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本当にあった怖い名無し2008/01/24() 19:48:17 ID:isXigXax0

山を長年登っていると、多くの人たちに出会うが、

一風かわったひとたちに出会うこともある。
 

私は夏山が好きで、夏にまとめて有給休暇をとって

山小屋などを利用しながら一週間ほど泊まるのが

恒例行事となっていた。

その年も7合目にある山小屋に

長期泊まることにして登山を始めた。

 

その山小屋はかなり大きく、

林間学校などにもよく利用されるような立派なものだった。

さすがに、かなり老朽化してはいたが

設備は問題なく使用できるはずだった。

 

早朝から登り始めお昼過ぎには山小屋につく予定だった。

天気はよく、順調に登山は進んでいったが、

途中で10人ほどのグループと出くわした。

そのグループは大人2人で小学生の男女8人ほどであった。

 

夏休みなので、山ではよくある光景だが、

雰囲気がおかしかったので強く印象に残った。

そのグループは異常に軽装だったので、

まるで近所に散歩でも行くような格好だった。

2、3合目なら遠足できた小学生達が

ハイキングのような事をしていることはあるが

ここは6合目、大人でも厳しい場所だ。

しかもグループには活気がなくどんよりとした雰囲気がさった。

俺は、そのグループを追い越し、山小屋へと急いだ。

 

 

639 本当にあった怖い名無し2008/01/24() 20:03:06 ID:isXigXax0

山小屋に着くと、少しほっとしたが、

さすがに古びてて悪い意味でいい雰囲気を出していた。

このような無人の山小屋は一ヶ月ほど使われなくなると、

もう山のものになってしまう。

いろんな生き物が入っていた痕跡や、

虫、落ち葉などが入り込んでいる。

 

野宿するよりはましだなと思い、設備のチェックをし始めた。

ほとんどの設備は使える状態だったのでひとまず安堵した。

そこで夕飯はそとで焚き火を炊きながら

飯ごうでご飯を炊き、簡単な男料理をすませた。

日はもう落ち始め、夕闇が広がりだし、

きれいな星空が一面を覆った。

いい夜だな、と思いながら、

明日の朝早くから釣りをする計画があったので

8時には寝袋で寝始めた。

そこは2階の奥の部屋で、夜空がきれいに見えた。

 

少しうとうとしだすと物音が聞こえてきた。

ドアをあける音。。。

そして何人かが山小屋に入って来る音だった。。。

時計を見ると夜10時。

こんな時間に。。入ってくるのはどんな連中だ?

トラブルでもあったんか。と思いながら

音に耳を済ませた。どうやら一回を歩き回ってるようだった。

不思議な事に、会話は聞こえずただただ足音と、

扉を開け閉めする音だけが聞こえてきた。

 

 

640 本当にあった怖い名無し2008/01/24() 20:23:01 ID:isXigXax0

少し不気味に感じたが、疲れもあってうとうと寝てしまった。

俺は、はっと目がさめた。

ギシッ。。ギシッ。。。。ギシッ。。足音だ。

その足音は階段を上ってる音のようだった。

しかも1人ではなく数人いるのがわかる。

俺は冷や汗をかき始めた。

半径10キロは俺しかいないはずの山奥の山小屋で

見ず知らずの人間たちが近づいてきてる。。。。

 

まあただの登山者だろうから、この部屋を開けてきたら

一言あいさつしておけば問題ないだろう。。」

俺は自分に言い聞かせた。

 

そして、その足音はさっきと同じように2階をうろうろし始めた。

何かを探してるのか?寝る場所でもさがしてるのだろうか?

だがやはり、何も声は聞こえない、

無言で何かをやっている。不気味だ。。。

すると足音が近づいてきた、俺の部屋の前にきたようだ、

勇気を振り絞って話しかけた。

「どうも。。この山小屋で泊まってるものです。。よろしく。」

 

すると足音が一斉に止まった。

少し立つとまた足音が聞こえ出した、

なんと俺の部屋の前に集まってきている。

(こいつらは、何が目的なんだ。。。気持ち悪りい)

「なんのようだ?」俺はすこし語気を強めて言った。

何の返答もない、なんの動きもない。

さすがに幽霊なんてのは信じない俺でも

得体の知れない恐怖を感じ始めた。

 

 

641 本当にあった怖い名無し2008/01/24() 20:42:11 ID:isXigXax0

その状態で10分が経過した、

おれは寝袋からでて有事のときに備えていたが。。

何も動きはない。

俺は扉に近づいていった、

相手の何か音が聞こえるかと耳を澄ました。。

すると、かすかに聞こえる。。何かをささやいてる。

何を言ってるのかはわからないが確かに話してる。

 

数分後、やつらは動き始めた、

ギシッ。。。ギシッ。。。ギシッ。ギシッ

俺の部屋の前から離れていってるようだった。

そして階段を降りていくのも分かった。

耳を済ませていると山小屋から出て行く様子もわかった。

俺は部屋の窓から、外を見て愕然とした、

そこにみえたのは子供のようなシルエット。。

暗いのではっきりはみえないが、

全員が大人の身長の半分くらいだった。

そいつらは夜の山へ消えていった。

 

俺は一晩中寝ずに朝を待っていた。

寝たらまた奴らが来る気がしたからだ。

もちろんこんな山小屋で数日泊まる計画は完全に捨て去り。

俺は、日の出と共に下山した。

このこと以来、無人の山小屋で泊まるのをやめた。



∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part36∧∧

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