空を見上げて
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自然療法

Merry Christmas !

BlogPaint今年も残りわずかとなりました。
年々時が経つのを早く感じるのは、
1年の割合が、年を重ね分母が増える分
短くなるためといいますが・・
例えば10代の1年は1/10なのに対して
30代の1年は1/30となるように、
それだけたくさんの経験が凝縮されていくんですね・・

それでも今年は大きな出来事があり
いろいろと考えさせられた
忘れられない一年になりました。

そんな2011年最後のブログは、先日行ったハーブティーショップについて
アロマ関係のお仲間と打ち合わせを兼ねたランチをしに
今年10月赤坂にオープンした『ゾネントアハーブティーショップ』に行ってきました。

場所は赤坂サカス近くのにぎやかなお店がたち並ぶ中、白を基調とした落ち着いた空間。
店内にはかわいらしい絵柄のバーブティーがずらりと並び、
おもわずときめきスイッチが入ります。
その奥に、カウンターを備えたカフェスペースがあり、
卵や乳製品を使用しない軽食や数々のハーブティーが楽しめるようになっています。

初来店の私はロールガレットのランチセットをいただきました。
20111224-1
蒸し野菜とチキンが1ロールずつのガレットと
にんじんとりんごのドレッシングがかかったサラダ、
野菜のスープとピクルスが付いていて、
軽食かな?と思いきや、意外とボリュームがあって
満足感のあるランチでした。

20111224-2ご一緒したお仲間はご常連とあって
特別に新メニューを。

豆乳で仕立てたお野菜たっぷりのグラタン。
こちらも少しおすそ分けをいただきましたが、
野菜のうまみが利いていて、とても美味しかった!

20111224-3最後に選んだハーブティーとおまけのデザート。
私は『守護天使のお茶』をいただきました。
・・・名前だけで選んだ??
 でもスッキリとして飲みやすいお茶でした。
デザートはお砂糖、卵を使用していないケシの実の入った
プチケーキ。ジャムを使っていて天然の甘みが優しかったです。

話題もアロマやハーブや、ヨーロッパの国々の話で盛り上がり
お腹も心もほっこりと癒される有意義なひと時でした。

来年はOACでもメディカルハーブのセミナーを開催しよう、という話でまとまりました。
アロマの精油もイギリス、フランス、ドイツなどではそれぞれの使われ方、位置づけがありますが、
ハーブティーについてもそれぞれの事情があるようです。
そんな自然哲学的な話から、ハーブの味を試したり、効果を知ったり、
そして自分だけのハーブティーをブレンドしてみたり・・・
その情報はこのブログでもお伝えしていきたいと思います!

今年も気の向くままに綴ったブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
来年はもう少し頻繁に発信していきたいと思っておりますので、
2012年もどうぞよろしくお願いいたします! 




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融合医療

6月12日(土)昭和大学にて「国際融合医療協会発足式」
記念講演会に参加しました。
テーマは『統合医療から融合医療の時代へ』

そもそも融合医療とは?
統合医療と融合医療の違いは?

という疑問になりますが・・・
元は英語の『integrated midicine または integrative medicine
同じ語句の日本語訳、解釈が「統合」から「融合」になったようです。

もともと、ヨーロッパでは「Complementary Medicine:補完医療」、
アメリカでは「Alternative Medicine:代替医療」として
従来の西洋医学に対して、それに代わる医療、または補う医療を分類していました。
それには中国医学(鍼灸や漢方)やインド医学からハーブ療法、アロマセラピー、
食事療法、免疫療法、心理療法、等など幅広い領域の医療・療法が含まれています。
その後、2つは統合され「Complementary and Alternative Medicine:
補完代替医療(通称CAM:カム)」と呼ばれるようになり、アメリカを始め
ヨーロッパ各国の大学の研究所でも科学的な研究・検証が行われるようになりました。

そしてCAMはそれぞれ独立した医療体系のことをいっているのですが、
西洋医学に多種のCAM含めた医療・療法を、患者さん個々にあわせて
組み立てていく医療を「統合医療」と定義するようになったのです。
(アメリカでは「alternative」に対して「integrative medicine」、
イギリスでは「integrated medicine」という傾向にあるようです)

最近になって日本でも、鳩山元総理が2010年1月の施政方針演説の中で
「統合医療の積極的な推進の検討」を打ち出し、
現在の健康保険制度では適応されない代替医療の保険適用や
保険診療と自由診療を併用する混合診療について
プロジェクトチームが組まれ、日本国内での実態調査が始まりました。
・・・菅政権になり、どうなっていくのでしょうか?

