November 10, 2009
私が選んだ「クリスマスに読みたい絵本2009」
いよいよホリディシーズンですね。
この時期に読む絵本は格別。
私は1年間ずっとクリスマスに読む絵本を探しています(笑)
そしてこの時期まで温め続けた絵本、いくつか紹介しますね。
別館ブログへどうぞ。
__________________________
さてさて。
私がお教室の子ども達と絵本を読むとき、
まず、次のどちらに入るかを考えます。
A リズムや言い回しを楽しむ絵本
B とにかくストーリーに引き込む絵本
C ひとつひとつ考えながら読み進める絵本
表紙をゆっくり見て、いろいろ話し合う、くらいならいいですが、
ひとたびページを開くと、上記のA,B,Cどれに入るかで、読み進めるスピードが全然違ってきます。
タイプAは歌の絵本、詩の絵本や、お馴染みの昔話などです。
文字通りに読まなければ意味がありません。
だって、英語特有のリズムを楽しむもの。私が作ってはいけない。歌本ならもちろん歌いながら。あればCDもつけて、大いに盛り上がりたいと思います。ライミングをしないと気持ち悪い、と感じるほどの、英語のリズム感は、こういうところで育つもの。(そういえば、こんな記事書いてました)
又、「決まり文句」というのも変えてはいけません。
桃太郎の桃は「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れてくるもの、と決まっているように、
白雪姫に出てくるお妃様は"Mirror, mirror on the wall, who is the fairest of them all?"と言うものと決まっている。fairという単語に馴染みがないからといって、most beutifulなどに変えてはいけないと思います。
タイプBの絵本を読むときも、余計な口は挟まず、一気に読むほうがよいと思っています。
絵を指差しながら、
What's this?
What color is his hat?
なんてくだらないクイズで茶々を入れると、せっかくお話の世界に入り込んでいる子ども達
「いーから、先読んでっ」
と怒ってきます。あるいは、確認されることに嫌気が差して、冷めてしまいます。
但し、お話の展開がだれるときや時間の調整がいるときは、文字通りに読まず、勝手にはしょったりすることもあります。
ストーリーが楽しめればよいのです。
タイプCの絵本。これは一ページずつ、場合によっては、一文一語に拘って読む本です。
○○(登場人物)は何を考えて、こんなことしているの?
どういう状況なんだろう?
今、○○はどういう気持ち?
そんなことを問いかけながら、読み進めるのです。
理解度を確認しているのではありません。考えて欲しいのです、深く。
このときは、もう英語には拘りません。何語でも構わない、どんどん考えてくれ!
場合によっては、私も日本語を入れます。
著者が伝えたかったことを、しっかり受け取りたいと思います。
ちょっと話は飛びますが、
私は年に何回か、小口真澄先生に英語ミュージカルの指導を受けています。
真澄先生は、一つの科白の裏にある気持ちや考え、状況などをすごく深く考えさせます。
そのシーン、あなた(=役)の立っている所の気温は?匂いは?空気は?どんな気持ち?疲れてる?お腹が空いてる?興奮してる?
真澄先生の瞳が、いい加減な答えを許さない。だから、みんな必死で考える。
(このワークショップは先生も生徒も英語のみです。)
その経験が、このタイプCの絵本の読み方に繋がっています。
__________________________
さて、今年のクリスマスに読もうと思って選んだ絵本の中に、
サンタやプレゼントは愚か、クリスマスの「ク」の字も出てこない、季節が冬ですらないものが、数冊あります。
それらは、シェアリングや、戦争の悲しさや平和への希望について描かれた絵本。
● Four Feet, Two Sandals
● A Child's Garden
です。
● A New Coat for Anna
● The Best Christmas Present in the World
● The Year of the Perfect Christmas Tree
これらは「クリスマス」が出てくる絵本ですが、やはり戦争と話が絡んでいます。
● Great Joy
これは、一人の小さな女の子の、優しい心と小さな幸せを描いた絵本。
正直、普通に読み聞かせするには、かなり難しいもの、長いものもあります。
そこを噛み砕いて、子ども達に伝えるのが私の仕事。
このクリスマスの時期にこそ、そういったテーマのことをゆっくり話したいと思うのです。
「モノがなくって、店が一軒も開いていない町中ってどんなの?」
「靴を2年も履いていないって、どんなの?」
「雪ふる街角で夜を明かす。想像できる?」
「"Great joy!"の科白がどうしても言えなかった女の子の気持ち、みんなに伝わった?」
「周りは瓦礫だらけ。何の希望もない。ただの雑草に希望を託すって、どんな状況だろう。」
