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鉄道小屋2007/06/07() 14:49:29 ID:cUo0Y/Jr0

S線H駅とS駅の間に小さなトンネルがある。

昭和のはじめ,北海道にはタコとよばれる男たちが

過酷な労働を強いられていた。

このトンネルも当然そうした人たちが作った物である。

そのため北海道の鉄道にまつわる怪談話は引きも切らない。
 

このトンネルのそばに,

小さな小屋のような家があり,老婦が住んでいた。

今でこそ酪農が盛んな町だが,

その当時はジャガイモやビートなどを

泥炭地で細々と作っていた。

 

ある夜,その小屋に女の幽霊が訪問してきた。

そう書くと本当だろうかと誰もが疑問をもつかもしれないが,

老婦の言葉を借りると近所の知り合いが

やってくるように扉を開けて入ってきた。

その女は無表情な顔の着物を着た女である。

 

老婦も初めのうちは,箒で追い払おうとしたが,

消えずに悲しそうな顔をして部屋の角に立っているそうである。

それから日はまちまちだが,同じように訪問してきた。

いつの間にか消えることもあれば,

外に出てトンネルの中に消えていくこともあった。

 

その話は町の中でも大きくなり,

国鉄からも調査が入ったそうである。

しかし,真相は最後までわからなかったそうである。



∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part34∧∧

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