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本当にあった怖い名無し2011/03/01() 01:40:18.96 ID:yKgw6b430

高校生のときの話。

うちの中学からその高校に行くには

河川敷を通って行くのが当たり前だった。

その河川敷は結構有名な桜並木で

よくTVとかでも取り上げられてた。
 

1年のときは帰宅部で、同じように帰宅部の同い年のやつと、

中学の先輩達と帰るのが日課になってた。

みんなで話しながらふざけながら自転車こいでたんだ。

貧弱でもやしな自分がママチャリに乗ってたせいで

よく2ケツしてて、一人でよくヒーフーいってたんだ。

先輩は4人とも自分の自転車。

同い年のやつは自転車4台に2ケツで5人。

 

ワイワイ進んでたら河川敷に到着。

河川敷をしばらく走っていくと繁華街にでる。

繁華街でカラオケでもしていこうということになり、

さっさといこうぜ~ってことでみんなスピードをあげる。

2ケツだからもちろん最後尾なのだが

なんとか喰らい着いていたんだ。

 

その河川敷の途中にJRの線路があって、

そこを越えないと繁華街にはつかない。

もちろん毎日通る道だから

みんななにも気にしないで通るっていると、

どうも一人の先輩が妙に遅い。

2ケツのオレが追いつくほどだった。

 

それに気づいた先輩の一人が振り向いた瞬間に

顔色が変わって「いそいでーーーー!」と叫んだ。

そこにいた全員が一瞬ぽかんとしたけれど、

すぐさま理由に気づき全速力で走り始める。

みんなはさっさといってしまうが

2ケツの自分とその先輩が最後尾で追いかける。

走り続けていると突然その先輩が早くなり、

集合場所に行ってしまった。

 

集合場所に行くとカラオケは中止になっていた。

その先輩は「見える人」で、一緒にいると

もれなくこういう体験が着いてくるような人だ。

先輩いわく、あの時一人遅かった先輩の自転車を

大量の手が引っ張っていたらしい。

自分は2ケツでつかみにくかったらしいけれど、

あなたも後ろの人もけっこうやばかったよ、とのこと。

 

線路とか事故があった場所には必ずいて、

ある種のタイミングが合うと容赦なくひきこんでくるらしい。

ただ、地に縛られてるから距離をとれば薄れるんだ、とも。

 

一人遅れてた先輩は次の日からは遠回りして通うようになり、

自分達もできるだけ河川敷は避けて通学するようになった。

夏休みがあけたあとにその先輩から

さらにびびらされるのだが、それはまた別の話。

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