そんな風に。そして、「世界平和」までを考えなくとも、自分の身近にいる人に「シェア」をすることからはじめてみる―
そうなったらいいなと思って。
子ども達、いろんなことを考えてくれるといいな。
この時期に読む絵本は格別。
私は1年間ずっとクリスマスに読む絵本を探しています(笑)
そしてこの時期まで温め続けた絵本、いくつか紹介しますね。
別館ブログへどうぞ。
__________________________
さてさて。
私がお教室の子ども達と絵本を読むとき、
まず、次のどちらに入るかを考えます。
A リズムや言い回しを楽しむ絵本
B とにかくストーリーに引き込む絵本
C ひとつひとつ考えながら読み進める絵本
表紙をゆっくり見て、いろいろ話し合う、くらいならいいですが、
ひとたびページを開くと、上記のA,B,Cどれに入るかで、読み進めるスピードが全然違ってきます。
タイプAは歌の絵本、詩の絵本や、お馴染みの昔話などです。
文字通りに読まなければ意味がありません。
だって、英語特有のリズムを楽しむもの。私が作ってはいけない。歌本ならもちろん歌いながら。あればCDもつけて、大いに盛り上がりたいと思います。ライミングをしないと気持ち悪い、と感じるほどの、英語のリズム感は、こういうところで育つもの。(そういえば、こんな記事書いてました)
又、「決まり文句」というのも変えてはいけません。
桃太郎の桃は「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れてくるもの、と決まっているように、
白雪姫に出てくるお妃様は"Mirror, mirror on the wall, who is the fairest of them all?"と言うものと決まっている。fairという単語に馴染みがないからといって、most beutifulなどに変えてはいけないと思います。
タイプBの絵本を読むときも、余計な口は挟まず、一気に読むほうがよいと思っています。
絵を指差しながら、
What's this?
What color is his hat?
なんてくだらないクイズで茶々を入れると、せっかくお話の世界に入り込んでいる子ども達
「いーから、先読んでっ」
と怒ってきます。あるいは、確認されることに嫌気が差して、冷めてしまいます。
但し、お話の展開がだれるときや時間の調整がいるときは、文字通りに読まず、勝手にはしょったりすることもあります。
ストーリーが楽しめればよいのです。
タイプCの絵本。これは一ページずつ、場合によっては、一文一語に拘って読む本です。
○○(登場人物)は何を考えて、こんなことしているの?
どういう状況なんだろう?
今、○○はどういう気持ち?
そんなことを問いかけながら、読み進めるのです。
理解度を確認しているのではありません。考えて欲しいのです、深く。
このときは、もう英語には拘りません。何語でも構わない、どんどん考えてくれ!
場合によっては、私も日本語を入れます。
著者が伝えたかったことを、しっかり受け取りたいと思います。
ちょっと話は飛びますが、
私は年に何回か、小口真澄先生に英語ミュージカルの指導を受けています。
真澄先生は、一つの科白の裏にある気持ちや考え、状況などをすごく深く考えさせます。
そのシーン、あなた(=役)の立っている所の気温は?匂いは?空気は?どんな気持ち?疲れてる?お腹が空いてる?興奮してる?
真澄先生の瞳が、いい加減な答えを許さない。だから、みんな必死で考える。
(このワークショップは先生も生徒も英語のみです。)
その経験が、このタイプCの絵本の読み方に繋がっています。
__________________________
さて、今年のクリスマスに読もうと思って選んだ絵本の中に、
サンタやプレゼントは愚か、クリスマスの「ク」の字も出てこない、季節が冬ですらないものが、数冊あります。
それらは、シェアリングや、戦争の悲しさや平和への希望について描かれた絵本。
● Four Feet, Two Sandals
● A Child's Garden
です。
● A New Coat for Anna
● The Best Christmas Present in the World
● The Year of the Perfect Christmas Tree
これらは「クリスマス」が出てくる絵本ですが、やはり戦争と話が絡んでいます。
● Great Joy
これは、一人の小さな女の子の、優しい心と小さな幸せを描いた絵本。
正直、普通に読み聞かせするには、かなり難しいもの、長いものもあります。
そこを噛み砕いて、子ども達に伝えるのが私の仕事。
このクリスマスの時期にこそ、そういったテーマのことをゆっくり話したいと思うのです。
「モノがなくって、店が一軒も開いていない町中ってどんなの?」
「靴を2年も履いていないって、どんなの?」
「雪ふる街角で夜を明かす。想像できる?」
