片瀬久美子さんの詳細な取材メモのお陰で、若山博士の言質が簡単に確認できますね。
サイエンスライターとはかくあるべきだと思いました。14年6月16日、若山照彦氏が山梨大学で開いた記者会見の言質ですが、今見るとデタラメだらけですね。国立大学で、です。

http://warbler.hatenablog.com/entry/20140904/1409837904より〜

・塊のまま入れてみる、といういつもと違う手法を用いたらキメラマウスができた。
→その細胞が、いつもと違うものかどうか分からないままになっている。

・論文に使ったのは、FLS・AC129・GLSの3種類。

理研CDBのマウス管理は厳重。若山研の人達は、若山研用のマウス室にしか入れない。

・ポケットに赤ちゃんマウスを入れてマウス室に入ったとしても、それを見抜くのはできない。

 結局は残存したSTAP幹細胞の中身は大田博士(現・京都大学助教)の作製した「FES1/2」であった
訳です。この事実を持ってみると、この記者会見で残された言葉「マウスのすり替え」はおかしいですね。「129/Sv」を渡した筈なのに、作られた幹細胞を解析したら129B6F1だったという事なのですが、なのでマウスのすり替えがあり、なおかつ若山研で飼育・繁殖していないマウスだった。

 結局は若山研にしたマウスで間違ったのは遺伝子の挿入位置を見誤ったという事なのですが、これはおかしい。下に既に(研究員=大田博士)の(129B6F1GFP=FES1/2)を知っているからです。

 大田博士のFES1/2だった訳ですから、遺伝子の位置もなにも、特徴ですぐ解るでしょう。
だいたい、解析されたのは「冷凍保存されたサンプルから再生された大田博士のES細胞」ですから、本質的な問題は「STAP細胞事件は実験中に冷凍保存から再生されたFES1/2にすり替えられていた事件」ですよね?つまりマウスの若山→小保方への手交は問題なかった訳ですよね。(この理研の解析結果FES1/2だというのも怪しいですけど、それはひとまずおいておいて)

実験の1ヶ月前から、マウスの赤ちゃんを交配して作る。そして、生後一週間以内の赤ちゃんを小保方さんに渡す。なので、その時に偶然他の研究室のマウス室にも生後一週間の赤ちゃんマウスがいる確率は少ない。

・GLSと一致するES細胞を若山研究室で使っていたと記憶している。学生がこのES細胞を実験で使っていて、小保方さんに渡したと証言している。(数ヶ月前に判明)

・FLSはGFPがホモのはずなのに、実はヘテロだったので、子孫にGFPを持たないマウスができた。STAPは正しいと信じていたので、よく確かめなかった。
 

・過去に研究員が129B6F1GFPのES細胞を作って研究していたが、小保方さんが若山研に来た時には既におらず、若山研にはそのES細胞はなかった。
この129B6F1GFPは岡部先生から譲渡されたマウスで、FLSとは違うES細胞

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 ここでFES1/2 が解っている。

 つまりこの時点ですべて若山研究室に残存していたES細胞だった、と解っている訳です。
しかし結語は「僕のマウスから絶対にできない」として小保方氏の捏造をこの時示唆しました。
STAP実験は若山氏と小保方氏の二人三脚、若山氏が「騙されたマウスすり替えだ」と言えば自動的に小保方さんが捏造した、とそう言う事実認定になります。

 この騒動はGFPを挿入した染色体の位置が小保方さんから戻って来た細胞は違っていた。
若山氏手交マウス 「18番染色体」 小保方氏から戻って来ていた細胞 「15番染色体」

 これで若山士は僕のマウスからは絶対に出来ない として世間に偽実験の被害者として情報を拡散させました。
  
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  しかし、これは解析の解釈ミスだとして後に撤回されます。だって全部大田博士のFES1/2 だったのですから。会見で最初からその細胞を示唆してます。

 もう一度書きます。STAP細胞事件はマウスのすり替えではなくて、冷凍保存されたES細胞を再生させたES細胞すり替え事件なのです。雑駁に言うと。

 しかしこれは理論破綻します。
何故なら、STAP細胞のライブイメージングが存在します。STAPが生成されるところですね。 
そして胎盤まで寄与した。ES細胞は胎盤を作れない。

 西岡昌紀先生が 「小保方殺し9の疑問」 でその問題点に触れています。

 小保方氏はSTAP細胞の作製方法を様々に試した事を論文で書いていますが、 ES細胞を最初から操っていたら浮かばないアイディアのものばかりです。


 片瀬さんの14年6月16日のTwitter 「STAP-SCのFLS(2012年1月と2012年2月作製)のコントロールとして作られたES細胞(2012年5月作製)が作られた後でSTAP-SCとして樹立された、AC129(2012年9月作製)とFLS-T(2013年3月作製)は、コントロールES細胞と同じ遺伝子タイプ。

この事から、AC129とFLS-Tは、コントロールESとすり替えられた可能性。
コントロールESが若山さんによって作られる前は、小保方さんが何らかの方法で入手した15番染色体にGFP遺伝子がタンデム挿入されたタイプのES細胞がFLSとしてすり替えられていた可能性。だいぶすっきり…」

 コントロールESではなかったですねぇ。
コントロール用に学生から渡されたES細胞って結局どうなったんでしょうか?

 結局この日の会見で若山氏は「小保方氏は別系統のマウスを持ち込み、自身でES細胞を作り、偽装して渡した」事を主張していますよね。

 いえいえ、だってあなたはES細胞の専門家でしょう?小保方氏が業者からマウスを購入して持ちこんでES細胞作って渡しても、バレるし、そんな事しなくても捏造しようとしたらES細胞買って持ち込むんじゃないかしら?そうそう、小保方さんはマウスからES細胞作れたのかしら?おかしなところだらけ。

 最初は小保方氏から遺伝子に入れたGFPの特徴が違うマウスが戻って来ていた。
ポケットにマウスを持ち込んですり替えられた。
で、論文撤回後は共著者に無断でネイチャーに理由を書き換え、自分の研究室のマウスでした、と工作、奥さんが「自分が作ったES細胞が小保方氏冷凍庫から見つかった」と石川智久氏にレクチャーし、刑事告発させた。司法は門前払い。

 自分の血液を提供してSTAPの実験していたのに、「手伝ったのはキメラの写真だけ、実験には関与していない」しかし他のインタビューには「小保方氏とのSTAP実験の苦労」を嬉々として語っていますよね。

 ウソだらけなんですけど? 山梨大学の学生諸君、大丈夫ですか?

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 片瀬氏Twitter「小保方HPの細胞写真の真偽が話題となってますが、仮に偽造ではないとして、偶然にOct4-GFPを強く発現する細胞ができたとしても、他の遺伝子発現は不明ですし、最終的に多能性が確認されていなければSTAP細胞だとは言えません。」

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 実験結果の捏造はどちからか、この記者会見で解りませんか?若山氏が担当した多能性を証明した部分が捏造なら、発現の光があっても「多能性が確認出来ないからSTAP細胞ではない」と判定するのは余りにも小保方さんが可哀想ではないですか?
被害者を責め、加害者を讃える世の中で、良いのですか?

 このままでは我々は後世からの笑い者です。理研も承知の研究粉飾事件です。そしてそれを無かった事にする為に発明者は論文の瑕疵を殺人級で裁かれた。その上マスコミに辱められ、社会不能者とされた。逃げ切った博士は大学教授で安泰。







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