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本当にあった怖い名無し2013/05/02() 10:39:12.76 ID:JpYo953b0

高校の友達が九州に里帰りするのに同行した。

 

やつは家族で山登りが好きで、

九州に住んでいる叔父さんもベテラン登山家だ。

今回の里帰りはその叔父さんとの九重連山の登山が目的で、

写真好きな俺は撮影目的で一緒に連れて行ってもらった。

行き道の電車の中で、

友達から登山に関する決まり事などをレクチャーされてて

小便の仕方やすれ違う登山家への挨拶などを聞かされていて、

先頭は自分が行くので

同じ様にすれば良いと教えられてた。

「俺が挨拶せずに下を向いているときは

気をつけて同じようにして」とも。

 

意味が良く分からなかったが叔父さんと合流し、

先頭は友人、2番目が俺、最後尾に叔父さん の隊形で

登山者とすれ違うと、「こんにちは~」と先頭の友人が挨拶。

俺もそれを真似て挨拶していた。

 

2組くらいとすれ違い、気が付くと前方から

明らかに雰囲気が違う登山者が降りてくるのが見えた。

上手く言えないのだが、

その人は黒かった(笑)灰色っぽいと言うべきか。

直感でこの人はやばいと感じて、心臓はバクバク。

直ぐに友人が振り返り俺に目で合図する。

 

 

927 本当にあった怖い名無し2013/05/02() 10:43:09.26 ID:JpYo953b0

友人は下を向いたまま黙々と同じペースで歩く。

すれ違いざまに見てはいけないと分かっていながら

横顔をちらりと見たんだが

灰色の顔でなんと言うかその人の周りだけ

モノトーンな感じがした。

もう怖くて半目開けながら

足早に友人に追いつこうと必死で歩いたんだ。

 

だが少し離れた最後尾の叔父さんは違った。

ぼそっと一言、何かを言ったのが聞こえた。

 

友人に追いつき、汗だくになった俺を見て

足を止め二人で後ろを振り返ると

見えるのは叔父さんだけでその登山者は消えていた。

 

 

928 本当にあった怖い名無し2013/05/02() 10:44:29.67 ID:JpYo953b0

ニコニコしながら叔父さんも追いつき

叔父さん「出たね(笑)もう大丈夫」

俺「ななな何か言ってましたよね・・?」

叔父さんポケットから数珠を取り出して

「うん。これ持ってね、成仏して下さいと。」

 

叔父さんは霊感が強くてよく見るらしいのだが

山で亡くなり彷徨ってる登山家を不憫に思い、

とある高名なお坊さんにお願いして

毎年その数珠にお経を唱えてもらっているらしい。

 

友人「叔父さんと登ると必ず会うんだよw」

 

 

山男って精神が強いね。

 

数年前の話ですが良く聞くような話で失礼。



∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part68∧∧