「"Great joy!"の科白がどうしても言えなかった女の子の気持ち、みんなに伝わった?」
「周りは瓦礫だらけ。何の希望もない。ただの雑草に希望を託すって、どんな状況だろう。」
そんな風に。そして、「世界平和」までを考えなくとも、自分の身近にいる人に「シェア」をすることからはじめてみる―
そうなったらいいなと思って。
子ども達、いろんなことを考えてくれるといいな。
この記事へのコメント
1. Posted by kaoru November 10, 2009 08:16
クリスマスに絵本というと
私はいつも定番なサンタやトナカイが出てくるもの選んでました。
でも今回由里子さんに紹介して
いただいた本を私自身読んでみたいなって
思いました。
こういう時代だからこそ
シェアや世界平和という
ことをテーマに考える
クリスマスでもいいのかなって。
今年はしんみりと
ほんとに暖かいクリスマスの
レッスンができればいいなぁ
いま小学校高学年の子達が
「WE are the World」の歌を
練習しています。
私にとっても難しいと思うのですが
これもクリスマスに歌えるといいです。
がんばらなきゃ
私はいつも定番なサンタやトナカイが出てくるもの選んでました。
でも今回由里子さんに紹介して
いただいた本を私自身読んでみたいなって
思いました。
こういう時代だからこそ
シェアや世界平和という
ことをテーマに考える
クリスマスでもいいのかなって。
今年はしんみりと
ほんとに暖かいクリスマスの
レッスンができればいいなぁ
いま小学校高学年の子達が
「WE are the World」の歌を
練習しています。
私にとっても難しいと思うのですが
これもクリスマスに歌えるといいです。
がんばらなきゃ
2. Posted by 由里子 November 10, 2009 08:46
★kaoruさん、
わぁ、早速読んで下さってありがとう!
コメントを書いてくださっている間に、私は本文を書き直してました。ごめんなさいっ。
(夜中に文章を書いたので、朝、見直す)
> 私自身読んでみたいなって
> 思いました。
ええ、是非是非!
今回の選書は、大人の絵本、かもしれない。そして、世界観のまだ狭い小さい子達には、少し無理があるかもしれません。「今日のレッスンにすぐ使える便利な本」ではないですね~。
でも、きっとkaoruさんの心に染み入ってくるような本だと思います。
WE are the World
かあ!
本当に、子ども達と一緒に歌えたら素敵。
あー、なんだかマイケルのことを思い出しちゃいますね。
Michael Jacksonの映画”This Is It”、
一人で観てきましたよーん。やだ、思い出しただけでも涙が出てきそうだわ…
わぁ、早速読んで下さってありがとう!
コメントを書いてくださっている間に、私は本文を書き直してました。ごめんなさいっ。
(夜中に文章を書いたので、朝、見直す)
> 私自身読んでみたいなって
> 思いました。
ええ、是非是非!
今回の選書は、大人の絵本、かもしれない。そして、世界観のまだ狭い小さい子達には、少し無理があるかもしれません。「今日のレッスンにすぐ使える便利な本」ではないですね~。
でも、きっとkaoruさんの心に染み入ってくるような本だと思います。
WE are the World
かあ!
本当に、子ども達と一緒に歌えたら素敵。
あー、なんだかマイケルのことを思い出しちゃいますね。
Michael Jacksonの映画”This Is It”、
一人で観てきましたよーん。やだ、思い出しただけでも涙が出てきそうだわ…
3. Posted by Yoko November 11, 2009 22:13
由里子さんの本の選択っていつも素敵ですね。
ねぇ~ねぇ~、最後のタイプCで読むクリスマスのお話。SSなら英語でやりきれます。あの子たちに是非考えさせたい。もし、由里子さんが来れる日があるなら、11/28、12/5、12/12のどこかでやってもらうことはできますか? もし、やってもらえるなら調整かけます。ほら、私に”借り”もあるって言ってたでしょ。ムフフ...(いいと言ったのに、こんなとこで持ち出すひきょう者です。ハイ。ごめんなさい。)
ねぇ~ねぇ~、最後のタイプCで読むクリスマスのお話。SSなら英語でやりきれます。あの子たちに是非考えさせたい。もし、由里子さんが来れる日があるなら、11/28、12/5、12/12のどこかでやってもらうことはできますか? もし、やってもらえるなら調整かけます。ほら、私に”借り”もあるって言ってたでしょ。ムフフ...(いいと言ったのに、こんなとこで持ち出すひきょう者です。ハイ。ごめんなさい。)
4. Posted by 由里子 November 12, 2009 08:32
★Yokoさん、
絵本紹介、見てくださってありがとう~。
ハイ、Yokoさんに借りのある私、逆らえませんわっ
なんて、とんでもない。Saturday Schoolでシェアさせてもらえるなら、こんなに嬉しいことはありません。
