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本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/03() 09:12:25.60 ID:n7UMjaxS0.net[1/6]

解体屋でバイトしてたんだけど家屋解体してると

いろんな変わった家や変わったもんが出てくる

山の方の古民家や古民家はアツい

押入れの中に骨がギュウギュウに入ってたり

漆喰っていうか塗り物の壁の中に長い髪の毛が入ってたり

家の真ん中に入口のない部屋があって

そこに小さい鳥居が立ってたり

結局は何でもかんでも壊して

ダンプに乗せて捨てちゃうんだけどな

余りにも気味の悪いもんや縁起モンは酒と塩かけて...

まあ結局は捨てるw

 

そんな中でもある日、某

渓谷のとある古くからの豪邸を壊す仕事を持ちかけられた

そして俺は社長と一緒に運転手として下見に行ったんだわ

家の中の残置物とかの確認は

見積もりする社長とその息子が見るから

俺は車外でタバコ吸ってジャンプ読んでた

 

 

833 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/03() 09:18:14.28 ID:n7UMjaxS0.net[2/6]

すると田舎に珍しい高級車が停まってるせいか

多分近所の婆さんが何しに来たのって俺に話しかけて来たから

俺たちは解体屋で

この家を壊す下見に来たんだよって答えると婆さんが

ああ、この石の家を壊すんだねえ、って言った

見た目普通の木造のでかい古民家だし、

なんで石の家なん?医師の家?

お医者さんが住んでたの?って聞いたら婆さんは

いや、石があるんだよ。って言った

俺は、なにそれ?壊すと祟られたりしちゃうの?

って冗談で聞いたら婆さんは

知らないよ、ただ単に不思議な石があるみたいだよ。

って笑って答えてくれた

興味の出た俺はその家に入って社長たちを探すことにした

 

門から入ると母屋と荒れてはいるが広い庭

そしてその庭の片隅には蔵がみっつ並んでた

ちょうどそこに社長の息子の姿があったから

俺は蔵の方に歩いて行った

 

 

834 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/03() 09:23:38.41 ID:n7UMjaxS0.net[3/6]

社長と息子がいたのは三つの蔵のうち真ん中の蔵

社長はその中にいたんだけど、その蔵の中が変わってた

その真ん中の蔵だけ正方形で、

その中央に土俵みたいに円の形で

白い石が埋め込まれてて、そのまた円の中央に

1m真っ角くらいの黒い石の板と直径1mくらいの白い石の板が

向かい合うように立ってて社長はそれをずっと眺めてた

俺はモノリスみてーだな、気色ワリイとしか思わなかった

 

その日はその家を調査して帰ったが、

数日後すぐにその家の解体を請ける事が決まった

 

 

835 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/03() 09:32:02.88 ID:n7UMjaxS0.net[4/6]

解体初日の朝、

会社に集まると珍しく社長が出てきて俺たちに言った

蔵にある石の板は絶対に傷つけずに持って帰って来い、と

 

で、俺たちは現場であるその家に向かった

木造の家屋なんて壊すの簡単なんだよ、

広い道と土地さえあれば

重機で一気にやっつけちゃうんだけど

朝の社長の一言があったから

真ん中の蔵には手をつけず

他のとこからバンバンぶっ壊していった

 

で、数日たって真ん中の蔵ぶっ壊すかとみんなで中に入ったら

いきなりリーダーのコウさん(超マッチョな中国人)が

蔵の外へ飛び出して吐き始めたんで、

俺たちがどうしたんすか?って聞くと

あの蔵ヤバイよ、気持ちわるいよって言い出した

俺たちは平気だし、

やらなきゃ終わらねえから仕事続けようとしたら

コウさんはヤバイから帰るって

勝手にダンプの一台に乗って帰ってしまった

しょうがねえから俺たちだけで壊して、

例の石は養生してダンプに積んで持ち帰った

 

 

836 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/03() 09:37:37.61 ID:n7UMjaxS0.net[5/6]

会社に戻るといきなり社長に俺たちは怒られた

コウさんが激怒して会社辞めるって飛び出した、

お前たち何したんだ!

って怒られたけど俺たちに分かるわけがない

だから社長に、

あの石のある蔵を壊そうとしたらコウさんは怒り出して

いきなり帰ったんでわかりませんて言ったら

社長は俺たちを突き飛ばすように

ダンプに積んだ石の所に行って、早くこれを運ばんか!

って怒鳴り始めた

 

本当に訳がわからなかったけれど

社長の言うとおりに応接間にその石を社員総出で運んだ、

そして社長はそれを応接間のソファーの上に置かせた

それ以来社長はその石に

お茶を出したり話しかけたりするようになった

俺たちと社長の息子は気持ち悪いと思ってたけれど

何も言わなかった

 

 

837 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/03() 09:46:21.80 ID:n7UMjaxS0.net[6/6]

1週間くらいしたら

社長が突然息子に跡を継がせるって言いだした

息子にしても本当に突然だったみたいで

会社はしばらくバタバタした

しばらくろくに仕事できねえだろうなと思って

俺はバイトをしばらく休むことにして

沖縄に2週間旅行しに行った

帰ってくると会社はすっかり新体制で動いてた

 

息子に社長は?って聞いたら

石と一緒に遠くの実家に行っちゃって

連絡しても満足に帰ってこないって言ってた

あの石、やばいもんなのかな?って息子に聞いたら

息子もそう思ったらしくて

あの民家の近所の人に聞いたみたいで、それによると

過去2人あの蔵で死んでるということを聞かされた、と

一人はその家のご主人、

もう一人は全く知らないその街の人間ですらないオッサン

二人共事件性はなかったみたいだけどって話だった

 

それから数ヶ月して俺もそこをやめちゃったから

その後前社長がどうなったかは知らない

ただあれから10年以上たったけど会社はまだ続いてる

というか息子がうまくやったのか

新しいビルを建てるくらい儲かってるみたいだ

やっぱりあの石って

なにかヤバイもしくは不思議なもんだったのか?

なんてふと思ったりする

 

 

859 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/04() 07:28:32.24 ID:zTtQNR0M0.net

石に魅入られた人は人生の終焉が近いとかなんとか

聞いたことがあるな。

新社長も唐突な事業継承で苦労した分だけ

人間的にも成長したから現在の地位があるんだろう。

この会社(親子)にとって

不思議な石は幸福の石だったと言えるかも。

 

 

860 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/04() 07:31:27.48 ID:PmH8Lg5P0.net

親にとっては幸福の石じゃないだろ

 

 

863 本当にあった怖い名無し@\(^o^)2015/10/04() 10:05:46.87 ID:SatQsK3c0.net

オカ板的に考えてみると

石は祟り神寄りな守り神みたいな物だったのかな?

丁重に扱えば家を守ってくれるが、

粗略にすると没落転落一家離散



不可解な体験、謎な話~enigma Part96