がいっぱいになったところでうちの女性群のリクエストのえびせんべいを買い求めに「香味庵」に。パンを頂いたところでの紹介もありました。大きいお店もいいのですがここのは格別で煎餅の中に入る海老(海老煎餅なゆえに)の量がかなりの量を入れているとの事。他と比べても味が違うとのお勧めの弁でした。油で揚げてないせいか香ばしさが格別です。お店も小さくお客も少なく、我々にとってはゆっくりと買い物ができました。「明日の「「ぐっさん家」」にこの店が出ますよ。」そのぐらい有名なんだ。

美浜から自宅に戻る途中に大野町にあります甘味処「きょうや」さんに寄ってみた。ここは私のリクエストです。既に10年くらい前になりますか、この町の再生の為の会議をここきょうやさんで開かれていました。その中心人物が写真の井上恭子さん。このお店のオーナーです。事前の連絡もなしに寄ったのですが偶然に彼女に会うことが出来、おそらく10年ぶりの再会になると思います。11年前に名古屋から春日井に事務所を移す時、ここ大野町と迷った挙句の春日井でした。ここの2階(今、民泊をやっているとの事)は会議後のお酒の席が盛り上がり、何回か泊めてもらった所です。そんな昔話を子供と家内にしてみました。家族の知らない私の姿です。

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o_toukairin at 07:25
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息子との登山

登山
登山
登山
登山
登山

2017年 05月 17日 (水)

このゴールデンウィークの息子との登山は恒例になってきた。車の渋滞とか人混みを気にしなくて予定が立てれるのは気に入っている。そしてその予定も直前まで迷っていても大丈夫な所も良い。予定日の当日の朝に息子にここに登ると宣告すればいいわけです。今年は「鞍掛山」に行くことにした。普段は5〜600mぐらいの標高が目安なのですが(特に家内も行くとなれば低めに設定)今回は900mぐらいはある。帰りには佐々木さんの「杜のすみか」にも寄りたいし、夕方には家にたどり着き、娘の友人が4人ほど自宅で食事をするとの事なので合流する約束でしたので時間がかなりタイトです。

天気にも恵まれ、登山直前には「千枚田」を見る事も出来た。美しい光景である。手入れをされた針葉樹(ほとんどが杉)の森の中を歩くのは本当に気持ちが良い。時間が絶つにつれ自分がどんどん健康に成って行くような錯覚に陥る。写真の様にロープ場があるようにさすがの標高です、アップダウンがかなりきつい。やはり家内を誘わなくて良かったと内心、胸を撫でていました。

頂上には終わりかけの「カタクリ」の花に出会うことが出来、ラッキーでした。おそらく1週間づれていたらお目にかかる事は出来なかったと思います。

帰りに立ち寄りました「杜のすみか」にはかなりのお客が入っています。こんな山奥の喫茶室にどうした事かと。佐々木さんのお人柄に人が人を呼ぶんだと思えました。ここのパンケーキは格別です。奥様の手作りで普段食べるものよりチーズケーキの様にしっとりしています。お勧めです。

家にたどりついたらかなり中が騒がしい。既に女性4人酒盛りの真っ最中。「うーん、最近の年頃の女の子は」と屈託のなさに少し驚きでした。

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o_toukairin at 06:28
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2017年04月23日

小田原バンガローの内覧会

小田原
小田原
小田原
小田原
小田原
小田原
小田原

2017年 04月 23日 (日)

思えば1年前の3月の末に安藤邦廣先生から一通のメールからここに至ったのです。「板倉のコンペがあるよ」と先生。もし、これが板倉でなかったら応募は見送ったと思います。イメージならまだしも実施のコンペですから緊張もします。ただ我々には板倉のかなりの棟数の実績がありますし、板倉に関連する組合や協会で普及の活動もしています。出すからには「勝ちたい。」との一心でした。

おおよそ1年後のこの4月20日に内覧会があり、市長はじめ安藤先生まで駆けつけて頂き、盛大な会になりました。

会が終了後は安藤先生を囲んで1時間ほど即席の座談会まで執り行い、改めて先生の板倉に対する思い、住まいの対する思いをお聴きする時間に成った事は自分のおおいなる励みにもなりました。

もっともっとこの「板倉つくり」の素晴らしさを皆さんに伝えないと。一人気持ちの中で奮起をしています。

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o_toukairin at 08:15
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2017年04月11日

いいとこの「ぼっちゃん」?