このように日本でもやっと統合医療が認知されてきた今、
ここで融合医療とは・・・
講演会を聞いた限りで、私なりの認識をまとめてみました。

統合医療は、ある意味寄せ集めの医療で、
根本には西洋医学があり、それで対処できないところに代替医療を用いています。
本来は病気の予防や根治、未病の段階や健康増進を目指している医療ですが、
実際は、西洋医学では解決できない終末期や原因不明の不定愁訴などに
適用されることが多く、これは今の健康保険制度が影響しているように思います。

・・に対して融合医療は、
西洋医学と元来日本にあった伝統医療や代替医療を同一の立場におき、
重要なのは患者さん自身が自分の治癒力を活かすこと、
つまり、免疫や抗酸化、発酵、再生など人間が本来持っている機能を最大限に活かす医療
・・・とのこと。
確かに西洋医学では血圧が高ければ下げる、病原菌がいれば殺す、などと
本来自身の体が持っているホメオスタシス機能を
いわゆる「西洋薬」によって低下させてしまっているように思います。

また、現在の医療は病名がつかないと治療・医療が始まりませんが、
融合医療では予防医学的な段階、病気になっていく過程や
その進行度合いに対して医療や療法が存在します。
生活習慣病を自ら作り出している今だからこそ、
「融合医療」の考え方を持つことが必要なのかもしれません。

そしてこの「融合医療」で最も大事なのは、
自分(患者)が自らの体や健康に対する意識を高めること。
ここでは、医師が中心になって組み立てていく統合医療ではなく、
自分が中心になって、医師だけでなくさまざまな療法のセラピストが関わり、
健康になるための情報を収集し、自ら実践していくのです。
冒頭の融合医療「協会」が「学会」になっていないのは、
医療者、研究者だけでなく、様々な治療家や患者も含めた「会」であることのようです。

そうなると、もちろん自身でも自分の健康のために学ぶことが必要です。
さらには、医療コンシェルジュのような、
自身の健康をアドバイスしてくれる職種の人が必要とされてくるかもしれません。
病気になることに備えて、使わないかもしれない保険をかけるより、
病気にならないように、自身の健康維持のために
自分に投資するほうが賢いかもしれませんね。
それが、ゆくゆくは国の医療費を削減し、
真の健康長寿国日本を築き上げていくのではないでしょうか。



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GW ロハスな旅 飯山編

ロハスな旅、2日目は長野県飯山にて。

午前中は斑尾高原にてトレッキング
ブナの森を探索します。

SN390168山は、なんとまだ雪景色。
長靴に履き替えてのトレッキングとなりました。
例年よりも少し遅れている様子・・・
新緑のブナ林のはずが・・雪山散策となってしまいました。
でも、この暖かい青空に・・白い雪が
なんとも心地よく、すがすがしく、とても贅沢な気分です。

SN390176ブナの木は、成長するのに何十年もかかるそう。
木を切られてもその横から枝が伸びだし、
悠々とそびえ立つ姿は、穏やかな安心感を覚えます。
また「ブナの森は枯れない」といわれるほど、
たくさんの水を含んでいて、樹に耳をあてると水の流れる音が
聞こえるとか・・・まさに命の鼓動ですね。

SN390182そのブナ達も、少しずつですが芽吹き始めています。

ブナと話をしていると、「ヒメギフチョウ」という
めずらしい、天然記念物の蝶に遭遇。可憐に現れました。
黄色い模様が入った蝶で、北海道や東北に生息し、
長野は見られる最南端だそうです。

