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本当にあった怖い名無し2009/11/25() 21:50:23 ID:BGQd7vYqO

知人の話。

ちょっと長くなるけど、書かせて下さい。

あまりにも色々と酷いので、

漫画で紹介された霊能者にコンタクトをとった。

依頼殺到って漫画には書いてあったのに速攻返事が来た。

『命の危険がある方は優先です』って。

 

そういう類に頼る事に抵抗ある知人が、

その時ばかりは自分の勝手な行動をすんなりと受け入れた。

 

で、待ち合わせ当日。

とあるホテルを予約しておいた。

私が先に霊能者さんと会って、

仕事を終えた知人が後から合流する予定。

 

が、知人が来ない。

 

連絡してみると、

この日に限ってトラブル発生&交代要因が来ない(連絡取れず)

 

霊能者さんに謝る自分。

『しょうがないよ』

『行かせないつもりだから』

霊能者さんにはその状況の理由が分かっている様子。

 

待ち合わせから3時間。

取り敢えず予約したホテルへ移動。

 

『本当にすみません。忙しいでしょうし、

日程変更にして頂いても…』

『そんな事したらその人今度こそ死ぬよ』

 

 

949 9482009/11/25() 21:54:39 ID:BGQd7vYqO

どういう事か分からず驚く自分に、霊能者さんは飄々と説明。

 

『行かせないようにしてるんだよ。

絶対に離れないって。かなり恨みが強いからね』

『え?じゃあ来れないんですか?』

『いや、来ないと危ない』

『??』

『他にもいるんだよ。今日、俺と会うのを知って

やっ成仏出来るって待ってるのも沢山いる。

それが出来なくなったら?』

 

『何百年も苦しんで

やっと成仏出来るって期待していた分、絶望も桁外れ。

その憤り、逆恨みは行かなかったその人に一斉に向けられる。

今度こそ死ぬよ。殺される』

 

マジだとその時思った。

だって知人は昔から事故や病気で

九死に一生を得る経験を何度もしてる。

今回はついに癌になった。

だから本当に何かあると思って霊能者さんに頼んだ訳だし。

 

『だから、何がなんでも今日何とかしないといけないんだ。

何時になろうと何時間だろうと待つから』

 

で、霊能者さんは遠隔で何かしたらしい。

 

『大丈夫。21時には来れるよ』

 

 

950 9482009/11/25() 21:56:22 ID:BGQd7vYqO

 

待ち合わせが確か15時。

 

チェックインしてホテルの部屋で、

ついでに自分の亡き母の事とか視てもらってた。

 

そして2110分程前。

 

『遅くなってすみませんでした』

 

知人がやって来た。

 

 

ここから家系に纏わる霊視が始まる訳で、

その前に簡単に知人の状況を。

 

〇知人、田舎から上京してる。

〇当時、左臀部に肉腫発症。

〇肉腫発覚と同時期、父親が心臓病でバイパス手術を余儀なくされる。

〇弟、知能障害あり。同時期、緑内障と白内障を併発。

〇母親、脳溢血?の過去があり働きも無理出来ず。

〇姉、嫁いでいるが旦那(知人の義理兄)が難病指定の病気を患い仕事出来ず。

 

知人の家は四国の奥の閉鎖的な田舎。

本家と言われるもので、

知人に後継ぎが出来なければ家系は途絶える。

 

本来は爺ちゃんが最後だった。

子供が出来ず、

知人の父親を養子にして何とか苗字を継いでいた。

 

 

951 9482009/11/25() 21:58:34 ID:BGQd7vYqO

 

さて、霊視。

 

霊能者さんには現状は伝えたものの、

癌の種類や出身地等の予備知識は伝えていなかった。

 

 

『だい…だいでんきん?てどこ??』

 

いきなり肉腫の部位を当てられる。

 

因みに霊能者さんは2人。

 

1人は視える、聞ける、成仏までさせられる。

1人は視える、聞ける、話せる、分かる。所謂レーダータイプ。

 

で、主にレーダータイプが状況を把握していく。

 

何百もの霊体が知人には憑いているらしいが、

それらをまとめる()率いるリーダーがいるっぽい。

そのリーダーが誰よりも強い恨みや思いを持っていた。

 

『……差別?』

 

リーダーの話を聞くレーダータイプが呟いた途端、

自分と知人は顔を合わせた。

 

 

952 9482009/11/25() 22:00:35 ID:BGQd7vYqO

 

