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710 本当にあった怖い名無し2011/02/27() 04:49:11.77 ID:6fN6MQ7a0

上の話で頭を縫った息子君の話

 

息子君も今では立派な大人。

子供時代に始めた空手で全国大会で入賞するほどの

つわもの。だけどお父さんに似て物腰柔らかい、大人しい。

一見細めだが身長182センチ体重70キロ超の立派な体躯。
 

そんな息子君が友人の海外赴任を祝う送迎会に参加した。

彼女を連れて、飲めない酒をお祝いだからと

無理から飲み、すっかり酩酊。

会も終わり終電も逃したので

彼女とホテルに泊まるかと言う話になった。

 

が、生憎の週末。なかなか開いてるホテルはない。

ようやく見つけた古いラブホテル、

開いてる部屋は12000円。

古い割には少し高いけどしょうがないよね?

ってことでチェックイン。

すっかり酔っ払った息子君は

服を脱ぐと彼女ちゃんごめんねお先に休みますと

早々にベッドに潜り込んだ。

 

彼女ちゃんが息子君の服を集め

ハンガーにかけたたんでいると変が・・・。

何だろう?壁が薄くて隣のあの声が聞こえてくるのかしら?

何だか泣き声みたいだけど。

気に留めずシャワーを浴びようとお風呂へ行く。

お風呂の電気をつけるとすけすけガラスで部屋が丸見え、

ちょっと恥ずかしいけど

息子君寝てるしいいかとシャワーを浴び始めた。

 

するとまたさっきの声が、より近い。

あの声というよりはどうも泣き声っぽい。

何かこの部屋いやかも・・・。早く寝てしまおう。

髪を乾かすのも早々に、息子君のいるベッドへと潜り込んだ。

 

 

711 本当にあった怖い名無し2011/02/27() 04:50:54.93 ID:6fN6MQ7a0

お風呂の電気はつけたままに、

部屋中の電気も出来るだけつけて。

暫くするもどうも寝付けない。

時計を見ると夜中の2時過ぎ。早く朝になればいいのに。

そんな風に考えていると

お風呂の電気がチカチカとちらつき出した。

 

嫌だ、何!?胸がドキドキしながら

お風呂場の方を見ていると、

スケスケガラスの向こうで両手がスーッとあがる。

え!?と見ていると続いてソバージュロングの

昔風な女の人の顔が両手の間に上がってきた。

ガラスに手をつき、恨めしそうな形相で部屋を見回す女・・・。

 

キャー!!!!彼女絶叫、飛び起きる息子君。

どうした!?今お風呂に、変な女の人が!!

両手ついてこっち、こっち見てて!!!

パンツ一丁で風呂場へ駆け出す息子君、

いつの間にか風呂の電気は消えている。

スイッチをカチカチやっても電気はつかない、

が、特におかしな様子は見当たらない?

 

そこへ、息子君スーっと息を吸い

「おう!あんたが何をどう恨んでるか知らんが

俺と彼女には何の関係もないだろ!!

俺は今日12000円払ってここに泊まってるんだ!

妙なことすると俺が死んだ後お前の

顔の形変わるくらいにボコボコにするからな!!」と大喝。

気合で震えるガラス、

おそらく向こう23部屋両隣までは響いたろう。

 

するとパチっと風呂場の電気が戻る。

「電気ついたよ」と振り返りニッコリの息子君。

いつもは大人しく物腰柔らかい息子君に

上から目線の姉御風で接していた彼女さん

子供みたいな笑顔を浮かべるパンツ一丁の息子君に

「はい、ありがとうございます・・・」とお礼を言った。

そしてまたすぐ寝付いた息子君の隣で、

おかしな様子のなくなった部屋でまんじりともせず

朝を迎えたと言う・・・。



ほんのりと怖い話スレ その70

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