戦争のお話は、それぞれのいろんな事情があるから、とても複雑ですよね。
5~8歳の、しかも国籍の違う子達にどのように捕らえられるか、難しいけれど、意義のあることだと思います。
疑問を投げ掛けるところまででもいいよね。
12/12、私の担当の日ですよね。是非やらせてください!あ、今週も私の担当です。考えているプランもあったのですが(実は、行き詰っている…)、クリスマス絵本に変えてもいいし。
こんなところで業務連絡かいっ。
絵本紹介、見てくださってありがとう~。
ハイ、Yokoさんに借りのある私、逆らえませんわっ
なんて、とんでもない。Saturday Schoolでシェアさせてもらえるなら、こんなに嬉しいことはありません。
戦争のお話は、それぞれのいろんな事情があるから、とても複雑ですよね。
5~8歳の、しかも国籍の違う子達にどのように捕らえられるか、難しいけれど、意義のあることだと思います。
疑問を投げ掛けるところまででもいいよね。
12/12、私の担当の日ですよね。是非やらせてください!あ、今週も私の担当です。考えているプランもあったのですが(実は、行き詰っている…)、クリスマス絵本に変えてもいいし。
こんなところで業務連絡かいっ。
5. Posted by YOKO November 12, 2009 10:20
由里子さん、快く受けてくださってありがとうございます。子供達にとって、正解(ないけど)もしくは一般的見解?!が何かなんて分からないけど、そんなこと”問われることすらない”事実があります。
疑問をなげかけられ、”考える””それを伝える”ことが大事だと思います。どんどん質問をなげかけて、考えさせてやってください。英語deドラマのときのように。
12日は由里子さんの担当にはなっていなかったけど、由里子さんに代わってもらうことはできます。私は12日行けないのだけど、子供はパパに連れていってもらうことはできます。いつもは5日か12日にクリスマスパーティーをやるんだけど、SSの子たちは実のあることをしたいので、5日でも12日でも絵本とともに"考え””感じる”締めくくりの日があってもいいと思います。また、今週相談させてくださいね。ありがとう。由里子さんがSSに協力してくださること、感謝しています。
疑問をなげかけられ、”考える””それを伝える”ことが大事だと思います。どんどん質問をなげかけて、考えさせてやってください。英語deドラマのときのように。
12日は由里子さんの担当にはなっていなかったけど、由里子さんに代わってもらうことはできます。私は12日行けないのだけど、子供はパパに連れていってもらうことはできます。いつもは5日か12日にクリスマスパーティーをやるんだけど、SSの子たちは実のあることをしたいので、5日でも12日でも絵本とともに"考え””感じる”締めくくりの日があってもいいと思います。また、今週相談させてくださいね。ありがとう。由里子さんがSSに協力してくださること、感謝しています。
6. Posted by 由里子 November 13, 2009 10:00
★YOKOさん、
ぐぎぎぎぎぎぎ…12日の担当はわたしではなかった。確かに。
また、スケジュール管理が出来ていない…
(なんで勘違いしたか、また明日聞き苦しいイイワケをします。)
> 疑問をなげかけられ、”考える””それを伝える”ことが大事だと思います。
そう言って下さって、ありがとう。
疑問を投げ掛けるには、私自身の"読み"が甘いと、ダメですね。
子供はまだ、命の尊さや重み、死に対する恐怖なんか何も知らないから…と思ったけど、私もまだ直面したことが無いのです。みんなでその年齢なりのことを考えていけたらいいですね。8歳は8歳なりに、アラフォーはアラフォーなりに…(笑)
> 由里子さんがSSに協力してくださること…
それは私の科白!!!
私ごときが、こんな貴重な場所を与えられて、そして学ばせてもらえることの、どれだけ大きなことか!
SSでYOKOさんから、マサミさんから、そして子ども達から教えてもらっていることは計り知れません。
本当にありがとう。
ぐぎぎぎぎぎぎ…12日の担当はわたしではなかった。確かに。
また、スケジュール管理が出来ていない…
(なんで勘違いしたか、また明日聞き苦しいイイワケをします。)
> 疑問をなげかけられ、”考える””それを伝える”ことが大事だと思います。
そう言って下さって、ありがとう。
疑問を投げ掛けるには、私自身の"読み"が甘いと、ダメですね。
子供はまだ、命の尊さや重み、死に対する恐怖なんか何も知らないから…と思ったけど、私もまだ直面したことが無いのです。みんなでその年齢なりのことを考えていけたらいいですね。8歳は8歳なりに、アラフォーはアラフォーなりに…(笑)
> 由里子さんがSSに協力してくださること…
それは私の科白!!!
私ごときが、こんな貴重な場所を与えられて、そして学ばせてもらえることの、どれだけ大きなことか!
SSでYOKOさんから、マサミさんから、そして子ども達から教えてもらっていることは計り知れません。
本当にありがとう。