先祖

2017年 04月 11日 (火)

先日(3月の頭)に久しぶりに山形に帰省したことはこのブログでアップしました。近い親戚にあいさつに回るのが恒例ですが幼少のころに従妹と遊んで一番楽しい思い出に残る母の実家にも当然に出向きます。そこでのお話で母のお父様が村の村長であった話が出てきた。村長とはすごい!!。当たり前の話ですが母は村長の娘であった訳です。と言う事は私は村長の孫。今までそんな意識はありませんでしたが、それってプチ自慢になりますよね。

私の実家のお墓が寺の山門のすぐ傍に建っています。(写真がそうです)寺の本堂や裏のお墓に向かう時は必ず皆がその前を通る様な1等地の立地条件のところ建っているのです。何故に実家のお墓がこんなところにあるのか疑問でした。まして実家の「東海林家」は「分家」に当たると聞いていましたので尚更です。聞くと私の父の父の母の兄弟(ややっこしいな!)が戦地でかなりの手柄を立て、村に多大な貢献をしたゆえに戦死をして村に帰った時に村のお金(税金)でここに建立してくれたと聞きました。おそらく本家の「東海林家」の力もあったように思います。実は本家の「東海林家」は当時、この村一番の本家であったと兄は父から聞いたと言って話をしてくれました。

そうです、かく言う私は両親とも良家の出の様なのです・・・・・。

それではここに居る私は?「ただのおっさん!!」

そうではありません。「いいとこのボッチャン」なんです・・・・・。

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o_toukairin at 08:13
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間取り

勉強会

2017年 04月 11日 (火)

本日に添付の様な勉強会を予定しています。私が20数年前から行っていますプロ向けの勉強会です。

「間取り」と言いますと一般の方々も良く口にしますし、プロ級に素敵なものを作成する方もいらっしゃるくらい身近な言葉ですね。

「間取り」の「間」はあいだと読む訳です。ここから建築家らしい流れにしますと、「間」は何かと何かのあいだ、そこには2つ以上の何かが存在する事になり、そのあいだが「間」になる訳です。またまた建築家的な言い方をしますと、その「間」こそが「空間」と呼ぶものと思っています。そして、その何かの一つは壁や床や天井の場合もありますし、もっと言えばそれが「人」の場合もあります。もう一つの何かは「自分」であったりもします。

物と物。物と人。そして人と人と言うようにその関係性で表現されるのが「空間」と呼ばれるもの。そうです「建築空間」をつくる基本はその関係性を考えたり整理したりするのが私達建築家の仕事の様に思っています。

ちょっと、難しかったかな?この勉強会、残念ながら満席になってしまいました。

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o_toukairin at 07:24
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2017年03月11日

もっと、いい家づくり!

バンガロー
バンガロー
バンガロー

2017年 03月 11日 (土)

今朝も2時半に起床でしょうか。早々にテレビのスイッチを入れる。毎日の日課です。本日はどのチャンネルも6年目になる東北の震災の報道です。リュックを背負ってスタッフと震災1か月後に歩いた阪神。仮設、本設と震災から半月後からかかわった東北。自分の住まいに対する考えや思いを災害に直面する事に問いかけ直しているように思います。特に阪神でのショックは今までの木構造に対する自分の取り組みのほとんどが否定された様に打ちひしがれていました。そこから見出したのが「木を組む」事です。木造は木を組まないとダメなんです。

東北の震災では200棟の仮設住宅を板倉(落し板壁構法)で提供し、その現場での体感はプレファブの物とは住み心地は格段の差がありました。住まい手を包んでくれるものはビニールや建材ではやはりだめです。木や土のように湿度をコントロールし、熱を蓄えてくれるものでないと心地よいとは感じないのです。

小田原のプロポーザルで1等を取ったバンガローがほぼ完成しました。今月は役所の検査の連続で少々うんざりしていますがご覧になってみてください。野積みされたばらばらの材料からこれほどの空間ができるのです。この杉の厚板の中での時間はきっと子供達に印象深いものに成る事でしょう。

私たちは「もっといい家づくり」をして行かなくてはと思います。そして「もっと質の高い家づくり」をして行きます。

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o_toukairin at 06:12
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2017年03月10日

剱持棟梁の祝賀会

剱持
剱持
剱持
剱持
剱持

2017年 03月 10日 (金)

おおよそ2年ぶりの帰省になります。鶴岡(山形県)に剱持猛雄という棟梁がいます。全国各地で伝統構法での住まいや建物を建ててきました。その功績を国や地元、鶴岡市が「名工」として認めたのです。同郷と言う事もあり伝統木構造の会議などで「なまり」を入れながら良くしゃべくっていました。私が卒業した高校はここ鶴岡にありましたし、私の実家と剱持さんの家との距離は車で30分ぐらいでしょうか。

その祝賀会に名だたる棟梁が集まりました。最後の宮大工と言われた西岡常一の一番弟子、奈良斑鳩工舎の小川三夫棟梁。とやまの名匠、田中健太郎棟梁。そして東京大学名誉教授の和田章先生などそうそうたる方々がここ鶴岡までお越しになられたのです。

私もこの地を離れて45年になります。故郷を思う機会が年々少なくなっていくように感じていました。自分の生まれたところにこのような人間がいる事を改めて誇りに思えました。

この錚々たる方々とお酒を飲めば、その間はただのおっさんかも。

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o_toukairin at 07:37
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