SN390188SN390191
山は木々が横倒しになって・・・

雪に埋もれていた木々が
徐々に起き上がってきている・・・


歩くのは道がないので、滑りたい気分。

樹だってこんなに根元が曲がってしまって・・
雪の力ってすごいんですね。

SN390210つづいて湿地帯へ移動。SN390208

水芭蕉の一帯が広がっています。
まだこれから顔を出すといった感じで、
水の中に埋もれている →→→

こんな水芭蕉を見たのは初めて。
小川の流れに揺られて・・・結構早い流れです・・
それでも純白の花を大きく開かせています。
SN390202
じゅうたんのように一面に広がった
大地の中に立っていると、
水の音が心地よく、
春の力強いエネルギーを
全身に感じました。

SN390215斑尾高原の自然を満喫したところで、お昼。

長野のお蕎麦は、昨日と違って・・・見た目は普通の色。
でも、つなぎには山ごぼうの葉の繊維を使っているそう。
コシというか、歯ごたえというか、噛み応えがあって、
噛めば噛むほど味が深まる、またまた新しい蕎麦体験でした。

SN390218
午後は、北竜湖で桜と菜の花見物。
東京ではゆっくり桜も愛でていなかったので・・・
1ヶ月遅れて、桜を楽しむことができました。

この湖はなんとハートの形をしているんですって。
オス・メスの竜が南北に住むといわれる・・・
なんか神秘的でロマンティックな湖ですよね。

そんなこんなでのんびりしていると、
あっという間に帰りの新幹線の時間が・・・

東京に戻ると、どっと蒸し暑い空気が・・・一気に現実に戻りましたが、
美味しい空気と、青々した景色と、大地の味と、人の温かさと、
多くのものに五感を刺激され、気力充電の旅となりました。




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GW ロハスな旅 十日町編

ゴールデンウィークもあっという間に過ぎ、急に暑くなった毎日が続いています
皆さんはどんなお休みを過ごされましたか?

私は、ゴールデンというほど長いお休みではなかったのですが・・・
新緑のパワーを浴びたい!ということで、新潟・長野へ行ってきました。

まず、1日目は東京から上越新幹線に乗って越後湯沢まで行き、
そこからほくほく線で十日町へ向かいました。
電車の窓から見ると・・・なんとまだ雪がちらちらと残っています。
山のほうだけでなく、線路脇にもチラホラ・・
暖かいのに雪が見れるって、なんか贅沢な気分ですね。

十日町の駅で友人に再会。今回の旅を案内してくれました。
友人の実家に寄った後、午前中のうちに山菜採りに出かけました。

山間の斜面に沿って段々と田んぼが広がり・・・
(関東で見るだだっ広い、四角い田んぼとはずいぶん違います・・・)
その斜面に山菜があるというのです。
長靴に履き替え、斜面を登ったり、降りたり・・・
友人のお母さんは急な斜面もすいすいと、お猿さんのようです。
最初は、どれが雑草だか山菜だかわからなかったのですが、
だんだんと目が慣れ、コゴミやタラノメ、ゼンマイなどをゲット!

短い時間でしたが、汗はかくし、息は切れるし・・
絶対筋肉痛になる・・と思いましたが、後日・・大丈夫でした。
ホント自然の澄んだ空気の中で、気持ちのいい汗をかくことができました。
その後は芝峠の温泉でゆっくり汗を流し、リラックス
GWということもあってにぎわってはいましたが、
露天風呂から見る、木々が芽吹いた山々の風景に、心から癒されました。

SN390151SN390152SN390154収穫した山菜達

左から
フキノトウ

タラノメ

キノメ
(アケビの
ツル)
SN390156SN390157SN390158
下の段
左から

ゼンマイ

ウド

コゴミ


SN390160
全部でこんなにたくさん採れました。
ほとんどお母さんが採った感じ??
種類別に分けて、お料理に使います。
ゼンマイは天日に干して、何度も揉みほぐしながら
乾燥したものをお料理に使うそう。手間がかかるんですね。

