366
1/12011/10/21() 19:26:22.86 ID:a9JVHbWH0

茨城県と栃木県の境界にある鶏足山という、

低山だけど展望の利く山がある。
 

日光連山の眺めが特にすばらしく、

34年前の冬に毎週登っていた。

そこで登る度に遭遇する男性(Aさんとする)がいて、

少しずつ話をするようになった。

自分より一回りくらい年長の50代後半くらいの年齢で、

住まいは栃木県らしい。

 

いつだったか展望を求めてもう少し北の尺丈山に登ったら

Aさんも来ていて話がはずんだ。

Aさんがいつも登っている鶏足山の隣にある

焼森山から少し栃木側に下ると、

こだま岩という場所があって

そこから見える山が富士山のような感じなんだけど、

どうも方角が違っていてよくわからないという。

 

聞けばPCとかネットには縁がないらしく、

特に山岳展望に興味があるわけではないけど、

こだま岩から見える山の正体を知りたいというので

カシミールで展望図を作ってあげることを約束した。

 

次の休日、鶏足山に登ると栃木側からAさんが登ってきた。

山の正体は浅間山で冬は雲に隠れることが多くて

見える日が少ないらしい。

こだま岩がどんなところなのか行って確認した。

当時山岳展望に興味を持ち始めた頃で、

その後も鶏足山や尺丈山には頻繁に登ったが、

Aさんと遭遇することはなくなった。

 

 

367 2/22011/10/21() 19:30:57.91 ID:a9JVHbWH0

>>366の名前欄は1/2の間違いだった・・・む、無念だぁ

 

続き

 

昨年、久しぶりで鶏足山に登ったら

見ず知らずの男性(αさんとする)が声を掛けてきた。

初めて会う人なのに妙になれなれしいので戸惑っていると、

浅間山の展望図を作ってくれたの忘れたのかと言った。

カシミールの展望図はAさんにしか渡してない。

 

内心かなり動揺したけれど、

「あーはいはいはいあのときの・・・

どうも会った人の顔を覚えることが苦手で・・・」

と、ごまかしてAさんと話すつもりで会話したけれど

どう見てもαさんは別人で腑に落ちなかった。

 

今年の2月上旬、穏やかで暖かい一日に恵まれて

奥久慈の男体山に登ったら久しぶりでAさんに遭遇した。

やはり記憶にあるAさんで、

久しぶりの邂逅に山頂でしばし歓談した。

今年も鶏足山には二回登っているけれど、

Aさんともαさんとも会ってない。

 

因みにAさんは自分より背が高く

αさんは自分より背が低かった。

 

               おわり



∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part57∧∧

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1317707298/