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本当にあった怖い名無し2013/07/04() NY:AN:NY.AN ID:lB1RJ5E70

んじゃあ、国が違えば常識も違ってくるという話をひとつ

 

いきつけのインド料理店で、

友達と幽霊やら妖怪の話をしていたら、

店長さん(日本人・インド在住経験有)が凄い食い付いてきて

さらに厨房の調理スタッフのAさん(インド人)まで

話に加わってきた

ヒンドゥー教って輪廻転生するんだから、

インドに幽霊とかいるんすか?って聞いてみたら

「イッパイイルヨー。ヒルマモソノヘンフラフラシテルヨー」

みたいな答えが返ってきた

 

以下、店長さんの経験談と

Aさんの話を通訳してもらった内容をまとめると

 

・インドでもきちんと弔ってもらえなかった人は幽霊になる

・大半の人が見えていて、日中でも普通に出てくる。

半透明なのですぐわかる

・むしろ当たり前すぎて誰も怖がらない。

歩行者や車も気にせず通り抜ける

・幽霊は力の強さによって

明確に4段階のランク分けがなされている

・日中や人ごみの中に出てくるような奴は、

ランク12の無害な奴だけ

・夜間や人の踏み込まない山の中、特に水辺などには、

大量にそして特に力の強い奴が集まってくるから注意が必要

・危険な奴ほど姿がはっきりしていて、

生きてる人間と見分けがつかない

・ただし足元を確認することができれば、

下半身が前後逆になっているのですぐわかる。etc

 

 

307 本当にあった怖い名無し2013/07/04() NY:AN:NY.AN ID:lB1RJ5E70

これはそのAさんが子供の頃に体験したという話

店長による通訳越しなので、

細部は聞き間違えている部分もあるかもしれないけど、

そこはご容赦を

 

Aさんが10歳くらいの頃、

夕暮れ時に友達45人と河原で遊んでいたときのこと

いい加減遊び疲れてきて、

そろそろ帰ろうかって話になりかけてたとき

河の上流から歩いてくる人がいるのに気付いたそうだ

子供の目から見ても上質な服を着てて、

優しそうに微笑んでいる品の良さそうなおじさんだったらしい

 

その人は手に大きな器を持って近づいてきて

「みんなお腹が空いているだろう? これを召し上がれ」

そう言って、茶色くて潰れた楕円形みたいな、

ふわふわしたもの(Aさん曰く、日本の饅頭みたいな感じ)

一人一人に手渡してくれた

それはほかほかと温かくて、

とても美味しそうな匂いがしたという

全員にそれを配ると、その人はにこにこしながら、

また上流に向かって歩いていってしまった

 

 

308 本当にあった怖い名無し2013/07/04() NY:AN:NY.AN ID:lB1RJ5E70

現代の日本なら小学生だって怪しむところだろうが、

インドはそのあたりまだまだのどかな文化だそうで

近所の人が子供たちに

食べ物を配ったりするのはよくあることなんだとか

 

けれど友達の一人が、

去っていく男性の後姿をじっと見つめながら、

小声だけど真剣な口調で

「おまえら、それ絶対に食うなよ」と言ってきた

腹が空いてたAさん達は、

なんでだよ美味しそうじゃん、食べようぜ、と喚いたのだが

「あれは××××だ

(ヒンディー語でランク4の悪霊を指す言葉)

すぐに寺院に持っていって納めてこないとやばい」

そう言ってみんなを引き連れて、街にある寺院に向かった

 

Aさん達も××××のことは知っていたけれど、

さすがに半信半疑だったらしい

けれど寺院の敷地に入った途端、

持っていた饅頭?らしきものが煮え滾るように熱くなり、

みんな慌てて地面に放り投げたという

全員ビビリまくっているところに、

寺院から何人もの僧侶が飛び出してきて、

大丈夫か? 誰も口にしてないな? と聞かれ

そのまま寺院の中に連れて行かれてお祓いのようなことをされ、

家の人を呼んでもらってそれぞれ帰されたそうだ

 

 

309 本当にあった怖い名無し2013/07/04() NY:AN:NY.AN ID:lB1RJ5E70

後日、Aさんがその友人に、

どうしてあれが××××だとわかったんだ?と聞いたところ

「だってあいつ、河の向こう岸から歩いて渡ってきたんだぜ?

どう考えても普通じゃないだろ」

全員、男性が河の上流から歩いてくるように見えていた

(その友人も上流のほうを向いていたはずだった)のに

実際には俺達全員河の向こう岸を見つめていたんだと、

その友人は言った

 

それ以来、日が落ち始めたら

急いで家に帰るようにしてるんだと言って、

笑いながらAさんは厨房に戻っていった



不可解な体験、謎な話~enigma Part89