SN390164ジャーん!
そして出来上がった山菜料理の数々・・・
天ぷらから、お浸し、酢の物、煮物、などなど
山菜はもっと苦いイメージがありましたが、ぜんぜん。
甘くて、新鮮で、ほんとうに美味しかった。
加えて、魚沼産のコシヒカリ。2杯もおかわりしました。

そしてもう一つ、お昼に食べたお蕎麦が、これまた絶品でした。
SN390162「由屋(よしや)」という有名なお店。
お昼を過ぎているのに、ガイドブックを持った方々が行列。
30分くらい待って、ようやく席につけました。
蕎麦は布海苔をつなぎに使っていて、ヒスイのような淡い緑色。
キレイに、がっつり大盛りに盛ってあります。
のど越しがツルツル、モチモチでほんとうに美味しかった。

またまた、食に走る旅となってしまいました・・・
夕食後、友人宅の長野県飯山へ向かいました。
その続きは、また後ほど・・・お楽しみに!


 いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
 周りからのお声により、今月からコメントを受け入れることにしました。
 なるべく返事を書くようにしますので、ご感想などある方はどしどしご記入お願いします。


oacblogoacblog  at 10:25コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

統合医療展

先日東京ビックサイトにて統合医療展が開かれ、
日本補完代替医療学会のご好意に甘え、OACの案内をさせていただきました。

IMG_3534
統合医療ということで、
予防医療、補完代替医療、
抗加齢医療などが関わり、
サプリメントやハーブ、鍼灸、
ホメオパシー、温熱療法など
様々な療法が集まりました。

ここで、気になった療法を紹介します。


IMG_3536まず、同じブースでお世話になったのが
日本アーユルヴェーダ・スクール」。
アーユルヴェーダとは、古代インド発祥の伝統医学で、
その歴史は5000年以上と言われています。
古代インドの言語:サンスクリット語で
「アーユル:生命」「ヴェーダ:科学」という意味があります。
医学だけでなく、日頃の食事や運動など生活に関わることすべてが科学されています。「ヴァータ:風」「カパ:水」「ピッタ:火」の3つの
体質があることは知っていましたが、さらにヴァータは風と空、
カパは水と地(土)の5つの要素に分けられることを知りました。
健やかに生きる知恵が身につきそうですね。

特に人が集まっていたのは、ホメオパシーのブース。
「ホメオパシー」とは「同種療法」と訳され、1970年代にドイツのハーネマンが提唱した療法で、
フラワーレメディの元にもなっているものです。
その基本法則は、「同種の法則:病気を起こすものはその病気を治すことができる」とし、
いわゆる毒をもって毒を征すという考え方で、本来は有毒であるトリカブトや水銀などが
レメディとして使用されます。しかし、同時に「超微量の法則」という法則があり、
「物質を限りなく水で希釈すると、そのエネルギーはさらに強まる」としていて、
極力微量に使用するので、誤って飲んでも効力がないだけで無毒です。
薬力学からみると矛盾な気もしますが・・・
これは量子力学からみて、「粒子と波動」から説明されるそうです。

私は10年程前にロンドンのLCCHでホメオパシーのファンデーションコースに通いましたが、
そのとき郊外にあるレメディをつくる薬局を見学したことがあります。
印象的だったのは、希釈した溶液を厚い辞書の上でガンガンと音を立てて振る様子。
希釈とこの振動こそがポテンシャルエネルギーを高める行為なのだそうです。
ホメオパシーのレメディを見ると、30Cや200Cなどの種類がありますが、
これは、C:100倍希釈を30回繰り返したもの、200回繰り返したものという意味で、
効力的には200C>30Cとなるわけです。
機械を使わず、人の手でおもいっきりガンガンやっていたので、
本当に原始的・伝統的なんだな・・・と感じたことを記憶しています。

今後このようにさまざまな補完代替医療が、
どのように日本の医療制度の中に取り入れられていくのか・・
どのような科学的根拠を持って認められていくのか・・
会場にこられた方からもそのような疑問・質問が多々聞かれました。

統合医療の奥深さ、そして複雑さ・難しさを改めて感じた1日でした。




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