『心当たりある?』

 

レーダーに聞かれて答える知人。

 

『あります。うちの田舎は未だに

部落差別の生きている村です。

自分は部落出身ではないのですが、

その為に幼い頃から差別を目の当たりにし、

それが正しいのとされていました。それが嫌で、

納得出来ずに田舎を出て来ました』

 

『貴方のご先祖…、6代か7代か…前の方。

この世のものとは思えない残虐な仕打ちをしてるわね』

 

『納得出来なかったの。

この人ね(憑いてるリーダー)悪い人じゃないのよ。

ただ、人一倍正義感が強くて、仲間が理不尽に虐げられる事、

虐殺される事が許せなかったの。

悔しくて悔しくて、どうして同じ人間なのに

生まれでこんなに違うのかって。泣いて訴えてるよ』

 

仕方がなかったんだよ。

時代だったんだよ。

 

霊能者さんは2人で一生懸命にリーダーを説得してた。

 

余談だけど、その時すでに深夜を回ってた。

部屋の窓の外をうろつく影を、霊感のない私も見た。

助けを求めるように、

気付いてって感じに窓に手を付けて覗いてた。

暗闇に乗せるようにかぶさるもう一段黒い人影だった。

 

 

954 9482009/11/25() 22:03:50 ID:BGQd7vYqO

 

リーダーは暫くごねてたらしいけど、

霊能者さんの説得により納得したらしい。

 

元々が正義感の強い真っ直ぐな人で、

何百年もの長い年月を理不尽さに苦しめられて来た人。

 

だからなのか、張本人ではない知人に

怒りを向ける理不尽さに理解を示したのかもしれない。

 

霊能者さんは事前に買ったお握りを出して、

知人に憑いてる人達の振る舞った。

 

『白米なんて食えなかったんだろ。

成仏前にゆっくり食え』って。

 

 

未だに分からないのは知人の肉腫は左の大臀筋に出来た。

爺さんは戦争で左足を失ってる。

知人が事故で複雑骨折をした足も左

(これは手術をしても骨がくっつかず、

未だに何か固定するもんが入ってる)

 

左に何かあるのかとも思ったけど、

それについては特に何も言ってなかった。

 

 

955 9482009/11/25() 22:05:53 ID:BGQd7vYqO

リーダーを含む全員を成仏させた後(窓にいた人も一緒に)

暫らくの歓談タイム。

どうして知人に憑いたのか聞いてみた。

 

『差別による虐めを率先していたのが彼のご先祖さま。

その一族の中で彼が一番強かったから。

精神的にも肉体的にも』

 

とにかく何がなんでも知人の家系を

根絶やしにしたかったのかもしれない。

と、同時にいつかこうやって

成仏させてくれる事をしてくれるのは、

知人しかいないと縋っていたのかもしれない。

 

分からないけど、何百年も何百年も、

リーダー達は苦しんでたんだなって思う。

 

生きている時の理不尽な差別や無念を抱えたまま、

長い年月を苦しんでいたんだと思う。

 

 

長くなってすみませんでした。

携帯からだし読みにくい文章ですが、

読んでくれた方ありがとうございました。

 

 

956 本当にあった怖い名無し2009/11/25() 22:49:57 ID:kbX5U75Z0

乙ですがその後知人と親族の状況は好転したの?

 

 

958 9482009/11/25() 23:22:13 ID:BGQd7vYqO

読んでくれた方が…()

ありがとうございます。

 

知人一族のその後は、一気に好転とはいってませんが、

当時程の状況ではありません。

一度なった病気が奇跡のように回復するはずもなく、

姉の旦那は相変わらず難病だし、

弟の知能も12歳のまま(現在30代半ば)

 

だけど父親の手術は上手くいったし、

母親も倒れずに元気に知人に金の無心をしてる()

知人の癌は軟部肉腫といって

5万人に1人という珍しいものだったけれど、

大臀筋を丸ごと取ったにも関わらず、

他の筋肉が失った大臀筋の変わりを担い

身体的な障害も残らず(小走り位なら出来る)

再発もしていません。

 

ドラマのように好転!

とはならないけれど悪化もしていません。

それが何よりの好転なのかも。

 

この話、どこに書いてもスルーされてたんです。

こうやって読んでくれて反応してくれた今、

本当に知人が呪縛から解き放たれた証のような気がする。

 

本当にどうもありがとうございました。



【因縁】家系にまつわるオカルト12代目【遺伝】